JP2020112765A - 太陽光反射板 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽の仰角が最も小さい冬至や太陽の仰角が最も大きい夏至を含む1年間を通じて、太陽電池パネルに太陽光を反射可能な反射面を有し、かつ反射面にゴミが堆積しがたい太陽光反射板を提供する。【解決手段】南向きに斜設される太陽電池パネル2aの南側に、反射面を北向きにして設置される太陽光反射板1であって、太陽光反射板1が、略南北方向で鉛直方向の断面が凸面形状でかつ略東西方向で水平方向の断面が直線状で全体として凸面形状の反射面を有する太陽光反射板1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光を反射させ太陽光パネルに照射させる太陽光反射板に関する。
特許文献1には、略長方形の受光面が南側上方に傾斜した太陽電池パネル列を南北方向に2列以上配置した太陽光発電装置において、1つの太陽電池パネル列の南端辺とその南隣の太陽電池パネル列の北端辺との間に設けた曲面状の反射面に反射シートを貼付したものであり、前記反射面は前記南端辺に平行な方向には同一高さであり、前記南端面に垂直方向の断面で前記反射面を切断した断面形状について、該断面形状の接線の水平線から南側への仰角が前記南端面の距離に対して単調非減少である太陽光発電装置の技術が開示されている。
特開2014−103381号公報
特許文献1の南端面に鉛直方向な断面で反射面を切断した断面形状について、ある該断面形状の接線の水平線から南側への仰角が前記南端面の距離に対して単調非減少であるとは、特許文献1の段落0008の「東側から見た図、すなわち南北方向の断面において南側ほど急傾斜、すなわち 接線の水平線から南側への仰角が前記南端面の距離に対して単調非減少である。」との記載から反射面は凹面形状である。太陽電池パネルが水平線に対して20°で南向きに傾斜させて設置している場合、反射面が凹面形状であるので、太陽の仰角が最も大きくなる夏至のときは例えば仰角が76°のときは反射された太陽光はほとんど空中に向かって反射し太陽電池パネルを照射しないという問題があり、太陽の仰角が最も小さくなる冬至のときは例えば仰角が30°のときは反射面の南端側が壁になって太陽光が反射面に照射しにくくかつ北端側近傍に照射した太陽光は太陽電池パネルの南端部近傍しか照射しないという問題があった。つまり、1年のうちに反射面が太陽光を太陽電池パネルに向けて反射しない期間があるという問題があった。
また、反射板の断面が凹部形状のため、反射面の凹みに空中から飛来したゴミが堆積しやすいため、反射した太陽光の照度が弱まり、太陽電池パネルの発電量を低下させるという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、太陽の仰角が最も小さい冬至や太陽の仰角が最も大きい夏至を含む1年間を通じて、太陽電池パネルに太陽光を反射可能な反射面を有し、かつ反射面にゴミが堆積しがたい太陽光反射板を提供することを課題とする。
請求項1に記載の太陽光反射板は、南向きに斜設される太陽電池パネルの南側に、反射面を北向きにして設置される太陽光反射板であって、前記太陽光反射板が、略南北方向で鉛直方向の断面が凸面形状でかつ略東西方向で水平方向の断面が直線状で全体として凸面形状の反射面を有することを特徴とする。
請求項2に記載の太陽光反射板は、請求項1において、前記凸面形状の反射面の曲面の半径が、式(1)を満足することを特徴とする。
[数式1] 半径r=(L/π×360°/(β―α)°) (1)
但し、Lは前記曲面の円周上の長さで、βは太陽が夏至のときの南中時の仰角で、αは太陽が冬至のときの南中時の仰角である。
請求項1又は2に記載の太陽光反射板は、太陽の仰角が最も小さい冬至や太陽の仰角が最も大きい夏至を含む1年間を通じて、太陽光反射板で反射させた太陽光を太陽電池パネル全体に照射させることができる。これにより、太陽電池パネルに照射される太陽の日射強度が従来の太陽が直接に照射するときの日射強度に加えて太陽光反射板で反射させた太陽の日射強度が加算されて太陽電池パネルに照射される日射強度が強くなるので、通年に亘り太陽電池パネルの発電量を従来に比較して向上させることができる。
また、反射面の形状が凸形状であることにより、たとえ空中からゴミが飛来してきても雨風により反射面にゴミが堆積しがたいという効果を奏する。このため反射した太陽の日射強度を弱めないという効果がある。
また、本発明の太陽光反射板は既存の太陽電池パネルにも設置可能であるところから、既設の太陽電池パネルの発電量を増加させることができる。
本発明の太陽光反射板を側面視からみた概要図である。 仰角76°(夏至)のときの太陽光が凸面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 仰角76°(夏至)のときの太陽光が凹面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 仰角76°(夏至)のときの太陽光が平面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 仰角30°(冬至)のときの太陽光が凸面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 仰角30°(冬至)のときの太陽光が凹面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 仰角30°(冬至)のときの太陽光が平面状の太陽光反射板に反射して太陽光発電パネへ照射する状況の説明図である。 レーザー光線を太陽光反射板に照射させたときの説明図で、(a)がレーザー光線の軌跡を示す図で、(b)が太陽電池パネルに照射されたレーザー光線の形を示す図である。 太陽光反射板の反射面の曲率を求める説明図である。 図9の太陽光反射板の部分の拡大説明図である。 太陽光反射板の反射面の曲率を求める説明図である。
本発明の太陽光反射板1は、南向きに斜設された太陽電池パネル2aの南側に設置し、太陽電池パネル2aに照射する太陽光が、太陽から直接に照射する太陽光に加えて、太陽光反射板1で反射させた太陽光を照射させて、太陽光電池パネル2aの発電量を増加させる技術である。
本発明の太陽光反射板1は、図1に示すように、南向きに斜設される太陽電池パネル2aの南側に、反射面8を北向きにして設置される太陽光反射板1であって、前記太陽光反射板1が、略南北方向で鉛直方向の断面が凸面形状でかつ略東西方向で水平方向の断面が直線状で全体として凸面形状の反射面8を有する。
そして、太陽光反射板1は、前記凸面形状の反射面8の曲面の半径が式(1)を満足するように設定する。
[数式1] 半径r=(L/π×360°/(β―α)°) (1)
但し、Lは前記曲面の円周上の長さで、βは太陽が夏至のときの南中時の仰角で、αは太陽が冬至のときの南中時の仰角である。
まず、反射面8が凸面形状の場合について説明する。太陽電池パネル2や太陽光反射板1の配置は、図1に示すように、太陽光反射板1の北側と南側にそれぞれ太陽電池パネル2a、2bが並設されている場合である。そして、太陽電池パネル2aの太陽光に照射される面を南向きして水平線に対する傾斜角度20°にし、太陽光反射板1は凸面形状の反射面8を北向きにする。
そして、太陽光反射板1は、図5に示すように、仰角が最も小さくなる冬至のときに、太陽光反射板1の南側に配設した太陽電池パネル2bの影が太陽光反射板1に到達しないように、かつ仰角が最も小さくなる冬至のときに太陽光反射板1の影が北側の太陽電池パネル2aに到達しないように設置する。
通年を通じて、太陽光反射板1から反射された太陽光が太陽電池パネル2a全体を照射可能とするために、太陽の仰角が最小となる冬至と太陽の仰角が最大となる夏至のときに、太陽光反射板1から反射された太陽光が太陽電池パネル2a全体を照射できれば、他の期間は太陽光反射板1から反射された太陽光が太陽電池パネル2a全体を照射できる。よって、冬至のときと夏至のときの太陽光反射板1で反射された太陽光が太陽電池パネル2a全体を照射することを説明する。前記冬至のときの仰角を30°として、夏至のときの仰角を76°とした。
本発明の太陽光反射板1で、仰角が76°のときを図2に示し仰角が30°のときを図5に示す。まず、図2に示すように、仰角が76°のときは、太陽光反射板1の凸面形状の南側で高さが高い部位が曲面の接線と水平線との成す角度が水平方向寄りの傾斜であるので、太陽光は太陽光反射板1で反射されて空中に飛散するが、前記凸面形状の北側で高さが低い部位は曲面の接線と水平線との成す角度が鉛直方向寄りの傾斜であるので、太陽電池パネル2a全体に太陽光反射板1で反射された太陽光が照射することが示されている。そして、太陽光が反射面8に照射する部位が反射面8の南端部の下端部から上方に向かって離れる部位になるにつれて、反射された太陽光は徐々に太陽電池パネル2aの下端近傍の位置から上方に向かって照射位置がずれて太陽電池パネル2a全体を照射する。これにより、太陽が夏至の最も仰角が大きいときに太陽電池パネル2aに照射される太陽の日射強度を強めることが示された。
次に、図5に示すように、仰角が30°のときは、太陽光反射板1の凸面形状の南側で高さが高い部位が曲面の接線と水平線との成す角度が水平方向寄りの傾斜であるので、水平線に対して低い角度から入射した太陽光は太陽電池パネル2a全体に太陽光反射板1で反射された太陽光が照射することが示され、前記凸面形状の北側で高さが低い部位は太陽光反射板1自体の高い南側の部位の影となる部位となり太陽光は入射しない。そして、太陽光が反射面8に照射する部位が反射面8の北端部の上端部から下方に向かって離れる部位になるにつれて、反射された太陽光は徐々に太陽電池パネル2aの上端近傍の位置から下方に向かって照射位置がずれて太陽電池パネル2a全体を照射する。これにより、太陽が冬至の最も仰角が小さいときに太陽電池パネル2aに照射される太陽の日射強度を強めることが示された。
よって、太陽の仰角が最も小さい冬至と太陽の仰角が最も大きい夏至において、太陽光反射板1によって太陽光を太陽電池パネル2a全体にわたって照射させて太陽電池パネル2aの日射強度を強めることができたことは、夏至と冬至の間の期間の太陽のいかなる仰角のときも太陽光反射板1によって太陽光を太陽電池パネル2a全体にわたって照射させて太陽電池パネル2aの日射強度を強めることができる。したがって、通年に亘って太陽電池パネル2aへの日射強度を強くし、発電量を増加させることができる。
次に、図8(a)に示すように、例えば、小さい円形のレーザー光線5が反射面8である凸面形状に照射され反射されると、反射されたレーザー光線5は、図8(b)に示すように、太陽電池パネル2aに南北方向に細長い楕円状に広がって照射されることが示されている。このことは、凸面形状の反射面5は反射によってレーザー光線5を拡散させるので、凸面形状の反射面5に太陽光を照射すると太陽電池パネル2aの広範囲に太陽光が拡散される。
次に、前記式(1)について説明をする。太陽の仰角は1年を通じて冬至のときが最も小さく夏至のときが最も大きい。そこで、夏至と冬至の時に太陽光を太陽電池パネル2aに照射するように反射させることができれば、他の期間の仰角は夏至の仰角と冬至の仰角との間であるので、太陽光を太陽電池パネルに照射するように反射させることができる。夏至のときは図2に示すように凸面形状の反射面8の北側部分に照射された太陽光が太陽電池パネル2aに照射され、冬至のときは図5に示すように凸面形状の反射面8の南側部分に照射された太陽光が太陽電池パネル2aに照射されている。そこで、夏至及び冬至のときに反射させた太陽光を太陽電池パネル2aに照射可能な凸面形状の半径でできた反射面8を備える太陽光反射板1にする。前記式(1)は、太陽光反射板1の反射面8の凸面形状の半径を設定する式である。
図9〜図11に示すように、冬至の太陽光3aが仰角αで入射して太陽光反射板1の反射面8で反射された太陽光3bが太陽電池パネル2aを照射する。冬至の太陽光3aが太陽光反射板1の反射面8で反射されるときの反射する方向は、反射面8の接線10と法線12で決定され、法線12に対して角度aで反射している。
図9〜図11において、冬至の太陽光3aは反射面8の南端部の上部の部位に照射し、夏至の太陽光4aは反射面8の北端部の下部の部位に照射するものとする。そして、反射された太陽光3b及び太陽光4bはともに反射された後に水平方向に反射して、いずれも太陽電池パネル2aを照射するものとする。冬至のときの反射面8の南端部の上端部の部位に照射した太陽光が太陽電池パネル8の上端部近傍を照射し、夏至のときの反射面8の北端部の下端部の部位に照射した太陽光が太陽電池パネル8の下端部近傍を照射するように凹面形状の反射面8の半径を設定すれば、夏至のときも冬至のときも太陽電池パネル2a全体を太陽光反射板1で反射させた太陽光を照射させることができる。
また、夏至の太陽光4aが仰角βで入射して太陽光反射板1の反射面8で反射された太陽光4bが太陽電池パネル2を照射する。夏至の太陽光4aが太陽光反射板1の反射面8で反射されるときの反射する方向は、太陽光反射板1の接線11と法線13で決定され、法線13に対して角度bで反射している。
まず、夏至のときの太陽の仰角の場合は、角度bは((180°―仰角β)/2)で求められる。角度dは(90°―角度b)すなわち(90°―((180°―仰角β)/2))で求められる。角度dは(β/2)である。よって、角度fは(180°―角度d)すなわち(180°―β/2)で求められる。
次に、冬至のときの太陽の仰角の場合は、角度aは((180°―仰角α)/2)で求められ、角度cは(90°―角度a)すなわち(90°―((180°―仰角β)/2))で求められる。角度cは(α/2)である。角度gは(180°―角度c−角度f)であるので、(180°―α/2−(180°―β/2))から、((β―α)/2)となる。よって、角度hは(180°―角度g)から(180°―((β―α)/2))となる。
よって、角度θは(180°―角度h)であるので、((β―α)/2)となる。
曲面の円周上の長さをL、半径をrとすると、(L=(2πr×角度θ/360°))であるから、半径rは、(L/2π×360°/θ°)で求められる。すなわち、半径rは、(L/π×360°/(β―α)°)で求められる。
計算しやすくするために太陽の仰角を冬至のときが30°、夏至の時が80°とし、Lを60cmとすると、太陽光反射板1の反射面8の凸面形状の半径は、(60/3.14×360°/50°)から、137.6cmとなる。したがって、凸面形状の半径が137.6cmの反射面8を備えた太陽光反射板1を設置すればよい。
次に、比較例として、反射面8が凹面形状と直線形状の場合を説明する。そのときの配置条件は、反射面が凸面形状の場合と同じ条件下とし、太陽光反射板の北側と南側にそれぞれ太陽電池パネル2aが並設されている場合を設定する。そして、太陽電池パネル2aを南向きして水平線に対する傾斜角度20°にし、太陽光反射板20の反射面を北向きにする。
そして、太陽光反射板20の配置状況を、仰角が最も小さくなる冬至のときに太陽光反射板20の南端に、太陽光反射板20の南側の太陽電池パネル2bの影が到達しないように、かつ仰角が最も小さくなる冬至のときに太陽光反射板20の影が北側の太陽電池パネル2aに到達しないように配置する。
そして、太陽の仰角が最小となる冬至の仰角と、太陽の仰角が最大となる夏至の仰角で確認する。前記冬至のときの仰角を30°として、夏至のときの仰角を76°とした。
太陽光反射板20の反射面の側面視の形状が凹面形状の場合は、夏至のときを図3に示し冬至のときを図6に示し、太陽光反射板20の反射面の側面視の形状が直線状の場合は夏至のときを図4に示し冬至のときを図7に示している。
まず、太陽光反射板20の反射面8aの側面視の形状が凹面形状の場合を説明する。反射面8aの形状が凹面形状の場合は、図3に示すように夏至のときは反射面8aの南側で高さが高い部位が曲面の接線と水平線との成す角度が鉛直方向寄りの傾斜であるので、太陽光は太陽光反射板20で少し斜め上方向に反射され、前記反射面8aの北側で高さが低い部位は曲面の接線と水平線との成す角度が水平方向寄りの傾斜であるので、太陽光は太陽光反射板20で斜め上方向に反射して、太陽光は空中で集約するように反射され、太陽電池パネル2aを照射しないことが示されている。
そして、図6に示すように冬至のときは太陽光反射板20の南側が壁となって凹面の反射面8aにはほとんど太陽光が照射されない。しかも太陽光が照射可能な前記反射面8aの北側で高さが低い部位は曲面の接線と水平線との成す角度が略水平方向寄りの傾斜であるので、太陽光は太陽光反射板20で反射されて太陽電池パネル2aの南端部にしか照射しないことが示されている。
したがって、太陽光反射板20の反射面8aの側面視の形状が凹面形状の場合は、夏至のときや冬至のときに太陽電池パネル2aの全体に太陽光を照射させることができないことが示され、通年にわたって太陽電池パネル2aの全体に太陽光を照射させることができないことが明らかである。
次に、太陽光反射板20の反射面8cの側面視の形状が直線状の場合を説明する。反射面8cの形状が直線状の場合は、図4に示すように夏至のときは反射面8cと水平線との成す角度によって反射された太陽光はすべて平行な軌跡で反射される。図4の場合は略30°近傍の傾斜角度であったので反射された太陽光は太陽電池パネル2aには照射しない軌跡となることが示されている。
そして、図7に示すように冬至のときは反射面8cと水平線との成す角度によって反射された太陽光はすべて平行な軌跡で反射される。図7の場合は略30°近傍の傾斜角度であったので太陽光はほとんど反射されない軌跡となることが示されている。
したがって、太陽光反射板20の反射面8cの側面視の形状が直線状の場合は、夏至のときや冬至のときに太陽電池パネル2aの全体に太陽光を照射させることができないことが示され、通年にわたって太陽電池パネル2aの全体に太陽光を照射させることができないことが明らかである。
したがって、冬至や夏至のときも含めた通年にわたって太陽光を太陽電池パネル2aに照射させるためには、太陽光反射板の反射面の形状は凸面形状の場合が有利であることが示された。
1 太陽光反射板
2 太陽電池パネル
3 太陽光
4 太陽光
5 レーザー光線
8 反射面
10 接線
11 接線
12 法線
13 法線
20 反射板
α 仰角
β 仰角

Claims (2)

  1. 南向きに斜設される太陽電池パネルの南側に、反射面を北向きにして設置される太陽光反射板であって、
    前記太陽光反射板が、略南北方向で鉛直方向の断面が凸面形状でかつ略東西方向で水平方向の断面が直線状で全体として凸面形状の反射面を有することを特徴とする太陽光反射板。
  2. 前記凸面形状の反射面の曲面の半径が、式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載の太陽光反射板。
    [数式1]
    半径r=(L/π×360°/(β―α)°) (1)
    但し、Lは前記曲面の円周上の長さで、βは太陽が夏至のときの南中時の仰角で、αは太陽が冬至のときの南中時の仰角である。
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