JP2020112366A - 目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラム - Google Patents

目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目標飛翔体の高度を精度よく検出することが可能な目標検出装置を提供する。【解決手段】目標検出装置10は、取得部12と、比率算出部14と、高度算出部16とを有する。取得部12は、燃焼エネルギーが赤外線センサによって検出されて得られたエネルギー情報を取得する。比率算出部14は、エネルギー情報を用いて2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出する。高度算出部16は、エネルギーの比率に基づいて、目標飛翔体90の高度を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラムに関し、特に、目標飛翔体を検出する目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラムに関する。
飛翔体等の目標物の位置を検出する方法が提案されている。例えば、特許文献1は、異なる種類のセンサを含む複数のセンサによる観測データを用いて目標物を特定するセンサ統合システムを開示する。また、特許文献2は、目標が地上目標であると仮定した場合の目標速度を自機の移動を考慮して計算し、速度の大きさから目標の種類(航空目標、地上目標)の判別を行うための目標判別装置を開示する。
特開2012−163495号公報 特開2002−116244号公報
飛翔体である目標(目標飛翔体)の位置を検出するためには、目標飛翔体の高度を精度よく検出することが必要である。これに対し、特許文献1の技術においては、センサが目標の高度を検出する方法を開示していない。また、特許文献2の技術においては、単に、目標の速度が大きい場合に航空目標と判定するのみであって、その航空目標の高度を検出するわけではない。したがって、上述の特許文献においては、目標飛翔体の高度を精度よく検出できないおそれがあった。
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、目標飛翔体の高度を精度よく検出することが可能な目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる目標検出装置は、目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯における前記エネルギーの比率を算出する比率算出手段と、前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段とを有する。
また、本開示にかかる目標検出システムは、目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーを、2つの波長帯において検出する赤外線センサと、前記目標飛翔体を検出する目標検出装置とを有し、前記目標検出装置は、前記エネルギーが前記赤外線センサによって検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出する比率算出手段と、前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段とを有する。
また、本開示にかかる目標検出方法は、目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得し、前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出し、前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する。
また、本開示にかかるプログラムは、目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得するステップと、前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出するステップと、前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出するステップとをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、目標飛翔体の高度を精度よく検出することが可能な目標検出装置、目標検出システム、目標検出方法及びプログラムを提供できる。
本開示の実施の形態にかかる目標検出システムの概要を示す図である。 実施の形態1にかかる目標検出システムを示す図である。 実施の形態1にかかる目標検出システムを用いて目標飛翔体の検出を行うことを説明するための図である。 実施の形態1にかかる目標検出装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる目標検出装置によって行われる目標検出方法を示すフローチャートである。 図5に示すS102の処理の前後における短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を例示する図である。 実施の形態1にかかる高度テーブル格納部に格納された高度テーブルを例示する図である。 実施の形態1にかかる目標位置情報を例示する図である。 実施の形態1にかかる種別テーブル格納部に格納された種別テーブルを例示する図である。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる目標検出システム1の概要を示す図である。目標検出システム1は、赤外線センサ2と、赤外線センサ2と有線又は無線で接続された目標検出装置10とを有する。赤外線センサ2は、目標飛翔体90における燃焼により発生するエネルギー(燃焼エネルギー)を、2つの波長帯(第1の波長帯及び第2の波長帯)において検出する。ここで、第1の波長帯は第2の波長帯と重なっておらず、第1の波長帯の波長よりも第2の波長帯の波長の方が長いとする。したがって、第1の波長帯は短波長帯であり、第2の波長帯は長波長帯であり得る。
目標検出装置10は、例えばコンピュータである。目標検出装置10は、取得部12と、比率算出部14と、高度算出部16とを有する。取得部12は、取得手段として機能する。取得部12は、燃焼エネルギーが赤外線センサによって検出されて得られたエネルギー情報を取得する。比率算出部14は、比率算出手段として機能する。比率算出部14は、エネルギー情報を用いて2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出する。つまり、比率算出部14は、第1の波長帯において検出された燃焼エネルギーと第2の波長帯において検出された燃焼エネルギーとの比率を算出する。高度算出部16は、高度算出手段として機能する。高度算出部16は、エネルギーの比率に基づいて、目標飛翔体90の高度を算出する。
本開示にかかる目標検出装置10は、上記のように、2つの波長帯における燃焼エネルギーの比率から目標飛翔体90の高度を算出するように構成されている。したがって、本開示にかかる目標検出装置10は、精度よく目標飛翔体90の位置を検出することが可能となる。なお、目標検出システム1を用いても、精度よく目標飛翔体90の位置を検出することが可能となる。また、目標検出装置10で実行される目標検出方法、及び目標検出方法を実行するプログラムを用いても、精度よく目標飛翔体90の位置を検出することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図2は、実施の形態1にかかる目標検出システム50を示す図である。また、図3は、実施の形態1にかかる目標検出システム50を用いて目標飛翔体90の検出を行うことを説明するための図である。目標検出システム50は、波長フィルタ52と、赤外線センサ54と、位置センサ56と、目標検出装置100とを有する。赤外線センサ54及び目標検出装置100は、それぞれ、図1に示した赤外線センサ2及び目標検出装置10に対応する。目標検出システム50は、目標飛翔体90の検出(追尾等)を行う航空機20等に搭載され得る。赤外線センサ2及び位置センサ56と目標検出装置100とは、有線又は無線で互いに接続され得る。
波長フィルタ52は、例えば偏向プリズムであってもよい。波長フィルタ52は、目標飛翔体90の燃焼ガス92により発生する燃焼エネルギーに対応する赤外線(赤外光)を、短波長帯の赤外光と長波長帯の赤外光とに分光する。本実施の形態では、短波長帯を3.5〜4.2μmとし、長波長帯を4.6〜5.2μmとする。
赤外線センサ54は、目標飛翔体90の燃焼ガス92により発生するエネルギー(赤外線エネルギー)を検出する。そして、赤外線センサ54は、波長フィルタ52によって分光された短波長帯の赤外光及び長波長帯の赤外光のそれぞれについて、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を生成する。短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像が、燃焼ガス92により発生するエネルギーを示すエネルギー情報に対応する。なお、赤外線センサ54が、波長ごとに赤外光を分光して出力できる機能を備えている場合は、波長フィルタ52(又は偏向プリズム)は、なくてもよい。
位置センサ56は、赤外線センサ54が搭載された機器である航空機20の位置を検出する。ここで、用語「(航空機20の)位置」は、航空機20の三次元座標位置だけでなく、航空機20の姿勢も含み得るとする。位置センサ56は、例えば、GPS(Global Positioning System)、電波高度計等の高度センサ、方位計、ジャイロセンサ等の姿勢角センサなどを含み得る。位置センサ56により、航空機20の三次元座標位置(xa,ya,za)、及び、姿勢角(ロール角φr,ピッチ角φp,ヨー角φy)を検出できる。航空機20の三次元座標位置は、地球の中心(重心)を基準とした三次元直交座標系で表現されてもよいし、例えば、緯度、経度、高度等によって表現されてもよい。また、航空機20にはジンバル(図示せず)が設けられていてもよい。そして、赤外線センサ54は、ジンバルに固定されていてもよい。したがって、赤外線センサ54の撮像方向は、ジンバル指向方向に沿った(一致した)方向であり得る。なお、ジンバル指向方向は、航空機20を基準としたジンバルの方位角、仰角及びロール角から定められ得る。
目標検出装置100は、例えばコンピュータであるが、コンピュータであることに限定されない。以下の実施の形態では、目標検出装置100がコンピュータである場合について説明する。目標検出装置100は、主要なハードウェア構成として、制御部102と、記憶部104と、通信部106と、インタフェース部108(IF;Interface)とを有する。制御部102、記憶部104、通信部106及びインタフェース部108は、データバスなどを介して相互に接続されている。
制御部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。制御部102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。記憶部104は、例えばメモリ又はハードディスク等の記憶デバイスである。記憶部104は、例えばROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等である。記憶部104は、制御部102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。また、記憶部104は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。記憶部104は、データベースを含み得る。
通信部106は、目標検出装置100が赤外線センサ54及び位置センサ56(及び他の装置)と通信を行うために必要な処理を行う。通信部106は、通信ポート、ルータ、ファイアウォール等を含み得る。インタフェース部108は、例えばユーザインタフェース(UI)である。インタフェース部108は、キーボード、タッチパネル又はマウス等の入力装置と、ディスプレイ又はスピーカ等の出力装置とを有する。インタフェース部108は、ユーザ(オペレータ)によるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を出力する。インタフェース部108は、後述する処理の結果として、目標飛翔体90の位置、軌跡及び種別等を表示してもよい。
目標検出装置100は、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を用いて、目標飛翔体90の高度を算出する。具体的には、目標検出装置100は、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像それぞれにおけるエネルギーの比率に応じて、目標飛翔体90の高度Hを算出する。また、目標検出装置100は、目標飛翔体90の高度Hに基づいて、目標飛翔体90の位置を算出する。また、目標検出装置100は、目標飛翔体90の位置の遷移から目標飛翔体90の軌跡を算出する。また、目標検出装置100は、目標飛翔体90の軌跡に基づいて、目標飛翔体90の種別を判定する。詳しくは後述する。
図4は、実施の形態1にかかる目標検出装置100の構成を示す図である。目標検出装置100は、取得部112、画像処理部114、目標位置検出部120、目標位置記録部130、目標種別特定指示部132、目標種別推定部140及び目標種別出力部150(以下、「各構成要素」と称する)を有する。目標位置検出部120は、比率算出部122と、高度テーブル格納部124と、目標高度算出部126と、目標位置算出部128とを有する。目標種別推定部140は、目標軌跡算出部142と、種別テーブル格納部144と、目標種別判定部146とを有する。なお、取得部112、比率算出部122及び目標高度算出部126は、それぞれ、図1に示した取得部12、比率算出部14及び高度算出部16に対応する。
取得部112、画像処理部114及び目標位置検出部120は、それぞれ、取得手段、画像処理手段及び目標位置検出手段として機能する。目標位置記録部130、目標種別特定指示部132、目標種別推定部140及び目標種別出力部150は、それぞれ、目標位置記録手段、目標種別特定指示手段、目標種別推定手段及び目標種別出力手段として機能する。比率算出部122、高度テーブル格納部124、目標高度算出部126及び目標位置算出部128は、それぞれ、比率算出手段、高度テーブル格納手段、目標高度算出手段及び目標位置算出手段として機能する。目標軌跡算出部142、種別テーブル格納部144及び目標種別判定部146は、それぞれ、目標軌跡算出手段、種別テーブル格納手段及び目標種別判定手段として機能する。
なお、目標検出装置100の各構成要素は、例えば、制御部102の制御によって、プログラムを実行させることによって実現できる。より具体的には、各構成要素は、記憶部104に格納されたプログラムを、制御部102が実行することによって実現され得る。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールすることで、各構成要素を実現するようにしてもよい。また、各構成要素は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。また、各構成要素は、例えばFPGA(field-programmable gate array)又はマイコン等の、ユーザがプログラミング可能な集積回路を用いて実現してもよい。この場合、この集積回路を用いて、上記の各構成要素から構成されるプログラムを実現してもよい。なお、各構成要素の具体的な機能については後述する。
図5は、実施の形態1にかかる目標検出装置100によって行われる目標検出方法を示すフローチャートである。取得部112は、赤外線センサ54から、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像(エネルギー情報)を取得する(ステップS100)。画像処理部114は、航空機20の姿勢に応じて、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を修正する(ステップS102)。
図6は、図5に示すS102の処理の前後における短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を例示する図である。矢印Aは修正前の短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を示し、矢印Bは修正後の短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像を示す。画像処理部114は、航空機20の姿勢角に応じて、ジンバル指向方向が赤外線画像の中央に一致し、赤外線画像の横方向が水平方向に一致するように、赤外線画像を修正する。
目標位置検出部120は、目標飛翔体90の位置を検出する(S104〜S108)。このとき、比率算出部122は、短波長帯及び長波長帯における燃焼エネルギーの比率(エネルギー比率)を算出する(ステップS104)。ここで、燃焼エネルギーは、赤外線画像における、目標飛翔体90の燃焼ガス92によって発生する赤外光の輝度値に対応し得る。したがって、短波長帯における燃焼エネルギーは、短波長帯赤外線画像における目標飛翔体90の燃焼ガス92からの赤外光の輝度値Eに対応する。同様に、長波長帯における燃焼エネルギーは、長波長帯赤外線画像における目標飛翔体90の燃焼ガス92からの赤外光の輝度値Eに対応する。したがって、比率算出部122は、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像からそれぞれ輝度値E及び輝度値Eを取得し、エネルギー比率E/Eを算出する。
次に、目標高度算出部126は、エネルギー比率E/Eに応じて、目標飛翔体90の高度Hを算出する(ステップS106)。具体的には、目標高度算出部126は、エネルギー比率E/Eと環境条件とに応じて、目標飛翔体90の高度を算出する。さらに具体的には、目標高度算出部126は、高度テーブル格納部124に格納された高度テーブルを用いて、目標飛翔体90の高度を算出する。ここで、環境条件とは、日時、天候、気候、風の状況等に対応し得る。
図7は、実施の形態1にかかる高度テーブル格納部124に格納された高度テーブルを例示する図である。図7に示す高度テーブルは、エネルギー比率E/Eと条件#1,#2,#3,・・・とに対応した目標飛翔体90の高度を示している。図7に示す例では、E/E=0.1であり環境条件が条件#1を満たす場合、目標飛翔体90の高度がH11(m)と算出される。また、E/E=0.1であり環境条件が条件#1を満たす場合、目標飛翔体90の高度がH12(m)と算出される。また、E/E=0.2であり環境条件が条件#1を満たす場合、目標飛翔体90の高度がH21(m)と算出される。なお、エネルギー比率E/E及び環境条件がそれぞれ高度テーブルにおけるものと一致しない場合は、補間処理によって、目標飛翔体90の高度が算出され得る。
ここで、短波長帯において検出された燃焼エネルギーと長波長帯において検出された燃焼エネルギーとの比率によって目標飛翔体90の高度を算出する原理について説明する。短波長帯において検出された燃焼エネルギーと長波長帯において検出された燃焼エネルギーとの比率(エネルギー比率)は、目標飛翔体90における二酸化炭素の燃焼の強さによって異なる。つまり、二酸化炭素の燃焼により発生する燃焼エネルギーは、短波長帯における燃焼エネルギーと長波長帯における燃焼エネルギーとの比率で表され得る。
そして、二酸化炭素の燃焼の強さは、大気中の酸素濃度に依存する。さらに、酸素濃度は、地表からの高度と相関がある。したがって、目標飛翔体90の高度が変化すると、短波長帯における燃焼エネルギーと長波長帯における燃焼エネルギーとの比率が変化する。なお、環境条件に応じて高度が同じ場合でも二酸化炭素の燃焼の強さ及び酸素濃度等に変動が生じるので、環境条件に応じて高度を補正する必要がある。したがって、図7に例示した高度テーブルでは、条件#1,#2,#3,・・・ごとに、高度を対応付けている。なお、図7の例では、高度テーブルにおいて条件ごとに高度を示すことで環境条件に応じて高度を補正しているが、環境条件に関する補正式を用いて高度を補正してもよい。また、目標高度算出部126は、図7に示したような高度テーブルを用いる方法以外の方法で、目標飛翔体90の高度を算出してもよい。例えば、エネルギー比率と高度との関係を示した関係式を予め準備しておき、目標高度算出部126が、この関係式を用いて目標飛翔体90の高度を算出してもよい。そして、その関係式を上記の条件ごとに準備してもよい。
また、図7において、同じ条件(例えば条件#1)では、高度が高い程、エネルギー比率E/Eは大きくなる。したがって、H21>H11である。なお、エネルギー比率E/Eが1より大きい、つまりE>Eの場合、赤外線画像において表れる赤外光は、太陽光の反射エネルギーに対応し得る。したがって、この場合、目標飛翔体90の高度を算出するのに有効ではない。
次に、目標位置算出部128は、目標飛翔体90の位置を算出する(ステップS108)。具体的には、目標位置算出部128は、目標飛翔体90の高度H、ジンバル指向方向に対する目標飛翔体90の方向(目標水平角θe及び目標垂直角θa)、及び、航空機20の三次元座標位置を用いて、目標飛翔体90の位置を算出する。目標位置算出部128は、位置センサ56から、航空機20の三次元座標位置を取得する。
また、目標位置算出部128は、図6に示すように、赤外線画像における目標飛翔体90の燃焼ガス92の位置から、目標水平角θe及び目標垂直角θaを算出する。具体的には、目標位置算出部128は、赤外線画像の中心から燃焼ガス92の位置までの水平方向の画素数に応じて、目標水平角θeを算出する。同様に、目標位置算出部128は、赤外線画像の中心から燃焼ガス92の位置まで垂直方向の画素数に応じて、目標垂直角θaを算出する。なお、赤外線センサ54の設定(画角等)に応じて、画素数と角度との関係は、一意に定められ得る。ここで、航空機20を基準とする三次元座標系は、北方向をX軸正方向とし、東方向をY軸正方向とし、鉛直下方向をZ軸正方向と定められ得る。この場合、ジンバル指向方向と北方向(X軸正方向)とのズレ角(ヨー角)などから、ジンバル指向方向に対する目標水平角θeを、北方向に対する目標水平角θe’に変換できる。
これにより、目標位置算出部128は、航空機20を基準とする三次元座標系(X,Y,Z)における、航空機20から目標飛翔体90へ向かう線(図3の線L)を一意に定めることができる。つまり、目標位置算出部128は、航空機20を基準とする三次元座標系における線Lの式を、目標水平角θe’及び目標垂直角θaから一意に算出することができる。さらに、幾何学的手法により、航空機20の三次元位置座標を用いて、航空機20を基準とする三次元座標系(X,Y,Z)を、地球を基準とする三次元座標系(x、y、z)に変換することができる。したがって、目標位置算出部128は、地球を基準とする三次元座標系(x,y,z)における線L’の式を、一意に算出することができる。したがって、目標位置算出部128は、目標飛翔体90の高度H(y=H)から、地球を基準とする三次元座標系における目標飛翔体90のx座標及びy座標を算出することができる。つまり、目標位置算出部128は、線L’の式(方程式)にy=Hを代入することで、目標飛翔体90のx座標及びy座標を算出することができる。
次に、目標位置記録部130は、目標飛翔体90の位置を、目標位置情報に記録する(ステップS110)。図8は、実施の形態1にかかる目標位置情報を例示する図である。目標位置情報は、記憶部104に格納され得る。目標位置情報には、目標飛翔体90(図8の例では目標飛翔体#1)ごとに、目標飛翔体90の位置が時系列で記録されている。図8の例では、時刻t1(s)における目標飛翔体#1の、地球を基準とする三次元座標系(x,y,z)における位置が(x1,y1,z1)と記録され、時刻t2(s)における目標飛翔体#1の位置が(x2,y2,z2)と記録されている。なお、目標位置情報には、各時刻における目標水平角θe(θe’)、目標垂直角θa及び高度Hが記録されてもよい。さらに、目標位置情報には、各時刻における航空機20の位置が記録されてもよい。
そして、ユーザによるインタフェース部108の操作等に応じて目標種別特定指示部132が目標種別の特定を行うように指示すると(ステップS112のYES)、目標種別推定部140は、目標飛翔体90の種別を推定する(S114〜S116)。なお、目標種別特定指示部132が目標種別の特定を行うように指示しない場合(S112のNO)、処理はS100に戻り得る。
このとき、目標軌跡算出部142は、目標飛翔体90の位置の時間経過による遷移から目標飛翔体90の軌跡を算出する(ステップS114)。さらに具体的には、目標軌跡算出部142は、図8に例示した目標位置情報から目標飛翔体90の位置の時系列上の遷移を算出することで、目標飛翔体90の軌跡(経路)を算出する。
次に、目標種別判定部146は、目標飛翔体90の軌跡に応じて、目標飛翔体90の種別を判定する(ステップS116)。具体的には、目標種別判定部146は、種別テーブル格納部144に格納された種別テーブルを用いて、目標飛翔体90の種別を判定する。
図9は、実施の形態1にかかる種別テーブル格納部144に格納された種別テーブルを例示する図である。図9に例示する種別テーブルでは、軌跡Aと飛翔体Aとが対応付けられており、軌跡Bと飛翔体Bとが対応付けられており、軌跡Cと飛翔体Cとが対応付けられている。したがって、種別テーブルは、目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報である。例えば、軌跡Aがロフテッド軌道(大気圏外に打ち上げ垂直に落下する軌道)に対応する場合、飛翔体Aはロフテッド軌道ミサイル(短距離弾道ミサイル等)であり得る。また、軌跡Bが大陸間弾道ミサイルの軌道に対応する場合、飛翔体Bは大陸間弾道ミサイルであり得る。ここで、軌跡A,B,Cには、それぞれ、飛翔体A,B,Cの軌道に対応する軌跡の特徴を示すパラメータの範囲(予め定められた閾値)が、予め対応付けられている。軌跡の特徴を示すパラメータは、例えば、最高高度、飛距離、飛行速度、燃料の燃焼時間、燃焼エネルギーの強度、発射角度(飛行角度)であり得る。なお、目標種別判定部146は、種別テーブル格納部144に格納された種別テーブルを用いて、目標飛翔体90の種別を判定するとしたが、このような構成に限られない。例えば、各飛翔体(ロフテッド軌道ミサイル又は大陸間弾道ミサイル等)を特徴付けるような、基準となる放物曲線(上に凸)の式が予め準備されていてもよい。この場合、目標種別判定部146は、目標飛翔体90の軌跡とその放物曲線の式の特性(例えば放物曲線が二次関数y=ax+bx+cで表される場合は、各項の係数a,b,c)との比較によって、目標飛翔体90の種別を判定してもよい。なお、この放物曲線の式(及びその特性)は、目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報である。このとき、目標種別判定部146は、目標飛翔体90の軌跡と基準となる放物曲線それぞれとの差(誤差)を最小二乗法で算出し、算出された差が最も小さな放物曲線に対応する飛翔体の種別を、目標飛翔体90と判定してもよい。なお、目標種別判定部146は、各放物曲線について算出された差が予め定められた閾値以上である場合は、「Unknown(新たに発見された飛翔体)」と判定してもよい。
目標種別判定部146は、S114で算出された目標飛翔体90の軌跡が、種別テーブルのどの軌跡(軌跡A、軌跡B、軌跡C)に対応するかを判定する。具体的には、目標種別判定部146は、目標飛翔体90の軌跡に対応する上記の各パラメータが、軌跡A〜Cのどのパラメータの範囲に該当するかを判定することで、目標飛翔体90の種別を判定する。そして、目標種別判定部146は、対応する軌跡に応じて、目標飛翔体90の種別が飛翔体A、飛翔体B、飛翔体Cのどれに対応するのかを判定する。
目標種別出力部150は、目標飛翔体90の種別を出力する(ステップS118)。目標種別出力部150は、例えば、目標飛翔体#1が飛翔体Aであり、目標飛翔体#2が飛翔体Bである旨を、インタフェース部108に表示させる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、短波長帯赤外線画像及び長波長帯赤外線画像それぞれにおけるエネルギーの比率に応じて、目標飛翔体90の高度Hを算出するように構成されている。上述したように、このエネルギーの比率は、目標飛翔体90の地表からの高度と相関がある。したがって、上記の構成により、目標飛翔体90の高度を精度よく検出することが可能となる。
さらに、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、エネルギーの比率と環境条件とに応じて、目標飛翔体90の高度Hを算出するように構成されている。上述したように、エネルギーの比率と目標飛翔体90の地表からの高度との関係は、天候等の環境条件によって変動し得る。したがって、環境条件を考慮することで、目標飛翔体90の高度をさらに精度よく算出することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、目標飛翔体90の高度に基づいて、目標飛翔体90の位置を算出するように構成されている。これにより、目標飛翔体90の位置を精度よく算出することが可能となる。また、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、目標飛翔体90の位置の遷移から目標飛翔体90の軌跡を算出するように構成されている。これにより、目標飛翔体90の軌跡を精度よく算出することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、目標飛翔体90の軌跡に基づいて、目標飛翔体90の種別を判定するように構成されている。これにより、目標飛翔体90の種別の判定を、より精度よく行うことが可能となる。さらに、実施の形態1にかかる目標検出装置100は、目標の軌跡と目標の種別とを対応付けた種別テーブルを用いて、目標飛翔体の種別を判定するように構成されている。種別テーブルを用いることで、より精度よく且つ効率的に、目標飛翔体の種別を判定することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述したフローチャートにおいて、各処理(ステップ)の順序は、適宜、変更可能である。また、複数ある処理(ステップ)のうちの1つ以上は、省略されてもよい。例えば、図5のS112の処理はなくてもよい。また、S102の処理は、S106の処理の後でもよい。
また、上述した実施の形態においては、目標検出システム50の全ての構成要素が航空機20に搭載されているとしたが、このような構成に限られない。つまり、目標検出システム50の各構成要素は、物理的に一体でなくてもよい。例えば、赤外線センサ54及び位置センサ56が航空機20に搭載され、目標検出装置100が地上に設けられていてもよい。この場合、目標検出装置100は、赤外線センサ54及び位置センサ56と無線により通信を行い得る。また、この場合、目標検出装置100の1つ以上の構成要素が、航空機20に設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態においては、目標検出システム50が航空機20に搭載されるとしたが、このような構成に限られない。実施の形態1にかかる目標検出システム50が搭載される機器は、航空機に限られない。目標飛翔体90の燃焼ガス92を検知可能であれば、任意の装置(地上を走行する車両等)に、本実施の形態にかかる目標検出システムを適用することができる。
また、上述した実施の形態においては、目標位置算出部128が、地球を基準とする三次元座標系における目標飛翔体90の位置座標(x,y,z)を算出する(S108)としたが、このような構成に限られない。目標位置算出部128は、目標飛翔体90の位置が一意に特定できる任意のデータを算出してもよい。この場合、目標位置記録部130は、目標飛翔体90の位置を一意に特定できる任意のデータを記録してもよい。例えば、目標位置記録部130は、各時刻における、目標飛翔体90の高度(S106で算出)、目標飛翔体90の目標水平角及び目標垂直角、航空機20の位置及び姿勢等のデータを記録してもよい。また、この場合、目標軌跡算出部142は、目標種別の特定指示があったときに(S112のYES)、これらのデータを用いて、各時刻における、地球を基準とする三次元座標系における目標飛翔体90の位置を算出してもよい。
また、上述した実施の形態においては、波長フィルタ52が中赤外光を分光するとし、短波長帯を3.5〜4.2μmとし、長波長帯を4.6〜5.2μmとした。しかしながら、短波長帯を近赤外光の波長帯0.8〜3.5μmまでさらに拡大し、長波長帯を遠赤外光の波長帯5.2〜12μmまでさらに拡大することで、目標飛翔体90の高度の算出精度をより向上させることができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、
前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯における前記エネルギーの比率を算出する比率算出手段と、
前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段と
を有する目標検出装置。
(付記2)
前記高度算出手段は、前記エネルギーの比率と環境条件とに基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
付記1に記載の目標検出装置。
(付記3)
前記目標飛翔体の高度に基づいて、前記目標飛翔体の位置を算出する位置算出手段
をさらに有する付記1又は2に記載の目標検出装置。
(付記4)
前記目標飛翔体の位置の遷移から前記目標飛翔体の軌跡を算出する目標軌跡算出手段
をさらに有する付記3に記載の目標検出装置。
(付記5)
前記目標飛翔体の軌跡に基づいて、前記目標飛翔体の種別を判定する目標種別判定手段
をさらに有する付記4に記載の目標検出装置。
(付記6)
前記目標種別判定手段は、目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報を用いて、前記目標飛翔体の種別を判定する
付記5に記載の目標検出装置。
(付記7)
目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーを、2つの波長帯において検出する赤外線センサと、
前記目標飛翔体を検出する目標検出装置と
を有し、
前記目標検出装置は、
前記エネルギーが前記赤外線センサによって検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、
前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出する比率算出手段と、
前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段と
を有する
目標検出システム。
(付記8)
前記高度算出手段は、前記エネルギーの比率と環境条件とに基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
付記7に記載の目標検出システム。
(付記9)
前記目標検出装置は、
前記目標飛翔体の高度に基づいて、前記目標飛翔体の位置を算出する位置算出手段
をさらに有する
付記7又は8に記載の目標検出システム。
(付記10)
前記目標検出装置は、
前記目標飛翔体の位置の遷移から前記目標飛翔体の軌跡を算出する目標軌跡算出手段
をさらに有する
付記9に記載の目標検出システム。
(付記11)
前記目標検出装置は、
前記目標飛翔体の軌跡に基づいて、前記目標飛翔体の種別を判定する目標種別判定手段
をさらに有する
付記10に記載の目標検出システム。
(付記12)
前記目標種別判定手段は、目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報を用いて、前記目標飛翔体の種別を判定する
付記11に記載の目標検出システム。
(付記13)
目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得し、
前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出し、
前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
目標検出方法。
(付記14)
前記エネルギーの比率と環境条件とに基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
付記13に記載の目標検出方法。
(付記15)
前記目標飛翔体の高度に基づいて、前記目標飛翔体の位置を算出する
付記13又は14に記載の目標検出方法。
(付記16)
前記目標飛翔体の位置の遷移から前記目標飛翔体の軌跡を算出する
付記15に記載の目標検出方法。
(付記17)
前記目標飛翔体の軌跡に基づいて、前記目標飛翔体の種別を判定する
付記16に記載の目標検出方法。
(付記18)
目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報を用いて、前記目標飛翔体の種別を判定する
付記17に記載の目標検出方法。
(付記19)
目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得するステップと、
前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出するステップと、
前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
1,50 目標検出システム
2,54 赤外線センサ
10,100 目標検出装置
12,112 取得部
14,122 比率算出部
20 航空機
50 目標検出システム
52 波長フィルタ
56 位置センサ
90 目標飛翔体
92 燃焼ガス
100 目標検出装置
114 画像処理部
120 目標位置検出部
124 高度テーブル格納部
126 目標高度算出部
128 目標位置算出部
130 目標位置記録部
132 目標種別特定指示部
140 目標種別推定部
142 目標軌跡算出部
144 種別テーブル格納部
146 目標種別判定部
150 目標種別出力部

Claims (10)

  1. 目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、
    前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯における前記エネルギーの比率を算出する比率算出手段と、
    前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段と
    を有する目標検出装置。
  2. 前記高度算出手段は、前記エネルギーの比率と環境条件とに基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
    請求項1に記載の目標検出装置。
  3. 前記目標飛翔体の高度に基づいて、前記目標飛翔体の位置を算出する位置算出手段
    をさらに有する請求項1又は2に記載の目標検出装置。
  4. 前記目標飛翔体の位置の遷移から前記目標飛翔体の軌跡を算出する目標軌跡算出手段
    をさらに有する請求項3に記載の目標検出装置。
  5. 前記目標飛翔体の軌跡に基づいて、前記目標飛翔体の種別を判定する目標種別判定手段
    をさらに有する請求項4に記載の目標検出装置。
  6. 前記目標種別判定手段は、目標の軌跡と当該目標の種別とを対応付けた種別情報を用いて、前記目標飛翔体の種別を判定する
    請求項5に記載の目標検出装置。
  7. 目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーを、2つの波長帯において検出する赤外線センサと、
    前記目標飛翔体を検出する目標検出装置と
    を有し、
    前記目標検出装置は、
    前記エネルギーが前記赤外線センサによって検出されて得られたエネルギー情報を取得する取得手段と、
    前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出する比率算出手段と、
    前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する高度算出手段と
    を有する
    目標検出システム。
  8. 目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得し、
    前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出し、
    前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
    目標検出方法。
  9. 前記エネルギーの比率と環境条件とに基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出する
    請求項8に記載の目標検出方法。
  10. 目標飛翔体における燃焼により発生するエネルギーが赤外線センサによって2つの波長帯において検出されて得られたエネルギー情報を取得するステップと、
    前記エネルギー情報を用いて、前記2つの波長帯におけるエネルギーの比率を算出するステップと、
    前記エネルギーの比率に基づいて、前記目標飛翔体の高度を算出するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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