JP2020112343A - 冷凍システム - Google Patents

冷凍システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020112343A
JP2020112343A JP2019231096A JP2019231096A JP2020112343A JP 2020112343 A JP2020112343 A JP 2020112343A JP 2019231096 A JP2019231096 A JP 2019231096A JP 2019231096 A JP2019231096 A JP 2019231096A JP 2020112343 A JP2020112343 A JP 2020112343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
heat exchanger
refrigeration system
indoor heat
defrosting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019231096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7433040B2 (ja
Inventor
和田 誠
Makoto Wada
誠 和田
守 濱田
Mamoru Hamada
守 濱田
和弥 頴川
Kazuya Egawa
和弥 頴川
盛力 西嶋
Seiriki Nishijima
盛力 西嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Air Conditioning and Refrigeration Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Air Conditioning and Refrigeration Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Air Conditioning and Refrigeration Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to PCT/JP2020/000221 priority Critical patent/WO2020145281A1/ja
Publication of JP2020112343A publication Critical patent/JP2020112343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433040B2 publication Critical patent/JP7433040B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

【課題】仕様および使用環境に応じて最適な時期に除霜運転を開始することができる、汎用性の高い冷凍システムを提供する。【解決手段】冷凍システムは、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が環状に接続され、対象空間を冷却する冷却運転を行う冷凍システムであって、室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜手段と、除霜手段を制御して、室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜運転を行う制御装置とを備え、制御装置は、冷却運転中の予め設定されたサンプリング時間毎に運転データを取得し、取得した運転データに基づき、室内熱交換器の伝熱性能に関する指標値であるα値を算出し、室内熱交換器に霜が付着していないときのα値を初期値とした場合の、初期値に対する算出したα値の割合を示すα比を算出し、α比が予め設定された閾値となった場合に、除霜運転を行う。【選択図】図10

Description

本発明は、冷媒回路に冷媒を循環させることによって対象空間の冷却を行う冷凍システムに関するものである。
従来、除霜運転を最適な時期に開始することができる冷凍機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この冷凍機では、冷凍サイクルの一部を構成する熱交換器を流れる冷媒の温度と、熱交換器を通過する空気の吸込温度および吹出温度との測定結果に基づいて冷媒と空気の熱交換の効率を表す温度効率が算出される。そして、算出された温度効率の冷却運転開始からの変化傾向に基づいて予測された熱交換器への着霜量と、冷凍機の機種に応じて予め設定された温度効率の閾値とから最適除霜開始時期が判定され、温度効率が閾値以上となったときに除霜運転を開始する。
特開2007−225158号公報
しかしながら、最適な除霜開始時期は、冷凍機の仕様および使用環境によって異なるため、実使用環境に応じて実験および計算等により決定する必要がある。例えば、冷凍機が用いられる実使用環境として冷凍倉庫を想定した場合、冷凍倉庫内には、冷却対象物である品物が置かれ、作業者等が出入りする。そのため、このような実使用環境において、熱交換器の着霜量および消費電力量を逐一計測し、最適な除霜開始時期を決定することは困難である。すなわち、すべての冷凍倉庫における最適な除霜開始時期を実験等で予め決定することは不可能であり、汎用性が低いという課題がある。
本発明は、上記従来の技術における課題に鑑みてなされたものであって、仕様および使用環境に応じて最適な時期に除霜運転を開始することができる、汎用性の高い冷凍システムを提供することを目的とする。
本発明の冷凍システムは、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が環状に接続され、対象空間を冷却する冷却運転を行う冷凍システムであって、前記室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜手段と、前記除霜手段を制御して、前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する除霜運転を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記冷却運転中の予め設定されたサンプリング時間毎に運転データを取得し、取得した前記運転データに基づき、前記室内熱交換器の伝熱性能に関する指標値であるα値を算出し、前記室内熱交換器に前記霜が付着していないときの前記α値を初期値とした場合の、前記初期値に対する算出した前記α値の割合を示すα比を算出し、前記α比が予め設定された閾値となった場合に、前記除霜運転を行うものである。
また、本発明の冷凍システムは、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が環状に接続され、対象空間を冷却する冷却運転を行う冷凍システムであって、前記室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜手段と、前記除霜手段を制御して、前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する除霜運転を行う制御装置と、前記制御装置に接続され、前記室内熱交換器の伝熱性能に関する指標値であるα値、または、前記室内熱交換器に前記霜が付着していないときの前記α値を初期値とした場合の、前記初期値に対する算出した前記α値の割合を示すα比を表示する表示装置とを備えたものである。
以上のように、本発明によれば、冷却運転の際に取得した運転データに基づいてα値およびα比を算出し、算出されたα比が閾値となった場合に除霜運転を行う。これにより、仕様および使用環境に応じて最適な時期に除霜運転を開始することができる、汎用性の高い冷凍システムを提供することができる。
実施の形態1に係る冷凍システムの構成の一例を示す概略図である。 図1の冷凍システムにおける冷媒回路の構成の一例を示す概略図である。 図1および図2の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図3の制御装置の構成の一例を示すハードウェア構成図である。 図3の制御装置の構成の他の例を示すハードウェア構成図である。 除霜運転時の除霜周期と消費電力量との関係の一例を示すグラフである。 α比と消費電力量との関係の一例を示すグラフである。 実施の形態1に係る冷凍システムにおけるデータ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る冷凍システムにおける閾値決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る冷凍システムにおける除霜運転処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る冷凍システムにおける冷媒回路の構成の一例を示す概略図である。 実施の形態2に係る制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図12の表示生成部で生成される設定インターフェースの表示例を示す概略図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る冷凍システムについて説明する。本実施の形態1に係る冷凍システムは、冷媒回路に冷媒を循環させることにより、対象空間を冷却するものである。
[冷凍システム100の構成]
図1は、本実施の形態1に係る冷凍システム100の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、冷凍システム100は、室外機1、室内機2および制御装置3で構成されている。室内機2は、冷却対象となる対象空間に設けられている。室外機1と室内機2とは、冷媒配管5で接続されている。冷媒配管5は、例えば銅配管が用いられ、周辺の空気との熱交換を抑制するために、配管の周囲に断熱材を巻くなどして断熱処理が施されてもよい。
また、対象空間には、空間温度センサ4が設けられている。空間温度センサ4は、対象空間の温度を示す空間温度を計測する。すなわち、空間温度センサ4は、室内機2に吸い込まれる空気の吸込空気温度TRを計測する。空間温度センサ4として、例えば熱電対またはサーミスタ等が用いられる。
図2は、図1の冷凍システム100における冷媒回路の構成の一例を示す概略図である。図2に示すように、室外機1は、圧縮機11、室外熱交換器12、膨張弁13および室外機制御部10を備えている。室内機2は、室内熱交換器21、送風機22、除霜手段23および室内機制御部20を備えている。圧縮機11、室外熱交換器12、膨張弁13および室内熱交換器21が冷媒配管5によって順次環状に接続されることにより、冷媒が循環する冷媒回路が形成される。なお、図2に示す室外機1および室内機2の構成は一例であり、これに限られない。例えば、室外機1にアキュムレータおよび過冷却熱交換器等が設けられていてもよく、本発明を逸脱しない範囲で構成を適宜変更することができる。また、この例では、膨張弁13が室外機1に設けられているが、これに限られず、室内機2に設けられてもよいし、室外機1と室内機2とを接続する冷媒配管5のうち、室外熱交換器12と室内熱交換器21との間を接続する冷媒配管5に設けられてもよい。
冷媒回路を循環する冷媒として、例えば、R−22またはR−134a等の単一冷媒、R−410AまたはR−404A等の擬似共沸混合冷媒、あるいは、R−407C等の非共沸混合冷媒が用いられる。また、化学式内に二重結合を含む、CFCF=CH等の地球温暖化係数が比較的小さい値とされている冷媒またはその混合物、あるいは、CO、プロパン等の自然冷媒が用いられる。
(室外機1)
圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機11は、例えば、運転周波数fを変化させることにより、単位時間あたりの送出量である容量が制御されるインバータ圧縮機でもよいし、運転周波数fが一定のものでもよい。圧縮機11がインバータ圧縮機である場合の運転周波数fは、室外機制御部10を介して制御装置3によって制御される。
室外熱交換器12は、図示しない室外機ファンから供給される室外空気と、圧縮機11から吐出された冷媒との間で熱交換を行い、冷媒の熱を室外空気に放熱して冷媒を凝縮させる。すなわち、室外熱交換器12は、凝縮器として機能する。なお、室外熱交換器12は、このような空冷方式に限られず、例えば水と冷媒との間で熱交換を行う水冷方式が用いられてもよい。
膨張弁13は、冷媒を膨張させる。膨張弁13は、例えば、電子式膨張弁等の開度の制御が可能な弁またはキャピラリで構成される。膨張弁13の開度は、室外機制御部10を介して制御装置3によって制御される。
室外機制御部10は、制御装置3からの指令に基づき、圧縮機11および膨張弁13を制御する。室外機制御部10は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。
また、室外機1は、凝縮温度センサ14、蒸発温度センサ15およびガス冷媒温度センサ16を備える。凝縮温度センサ14は、圧縮機11の吐出側に設けられ、室外熱交換器12における冷媒の凝縮温度CTを計測する。凝縮温度センサ14として、温度センサに限られず、例えば圧力センサが用いられてもよい。この場合、凝縮温度センサ14で計測された高圧圧力と冷媒の種類とに基づき、凝縮温度CTが得られる。圧力センサを用いた凝縮温度センサ14として、例えば圧力を電圧に変換して電気信号として出力するものが用いられる。なお、凝縮温度センサ14は、圧縮機11の吐出側であって、膨張弁13の上流側であれば、いずれの位置に設けられてもよい。
蒸発温度センサ15は、圧縮機11の吸入側に設けられ、室内熱交換器21における冷媒の蒸発温度ETを計測する。蒸発温度センサ15として、温度センサに限られず、例えば圧力センサが用いられてもよい。この場合、蒸発温度センサ15で計測された低圧圧力と冷媒の種類とに基づき、蒸発温度ETが得られる。圧力センサを用いた蒸発温度センサ15として、例えば圧力を電圧に変換して電気信号として出力するものが用いられる。なお、蒸発温度センサ15は、圧縮機11の吸入側であって、室内熱交換器21の下流側であれば、いずれの位置に設けられてもよい。
ガス冷媒温度センサ16は、圧縮機11の吸入側に設けられ、圧縮機11に吸入されるガス冷媒の温度を計測する。ガス冷媒温度センサ16として、例えば熱電対またはサーミスタ等が用いられる。
(室内機2)
室内熱交換器21は、送風機22から供給される対象空間の空気である室内空気と、室外機1の膨張弁13から流出した冷媒との間で熱交換を行う。これにより、対象空間に供給される冷却空気が生成される。すなわち、室内熱交換器21は、蒸発器として機能する。
送風機22は、室内熱交換器21に対して空気を供給する。送風機22の回転数は、室内機制御部20を介して制御装置3によって制御される。回転数が制御されることにより、室内熱交換器21に対する送風量が調整される。送風機22として、例えば、DC(Direct Current)ファンモータなどのモータによって駆動される遠心ファンまたは多翼ファン等が用いられる。
除霜手段23は、室内熱交換器21を除霜するために設けられている。除霜手段23として、例えばヒータの熱によって霜を溶かすヒータ方式、あるいは、室内熱交換器21に水を散水し、水の熱によって霜を溶かす散水方式等が用いられる。除霜手段23のONまたはOFFは、室内機制御部20を介して制御装置3によって制御される。
室内機制御部20は、制御装置3からの指令に基づき、送風機22および除霜手段23を制御する。室内機制御部20は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。
(制御装置3)
制御装置3は、この冷凍システム100全体を制御する。具体的には、制御装置3は、室外機制御部10を介して室外機1に設けられた圧縮機11および膨張弁13を制御する。また、制御装置3は、室内機制御部20を介して室内機2に設けられた送風機22および除霜手段23を制御する。さらに、本実施の形態1において、制御装置3は、最適な除霜運転の開始時期を決定し、決定した除霜開始時期に除霜運転を行うように、各部を制御する。
図3は、図1および図2の制御装置3の構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、制御装置3は、情報入力部31、演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35を備えている。制御装置3は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。
情報入力部31は、冷凍システム100の運転が行われる際に、初期設定として各種の情報が入力される。初期設定の際に入力される情報の詳細は、後述する。演算部32は、冷凍システム100に設けられた空間温度センサ4、凝縮温度センサ14、蒸発温度センサ15およびガス冷媒温度センサ16等の各種センサによる計測結果、ならびに情報入力部31に入力された情報等に基づき、比較および演算等を行う。
動作制御部33は、演算部32による比較および演算の結果に基づき、冷凍システム100のサーモONおよびサーモOFF、ならびに、冷却運転および除霜運転を行うように、冷凍システム100の各部を制御する。計時部34は、α値算出時間、サンプリング時間および除霜時間等の各種の処理の際に必要な各種時間をカウントする。カウントされるそれぞれの時間の詳細については、後述する。データ格納部35は、後述するデータ取得処理において取得された運転データを格納する。運転データは、例えば、圧縮機11の運転周波数f、空間温度センサ4で計測された吸込空気温度TR、および、蒸発温度センサ15で計測された蒸発温度ETである。
図4は、図3の制御装置3の構成の一例を示すハードウェア構成図である。制御装置3の各種機能がハードウェアで実行される場合、図3の制御装置3は、図4に示すように、処理回路41および入力装置42で構成される。図3の演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35の各機能は、処理回路41により実現される。また、情報入力部31は、図4の入力装置42である。
各機能がハードウェアで実行される場合、処理回路41は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35の各部の機能それぞれを処理回路41で実現してもよいし、各部の機能を1つの処理回路41で実現してもよい。
図5は、図3の制御装置3の構成の他の例を示すハードウェア構成図である。制御装置3の各種機能がソフトウェアで実行される場合、図3の制御装置3は、図5に示すように、プロセッサ51、メモリ52および入力装置53で構成される。演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35の各機能は、プロセッサ51およびメモリ52により実現される。また、図3の情報入力部31は、図5の入力装置53である。
各機能がソフトウェアで実行される場合、演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。
メモリ52として、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable and Programmable ROM)およびEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ等が用いられる。また、メモリ52として、例えば、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)等の着脱可能な記録媒体が用いられてもよい。
[冷凍システム100の動作]
次に、上記構成を有する冷凍システム100の動作について説明する。ここでは、冷却運転時の動作と、最適な除霜開始時期の決定方法とについて説明する。
(冷却運転)
冷凍システム100によって冷却運転が行われる場合の動作について説明する。室外機1において、低温低圧の冷媒が圧縮機11によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器12に流入する。室外熱交換器12に流入した高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器12を通過する空気または水などの媒体と熱交換して凝縮し、高圧の液冷媒となって室外熱交換器12から流出する。
室外熱交換器12から流出した高圧の液冷媒は、膨張弁13に流入する。膨張弁13に流入した高圧の液冷媒は、減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、室外機1から流出する。室外機1から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、冷媒配管5を介して室内機2に流入する。
室内機2に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、室内熱交換器21に流入する。室内熱交換器21に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、室内空気と熱交換して吸熱および蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室内熱交換器21から流出する。室内熱交換器21から流出した低温低圧のガス冷媒は、室内機2から流出する。室内機2から流出した低温低圧のガス冷媒は、冷媒配管5を介して室外機1に流入し、圧縮機11に吸入される。
(最適な除霜開始時期の決定方法)
次に、最適な時期に除霜運転を開始する決定方法について説明する。室内熱交換器21の温度が氷点下の状態で冷却運転が長時間行われる場合、室内熱交換器21が着霜する。室内熱交換器21が着霜した状態で冷却運転が継続されると、着霜量が増加して室内熱交換器21の伝熱性能が低下し、それに伴って消費電力量も増加する。そのため、このような場合には、室内熱交換器21に付着した霜を溶かして除去する除霜運転が行われる。
一方、着霜による消費電力量の増加を早期に抑制するために除霜運転の回数を増加させた場合、除霜運転の際に発生するヒータ等の熱量が対象空間に放出される回数が増加する。これにより、冷凍システム100の冷却運転時間が増加するため、消費電力量が増加する。
図6は、除霜運転時の除霜周期と消費電力量との関係の一例を示すグラフである。図6において、横軸は除霜運転を行う周期を示す除霜周期であり、縦軸は冷凍システム100における1日あたりの消費電力量である。
図6に示すように、除霜周期が短い場合には、除霜運転が多く行われるため、室内熱交換器21の着霜量が少ない段階で除霜運転が行われる。すなわち、この場合には、除霜運転の際に発生する熱量が対象空間に放出される回数が増加するため、消費電力量が増加する。
また、除霜周期が長くなると、除霜運転の回数が減少するため、室内熱交換器21の着霜量が過度となる。すなわち、この場合には、除霜運転の際に発生する熱量が対象空間に放出される回数が減少するものの、室内熱交換器21の伝熱性能が低下するので、消費電力量が増加する。
なお、冷凍システム100では、圧縮機11として、運転周波数fが一定のものと可変のものとのいずれも使用することができるが、いずれの方式を用いても消費電力量が増加する。例えば、圧縮機11として運転周波数fが一定であるものが用いられる場合において、室内熱交換器21の伝熱性能が低下すると、冷凍システム100の能力が低下するため、それを補うようにして消費電力量および運転時間が増加する。また、圧縮機11として運転周波数fが可変であるものが用いられる場合において、室内熱交換器21の伝熱性能が低下すると、冷凍システム100の能力が低下しなくても圧縮機11の運転周波数fが増加するため、消費電力量が増加する。
以上のことから、除霜周期と消費電力量との関係は、図6に示すように下に凸となる特性を有する。この場合、消費電力量が最小値となる除霜周期で除霜運転を行えば、消費電力量を最小に抑制しながら、適度に着霜した室内熱交換器21の除霜を行うことができる。したがって、消費電力量が最小値となる除霜周期が、除霜運転を行うのに最適な除霜運転開始時期であると考えることができる。
このような最適な除霜運転開始時期は、対象空間に対する設定温度、冷凍システム100の規模、および当該システムで用いられる圧縮機11等の各種機器の性能などの各種条件によって異なる。したがって、適切に除霜運転を行うためには、システム規模等の各種条件に応じて最適な除霜運転開始時期が決定される必要がある。
また、上述したように、室内熱交換器21の伝熱性能の低下は、着霜量の増加によって生じるため、室内熱交換器21に対する着霜量は、室内熱交換器21の伝熱性能を知ることによって判断することができる。一般に、熱交換器の伝熱性能を評価する指標として、AK値が用いられている。AK値とは、熱交換器の伝熱面積と熱通過率の積であり、単位温度あたりの熱通過率の能力を表す値である。AK値は、式(1)に基づき算出される。このAK値が熱交換器に着霜していない状態を示す初期値からどれだけ低下したかと、COP(Coefficient Of Performance:エネルギー消費効率)がどれだけ低下したかとを関連付けることで、伝熱性能の低下によって消費電力量がどれだけ増加したかを判断することができる。
AK値=冷凍能力/(吸込空気温度TR−蒸発温度ET) ・・・(1)
ところで、本実施の形態1においては、AK値の絶対値を知ることは重要ではなく、着霜がない状態における初期値に対する着霜量の割合が判断できればよい。本実施の形態1では、AK値に代えて、α値と称する指標値を定義する。α値は、伝熱性能が低下するに従って小さくなる。なお、α値は、室内熱交換器21の伝熱性能に関する指標値であり、α値の絶対値に物理的な意味はない。
現在のα値であるαnowは、圧縮機11の運転周波数f、空間温度センサ4で計測された吸込空気温度TR、蒸発温度センサ15で計測された蒸発温度ET、および吸入密度ρsに基づき、式(2)を用いて算出される。吸入密度ρsは、蒸発温度ETと、ガス冷媒温度センサ16で計測されたガス冷媒温度と、冷媒種類とから求められる。
α=ρs・f/(TR−ET) ・・・(2)
また、室内熱交換器21に着霜がない状態におけるα値の初期値をαとした場合、初期値αに対する現在のα値αnowの割合をα比とする。α比は、式(3)に基づき算出される。
α比=現在のα値αnow/初期値α ・・・(3)
α比と上述した除霜周期との間には相関関係があるため、図6に示す除霜周期と消費電力量との関係は、図7に示すような関係になる。図7は、α比と消費電力量との関係の一例を示すグラフである。図7において、横軸はα値の初期値αに対する現在のα値αnowの割合を示すα比であり、縦軸は冷凍システム100における1日あたりの消費電力量である。
図7に示すように、α比と消費電力量との関係は、図6と同様に下に凸となる特性を有する。そのため、消費電力量が最小値となるα比となった場合に除霜運転を行えば、消費電力量を最小にしながら、室内熱交換器21を適切に除霜することができる。したがって、消費電力量が最小値となるα比が、除霜運転を行うのに最適な除霜運転開始時期であると考えることができる。
そこで、本実施の形態1に係る冷凍システム100では、消費電力量が最小値となるときのα比を閾値として設定し、冷却運転中にα比が設定した閾値となった場合に除霜運転を行う。冷凍システム100は、除霜運転が最適な時期に開始されるように、システム規模等の各種条件に応じた閾値を決定するため、α比を算出するための運転データを取得するデータ取得処理を行う。そして、冷凍システム100は、取得した運転データに基づきα比に対する閾値を決定する閾値決定処理を行い、決定された閾値に基づいて除霜運転を行う。
(データ取得処理)
本実施の形態1に係る冷凍システム100におけるデータ取得処理について説明する。図8は、本実施の形態1に係る冷凍システム100におけるデータ取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。データ取得処理は、冷凍システム100が実際に対象空間を冷却する冷却運転を行う前の試運転の際に行われる。
まず、ステップS1において、情報入力部31に対して各種の情報が入力されることにより、初期設定が行われる。初期設定の際には、冷凍システム100のサーモONおよびサーモOFFの条件として、冷凍システム100の据付などを行った際に設定される情報と、データ取得処理を行う際に必要な情報とが入力される。
具体的には、サーモONおよびサーモOFFの条件として入力される情報は、設定温度T、第1ディファレンシャル温度Tdiff1、最大サーモON時間および除霜時間である。設定温度Tは、対象空間に対して設定される温度を示す。第1ディファレンシャル温度Tdiff1は、設定温度Tに対する制御幅を示す。最大サーモON時間は、サーモON時の最大時間を示す。除霜時間は、除霜運転が行われる時間を示す。
また、データ取得処理を行う際に必要な情報は、α値算出時間、サンプリング時間、基準値Xおよび第2ディファレンシャル温度Tdiff2である。α値算出時間は、最初にα値を算出するまでの時間を示す。サンプリング時間は、運転データを取得する時間間隔を示す。基準値Xは、除霜運転の開始時期を決定するα比に対して設定される値を示す。なお、基準値Xは、一定期間の間に運転データを取得することができる時間であればよい。第2ディファレンシャル温度Tdiff2は、対象空間を冷却する能力が不足した場合に、除霜を行うための設定温度Tに対する制御幅を示す。第2ディファレンシャル温度Tdiff2は、第1ディファレンシャル温度Tdiff1よりも大きい値に設定される。
次に、ステップS2において、動作制御部33は、冷凍システム100の電源をONにする。ステップS3において、演算部32は、空間温度センサ4で計測された吸込空気温度TRと、設定温度Tに第1ディファレンシャル温度Tdiff1を加算した温度T+Tdiff1とを比較する。
比較の結果、吸込空気温度TRが温度T+Tdiff1よりも大きい場合(ステップS3;Yes)、動作制御部33は、ステップS4において、冷凍システム100をサーモONとする。そして、処理がステップS6に移行する。一方、吸込空気温度TRが温度T+Tdiff1以下である場合(ステップS3;No)、動作制御部33は、ステップS5において、冷凍システム100をサーモOFFとする。そして、処理がステップS3に戻る。
ステップS6において、演算部32は、計時部34によるカウントに基づき、ステップS4で冷凍システム100をサーモONとしてからα値算出時間が経過したか否かを判断する。α値算出時間が経過した場合(ステップS6;Yes)、演算部32は、ステップS7において、現在のα値αnowを算出する。そして、演算部32は、算出したα値αnowを初期値αに設定し、α比を100%に設定する。一方、α値算出時間が経過していない場合(ステップS6;No)には、処理がステップS3に戻る。
ステップS8において、演算部32は、吸込空気温度TRと温度T+Tdiff1とを比較する。比較の結果、吸込空気温度TRが温度T+Tdiff1よりも大きい場合(ステップS8;Yes)、動作制御部33は、ステップS9において、冷凍システム100をサーモONとする。そして、処理がステップS11に移行する。一方、吸込空気温度TRが温度T+Tdiff1以下である場合(ステップS8;No)、動作制御部33は、ステップS10において、冷凍システム100をサーモOFFとする。そして、処理がステップS8に戻る。
ステップS11において、演算部32は、計時部34によるカウントに基づき、ステップS9で冷凍システム100をサーモONとしてからサンプリング時間が経過したか否かを判断する。サンプリング時間が経過した場合(ステップS11;Yes)、演算部32は、ステップS12において、現在のα値αnowを算出するとともに、ステップS7で設定されたα値の初期値αを用いて、初期値αに対する現在のα値αnowとの比であるα比を算出する。そして、制御装置3は、算出したα比と、このとき取得した運転データとをデータ格納部35に格納する。一方、サンプリング時間が経過していない場合(ステップS11;No)には、処理がステップS11に戻り、サンプリング時間が経過するまでステップS11の処理が繰り返される。
ステップS13において、演算部32は、ステップS12で算出したα比が基準値Xであるか否かを判断する。α比が基準値Xである場合(ステップS13;Yes)には、処理がステップS14に移行する。ステップS14において、動作制御部33は、最適な除霜運転開始時期であると判断し、除霜運転を開始する。
ステップS15において、演算部32は、計時部34によるカウントに基づき、除霜運転が開始されてから除霜時間が経過したか否かを判断する。除霜時間が経過した場合(ステップS15;Yes)、動作制御部33は、ステップS16において、除霜運転を停止する。そして、一連の処理が終了する。また、除霜時間が経過していない場合(ステップS15;No)には、処理がステップS15に戻り、除霜時間が経過するまでステップS15の処理が繰り返される。
一方、ステップS13において、α比が基準値Xでない場合(ステップS13;No)には、処理がステップS17に移行する。ステップS17において、演算部32は、計時部34によるカウントに基づき、最大サーモON時間が経過し、かつ、吸込空気温度TRが設定温度Tに第2ディファレンシャル温度Tdiff2を加算した温度T+Tdiff2よりも高いか否かを判断する。
吸込空気温度TRが温度T+Tdiff2よりも高い場合(ステップS17;Yes)には、処理がステップS14に移行する。すなわち、冷凍システム100の冷却運転がサーモON時間だけ継続されても対象空間が設定温度Tまで低下しない場合には、着霜により冷凍システム100の能力が著しく低下していると判断され、動作制御部33は、除霜運転に移行する。一方、吸込空気温度TRが温度T+Tdiff2以下である場合(ステップS17;No)には、処理がステップS8に戻る。
このように、データ取得処理では、試運転の際に、α比が基準値Xとなるまで冷却運転が行われる。そして、冷却運転中においては、α比が基準値Xとなるまでの間に、サンプリング時間間隔で算出したα比と、そのときの運転データとが取得される。このように取得されたα比および運転データは、次に説明する閾値決定処理で用いられる。
(閾値決定処理)
本実施の形態1に係る冷凍システム100における閾値決定処理について説明する。図9は、本実施の形態1に係る冷凍システム100における閾値決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。閾値決定処理は、冷凍システム100における最適な除霜運転開始時期を決定するためのα比に対する閾値を決定するための処理である。
ステップS21において、演算部32は、データ取得処理で取得され、データ格納部35に格納されたα比および運転データに基づき、消費電力量を算出するとともに、除霜周期と算出した消費電力量との関係を算出する。ステップS22において、演算部32は、ステップS21での算出結果に基づき、消費電力量が最小となるときのα比を閾値として決定する。
ステップS23において、演算部32は、消費電力量が最小となる周期と測定周期とを比較する。比較の結果、当該周期が測定周期以下である場合(ステップS23;No)には、一連の処理が終了する。一方、当該周期が測定周期よりも長い場合(ステップS23;Yes)、動作制御部33は、ステップS24において、上述したデータ取得処理を再度実施する。このとき、制御装置3は、基準値Xの値を前回の運転データ取得時よりも小さい値に設定する。設定された基準値Xは、図8に示すデータ取得処理が再度行われる際に、ステップS1の初期設定において、情報入力部31によって入力される。
このように、閾値決定処理では、取得した運転データに基づき、冷凍システム100において最適な除霜運転開始時期に除霜運転を実施することができるように、α比に対する閾値が決定される。
(除霜運転処理)
本実施の形態1に係る冷凍システム100における除霜運転処理について説明する。図10は、本実施の形態1に係る冷凍システム100における除霜運転処理の流れの一例を示すフローチャートである。除霜運転処理は、基本的に、上述した図8のデータ取得処理と同様にして冷却運転が行われた後、除霜運転を実施する。なお、図8の処理と共通する処理については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10に示す除霜運転処理では、図8のデータ取得処理と異なり、ステップS1の初期設定は行われず、試運転時の設定が維持される。ただし、α比に対する基準値Xに代えて、図9の閾値決定処理で決定された閾値が設定される。そして、図8のステップS13に代えてステップS31の処理が行われる。
ステップS31において、演算部32は、ステップS12で算出したα比が閾値であるか否かを判断する。α比が閾値である場合(ステップS31;Yes)には、処理がステップS14に移行し、最適な除霜運転開始時期での除霜運転が開始される。一方、α比が閾値でない場合(ステップS31;No)には、処理がステップS17に移行する。
以上のように、本実施の形態1に係る冷凍システム100は、冷却運転の際に取得した運転データに基づいてα値およびα比を算出し、算出されたα比が閾値となった場合に除霜運転を行う。これにより、最適な時期に除霜運転を開始することができる。
冷凍システム100において、α比に対する閾値は、試運転の際に取得した運転データに基づき決定される。これにより、仕様および使用環境に応じて最適な時期に除霜運転を開始することができ、汎用性の高い冷凍システムを提供することができる。
冷凍システム100において、閾値は、除霜運転の際の消費電力量が最小値となる場合のα比に設定される。これにより、除霜運転の際の消費電力量が抑制されるため、除霜運転を適切に行うことができる。
冷凍システム100において、α値およびα比は、空間温度センサ4で計測された吸込空気温度TRと、蒸発温度センサ15で計測された蒸発温度ETと、圧縮機11の運転周波数fとに基づき算出される。これらの値は、仕様および使用環境によって異なるため、これらの値に基づいてα値およびα比が算出されることにより、仕様および使用環境に適した時期に除霜運転を行うことができる。
冷凍システム100において、除霜手段23は、ヒータ方式または散水方式により、室内熱交換器21に付着した霜を除去することができる。
[変形例]
図11は、本実施の形態1の変形例に係る冷凍システム200における冷媒回路の構成の一例を示す概略図である。図11に示すように、冷凍システム200は、室外機201、室内機202および制御装置3で構成されている。
室外機201は、室外機1と同様に、圧縮機11、室外熱交換器12、膨張弁13、凝縮温度センサ14、蒸発温度センサ15、ガス冷媒温度センサ16および室外機制御部10を備えている。また、室外機201は、バイパス回路17およびバイパス弁18を備えている。
バイパス回路17は、冷媒配管5における圧縮機11の吐出側から分岐し、膨張弁13と室内熱交換器21との間の冷媒配管5に接続されている。バイパス回路17は、圧縮機11から吐出された冷媒の一部が室内熱交換器21に流入するように設けられている。バイパス弁18は、バイパス回路17に設けられている。バイパス弁18の開閉は、室外機制御部10を介して制御装置3によって制御され、開閉によってバイパス回路17を流れる冷媒の流通または遮断を行う。
室内機202は、室内機2と同様に、室内熱交換器21、送風機22および室内機制御部20を備えている。また、室内機202は、室内機2と異なり、除霜手段23が設けられていない。
制御装置3は、除霜運転の際に、バイパス弁18を開状態とする。これにより、圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒の一部がバイパス弁18を流通し、室内機202の室内熱交換器21に流入する。室内熱交換器21に高温のガス冷媒が流入することにより、室内熱交換器21に付着した霜は、冷媒の熱によって溶けて除去される。
このように、変形例では、除霜手段23に代えて、バイパス回路17およびバイパス弁18が設けられることにより、室内熱交換器21の除霜を行うことができる。なお、この例では、除霜手段23が除かれた構成となっているが、これに限られず、除霜手段23が併用されてもよい。
以上のように、本実施の形態1の変形例に係る冷凍システム200において、バイパス回路17およびバイパス弁18が除霜手段23として用いられる。これにより、高温の冷媒が室内熱交換器21に流入するため、室内熱交換器21に付着した霜を除去することができる。
実施の形態2.
次に、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、除霜運転を実施する際に、上述した閾値決定処理を有効または無効にする設定を行うことができるインターフェースを備える点で、実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[制御装置3の構成]
図12は、本実施の形態2に係る制御装置3の構成の一例を示す機能ブロック図である。図12に示すように、本実施の形態2に係る制御装置3は、図3に示す情報入力部31、演算部32、動作制御部33、計時部34およびデータ格納部35に加えて、表示生成部36をさらに備えている。また、制御装置3は、図3に示す実施の形態1に係る制御装置3と比較して、表示装置110および入力装置120がさらに接続されている。
表示生成部36は、除霜運転を実施する際に必要な各種の設定値を入力するための設定インターフェースを生成する。生成された設定インターフェースは、表示装置110に供給される。
表示装置110は、表示生成部36で生成された設定インターフェースを表示する。表示装置110は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)あるいは有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって構成される。表示装置110として、例えば、LCDまたは有機ELディスプレイ上にタッチセンサを有するタッチパネルが積層されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
入力装置120は、ユーザによる操作に応じた操作信号を情報入力部31に対して出力する。本実施の形態2では、表示装置110に表示された設定インターフェースに対してユーザが入力した情報が情報入力部31に供給される。入力装置120として、例えば、制御装置3に設けられたキー等が用いられる。また、表示装置110がタッチパネルディスプレイである場合には、各種キーがソフトウェアキーとして表示装置110に表示されるようにしてもよい。
[設定インターフェース]
図13は、図12の表示生成部36で生成される設定インターフェースの表示例を示す概略図である。図13には、表示装置110に設定インターフェースが表示された様子が示されている。図13に示すように、設定インターフェースには、制御選択キー111、設定値入力欄112、現在値表示欄113および前回値表示欄114が表示されている。
(制御選択キー111)
制御選択キー111は、ユーザによって入力された各種の情報を用いた除霜運転の制御の有効または無効を選択するキーである。「ON」が選択されている状態は、除霜運転の制御が有効であることを示す。「OFF」が選択されている状態は、除霜運転の制御が無効であることを示す。この例では、「ON」が選択されている状態が示されている。
(設定値入力欄112)
設定値入力欄112は、除霜運転に必要な各種の情報を入力する欄である。設定値入力欄112には、項目「閾値」、「最大運転時間」、「除霜禁止時刻」、「除霜運転時間」、「除霜周期」および「除霜開始時刻」が表示されている。それぞれの項目は、ユーザが任意の値を選択または入力することができる。
項目「閾値」は、除霜運転に関する設定値を設定する項目である。具体的には、項目「閾値」は、α値またはα比に対する閾値を設定する項目であり、「AUTO」を選択、または任意の値を入力することができる。「AUTO」が選択された場合には、実施の形態1で説明した閾値決定処理によってα比に対する閾値が算出される。なお、項目「閾値」は、これに限られず、例えば「大・中・小」といった表現を用いて段階的な値を選択できるようにしてもよい。
項目「最大運転時間」は、除霜運転以外の運転による運転時間の合計値を入力して設定する項目である。この項目「最大運転時間」は、長期休暇中など、異常が発生しても対応できない場合に備えて設定される運転時間の上限値を示す。
項目「除霜禁止時刻」は、除霜運転を禁止する時間帯を設定する項目である。例えば、項目「除霜禁止時刻」は、確実に冷却運転を実施したい対象空間への入出庫が多い時間帯などに設定される。
項目「除霜運転時間」は、除霜運転を継続する時間を設定する項目であり、「AUTO」を選択、または任意の値を入力することができる。「AUTO」は、例えば、終了サーモ(サーミスタ)などの除霜の終了を判定できる機能を有する機器などの場合に選択することができる。
項目「除霜周期」は、除霜運転の周期を設定する項目である。項目「除霜開始時刻」は、除霜運転を開始する時刻を設定する項目である。これらの項目「除霜周期」および「除霜開始時刻」が入力されることにより、従来と同様に、設定された除霜開始時刻に開始され、一定の除霜周期で除霜運転が実施される。
項目「閾値」、「最大運転時間」、「除霜禁止時刻」、「除霜運転時間」は、除霜運転の制御が有効である場合に設定することができる。また、項目「除霜周期」および「除霜開始時刻」は、除霜運転の制御が無効である場合に設定することができる。
なお、設定値入力欄112には、設定項目として項目「閾値」、「最大運転時間」、「除霜禁止時刻」、「除霜運転時間」、「除霜周期」および「除霜開始時刻」が設けられているが、これはこの例に限られない。例えば、図10に示す実施の形態1の除霜運転処理を行う際に設定が必要となる「設定温度」、「第1ディファレンシャル温度」および「第2ディファレンシャル温度」などの他の設定項目が設けられてもよい。
(現在値表示欄113)
現在値表示欄113は、現時点で除霜運転を行う際に設定されている情報を表示する欄である。現在値表示欄113には、項目「α比(現在値)」および「積算運転時間」が表示されている。現在値表示欄113の各情報は、除霜運転の制御が有効である場合において、設定値を決定する際の参考値として表示される。
項目「α比(現在値)」は、現在のα比を表示する項目である。項目「積算運転時間」は、前回除霜運転が終了してから現在までの積算運転時間を表示する項目である。
なお、現在値表示欄113には、現在のα値を表示する項目「α値(現在値)」が設けられてもよい。項目「α値(現在値)」は、項目「α比(現在値)」の代わりに表示されてもよいし、追加項目として表示されてもよい。
(前回値表示欄114)
前回値表示欄114は、前回の除霜運転が実施されたときの情報を表示する欄である。前回値表示欄114には、項目「α比(前回値)」および「積算運転時間」が表示されている。前回値表示欄114の各情報は、除霜運転の制御が有効である場合において、設定値を決定する際の参考値として表示される。
項目「α比(前回値)」は、前回除霜運転を開始したときのα比を表示する項目である。項目「積算運転時間」は、前回除霜運転を開始したときの積算運転時間を表示する項目である。
なお、前回値表示欄114には、前回の除霜運転を開始したときのα値を表示する項目「α値(前回値)」が設けられてもよい。項目「α値(前回値)」は、項目「α比(前回値)」の代わりに表示されてもよいし、追加項目として表示されてもよい。
[除霜運転処理]
本実施の形態2に係る冷凍システム100における除霜運転処理は、図10に示す実施の形態1の除霜運転処理と同様である。ここで、図10のステップS31において、演算部32は、ステップS12で算出されたα比と閾値とを比較するが、このときの閾値は、設定インターフェースの項目「閾値」で設定された値が用いられる。なお、この項目において「AUTO」が選択された場合には、実施の形態1と同様に、図9に示す閾値決定処理で決定された閾値が用いられる。また、図13の項目「除霜禁止時刻」に設定された除霜禁止時刻の間にα比が閾値となった場合、制御装置3は、除霜禁止時刻が経過した後に、除霜運転を行う。
以上のように、本実施の形態2に係る冷凍システム100では、表示装置110に表示された設定インターフェースに対して、α比に対する閾値が入力装置120を介して入力される。これにより、実施の形態1で説明した閾値決定処理を行うことなくα比に対する閾値を設定することができる。また、ユーザが各種の設定項目に値を入力することができるため、必要に応じて除霜運転の開始タイミングおよび運転時間等を意図的に設定または変更することができる。
以上、本発明の実施の形態1および変形例ならびに実施の形態2について説明したが、本発明は、上述した本発明の実施の形態1および変形例ならびに実施の形態2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。上述した例では、対象空間の温度に基づいてα値を算出したが、これに限られず、例えば、対象空間の湿度をさらに考慮してα値を算出してもよい。例えば、対象空間の湿度が高い場合、単位時間あたりの室内熱交換器21に対する着霜量が増加するため、α値の低下が早くなる。したがって、対象空間の温度に加えて湿度も考慮することにより、最適な除霜運転開始時期をより正確に決定することができる。
この場合のα値は、圧縮機11の運転周波数f、吸い込み空気温度エンタルピITR、蒸発温度エンタルピIET、および吸入密度ρsに基づき、式(4)を用いて算出される。吸い込み空気温度エンタルピITRおよび蒸発温度エンタルピIETは、乾球温度と相対湿度(または絶対湿度)がわかれば、空気線図を用いることによって導出することができる。また、乾球温度および相対湿度(または絶対湿度)は、各点における温度センサに代えて、温度および湿度の双方を計測する温湿度センサを設けることによって取得することができる。
α=ρs・f/(ITR−IET) ・・・(4)
1、201 室外機、2、202 室内機、3 制御装置、4 空間温度センサ、5 冷媒配管、10 室外機制御部、11 圧縮機、12 室外熱交換器、13 膨張弁、14 凝縮温度センサ、15 蒸発温度センサ、16 ガス冷媒温度センサ、17 バイパス回路、18 バイパス弁、20 室内機制御部、21 室内熱交換器、22 送風機、23 除霜手段、31 情報入力部、32 演算部、33 動作制御部、34 計時部、35 データ格納部、36 表示生成部、41 処理回路、42 入力装置、51 プロセッサ、52 メモリ、53 入力装置、100、200 冷凍システム、110 表示装置、111 制御選択キー、112 設定値入力欄、113 現在値表示欄、114 前回値表示欄、120 入力装置。

Claims (12)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が環状に接続され、対象空間を冷却する冷却運転を行う冷凍システムであって、
    前記室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜手段と、
    前記除霜手段を制御して、前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する除霜運転を行う制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記冷却運転中の予め設定されたサンプリング時間毎に運転データを取得し、
    取得した前記運転データに基づき、前記室内熱交換器の伝熱性能に関する指標値であるα値を算出し、
    前記室内熱交換器に前記霜が付着していないときの前記α値を初期値とした場合の、前記初期値に対する算出した前記α値の割合を示すα比を算出し、
    前記α比が予め設定された閾値となった場合に、前記除霜運転を行う冷凍システム。
  2. 前記制御装置は、
    最初に運転した際に取得した前記運転データに基づき前記閾値を決定する請求項1に記載の冷凍システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記除霜運転の際の消費電力量が最小値となる場合の前記α比を前記閾値として設定する請求項1または2に記載の冷凍システム。
  4. 前記対象空間からの吸込空気温度を計測する空間温度センサと、
    前記圧縮機の吸入側に設けられ、前記室内熱交換器の蒸発温度を計測する蒸発温度センサと
    をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記圧縮機の運転周波数と、前記吸込空気温度と、前記蒸発温度とに基づき、前記α値および前記α比を算出する請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍システム。
  5. 前記除霜手段は、
    ヒータの熱によって前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍システム。
  6. 前記除霜手段は、
    前記室内熱交換器に散水し、水の熱によって前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍システム。
  7. 前記除霜手段は、
    前記圧縮機の吐出側から分岐し、前記膨張弁と前記室内熱交換器との間に接続され、前記圧縮機から吐出された冷媒の一部を前記室内熱交換器に流入させるバイパス回路と、
    前記バイパス回路に設けられ、前記バイパス回路を流れる前記冷媒の流通および遮断を行うバイパス弁と
    を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の冷凍システム。
  8. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が環状に接続され、対象空間を冷却する冷却運転を行う冷凍システムであって、
    前記室内熱交換器に付着した霜を除去する除霜手段と、
    前記除霜手段を制御して、前記室内熱交換器に付着した前記霜を除去する除霜運転を行う制御装置と、
    前記制御装置に接続され、前記室内熱交換器の伝熱性能に関する指標値であるα値、または、前記室内熱交換器に前記霜が付着していないときの前記α値を初期値とした場合の、前記初期値に対する算出した前記α値の割合を示すα比を表示する表示装置と
    を備えた冷凍システム。
  9. 前記表示装置は、
    前記除霜運転を行う際に必要な設定値を入力するための設定インターフェースを表示し、
    前記制御装置に接続され、前記設定インターフェースに対して前記設定値を入力する入力装置をさらに備えた請求項8に記載の冷凍システム。
  10. 前記設定値は、前記除霜運転の閾値であり、
    前記制御装置は、
    前記α比が前記閾値となった場合に、前記除霜運転を行う請求項9に記載の冷凍システム。
  11. 前記設定値は、前記除霜運転の禁止時刻であり、
    前記制御装置は、
    前記禁止時刻の間に前記α比が前記閾値となった場合に、前記禁止時刻経過後に前記除霜運転を行う請求項10に記載の冷凍システム。
  12. 前記制御装置は、
    前記冷却運転中の予め設定されたサンプリング時間毎に運転データを取得し、
    取得した前記運転データに基づき、前記α値を算出し、
    前記α値に基づき、前記α比を算出する請求項8〜11のいずれか一項に記載の冷凍システム。
JP2019231096A 2019-01-08 2019-12-23 冷凍システム Active JP7433040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/000221 WO2020145281A1 (ja) 2019-01-08 2020-01-08 冷凍システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001334 2019-01-08
JP2019001334 2019-01-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020112343A true JP2020112343A (ja) 2020-07-27
JP7433040B2 JP7433040B2 (ja) 2024-02-19

Family

ID=71666920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019231096A Active JP7433040B2 (ja) 2019-01-08 2019-12-23 冷凍システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7433040B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115200312A (zh) * 2022-07-13 2022-10-18 珠海格力电器股份有限公司 换热系统的控制方法、换热系统及计算机可读存储介质

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340450A (en) * 1976-09-27 1978-04-13 Hitachi Ltd Defrost system of air cool heat pump type air conditioner
JPS53119449A (en) * 1977-03-26 1978-10-18 Sanyo Electric Co Ltd Defrosting controller
JPS5467253A (en) * 1977-11-09 1979-05-30 Saginomiya Seisakusho Inc Method of and apparatus for deforsting
JPS54154851A (en) * 1978-05-26 1979-12-06 Saginomiya Seisakusho Inc Defrost control method of heating or freezing and cooling apparatus and defrost controller
JPS58205070A (ja) * 1982-05-26 1983-11-29 三菱電機株式会社 除霜制御装置
JPS6117870A (ja) * 1984-07-03 1986-01-25 松下精工株式会社 ヒ−トポンプ式空気調和機のデフロスト制御装置
JPH0694283A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH08271101A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ヒートポンプ式空気調和機
JPH10213364A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Sharp Corp 空気調和機
JP2007225155A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法
JP2009198022A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyo Eng Works Ltd ヒートポンプ式空気調和装置
JP2009210161A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、制御装置及び制御プログラム
JP2012042207A (ja) * 2011-10-27 2012-03-01 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
WO2014170982A1 (ja) * 2013-04-18 2014-10-23 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置及び空気調和システム

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5340450A (en) * 1976-09-27 1978-04-13 Hitachi Ltd Defrost system of air cool heat pump type air conditioner
JPS53119449A (en) * 1977-03-26 1978-10-18 Sanyo Electric Co Ltd Defrosting controller
JPS5467253A (en) * 1977-11-09 1979-05-30 Saginomiya Seisakusho Inc Method of and apparatus for deforsting
JPS54154851A (en) * 1978-05-26 1979-12-06 Saginomiya Seisakusho Inc Defrost control method of heating or freezing and cooling apparatus and defrost controller
JPS58205070A (ja) * 1982-05-26 1983-11-29 三菱電機株式会社 除霜制御装置
JPS6117870A (ja) * 1984-07-03 1986-01-25 松下精工株式会社 ヒ−トポンプ式空気調和機のデフロスト制御装置
JPH0694283A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Hitachi Ltd 空気調和機
JPH08271101A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ヒートポンプ式空気調和機
JPH10213364A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Sharp Corp 空気調和機
JP2007225155A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Mitsubishi Electric Corp 除霜運転制御装置および除霜運転制御方法
JP2009198022A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyo Eng Works Ltd ヒートポンプ式空気調和装置
JP2009210161A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Sanyo Electric Co Ltd 機器制御システム、制御装置及び制御プログラム
JP2012042207A (ja) * 2011-10-27 2012-03-01 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置
WO2014170982A1 (ja) * 2013-04-18 2014-10-23 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置及び空気調和システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115200312A (zh) * 2022-07-13 2022-10-18 珠海格力电器股份有限公司 换热系统的控制方法、换热系统及计算机可读存储介质
CN115200312B (zh) * 2022-07-13 2024-01-30 珠海格力电器股份有限公司 换热系统的控制方法、换热系统及计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP7433040B2 (ja) 2024-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106461253B (zh) 空调机及其除霜运行方法
US20210010738A1 (en) Refrigerator and method for controlling same
US20210025639A1 (en) Refrigerator and method for controlling the same
JP6447742B2 (ja) 冷凍サイクル装置
CN108758903B (zh) 空调及其控制方法
Llopis et al. Experimental analysis of R-450A and R-513A as replacements of R-134a and R-507A in a medium temperature commercial refrigeration system
EP3112775B1 (en) Refrigerator and method for controlling the same
EP3026371A1 (en) Refrigeration cycle apparatus
JP5999499B2 (ja) 冷凍装置
JP2012211723A (ja) 冷凍装置及び冷凍装置の冷媒漏れ検知方法
JP2013228130A (ja) 冷凍装置
JP7433040B2 (ja) 冷凍システム
JP5366764B2 (ja) 冷却装置及び冷凍サイクル装置
JP6095155B2 (ja) 冷凍装置及び冷凍装置の冷媒漏れ検知方法
JP2008138914A (ja) 冷凍装置、及び冷凍機油の戻し方法
WO2020145281A1 (ja) 冷凍システム
JP4268931B2 (ja) 冷蔵・冷凍設備及びその制御方法
JP6008416B2 (ja) 冷凍装置及び冷凍装置の冷媒漏れ検知方法
KR101470538B1 (ko) 공기조화기의 제어방법
JP2014098515A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2020051722A (ja) 異常判定装置、この異常判定装置を備える冷凍装置、及び圧縮機の異常判定方法
JP7412608B2 (ja) 冷凍システム
JP2021038885A (ja) 冷凍サイクル装置
JP5045656B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP7154441B2 (ja) ショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191223

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7433040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150