JP2020112073A - 触媒温度算出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気加熱式の触媒の温度を高精度で算出可能とする。【解決手段】EHC2への通電を行う通電部3は、その出力ノード間に接続されたコンデンサ28を有する。信号生成部8は、通電部3の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成し、その検出用信号をEHC2に与える。電圧検出部9は、EHC2に印加される電圧を検出する。電流検出部10は、EHC2に流れる電流を検出する。温度推定部11は、電圧検出信号Sbと電流検出信号Scとに基づいてEHC2の直流抵抗を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を推定する。逆流阻止部12は、通電部3によりEHC2への通電が行われている期間において通電部3から信号生成部8へと流れる電流を阻止する。信号供給部13は、温度推定部11がEHC2の直流抵抗を検出する検出動作に先立って検出信号よりも電圧または電流が大きい充電用信号をEHC2に与える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられる内燃機関の排気を浄化する電気加熱式の触媒の温度を算出する触媒温度算出装置に関する。
従来、内燃機関の排気を浄化する電気加熱式の触媒が設けられる車両は、その触媒の温度をフィードバック制御するためのシステムであるEHCシステムを備えている。なお、以下では、電気加熱式の触媒のことをEHCとも呼ぶこととする。EHCシステムには、EHCの温度を速やかに所望する目標温度まで上昇させる制御を実現するため、例えば特許文献1に開示されるようなEHCの温度を算出する触媒温度算出装置が設けられる。
EHCの温度は、その直流抵抗と相関があることが知られている。なお、以下では、直流抵抗のことを電気特性とも呼ぶこととする。そこで、従来の触媒温度算出装置では、EHCに対して高電圧が通電される期間にEHCに流れる電流およびEHCに印加される電圧が計測される。そして、従来の触媒温度算出装置では、電流および電圧の計測値からEHCの電気特性が算出され、その電気特性に基づいてEHCの温度が推定される。
特開2011−231709号公報
例えばハイブリッド車などの電動車両は、高電圧バッテリを備えており、その高電圧バッテリによりEHCへの通電が行われる。この場合、高電圧バッテリから電力供給を受けるインバータおよびインバータにより駆動されるモータの動作に伴って生じる高電圧ノイズが高電圧バッテリの出力に重畳する。そのため、このような環境下では、高電圧ノイズの影響により、触媒温度算出装置による電流および電圧の計測誤差が大きくなり、その結果、温度の算出精度が低下するおそれがある。
また、このような通電を行うための通電部としては、回路の簡素化などを目的としてスイッチング電源が用いられることがある。このようなスイッチング電源においては、サージ電圧からの回路保護などの観点から、その出力ノード間にコンデンサなどの容量成分が挿入されることが考えられる。上記構成では、例えば始動時など、高電圧が通電される前には、コンデンサに電荷が蓄えられていない。このようにコンデンサに電荷が蓄えられていないタイミングで電気特性の検出が行われると、コンデンサに対する充電電流が流れるため、EHCに流れる電流の検出値(計測値)と実際にEHCに流れる電流(実電流)とに乖離が生じてしまい、その結果、EHCの電気特性の算出精度、ひいてはEHCの温度の推定精度が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気加熱式の触媒の温度を高精度で算出することができる触媒温度算出装置を提供することにある。
請求項1に記載の触媒温度算出装置は、車両に設けられる内燃機関の排気を浄化するものであり且つ通電されて発熱する電気加熱式の触媒の温度を算出する。触媒温度算出装置は、信号生成部(8、62、72)、触媒に印加される電圧を検出する電圧検出部(9)、触媒に流れる電流を検出する電流検出部(10)および温度推定部(11)を備える。信号生成部は、車両のボディアースを基準とした電源から電力供給を受け、触媒への通電を行う通電部の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成し、その検出用信号を触媒に与えることができる。温度推定部は、検出用信号が触媒に与えられる検出期間における電圧検出部による電圧の検出値および電流検出部による電流の検出値に基づいて触媒の直流抵抗を検出し、その検出結果に基づいて触媒の温度を推定する。
上記構成では、触媒への通電を行う通電部の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号が触媒に与えられる検出期間に、触媒に印加される電圧および触媒に流れる電流が検出される。そのため、上記構成によれば、従来技術において説明した高電圧ノイズが通電部の出力電圧に重畳するような場合でも、その影響により、電圧および電流の検出誤差が大きくなることがない。そのため、上記構成では、数秒程度の平均化処理などを実施することなく、温度の推定精度を良好に維持することができる。
したがって、上記構成によれば、電気加熱式の触媒の温度を高精度で算出可能としつつ、その応答性を高めることができるという優れた効果が得られる。そして、このような効果を奏する触媒温度算出装置を用いた触媒の温度を制御するEHCシステムによれば、運転条件または始動条件に関わらず温度のフィードバック制御が成立することになり、車両の排気エミッションの改善に寄与することができる。特に、ゼロエミッション達成のために触媒の温度を短時間で目標温度まで昇温する必要があるEHCシステムほど、高応答の温度フィードバック制御が必要となることから、上記構成の触媒温度算出装置を用いるメリットが大きくなる。
車両絶縁の法規対応の観点から、比較的高い電圧により触媒への通電を行う通電部は、車両のボディアースとの間で絶縁されている必要がある。そこで、上記構成の触媒温度算出装置において、信号生成部は、検出用信号の出力ノードと車両のボディアースを基準とした電源との間を絶縁する絶縁部を有している。このような構成によれば、検出用信号の出力ノードに接続される触媒、ひいては通電部と、車両のボディアースとの間の絶縁を確保することができる。
上記構成において、触媒に流れる電流を検出するためには、検出用信号の出力ノードから触媒へと至る信号ラインに直列に介在する検出抵抗が設けられるのが一般的である。ここで、仮に、信号生成部が絶縁部を備えていない構成であるとすると、上記検出抵抗として、絶縁法規を満足できる程度に高い抵抗値のものを用いる必要が生じる。比較的高い抵抗値の検出抵抗を用いると、次のような問題が生じる。
すなわち、検出期間に触媒に印加される電圧は、検出用信号の電圧を、検出抵抗と触媒の直流抵抗とにより分圧した電圧となる。そのため、検出抵抗の抵抗値が高いほど、検出期間における触媒への印加電圧および触媒に流れる電流が小さくなり、電圧検出部による電圧の検出精度および電流検出部による電流の検出精度が低下するおそれがある。これに対し、上記構成のように信号生成部が絶縁部を備えた構成である場合、検出抵抗の抵抗値を低く抑えることができるため、電圧および電流の検出精度を高めることができる。
また、上記構成では、通電部と、通電部の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成する信号生成部との両方が、触媒に対して電圧を印加することができるようになっている。そのため、通電部により触媒への通電が行われている期間、通電部から信号生成部へと電流が流れるおそれがある。そのため、上記構成の触媒温度算出装置は、通電部により触媒への通電が行われている期間において通電部から信号生成部へと流れる電流を阻止する逆流阻止部(12、24)を備えている。このような構成によれば、通電部により触媒への通電が行われている期間における逆流の発生を確実に防止することができる。
上記構成において、通電部は、出力ノード間に接続された容量成分を有している。このような構成では、例えば車両の始動時などには容量成分に電荷が蓄えられていないことから、従来技術において説明した充電電流に起因した問題が生じる可能性がある。しかし、上記構成の触媒温度算出装置は、温度推定部が触媒の直流抵抗を検出する検出動作を実行するのに先立って、検出用信号よりも電圧または電流が大きい充電用信号を触媒に与える信号供給部(13、63)を備えている。
このような構成によれば、検出動作に先立って、触媒に充電用信号が与えられることにより容量成分の充電が行われる。そのため、上記構成によれば、容量成分に電荷が蓄えられていないタイミングで検出動作が実行される場合でも、検出動作が開始されるときには容量成分は充電された状態となっており、容量成分に対する充電電流が流れ難くなる。したがって、上記構成によれば、容量成分に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良く触媒の直流抵抗を検出し、その検出結果に基づいて触媒の温度を精度良く推定することができる。
第1実施形態に係るEHCシステムの構成を模式的に示す図 第1実施形態に係る触媒温度算出装置および通電部の具体的な構成例を示す図 第1実施形態に係る電圧検出部および電流検出部の具体的な構成例を示す図 第1実施形態に係る充電期間および検出期間における各部の電圧および各部の電流を模式的に示すタイミングチャート 絶縁電源の変形例を示す図その1 絶縁電源の変形例を示す図その2 第2実施形態に係る触媒温度算出装置および通電部の具体的な構成例を示す図 第2実施形態に係る充電期間および検出期間における各部の電圧および各部の電流を模式的に示すタイミングチャート 第3実施形態に係る触媒温度算出装置および通電部の具体的な構成例を示す図 第3実施形態に係る充電期間および検出期間における各部の電圧および各部の電流を模式的に示すタイミングチャート 第4実施形態に係る充電期間および検出期間における各部の電圧および各部の電流を模式的に示すタイミングチャート 第5実施形態に係る触媒温度算出装置および通電部の具体的な構成例を示す図
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
<EHCシステムの構成>
図1に示すEHCシステム1は、例えばハイブリッド車などの車両に設けられるものであり、EHC2を加熱するとともにEHC2の温度が所望する目標温度となるように温度フィードバック制御を行う。EHC2は、車両に設けられる内燃機関の排気を浄化するものであり且つ通電されて発熱する電気加熱式の触媒である。EHCシステム1は、通電部3、通電制御部4、ECU5、触媒温度算出装置6などを備えている。通電部3は、高圧電源7から電力供給を受け、高圧電源7の電圧に応じた電圧を出力し、その出力電圧をEHC2に印加することができる。
高圧電源7は、車両に搭載されるバッテリのうち、比較的高い電圧(例えば数百V)を出力する高電圧バッテリである。なお、以下では、EHC2に対して通電部3が印加する電圧のことを高電圧とも呼ぶこととする。通電部3は、高電圧の給電経路に直列に介在する例えばIGBTなどのスイッチング素子、その出力ノード間に接続された容量成分などを備えた電源回路、つまりスイッチング電源として構成されている。このような構成により、通電部3は、EHC2に対する高電圧の印加、つまりEHC2への通電を実行および停止することができる。
通電部3の動作、具体的には通電部3によるEHC2への通電の実行および停止は、通電制御部4により制御される。通電制御部4には、触媒温度算出装置6から出力されるEHC2の温度推定値を表す温度検出信号Saが与えられている。また、通電制御部4には、ECU5からEHC2への通電の実行および停止のタイミングなどを指令する指令信号が与えられている。
通電制御部4は、温度検出信号Saが表すEHC2の温度推定値およびECU5から与えられる指令信号に基づいて通電部3の動作を制御する。また、通電制御部4は、EHC2の温度推定値などをECU5へと送信する。ECU5は、電池ECUおよびエンジンECUである。電池ECUは、高圧電源7を監視する機能などを有する電子制御装置である。エンジンECUは、車両の様々な運転状態における各種センサ信号に基づいて各種アクチュエータを統合的に制御し、最適なエンジン状態での動作を実現する電子制御装置である。
触媒温度算出装置6は、EHC2の温度を算出するものであり、信号生成部8、電圧検出部9、電流検出部10、温度推定部11、逆流阻止部12、信号供給部13などを備えている。信号生成部8は、低圧電源14から電力供給を受け、通電部3の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成し、その検出用信号をEHC2に与えることができる。信号生成部8の動作、具体的には検出用信号をEHC2に与えるか否かは、通電制御部4により制御される。
信号生成部8は、検出用信号の出力ノードと低圧電源14との間を絶縁する絶縁部8aを備えている。低圧電源14は、車両に搭載されるバッテリのうち、比較的低い電圧(例えば12V、24Vなど)を出力する低電圧バッテリである。このような低電圧バッテリである低圧電源14は、車両のボディアースを基準とした電源となっている。
電圧検出部9は、EHC2に印加される電圧を検出する。電圧検出部9から出力される電圧の検出値を表す電圧検出信号Sbは、温度推定部11に与えられる。電流検出部10は、EHC2に流れる電流を検出する。電流検出部10から出力される電流の検出値を表す電流検出信号Scは、温度推定部11に与えられる。温度推定部11は、電圧検出信号Sbおよび電流検出信号Scに基づいてEHC2の温度を推定する。
具体的には、温度推定部11は、検出用信号がEHC2に与えられる検出期間における電圧検出信号Sbが表す電圧の検出値および電流検出信号Scが表す電流の検出値に基づいて、EHC2の直流抵抗を算出する。なお、以下では、直流抵抗のことを電気特性と呼ぶことがある。本実施形態では、温度推定部11は、通電制御部4とともに1つの演算・制御部として構成されている。このような演算・制御部は、CPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータなどから構成される。温度推定部11および通電制御部4は、演算・制御部のCPUがROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより実現されている、つまりソフトウェアにより実現されている。
EHC2の温度は、EHC2の仕様などに依存するが、その電気特性と相関がある。温度推定部11には、使用されるEHC2の温度と電気特性との相関を表すテーブルが記憶されている。温度推定部11は、上述したようにして算出した電気特性および上記テーブルに基づいてEHC2の温度を推定する。温度推定部11から出力される温度の推定値を表す温度検出信号Saは、前述したように通電制御部4に与えられる。
上記構成では、高圧電源7から電力供給を受ける通電部3と、低圧電源14から電力供給を受ける信号生成部8との両方が、EHC2に対して電圧を印加することができるようになっている。そのため、通電部3によりEHC2への通電が行われている期間、通電部3から信号生成部8へと電流が流れるおそれがある。逆流阻止部12は、このような電流である逆流を阻止するために設けられている。信号供給部13は、温度推定部11がEHC2の電気特性を検出する検出動作を実行するのに先立って、上述した検出用信号よりも電圧または電流が大きい充電用信号をEHC2に与えることができる構成となっている。
<触媒温度算出装置の具体構成>
上記したような機能を有する触媒温度算出装置6の具体的な構成としては、例えば図2に示すような構成を採用することができる。図2に示す構成において、信号生成部8は、検出用信号として直流電圧を生成し、その直流電圧をEHC2に印加することができる構成となっている。
信号生成部8は、絶縁電源15、抵抗16、17およびOPアンプ18を備えている。絶縁電源15は、絶縁型のDC/DCコンバータであり、低圧電源14から電源線L1、L2を介して供給される直流電圧VBを任意の電圧値を有する直流電圧Vdに変換し、電源線L3、L4を介して出力する。なお、電源線L2は、車両のボディアースに接続されている。また、電源線L4の電位は、触媒温度算出装置6を含むEHCシステム1の基準電位となる。絶縁電源15は、トランス19、例えばNチャネル型MOSFETであるスイッチング素子20、ダイオード21およびコンデンサ22を備えている。
トランス19は、前述した絶縁部8aとして機能するもので、一次巻線19aおよび二次巻線19bを備えている。一次巻線19aの一方の端子は電源線L1に接続され、その他方の端子はスイッチング素子20のドレインに接続されている。スイッチング素子20のソースは、電源線L2に接続されている。図示は省略しているが、スイッチング素子20のゲートには、通電制御部4により生成されるゲート駆動信号が与えられている。スイッチング素子20は、そのゲート駆動信号に応じて、所定の周波数でオンオフされる、つまりスイッチング動作される。
二次巻線19bの一方の端子はダイオード21を順方向に介して電源線L3に接続され、その他方の端子は電源線L4に接続されている。コンデンサ22は、電源線L3、L4間に接続されている。上記構成の絶縁電源15では、スイッチング素子20のスイッチング動作により、直流電圧Vdが生成される。
抵抗16、17は、電源線L3、L4間に直列接続されており、絶縁電源15から出力される直流電圧Vdを、それらの抵抗比に応じた分圧比で分圧する。OPアンプ18は、電源線L3、L4を介して直流電圧Vdの供給を受けて動作する。OPアンプ18は、その反転入力端子と出力端子が接続されており、ボルテージフォロアとして機能する。OPアンプ18の非反転入力端子には、抵抗16、17の相互接続ノードであるノードN1の電圧、つまり直流電圧Vdが分圧された分圧電圧が与えられている。
OPアンプ18の出力端子は、信号生成部8における検出用信号の出力ノードとなるノードN2に接続されている。したがって、上記構成の信号生成部8では、OPアンプ18から出力される直流電圧が検出用信号に相当する。この場合、検出用信号となる直流電圧の電圧値は、抵抗16、17の抵抗比により定まる分圧比に応じて、所望する値に設定されている。上記構成の信号生成部8は、絶縁部8aとして機能するトランス19により、車両のボディアースを基準とした低圧電源14との絶縁が確保されている。
図2に示す構成では、EHC2に流れる電流を検出するため、信号生成部8のノードN2からEHC2へと至る信号ラインに直列に介在する検出抵抗23が設けられている。具体的には、検出抵抗23の一方の端子はノードN2に接続され、その他方の端子はノードN3に接続されている。ノードN3には、前述した逆流阻止部12として機能するダイオード24のアノードが接続されている。ダイオード24のカソードは、ノードN4に接続されている。つまり、ダイオード24は、通電部3と信号生成部8との間に、信号生成部8側をアノードとして接続されている。ノードN4と、電源線L4に接続されるノードN5との間には、EHC2が接続されている。
電圧検出部9には、信号生成部8とダイオード24との相互接続ノードに相当するノードN3の電圧が与えられている。電圧検出部9は、ノードN3の電圧に基づいてEHC2に印加される電圧を検出する。より詳細には、電圧検出部9は、電源線L4の電位を基準としたノードN3の電圧、つまりノードN3およびノードN5間の電圧に基づいてEHC2に印加される電圧を検出する。電流検出部10には、検出抵抗23の各端子電圧が与えられている。電流検出部10は、検出抵抗23の各端子電圧の差に基づいてEHC2に流れる電流を検出する。
上記構成において、通電部3は、例えばIGBTであるスイッチング素子25、26、インダクタ27、コンデンサ28などを備えたスイッチング電源となっている。この場合、サージ電圧からの回路保護などの観点から、スイッチング素子25、26には、還流ダイオードが逆並列接続されている。スイッチング素子25のコレクタは、高圧電源7の高電位側端子に接続され、そのエミッタは、インダクタ27を介してノードN4に接続されている。スイッチング素子26のエミッタは、高圧電源7の低電位側端子に接続され、そのコレクタはノードN5に接続されている。
コンデンサ28は、前述した容量成分に相当するものであり、サージ電圧からの回路保護などの観点から設けられている。コンデンサ28は、ノードN4とスイッチング素子26のエミッタとの間に接続されている。図示は省略しているが、スイッチング素子25、26の各ゲートには、通電制御部4により生成されるゲート駆動信号が与えられている。スイッチング素子25、26は、そのゲート駆動信号に応じてオンオフされる。このような構成により、通電部3によるEHC2への通電の実行および停止が、通電制御部4により制御されるようになっている。
この場合、通電制御部4は、EHC2への通電を実行する際にはスイッチング素子25、26をオン制御するとともに、EHC2への通電を停止する際にはスイッチング素子25、26をオフ制御する。通電制御部4は、このようなECH2への通電の状況、つまり通電を実行中であるか否かなどに基づいて、絶縁電源15のスイッチング素子20の動作を制御する。具体的には、通電制御部4は、通電部3によるEHC2への通電が停止されている期間にOPアンプ18の出力電圧がEHC2に印加されるように、絶縁電源15のスイッチング素子20の動作を制御する。したがって、本実施形態では、検出用信号がEHC2に与えられる検出期間は、通電部3によるEHC2への通電が停止されている期間となる。
このような検出期間においてEHC2に印加される電圧、つまりノードN4およびノードN5間の電圧は、OPアンプ18の出力電圧に応じた一定の直流電圧となる。なお、この電圧の値は、前述したように、抵抗16、17による分圧比に応じて所望する値に設定することができる。また、このような検出期間にEHC2に流れる電流は、EHC2に一定の電圧が印加されていることから、その一定の電圧に応じた一定の電流となる。なお、この場合、EHC2としては、その直流抵抗と温度とに相関があるものが用いられる。温度推定部11は、EHC2に一定の直流電圧が印加されるとともに一定の電流が流れる検出期間における電圧検出信号Sbおよび電流検出信号Scに基づいてEHC2の直流抵抗を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を推定する。
この場合、信号供給部13は、通電制御部4を介して通電部3の動作を制御することにより、EHC2に高電圧を与えることができる。通電部3による高電圧は、検出用信号よりも電圧が大きい(高い)ものであり、充電用信号に相当する。信号供給部13は、温度推定部11がEHC2の直流抵抗を検出する検出動作を実行するのに先立って、言い換えると検出用信号がEHC2に与えられる検出期間よりも前の期間に、充電用信号に相当する高電圧をEHC2に与えるようになっている。なお、この場合、信号供給部13は、車両の始動時、または、通電部3によるEHC2への通電が所定期間以上停止された後、上述したような期間に充電用信号をEHC2に与えるようになっている。
<電圧検出部および電流検出部の具体構成>
電圧検出部9および電流検出部10の具体的な構成としては、例えば図3に示すような構成を採用することができる。図3に示すように、電圧検出部9は、増幅回路29、低域通過フィルタ30およびA/D変換器31を備えている。なお、以下では、低域通過フィルタのことをLPFと省略するとともに、A/D変換器のことをADCと省略することとする。
増幅回路29は、OPアンプ32および抵抗33により構成されている。OPアンプ32は、電源線L3、L4を介して直流電圧Vdの供給を受けて動作する。OPアンプ32は、その反転入力端子と出力端子が接続されており、ボルテージフォロアとして機能する。OPアンプ32の非反転入力端子には、抵抗33を介して検出対象の電圧であるダイオード24のカソードの電圧が与えられる。このような構成により、増幅回路29は、OPアンプ32の出力端子から、検出対象の電圧に応じた電圧を出力する。
LPF30は、抵抗34およびコンデンサ35からなるRCフィルタである。抵抗34は、OPアンプ32の出力端子およびコンデンサ35の一方の端子の間に接続されている。コンデンサ35の他方の端子は、電源線L4に接続されている。抵抗34およびコンデンサ35の相互接続ノードであるノードN6は、ADC31の入力端子に接続されている。ADC31は、ノードN6の電圧、つまりLPF30の出力電圧をデジタル信号に変換して出力する。ADC31から出力されるデジタル信号は、電圧検出信号Sbとして温度推定部11に与えられる。
また、図3に示すように、電流検出部10は、増幅回路36、LPF37およびADC38を備えている。増幅回路36は、OPアンプ39および抵抗40〜43により構成されている。OPアンプ39は、電源線L3、L4を介して直流電圧Vdの供給を受けて動作する。OPアンプ39の非反転入力端子および反転入力端子には、それぞれ抵抗40および抵抗41を介して検出抵抗23の各端子電圧が与えられる。
OPアンプ39の非反転入力端子は、抵抗42を介して電源線L4に接続されている。OPアンプ39の反転入力端子は、抵抗43を介して、その出力端子に接続されている。このような構成により、増幅回路36は、OPアンプ39の出力端子から、検出抵抗23の各端子電圧の差電圧を増幅した電圧を出力する。
LPF37は、抵抗44およびコンデンサ45からなるRCフィルタである。抵抗44は、OPアンプ39の出力端子およびコンデンサ45の一方の端子の間に接続されている。コンデンサ45の他方の端子は、電源線L4に接続されている。抵抗44およびコンデンサ45の相互接続ノードであるノードN7は、ADC38の入力端子に接続されている。ADC38は、ノードN7の電圧、つまりLPF37の出力電圧をデジタル信号に変換して出力する。ADC38から出力されるデジタル信号は、電流検出信号Scとして温度推定部11に与えられる。
車両に搭載される高電圧バッテリである高圧電源7の出力には、高圧電源7から電力供給を受ける図示しないインバータおよびインバータにより駆動される図示しないモータの動作に伴って生じる高電圧ノイズが重畳する。電圧検出部9および電流検出部10は、このような高電圧ノイズが重畳した電圧に基づいて、電圧および電流を検出する構成となっている。そこで、電圧検出部9および電流検出部10には、このような高電圧ノイズの影響を除去するためのLPF30および37が設けられている。
次に、上記構成の作用について説明する。
車両の始動時、通電部3によるEHC2への通電が所定期間以上停止されたときなどには、通電部3のコンデンサ28に電荷が蓄えられていない可能性がある。コンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで検出動作が行われると、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れるため、信号生成部8の出力電流IOUTと、実際にEHC2に流れる電流IEHCとが一致しない(IOUT≠IEHC)。つまり、この場合、EHC2への通電電流と電流検出部10による検出電流とが異なることになり、その結果、EHC2の電気特性の算出精度、ひいてはEHC2の温度の推定精度が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、前述したように、信号供給部13は、車両の始動時、または、通電部3によるEHC2への通電が所定期間以上停止された後、検出動作が実行される前の期間に充電用信号をEHC2に与えるようになっている。具体的には、図4に示すように、信号供給部13は、時刻t1において、通電部3のスイッチング素子25をオン制御することにより充電用信号である通電部3による高電圧の供給を開始する。
充電用信号の供給が開始されると、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れ、それによりコンデンサ28の端子電圧VCHGが上昇する。なお、この場合、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇することになる。信号供給部13は、時刻t2において、通電部3のスイッチング素子25をオフ制御することにより充電用信号の供給を停止する。これにより、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れなくなる(ICHG=0)。このとき、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇した状態が維持されている。
時刻t1から時刻t2の期間Taは、充電用信号が供給される期間であり、以下、期間Taのことを充電期間Taとも呼ぶこととする。充電期間Taでは、通電部3のスイッチング素子26がオフ制御されており、また信号生成部8からEHC2に対して検出用信号が与えられていないため、EHC2に印加される電圧VEHCおよびEHC2に流れる電流IEHCはゼロとなっている(VEHC=0、IEHC=0)。
時刻t2において、信号生成部8は、ECH2に対する検出用信号の供給を開始する。これにより、電圧VEHCが前述した一定の電圧まで上昇するとともに、電流IEHCが前述した一定の電流まで上昇する。時刻t2以降の期間Tbは、EHC2に検出用信号が与えられる期間、つまりEHC2の電気特性が検出される検出動作が実行される期間であり、以下、期間Tbのことを検出期間Tbとも呼ぶこととする。検出期間Tbでは、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇した状態が維持されており、検出用信号の電圧、つまり電圧VEHCよりも十分に高い電圧となっている。そのため、検出期間Tbでは、コンデンサ28に対する充電電流ICHGは流れない(ICHG=0)。
以上説明したように、本実施形態の触媒温度算出装置6は、通電部3の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成し、その検出用信号をEHC2に与えることができる信号生成部8を備えている。そして、この場合、検出用信号がEHC2に与えられる検出期間に、EHC2に印加される電圧およびEHC2に流れる電流が検出される。そのため、上記構成によれば、高圧電源7で発生する高電圧ノイズが通電部3の出力電圧に重畳するような場合でも、その影響により、電圧および電流の検出誤差が大きくなることがない。そのため、本実施形態の触媒温度算出装置6では、数秒程度の平均化処理などを実施することなく、温度の推定精度を良好に維持することができる。
したがって、本実施形態の触媒温度算出装置6によれば、EHC2の温度を高精度で算出可能としつつ、その応答性を高めることができるという優れた効果が得られる。そして、このような効果を奏する触媒温度算出装置6を用いたEHCシステム1によれば、運転条件または始動条件に関わらず温度のフィードバック制御が成立することになり、車両の排気エミッションの改善に寄与することができる。特に、ゼロエミッション達成のためにEHC2の温度を短時間で目標温度まで昇温する必要があるシステムほど、高応答の温度フィードバック制御が必要となることから、上記構成の触媒温度算出装置6を用いるメリットが大きくなる。
車両絶縁の法規対応の観点から、例えば数百Vといった比較的高い電圧によりEHC2への通電を行う通電部3は、車両のボディアースとの間で絶縁されている必要がある。そこで、本実施形態の信号生成部8は、検出用信号の出力ノードと車両のボディアースを基準とした低圧電源14との間を絶縁する絶縁部8aを備えている。このような構成によれば、検出用信号の出力ノードに接続されるEHC2、ひいては通電部3と、車両のボディアースとの間の絶縁を確保することができる。
一般に、EHCの温度を算出する触媒温度算出装置において、EHCに流れる電流を検出するためには、検出用信号の出力ノードからEHCへと至る信号ラインに直列に介在する検出抵抗が設けられる。ここで、仮に、信号生成部8が絶縁部8aを備えていない構成であるとすると、上記検出抵抗として、絶縁法規を満足できる程度に高い抵抗値のものを用いる必要が生じる。比較的高い抵抗値の検出抵抗を用いると、次のような問題が生じる。
すなわち、検出期間にEHC2に印加される電圧は、検出用信号の電圧を、検出抵抗23とEHC2の直流抵抗とにより分圧した電圧となる。そのため、検出抵抗23の抵抗値が高いほど、検出期間におけるEHC2への印加電圧およびEHC2に流れる電流が小さくなり、電圧検出部9による電圧の検出精度および電流検出部10による電流の検出精度が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態の構成のように信号生成部8が絶縁部8aを備えた構成である場合、検出抵抗23の抵抗値を低く抑えることができるため、電圧および電流の検出精度を高めることができる。
また、本実施形態では、通電部3と、通電部3の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成する信号生成部8との両方が、EHC2に対して電圧を印加することができる構成となっている。そのため、通電部3によりEHC2への通電が行われている期間、通電部3から信号生成部8へと電流、つまり逆流が生じる可能性があり、このような逆流が流れると信号生成部8が故障するおそれがある。そのため、触媒温度算出装置6は、通電部3によりEHC2への通電が行われている期間において通電部3から信号生成部8へと流れる電流を阻止する逆流阻止部12を備えている。このような構成によれば、通電部3によりEHC2への通電が行われている期間における逆流の発生を確実に防止することができる。
上記構成において、通電部3は、その出力ノード間に接続された容量成分であるコンデンサ28を有している。このような構成では、例えば車両の始動時などにはコンデンサ28に電荷が蓄えられていないことから、従来技術において説明した充電電流ICHGに起因した問題が生じる可能性がある。しかし、本実施形態の触媒温度算出装置6は、温度推定部11がEHC2の電気特性を検出する検出動作を実行するのに先立って、検出用信号よりも電圧または電流が大きい充電用信号をEHC2に与える信号供給部13を備えている。
このような構成によれば、検出動作に先立って、EHC2に充電用信号が与えられることによりコンデンサ28の充電が行われる。そのため、上記構成によれば、コンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで検出動作が実行される場合でも、検出動作が開始されるときにはコンデンサ28は充電された状態となっており、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れ難くなる。したがって、本実施形態によれば、コンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良くEHC2の電気特性を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を精度良く推定することができる。
信号供給部13は、通電制御部4を介して通電部3の動作を制御することにより充電用信号をEHC2に与えるようになっている。つまり、信号供給部13は、EHCシステム1において元々設けられる構成を利用して充電用信号の供給を行うようになっている。このようにすれば、充電用信号を生成するとともに供給するための専用の回路などを別途設ける必要がなくなるため、その分だけ、装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
信号供給部13は、検出動作が実行される度に、その検出動作に先立って充電用信号の供給を実行することも可能であるが、このようにすると、コンデンサ28に電荷が蓄えられているときにも充電用信号の供給が行われる可能性があり、信号供給部13による動作に無駄が生じるおそれがある。そこで、本実施形態では、車両の始動時、または、通電部3によるEHC2への通電が所定期間以上停止された後、充電用信号をEHC2に与えるようになっている。このようにすれば、コンデンサ28に電荷が蓄えられていない可能性が十分に高いときにだけ充電用信号の供給が行われることになり、信号供給部13による動作の効率化を図ることができる。
EHC2は、その直流抵抗が低いほど、その温度を速やかに上昇させることができる。ただし、EHC2の直流抵抗が低くなると、検出抵抗23の抵抗値によっては、電圧および電流の検出精度が低下するおそれがある。これは、前述したように、検出期間にEHC2に印加される電圧が、検出用信号の電圧を検出抵抗23とEHC2の直流抵抗とにより分圧した電圧となることに起因している。
しかし、本実施形態では、信号生成部8が絶縁部8aを備えていることから、検出抵抗23の抵抗値を低く抑えることができるため、EHC2として、直流抵抗の低いものを採用することができる。本実施形態では、EHC2として、例えば、通電部3と車両のボディアースとの間の絶縁抵抗より小さい直流抵抗を有するものを採用することができる。そして、上記構成の触媒温度算出装置6と、直流抵抗の低いEHC2とを採用したEHCシステム1によれば、EHC2の温度を素早く上昇させることが可能となり、排気エミッションを一層改善することができる。
本実施形態では、検出用信号がEHC2に与えられる検出期間には、通電部3によるEHC2への通電が停止されるようになっている。このような構成によれば、高圧電源7において発生する高電圧ノイズが電圧検出部9および電流検出部10の検出動作に与える影響を一層低減することができ、その結果、電圧および電流の検出誤差を一層小さく抑えることができる。
<絶縁電源の変形例>
本実施形態のように、検出用信号を生成する信号生成部に絶縁電源が含まれるような構成とする場合、その絶縁電源としては、種々の構成を採用することができる。例えば、信号生成部に用いられる絶縁電源として、図5および図6に示すような構成を採用することができる。
図5に示す絶縁電源15Aは、一般的なフライバック方式の絶縁電源15に対し、ダイオード46が追加された構成となっている。ダイオード46は、電源線L3、L4間に、電源線L4側をアノードとして接続されている。また、図6に示す絶縁電源15Bは、絶縁電源15Aに対し、インダクタ47が追加されている。インダクタ47は、ダイオード21、46の共通のカソードと、電源線L3との間に接続されている。つまり、絶縁電源15Bは、一般的なフォワード方式の絶縁電源の構成となっている。これらの構成によっても、絶縁電源15と同様、トランス19を絶縁部8aとして機能させることができる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態に対し通電部の具体的な構成が変更された第2実施形態について図7および図8を参照して説明する。
図7に示すように、本実施形態の通電部51は、図2に示した第1実施形態の通電部3に対し、コンデンサ28の接続位置が異なっている。この場合、コンデンサ28は、ノードN4とノードN5との間に接続されている。
次に、上記構成の作用について説明する。
図8に示すように、信号供給部13は、時刻t1において、通電部3のスイッチング素子25、26をオン制御することにより充電用信号である通電部3による高電圧の供給を開始する。充電用信号の供給が開始されると、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れ、それによりコンデンサ28の端子電圧VCHGが上昇する。なお、この場合、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇することになる。
信号供給部13は、時刻t2において、通電部3のスイッチング素子25、26をオフ制御することにより充電用信号の供給を停止する。これにより、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れなくなる(ICHG=0)。このとき、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇した状態が維持されている。この場合、充電期間Taでは、通電部3のスイッチング素子25、26がオン制御されていることからEHC2に印加される電圧VEHCおよびEHC2に流れる電流IEHCは、ゼロではなく、前述した一定の電圧および一定の電流よりも高い値となっている。
時刻t2において、信号生成部8は、ECH2に対する検出用信号の供給を開始する。これにより、電圧VEHCが前述した一定の電圧まで低下するとともに、電流IEHCが前述した一定の電流まで低下する。この場合も、検出期間Tbでは、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、通電部3による高電圧と同程度まで上昇した状態が維持されており、検出用信号の電圧、つまり電圧VEHCよりも十分に高い電圧となっている。そのため、検出期間Tbでは、コンデンサ28に対する充電電流ICHGは流れない(ICHG=0)。
以上説明したように、本実施形態の構成によっても、第1実施形態の構成と同様、検出動作に先立ってEHC2に充電用信号が与えられることにより、検出期間にコンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れないようになっている。そのため、本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果、つまりコンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良くEHC2の電気特性を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を精度良く推定することができるという効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、第1実施形態に対し触媒温度算出装置の具体的な構成が変更された第3実施形態について図9および図10を参照して説明する。
図9に示すように、本実施形態の触媒温度算出装置61は、図2に示した第1実施形態の触媒温度算出装置6に対し、信号生成部8に代えて信号生成部62を備えている点、信号供給部13に代えて信号供給部63を備えている点などが異なる。信号生成部62は、検出用信号の電圧を複数段階に切り替え可能な構成となっている。本実施形態では、信号生成部62は、検出用信号の電圧を、第1設定値および第2設定値の2段階に切り替え可能な構成となっている。なお、以下では、第1設定値の電圧のことを第1電圧とも呼び、第2設定値の電圧のことを第2電圧とも呼ぶ。この場合、第1電圧および第2電圧の関係は、「第1電圧<第2電圧」となっている。
信号生成部62における検出用信号の電圧の切り替えなどの動作は、通電制御部4により制御される。信号生成部62は、信号生成部8に対し、抵抗64および例えばNチャネル型MOSFETであるスイッチング素子65が追加されている。スイッチング素子65のドレインは、抵抗64を介してノードN1に接続され、そのソースは、電源線L4に接続されている。図示は省略しているが、スイッチング素子65のゲートには、通電制御部4により生成されるゲート駆動信号が与えられている。スイッチング素子65は、そのゲート駆動信号に応じてオンオフされる。
上記構成では、スイッチング素子65がオンのとき、ノードN1の電圧、ひいてはOPアンプ18から出力される直流電圧は、直流電圧Vdを、抵抗16の抵抗値と、抵抗17および抵抗64の並列合成抵抗値と、により定まる分圧比で分圧した電圧となる。また、上記構成では、スイッチング素子65がオフのとき、ノードN1の電圧、ひいてはOPアンプ18から出力される直流電圧は、直流電圧Vdを、抵抗16の抵抗値と、抵抗17の抵抗値と、により定まる分圧比で分圧した電圧となる。
この場合、スイッチング素子65がオンのときのノードN1の電圧が前述した第1電圧に相当するとともに、スイッチング素子65がオフのときのノードN1の電圧が前述した第2電圧に相当する。このように、上記構成では、検出用信号となる直流電圧は、第1電圧と、その第1電圧より高い第2電圧と、の2段階に切り替えられる。第1電圧の値および第2電圧の値は、抵抗16、17および64の各抵抗値により定まる分圧比に応じて、所望する値に設定されている。
本実施形態では、通電制御部4は、温度推定部11による検出動作が実行される際、信号生成部62から出力される検出用信号の電圧が第1電圧となるように切り替えを行う。また、信号供給部63は、通電制御部4を介して信号生成部62の動作を制御することにより、EHC2に第2電圧の検出用信号を与えることができる。第2電圧の検出用信号は、検出動作が実行される際にEHC2に与えられる第1電圧の検出用信号よりも電圧が大きい(高い)ものであり、充電用信号に相当する。このように、本実施形態では、信号生成部63は、検出用信号の電圧が第2電圧となるように、信号生成部62の動作を制御することにより、充電用信号をEHC2に与えるようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
図10に示すように、信号供給部63は、時刻t1において、信号生成部62のスイッチング素子65をオフ制御することにより、充電用信号である第2電圧の検出用信号の供給を開始する。充電用信号の供給が開始されると、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れ、それによりコンデンサ28の端子電圧VCHGが上昇する。なお、この場合、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、第2電圧と同程度まで上昇することになる。
信号供給部63は、時刻t2において、信号生成部62のスイッチング素子65をオン制御することにより、検出用信号の電圧を第2電圧から第1電圧へと変更する、つまり充電用信号の供給を停止する。これにより、コンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れなくなる(ICHG=0)。このとき、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、第2電圧まで上昇した状態が維持されている。この場合、充電期間Taでは、信号生成部62からEHC2に対して検出用信号が与えられていることからEHC2に印加される電圧VEHCおよびEHC2に流れる電流IEHCは、ゼロではなく、第2電圧および第2電圧に対応した一定の電流である第2電流となっている。
時刻t2において、信号生成部62は、EHC2に対して第1電圧の検出用信号の供給を開始する。これにより、電圧VEHCが第1電圧まで低下するとともに、電流IEHCが前述した第1電圧に対応した一定の電流である第1電流まで低下する。この場合、検出期間Tbでは、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、第2電圧と同程度まで上昇した状態が維持されており、検出用信号の電圧、つまり第1電圧よりも高い電圧となっている。そのため、検出期間Tbでは、コンデンサ28に対する充電電流ICHGは流れない(ICHG=0)。
以上説明したように、本実施形態の構成によっても、第1実施形態の構成と同様、検出動作に先立ってEHC2に充電用信号が与えられることにより、検出期間にコンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れないようになっている。そのため、本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果、つまりコンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良くEHC2の電気特性を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を精度良く推定することができるという効果が得られる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について図11を参照して説明する。
第4実施形態では、温度推定部11による検出動作の内容が上記各実施形態と異なっている。なお、構成については第3実施形態と共通するので、図9なども参照しながら説明する。この場合、信号生成部62は、温度推定部11による検出動作が実行される際、検出用信号の電圧が第1電圧となるように切り替えるとともに、その後、または、その前に、検出用信号の電圧が第2電圧となるように切り替えるようになっている。
本実施形態では、次のようにしてEHC2の直流抵抗が検出されるようになっている。すなわち、信号生成部62は、検出用信号の電圧を2段階に切り替え可能な構成となっている。つまり、この場合、EHC2に与えられる検出用信号の電圧を変化させることができる構成となっている。検出期間において、検出用信号の電圧を変化させれば、電圧検出部9による電圧の検出値および電流検出部10による電流の検出値も、その変化と同様に変化する。温度推定部11は、検出用信号の電圧が第1電圧から第2電圧へと切り替えられた際における電圧検出部9による電圧の検出値の差分および電流検出部10による電流の検出値の差分に基づいてEHC2の直流抵抗を検出する。
図11に示すように、本実施形態では、充電期間Taにおける動作は、図10に示した第3実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、検出期間における動作が、第3実施形態とは異なっている。すなわち、時刻t2において、信号生成部62は、EHC2に対して第1電圧の検出用信号の供給を開始する。これにより、電圧VEHCが第1電圧と同程度まで低下するとともに、電流IEHCが第1電流と同程度まで低下する。その後、時刻t3において、信号生成部62は、検出用信号の電圧を第1電圧から第2電圧へと変更する。これにより、電流IEHCは第2電流と同程度まで上昇する。また、この後、時刻t4において、信号生成部62は、検出用信号の電圧を第2電圧から第1電圧へと変更する。これにより、電流IEHCは第1電流と同程度まで低下する。
この場合、時刻t2から時刻t3の期間Tb1、時刻t3から時刻t4の期間Tb2および時刻t4以降の期間Tb3は、いずれもEHC2の電気特性が検出される検出動作が実行される検出期間に相当する。このような検出期間Tb1、Tb2、Tb3では、コンデンサ28の端子電圧VCHGは、第2電圧と同程度まで上昇した状態が維持されており、検出用信号の電圧(第1電圧)よりも高い電圧または検出用信号の電圧(第2電圧)と同程度の電圧となっている。そのため、検出期間Tb1、Tb2、Tb3では、コンデンサ28に対する充電電流ICHGはほとんど流れない(ICHG≒0)。
以上説明したように、本実施形態の構成によっても、上記各実施形態と同様、検出動作に先立ってEHC2に充電用信号が与えられることにより、検出期間にコンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れないようになっている。そのため、本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果、つまりコンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良くEHC2の電気特性を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を精度良く推定することができるという効果が得られる。
(第5実施形態)
以下、第3実施形態に対し触媒温度算出装置の具体的な構成が変更された第5実施形態について図12を参照して説明する。
図12に示すように、本実施形態の触媒温度算出装置71は、図9に示した第3実施形態の触媒温度算出装置61に対し、信号生成部62に代えて信号生成部72を備えている点などが異なる。
信号生成部72は、信号生成部62に対し、トランジスタ73および抵抗74が追加されている点などが異なる。トランジスタ73は、PNP形バイポーラトランジスタであり、そのエミッタは抵抗74を介して電源線L3に接続されている。この場合、OPアンプ18の反転入力端子は、トランジスタ73のエミッタに接続され、その出力端子はトランジスタ73のベースに接続されている。
上記構成によれば、OPアンプ18の作用により、トランジスタ73のコレクタ電流が一定の電流となるように、トランジスタ73の導通状態が制御される。具体的には、スイッチング素子65がオンのときには、トランジスタ73のコレクタ電流が第1電圧に応じた一定の第1電流となるように、トランジスタ73の導通状態が制御される。また、スイッチング素子65がオフのときには、トランジスタ73のコレクタ電流が第2電圧に応じた一定の第2電流となるように、トランジスタ73の導通状態が制御される。
上記構成の信号生成部72では、トランジスタ73のコレクタ電流、つまりトランジスタ73のコレクタから検出抵抗23側へと流れる直流電流が検出用信号に相当する。つまり、信号生成部72は、検出用信号の電流を2段階に切り替え可能な構成となっている。この場合、検出用信号となる直流電流の電流値、つまり第1電流の値および第2電流の値は、抵抗16、17、64の各抵抗値により定まる分圧比および抵抗74の抵抗値に応じて、所望する値に設定されている。
以上説明した本実施形態の構成によっても、上記各実施形態と同様、検出動作に先立ってEHC2に充電用信号が与えることが可能であり、これにより、検出期間にコンデンサ28に対する充電電流ICHGが流れないようにすることができる。そのため、本実施形態によっても第1実施形態と同様の効果、つまりコンデンサ28に電荷が蓄えられていないタイミングで行われる検出動作においても、精度良くEHC2の電気特性を検出し、その検出結果に基づいてEHC2の温度を精度良く推定することができるという効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態で示した数値などは例示であり、それに限定されるものではない。
本発明は、EHCシステム1に設けられる触媒温度算出装置に限らず、車両に設けられる内燃機関の排気を浄化するEHCの温度を算出する触媒温度算出装置全般に適用することができる。
電圧検出部の具体的な構成としては、図3などに示した構成に限らずともよく、EHCに印加される電圧を検出することができる構成であればよい。また、電流検出部の具体的な構成としては、図3などに示した構成に限らずともよく、EHCに流れる電流を検出することができる構成であればよい。
絶縁部は、絶縁電源15などのトランス19を用いた構成に限らずともよく、検出用信号の出力ノードと低圧電源14との間を絶縁する構成であればよい。例えば、低圧電源14から信号生成部8などへの電力供給ラインをフォトカプラなどにより接続することで、上記絶縁を実現する構成でもよい。
図9に示した信号生成部62は、検出用信号の電圧を複数段階に切り替え可能な構成であればよく、例えば検出用信号の電圧を3段階以上に切り替え可能な構成であってもよい。また、図12に示した信号生成部72は、検出用信号の電流を複数段階に切り替え可能な構成であればよく、例えば検出用信号の電流を3段階以上に切り替え可能な構成であってもよい。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
2…EHC、3、51…通電部、6、61、71…触媒温度算出装置、7…高圧電源、8、62、72…信号生成部、8a…絶縁部、9…電圧検出部、10…電流検出部、11…温度推定部、12…逆流阻止部、13、63…信号供給部、14…低圧電源、19…トランス、23…検出抵抗、24…ダイオード、28…コンデンサ。

Claims (5)

  1. 車両に設けられる内燃機関の排気を浄化するものであり且つ通電されて発熱する電気加熱式の触媒の温度を算出する触媒温度算出装置であって、
    前記車両のボディアースを基準とした電源から電力供給を受け、前記触媒への通電を行うものであり且つ出力ノード間に接続された容量成分を有する通電部の出力電圧より低い電圧を有する検出用信号を生成し、その検出用信号を前記触媒に与えることができるものであり、前記検出用信号の出力ノードと前記電源との間を絶縁する絶縁部を有する信号生成部(8、62、72)と、
    前記通電部により前記触媒への通電が行われている期間において前記通電部から前記信号生成部へと流れる電流を阻止する逆流阻止部(12、24)と、
    前記触媒に印加される電圧を検出する電圧検出部(9)と、
    前記触媒に流れる電流を検出する電流検出部(10)と、
    前記検出用信号が前記触媒に与えられる検出期間における前記電圧検出部による電圧の検出値および前記電流検出部による電流の検出値に基づいて前記触媒の直流抵抗を検出し、その検出結果に基づいて前記触媒の温度を推定する温度推定部(11)と、
    前記温度推定部が前記触媒の直流抵抗を検出する検出動作を実行するのに先立って、前記検出用信号よりも電圧または電流が大きい充電用信号を前記触媒に与える信号供給部(13、63)と、
    を備える触媒温度算出装置。
  2. 前記信号供給部(13)は、前記通電部の動作を制御することにより前記充電用信号を前記触媒に与えるようになっている請求項1に記載の触媒温度算出装置。
  3. 前記信号生成部(62、72)は、前記検出用信号の電圧または電流を複数段階に切り替え可能な構成であり、前記温度推定部による前記検出動作が実行される際、前記検出用信号の電圧または電流が第1設定値となるように切り替えが行われるようになっており、
    前記信号供給部(63)は、前記検出用信号の電圧または電流が前記第1設定値より大きい第2設定値となるように前記信号生成部の動作を制御することにより前記充電用信号を前記触媒に与えるようになっている請求項1に記載の触媒温度算出装置。
  4. 前記信号生成部は、前記温度推定部による前記検出動作が実行される際、前記検出用信号の電圧または電流が前記第1設定値となるように切り替えるとともに、その後、または、その前に、前記検出用信号の電圧または電流が前記第2設定値となるように切り替える請求項3に記載の触媒温度算出装置。
  5. 前記信号供給部は、前記車両の始動時、または、前記通電部による前記触媒への通電が所定期間以上停止された後、前記充電用信号を前記触媒に与えるようになっている請求項1から4のいずれか一項に記載の触媒温度算出装置。
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