JP2020112052A - 車載制御装置 - Google Patents

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Sadato Horiuchi
貞人 堀内
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Abstract

【課題】車載制御装置において、加速度センサの異常を検出可能とする。【解決手段】車載制御装置9は加速度センサ101の機能異常を診断する加速度センサ機能診断部152を有し、加速度センサ機能診断部152は、車両の運転状態に基づいて車両の加速度を算出する第1加速度算出部152aと、加速度センサ101からの入力信号に基づいて車両の加速度を算出する第2加速度算出部152bと、第1加速度算出部152aによって算出した加速度と第2加速度算出部152bによって算出した加速度とを比較し、加速度センサ101の異常を検出する加速度センサ異常検出部152cとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、加速度センサからの信号を入力する車載制御装置に関する。
加速度センサの機能診断に係わる技術としては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。特許文献1は、センサのゲイン調整回路を備え、センサ自身の自己診断機能を有する加速度センサにおいて、ゲイン調整値と連動して自己診断電圧を変えるように構成した加速度センサの自己診断方法を記載している。
特開平10-104267号公報
車載制御装置は、種々の目的で加速度センサからの信号を入力している。
例えば、車載制御装置を搭載した車両は、車載制御装置のソフトウェアの誤動作、制御部品の損傷等の様々の要因で、運転者が意図する値以上の推進力が車両の原動機から発生する場合がある。このため、車両の原動機の推進力が異常であることを判定することが安全対策上重要であり、その判定に加速度センサの検出値を用いることが検討されている。
しかし、加速度センサの検出値を用いて原動機の推進力の異常を判定する場合、加速度センサに異常が無い(加速度センサの検出値が信頼性のあるものである)ことが重要である。
特許文献1に記載の診断方法は、ゲイン調整値と連動して自己診断電圧を変えることにより、増幅回路のゲインのバラツキに対する診断特性のバラツキを小さくし、入力電圧に対する正確さは確保することができるが、発生した加速度が正しく電圧値として入力されているかのチェックはできないという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、加速度センサの異常を検出可能とした車載制御装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明では、車両の運転状態と加速度センサからの信号とを入力し、所定の演算処理を行い、車両機器を制御する車載制御装置であって、前記加速度センサの機能異常を診断する加速度センサ機能診断部を有し、前記加速度センサ機能診断部は、前記車両の運転状態に基づいて前記車両の加速度を算出する第1加速度算出部と、前記加速度センサからの入力信号に基づいて前記車両の加速度を算出する第2加速度算出部と、前記第1加速度算出部によって算出した加速度と前記第2加速度算出部によって算出した加速度とを比較し、前記加速度センサの異常を検出する加速度センサ異常検出部とを備えるものとする。
本発明によれば、車載制御装置において、加速度センサの機能異常を診断し、加速度センサの異常を検出することができる。
本発明の一実施形態に係る車載制御装置とエンジンおよびその周辺機器の構成を示す図である。 エンジンコントロールユニットの内部構成を示す図である。 エンジンコントロールユニットの演算処理(CPUの演算処理部における演算処理)の概要を示す機能ブロック図である。 図15に示した推進力異常検出部の処理内容の一例を示す機能ブロック図である。 図15に示した加速度センサ機能診断部の処理内容を示す機能ブロック図である。 加速度センサ機能診断部の第1加速度算出部、第2加速度算出部および加速度センサ異常検出部の全体処理を示すフローチャートである。 図4のステップ406における車両の運転状態からエンジントルクを算出する処理内容を示すフローチャートである。 図4のステップ407におけるエンジントルクを加速度に変換する処理内容を示すフローチャートである。 図4のステップ408における加速度センサの信号から加速度を算出する処理内容を示すフローチャートである。 図4のステップ409における加速度を比較し、センサ異常を判定/確定する処理内容を示すフローチャートである。 図8のステップ804における加速度センサNG判定処理の内容を示すフローチャートである。 図9のステップ914における加速度センサの異常を確定する加速度センサNGカウンタ処理の処理内容を示すフローチャートである。 図10のステップ1005における加速度センサHi側NG確定処理の処理内容を示すフローチャートである。 図10のステップ1009における加速度センサLo側NG確定処理の処理内容を示すフローチャートである。 図8のステップ805における加速度センサの最終値を決めるフェールセーフ処理の処理内容を示すフローチャートである。 加速度センサのHi側NG確定時の関連状態量とカウンタおよびフラグの変化を示すタイムチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載制御装置とエンジンおよびその周辺機器の構成を示す図である。
図1において、原動機であるエンジン1は、ピストン2、吸気バルブ3、排気バルブ4を備え、吸気は、スロットル弁6を通過して分岐部であるコレクタ7に入り、吸気管8、吸気バルブ3を介してエンジン1の燃焼室10に供給される。燃料は、燃料噴射弁11から、エンジン1の燃焼室10に噴射供給され、点火コイル13、点火プラグ14で点火される。燃焼後の排気ガスは排気バルブ4を介して排気管15に排出され、排気管15には排気ガス浄化のための三元触媒16が備えられている。
このようなエンジン1に対して、本実施形態に係わる車載制御装置(ECU)であるエンジンコントロールユニット100が設けられている。このエンジンコントロールユニット100は、クランク角度センサ40、スロットル開度センサ41、吸気圧センサ42、吸入空気量センサ(AFM)43、アクセル開度センサ44、加速度センサ101等の各種センサと、イグニッションスイッチ45からの信号を入力し、所定の演算処理を行い、車両機器、例えばスロットルモータ46等に制御信号を出力し、これらを制御する。クランク角度センサ40はシグナルプレート17に形成された歯部の凹凸を検出することで、クランク角度を検出する。
また、エンジンコントロールユニット100は、内部ラン47を介して、車両に搭載された他のECU、センサ等の外部デバイスに接続され、外部デバイスからの信号を入力する。
ここで、クランク角度センサ40によって検出されるクランク角度(エンジン回転数)、スロットル開度センサ41によって検出されるスロットル弁6の開度、吸気圧センサ42によって検出される吸気圧、吸入空気量センサ43によって検出される吸入空気量は、エンジン1の運転状態を示す状態量(パラメータ)であり、以下の説明において、これらの状態量を適宜「エンジン状態」という。また、アクセル開度センサ44によって検出されるアクセル48の開度と、イグニッションスイッチ45の操作位置(ON,OFF)は車両の運転者の操作状態を示すパラメータであり、以下の説明において、これらの値を適宜「運転者の操作状態」という。更に、以下の説明において、「エンジン転状態」と外部デバイスからの信号が表す情報を含めて「車両の運転状態」と言う。
エンジンコントロールユニット100は、車両の運転状態と、運転者の操作状態と、加速度センサ101からの信号と、所定の演算処理を行い、車両機器を制御する。
例えば、エンジンコントロールユニット100は、アクセル開度センサ44の信号からエンジンへの要求トルクの算出や、アイドル状態の判定等を行ない、これらの算出/判定結果に基づいてエンジン1に必要な吸入空気量を算出し、それに見合った開度信号をスロットルモータ46に出力し、スロットル弁6の開度を制御する。また、燃料噴射弁11へは燃料噴射信号を、点火プラグ14へは点火信号を出力する。
また、エンジンコントロールユニット100は、本発明の特徴として、エンジン1の推進力の異常検出と、加速度センサ101の機能異常の診断を行う。これらの詳細は後述する。
図2は、エンジンコントロールユニット100の内部構成を示す図である。エンジンコントロールユニット100は、入力回路201と、CPU202と、出力回路203とを備え、CPU202は、入力ポート202aと、A/D変換部202bと、演算処理部202cとで構成されている。入力回路201は、クランク角度センサ40、スロットル開度センサ41、吸気圧センサ42、吸入空気量センサ(AFM)18、アクセル開度センサ44、加速度センサ101等の各種センサからの信号と、イグニッションスイッチ45からの信号と、外部デバイスからの信号を入力し、CPU202は、入力回路201が入力した信号を入力ポート202aから取り込み、A/D変換部202bにおいて、その信号をデジタル信号に変換し、演算処理部202cにおいて所定の演算処理を実施する。
図15は、エンジンコントロールユニット100の演算処理(CPU202の演算処理部202cにおける演算処理)の概要を示す機能ブロック図である。エンジンコントロールユニット100は、車両の運転状態と、車両の運転者の操作状態と、加速度センサ101からの信号とに基づいて、エンジン1(原動機)の推進力の異常を検出する推進力異常検出部151と、加速度センサ101の機能異常を診断する加速度センサ機能診断部152とを有している。
図16は、図15に示した推進力異常検出部151の処理内容の一例を示す機能ブロック図である。
推進力異常検出部151は、許容発生トルク算出部151aと、許容加速度算出部151bと、加速度異常判定部151dと、制御信号算出/出力部151eとを備えている。
許容発生トルク算出部151aは、車両の運転状態と車両の運転者の操作状態とに基づいて車両の許容発生トルクの基本値を算出し、この基本値を外部デバイス信号から取得した勾配情報、電気負荷、車両乗員情報などのエンジン負荷に関する情報(後述)によって補正して、エンジン負荷を考慮した車両の許容発生トルクを算出する。許容加速度算出部151bは、許容発生トルクから許容加速度を算出する。加速度異常判定部151dは,許容加速度算出部151bで算出した許容加速度と加速度センサ機能診断部152から入力したセンサ加速度とを比較し、センサ加速度が許容加速度を超えた場合に、車両の加速度が異常であると判定する。制御信号算出/出力部151eは、加速度異常判定部151dにおいて車両の加速度が異常であると判定された場合に、エンジン1の推進力が異常であると判定し、エンジン1の推進力を抑える方向へスロットル弁6が動作するようにスロットルモータ46を駆動する制御信号を算出し、制御信号を出力する。
許容発生トルク算出部151aは、車両の運転状態として、クランク角度センサ40からの入力信号に基づいてエンジン回転数を算出し、車両の運転者の操作状態として、アクセル開度センサ44からの入力信号に基づきアクセル開度を算出し、そのエンジン回転数とアクセル開度とから許容発生トルクを算出する。
許容加速度算出部151bは、後述する加速度センサ機能診断部152における第1加速度算出部152aの加速度算出部305と同様の手法により許容発生トルクを許容加速度に変換し、許容加速度を算出する。
これにより、推進力異常検出部151は、エンジンコントロールユニット100のソフトウェアの誤動作、制御部品の損傷等の要因で、運転者が意図する値以上の推進力がエンジン1から発生した場合に、エンジン1の推進力を抑えるフェールセーフ処理を行うことができる。なお、推進力異常判定部151dにおいては、許容加速度とセンサ加速度とを比較して推進力異常を判定したが、後述する如く、加速度を馬力に変換し、許容馬力とセンサ加速度の変換馬力とを比較して推進力の異常を判定してもよい。或いは、推進力そのものを算出して推進力の異常を判定することもできる。
図3は、図15に示した加速度センサ機能診断部152の処理内容を示す機能ブロック図である。
加速度センサ機能診断部152は、車両の運転状態に基づいて車両の加速度を算出する第1加速度算出部152aと、加速度センサ101からの入力信号に基づいて車両の加速度を算出する第2加速度算出部152bと、第1加速度算出部152aによって算出した加速度と第2加速度算出部152bによって算出した加速度とを比較し、加速度センサ101の異常を検出する加速度センサ異常検出部152cとを有している。
第1加速度算出部152aは、センサ信号入力処理部302と、外部デバイス信号入力処理部303と、エンジントルク算出部(原動機トルク算出部)304と、加速度算出部305とを有し、加速度センサ101の機能診断に使用される比較基準側の加速度を算出する。
第2加速度算出部152bは、センサ信号入力処理部307と加速度算出部308とを有し、機能診断の対象となる加速度センサ101からの入力信号の処理を行う。
加速度センサ異常検出部152cは、加速度比較部309と、加速度センサ異常判定部310と、加速度センサ異常確定部311とを有している。
第1加速度算出部152aにおけるセンサ信号入力処理部302は、エンジン1の運転状態(エンジン状態)と運転者の操作状態とを入力する。より詳しくは、クランク角度センサ40、スロットル開度センサ41、吸気圧センサ42、吸入空気量センサ43、アクセル開度センサ44等からの信号を入力する。そして、センサ信号入力処理部302は、クランク角度センサ40からのクランク角度の信号に基づいてエンジン1の回転数を算出し、スロットル開度センサ41からの信号に基づいてスロットル開度を算出し、吸気圧センサ42からの信号に基づいて吸気圧を算出し、吸入空気量センサ43からの信号に基づいて吸入空気量を算出し、アクセル開度センサ44からの信号に基づいてアクセル開度を算出する。また、センサ信号入力処理部302は、カウンタ、フラグ等の初期化を行うため、イグニッションスイッチ45からの信号を取り込む。
外部デバイス信号入力処理部303は内部ラン47を介して外部デバイスからの信号を入力する。この信号は、センサ信号入力処理部302が入力するエンジン状態以外の車両の運転状態の信号であり、勾配情報、電気負荷、車両乗員情報などエンジン負荷に関する情報が含まれる。また、外部デバイスからの信号として、エンジンコントロールユニット100に直接入力されるセンサ信号以外の車速などの車両の状態量に関する信号を入力してもよい。
エンジントルク算出部304は、車両の運転状態に基づいて車両の原動機であるエンジン1が発生する駆動トルクを算出するものであり、より詳しくは、センサ信号入力処理部302と外部デバイス信号入力処理部303において入力および/或いは算出した車両の運転状態および運転者の操作状態に基づいて、エンジン1が発生する駆動トルク(エンジントルク)を算出する。
加速度算出部305は、エンジントルク算出部304によって算出したエンジントルク(駆動トルク)から車両の加速度を算出する。
第2加速度算出部152bにおけるセンサ信号入力処理部307は、加速度センサ101からの入力信号を取り込み、その信号に基づいて加速度を算出する。加速度算出部308は、センサ信号入力処理部307において算出した加速度を加速度センサ101の機能診断に使用可能とするための単位合わせなどの処理を実施する。
加速度センサ異常検出部152cにおける加速度比較部309は、第1加速度算出部152a(加速度算出部305)によって算出した加速度と第2加速度算出部152b(加速度算出部308)によって算出した加速度を比較し、加速度センサ異常判定部310はその加速度の比較結果に基づいて加速度センサ101の異常を判定し、加速度センサ異常確定部311は、加速度センサ異常判定部310によって判定した加速度センサの異常を確定する。
これにより加速度センサ機能診断部152は、加速度センサの機能異常を診断し、加速度センサ101の異常を検出することができる。
また、加速度センサ異常判定部310は、第1加速度算出部152a(加速度算出部305)によって算出した加速度に余裕代を設定し、第2加速度算出部152b(加速度算出部308)によって算出した加速度がその余裕代の範囲を超えた場合に、加速度センサ101が異常と判定する(後述;図9)。
これにより、第1加速度算出部152aによって算出した加速度と第2加速度算出部152bによって算出した加速度を比較するとき、第1加速度算出部152aによって算出した加速度と実際の加速度との誤差を吸収し、異常判定の確度を高めることができる。
また、加速度センサ異常確定部311は、加速度センサ異常判定部310によって判定した加速度センサ101の異常が所定時間経過したかどうかを判定し、加速度センサ101の異常が所定時間経過した場合にその異常の判定を確定する(後述;図10、図11および図12)。
これにより第1加速度算出部152aによって算出した加速度或いは第2加速度算出部152bによって算出した加速度が過度的に変化した場合や外乱により一時的に変化した場合に加速度センサ101を異常と判定することを防止し、適切な異常判定を行うことができる。
更に、加速度センサ異常確定部311は、加速度センサ101の異常を確定した場合に、第2加速度算出部152b(加速度算出部308)によって算出した加速度に代えて第1加速度算出部152a(加速度算出部305)によって算出した加速度を出力するフェールセーフ処理を行う(後述;図13)。
これにより加速度センサ101の異常が確定した場合でも、加速度センサ101からの入力信号に基づくセンサ加速度(第2加速度算出部152bによって算出した加速度)に代えて第1加速度算出部152aによって算出した加速度を出力するため、推進力異常検出部151は、その加速度を用いてエンジン1の推進力の異常を検出し続けることができる。
以下、図4〜図14を用いて、加速度センサ機能診断部152を更に詳しく説明する。
図4は、上述した加速度センサ機能診断部152の第1加速度算出部152a、第2加速度算出部152bおよび加速度センサ異常検出部152cの全体処理を示すフローチャートである。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ401において、イグニッションスイッチ45がOFF→ONのタイミングであるかを確認する。イグニッションスイッチ45がOFF→ONのタイミングである場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ402において、Hi側NGカウンタクリア、Hi側NG確定/判定フラグクリアを実施し、ステップ403において、Lo側NGカウンタクリア、Lo側NG確定/判定フラグクリアを実施し、ステップ404において、加速度センサNG判定フラグクリアを実施し、ステップ405において、加速度センサOK判定フラグクリアを実施する。ステップ402〜406の実施後またはステップ401においてOFF→ONのタイミングではない場合、ステップ406を実施する。
ステップ406では、車両の運転状態からエンジントルクを算出する。内容は、図5に示す。ステップ406の終了後、ステップ407において、車両の運転状態から算出されたトルクを加速度に変換する。内容は、図6に示す。ステップ407の終了後、ステップ408において、加速度センサ101の信号から加速度を算出する。内容は、図7に示す。ステップ408の終了後、ステップ409において、加速度を比較し、センサ異常を判定/確定する。内容は、図8に示す。
図5は、図4のステップ406における車両の運転状態からエンジントルクを算出する処理内容を示すフローチャートである。
加速度センサ機能診断部152は、ステップ501において、前述したように、クランク角度センサ(エンジン回転数)、スロットル弁6の開度、吸気圧、吸入空気量などのエンジン状態に関する信号を入力し、それぞれの値を算出する。また、外部デバイスからの車両の運転状態に関する信号を入力する。
また、加速度センサ機能診断部152は、ステップ502において、外部デバイスから勾配情報、電気負荷、車両乗員情報などエンジン負荷に関する情報を入力する。
ステップ502の実施後、加速度センサ機能診断部152は、ステップ503において、車両の運転状態およびエンジン負荷の入力情報が全て正常かどうかの判定を実施し、車両の運転状態およびエンジン負荷の入力情報に異常がないことを確認する。この異常確認の具体例として、例えば、センサからの算出値に対して、その算出値がセンサ特性の許容値の範囲内かどうかを判定し、算出値がセンサ特性の許容値の範囲を超えていれば、センサ信号が正常でないと判定する。また、センサからの算出値が正規の最小値および最大値の範囲内の値かどうかを判定し、算出値が正規の範囲を超えていれば、センサ信号が正常でないと判定する。また、エアコンスイッチ等の信号がONからOFF或いはOFFからONに変わった場合に、電気負荷が想定範囲内の変化を超えていた場合は、電気負荷情報が正常でないと判定する。
ステップ503において、車両の運転状態およびエンジン負荷の入力情報が全て正常の場合、ステップ504において、ステップ501で算出した車両の運転状態を用いてエンジントルクを算出する。
まず、車両が平地を走行し、かつエンジン1の出力を全て走行に使用し、かつ標準車両重量を想定した場合のエンジントルクの基本値を算出する。このエンジントルクの基本値は、クランク角度センサ40と吸入空気量センサ43と吸気圧センサ42の信号を用いて計算することができる。例えば、吸入空気量センサ43と吸気圧センサ42の信号から算出した吸入空気量と吸気圧からエンジン1のシリンダ流入空気量を算出し、このシリンダ流入空気量とクランク角度センサ40から算出したエンジン回転数とからエンジン負荷(作動状態量)を算出する。次いで、算出したエンジン負荷をエンジン回転数とエンジン負荷とエンジントルクのマップに参照させ、エンジントルクの基本値を算出する。
次いで、ステップ503では、上記のように算出したエンジントルクの基本値を、勾配情報、電気負荷、車両乗員情報など、外部デバイス信号から取得したエンジン負荷に関する情報を用いて補正し、走行路の勾配(勾配情報)、走行トルク以外のエンジン負荷(電気負荷)、車両乗員重量(車両乗員情報)などを考慮したエンジントルクを算出する。電気負荷は、例えば、エアコン、ラジエータファン、ライト、デフォッガ、パワーステアリング等である。また、エンジン負荷には、トートマチックトランスミッションなどを駆動する負荷も含まれる。
次いで、ステップ505において、加速度センサ機能診断を許可する。
一方、ステップ503において、エンジン状態およびエンジン負荷の入力情報の少なくとも一部に異常があり、全てが正常でない場合は、車両の運転状態からエンジントルクの算出が不可能な場合であるため、加速度センサ機能診断部152は、ステップ506において、車両の運転状態からのトルク算出をNGとするエンジントルク算出NGの判定を行う。このようにステップ506にてエンジントルク算出NGと判定された場合は、加速度センサの判定基準を算出できないため、加速度センサ機能診断部152は、ステップ507において、加速度センサ機能診断の禁止を決定する。
図6は、図4のステップ407におけるエンジントルクを加速度に変換する処理内容を示すフローチャートである。
加速度センサ機能診断部152は、ステップ601において、図5のステップ504において算出したエンジントルクの単位を変換し、ステップ602において、そのエンジントルクから車両重量の入力情報を用いて加速度を算出する。この加速度算出の具体例として、例えば、タイヤの半径等の情報からエンジントルクを車両の推進力に変換し、予め入力しておいた車両の基本重量と外部デバイスからエンジン負荷情報の一部として入力した車両乗員情報を用いて現在の車両重量を算出し、その推進力と車両重量をF=mα(F:力、m:重量、α:加速度)の式に当てはめることにより、加速度を算出する。なお、エンジントルクから直接加速度を算出するのではなく、エンジントルクにエンジン回転数を乗じてエンジントルクを一旦馬力に変換し、この馬力をエンジン回転数と車両重量mで割ることで加速度を算出してもよい。この場合、図16に示した推進力異常判定部151dにおいて、加速度センサ機能診断部152から入力する値として、センサ加速度に代えてその変換した馬力を入力し、許容加速度算出部151bから入力した許容加速度を許容馬力に変換し、変換した馬力と許容馬力を比較すればよく、これによってもエンジン1の推進力の以上を判定することができる。
図7は、図4のステップ408における加速度センサ101の信号から加速度を算出する処理内容を示すフローチャートである。
加速度センサ機能診断部152は、ステップ701において、加速度センサ101からの入力信号に基づいて加速度を算出し、ステップ702において、その加速度をステップ602において算出した加速度と比較計算できるように、単位を変換する。
図8は、図4のステップ409における加速度を比較し、センサ異常を判定/確定する処理内容を示すフローチャートである。
加速度センサ機能診断部152は、まず、ステップ801において、車両の運転状態から算出したエンジントルクからの変換値である加速度(以下、適宜「トルク変換加速度」という)を入力し、ステップ802において、加速度センサ101からの入力信号に基づいて算出した加速度(以下、適宜「センサ加速度」という)を入力する。次いで、加速度センサ機能診断部152は、それらの加速度を比較計算する前に、ステップ803において、エンジントルク算出がNGであるかどうか判定する。この判定は、図5のステップ506の判定結果によりものである。エンジントルク算出がNGでない場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ804において、加速度センサNG判定処理を実施する。ステップ804の内容は、図9に示す。ステップ804の処理を実施後、若しくはステップ803においてエンジントルク算出がNGの場合、加速度センサ機能診断部152は、加速度センサ101の最終値を決めるフェールセーフ処理805を実施する。ステップ805の内容は図13に示す。フェールセーフ処理終了後、加速度センサ機能診断部152は、ステップ806において、最終的な加速度センサ値を決める加速度センサ値最終決定処理を実施する。そして、車載制御装置9は、この値を加速度センサの値として使用する。
図9は、図8のステップ804における加速度センサNG判定処理の内容を示すフローチャートである。ここでは、センサ加速度をトルク変換加速度と比較し、加速度センサ101が機能異常であるかどうかを判定する。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ901において、加速度センサNG確定フラグの状態を見ることにより、加速度センサ101の機能診断結果NGが未確定かを判定する。加速度センサ101の機能診断結果NGが確定している場合は、本処理は実施せず、加速度センサNGカウンタ処理914へ遷移する。
加速度センサ101の機能診断結果NGが未確定の場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ902において、前述したトルク変換加速度とセンサ加速度を入力する。入力後、ステップ903において、センサ加速度がトルク変換加速度に余裕代を加算した値より大きいか否かの判定を行う。この判定が不成立の場合、ステップ904において、センサ加速度がトルク変換加速度から余裕代を減算した値より小さいか否かの判定を行う。この判定が不成立の場合、ステップ905において、加速度センサ101の機能は正常であり、加速度センサOKの判定を行い、加速度センサOKの判定フラグとセットする。次いで、ステップ906において、Hi側NG判定フラグのクリアを実施し、ステップ907において、Lo側NG判定フラグのクリアを実施する。
また、ステップ904での判定が成立した場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ908において、加速度センサ101の機能はLo側異常と判定し、加速度センサOK判定フラグのクリアを実施する。さらに、ステップ909において、Lo側NGの判定フラグをセットし、ステップ910において、Hi側NG判定フラグのクリアを実施する。
ステップ903での判定が成立した場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ911において、加速度センサ101の機能はHi側異常と判定し、加速度センサOK判定フラグのクリアを実施する。さらに、ステップ912において、Hi側NG判定フラグをセットし、ステップ913において、Lo側NG判定フラグのクリアを実施する。
これらの処理結果に続き、加速度センサ機能診断部152は、ステップ914において、加速度センサNGのカウンタ処理を実施する。
図10は、図9のステップ914における加速度センサ101の異常を確定する加速度センサNGカウンタ処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ1001において、加速度センサNG確定フラグの状態を見ることにより、加速度センサ101がすでにNG確定かを判定する。NGが確定している場合、本処理は必要ないため、本処理を終了する。NGが確定していない場合、ステップ1002において、加速度センサHi側NG判定フラグの状態を見ることで、加速度センサHi側NGが発生しているかを判定する。NGが発生している場合、ステップ1003において、Hi側NGカウンタアップを実施し、ステップ1004において、Lo側NGカウンタダウンを実施し、ステップ1005において、加速度センサHi側NG確定処理を実施する。ステップ1005の処理は図11に示す。
ステップ1002において、加速度センサHi側NGが発生していない場合、加速度センサ機能診断部152は、ステップ1006において、加速度センサLo側NG判定フラグの状態を見ることで、加速度センサLo側NGが発生しているかを判定する。NGが発生している場合、ステップ1007において、Hi側NGカウンタダウンを実施し、ステップ1009において、Lo側NGカウンタアップを実施し、ステップ1009において、加速度センサLo側NG確定処理を実施する。ステップ1009の処理は図12に示す。ステップ1006において、加速度センサLo側NGが発生していない場合、加速度センサは正常とみなし、ステップ1010において、Hi側NGカウンタダウンを実施し、ステップ1011において、Lo側NGカウンタダウンを実施する。
図11は、図10のステップ1005における加速度センサHi側NG確定処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ1101において、加速度センサNG判定フラグの状態を見ることで、加速度センサNGが確定しているかを判定する。NGが確定している場合、本処理は必要ないため、本処理を終了する。NGが確定していない場合、ステップ1102において、Hi側NGカウンタがNG確定閾値を超えているかを判定する。Hi側NGカウンタがNG確定閾値を超えている場合、ステップ1103において、加速度センサHi側NG確定フラグをセットすることで加速度センサHi側NG確定を実施し、ステップ1104において、加速度センサNG確定フラグをセットして加速度センサNGを確定する。ステップ1102において、Hi側NGカウンタがNG確定閾値を超えていない場合、本処理を終了する。
図12は、図10のステップ1009における加速度センサLo側NG確定処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ1201において、加速度センサ側NG判定フラグの状態を見ることで、加速度センサNGが確定しているかを判定する。NGが確定している場合、本処理は必要ないため、本処理を終了する。NGが確定していない場合、ステップ1202において、Lo側NGカウンタがNG確定閾値を超えているかを判定する。Lo側NGカウンタがNG確定閾値を超えている場合、ステップ1203において、加速度センサLo側NG確定フラグをセットすることで加速度センサLo側NG確定を実施し、ステップ1204において、加速度センサNG確定フラグをセットして加速度センサNGを確定する。ステップ1202において、Lo側NGカウンタがNG確定閾値を超えていない場合、本処理を終了する。
図13は、図8のステップ805における加速度センサ101の最終値を決めるフェールセーフ処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、加速度センサ機能診断部152は、ステップ1301において、加速度センサNG確定、または加速度センサHi側NG判定中、または加速度センサLo側NG判定中かの判定を実施する。この判定は、加速度センサNG確定フラグセットされているかどうか、加速度センサHi側NG確定フラグがセットされているかどうか、加速度センサLo側NG確定フラグがセットされているかどうかを見ることで行う。本判定が成立した場合、加速度センサからの入力信号に基づいて算出した加速度は異常である(すなわち加速度センサ101は異常である)ため、ステップ1302において、推進力異常診断に用いる加速度として、トルク変換加速度、すなわちエンジン状態から算出したエンジントルクに基づく加速度を使用する。ステップ1301の判定が不成立の場合、ステップ1303において、推進力異常診断に用いる加速度として、センサ加速度、すなわち加速度センサ101からの入力信号に基づいて算出した加速度を使用する。
また、ステップ1301の判定が成立し、加速度センサ101が異常であると判定した場合、加速度センサ機能診断部152は、図示しないメータパネルのチェックエンジンランプを点灯させる。
この状態はイグニッションスイッチ45がOFFになるまで継続し、イグニッションスイッチ45のOFF後、イグニッションスイッチ45がONになると、図4のフローチャートの処理が再び始まり、カウンタとフラグは初期化される。
これにより加速度センサ21からの入力信号に基づいて算出した加速度が異常と判定された場合でも、イグニッションスイッチ45がOFFになるまでの間、センサ加速度に代えてトルク変換加速度を出力し、推進力異常検出部151は、エンジン1の推進力の異常を検出し続けることができる。
また、加速度センサ101の異常が検出されるとチェックエンジンランプが点灯するため、運転者は、その発生頻度に応じてエンジンコントローラユニット9の保守点検を手配することができる。
図14は、加速度センサ101のHi側NG確定時の関連状態量とカウンタおよびフラグの変化を示すタイムチャートである。
図14には、上側から順番に、車速1401、エンジン回転数1402、吸気圧1403、加速度(センサ加速度1404、トルク変換加速度1407、上側の余裕代1405、下側の余裕代1406)、Hi側NGカウンタ1409、Hi側NG確定フラグ1411を示している。
時刻t1において加速度センサ101からの入力信号に基づいて算出されたセンサ加速度1404がエンジントルクに基づいて算出されたトルク変換加速度1407に上側の余裕代1405を加えた値を超え、Hi側NGと判定される。この時点からHi側NGカウンタ1409がカウンタアップされ、閾値1408を超える時点t2において、Hi側NG確定フラグ1411がセットされ、Hi側NG確定となる。
1 エンジン(原動機)
2 ピストン
3 吸気バルブ
4 排気バルブ
6 スロットル弁
7 コレクタ
8 吸気管
10 燃焼室
11 燃料噴射弁
13 点火コイル
14 点火プラグ
15 排気管
16 三元触媒
17 シグナルプレート
40 クランク角度センサ
41 スロットル開度センサ
42 吸気圧センサ
43 吸入空気量センサ
44 アクセル開度センサ
45 イグニッションスイッチ
46 スロットルモータ
47 内部ラン
48 アクセル
100 エンジンコントロールユニット(車載制御装置)
101 加速度センサ
151 推進力異常検出部
151a 許容発生トルク算出部
151b 許容加速度算出部
151d 加速度異常判定部
151e 制御信号算出/出力部
152 加速度センサ機能診断部
152a 第1加速度算出部
152b 第2加速度算出部
152c 加速度センサ異常検出部
302 センサ信号入力処理部
303 外部デバイス信号入力処理部
304 エンジントルク算出部(原動機トルク算出部)
305 加速度算出部
307 センサ信号入力処理部
308 加速度算出部
309 加速度比較部
310 加速度センサ異常判定部
311 加速度センサ異常確定部
1401 車速
1402 エンジン回転数
1403 吸気圧
1404 センサ加速度
1405 上側の余裕代
1406 下側の余裕代
1407 トルク変換加速度
1408 閾値
1409 Hi側NGカウンタ
1410 Hi側NG確定フラグ(セット)
1411 Hi側NG確定フラグ(クリア)

Claims (7)

  1. 車両の運転状態と加速度センサからの信号とを入力し、所定の演算処理を行い、車両機器を制御する車載制御装置であって、
    前記加速度センサの機能異常を診断する加速度センサ機能診断部を有し、
    前記加速度センサ機能診断部は、
    前記車両の運転状態に基づいて前記車両の加速度を算出する第1加速度算出部と、
    前記加速度センサからの入力信号に基づいて前記車両の加速度を算出する第2加速度算出部と、
    前記第1加速度算出部によって算出した加速度と前記第2加速度算出部によって算出した加速度とを比較し、前記加速度センサの異常を検出する加速度センサ異常検出部とを備えることを特徴とする車載制御装置。
  2. 請求項1記載の車載制御装置において、
    前記第1加速度算出部は、
    前記車両の運転状態に基づいて前記車両の原動機が発生する駆動トルクを算出する原動機トルク算出部と、
    前記原動機トルク算出部によって算出した駆動トルクから前記車両の加速度を算出する加速度算出部とを有することを特徴とする車載制御装置。
  3. 請求項1記載の車載制御装置において、
    前記加速度センサ異常検出部は、
    前記第1加速度算出部によって算出した加速度と前記第2加速度算出部によって算出した加速度とを比較する加速度比較部と、前記加速度の比較結果に基づいて前記加速度センサの異常を判定する加速度センサ異常判定部と、前記加速度センサ異常判定部によって判定した前記加速度センサの異常を確定する加速度センサ異常判定確定部とを有することを特徴とする車載制御装置。
  4. 請求項3記載の車載制御装置において、
    前記加速度センサ異常判定部は、
    前記第1加速度算出部によって算出した加速度に余裕代を設定し、前記第2加速度算出部によって算出した加速度が前記余裕代の範囲を超えた場合に、前記加速度センサが異常と判定することを特徴とする車載制御装置。
  5. 請求項3記載の車載制御装置において、
    前記加速度センサ異常判定確定部は、
    前記加速度センサ異常判定部によって判定した前記加速度センサの異常が所定時間経過したかどうかを判定し、前記加速度センサの異常が所定時間経過した場合にその異常の判定を確定することを特徴とする車載制御装置。
  6. 請求項1記載の車載制御装置において、
    前記加速度センサ異常検出部は、
    前記加速度センサの異常を確定した場合に、前記第2加速度算出部によって算出した加速度に代えて前記第1加速度算出部によって算出した加速度を出力するフェールセーフ処理を更に行うことを特徴とする車載制御装置。
  7. 車両の運転状態と、前記車両の運転者の操作状態と、加速度センサからの信号とを入力し、所定の演算処理を行い、車両機器を制御する車載制御装置であって、
    前記車両の運転状態と、前記車両の運転者の操作状態と、前記加速度センサからの信号とに基づいて、前記車両の原動機の推進力の異常を検出する推進力異常検出部と、
    前記加速度センサの機能異常を診断する加速度センサ機能診断部を有し、
    前記加速度センサ機能診断部は、
    前記車両の運転状態に基づいて前記車両の加速度を算出する第1加速度算出部と、
    前記加速度センサからの入力信号に基づいて前記車両の加速度を算出する第2加速度算出部と、
    前記第1加速度算出部によって算出した加速度と前記第2加速度算出部によって算出した加速度とを比較し、前記加速度センサの異常を検出する加速度センサ異常検出部とを備えることを特徴とする車載制御装置。
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