JP2020111876A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】機体の傾斜角度検出用に検出器を設けることなく、傾斜地における荷重の計測誤差を補正すること。【解決手段】ホイールローダ(1)は、積荷を積み込み可能なバケット(3)を設けたリフトアーム(7)と、リフトアームを回動させるリフトシリンダ(8)と、リフトシリンダの油圧力を検出する油圧力検出器(21、22)と、リフトアームの回動角度を検出するアーム角度検出器(23)と、積荷の荷重を算出するコントローラ(25)とを備えている。コントローラは、リフトアームの回動角度を所定の計測角度域において油圧力を計測する油圧力計測部(31)と、リフトアームの回動角度に対する油圧力の変化率である油圧力変化率を計測角度域の平均油圧力で除して新たな油圧力変化率を算出する油圧力変化率算出部(32)と、を有し、機体の傾斜角度によって生じる積荷の荷重の誤差を前記油圧力変化率算出部で算出された新たな油圧力変化率に基づいて補正する。【選択図】図2

Description

本発明は作業機械に関する。
従来、ホイールローダ等の作業機械として、バケット(作業具)による積荷の積み込み作業中に積荷の荷重を計測するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の作業機械は、バケットを設けたリフトアームを油圧シリンダで回動させる際に、油圧シリンダのテール側(ボトム側)油圧とロッド側油圧を用いて積荷の荷重計測を行っている。このとき、リフトアームの回動速度、エンジン回転数、車両本体の走行速度等による計測誤差が、各種の補正マップを用いて補正されることで積荷の荷重計測の精度が高められている。
特許第4338678号公報
ところで、傾斜地にあるダンプトラック等の運搬機械に積荷を積み込む場合には、傾斜によって油圧シリンダの油圧が影響を受けて積荷の荷重計測に誤差が生じる。特許文献1に記載の作業機械では、リフトアームの回動速度、エンジン回転数、車両本体の走行速度等による計測誤差が補正されるが、機体の傾斜による誤差までは補正されない。機体の傾斜角度を検出するための検出器を設ける構成も考えられるが、既存の部品構成からの変更が必要となる。
本発明は前記課題を解決するもので、その目的とするところは、機体の傾斜角度検出用に検出器を設けることなく、傾斜地における荷重の計測誤差を補正することのできる作業機械を提供することである。
本発明の一態様の作業機械は、積荷を積み込み可能な作業具を設けたリフトアームと、前記リフトアームを回動させる油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータの油圧力を検出する油圧力検出器と、前記リフトアームの回動角度を検出するアーム角度検出器と、前記積荷の荷重を算出するコントローラとを備えた作業機械であって、前記コントローラは、前記リフトアームの回動角度を所定の計測角度域において油圧力を計測する油圧力計測部と、前記リフトアームの回動角度に対する油圧力の変化率である油圧力変化率を前記計測角度域の平均油圧力で除して新たな油圧力変化率を算出する油圧力変化率算出部と、を有し、機体の傾斜角度によって生じる前記積荷の荷重の誤差を前記油圧力変化率算出部で算出された新たな油圧力変化率に基づいて補正することを特徴とする。
本発明によれば、作業機械が傾斜地で作業する際に、機体の傾斜角度を検出することなく、機体の傾斜角度によって生じる誤差を補正して、積荷を高い精度で荷重計測することができる。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施形態に係るホイールローダの側面図。 第1の実施形態に係る荷重計測装置の構成図。 第1の実施形態に係る補正処理を説明する図であり、図3Aは正規化前のリフトアームの傾斜角度と油圧力の関係、図3Bは正規化されたリフトアームの傾斜角度と油圧力の関係を示す。 第1の実施形態に係る交点角度テーブルを示す図。 第1の実施形態に係る油圧力変化率テーブルを示す図。 第1の実施形態に係る荷重計測処理のフローチャートを示す図。 第1の実施形態に係る油圧力の補正処理のフローチャートを示す図。 第2の実施形態に係る荷重計測装置の構成図。 第2の実施形態に係る傾斜角度テーブルを示す図。 第2の実施形態に係る補正前と補正後の荷重の関係を示す図。 第2の実施形態に係る荷重計測処理のフローチャートを示す図。
[第1の実施形態]
以下、図1から図7を参照して、第1の実施形態に係るホイールローダを説明する。なお、以下の説明では、作業機械としてホイールローダを例示して説明する。また、図3から図7では、説明の便宜上、図1及び図2の符号を適宜使用して説明する。
図1は、第1の実施形態に係るホイールローダ1の側面図である。ホイールローダ1は、バケット(作業具)3で掘削した土砂等の積荷を運搬機械に積載したり、積荷を短距離運搬したりする作業機械である。ホイールローダ1の機体2下部には前輪4a、後輪4bが設けられており、前輪4a、後輪4bによって不整地や傾斜地を走行することが可能になっている。ホイールローダ1の機体2上部には運転室5が設けられ、運転室5内にはステアリングホールや各種操作レバーが設けられている。ホイールローダ1の機体2後部にはエンジン室6が設けられ、エンジン室6内にはエンジン(不図示)が搭載されている。
ホイールローダ1の機体2前部には、機体2から前方に延びる左右一対のリフトアーム7が上下に回動自在に取り付けられている。リフトアーム7の略中間位置と機体2前部はリフトシリンダ(油圧アクチュエータ)8によって連結されている。リフトシリンダ8のボトム室に油圧が供給されるとロッド9が伸長してリフトアーム7が上方向に回動され、リフトシリンダ8のロッド室に油圧が供給されるとロッド9が縮退してリフトアーム7が下方向に回動される。なお、リフトシリンダ8のボトム室とは運転室5側の受圧面積の大きい油圧室であり、ロッド室とはロッド9が収容されたヘッド側の受圧面積の小さい油圧室である。
左右一対のリフトアーム7の先端部分には、バケット3が回動自在に取り付けられている。バケット3にはベルクランク11が連結され、ベルクランク11と機体2前部はバケットシリンダ12によって連結されている。バケットシリンダ12のボトム室に油圧が供給されるとロッド13が伸長してバケット3が上方に回動され、バケットシリンダ12のロッド室に油圧が供給されるとロッド13が縮退してバケット3が下方向に回動される。なお、バケットシリンダ12のボトム室とは運転室5側の受圧面積の大きい油圧室であり、ロッド室とはロッド13が収容されたヘッド側の受圧面積の小さい油圧室である。
また、ホイールローダ1には、積荷の積載時に荷重を計測する荷重計測装置が設けられている。ホイールローダ1は平地だけでなく傾斜地でも積載作業を実施するため、荷重計測装置による荷重計測がホイールローダ1の機体2の傾斜角度θの影響を受けてしまう。そこで、荷重計測装置は機体2の傾斜角度θによって生じる計測誤差を補正して積荷の荷重を計測している。なお、荷重計測は、バケット3を運転室5側に回動させた状態(フルチルト)で、リフトアーム7を上方向に回動させながら、所定の計測角度域において実行される。
図2は、第1の実施形態に係る荷重計測装置の構成図である。リフトシリンダ8のボトム側にはリフトシリンダ8のボトム圧を検出するボトム圧検出器21が設けられ、リフトシリンダ8のロッド側にはリフトシリンダ8のロッド圧を検出するロッド圧検出器22が設けられている。ボトム圧検出器21及びロッド圧検出器22は油圧力検出器として機能し、ロッド圧とボトム圧の差圧に基づいてリフトシリンダ8の油圧力Fが算出される。リフトアーム7の基端側には機体2に対するリフトアーム7の回動角度αを検出するアーム角度検出器23が設けられ、エンジン室6のエンジンにはエンジン回転数Neを検出するエンジン回転数検出器24が設けられている。
荷重計測装置には、各種検出器からの出力に応じて積荷の荷重を算出するコントローラ25が設けられている。コントローラ25には、油圧力計測部31と、油圧力変化率算出部32と、油圧力補正部33と、荷重算出部34と、参照データ学習部35とが設けられている。コントローラ25は、プロセッサ26及びメモリ27等のハードウェアによって構成されており、プロセッサ26によってコントローラ25の各部が実現されている。また、メモリ27には、油圧力補正部33によって参照される交点角度テーブルT1、油圧力変化率テーブルT2等の参照テーブルや、各種処理で使用されるパラメータ及びプログラム等が記憶されている。
油圧力計測部31には、ボトム圧検出器21からボトム圧Pbtmが入力され、ロッド圧検出器22からロッド圧Prodが入力され、アーム角度検出器23からリフトアーム7の回動角度αが入力される。油圧力計測部31は、リフトアーム7の回動角度αを所定の計測角度域でボトム圧Pbtm及びロッド圧Prodから計測時の油圧力Fを計測している。なお、油圧力Fは、ボトム圧をPbtm、ボトム側の受圧面積をAbtm、ロッド圧をProd、ロッド側の受圧面積をArodとしたときに、以下の式(1)によって算出される。
F=Pbtm×Abtm−Prod×Arod…(1)
油圧力変化率算出部32には、油圧力計測部31からリフトアーム7の回動角度αに応じた油圧力Fの測定結果が入力される。油圧力変化率算出部32は、油圧力Fの測定結果からリフトアーム7の回動角度αに対する油圧力Fの変化率である油圧力変化率Kを算出し、油圧力変化率Kを計測角度域の平均油圧力Fave(図3A参照)で正規化して新たな油圧力変化率kを算出している。詳細は後述するが、正規化された油圧力変化率kは機体2の傾斜角度θに応じて変化するものであり、本実施形態では油圧力変化率kを利用して機体2の傾斜角度θで生じる油圧力Fの誤差が補正される。
油圧力補正部33には、エンジン回転数検出器24からエンジン回転数Neが入力され、油圧力変化率算出部32から油圧力変化率kが入力され、油圧力計測部31から計測結果が入力される。油圧力補正部33は、エンジン回転数Ne及び正規化された油圧力変化率kに基づいて機体2の傾斜角度θによって生じる計測時の油圧力Fの誤差を補正して、機体水平時の油圧力Fhを算出する。この場合、エンジン回転数Ne及び正規化された油圧力変化率k、リフトアーム7の回動角度αと計測時の油圧力Fの関係を示す計測結果(図3Aの直線L1)に基づいて、リフトアーム7の回動角度αと機体水平時の油圧力Fhの関係を示す補正情報(図3Aの直線L2)が求められる。
この補正情報によってリフトアーム7の任意の回動角度αに応じた機体水平時の油圧力Fhが求められる。この油圧力の補正処理では、リフトアーム7の回動角度αと油圧力Fの関係から、リフトアーム7の回動角度αと機体水平時の油圧力Fhの関係を導くために交点角度テーブルT1及び油圧力変化率テーブルT2が参照される(図4及び図5参照)。これら参照テーブルの参照データは、参照データ学習部35によって各種条件を変更しながら事前に学習されている。なお、交点角度テーブルT1及び油圧力変化率テーブルT2の詳細については後述する。
荷重算出部34には、エンジン回転数検出器24からエンジン回転数Neが入力され、アーム角度検出器23からリフトアーム7の回動角度αが入力され、油圧力補正部33から機体水平時の油圧力Fhが入力される。荷重算出部34は、エンジン回転数Ne、リフトアーム7の回動角度α、機体水平時の補正された油圧力Fhに基づいて積荷の荷重Wを算出する。荷重算出部34で算出された積荷の荷重Wはモニタ40に表示される。モニタ40は、積荷の荷重Wを補正中であることを報知する報知部としても機能している。これにより、オペレータにモニタ40に表示された荷重が補正された荷重か否かを正しく認識させることができる。
次に、積荷の荷重計測方法について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係る補正処理を説明する図である。図3Aはリフトアーム7の回動角度αとリフトシリンダ8に作用する油圧力F、Fhの関係を示すグラフである。直線L1がリフトアーム7の回動角度αと計測時の油圧力Fとの関係を示し、直線L2がリフトアーム7の回動角度αと機体水平時の油圧力Fhとの関係を示している。直線L1は油圧力計測部31によって計測された計測結果であり、直線L2はリフトアーム7の任意の回動角度αから機体水平時の油圧力Fhを算出するためのグラフである。
図3Aに示す計測時(機体傾斜時)及び機体水平時の油圧力F、Fhは荷重に比例して変化するため、後述する油圧力変化率Kを、所定の計測角度域の平均油圧力Fave、Fhaveで除する処理をすることで油圧力F、Fhに対する荷重の影響を低減する。この処理を本実施形態では正規化と呼ぶことにする。図3Bは、リフトアーム7の回動角度αとリフトシリンダ8に作用する、正規化された油圧力f、fhの関係を示すグラフである。直線L3が直線L1に対応するグラフであり、リフトアーム7の回動角度αと正規化された油圧力fとの関係を示している。直線L4が直線L2に対応するグラフであり、リフトアーム7の回動角度αと正規化された油圧力fhとの関係を示している。
正規化された油圧力fは、計測時の油圧力をF、所定の計測角度域の平均油圧力をFaveとすると、以下の式(2)によって算出される。また、正規化された油圧力fhは、機体水平時の油圧力をFh、所定の計測角度域の平均油圧力をFhaveとすると、以下の式(3)によって算出される。なお、図3Aにおけるαaveは所定の計測角度域の平均角度を示している。
f=F/Fave…(2)
fh=Fh/Fhave…(3)
また、所定の計測角度域は、リフトアーム7の回動角度αとリフトシリンダ8の油圧力Fの関係が直線で示される角度域、すなわち測定原理に基づいて生じる油圧力Fの計測誤差が小さな角度域に設定されている。なお、油圧力Fの計測誤差は、例えばバケットシリンダ12の油圧力の影響を受けることで生じている。所定の計測角度域でリフトアーム7の回動角度αを変えながら、リフトシリンダ8の油圧力Fを計測することで、リフトアーム7の回動角度αとリフトシリンダ8の油圧力Fを直線L1の関数として表すことができる。
油圧力補正部33は、リフトアーム7の回動角度αに対する計測時の油圧力Fの変化を示す直線L1から、リフトアーム7の回動角度αに対する機体水平時の油圧力Fhの変化を示す直線L2を算出している。直線L1の傾きはリフトアーム7の回動角度αに対する計測時の油圧力Fの変化率である油圧力変化率Kを示している。直線L2の傾きはリフトアーム7の回動角度αに対する機体水平時の油圧力Fhの変化率である油圧力変化率Khを示している。また、直線L1、L2は交点(α0、F0)で交差している。交点(α0、F0)及び直線L2の油圧力変化率Khが分かれば、直線L2を算出することが可能である。
先ず、交点(α0、F0)の算出処理について説明する。計測時の直線L1と機体水平時の直線L2の交点角度α0は、計測時の油圧力Fと機体水平時の油圧力Fhが一致するリフトアーム7の回動角度αである。計測時の直線L1及び機体水平時の直線L2は、荷重Wを大きくすると油圧力F、Fhが上方にシフトすると共に傾きK、Khが大きくなり、荷重Wを小さくすると油圧力F、Fhが下方にシフトすると共に傾きK、Khが小さくなるように変化する。このとき、荷重Wを変えても直線L1、L2は同じ角度α0で交差しており、交点角度α0は荷重Wの影響を受けていない。
リフトシリンダ8にはエンジンで駆動されたポンプからオイルが送り込まれるため、リフトアーム7の回動角度αにおける油圧力Fは、荷重W、機体2の傾斜角度θに加えてエンジン回転数Neによっても変化する。交点角度α0における交点油圧力F0は、荷重Wの影響を受けないため、機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって一意に決定される。本実施形態では、ホイールローダ1が機体2の傾斜角度θを直に検出しないため、傾斜角度θを検出する代わりに、傾斜角度θを導き出すことができる正規化された油圧力変化率kが算出される。
正規化された油圧力変化率kは、正規化前の油圧力変化率をK、所定の計測角度域の平均油圧力をFaveとしたときに、以下の式(4)によって正規化前の油圧力変化率Kを平均油圧力Faveで除して算出される。直線L1の傾きである油圧力変化率Kは、荷重W、機体2の傾斜角度θ、エンジン回転数Neによって変化する。よって、荷重Wの影響がなくなることで、正規化された油圧力変化率kが機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって一意に決まる値になる。なお、正規化前の油圧力変化率Kは、計測結果の直線L1の傾きを求めることで算出される。
k=K/Fave…(4)
このように、正規化された油圧力変化率kが機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって一意に決まり、上記したように交点角度α0も機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって一意に決まる。したがって、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neから機体2の傾斜角度θを導き出すことができ、機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neから交点角度α0を導き出すことができる。すなわち、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neから交点角度α0が導き出され、直線L1から交点油圧力F0が算出される。
図4は、第1の実施形態に係る交点角度テーブルT1を示す図である。交点角度テーブルT1には、エンジン回転数(Ne_1…Ne_m)と正規化された油圧力変化率(k_1…k_n)に関連付けて交点角度データ(α0_11…α0_mn)が保存されている。油圧力補正部33は、交点角度テーブルT1を参照して、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neから交点角度α0を算出している。油圧力補正部33は、交点角度テーブルT1を参照することで、複雑な算出処理を実施することなく、計測時の直線L1と機体水平時の直線L2の交点(α0、F0)を容易に算出することができる。
次に、機体水平時の油圧力変化率Khの算出処理について説明する。図5は、第1の実施形態に係る油圧力変化率テーブルT2を示す図である。正規化された油圧力変化率kは機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって決まるが、正規化された油圧力変化率khは傾斜角度θが0度の機体水平時であるためエンジン回転数Neによって決まる。このため、油圧力変化率テーブルT2には、エンジン回転数(Ne_1…Ne_n)に関連付けて、正規化された油圧力変化率データ(kh_1…kh_n)が保存されている。油圧力補正部33は、油圧力変化率テーブルT2を参照して、正規化された油圧力変化率khをエンジン回転数Neから容易に算出することができる。
正規化された油圧力変化率khについては、機体水平時の油圧力変化率をKh、所定の計測角度域の平均油圧力をFhaveとしたときに、以下の式(5)が成立する。機体水平時の平均油圧力Fhaveについては、計測時の平均油圧力をFave、交点油圧力をF0、機体水平時の油圧力変化率をKh、計測時の油圧力変化率をKとしたときに、直線L1、L2の関係から以下の式(6)が成立する。
kh=Kh/Fhave…(5)
Fhave=(Fave−F0)×Kh/K+F0…(6)
次に、上記式(5)、(6)から以下の式(7)が導かれ、機体水平時の油圧力変化率Khが式(7)から求められる。正規化された油圧力変化率khは油圧力変化率テーブルT2から求められ、交点油圧力F0は交点角度α0から求められる。また、計測時の平均油圧力Fave及び計測時の油圧力変化率Kは計測結果(直線L1)から求められる。このように油圧力補正部33は、エンジン回転数Neから油圧力変化率khを算出して、機体水平時の直線L2の傾きである油圧力変化率Khを算出している。
Kh=kh×F0/{1+(F0−Fave)×kh/K}…(7)
油圧力補正部33によって交点(α0、F0)及び機体水平時の油圧力変化率Khが算出されて、計測結果を示す直線L1から直線L2が算出される。そして、油圧力補正部33は、直線L2を用いてリフトアーム7の任意の回動角度αに対する機体水平時の油圧力Fhが算出され、機体2の傾斜角度θによって生じる油圧力Fの誤差が補正される。油圧力補正部33は、補正された油圧力Fhを荷重算出部34に出力する。荷重算出部34は、既存の算出方法によって、補正された油圧力Fh、エンジン回転数Ne、リフトアーム7の回動角度αから荷重Wを算出してモニタ40に出力する。
なお、交点角度テーブルT1及び油圧力変化率テーブルT2等の参照テーブルには、補正処理で参照される参照データが登録されており、この参照データは参照データ学習部35によって学習されている。参照データ学習部35は、参照データとして交点角度データ(α0_11…α0_mn)を学習して、交点角度データを正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neに関連付けて交点角度テーブルT1に登録している。また、参照データ学習部35は、参照データとして機体水平時の正規化された油圧力変化率データ(kh_1…kh_n)を学習して、油圧力変化率データをエンジン回転数に関連付けて油圧力変化率テーブルT2に登録している。
また、参照データ学習部35は、荷重Wを変えながら参照データを学習して、荷重W毎の学習値の平均を参照データとして参照テーブルに登録してもよい。例えば、参照データ学習部35は、荷重3t、5tのときの交点角度データを学習して、荷重3tと荷重5tの交点角度データの平均を交点角度テーブルT1に登録してもよい。また、参照データ学習部35は、荷重3t、5tのときの機体水平時の油圧力変化率データを学習して、荷重3tと荷重5tの油圧力変化率データの平均を油圧力変化率テーブルT2に登録してもよい。これにより、油圧力補正部の補正処理の精度が向上されている。
図6を参照して、荷重計測処理の全体的な流れについて説明する。図6は、第1の実施形態に係る荷重計測処理のフローチャートを示す図である。なお、以下のフローチャートは一例を示すものであり、適宜順番等が前後してもよい。荷重計測処理が開始されると、コントローラ25によってバケット3がフルチルト状態か否かが判定される(ステップS1)。バケット3がフルチルト状態ではないと判定されると(ステップS1でNO)、コントローラ25によってバケット3がフルチルト状態になるまでバケット3が運転室5側に回動(チルト)される(ステップS2)。
バケット3がフルチルト状態であると判定されると(ステップS1でYES)、コントローラ25によってリフトアーム7の回動角度αが計測開始角度よりも小さいか否かが判定される(ステップS3)。リフトアーム7の回動角度αが計測開始角度以上と判定されると(ステップS3でNO)、コントローラ25によってリフトアーム7の回動角度αが計測開始角度よりも小さくなるまでリフトアーム7が所定角度だけ下降される(ステップS4)。リフトアーム7の回動角度αが計測開始角度よりも小さいと判定されると(ステップS3でYES)、コントローラ25によってリフトアーム7が所定角度だけ上昇される(ステップS5)。
リフトアーム7が上昇されると、コントローラ25によってリフトアーム7の回動角度αが計測開始角度より大きいか否かが判定される(ステップS6)。リフトアーム7の回動角度αが計測開始角度以下と判定されると(ステップS6でNO)、コントローラ25によってリフトアーム7の回動角度αが計測開始角度よりも大きくなるまでリフトアーム7が上昇される。リフトアーム7の回動角度αが計測開始角度よりも大きいと判定されると(ステップS6でYES)、コントローラ25によってリフトシリンダ8に作用する油圧力Fの計測が開始される。
油圧力Fの計測が開始されると、ボトム圧検出器21でボトム圧Pbtm、ロッド圧検出器22でロッド圧Prod、アーム角度検出器23でリフトアーム7の回動角度α、エンジン回転数検出器24でエンジン回転数Neが検出される(ステップS7)。このとき、コントローラ25によってボトム圧検出器21でボトム圧Pbtm、ロッド圧検出器22でロッド圧Prodからリフトシリンダ8の油圧力Fが求められ、リフトアーム7の回動角度αに関連付けて記録される。リフトアーム7の任意の回動角度αについて油圧力が計測されると、コントローラ25によってリフトアーム7が所定角度だけ上昇される(ステップS8)。
そして、コントローラ25によってリフトアーム7の回動角度αが計測終了角度よりも大きいか否かが判定される(ステップS9)。リフトアーム7の回動角度αが計測終了角度以下と判定されると(ステップS9でNO)、リフトアーム7の回動角度αが計測終了角度よりも大きくなるまでステップS7からステップS9の処理が繰り返される。これにより、計測開始角度から計測終了角度までの所定の計測角度域において、リフトアーム7の回動角度αを所定角度ずつ大きくしながら、リフトシリンダ8の油圧力Fが複数箇所で計測される。
油圧力Fの計測処理が完了すると、コントローラ25によって計測結果から各種算出処理が施されて、機体水平時の油圧力Fhとリフトアーム7の回動角度αの関係を示す補正情報(図3Aの直線L2)が求められる(ステップS10)。補正処理の流れについては後述する。次に、コントローラ25によって機体水平時の油圧力Fh、リフトアーム7の回動角度α、エンジン回転数Neから積荷の荷重Wが算出されて(ステップS11)、モニタ40には機体2の傾斜角度θによって生じる誤差を補正した状態で積荷の荷重Wが表示される(ステップS12)。
続いて、図7を参照して、油圧力の補正処理の全体的な流れについて説明する。図7は、油圧力の補正処理のフローチャートを示す図である。なお、以下のフローチャートは一例を示すものであり、適宜順番等が前後してもよい。油圧力Fの補正処理が開始されると、コントローラ25によって油圧力Fの計測結果(図3Aの直線L1)から計測時の油圧力変化率K、所定の計測角度域の平均油圧力Faveが算出される(ステップS21)。次に、コントローラ25によって油圧力変化率K及び平均油圧力Faveから上記の式(4)を用いて、正規化された油圧力変化率kが算出される(ステップS22)。
次に、コントローラ25によって交点角度テーブルT1(図4参照)が参照されて、正規化された計測時の油圧力変化率kとエンジン回転数Neから交点角度α0が算出される(ステップS23)。次に、コントローラ25によって計測時の油圧力Fの計測結果(図3Aの直線L1)から交点角度α0に対応した交点油圧力F0が算出される(ステップS24)。次に、コントローラ25によって油圧力変化率テーブルT2(図5参照)が参照されて、正規化された油圧力変化率khがエンジン回転数Neから算出される(ステップS25)。
次に、コントローラ25によって油圧力変化率kh、交点油圧力F0、平均油圧力Fave、油圧力変化率Kから上記の式(7)を用いて機体水平時の油圧力変化率Khが算出される(ステップS26)。次に、コントローラ25によって交点座標(α0、F0)、機体水平時の油圧力変化率Khから機体水平時の油圧力Fhとリフトアーム7の回動角度αの関係を示す補正情報(図3Aの直線L2)が求められる(ステップS27)。この補正情報によって、コントローラ25によってリフトアーム7の任意の回動角度αに対する機体水平時の油圧力Fhが算出される(ステップS28)。
以上のように、第1の実施形態によれば、ホイールローダ1が傾斜地で作業する際に、機体2の傾斜角度θによって生じる誤差を補正することで、積荷を高い精度で荷重計測することができる。また、油圧力変化率Kは機体2の傾斜角度θや積荷の荷重Wの影響を受けて変化するが、油圧力変化率Kを所定の計測角度域の平均油圧力Faveで正規化することで、油圧力変化率kに対する荷重の影響を抑えることができる。正規化された油圧力変化率kは機体2の傾斜角度θを導き出すことができるものであるため、正規化された油圧力変化率kを使用して機体2の傾斜角度θによって生じる積荷の荷重Wの誤差を補正することができる。よって、機体2の傾斜角度を検出することなく、積荷の荷重Wを精度よく計測することができる。
[第2の実施形態]
続いて、図8から図11を参照して、第2の実施形態に係るホイールローダ1について説明する。なお、第2の実施形態に係るホイールローダ1は、算出した荷重W’を機体2の傾斜角度θで補正する点で第1の実施形態と相違している。したがって、第1の実施形態と同様な構成については説明を極力省略する。また、説明の便宜上、同一の名称には同一の符号を付して説明している。
図8は、第2の実施形態に係る荷重計測装置の構成図である。コントローラ25には、油圧力計測部31と、油圧力変化率算出部32と、傾斜角度算出部36と、荷重算出部34と、荷重補正部37と、傾斜角度データ学習部38とが設けられている。コントローラ25は、プロセッサ26及びメモリ27等のハードウェアによって構成されており、プロセッサ26によってコントローラ25の各部が実現されている。また、メモリ27には、傾斜角度算出部36によって参照される傾斜角度テーブルT3等の参照テーブルや、各種処理で使用されるパラメータ及びプログラム等が記憶されている。
油圧力計測部31は、リフトアーム7の回動角度αを所定の計測角度域で、ボトム圧Pbtm及びロッド圧Prodの差圧に基づいて計測時の油圧力Fを計測している。油圧力変化率算出部32は、油圧力Fの測定結果からリフトアーム7の回動角度αに対する油圧力Fの変化率である油圧力変化率Kを算出し、油圧力変化率Kを計測角度域の平均油圧力Faveで正規化して油圧力変化率kを算出している。正規化された油圧力変化率kの算出処理は、第1の実施形態と同様であり、油圧力変化率Kと平均油圧力Faveから上記の式(4)に基づいて算出される。
傾斜角度算出部36には、正規化された油圧力変化率kが油圧力変化率算出部32から入力され、エンジン回転数検出器24からエンジン回転数Neが入力される。傾斜角度算出部36は、傾斜角度テーブルT3を参照して、エンジン回転数Ne及び正規化された油圧力変化率kに基づいて機体の傾斜角度θを算出する。上記したように、正規化された油圧力変化率kは、機体2の傾斜角度θとエンジン回転数Neによって一意に決まるものである。したがって、機体2の傾斜角度θは、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neから算出することが可能である。
図9は、第2の実施形態に係る傾斜角度テーブルT3を示す図である。傾斜角度テーブルT3には、エンジン回転数(Ne_1…Ne_m)と正規化された油圧力変化率(k_1…k_n)に関連付けて、傾斜角度データ(θ_11…θ_mn)が保存されている。このように、傾斜角度算出部36は、傾斜角度テーブルT3を参照することで、複雑な算出処理を実施することなく、エンジン回転数Neと正規化された油圧力変化率kから機体2の傾斜角度θを容易に算出することができる。傾斜角度テーブルT3の傾斜角度データは、傾斜角度データ学習部38によって各種条件を変更しながら事前に学習されている。
荷重算出部34には、ボトム圧検出器21からボトム圧Pbtmが入力され、ロッド圧検出器22からロッド圧Prodが入力され、エンジン回転数検出器24からエンジン回転数Neが入力され、アーム角度検出器23からリフトアーム7の回動角度αが入力される。荷重算出部34は、ボトム圧Pbtm及びロッド圧Prodの差圧に基づいて油圧力Fを算出する。また、荷重算出部34は、既存の算出方法によって、油圧力F、エンジン回転数Ne、リフトアーム7の回動角度αに基づいて補正前の荷重W’を算出する。補正前の荷重W’には、機体2の傾斜角度θによる誤差が含まれている。
荷重補正部37には、傾斜角度算出部36から機体2の傾斜角度θが入力され、荷重算出部34から補正前の荷重W’が入力され、アーム角度検出器23からリフトアーム7の回動角度αが入力される。図10に示すように、リフトアーム7の回動角度αは、斜面に平行な直線Laと、リフトアーム7の回転中心P1及びバケット3の回転中心P2を結ぶ直線Lbとが成す角度である。バケット重心Gは、リフトアーム7の延在方向である直線Lbの延長線上には存在していない。なお、厳密には積荷重心とバケット重心Gは異なるが、ここでは積荷重心をバケット重心Gと見做している。
補正前の荷重W’はバケット重心Gに対して斜面に垂直な方向に作用する荷重であり、補正された荷重Wはバケット重心Gに対して水平面に垂直に作用する荷重である。バケット重心G及び回転中心P1を結ぶ直線Lcと回転中心P1,P2を結ぶ直線Lbとが成す角度をβとすると、補正された荷重Wは以下の式(8)から求められる。リフトアーム7の回動角度αは下向きが正であり、角度βは正の定数である。このようにして、荷重補正部37は、機体2の傾斜角度θに基づいて補正前の荷重W’の誤差を補正する。
W=W’×cos(α−β)÷cos(α−β−θ)…(8)
荷重補正部37で算出された積荷の荷重Wはモニタ(表示部)40に表示される。モニタ40は、積荷の荷重Wを補正中であることを報知する報知部としても機能している。これにより、オペレータにモニタ40に表示された荷重が補正された荷重か否かを正しく認識させることができる。また、モニタ40に荷重Wに加えて機体2の傾斜角度θが表示されてもよい。これにより、オペレータに機体2の傾きを正しく認識させることで、掘削作業や積み込み作業時の機体2の傾斜姿勢に対して注意を促して、作業の安全性を確保することができる。
傾斜角度データ学習部38は、傾斜角度データ(θ0_11…θ0_mn)を学習して、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neに傾斜角度データを関連付けて傾斜角度テーブルT3に登録している。傾斜角度データ学習部38は、実際の機体2の傾斜角度θの入力を受け付けており、傾斜角度データの学習値が実際の機体2の傾斜角度θの許容範囲外になったときに傾斜角度データを再学習してもよい。これにより、誤差の少ない学習値のみを傾斜角度テーブルT3に登録して、傾斜角度算出部36による傾斜角度θの算出処理の精度が向上される。
また、傾斜角度データ学習部38は、荷重Wを変えながら傾斜角度データを学習して、荷重W毎の学習値の平均を傾斜角度データとして傾斜角度テーブルT3に登録してもよい。例えば、傾斜角度データ学習部38は、荷重3t、5tのときの傾斜角度データを学習して、荷重3tと荷重5tの傾斜角度データの平均を傾斜角度テーブルT3に登録してもよい。これにより、傾斜角度算出部36による傾斜角度θの算出処理の精度が向上される。
図11を参照して、荷重計測処理の全体的な流れについて説明する。図11は、第2の実施形態に係る荷重計測処理のフローチャートを示す図である。なお、以下のフローチャートは一例を示すものであり、適宜順番等が前後してもよい。第2の実施形態の荷重計測処理のステップS31からステップS39までの処理は、第1の実施形態の荷重計測処理のステップS1からステップS9と同様であり、所定の計測角度域においてリフトアーム7の回動角度αを所定角度ずつ大きくしながら、リフトシリンダ8の油圧力Fが複数箇所で計測される。
油圧力Fの計測処理が完了すると、コントローラ25によって計測結果から各種算出処理が施されて、機体2の傾斜角度θが算出される(ステップS40)。機体2の傾斜角度θの算出処理では、第1の実施形態の補正処理のステップS21、S22(図7参照)と同様な処理が実施されて、油圧力変化率Kと平均油圧力Faveから上記の式(4)に基づいて、正規化された油圧力変化率kが算出される。そして、コントローラ25によって傾斜角度テーブルT3(図9参照)が参照されて、正規化された油圧力変化率kとエンジン回転数Neから機体2の傾斜角度θが算出される。
次に、コントローラ25によって油圧力F、リフトアーム7の回動角度α、エンジン回転数Neから補正前の荷重W’が算出される(ステップS41)。そして、コントローラ25によって機体2の傾斜角度θから上記の式(8)に基づいて荷重W’が補正(荷重Wが算出)され(ステップS42)、モニタ40には機体2の傾斜角度θの誤差を補正した荷重Wが表示される(ステップS43)。
以上のように、第2の実施形態においても、ホイールローダ1が傾斜地で作業する際に、機体2の傾斜角度θによって生じる誤差を補正することで、積荷を高い精度で荷重計測することができる。また、第2の実施形態では、荷重の補正処理の処理負担が軽減されて、作業効率を向上させることができる。
上記の各実施形態において、油圧力計測部31がリフトアーム7の回動角度αを変えながら複数回に亘って油圧力Fを計測したが、少なくとも2つの回動角度αで油圧力Fを計測すればよい。これにより、油圧力Fの計測時間を短縮することができる。
上記の各実施形態において、モニタ40が積荷の荷重Wを補正中であることを報知する報知部として機能する構成について説明したが、この構成に限定されない。報知部は、積荷の荷重Wを補正中であることを報知可能であればよく、例えば、ライトの点滅、点灯、ブザー音、音声メッセージによって報知してもよい。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に記録することができる。
また、図面には制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 ホイールローダ(作業機械)
2 機体
3 バケット(作業具)
7 リフトアーム
8 リフトシリンダ(油圧アクチュエータ)
21 油圧力検出器
21 ボトム圧検出器
22 油圧力検出器
22 ロッド圧検出器
23 アーム角度検出器
24 エンジン回転数検出器
25 コントローラ
31 油圧力計測部
32 油圧力変化率算出部
33 油圧力補正部
34 荷重算出部
35 参照データ学習部
36 傾斜角度算出部
37 荷重補正部
38 傾斜角度データ学習部
40 モニタ(表示部)
T1 交点角度テーブル
T2 油圧力変化率テーブル
T3 傾斜角度テーブル

Claims (9)

  1. 積荷を積み込み可能な作業具を設けたリフトアームと、
    前記リフトアームを回動させる油圧アクチュエータと、
    前記油圧アクチュエータの油圧力を検出する油圧力検出器と、
    前記リフトアームの回動角度を検出するアーム角度検出器と、
    前記積荷の荷重を算出するコントローラとを備えた作業機械であって、
    前記コントローラは、
    前記リフトアームの回動角度を所定の計測角度域において油圧力を計測する油圧力計測部と、
    前記リフトアームの回動角度に対する油圧力の変化率である油圧力変化率を前記計測角度域の平均油圧力で除して新たな油圧力変化率を算出する油圧力変化率算出部と、を有し、
    機体の傾斜角度によって生じる前記積荷の荷重の誤差を前記油圧力変化率算出部で算出された新たな油圧力変化率に基づいて補正することを特徴とする作業機械。
  2. エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出器を備え、
    前記コントローラは、
    エンジン回転数及び前記油圧力変化率算出部にて算出された新たな油圧力変化率に基づいて前記機体の傾斜角度によって生じる油圧力の誤差を補正する油圧力補正部と、
    補正された油圧力、エンジン回転数、及び前記リフトアームの回動角度から前記積荷の荷重を算出する荷重算出部とを有することを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記油圧力補正部は、エンジン回転数及び前記油圧力変化率算出部にて算出された新たな油圧力変化率に基づいて、前記リフトアームの回動角度と計測時の油圧力の関係を示す計測結果から、前記リフトアームの回動角度と機体水平時の油圧力の関係を示す補正情報を求めることを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記コントローラは、油圧力の補正処理で参照される参照テーブルの参照データを学習する参照データ学習部を有し、
    前記参照データ学習部は、前記積荷の荷重を変えながら参照データを学習して、荷重毎の学習値の平均を参照データとして前記参照テーブルに登録することを特徴とする請求項3に記載の作業機械。
  5. エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出器を備え、
    前記コントローラは、
    エンジン回転数及び前記油圧力変化率算出部にて算出された新たな油圧力変化率に基づいて前記機体の傾斜角度を算出する傾斜角度算出部と、
    油圧力、エンジン回転数、及び前記リフトアームの回動角度から前記積荷の荷重を算出する荷重算出部と、
    前記機体の傾斜角度に基づいて前記積荷の荷重の誤差を補正する荷重補正部とを有することを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  6. 前記コントローラは、前記機体の傾斜角度の算出処理で参照される参照テーブルの参照データとして、前記機体の傾斜角度を示す傾斜角度データを学習する傾斜角度データ学習部を有し、
    前記傾斜角度データ学習部は、実際の前記機体の傾斜角度の入力を受け付けており、前記傾斜角度データの学習値が実際の前記機体の傾斜角度の許容範囲外になったときに、前記参照テーブルの傾斜角度データを再学習することを特徴とする請求項5に記載の作業機械。
  7. 前記傾斜角度データ学習部は、前記積荷の荷重を変えながら傾斜角度データを学習して、荷重毎の学習値の平均を傾斜角度データとして前記参照テーブルに登録することを特徴とする請求項6に記載の作業機械。
  8. 前記傾斜角度算出部により算出された前記機体の傾斜角度を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項5に記載の作業機械。
  9. 前記機体の傾斜角によって生じる前記積荷の荷重の誤差を補正中であることを報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の作業機械。
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