JP2020111777A - 成膜装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図8は、従来の成膜装置の模式的な断面図である。図9は、図7の成膜装置を上から見た平面図である。図10は、図7の成膜装置において基材上に形成される炭素膜の最大膜厚部の軌跡を示す模式図である。図11は、図7の成膜装置において基材上に炭素膜が形成される軌跡を示す模式図である。図8乃至図11に示される成膜装置では、真空チャンバ内において成膜ロール51によって搬送されるワークWの表面に炭素膜が形成される。アーク電源の陰極は、カーボン製のターゲット52に接続され、陽極は不図示の真空チャンバに接続される。
ターゲット17:カーボン製ターゲット
ワークWの搬送速度(移動速度):v=300(mm/sec)
ターゲット放電面171とワークW間距離TS=150(mm)
第1誘導コイル181および第2誘導コイル182の電流切換周波数:f=v/TS=300/150=2(Hz)
上記の条件によって、帯状のワークWの表面に均一なカーボン膜を形成することが可能となった。なお、f≧10(Hz)(=5×v/TS)に設定されることで、より均一なカーボン膜を形成することが可能となった。
2 磁場発生機構
10 真空チャンバ
11 巻き取りロール(移動機構)
12 アイドラロール
13 成膜ロール
14 アイドラロール
15 巻き出しロール
16 蒸発源
17、172、173、174 ターゲット
171 ターゲット放電面(ターゲット対向面)
18 誘導コイル(コイル)
181 第1誘導コイル(第1コイル)
182 第2誘導コイル(第2コイル)
183 第3誘導コイル
184 第4誘導コイル(中間コイル)
185 第5誘導コイル(中間コイル)
186 第6誘導コイル
187 第7誘導コイル
188 第8誘導コイル
19 アーク電源
20、30 コイル印加装置(電流供給部)
201、301 制御部
202 定電流直流電源
203 リレーユニット
302 定電流交流電源
303 ダイオード
41 回転テーブル
42 テーブル駆動部
43 サブ蒸発源
44 サブターゲット
51 成膜ロール
52 ターゲット
521 放電面
W ワーク
Claims (9)
- 所定の幅方向および当該幅方向と直行する長さ方向にそれぞれ延びる寸法を有する基材の表面に少なくとも炭素を含む被膜を陰極アーク放電によって形成する成膜装置であって、
内部空間を囲む壁部を有する真空チャンバと、
前記真空チャンバの前記内部空間において前記基材を保持するとともに、前記基材が前記長さ方向に沿って延びる移動面上を移動するように前記基材を移動させる移動機構と、
炭素を含む材料によって構成されるとともに、ターゲット対向面を有し、前記基材が前記移動面上の所定の位置で前記ターゲット対向面に対向するように前記真空チャンバに装着された、少なくとも1つのターゲットと、
前記少なくとも1つのターゲットに接続される陰極と、前記真空チャンバに接続される陽極と、を含むアーク電源と、
少なくとも1つのターゲットの前記ターゲット対向面から前記基材に向かって延びる磁力線をそれぞれ含む第1の磁場および第2の磁場を交互に形成することが可能な磁場形成機構と、
を備え、
前記第1の磁場は、前記ターゲット対向面を通過するとともに前記基材に近づくに連れて前記基材の前記幅方向の一端側に近づくように延びる磁力線を含み、
前記第2の磁場は、前記ターゲット対向面を通過するとともに前記基材に近づくに連れて前記基材の前記幅方向の他端側に近づくように延びる磁力線を含む、成膜装置。 - 前記磁場発生機構は、
前記少なくとも1つのターゲットの前記幅方向の一端側に配置され電流の供給を受けることで前記第1の磁場を発生する第1コイルと、前記少なくとも一つのターゲットの前記幅方向の他端側に配置され電流の供給を受けることで前記第2の磁場を発生する第2コイルと、を少なくとも含む複数のコイルと、
前記第1のコイルおよび前記第2のコイルに交互に電流を流すことで前記第1の磁場および前記第2の磁場を交互に発生させる電流供給部と、
を有する、請求項1に記載の成膜装置。 - 前記少なくとも1つターゲットは、前記ターゲット対向面が前記内部空間に露出するように前記真空チャンバの前記壁部に支持されており、
前記複数のコイルは、前記真空チャンバの外側の位置でかつ前記真空チャンバの前記内部空間に前記第1の磁場および前記第2の磁場を形成することが可能な位置に配置されている、請求項2に記載の成膜装置。 - 前記複数のコイルの前記第1コイルおよび前記第2コイルは、それぞれ前記幅方向と平行に延びる中心線回りに電線が巻かれることで構成されている、請求項2または3に記載の成膜装置。
- 前記少なくとも1つのターゲットは、前記幅方向に互いに間隔をおいて配置される複数のターゲットを含み、
前記複数のコイルは、それぞれ前記ターゲット対向面と直行する方向に延びる中心線回りに電線が巻かれることで構成され、前記幅方向に互いに間隔をおいて配置されるとともに前記複数のターゲットの前記幅方向の両側の位置にそれぞれ配置される少なくとも3つのコイルを含む、請求項2または3に記載の成膜装置。 - 前記少なくとも3つのコイルは、前記複数のターゲットのうち互いに隣接するターゲットの間の位置に配置される、少なくとも1つの中間コイルを含み、
前記中間コイルは、電流の供給を受けることで、隣接する一方のターゲットについて前記第1の磁場を形成するとともに隣接する他方のターゲットについて前記第2の磁場を形成する、請求項5に記載の成膜装置。 - 前記電流供給部は、前記複数のコイルに流す電流の大きさおよび前記複数のコイル間で前記電流の流入を切換えるための周波数を調整可能である、請求項2乃至6の何れか1項に記載の成膜装置。
- 前記周波数をf(Hz)、前記移動機構による前記基材の移動速度をv(m/s)、前記ターゲット対向面から前記基材までの距離をTS(m)とすると、f≧v/TSの関係が満たされている、請求項7に記載の成膜装置。
- 前記基材の幅方向における前記少なくとも一つのターゲットの幅が30mm以下に設定されている、請求項1乃至8の何れか1項に記載の成膜装置。
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Family Applications (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08283933A (ja) * | 1995-04-07 | 1996-10-29 | Nissin Electric Co Ltd | アーク式蒸発源 |
JPH09505529A (ja) * | 1993-11-23 | 1997-06-03 | プラスモテッグ エンジニアリング センター | 精密表面処理のための研磨材およびその製造方法 |
JPH1091957A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-10 | Kao Corp | 磁気記録媒体の製造方法 |
JP2016030837A (ja) * | 2014-07-25 | 2016-03-07 | 日新電機株式会社 | 真空アーク蒸着装置および真空アーク蒸着法 |
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2019
- 2019-01-10 JP JP2019002634A patent/JP7189030B2/ja active Active
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