JP2020111448A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートカセットの挿抜荷重を安定させる画像形成装置を提供する。【解決手段】ロック機構9は、ローラ921と第1突起部922と第2突起部923とを有するロックアーム92と、付勢部材93と、第1ガイド部911と第2ガイド部912とを有するホルダ91とを備える。ロックアーム92は、シートカセット10がスライドするときに、ロックアーム92が第1ガイド部911の第1突起部922との接点C1における法線N1と、第2ガイド部912の第2突起部923との接点C2における法線N2との交点を回動中心Rとして回動する。第1ガイド部911及び第2ガイド部912は、シートカセット10がスライドしてローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するとき、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となる位置に回動中心Rが移動するように、第1突起部922及び第2突起部923を案内する。【選択図】図4

Description

本発明は、シートカセットを備えた画像形成装置に関する。
一般的な画像形成装置には複数枚のシートを収容可能なシートカセットが備えられている。このシートカセットは、例えば画像形成装置本体に対して前面側から挿抜可能とされている。そして、画像形成装置本体にはシートカセットを所定の位置に固定するロック機構が設けられている。
特許文献1には、ロック機構として挿抜方向と交差する方向に移動するロックアームと付勢部材とを備えた画像形成装置が開示されている。このロックアームはシートカセットの上面に設けられたカム面を上方向から押さえることによって、シートカセットを画像形成装置本体に固定している。
特開2018−30694号公報
特許文献1の技術によれば、シートカセットが画像形成装置本体に収納された状態においては、ロックアームが挿抜方向と交差する方向にカム面を押圧するため、ロックアームがカム面から受ける反力の方向及び大きさが安定し、シートカセットの固定力が安定する。一方、収納位置付近におけるシートカセットの挿抜途中の状態においては、ロックアームがカム面を押圧する押圧力が変化するため、シートカセットを挿抜するときにユーザにかかる荷重である挿抜荷重が変化する。よって、この挿抜荷重を一定にしてユーザの操作性を改善する余地がある。
本発明は、シートカセットの挿抜荷重を安定させる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、収納部が形成された画像形成装置本体と、前記収納部に収納された収納位置と前記収納部から引き出された引出位置との間を第1方向に沿ってスライド可能に構成され、前記第1方向に対して傾斜した第1カム面を有するシートカセットと、前記シートカセットを前記収納位置に固定するロック機構とを備え、前記ロック機構は、前記画像形成装置本体に設けられるとともに、前記シートカセットが前記収納位置にあるときに前記第1カム面に接触する接触部を有し、前記第1カム面に垂直な第1平面に沿って変位可能なロックアームと、前記画像形成装置本体に設けられるとともに、前記ロックアームを前記シートカセットに向けて付勢する付勢部材と、前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の一方に設けられるとともに、前記第1平面と直交する第2方向へ延びる第1突起部と、前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の一方に設けられ、前記第1突起部に対して前記第1方向に異なる位置に配置されて前記第2方向へ延びる第2突起部と、前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の他方に設けられ、前記第1突起部と係合して案内する第1ガイド部と、前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の他方に設けられ、前記第2突起部と係合して案内する第2ガイド部とを備え、前記ロックアームは、前記シートカセットがスライドするときに前記第2方向から見たときに、前記ロックアームが前記第1ガイド部の前記第1突起部との接点における法線と、前記第2ガイド部の前記第2突起部との接点における法線との交点を回動中心として回動し、前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部は、前記シートカセットがスライドして前記接触部が前記第1カム面に接触して移動するとき、前記ロックアームの前記接触部における回転モーメントが一定となる位置に前記回動中心が移動するように、前記第1突起部及び前記第2突起部を案内する。
本発明によれば、接触部が第1カム面に接触して移動するときにはロックアームの接触部における回転モーメントが一定となるため、収納位置付近におけるシートカセットの挿抜途中の状態において、シートカセットの挿抜荷重を安定させることができる。
一実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 シートカセットと装置本体とロック機構とを示す平断面図である。 シートカセットとロック機構とを示す斜視図である。 左側のロック機構の平面図である。 ロック機構の組み立て工程を説明する図であり、(a)は組み付け前の状態、(b)は組み付け途中の状態、(c)は組み付け後の状態を示している。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。 一実施形態の画像形成装置におけるシートカセット挿抜時の動作を説明する図である。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置1の中央断面図である。以下の説明では、図1に示すように画像形成装置1が使用可能に設置された状態を基準とし、シートカセット10が引き出される側を前、その反対側を後とし、画像形成装置1を前側から見て左右方向を規定し、さらに画像形成装置1の排出トレイ82側を上、その反対を下とし、各方向を定める。
画像形成装置1は、画像形成装置本体の一例としての装置本体2と、供給ユニット3と、モータ4と、画像形成ユニット5と、排出ユニット8と、ロック機構9とを備えている。
装置本体2は、画像形成装置1の各構成部材を支持するフレームと、画像形成装置1の外観を構成する外装カバーとを備えている。装置本体2の下部にはシートカセット10を収納する収納部2Cが形成されている。供給ユニット3は、画像形成装置1の下部に配置され、シートSを画像形成ユニット5に搬送するものである。
画像形成ユニット5は、供給ユニット3よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、供給ユニット3から搬送されてきたシートSに画像を形成するものである。排出ユニット8は、画像形成ユニット5よりもシートSの搬送方向下流側に配置され、画像形成ユニット5により画像が形成されたシートSを画像形成装置1の外部へ排出するものである。
供給ユニット3は、シートカセット10と、供給機構20と、搬送ローラ24と、レジストローラ26と、ロック機構9とを備えている。
シートカセット10は、装置本体2の収納部2Cに収納された収納位置と、収納部2Cから引き出された引出位置との間を第1方向に沿ってスライド可能に構成される。本実施形態において第1方向は前後方向である。つまり、シートカセット10は装置本体2に対して水平方向に挿抜可能に構成される。
またシートカセット10は、複数枚のシートSを収容可能なカセット本体11と、カセット本体11に配置されシートSが積載されるとともにシートSを上下方向に変位可能な圧板12と、圧板12を上昇させる圧板上昇部材13とを有する。圧板上昇部材13はモータ4によって駆動される。図1では圧板上昇部材13の上昇によって圧板12が持ち上げられ、圧板12上に積載されているシートSが供給可能位置まで上昇させられた状態を示している。
供給機構20はシートカセット10に積載されるシートSを一枚ずつ分離して取り出し、搬送ローラ24へ向けて搬送する機構である。供給機構20は、ピックアップローラ21と、分離ローラ22と、分離パッド23とを備えている。
ピックアップローラ21は圧板12により供給可能位置まで上昇されたシートSを取り出すためのローラであり、圧板12の上方に配置されている。分離ローラ22はピックアップローラ21よりもシートSの搬送方向下流側に配置されており、分離パッド23は分離ローラ22に対向配置されるとともに分離ローラ22に向けて付勢されている。
ピックアップローラ21により取り出されたシートSは分離ローラ22側へ送り出され、分離ローラ22と分離パッド23との間で1枚ずつに分離され、搬送ローラ24に向けて搬送される。
搬送ローラ24はシートSに搬送力を付与するローラであり、供給機構20よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。供給機構20から搬送ローラ24に向けて搬送されてきたシートSはレジストローラ26へ向けて搬送される。
レジストローラ26は搬送ローラ24よりもシートSの搬送方向下流側に配置されている。レジストローラ26は搬送されるシートSの先端の移動を規制して一旦停止させた後、所定のタイミングにて転写位置に向けて搬送する。
画像形成ユニット5は、供給ユニット3から搬送されてきたシートSの表面に画像を転写するプロセスカートリッジ50と、プロセスカートリッジ50の感光体ドラム54の表面を露光する露光ユニット60と、プロセスカートリッジ50によりシートSに転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備えている。
プロセスカートリッジ50は装置本体2におけるシートカセット10の収納位置よりも上方に配置されている。プロセスカートリッジ50は、現像剤収容室51と、供給ローラ52と、現像ローラ53と、感光体ドラム54と、転写ローラ55とを備えている。
現像剤収容室51には現像剤となるトナーが収容されている。現像剤収容室51に収容されたトナーは、図示しない撹拌部材により撹拌されながら供給ローラ52に送られる。供給ローラ52は現像剤収容室51から送られてくるトナーをさらに現像ローラ53へ供給する。現像ローラ53は供給ローラ52に密着して配置されており、供給ローラ52から供給されるとともに図示しない摺接部材により帯電されたトナーを担持する。
感光体ドラム54は現像ローラ53に隣接して配置されている。感光体ドラム54の表面は図示しない帯電器により一様に帯電された後、露光ユニット60により露光される。感光体ドラム54の露光された部分は他の部分よりも電位が低くなり、感光体ドラム54に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム54の表面に、帯電されたトナーが現像ローラ53から供給されることにより、静電潜像が顕像化されて現像剤像となる。
転写ローラ55は感光体ドラム54に対向配置される。転写ローラ55の表面に転写バイアスがされている状態で、現像剤像が形成された感光体ドラム54と転写ローラ55との間(転写位置)でシートSを挟持しなから搬送することにより、感光体ドラム54の表面に形成された現像剤像がシートSの表面に転写される。
露光ユニット60は、レーザダイオードと、ポリゴンミラーと、レンズと、反射鏡とを備えており、画像形成装置1に入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム54へ向けて照射することにより、感光体ドラム54の表面を露光する。
定着ユニット70は、加熱ローラ71と、押圧ローラ72とを備えている。加熱ローラ71はモータ4からの駆動力により回転駆動され、加熱ローラ71は図示しない電源から電力を供給することで加熱される。押圧ローラ72は加熱ローラ71に対向配置されており、加熱ローラ71に密着して従動回転する。現像剤像が転写されたシートSが定着ユニット70に搬送されてくると、加熱ローラ71と押圧ローラ72との間でシートSを挟持しながら搬送し、シートSに現像剤像を定着させる。
排出ユニット8は、排出ローラ81と、排出トレイ82とを備えている。排出ローラ81は一対のローラであり、定着ユニット70から搬送されてくるシートSを装置本体2の外部へ向けて排出する。排出トレイ82は装置本体2の上面に形成されており、排出トレイ82には排出ローラ81により装置本体2の外部に排出されたシートSが堆積される。
ロック機構9は、シートカセット10を収納位置に固定するものであり、シートカセット10の左右側壁部の上方に一対設けられている。以下に、シートカセット10を収納位置に固定する構造について詳しく説明する。
[収納位置に固定するためのシートカセットの構成]
図2はシートカセット10と装置本体2とロック機構9とを示す平断面図である。図3はシートカセット10とロック機構9とを示す斜視図である。図2及び図3においてはシートカセット10が収納位置にある状態を示している。シートカセット10は装置本体2の左側に配置された左側フレーム2Aと右側に配置された右側フレーム2Bとの間に位置している。
カセット本体11は上面が開口された略直方体形状である。カセット本体11はシートSを収容するための左側壁部111及び右側壁部112を有する。左側壁部111の左面における後端近傍の下端部には、ロック機構9が接触して変位するカム面113が形成されている。カム面113は、前側から順に、シートカセット10が収納位置にあるときにロック機構9が接触する第1カム面113Aと、シートカセット10の挿抜途中にロック機構9が接触する第2カム面113Bと、第3カム面113Cとを有する。右側壁部112は左側壁部111と左右対称な構成であるので説明を省略する。
第1カム面113Aは、第1方向に対して傾斜した面であり、左側壁部111の左面から左後方へ延びる平面である。第2カム面113Bは、第1カム面113Aより第1方向に対する傾斜の緩やかな面であり、第1カム面113Aの後端から左後方へ延びる平面である。第2カム面113Bが第1カム面113Aより第1方向に対する傾斜の緩やかな面であることにより、シートカセット10の挿抜途中における挿抜荷重の急激な変化が抑制される。
第3カム面113Cは、第1カム面113Aより第1方向に対する傾斜の緩やかな面であり、第2カム面113Bの後端から左側壁部111の左面に向かって右後方へ延びる平面である。なお、各カム面同士の境界は丸み面取りされていることが好ましい。
[ロック機構の構成]
図4は左側のロック機構9の平面図である。ロック機構9は、画像形成装置本体を構成する部材の一例としてのホルダ91と、ロックアーム92と、付勢部材93とを備えている。ホルダ91は、第1ガイド部911と、第2ガイド部912と、第1案内部913と、第2案内部914と、保持部915とを備えている。ロックアーム92は、接触部の一例としてのローラ921と、第1突起部922と、第2突起部923と、当接部924とを備えている。右側のロック機構9は左側のロック機構9と左右対称の構成であるので説明を省略する。
<ホルダ>
ホルダ91は、左側フレーム2Aの下部に配置されている。ホルダ91は、ロックアーム92及び付勢部材93を収容して支持する部材である。第1ガイド部911は、第1突起部922と係合して第1突起部922を案内する部材である。第1ガイド部911は、ホルダ91の左端部から中央付近の空間へ向かって右方へ突出した板状部材であり、スナップフィットの凸部を構成する。この凸部の先端部である第1ガイド部911の右端面は、第1突起部922と係合して案内するガイド面911Aであり、右前から左後方向へ湾曲しながら延びている。
第2ガイド部912は、第2突起部923と係合して第2突起部923を案内する溝である。第2ガイド部912は、ホルダ91における第1ガイド部911の後方に形成され、ホルダ91の右端部から左前方向へ湾曲しながら延びている。
第1案内部913は、左端がホルダ91の左端部において開放され、右端が第1ガイド部911に連通し、第1突起部922を第1ガイド部911へ案内可能な孔部である。第2案内部914は、左端がホルダ91の左端部において開放され、右端が第2ガイド部912に連通し、第2突起部923を第2ガイド部912へ案内可能な孔部である。
このように、ホルダ91に第1案内部913及び第2案内部914を設けることにより、ロックアーム92を左方から第1案内部913及び第2案内部914に挿入することで、ロックアーム92をホルダ91に組み付けることができる。なお、第1案内部913及び第2案内部914における開放される一端は、両方同じ方向に開放されていればホルダ91の左端以外であってもよい。
保持部915は、付勢部材93の端部を保持する部材である。本実施形態の保持部915は、ホルダ91の左前部からホルダ91内の空間へL字型に突出する突起であり、付勢部材93の前端部を引っかけた状態で保持する。
<ロックアーム>
ロックアーム92は、ホルダ91に収容された状態で支持され、シートカセット10を収納位置で固定する部材である。ロックアーム92は、シートカセット10が収納位置にあるときに第1カム面113Aに接触するローラ921を有し、第1カム面113Aに垂直な第1平面に沿って変位可能に構成される。本実施形態において第1平面は第1方向に沿った面、つまり前後左右方向に延びる面である。すなわち、ロックアーム92は装置本体2に対して水平方向に変位可能にホルダ91に支持される。
ローラ921はロックアーム92の下端に形成された切欠部92Aに配置され、上下方向に延びる回転軸部921Aによって軸支されている。第1突起部922は、第1ガイド部911と係合して案内される部材である。第2突起部923は、第2ガイド部912と係合して案内される部材である。第1突起部922及び第2突起部923は、第1平面と直交する第2方向へ延びる突起である。本実施形態において第2方向は上下方向である。また、第2突起部923は第1突起部922に対して第1方向に異なる位置に配置されている。
図4の状態において第1突起部922は、ロックアーム92の中央付近の前部における上下面から上下方向に突出した円柱状の突起である。第2突起部923は、ロックアーム92の中央付近の後部における上下面から上下方向に突出した円柱状の突起である。
当接部924は、付勢部材93の端部を支持するとともに、付勢部材93に付勢される部分である。図4の状態において当接部924は、ロックアーム92の左端付近の前端部に配置され、付勢部材93の後端部に当接して支持するとともに、付勢部材93によって後方へ付勢されている。
このようなロックアーム92を図4に示すように上方向から見たとき、ローラ921と第1突起部922と第2突起部923と当接部924とが略平行四辺形の各頂点に配置されている。そして、ロックアーム92は、シートカセット10がスライドするときにローラ921がカム面113に当接して回動する。このとき、上方向から見て、ロックアーム92は、第1ガイド部911の第1突起部922との接点C1における法線N1と、第2ガイド部912の第2突起部923との接点C2における法線N2との交点を回動中心Rとして回動する。つまり、回動中心Rはロックアーム92が変位することによって移動する。
<付勢部材>
付勢部材93は、ロックアーム92をシートカセット10に向けて付勢する部材である。本実施形態において付勢部材93はロックアーム92の当接部924を後方へ向けて付勢している。付勢部材93としては、例えば、ばね、ゴム等の弾性体を用いることができ、本実施形態では圧縮コイルばねを用いている。付勢部材93の前端部はホルダ91の保持部915に保持され、後端部はロックアーム92の当接部924に支持されている。
また、付勢部材93は、第1突起部922と第2突起部923とを結ぶ直線Lを挟んでローラ921と反対側に配置されている。このように、付勢部材93をローラ921から遠い位置に配置することにより、小さな付勢力の付勢部材93でシートカセット10を収納位置に固定することができる。
また、付勢部材93は、第1ガイド部911の延在方向に沿ってロックアーム92を付勢するように配置されている。第1ガイド部911の延在方向とは、第1ガイド部911が延びている方向に沿った方向である。このように、第1ガイド部911の延在方向に沿って付勢部材93を配置することにより、第2突起部923が第2ガイド部912に押し付けられる力が小さくなり、第2突起部923と第2ガイド部912との接点C2における摩擦力を低減することができる。
また、ロック機構9の各部は以下のような配置となっている。すなわち、シートカセット10がスライドしてローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するとき、ロックアーム92は回動中心Rを中心に回動する。このとき、第1ガイド部911及び第2ガイド部912は、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となる位置にロックアーム92の回動中心Rが移動するように、第1突起部922及び第2突起部923を案内する。
このように、ローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するときにはロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となるため、収納位置においてシートカセット10の固定力を安定させるとともに、収納位置付近におけるシートカセット10の挿抜途中の状態において、シートカセット10の挿抜荷重を安定させることができる。
また、第1突起部922は、シートカセット10が収納位置にあるときに第2突起部923よりもローラ921から遠い位置に位置し、第2ガイド部912は、第1方向に対して第1ガイド部911よりも傾斜が大きくなるように形成されている。本実施形態では、図4に示すように、前方向に対する第1ガイド部911の角度θ1よりも前方向に対する第2ガイド部912の角度θ2が大きくなっている。
このように、シートカセット10が収納位置にあるときに第1突起部922が第2突起部923よりもローラ921から遠い位置に位置することにより、ローラ921が第1カム面113Aを乗り越えるとき、第2突起部923は第1突起部922よりも大きく変位する。よって、第2ガイド部912を第1方向に対して第1ガイド部911よりも傾斜が大きくなるように形成することにより、第2ガイド部912を短くすることができ、ロック機構9を小型化できる。
また、ローラ921は、第1突起部922及び第2突起部923よりも、第1方向において収納位置側、つまり後側に配置される。この構成により、第1突起部922及び第2突起部923が回動中心Rの近くに配置されるため、ロックアーム92の回転モーメントが小さくなり、小さな付勢力の付勢部材93でもシートカセット10を収納位置に固定することができる。
[ロック機構の組み立て]
図5はロック機構9の組み立て工程を説明する図であり、(a)は組み付け前の状態、(b)は組み付け途中の状態、(c)は組み付け後の状態を示している。まず、図5の(a)に示すように、ロックアーム92及び付勢部材93をホルダ91の左方に配置する。このとき、ロックアーム92は、ローラ921が右端に位置し、第2突起部923が第2案内部914に対向するように配置する。一方、付勢部材93は、前端部が後端部より右側に位置し、前端部が保持部915と対向するように配置する。
この状態から、付勢部材93を右方へ移動させて前端部を保持部915へ引っかける。ホルダ91における保持部915の右後方には、付勢部材93の組み付け時に付勢部材93を支持する支持部916が設けられている。したがって、付勢部材93は保持部915と支持部916とで支持され、図5の(b)に示す状態となる。
次に、図5の(a)に示す状態にあるロックアーム92を右方へ移動させ、第1案内部913及び第2案内部914を通じてホルダ91に挿入すると、図5の(b)に示す状態となる。このとき、ローラ921はホルダ91内を通過してホルダ91の右端からホルダ91の外部へ突出する。また、第2突起部923は第2案内部914を通じて第2ガイド部912に案内され、さらに第2ガイド部912の右端部まで案内される。また、第1突起部922は第1案内部913を通じて第1ガイド部911に案内され、さらにスナップフィットによりガイド面911Aに係合する。そして、ロックアーム92の当接部924近傍の面が付勢部材93の後端部に当接する。
この状態から、ロックアーム92の左端部925を右前方向に押すと、ロックアーム92の左端部925は前方へ揺動し、図5の(c)に示す状態となる。このとき、第1突起部922は、ガイド面911Aに沿って前方へ移動する。また、第2突起部923は、第2ガイド部912に沿って左前方へ移動する。そして、付勢部材93の後端部がロックアーム92の当接部924近傍の面で押されることで左方へ移動して当接部924に当接する。以上でロック機構9の組み立てが完了する。
このように、ホルダ91に第1案内部913及び第2案内部914を設けることにより、ロックアーム92を左方から第1案内部913及び第2案内部914に挿入する簡単な工程で、ロックアーム92をホルダ91に組み付けることができる。また、付勢部材93をホルダ91に組み付ける工程の後、ロックアーム92をホルダ91に挿入する工程を行うことで、付勢部材93及びロックアーム92をホルダ91に簡単に組み付けることができる。
また、第1突起部922はスナップフィットにより第1ガイド部911に係合するため、ホルダ91にロックアーム92を挿入するだけでロックアーム92がホルダ91に保持される。このような組み立て工程によれば、ロック機構9は産業用ロボットを用いて組み立てることも可能である。
[位置決め部の構成]
図1及び図2に示すように、シートカセット10には、シートカセット10を収納位置に位置決めする左右一対の位置決め部14が設けられている。一方、装置本体2には、位置決め部14に係合する左右一対の係合部15が設けられている。位置決め部14及び係合部15は、シートカセット10が装置本体2に挿入されて収納位置に到達したときに互いに係合する位置に設けられる。
位置決め部14は、左側壁部111及び右側壁部112の外面の前端側に、それぞれ左側フレーム2A及び右側フレーム2Bへ向けて突出して設けられた円柱状の突起である。係合部15は、左側フレーム2A及び右側フレーム2Bの内面の前端側に、それぞれ左側壁部111及び右側壁部112へ向けて突出して設けられた略L字型の突起である。なお、位置決め部14及び係合部15の形状には特に限定はない。
また、シートカセット10の前端側に位置決め部14を設け、後端側にカム面113を設けることにより、シートカセット10の前端側が位置決め部14で位置決めされた場合に、後端側をロック機構9で固定することによって後端側の位置が不安定になることを抑制することができる。
[シートカセット引き出し時の動作]
次に、収納位置にあるシートカセット10を装置本体2から引き出すときの動作について、図6から図11を参照して説明する。図2及び図6に示すように、シートカセット10が収納位置にある状態では、位置決め部14が係合部15と係合することでシートカセット10の後方向への移動が規制されている。また、ローラ921が第1カム面113Aを押すことで、シートカセット10は後方向へ力が掛かった状態となり、前方向への移動が規制される。よって、シートカセット10は前後方向への移動が規制された状態であり、収納位置に固定されている。
図6の状態からロック機構9の付勢力に抗してシートカセット10を前方向に引くと、第1カム面113Aが前方向へ移動することによってローラ921が左方へ押される。このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて前方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて左方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として回動する。
そして、図7に示すように、ローラ921が第1カム面113Aの後端に到達するまで、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントは一定となる。すなわち、図6から図7の状態へシートカセット10を引き出すために必要な力が一定となる。
図7の状態からさらにシートカセット10を前方向に引くと、図8に示すように、ローラ921は第2カム面113Bに沿って移動する。このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて前方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて左方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として回動する。ローラ921が第2カム面113Bに沿って移動している間は、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントは一定となり、シートカセット10を引き出すために必要な力が一定となる。
ここで、第2カム面113Bは第1カム面113Aより傾斜が緩やかであるため、シートカセット10を引き出すために必要な力が小さくなる。よって、第1カム面113Aと第3カム面113Cとの間に第2カム面113Bを設けることで、シートカセット10の引き出し途中における荷重の急激な変化が抑制される。
図8の状態からさらにシートカセット10を前方向に引くと、図9に示すように、ローラ921は第2カム面113Bと第3カム面113Cの境界であるカム面113の頂点に到達する。図9の状態からさらにシートカセット10を前方向に引くと、図10に示すように、ローラ921は第3カム面113Cに沿って移動する。
このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて後方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて右方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として先程までとは逆方向に回動する。ローラ921が第3カム面113Cに沿って移動している間は、ロックアーム92が第3カム面113Cを押すことによって、シートカセット10は引き出す方向に付勢される。
図10の状態からさらにシートカセット10を前方向に引くと、図11に示すように、ローラ921はシートカセット10から離間し、ロックアーム92はホルダ91に組み付けられた位置で保持される。その後、シートカセット10は引出位置まで引き出される。
[シートカセット挿入時の動作]
次に、引出位置にあるシートカセット10を装置本体2へ挿入するときの動作について、先程とは逆に図11から図6を参照して説明する。シートカセット10を引出位置から後方向へ移動させて装置本体2へ挿入すると、図11の状態を経て図10に示すように、第3カム面113Cがローラ921に接触する。
図10の状態からロック機構9の付勢力に抗してシートカセット10を後方向へ押し込むと、第3カム面113Cが後方向へ移動することによってローラ921が左方へ押される。このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて前方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて左方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として回動する。
そして、図9に示すように、ローラ921は第2カム面113Bと第3カム面113Cの境界であるカム面113の頂点に到達する。図9の状態からさらにシートカセット10を後方向へ押し込むと、図8に示すように、ローラ921は第2カム面113Bに沿って移動する。このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて後方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて右方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として先程までとは逆方向に回動する。
ローラ921が第2カム面113Bに沿って移動している間は、ロックアーム92が第2カム面113Bを押すことによって、シートカセット10は押し込む方向に付勢される。そして、図7に示すように、ローラ921が第2カム面113Bの前端に到達するまで、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントは一定となる。すなわち、シートカセット10を押し込むために必要な力が一定となる。
図7の状態からさらにシートカセット10を後方向へ押し込むと、ローラ921は第1カム面113Aに沿って移動し、図6の状態となる。このとき、第1突起部922が第1ガイド部911に案内されて後方へ移動し、第2突起部923が第2ガイド部912に案内されて右方へ移動することによって、ロックアーム92は回動中心Rを中心として回動する。ローラ921が第1カム面113Aに沿って移動している間は、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントは一定となり、シートカセット10を押し込むために必要な力が一定となる。
ここで、第1カム面113Aは第2カム面113Bより傾斜が急であるため、シートカセット10を押し込むために必要な力が大きくなる。よって、第1カム面113Aと第3カム面113Cとの間に第2カム面113Bを設けることで、シートカセット10の押し込み途中における荷重の急激な変化が抑制される。
また、図6に示すように、シートカセット10が収納位置に到達すると、位置決め部14が係合部15と完全に係合し、シートカセット10の後方向への移動が規制される。一方、ローラ921が第1カム面113Aを押すことで後方向へ力が掛かった状態が維持され、前方向への移動が規制される。よって、シートカセット10は前後方向への移動が規制され、収納位置に固定される。
上記のシートカセット10の引き出し時の動作及び挿入時の動作によると、ローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するときにはロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となるため、収納位置においてシートカセット10の固定力が安定するとともに、収納位置付近におけるシートカセット10の挿抜途中の状態において、シートカセット10の挿抜荷重が安定する。
[変形例]
なお、上記の実施形態では第1方向を前後方向としたが、これに限定されることはなく、画像形成装置の形態に応じて左右方向、上下方向等、どの方向であってもよい。また、上記の実施形態では第1平面を前後左右方向に延びる面としたが、これに限定されることはなく、第1平面は第1カム面113Aに垂直であればよい。例えば、第1平面を第1方向に沿って、前後上下方向に延びる面、上下左右に延びる面とすることができる。
上記の実施形態では接触部としてローラ921を設けたが、接触部はロックアーム92の先端部分とするなど、ローラ921以外の構成であってもよい。
また、上記の実施形態では第1突起部922をロックアーム92に設け、第1ガイド部911をホルダ91に設けたが、逆に第1突起部922をホルダ91に設け、第1ガイド部911をロックアーム92に設けてもよい。第2突起部923と第2ガイド部912も同様である。
上記の実施形態ではシートカセット10の前端側に位置決め部14を設け、後端側にカム面113を設けたが、位置決め部14及びカム面113の位置に限定はない。例えば、シートカセット10の後端側に位置決め部14を設け、前端側にカム面113を設けてもよい。
[実施形態の効果]
上記の実施形態である画像形成装置1は、収納部2Cが形成された装置本体2を備える。また、画像形成装置1は、収納部2Cに収納された収納位置と収納部2Cから引き出された引出位置との間を第1方向に沿ってスライド可能に構成され、第1方向に対して傾斜した第1カム面113Aを有するシートカセット10を備える。また、画像形成装置1は、シートカセット10を収納位置に固定するロック機構9を備える。ロック機構9は、装置本体2のホルダ91に設けられるとともに、シートカセット10が収納位置にあるときに第1カム面113Aに接触するローラ921を有し、第1カム面113Aに垂直な第1平面に沿って変位可能なロックアーム92を備える。また、ロック機構9は、ホルダ91に設けられるとともに、ロックアーム92をシートカセット10に向けて付勢する付勢部材93を備える。また、ロック機構9は、ロックアーム92に設けられるとともに、第1平面と直交する第2方向へ延びる第1突起部922を備える。また、ロック機構9は、ロックアーム92に設けられ、第1突起部922に対して第1方向に異なる位置に配置されて第2方向へ延びる第2突起部923を備える。また、ロック機構9は、ホルダ91に設けられ、第1突起部922と係合して案内する第1ガイド部911を備える。また、ロック機構9は、ホルダ91に設けられ、第2突起部923と係合して案内する第2ガイド部912を備える。そして、ロックアーム92は、シートカセット10がスライドするときに第2方向から見たときに、ロックアーム92が第1ガイド部911の第1突起部922との接点C1における法線N1と、第2ガイド部912の第2突起部923との接点C2における法線N2との交点を回動中心Rとして回動する。また、第1ガイド部911及び第2ガイド部912は、シートカセット10がスライドしてローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するとき、ロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となる位置に回動中心Rが移動するように、第1突起部922及び第2突起部923を案内する。
この構成によれば、ローラ921が第1カム面113Aに接触して移動するときにはロックアーム92のローラ921における回転モーメントが一定となるため、収納位置においてシートカセット10の固定力を安定させるとともに、収納位置付近におけるシートカセット10の挿抜途中の状態において、シートカセット10の挿抜荷重を安定させることができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、第1突起部922は、シートカセット10が収納位置にあるときに、第2突起部923よりもローラ921から遠い位置に位置する。そして、第2ガイド部912は、第1方向に対して第1ガイド部911よりも傾斜が大きくなるように形成されている。
この構成によれば、シートカセット10が収納位置にあるときに第1突起部922が第2突起部923よりもローラ921から遠い位置に位置することにより、ローラ921が第1カム面113Aを乗り越えるとき、第2突起部923は第1突起部922よりも大きく変位する。よって、第2ガイド部912を第1方向に対して第1ガイド部911よりも傾斜が大きくなるように形成することにより、第2ガイド部912を短くすることができ、ロック機構9を小型化できる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、付勢部材93は、第1突起部922と第2突起部923とを結ぶ直線Lを挟んでローラ921と反対側に配置される。
この構成によれば、付勢部材93をローラ921から遠い位置に配置することにより、小さな付勢力の付勢部材93でシートカセット10を収納位置に固定することができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、付勢部材93は、第1ガイド部911の延在方向に沿ってロックアーム92を付勢するように配置される。
この構成によれば、第1ガイド部911の延在方向に沿って付勢部材93を配置することにより、第2突起部923が第2ガイドに押し付けられる力が小さくなり、第2突起部923と第2ガイド部912との接点C2における摩擦力を低減することができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、ローラ921は、第1突起部922及び第2突起部923よりも、第1方向において収納位置側に配置される。
この構成によれば、第1突起部922と第2突起部923とが回動中心Rの近くに配置されるため、ロックアーム92の回転モーメントが小さくなり、小さな付勢力の付勢部材93でもシートカセット10を収納位置に固定することができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、シートカセット10は、第1カム面113Aに続いて第1方向における収納位置側に、シートカセット10の挿抜途中にローラ921が接触するとともに第1カム面113Aより第1方向に対する傾斜の緩やかな第2カム面113Bを有する。
この構成によれば、シートカセット10の挿抜途中における挿抜荷重の急激な変化を抑制できる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、第1突起部922及び第2突起部923はロックアーム92に設けられ、第1ガイド部911及び第2ガイド部912はホルダ91に設けられる。そして、ホルダ91は、一端が開放され、他端が第1ガイド部911に連通し、第1突起部922を第1ガイド部911へ案内可能な第1案内部913を備える。また、ホルダ91は、一端が第1案内部913の一端と同方向に開放され、他端が第2ガイド部912に連通し、第2突起部923を第2ガイド部912へ案内可能な第2案内部914を備える。
この構成によれば、ロックアーム92を一方向から第1案内部913及び第2案内部914に挿入する簡単な工程で、ロックアーム92をホルダ91に組み付けることができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、付勢部材93は圧縮コイルばねであり、ホルダ91は、圧縮コイルばねの一端を保持する保持部915を有し、ロックアーム92は、圧縮コイルばねの他端が当接する当接部924を有する。
この構成によれば、付勢部材93をホルダ91に組み付ける工程の後、ロックアーム92を挿入する工程を行うことで、付勢部材93及びロックアーム92をホルダ91に簡単に組み付けることができる。
また上記の実施形態である画像形成装置1によれば、第1ガイド部911はスナップフィットの凸部で構成されている。
この構成によれば、ロックアーム92を挿入するだけでロックアーム92がホルダ91に保持される。
1 画像形成装置
2 装置本体(画像形成装置本体)
2C 収納部
9 ロック機構
10 シートカセット
91 ホルダ(画像形成装置本体)
92 ロックアーム
93 付勢部材
113A 第1カム面
113B 第2カム面
911 第1ガイド部
912 第2ガイド部
913 第1案内部
914 第2案内部
915 保持部
921 ローラ(接触部)
922 第1突起部
923 第2突起部
924 当接部
C1 接点
C2 接点
L 直線
N1 法線
N2 法線
R 回動中心

Claims (9)

  1. 収納部が形成された画像形成装置本体と、
    前記収納部に収納された収納位置と前記収納部から引き出された引出位置との間を第1方向に沿ってスライド可能に構成され、前記第1方向に対して傾斜した第1カム面を有するシートカセットと、
    前記シートカセットを前記収納位置に固定するロック機構とを備え、
    前記ロック機構は、
    前記画像形成装置本体に設けられるとともに、前記シートカセットが前記収納位置にあるときに前記第1カム面に接触する接触部を有し、前記第1カム面に垂直な第1平面に沿って変位可能なロックアームと、
    前記画像形成装置本体に設けられるとともに、前記ロックアームを前記シートカセットに向けて付勢する付勢部材と、
    前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の一方に設けられるとともに、前記第1平面と直交する第2方向へ延びる第1突起部と、
    前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の一方に設けられ、前記第1突起部に対して前記第1方向に異なる位置に配置されて前記第2方向へ延びる第2突起部と、
    前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の他方に設けられ、前記第1突起部と係合して案内する第1ガイド部と、
    前記ロックアーム又は前記画像形成装置本体の他方に設けられ、前記第2突起部と係合して案内する第2ガイド部とを備え、
    前記ロックアームは、
    前記シートカセットがスライドするときに前記第2方向から見たときに、前記ロックアームが前記第1ガイド部の前記第1突起部との接点における法線と、前記第2ガイド部の前記第2突起部との接点における法線との交点を回動中心として回動し、
    前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部は、
    前記シートカセットがスライドして前記接触部が前記第1カム面に接触して移動するとき、前記ロックアームの前記接触部における回転モーメントが一定となる位置に前記回動中心が移動するように、前記第1突起部及び前記第2突起部を案内することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1突起部は、前記シートカセットが前記収納位置にあるときに、前記第2突起部よりも前記接触部から遠い位置に位置し、
    前記第2ガイド部は、前記第1方向に対して前記第1ガイド部よりも傾斜が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付勢部材は、前記第1突起部と前記第2突起部とを結ぶ直線を挟んで前記接触部と反対側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記付勢部材は、前記第1ガイド部の延在方向に沿って前記ロックアームを付勢するように配置されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記接触部は、前記第1突起部及び前記第2突起部よりも、前記第1方向において前記収納位置側に配置されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記シートカセットは、前記第1カム面に続いて前記第1方向における前記収納位置側に、前記シートカセットの挿抜途中に前記接触部が接触するとともに前記第1カム面より前記第1方向に対する傾斜の緩やかな第2カム面を有することを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 第1突起部及び前記第2突起部は前記ロックアームに設けられ、
    前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部は前記画像形成装置本体に設けられ、
    前記画像形成装置本体は、
    一端が開放され、他端が前記第1ガイド部に連通し、前記第1突起部を前記第1ガイド部へ案内可能な第1案内部と、
    一端が前記第1案内部の一端と同方向に開放され、他端が前記第2ガイド部に連通し、前記第2突起部を前記第2ガイド部へ案内可能な第2案内部とを備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記付勢部材は圧縮コイルばねであり、
    前記画像形成装置本体は、前記圧縮コイルばねの一端を保持する保持部を有し、
    前記ロックアームは、前記圧縮コイルばねの他端が当接する当接部を有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1ガイド部はスナップフィットの凸部で構成されていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
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