JP2020111126A - タイヤ故障予知システム、タイヤ故障予知方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、第1実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図1は、第1実施形態によるタイヤ故障予知システム100の構成を示すブロック図である。図1において、タイヤ故障予知システム100は、制御部10と、記憶部20と、警報部30とを備える。制御部10は、タイヤ故障予知システム100の動作を統括的に制御する装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などを備える。また、制御部10は、温度取得部11と、判定部13と、入出力部(I/O)40とを有する。具体的には、制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、これらの機能が実現される。
TSx=T(PxL)−T(PxR) …(F0)
T(Pxy)>Tr1 …(F1)
である。式(F1)において、x=1、2、3…、yはL(車両左側)またはR(車両右側)である。式(F1)において、閾値Tr1は、50℃以上80℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2 …(F2)
である。式(F2)において、x=1、2、3…である。式(F2)において、閾値Tr2は、3℃以上5℃以下が好ましい。
図5は、第1実施形態によるタイヤ故障予知システム100の動作例を示すフローチャートである。図5において、例えば、車両の動力発生装置(図示せず)が始動した場合、タイヤ故障予知システム100は以下の処理を行う。動力発生装置とは、例えば、エンジン、電動機である。例えば、車両のイグニッションスイッチがオンになったことを検出したときに、動力発生装置が始動したと判定してもよい。
ここで、図6は、走行中の車両に装着されている、あるタイヤの温度変化の例を示す図である。図6において、車両の走行開始時刻(0:00)において、タイヤの気室内の温度は75℃である。車両の走行開始後、時刻(10:00)を過ぎると、温度はわずかに変化する。その後、時刻(17:00)の少し前から温度が上昇し始め、時刻(18:00)においてタイヤにバーストBが発生している。バーストBの発生時において、タイヤの気室内の温度は上昇している。上昇温度TUは約10℃である。本例では、バーストBの発生から約1時間前が、温度上昇開始時刻TUSである。したがって、温度上昇開始時刻TUSからバーストBが発生するまでの間に、温度の上昇などを検出すれば、バーストBすなわちタイヤの故障を予知することができる。
以下、第2実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図8は、第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの構成を示すブロック図である。図8において、タイヤ故障予知システム100Aは、上述した第1実施形態によるタイヤ故障予知システム100に空気圧センサ2Lおよび2Rを追加し、制御部10に空気圧取得部12を追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、空気圧取得部12の機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
図11は、第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの動作例を示すフローチャートである。第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aは、車両に装着されているタイヤそれぞれについて、図11に示すフローチャートに沿って処理を行う。タイヤ故障予知システム100Aは、図11に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
温度換算空気圧値(タイヤゲージ圧力)[kPa]
=(タイヤゲージ圧力[kPa]+大気圧[kPa])/タイヤ絶対温度[K]×最低気温(絶対温度)[K]−大気圧[kPa] …(G1)
なお、絶対温度[K]=セルシウス温度[℃]+273.15[K]であり、大気圧=101.33[kPa]である。
以下、第3実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図12は、第3実施形態によるタイヤ故障予知システム100Bの構成を示すブロック図である。図12において、タイヤ故障予知システム100Bは、上述した第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの制御部10に温度差平均値算出部14を追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、温度差平均値算出部14の機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
T(Pxy)>Tr1 …(F1)
である。式(F1)において、閾値Tr1は、50℃以上80℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2 …(F2)
である。式(F2)において、閾値Tr2は、3℃以上5℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2’ …(F2’)
である場合も含む。
|TSx−TSave|>Tr3 …(F3)
である。式(F3)において、x=1、2、3…である。式(F3)において、閾値Tr3は、3℃以上5℃以下が好ましい。
図13は、第3実施形態によるタイヤ故障予知システム100Bの動作例を示すフローチャートである。図13において、ステップS101からステップS107までの処理は、図11を参照して説明した処理と同様である。図13の処理においては、図11を参照して説明した処理に、ステップS117およびS119の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Bは、図13に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第4実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
第4実施形態においては、車両の外気温を取得し、温度センサ1Lおよび1Rから取得した温度のデータを補正する。
TSx=T(PxL)−T(PxR) …(F0)
|T(Pxy)−Ta|> Tr1’ …(F1’)
である。式(F1’)において、x=1、2、3…、yはLまたはRである。式(F1’)において、閾値Tr1’は、30℃以上50℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2 …(F2)
である。式(F2)において、x=1、2、3…である。式(F2)において、閾値Tr2は、3℃以上5℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2’ …(F2’)
である場合も含む。
図16は、第4実施形態によるタイヤ故障予知システム100Cの動作例を示すフローチャートである。第4実施形態によるタイヤ故障予知システム100Cは、車両に装着されているタイヤそれぞれについて、図16に示すフローチャートに沿って処理を行う。タイヤ故障予知システム100Cは、図16に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第5実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図17は、第5実施形態によるタイヤ故障予知システム100Dの構成を示すブロック図である。図17において、タイヤ故障予知システム100Dは、上述した第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの制御部10に温度変化速度算出部16と、温度変化速度比算出部16Aとを追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、温度変化速度算出部16、温度変化速度比算出部16Aの機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
KT(Px)=T(Px@t2)−T(Px@t1)/(t2−t1) …(F4)
によって算出する。T(Px@t1)は時刻t1における温度、T(Px@t2)は時刻t2における温度である。さらに、本実施形態では、温度変化速度KTを基に、温度変化速度比KTHを算出する。温度変化速度比KTHは、
KTHx=KT(PxL)/KT(PxR) …(F5)
によって算出する。
KT(Px)>KTr1 …(F6)
である。式(F6)において、閾値KTr1は、例えば、0.3(℃/min)であることが好ましい。
KTHx>KTr2 …(F7)
である。式(F7)において、閾値KTr2は、例えば、1.1であることが好ましい。
図18は、第5実施形態によるタイヤ故障予知システム100Dの動作例を示すフローチャートである。図18において、ステップS101からステップS107までの処理は、図11を参照して説明した処理と同様である。図18の処理においては、図11を参照して説明した処理に、ステップS121、S123、S125およびS127の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Dは、図18に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第6実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図19は、第6実施形態によるタイヤ故障予知システム100Eの構成を示すブロック図である。図19において、タイヤ故障予知システム100Eは、上述した第5実施形態によるタイヤ故障予知システム100Dの制御部10に温度変化速度比平均値算出部17を追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、温度変化速度比平均値算出部17の機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
KT(Px)=T(Px@t2)−T(Px@t1)/(t2−t1) …(F4)
によって算出する。T(Px@t1)は時刻t1における温度、T(Px@t2)は時刻t2における温度である。
KTHx=KT(PxL)/KT(PxR) …(F5)
によって算出する。
KT(Px)>KTr1 …(F6)
である。式(F6)において、閾値KTr1は、例えば、0.3(℃/min)であることが好ましい。
KTHx>KTr2 …(F7)
である。式(F7)において、閾値KTr2は、例えば、1.1であることが好ましい。
条件(6):上記の条件(5)で閾値KTr2を超えた装着位置に関する温度変化速度比と全平均温度比との比が、予め設定した閾値KTr3を超えている。すなわち、
KTHx/KTHave>KTr3 …(F8)
である。式(F8)において、閾値KTr3は、例えば、1.1であることが好ましい。
図20は、第6実施形態によるタイヤ故障予知システム100Eの動作例を示すフローチャートである。図20において、ステップS101からステップS123までの処理は、図18を参照して説明した処理と同様である。図20の処理においては、図18を参照して説明した処理に、ステップS124およびS129の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Eは、図20に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第7実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図21は、第7実施形態によるタイヤ故障予知システム100Fの構成を示すブロック図である。図21において、タイヤ故障予知システム100Fは、上述した第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの制御部10に正常時温度差算出部18を追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、正常時温度差算出部18の機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
T(Pxy)>Tr1 …(F1)
である。式(F1)において、閾値Tr1は、50℃以上80℃以下が好ましい。
|TSx−TSMx|>Tr4 …(F9)
である。式(F9)において、閾値Tr4は、3℃以上5℃以下が好ましい。
図22は、第7実施形態によるタイヤ故障予知システム100Fの動作例を示すフローチャートである。図22において、ステップS101からステップS107までの処理は、図11を参照して説明した処理と同様である。図22の処理においては、図11を参照して説明した処理に、ステップS122およびS135の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Fは、図22に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第8実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図23は、第8実施形態によるタイヤ故障予知システム100Gの構成を示すブロック図である。図23において、タイヤ故障予知システム100Gは、上述した第2実施形態によるタイヤ故障予知システム100Aの制御部10に温度変化速度算出部16と、温度変化速度比算出部16Aと、正常時温度変化速度比算出部19とを追加した構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、温度変化速度算出部16、正常時温度変化速度比算出部19の機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
KT(Px)>KTr1 …(F6)
である。式(F6)において、閾値KTr1は、例えば、0.3(℃/min)であることが好ましい。
KTH/KTHM>KTr2 …(F7)
である。式(F7)において、閾値KTr2は、例えば、1.1であることが好ましい。
図24は、第8実施形態によるタイヤ故障予知システム100Gの動作例を示すフローチャートである。図24において、ステップS101からステップS107までの処理は、図11を参照して説明した処理と同様である。図24の処理においては、図11を参照して説明した処理に、ステップS121、S123、S126、S125およびS128の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Gは、図24に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
以下、第9実施形態によるタイヤ故障予知システムについて説明する。
図25は、第9実施形態によるタイヤ故障予知システム100Hの構成を示すブロック図である。図25において、タイヤ故障予知システム100Hは、上述した第5実施形態によるタイヤ故障予知システム100Dの制御部10において、他の温度取得部11Aを用いた構成になっている。制御部10のCPUが、記憶部20内のプログラムを読み込んで実行することにより、温度取得部11Aの機能が実現される。なお、制御部10の内部に記憶部20が設けられ、制御部10と記憶部20とが一体になっていてもよい。
T(Pxy)>Tr1 …(F1)
である。式(F1)において、閾値Tr1は、50℃以上80℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2 …(F2)
である。式(F2)において、閾値Tr2は、3℃以上5℃以下が好ましい。
|TSx|>Tr2’ …(F2’)
である場合も含む。
KT(Px)>KTr1 …(F6)
である。式(F6)において、閾値KTr1は、例えば、0.3(℃/min)であることが好ましい。
KTHx>KTr2 …(F7)
である。式(F7)において、閾値KTr2は、例えば、1.1であることが好ましい。
図26は、第9実施形態によるタイヤ故障予知システム100Hの動作例を示すフローチャートである。図26において、ステップS101からステップS107までの処理は、図11を参照して説明した処理と同様である。図26の処理においては、図11を参照して説明した処理に、ステップS108、S121、S123、S125およびS127の処理が追加されている。タイヤ故障予知システム100Hは、図26に示すフローチャートに沿った処理を周期的に行う。
上述したタイヤ故障予知システムによると、次のようなタイヤ故障予知方法が実現される。すなわち、走行中の車両の同じ車軸の対称位置に装着されている第1のタイヤおよび第2のタイヤそれぞれの温度値を検出する第1および第2の温度センサがそれぞれ検出した温度値を取得する温度値取得ステップと、上記第1のタイヤの温度値が所定閾値を超えており、かつ、上記第1のタイヤの温度値と上記第2のタイヤの温度値との差である温度差が所定の第1温度差閾値を超えている場合に、上記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する判定ステップと、を含むタイヤ故障予知方法が実現される。この方法によれば、より高い精度で異常判定を行い、故障を予知することができる。
以下、上述したタイヤ故障予知システムの変形例について説明する。
(変形例1)
温度および空気圧を取得している動作例のフローチャートにおいて、空気圧を取得せず、温度に基づいて処理を行うようにしてもよい。すなわち、図13、図18、図20、図22、図24および図26のフローチャートにおいて、空気圧を取得せず、取得した温度に基づいて処理を行うようにしてもよい。
ダブルタイヤについては、2つのタイヤが同じ車輪に装着されているために、どちらのタイヤに異常が発生しているか特定できない場合も考えられる。このような場合、例えば、ダブルタイヤにおいて、温度の絶対値が大きいタイヤが異常であると判定することができる、例えば、2つのタイヤの温度差を求めれば、より高い温度のタイヤを特定することができる。
制御部10は、各センサから無線でデータを取得する場合、各センサからデータを直接取得してもよいし、中継器を設けておき、各センサから中継器を経由してデータを取得してもよい。
2L、2R 空気圧センサ
3 気温センサ
10 制御部
11、11A 温度取得部
12 空気圧取得部
13 判定部
14 温度差平均値算出部
15 温度差補正部
16 温度変化速度算出部
16A 温度変化速度比算出部
17 温度変化速度比平均値算出部
18 正常時温度差算出部
19 正常時温度変化速度比算出部
20 記憶部
21 各種プログラム
22 各種データ
30 警報部
50、51〜54 車両
100、100A〜100H タイヤ故障予知システム
JF、JM、JR 車軸
P、P1L〜P5L、P1R〜P5R タイヤ
Claims (13)
- 走行中の車両に装着されている第1のタイヤおよび第2のタイヤそれぞれの温度値を検出する第1および第2の温度センサと、前記第1および第2の温度センサがそれぞれ検出した温度値を取得する温度取得部と、前記温度取得部によって取得した温度値に基づき、前記第1および第2のタイヤについての故障の可能性の判定を行う判定部とを含み、
前記車両は、タイヤが装着される車軸を備え、
前記第1のタイヤと前記第2のタイヤとは、前記車両の同じ車軸に装着され、
前記第1のタイヤの装着位置と前記第2のタイヤの装着位置とは、同じ車軸の対称位置であり、
前記判定部は、
前記温度取得部によって取得した、前記第1のタイヤの温度値が所定閾値を超えており、かつ、前記温度取得部によって取得した、前記第1のタイヤの温度値と前記第2のタイヤの温度値との差である温度差が所定の第1温度差閾値を超えている場合に、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する
タイヤ故障予知システム。 - 前記第1のタイヤおよび前記第2のタイヤは空気入りタイヤであり、
前記第1のタイヤおよび前記第2のタイヤそれぞれの内部の空気圧値を検出する第1および第2の空気圧センサと、前記第1および第2の空気圧センサがそれぞれ検出した空気圧値を取得する空気圧取得部とをさらに含み、
前記判定部は、
前記空気圧取得部によって取得した、前記第1のタイヤの空気圧値と前記第2のタイヤの空気圧値との差である空気圧差が所定の閾値を超えている場合には、前記第1温度差閾値よりも高い第2温度差閾値を用いて前記判定を行う
請求項1に記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記第1のタイヤの空気圧値は、前記第1の空気圧センサの検出値を所定温度で換算した第1の温度換算空気圧値であり、前記第2のタイヤの空気圧値は、前記第2の空気圧センサの検出値を所定温度で換算した第2の温度換算空気圧値であり、
前記判定部は、前記第1の温度換算空気圧値と前記第2の温度換算空気圧値との差である空気圧差が所定の閾値を超えている場合には、前記第1温度差閾値よりも高い第2温度差閾値を用いて前記判定を行う
請求項2に記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記判定部は、
前記温度取得部によって取得した、前記第1のタイヤの温度値と前記第2のタイヤの温度値との差である温度差が、前記第2温度差閾値を超えている場合には、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定し、
前記温度差が、前記第2温度差閾値を超えていない場合には、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定しない
請求項2または3に記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記第1の温度センサが検出した温度値と、前記第2の温度センサが検出した温度値との温度差平均値を算出する温度差平均値算出部をさらに含み、
前記判定部は、さらに、
前記温度差平均値と前記温度差との差の絶対値が所定の第3温度差閾値を超えている場合には、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定し、
前記温度差平均値と前記温度差との差の絶対値が前記第3温度差閾値を超えていない場合には、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定しない
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記車両の外部の気温を検出する気温センサと、
前記気温センサが検出した気温に基づいて、前記温度取得部によって取得した温度値を補正する温度補正部と、
をさらに含み、
前記判定部は、
前記温度補正部によって補正された温度値に基づいて、前記判定を行う
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記第1の温度センサが検出した温度値の温度変化速度と、前記第2の温度センサが検出した温度値の温度変化速度とを算出する温度変化速度算出部をさらに含み、
前記判定部は、さらに、
前記第1の温度センサが検出した温度値の温度変化速度が所定の変化速度閾値をより大きく、かつ、
前記第1の温度センサが検出した温度値の温度変化速度と前記第2の温度センサが検出した温度値の温度変化速度との比が、所定の変化速度比閾値より大きい場合に、
前記判定を行う
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記第1の温度センサが検出した温度値の温度変化速度と前記第2の温度センサが検出した温度値の温度変化速度との比である温度変化速度比の平均値を算出する温度変化速度比平均値算出部をさらに含み、
前記判定部は、さらに、
前記平均値算出部が算出した平均値に対する、前記温度変化速度比の値が、所定の閾値より大きい場合に、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する
請求項7に記載のタイヤ故障予知システム。 - 正常時における、前記第1のタイヤと前記第2のタイヤとの温度差を算出する正常時温度差算出部をさらに含み、
前記判定部は、さらに、
前記第1のタイヤと前記第2のタイヤとの温度差と、前記正常時の温度差との差が、所定の閾値より大きい場合に、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する
請求項1から請求項8のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 正常時における、前記第1のタイヤと前記第2のタイヤとの温度変化速度比を算出する正常時温度変化速度算出部と、
をさらに含み、
前記判定部は、さらに、
前記正常時の温度変化速度比の最大値に対する、前記正常時の温度変化速度比の値が、所定の閾値より大きい場合に、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する
請求項1から請求項9のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記温度取得部は、所定の周期で前記温度値を取得し、
前記温度取得部は、前記温度取得部によって取得した、前記第1のタイヤの温度値が所定閾値を超えており、かつ、前記第1のタイヤの温度と前記第2のタイヤの温度との差が所定閾値を超えている場合に、前記所定の周期より短い周期で前記温度値を取得する
請求項1から請求項10のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。 - 前記判定部による判定結果に基づいて、タイヤに関する警報を出力する警報部をさらに含む請求項1から請求項11のいずれか1つに記載のタイヤ故障予知システム。
- 走行中の車両の同じ車軸の対称位置に装着されている第1のタイヤおよび第2のタイヤそれぞれの温度値を検出する第1および第2の温度センサがそれぞれ検出した温度値を取得する温度値取得ステップと、前記第1のタイヤの温度値が所定閾値を超えており、かつ、前記第1のタイヤの温度値と前記第2のタイヤの温度値との差である温度差が所定の第1温度差閾値を超えている場合に、前記第1のタイヤに故障の可能性があると判定する判定ステップと、を含むタイヤ故障予知方法。
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