JP2020111072A - 車体フレームの補強構造 - Google Patents

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雄一郎 平井
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Abstract

【課題】左右のサイドメンバ間の限られたスペースの中で車体フレームの剛性を確保する。【解決手段】ラジエータ3は、前後方向と交叉する略板状に形成され、左右のサイドメンバ5間のセカンドクロスメンバ8の後方の近傍に配置され、ラジエータ支持部材4を介して車体フレーム2に対して固定される。ラジエータ支持部材4は、矩形枠状に形成される支持枠11と、支持枠11を左右のサイドメンバ5に対して固定する左右の第1ブラケット12と、支持枠11をセカンドクロスメンバ8対して固定する左右の第2ブラケット13とを有し、左右のサイドメンバ5間のセカンドクロスメンバ8の後方の近傍に配置されてラジエータ3を支持する。支持枠11の左右の横枠部11bは、ラジエータ3の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延び、ラジエータ3の車幅方向の外端部を支持する。【選択図】図2

Description

本開示は、車体フレームの補強構造に関する。
特許文献1には、車両の前部構造が記載されている。車体フレームは、車幅方向の両側で車両の前後方向に沿って延びる左右のサイドメンバと、車幅方向に延びて左右のサイドメンバの前端部同士を連結する第1クロスメンバと、第1クロスメンバの後方で車幅方向に延びて左右のサイドメンバ同士を連結する第2クロスメンバとを有する。エンジンの前端は、第2クロスメンバよりも後方に配置される。エンジンの前方には、ラジエータを含むエンジン冷却部が配置されて左右のサイドメンバに固定される。ラジエータは、第2クロスメンバの後方に配置され、左右のサイドメンバに対してはラジエータブラケットを介して固定され、第2クロスメンバに対しては固定ロッドを介して固定されることにより、車体フレームに支持される。
特開2018−34759号公報
特許文献1に記載の車両のように、左右のサイドメンバと、左右のサイドメンバ同士を連結する複数のクロスメンバとを有する車体フレームでは、複数のクロスメンバは、車体フレームの剛性(特に車体フレームを捩る力に対する剛性)に寄与する。車体フレームの剛性を十分に確保するためには、クロスメンバの数を増やし、または各クロスメンバの大きさ(例えば、板厚または前後方向の長さ)を大きくすることが考えられる。しかし、車体フレームの左右のサイドメンバ間には様々な装置(例えば、エンジンやラジエータ)等が配置されるので、スペースが狭く、クロスメンバの数を増やしたり、クロスメンバを大きくしたりすることが難しい。
そこで、本開示は、左右のサイドメンバ間の限られたスペースの中で車体フレームの剛性を確保することが可能な車体フレームの補強構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、車幅方向両側で車両の前後方向に延びる左右のサイドメンバと、前記左右のサイドメンバ間で車幅方向に延びて前記左右のサイドメンバ同士を連結するクロスメンバとを有する車体フレームの補強構造であって、略板状の熱交換器と熱交換器支持部材とを備える。熱交換器は、前後方向と交叉する状態でクロスメンバの前後方向の一側に配置される。熱交換器支持部材は、左右のサイドメンバ間に配置されて車体フレームに固定され、熱交換器を支持する。熱交換器支持部材は、熱交換器の車幅方向両側の外端部を支持する左右の支持部と、左右の支持部から左右のサイドメンバ側へ延びて左右のサイドメンバに固定される左右の第1ブラケットと、左右の支持部からクロスメンバ側へ延びてクロスメンバに固定される左右の第2ブラケットとを有する。
上記構成では、熱交換器支持部材の左右の第1ブラケットは、熱交換器の車幅方向の両端部を支持する左右の支持部から左右のサイドメンバ側へ延びて左右のサイドメンバに固定される。このため、車体フレームを捩る力に対する車体フレームの剛性(以下、単に車体フレームの剛性という。)を、熱交換器を利用して向上させることができる。
また、熱交換器支持部材の左右の第2ブラケットは、左右の支持部からクロスメンバ側へ延びてクロスメンバに固定される。すなわち、熱交換器が、熱交換器支持部材の左右の第2ブラケットを介してクロスメンバに連結されるので、熱交換器とクロスメンバとが相対的に移動し難くなる。このため、車体フレームの剛性をさらに向上させることができる。
このように、クロスメンバに加えて熱交換器を利用し且つクロスメンバと熱交換器とを連結することによって、車体フレームの剛性を確保することができるので、クロスメンバの数を増やしたり、クロスメンバを大きくしたりすることなく、左右のサイドメンバ間の限られたスペースの中で車体フレームの剛性を確保することができる。
また、熱交換器とクロスメンバとを連結するので、クロスメンバと熱交換器とを予め一体化した状態で左右のサイドメンバに対して取り付けることができる。このため、左右のサイドメンバに対して固定した状態のクロスメンバに対し、熱交換器を左右のサイドメンバ間の限られたスペースの中で取り付ける場合とは異なり、クロスメンバに対する熱交換器の取付作業の作業性を向上させることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車体フレームの補強構造であって、熱交換器支持部材は、熱交換器の上端部を支持する上側支持部と、熱交換器の下端部を支持する下側支持部とを有する。熱交換器支持部材の左右の支持部は、熱交換器の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延びる。上側支持部は、熱交換器の上端部に沿って車幅方向に延びて左右の支持部の上端部同士を連結する。下側支持部は、熱交換器の下端部に沿って車幅方向に延びて左右の支持部の下端部同士を連結する。
上記構成では、熱交換器支持部材の左右の支持部は、熱交換器の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延び、上側支持部は、熱交換器の上端部に沿って車幅方向に延びて左右の支持部の上端部同士を連結し、下側支持部は、熱交換器の下端部に沿って車幅方向に延びて左右の支持部の下端部同士を連結する。すなわち、熱交換器支持部材の左右の支持部、上側支持部、及び下側支持部は、熱交換器の外周の全周域を囲って熱交換器を支持する枠(以下、支持枠という。)を構成するので、車体フレームを捩る力が入力した際の熱交換器の変形を支持枠によって抑えることができる。このため、車体フレームの剛性を更に向上させることができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様または上記第2の態様の車体フレームの補強構造であって、熱交換器支持部材の左右の第2ブラケットは、左右の支持部に一体的に設けられる。
上記構成では、熱交換器支持部材の左右の第2ブラケットは、左右の支持部に一体的(溶接または一体成形によって一体的)に設けられる。このため、左右の支持部と左右の第2ブラケットとをボルト等によって締結固定する場合とは異なり、左右の支持部と左右の第2ブラケットとを適切に一体化(例えば、広範囲に亘って一体化)することによって、応力の集中を抑えることができる。
また、熱交換器支持部材の左右の第2ブラケットは、左右の支持部に一体的に設けられるので、左右の支持部と左右の第2ブラケットとをボルト等によって締結固定する場合とは異なり、部品点数を削減することができる。
本発明の第4の態様は、上記第1の態様〜上記第3の態様のいずれかの車体フレームの補強構造であって、クロスメンバの左右の両端部は、左右のサイドメンバの上面に載置された状態で左右のサイドメンバの上面に対して固定される。熱交換器支持部材の左右の第1ブラケットは、左右のサイドメンバの上面に載置された状態で左右のサイドメンバの上面に対して固定される。
上記構成では、クロスメンバの左右の両端部が、左右のサイドメンバの上面に載置された状態で左右のサイドメンバの上面に対して固定され、熱交換器支持部材の左右の第1ブラケットが、左右のサイドメンバの上面に載置された状態で左右のサイドメンバの上面に対して固定される。このため、クロスメンバと熱交換器とを熱交換器支持部材によって予めユニット化した状態で、車体フレームのサイドメンバに対して上方から所望の位置に配置して取り付けることができるので、サイドメンバに固定されたクロスメンバに対して熱交換器支持部材を取り付け、その後に熱交換器を熱交換器支持部材に取り付ける場合とは異なり、熱交換器の取付作業の作業性を向上させることができる。
本開示によれば、左右のサイドメンバ間の限られたスペースの中で車体フレームの剛性を確保することができる。
車体フレームの前部の概略斜視図である。 車体フレームの前部の概略側面図である。 車体フレームの前部の概略平面図である。 ラジエータ支持部材の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。また、図2では、左側のサイドメンバの図示を省略している。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る車両1は、梯子状の車体フレーム2と、車体フレーム2の前部に配置されるラジエータ(熱交換器)3と、ラジエータ支持部材(熱交換器支持部材)4とを備える。
車体フレーム2は、車両1の車幅方向両側で前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ5と、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ5を互いに連結する複数のクロスメンバ6とを有する。左右のサイドメンバ5は、車幅方向内側へ開放する断面U状にそれぞれ形成され、互いに車幅方向に離間する状態で前後方向に延びる。複数のクロスメンバ6は、左右のサイドメンバ5の前端同士を連結するファーストクロスメンバ7と、ファーストクロスメンバ7の後方に配置されるセカンドクロスメンバ(クロスメンバ)8とを含む。本実施形態では、本開示に係るクロスメンバは、セカンドクロスメンバ8に適用される。
セカンドクロスメンバ8は、前方へ開放する断面U状に形成されて車幅方向に延びるクロスメンバ本体8aと、クロスメンバ本体8aの左右の両端部の上面に固定される左右一対の固定板部8bとを有する。クロスメンバ本体8aの車幅方向の長さL1は、左右のサイドメンバ5の車幅方向の離間距離L2(車幅方向の内端縁同士の距離L2)よりも僅かに短い。左右の固定板部8bは、クロスメンバ本体8aの左右の両端から車幅方向外側へ突出する突出領域9を有する。左右の固定板部8bの突出領域9は、左右のサイドメンバ5の上面5aに固定される。左右の固定板部8bの突出領域9を左右のサイドメンバ5の上面5aに載置して左右のサイドメンバ5に固定することによって、セカンドクロスメンバ8が左右のサイドメンバ5に対して固定される。
ラジエータ3は、車両1のエンジン(図示省略)の冷却水を冷却するための熱交換器であって、前後方向と交叉する略板状に形成され、左右のサイドメンバ5間のセカンドクロスメンバ8の後方(前後方向の一側)の近傍に配置され、ラジエータ支持部材4を介して車体フレーム2に対して固定される。ラジエータ3は、下端部側が上端部側よりも前方に配置され、鉛直方向に対して傾斜している。ラジエータ3の下端部は、車体フレーム2よりも下方に配置され、ラジエータ3の上端部は、車体フレーム2よりも上方に配置される。ラジエータ3の前面側には、エンジンへの吸気を冷却するインタークーラ10が配置され、ラジエータ3に対して固定されている。
図2〜図4に示すように、ラジエータ支持部材4は、矩形枠状に形成される支持枠11と、支持枠11を左右のサイドメンバ5に対して固定する左右一対の第1ブラケット12と、支持枠11をセカンドクロスメンバ8対して固定する左右一対の第2ブラケット13とを有し、左右のサイドメンバ5間のセカンドクロスメンバ8の後方の近傍に配置されてラジエータ3を支持する。
ラジエータ支持部材4の支持枠11は、上方へ開放する断面U状に形成されて車幅方向に延びる下枠部(下側支持部)11aと、車幅方向内側へ開放する断面U状に形成されて下枠部11aの左右の両端部から上方へ延びる左右一対の横枠部(左右の支持部)11b,11cと、下方へ開放する断面U状に形成されて車幅方向に延びて左右の横枠部11b,11cの上端部同士を連結する上枠部(上側支持部)11dとを有する。下枠部11a、左右の横枠部11b,11c、及び上枠部11dは、その内部にラジエータ3を挿入可能なラジエータ挿入空間14a〜14dを区画する。下枠部11aのラジエータ挿入空間14aと左右の横枠部11b,11cのラジエータ挿入空間14b,14cとは、支持枠11の左右の下端部で互いに連通し、上枠部11dのラジエータ挿入空間14dと左右の横枠部11b,11cのラジエータ挿入空間14b,14cとは、支持枠11の左右の上端部で互いに連通する。ラジエータ挿入空間14a〜14dの前後方向の長さは、ラジエータ3の厚さ(前後方向の長さ)よりも大きく設定される。下枠部11aは、そのラジエータ挿入空間14aにラジエータ3の下端部を挿入した状態でラジエータ3の下端部に沿って車幅方向に延び、ラジエータ3の下端部を下方から支持する。左右の横枠部11b,11cは、そのラジエータ挿入空間14b,14cにラジエータ3の車幅方向の外端部を挿入した状態でラジエータ3の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延び、ラジエータ3の車幅方向の外端部を支持する。上枠部11dは、そのラジエータ挿入空間14dにラジエータ3の上端部を挿入した状態でラジエータ3の上端部に沿って車幅方向に延び、ラジエータ3の上端部を支持する。すなわち、ラジエータ支持部材4の支持枠11は、ラジエータ3の外周部を全周域に亘って支持する。
ラジエータ支持部材4の左右の第1ブラケット12は、支持枠11の左右の横枠部11b,11cの車幅方向外側面に対して所定の位置P1で溶着される側板部17と、側板部17の上端縁から曲折して車幅方向外側へ延びて左右のサイドメンバ5に固定される上板部18とを一体的に有する。左右の第1ブラケット12は、上板部18を左右のサイドメンバ5に固定する前に、支持枠11に対して溶着によって一体化されている。すなわち、左右の第1ブラケット12は、溶着によって支持枠11に一体的に設けられる。側板部17は、ラジエータ3の車幅方向外側面に沿って上下方向に延びる。上板部18は、左右の横枠部11b,11cの車幅方向外側面から車幅方向外側へ突出し、左右のサイドメンバ5の上面5aに載置された状態で左右のサイドメンバ5の上面5aに対してボルト15によって締結固定される。
ラジエータ支持部材4の左右の第2ブラケット13は、支持枠11の左右の横枠部11b,11cに固定されて左右の横枠部11b,11cから前上方へ延びる側板部19と、側板部19の前端縁から曲折して車幅方向外側へ延びてセカンドクロスメンバ8に固定される前板部20とを一体的に有する。左右の第2ブラケット13は、前板部20をセカンドクロスメンバ8に固定する前に、支持枠11に対して溶着によって一体化されている。すなわち、左右の第2ブラケット13は、溶着によって支持枠11に一体的に設けられる。側板部19の後下端部は、支持枠11の左右の横枠部11b,11cのうち左右の第1ブラケット12よりも下方の車幅方向外側面(本実施形態では、左右の横枠部11b,11cの下端部の車幅方向外側面)に対して所定の位置P2で溶着される。側板部19は、左右の横枠部11b,11cから前上方へ突出し、セカンドクロスメンバ8の後面(一側の面)8cに向かって延びる。前板部20は、セカンドクロスメンバ8の後面(一側の面)8cに面接触した状態でセカンドクロスメンバ8の後面8cに対してボルト16によって締結固定される。
セカンドクロスメンバ8及びラジエータ3は、ラジエータ支持部材4によってユニット化された状態で左右のサイドメンバ5に対して固定される。セカンドクロスメンバ8及びラジエータ3を左右のサイドメンバ5に対して固定する際には、ユニット化したセカンドクロスメンバ8及びラジエータ3を、左右のサイドメンバ5間の所望の位置に上方から配置し、セカンドクロスメンバ8の左右の固定板部8bの突出領域9、及びラジエータ支持部材4の左右の第1ブラケット12の上板部18を、左右のサイドメンバ5の上面5aに載置して左右のサイドメンバ5の上面5aに対して固定する。
上記のように構成された車両1では、ラジエータ3を支持するラジエータ支持部材4の左右の第1ブラケット12が左右のサイドメンバ5に固定される。すなわち、ラジエータ3の左右の両側がラジエータ支持部材4を介して左右のサイドメンバ5に固定されるので、車体フレーム2を捩る力に対する車体フレーム2の剛性(以下、単に車体フレーム2の剛性という。)を、ラジエータ3を利用して向上させることができる。
また、ラジエータ3は、ラジエータ支持部材4の左右の第2ブラケット13を介してセカンドクロスメンバ8に連結されるので、ラジエータ3とセカンドクロスメンバ8とが相対的に移動し難くなる。このため、車体フレーム2の剛性をさらに向上させることができる。
このように、本実施形態によれば、セカンドクロスメンバ8に加えてラジエータ3を利用し且つセカンドクロスメンバ8とラジエータ3とを連結することによって、車体フレーム2の剛性を確保することができるので、クロスメンバ6の数を増やしたり、セカンドクロスメンバ8を大きくしたりすることなく、左右のサイドメンバ5間の限られたスペースの中で車体フレーム2の剛性を確保することができる。
また、ラジエータ支持部材4は、矩形枠状に形成される支持枠11を有し、係る支持枠11によってラジエータ3の外周部を全周域に亘って支持するので、車体フレーム2を捩る力が入力した際のラジエータ3の変形を支持枠11によって抑えることができる。このように、支持枠11によってラジエータ3を変形し難くすることができるので、車体フレーム2の剛性を更に向上させることができる。
また、ラジエータ支持部材4の左右の第2ブラケット13は、溶着によって支持枠11の左右の横枠部11b,11cに一体的に設けられる。このため、左右の第2ブラケット13と支持枠11の左右の横枠部11b,11cとをボルト等によって締結固定する場合とは異なり、左右の第2ブラケット13と支持枠11の左右の横枠部11b,11cとを適切に一体化(例えば、広範囲に亘って一体化)することによって、応力の集中を抑えることができる。また、左右の第2ブラケット13と支持枠11の左右の横枠部11b,11cとをボルト等によって締結固定する場合とは異なり、部品点数を削減することができる。
また、セカンドクロスメンバ8及びラジエータ3は、ラジエータ支持部材4によってユニット化された状態で左右のサイドメンバ5に対して固定されるので、左右のサイドメンバ5に対して固定した状態のセカンドクロスメンバ8に対し、ラジエータ3を左右のサイドメンバ5間の限られたスペースの中で取り付ける場合とは異なり、セカンドクロスメンバ8に対するラジエータ3の取付作業の作業性を向上させることができる。また、例えば、エンジン、エンジンの出力軸に連結されるラジエータファン(図示省略)、ラジエータ3、インタークーラ10、及びセカンドクロスメンバ8を、ユニット化した状態で左右のサイドメンバ5に対して固定する場合には、左右のサイドメンバ5間の限られたスペースの中での作業を減らすことができるので、取付作業の作業性が更に向上する。
また、ユニット化したセカンドクロスメンバ8及びラジエータ3を、左右のサイドメンバ5間の所望の位置に上方から配置し、セカンドクロスメンバ8の左右の固定板部8bの突出領域9、及びラジエータ支持部材4の左右の第1ブラケット12の上板部18を、左右のサイドメンバ5の上面5aに載置して左右のサイドメンバ5の上面5aに対して固定する。このため、左右のサイドメンバ5に固定されたセカンドクロスメンバ8に対してラジエータ支持部材4を取り付け、その後にラジエータ3をラジエータ支持部材4に取り付ける場合とは異なり、ラジエータ3の取付作業の作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、左右の第1ブラケット12を、溶着によって支持枠11に一体的に設けたが、左右の第1ブラケット12を支持枠11の左右の横枠部11b,11cと一体成形してもよい。或いは、左右の第1ブラケット12を、支持枠11とは別体に形成し、支持枠11に対してボルト等によって締結固定してもよい。
また、本実施形態では、左右の第1ブラケット12を、側板部17と上板部18とによってL状に形成したが、左右の第1ブラケット12の形状はこれに限定されるものではなく、ラジエータ支持部材4の左右の横枠部11b,11cから左右のサイドメンバ5側へ延びて左右のサイドメンバ5に固定可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、左右の第2ブラケット13を、溶着によって支持枠11に一体的に設けたが、左右の第1ブラケット12を支持枠11の左右の横枠部11b,11cと一体成形してもよい。或いは、左右の第2ブラケット13を、支持枠11とは別体に形成し、支持枠11に対してボルト等によって締結固定してもよい。
また、本実施形態では、左右の第2ブラケット13を、側板部19と前板部20とによってL状に形成したが、左右の第2ブラケット13の形状はこれに限定されるものではなく、ラジエータ支持部材4の左右の横枠部11b,11cからセカンドクロスメンバ8側へ延びてセカンドクロスメンバ8に固定可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、セカンドクロスメンバ8及びラジエータ3を、ラジエータ支持部材4によってユニット化された状態で左右のサイドメンバ5に対して固定したが、これに限定されるものではない。例えば、左右のサイドメンバ5に固定されたセカンドクロスメンバ8に対してラジエータ支持部材4を固定してもよい。この場合、セカンドクロスメンバ8の左右の固定板部8bを、左右のサイドメンバ5の上面5aに載置することなく、セカンドクロスメンバ8の左右の両端部を、左右のサイドメンバ5の内部の空間に挿入した状態で固定してもよい。
また、本実施形態では、ラジエータ支持部材4の支持枠11の下枠部11a、左右の横枠部11b,11c、及び上枠部11dの形状を断面U状としたが、下枠部11a、左右の横枠部11b,11c、及び上枠部11dの形状はこれに限定されるものではなく、ラジエータ3の外周縁部を支持可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、ラジエータ支持部材4に矩形枠状の支持枠11を設けたが、枠状の部材を設けなくてもよい。例えば、ラジエータ支持部材4に、上枠部11d及び下枠部11aの一方または双方を設けることなく、左右の横枠部11b,11cによってラジエータ3の車幅方向の外端部を支持してもよい。この場合、左右の横枠部11b,11cの形状は、ラジエータ3の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延びる形状に限定されるものではなく、ラジエータ3の車幅方向の外端部を支持可能な形状であれば、他の形状であってもよい。
また、本実施形態では、ラジエータ3の前面側にインタークーラ10を設けたが、インタークーラ10を設けなくてもよいし、或いは、インタークーラ10の前方にエアコンのコンデンサを更に設けてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、ラジエータ支持部材4をセカンドクロスメンバ8に連結したが、ラジエータ3をファーストクロスメンバ7の後方近傍に配置する場合には、ラジエータ支持部材4をファーストクロスメンバ7に連結してもよい。すなわち、ラジエータ支持部材4と連結されるクロスメンバ6は、セカンドクロスメンバ8に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、ラジエータ支持部材4によってラジエータ3を支持したが、ラジエータ支持部材4によって支持される熱交換器は、ラジエータ3に限定されるものではなく、他の熱交換器(例えば、インタークーラ10)であってもよい。
また、上記実施形態では、熱交換器(ラジエータ3)を所定のクロスメンバ6(セカンドクロスメンバ8)の後方に配置したが、熱交換器を上記所定のクロスメンバ6の前方に配置して、熱交換器と上記所定のクロスメンバ6とをラジエータ支持部材4によって連結してもよい。
本開示に係る車体フレームの補強構造は、左右のサイドメンバ間にラジエータを配置する車両に広く適用することができる。
1:車両
2:車体フレーム
3:ラジエータ(熱交換器)
4:ラジエータ支持部材(熱交換器支持部材)
5:左右のサイドメンバ
5a:左右のサイドメンバの上面
8:セカンドクロスメンバ(クロスメンバ)
11:支持枠
11a:下枠部(下側支持部)
11b,11c:左右の横枠部(左右の支持部)
11d:上枠部(上側支持部)
12:左右の第1ブラケット
13:左右の第2ブラケット

Claims (4)

  1. 車幅方向両側で車両の前後方向に延びる左右のサイドメンバと、前記左右のサイドメンバ間で車幅方向に延びて前記左右のサイドメンバ同士を連結するクロスメンバとを有する車体フレームの補強構造であって、
    前後方向と交叉する状態で前記クロスメンバの前後方向の一側に配置される略板状の熱交換器と、
    前記左右のサイドメンバ間に配置されて前記車体フレームに固定され、前記熱交換器を支持する熱交換器支持部材と、を備え、
    前記熱交換器支持部材は、前記熱交換器の車幅方向両側の外端部を支持する左右の支持部と、前記左右の支持部から前記左右のサイドメンバ側へ延びて前記左右のサイドメンバに固定される左右の第1ブラケットと、前記左右の支持部から前記クロスメンバ側へ延びて前記クロスメンバに固定される左右の第2ブラケットとを有する
    ことを特徴とする車体フレームの補強構造。
  2. 請求項1に記載の車体フレームの補強構造であって、
    前記熱交換器支持部材は、前記熱交換器の上端部を支持する上側支持部と、前記熱交換器の下端部を支持する下側支持部とを有し、
    前記熱交換器支持部材の前記左右の支持部は、前記熱交換器の車幅方向の外端部に沿って上下方向に延び、
    前記上側支持部は、前記熱交換器の上端部に沿って車幅方向に延びて前記左右の支持部の上端部同士を連結し、
    前記下側支持部は、前記熱交換器の下端部に沿って車幅方向に延びて前記左右の支持部の下端部同士を連結する
    ことを特徴とする車体フレームの補強構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車体フレームの補強構造であって、
    前記熱交換器支持部材の前記左右の第2ブラケットは、前記左右の支持部に一体的に設けられる
    ことを特徴とする車体フレームの補強構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車体フレームの補強構造であって、
    前記クロスメンバの左右の両端部は、前記左右のサイドメンバの上面に載置された状態で前記左右のサイドメンバの上面に対して固定され、
    前記熱交換器支持部材の前記左右の第1ブラケットは、前記左右のサイドメンバの上面に載置された状態で前記左右のサイドメンバの上面に対して固定される
    ことを特徴とする車体フレームの補強構造。
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