JP2020108734A - シリンジ - Google Patents

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小林 稔
Minoru Kobayashi
稔 小林
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Abstract

【課題】目盛りが見えないような環境であっても、所望の量の液体を正確に吸引あるいは排出することができる、シリンジを提供する。【解決手段】本発明に係るシリンジ11は、第1端部及び第2端部を有する筒状に形成され、第1端部にノズル12が設けられ、第2端部に内部空間に通じる開口13が形成されたシリンダと、前記シリンダの開口から内部空間に挿入され、当該シリンダ内を軸方向に進退可能なプランジャ2と、前記プランジャの先端に取り付けられ、前記シリンダの内部空間の内壁面に密着するガスケット3と、を備え、前記シリンダの内壁面には、軸方向に所定間隔をおいて配置された複数の係合部16が設けられ、前記ガスケットには、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部32が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンジに関する。
従来より、種々のシリンジが提案されている。一般的なシリンジには、シリンダの外周面に目盛りが表示されている。したがって、使用者は、液体を所望の量だけ、吸引したり、あるいは排出するために、目盛りを見ながらプランジャを進退させる。
特開平8−38484号公報
しかしながら、シリンジを暗所で使用する場合や、あるいは目盛り全体が見えないような体勢でシリンジを使用する場合が考えられる。このような場合には、使用者が目盛りを見ることができないため、所望の量の液体を吸引あるいは排出できないおそれがある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、目盛りが見えないような環境であっても、所望の量の液体を正確に吸引あるいは排出することができる、シリンジを提供することを目的とする。
本発明に係るシリンジは、第1端部及び第2端部を有する筒状に形成され、前記第1端部にノズルが設けられ、前記第2端部に内部空間に通じる開口が形成されたシリンダと、前記シリンダの開口から前記内部空間に挿入され、当該シリンダ内を軸方向に進退可能なプランジャと、前記プランジャの先端に取り付けられ、前記シリンダの内部空間の内壁面に密着するガスケットと、を備え、前記シリンダの内壁面には、軸方向に所定間隔をおいて配置された複数の係合部が設けられ、前記ガスケットには、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部が設けられている。
上記シリンジにおいて、前記係合部は、前記シリンダの内壁面において周方向に延びる溝により形成することができ、前記被係合部は、前記溝に嵌まる突条により形成することができる。
上記シリンジでは、前記シリンダにおいて、前記各係合部が設けられている箇所に、目盛りを表示することができる。
本発明に係るシリンジによれば、目盛りが見えないような環境であっても、所望の量の液体を正確に吸引あるいは排出することができる。
本発明の一実施形態に係るシリンジの側面図である。 図1のシリンジの分解図である。 図1のシリンジに組み込まれるプランジャの分解図である。 図1のシリンジの使用を示す断面図である。 本発明のシリンジの他の例を示す分解図である。 図5のシリンジの使用を示す断面図である。
次に、本発明に係るシリンジの一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るシリンジの側面図、図2は図1の分解図、図3はプランジャの分解図である。なお、以下の説明では、図1に示す方向に基づいて説明を行うが、これらの方向は本発明を限定するものではない。
<1.シリンジの概要>
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るシリンジは、円筒状のシリンダ1と、このシリンダ1に挿入されるプランジャ2と、このプランジャ2の先端に取り付けられるガスケット3と、を備えている。
シリンダ1は、円筒状の透明のシリンダ本体11を備えている。シリンダ本体11の先端部(第1端部)には、シリンダ本体11よりも小径のノズル12が連結されている。このノズル12は、シリンダ本体11の内部空間と連通しており、シリンダ本体11内に吸引された液体がノズル12から外部へ押し出される。一方、シリンダ本体11の後端部(第2端部)には、内部空間に通じる開口13が形成されている。また、シリンダ本体11の外周面において、開口13の周縁には、径方向に延びるフランジ部14が形成されている。シリンダ本体11、ノズル12、及びフランジ部14は、樹脂材料などによって、一体的に形成されている。
また、シリンダ本体11には、軸方向に沿って目盛り15が表示されている。目盛り15は印刷等で形成されたり、あるいはシリンダ本体11の外周面に目盛りが表示されたシートを貼り付けてもよい。本実施形態に係る例では、1mL毎に6mLまで大目盛り151が表示され、隣接する大目盛り151の間に、0.2mL毎に小目盛り152が表示されている。一方、図2に示すように、シリンダ本体11の内壁面には、大目盛り151と対応する部分に、環状の溝(係合部)16が形成されている。
図3に示すように、プランジャ2は、軸方向に延びるプランジャ本体21と、このプランジャ本体21の先端に設けられ、ガスケット3が取り付けられる取付部22と、プランジャ本体21の後端に設けられた円板状の押圧部23と、を備えており、これらが樹脂材料などで一体的に形成されている。
プランジャ本体21は、軸方向に延びる4つの板材を組合せ、断面十字型に形成されている。プランジャ本体21の断面の最大径は、シリンダ本体11の内径よりも小さくなっており、これによって、プランジャ本体21は、シリンダ本体11の内部空間を軸方向に進退可能となっている。取付部22は、プランジャ本体21の先端に連結された円柱状の小径部221と、この小径部221の先端に連結され、小径部221よりも径が大きい円板状の大径部222と、を備えている。一方、プランジャ本体21の後端部には、円板状の押圧部23が設けられているが、これは使用者が指で押圧するためのものであり、これによってプランジャ2がシリンダ本体11内に進入する。
次に、ガスケット3について説明する。ガスケット3は、ゴムなどの弾性部材によって円柱状に形成され、後端部に凹部31が形成されている。ガスケット3の外径はシリンダ本体11の内径よりもやや大きく形成されており、これによって、ガスケット3の外周面がシリンダ本体11の内壁面に密着するとともに、後述するように、ガスケット3の突条331,332がシリンダ本体11の溝16に嵌まるようになっている。また、ガスケット3の先端は、シリンダ本体11の先端の内面に密着するような形状に形成されている。
図3に示すように、ガスケット3の凹部31は、軸方向に連結された円筒状の小径部311と、この小径部311の先端側に連通し、小径部311より大径の大径部312とで構成されている。そして、ガスケット3が弾性変形することにより、この凹部31に、プランジャ2の取付部22がはめ込まれるようになっている。具体的には、取付部22の大径部222が凹部31の大径部312に嵌まり、取付部22の小径部221が凹部31の小径部311に嵌まる。したがって、取付部22及び凹部31の各大径部222,312が抜け止めになって、ガスケット3がプランジャ2から離脱しないようになっている。
また、ガスケット3の外周面において、軸方向の中央付近には、周方向に延びる環状の溝32が形成されている。これにより、この溝32の前側には環状の第1突条331が形成され、溝32の後側には環状の第2突条332が形成されている。そして、これら2つの突条(被係合部)331,332は、上述したシリンダ本体11の溝16に嵌まるようになっている。
<2.シリンジの使用方法>
次に、上記のように形成されたシリンジの使用方法について、図4を参照しつつ説明する。まず、プランジャ2を、ガスケット3が取り付けられた先端側から、シリンダ本体11の開口13に挿入し、ガスケット3がシリンダ本体11の先端に接するまで押し込む。このとき、ガスケット3は弾性材料で形成されているため、プランジャの押し込みに伴って、ガスケット3の突条331,332が、シリンダ本体11の溝16に嵌まり、さらに押し込むと溝16から両突条331,332が順に離脱する。したがって、ガスケット3が溝16を通過する毎にクリック感のような手応えを感じることができる。なお、ガスケット3には2つの突条331,332が形成されているため、1つの溝16をガスケット3が通過する度に2度のクリック感が得られるが、両突条331,332は近接しているため、ごくわずかな時間をおいてクリック感が得られる。
続いて、吸引すべき液体にノズル12の先端を挿入した上で、プランジャ2を後退させる。このとき、使用者は、目盛り15を見ながら、ガスケット3の第1突条331が所望の量を指す目盛り15の位置に達するまでプランジャ2を後退させる。その後、ノズル12を注入すべき容器などに向け、プランジャ2を押し込むと、液体がノズル12から排出される。
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、プランジャ2の進退に伴って、ガスケット3の突条331,332がシリンダ本体11の溝16に嵌まるため、使用者はクリック感を感じることができる。また、各溝16は大目盛り151の位置に形成されているため、使用者は、クリック感を感じる毎に、液体を1mLずつ吸引したり、あるいは排出していることを認識することができる。したがって、例えば、このシリンジを暗い場所や、あるいは目盛りが見がたい体勢などで用いる場合に、目盛り15を視認することなく、クリック感だけで、吸引量、あるいは排出量を認識することができる。すなわち、目盛りを見なくても正確な量の吸引、または排出を行うことができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は適宜組み合わせることができる。
<4−1>
上記シリンジのノズル12に注射針を取り付け、注射器として使用することもできる。
<4−2>
目盛り15の表示は一例であり。数字以外の、図形など、種々の目盛りを表示させることができる。あるいは目盛りを表示しないようにすることもできる。
<4−3>
上記実施形態では、シリンダ本体11の内壁面に環状の溝16を形成し、ガスケット3の外周面に環状の突条32を形成しているが、これに限定されない。例えば、上記実施形態では、ガスケット3に2つの突条331,332を形成しているが、1つまたは3以上でもよい。また、ガスケット3の外周面には、溝16(または後述する凹部)に係合する少なくとも一つの突部が本発明の被係合部として形成されていればよく、周方向全体に亘って延びていなくてもよい。同様に、シリンダ本体11の溝16も周方向全体でなくてもよく、一部であってもよい。また、溝16ではなく、少なくとも一つの凹部によって本発明に係る係合部を構成することもできる。
<4−4>
上記実施形態では、シリンダ本体11の内壁面に環状の溝16を形成し、ガスケット3の外周面に環状の突条331,332を形成しているが、これが反対であってもよい。すなわち、図5及び図6に示すように、シリンダ本体11の内壁面に、溝16の代わりに、環状の突条17を形成することができる。一方、ガスケット3には予め溝32が形成されているため、この溝32にシリンダ本体11の突条17が嵌まるようにすればよい。すなわち、ガスケット3とシリンダ本体11の内壁面が、プランジャ2の進退に際して、所定間隔で係合するように構成されていればよい。また、溝及び突条の形状については、上述したとおり適宜変更することができる。
<4−5>
シリンダ1、プランジャ2、及びガスケット3の形状は特には限定されず、シリンダ1の内部をプランジャ2が進退できるように構成されていればよく、例えば、フランジ部14は必ずしも必要ではない。また、プランジャ2とガスケット3の取り付け機構も特には限定されず、プランジャ2の先端にガスケット3が取り付けられればよい。
<4−6>
暗所で目盛りを見やすくするため、蛍光塗料により目盛りを形成することもできる。
1 シリンダ
16 突条(係合部)
2 プランジャ
3 ガスケット
32 溝(被係合部)

Claims (3)

  1. 第1端部及び第2端部を有する筒状に形成され、前記第1端部にノズルが設けられ、前記第2端部に内部空間に通じる開口が形成されたシリンダと、
    前記シリンダの開口から前記内部空間に挿入され、当該シリンダ内を軸方向に進退可能なプランジャと、
    前記プランジャの先端に取り付けられ、前記シリンダの内部空間の内壁面に密着するガスケットと、
    を備え、
    前記シリンダの内壁面には、軸方向に所定間隔をおいて配置された複数の係合部が設けられ、
    前記ガスケットには、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部が設けられている、シリンジ。
  2. 前記係合部は、前記シリンダの内壁面において周方向に延びる溝により形成され、
    前記被係合部は、前記溝に嵌まる突条により形成されている、請求項1に記載のシリンジ。
  3. 前記シリンダにおいて、前記各係合部が設けられている箇所には、目盛りが表示されている、請求項1または2に記載のシリンジ。
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