JP2020108326A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、近年、複数レベルの電圧出力が可能なマルチレベル電力変換装置が提案されている。マルチレベル電力変換器では、出力電圧を多レベル化することにより、スイッチング速度を高速にすることなく、スイッチング損失を抑制することが可能である。
図1は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、例えば、直流電力と単相の交流電力とを相互に変換可能な電力変換装置であって、インバータセル100と、上アームと、下アームと、n個(nは2以上の整数)の第1回生整流回路(回生整流ダイオード6UNおよび第1抵抗器5UN)と、m個(mは2以上の整数)の第2回生整流回路(回生整流ダイオード6XMおよび第2抵抗器5XM)と、プラス直流端子209と、マイナス直流端子210と、交流端子211と、を備えている。ここで、NとMはそれぞれN=2〜n、M=2〜mであり、以後、他の定義が示されていなければ同様とする。
なお、本実施形態の電力変換装置には、プラス直流端子209とマイナス直流端子210との間に直流コンデンサ(図示せず)が電気的に接続される。直流コンデンサは、電力変換装置に含まれていてもよく、電力変換装置の外部に取り付けられても構わない。
なお、スナバ端子205Nと、正側端子203Nと、負側端子204Nとは、これらの端子の位置において回路が電気的に接続可能な構成であればよく、端子を省略しても構わない。また、スイッチ回路101Nは、複数のスイッチング素子1UNを備えていてもよい。その場合、複数のスイッチング素子1UNは、正側端子203Nと負側端子204Nとの間において、コンデンサ3UNおよびダイオード4UNに対して並列に接続される。複数のスイッチング素子1UNは互いに直列に接続されてもよく、互いに並列に接続されてもよい。
なお、正側端子206Mと、負側端子207Mと、スナバ端子208Mとは、これらの端子の位置にて回路が電気的に接続可能な構成であればよく、端子を省略しても構わない。また、スイッチ回路102Mは、複数のスイッチング素子1XMを備えていてもよい。その場合、複数のスイッチング素子1XMは、正側端子206Mと負側端子207Mとの間において、コンデンサ3XMおよびダイオード4XMに対して並列に接続される。複数のスイッチング素子1XMは互いに直列に接続されてもよく、互いに並列に接続されてもよい。
また、本実施形態の電力変換装置は、第2スイッチ回路102Xの少なくとも1つが第2スイッチング素子1XMの高電位側端にアノードが接続された第2ダイオード4XMと、第2ダイオード4XMのカソードと第2スイッチング素子1XMの低電位側端との間に接続された第2コンデンサ3XMと、を備えるとき、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、インバータセル100の高電位側端および下アームの第2コンデンサ3XMの高電位側端を接続する回生整流回路を備えている。
本実施形態の電力変換装置では、後述のように、上アームの複数のスイッチング素子1UNと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとを、それぞれ、所定の時間間隔をあけて順次スイッチングさせることにより、ターンオン損失、ターンオフ損失、および、リカバリ損失などの損失を低減することが可能である。
ここでは、スイッチング素子1Uのゲート信号Suと上アームの複数のスイッチング素子1UNのゲート信号Su(N)とのターンオンタイミングおよびターンオフタイミングの一例を示すタイミングチャートと、複数のコンデンサ3UNに通流する電流icu(N)と、フローティングコンデンサ2に通流する電流icfとの関係の一例を示している。なお、図2では、電流icu(N)と電流icfとは、交流端子211から出力される方向を正としている。また、図2に示した期間において、スイッチング素子1Xと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとはオフされている状態である。
その後、スイッチング素子1Uがターンオフされると、フローティングコンデンサ2の放電が終了する。
図3A乃至図5Bは、一実施形態の電力変換装置の効果の一例を説明するための図である。
図3Aは、従来の2レベルインバータにおいて、スイッチング素子がターンオンすることにより生じる損失の一例を比較例として示す図である。
図3Bは、一実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子がターンオンすることによりアームに生じる損失の一例を示す図である。
図3Cは、一実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子がターンオンすることにより素子毎に生じる損失の一例を示す図である。
図4Bは、一実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子がターンオフすることによりアームに生じる損失の一例を示す図である。
図4Cは、一実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子がターンオフすることにより素子毎に生じる損失の一例を示す図である。
図5Bは、一実施形態の電力変換装置において生じるリカバリ損失の一例を示す図である。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
なお、以下の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、上述の第1実施形態にて説明した電力変換装置の異なる動作の例について説明する。
ここでは、スイッチング素子1Uのゲート信号Suと上アームの複数のスイッチング素子1UNのゲート信号Su(N)とのターンオンタイミングおよびターンオフタイミングの一例を示すタイミングチャートと、複数のコンデンサ3UNに通流する電流icu(N)と、フローティングコンデンサ2に通流する電流icfとの関係の一例を示している。なお、図6では、電流icu(N)と電流icfとは、交流端子211から出力される方向を正としている。また、図6に示す期間において、スイッチング素子1Xと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとはオフされている状態である。
スイッチング素子1Uと、スイッチング素子1UNとが全てオンされている状態において、例えばスイッチング素子1Unがターンオフされると、スイッチング素子1Unに通流していた電流はコンデンサ3Unへ流れ、コンデンサ3Unが充電される。
その後、スイッチング素子1Uがターンオフされると、フローティングコンデンサ2の放電が終了する。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
なお、以下の説明において、上述の第1および第2実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
減算器12には、フローティングコンデンサ2の電圧指令値Vcf*と、電圧検出器10にて検出されたフローティングコンデンサ2の電圧検出値Vcfとが入力される。減算器12は、電圧指令値Vcf*から電圧検出値Vcを引いた差ΔVcfを制御器14へ出力する。
補償器16は、制御器14から入力された操作量に基づいて、スイッチング素子1U、1UN、1X、1XMのスイッチングタイミングを調整するための調整補償量を演算し、図示しないゲート信号生成器へ出力する。ここで、補償器16にて演算される調整補償量は、例えば、電力変換装置の変調率やキャリア波の位相などを調整するための補償量である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
減算器12には、フローティングコンデンサ2の電圧指令値Vcf*と、電圧検出器10にて検出されたフローティングコンデンサ2の電圧検出値Vcfとが入力される。減算器12は、電圧指令値Vcf*から電圧検出値Vcを引いた差ΔVcfを制御器14へ出力する。なお、本実施形態において、フローティングコンデンサ2の電圧指令値Vcf*は、上述の第4実施形態の電力変換装置と同様に、例えば下記式(1)により設定された値である。
電流検出器17は、電力変換装置の交流端子211に流れる電流の値(若しくは電流に相当する値)を検出して、検出値を乗算器18に供給する。
補償器16は、乗算器18から入力された操作量と電流検出値との積に基づいて、スイッチング素子1U、1UN、1X、1XMのスイッチングタイミングを調整するための調整補償量を演算し、図示しないゲート信号生成器へ出力する。ここで、補償器16にて演算される調整補償量は、例えば、電力変換装置の変調率やキャリア波の位相などを調整するための補償量である。
図9は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第4実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
抵抗器(上側抵抗器)5U0の一端は、ダイオード4U0のアノードとコンデンサ3U0の他端とに電気的に接続されている。抵抗器5U0の他端は、回生整流ダイオード6U1のアノードと、回生整流ダイオード6U0のカソードとに電気的に接続されている。
抵抗器(下側抵抗器)5X0の一端は、ダイオード4X0のカソードとコンデンサ3X0の他端とに電気的に接続されている。抵抗器5X0の他端は、回生整流ダイオード6X0のアノードと、回生整流ダイオード6X1のカソードとに電気的に接続されている。
本実施形態において、複数の第1回生整流回路は、最も低電位側の第1スイッチ回路の第1コンデンサと上側コンデンサとの間、及び、上側コンデンサと下側スイッチング素子の低電位側の端子との間にさらに接続されている。
また、本実施形態において、複数の第2回生整流回路は、最も高電位側の第2スイッチ回路の第2コンデンサと下側コンデンサとの間、及び、下側コンデンサと上側スイッチング素子の高電位側の端子との間にさらに接続されている。
図10は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第5実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
すなわち、本実施形態の電力変換装置は、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、隣接したスイッチ回路101N間、及び、隣接したスイッチ回路102M間にそれぞれ接続され、互いに直列に接続された複数の回生整流ダイオード6UN、6XM(N=2〜n、M=2〜m)と、を備えている。
すなわち、本実施形態の電力変換装置は、第1スイッチ回路101Nの少なくとも1つが第1スイッチング素子1UNの低電位側端にカソードが接続された第1ダイオード4UNと、第1ダイオード4UNのアノードと第1スイッチング素子1UNの高電位側端との間に接続された第1コンデンサ3UNと、を備えるとき、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、インバータセル100の低電位側端および上アームの第1コンデンサ3UNの低電位側端とを接続する回生整流回路を備えている。
また、本実施形態の電力変換装置は、第2スイッチ回路102Xの少なくとも1つが第2スイッチング素子1XMの高電位側端にアノードが接続された第2ダイオード4XMと、第2ダイオード4XMのカソードと第2スイッチング素子1XMの低電位側端との間に接続された第2コンデンサ3XMと、を備えるとき、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、インバータセル100の高電位側端および下アームの第2コンデンサ3XMの高電位側端を接続する回生整流回路を備えている。
図11は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第6実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力変換装置の動作は、上述の第1実施形態および第2実施形態と同様である。すなわち、上アームの複数のスイッチング素子1UNと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとを、それぞれ、所定の時間間隔をあけて順次スイッチングさせることにより、ターンオン損失、ターンオフ損失、および、リカバリ損失などの損失を低減することが可能である。
図12は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第7実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
回生整流ダイオード6Cは、スイッチ回路1011のスナバ端子2051(図11に示す)と抵抗器7Cとの間を電気的に接続する経路において、抵抗器7Cと直列に接続されている。
本実施形態の電力変換装置は、上記構成以外は上述の第7実施形態の電力変換装置と同様の構成である。
本実施形態の電力変換装置の動作は、上述の第1実施形態および第2実施形態と同様である。すなわち、上アームの複数のスイッチング素子1UNと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとを、それぞれ、所定の時間間隔をあけて順次スイッチングさせることにより、ターンオン損失、ターンオフ損失、および、リカバリ損失などの損失を低減することが可能である。
図13は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第8実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力変換装置は、マイナス直流端子210とインバータセル100との間の経路にスイッチング素子1XHが接続されている。なお、スイッチング素子1XHは、スイッチ回路101Nのスイッチング素子1UNよりも高耐圧の素子を用いることが望ましい。また、図13では、電力変換装置は、下アームに1つのスイッチング素子1XHを備えているが、下アームにおいて複数のスイッチング素子1XHを直列に接続しても構わない。なお、電力変換方向は一方方向になるが、下アームは、スイッチング素子1XHに代えて高耐圧のダイオード(受動半導体素子)を備えていてもよい。
図14は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第9実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力変換装置は、プラス直流端子209とインバータセル100との間の経路にスイッチング素子1UHが接続されている。なお、スイッチング素子1UHは、スイッチ回路102Mのスイッチング素子1XMよりも高耐圧の素子を用いることが望ましい。また、図14では、電力変換装置は、上アームに1つのスイッチング素子1UHを備えているが、上アームにおいて複数のスイッチング素子1UHを直列に接続しても構わない。なお、電力変換方向は一方方向になるが、上アームは、スイッチング素子1UHに代えて高耐圧のダイオード(受動半導体素子)を備えていてもよい。
図15は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第10実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
複数の第1回生整流回路は、それぞれ回生整流ダイオード6UNと抵抗器5UNとを備えている。回生整流ダイオード6UNは、インバータセル100の負側セル端子201からスイッチ回路101Nのスナバ端子205Nへ向かう方向を順方向として、負側セル端子201とスナバ端子205Nとの間に接続されている。抵抗器5UNは、回生整流ダイオード6UNのカソードとスナバ端子205Nとの間を電気的に接続する経路において、回生整流ダイオード6UNと直列に接続されている。すなわち、複数の回生整流ダイオード6UNのアノードは、他の回生整流ダイオード6UNを介さずに、インバータセル100の負側セル端子201と電気的に接続されている。
本実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子1U、1Xと、複数のスイッチング素子1UNと複数のスイッチング素子1XMとのスイッチング動作は、上述の第1実施形態および第2実施形態と同様である。すなわち、上アームの複数のスイッチング素子1UNと、下アームの複数のスイッチング素子1XMとを、それぞれ、所定の時間間隔をあけて順次スイッチングさせる。
図16は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第11実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、図16では、第1実施形態の電力変換装置における抵抗器5UN、5XMをリアクトル8UN、8XMに置き換えた例を示しているが、他の複数の実施形態の電力変換器の回路構成についても、抵抗器に替えてリアクトルを用いることにより同様の効果を得ることができる。
図17は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
なお、以下の説明において、上述の第1乃至第11実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
スイッチ回路101Nは、スイッチング素子1UNに替えて、正側スイッチング素子1UNUと、負側スイッチング素子1UNLとを備えている。正側スイッチング素子1UNUと負側スイッチング素子1UNLとは直列に接続されている。
また、本実施形態の電力変換装置は、第2スイッチ回路102Xの少なくとも1つが第2スイッチング素子1XMの高電位側端にアノードが接続された第2ダイオード4XMと、第2ダイオード4XMのカソードと第2スイッチング素子1XMの低電位側端との間に接続された第2コンデンサ3XMと、を備えるとき、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、インバータセル100の高電位側端および下アームの第2コンデンサ3XMの高電位側端を接続する回生整流回路を備えている。
図18は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、インバータセル100と、スイッチ回路101と、スイッチ回路102と、回生整流ダイオード6と、抵抗器7と、を備えている。
スイッチ回路101は、スイッチング素子1U1と、コンデンサ3U1と、ダイオード4U1と、を備えている。
スイッチング素子1X1は、例えばMOSFETである。スイッチング素子1X1のドレインは、スイッチング素子1Xのソースと電気的に接続され、スイッチング素子1X1のソースはマイナス直流端子210と電気的に接続される。
回生整流ダイオード6は、スイッチ回路102からスイッチ回路101へ向かう方向を順方向として、コンデンサ3U1と抵抗器7との間に接続されている。
抵抗器7は、スイッチ回路102と回生整流ダイオード6との間を接続する経路において、回生整流ダイオード6と直列に接続されている。すなわち、本実施形態の電力変換装置は、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、インバータセル100の低電位側端および上アームの第1コンデンサ3UNの低電位側端と、インバータセル100の高電位側端および下アームの第2コンデンサ3XMの高電位側端と、の少なくともいずれか一方を接続する回生整流回路を備えている。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、上述の第1実施形態と同様に、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
また、本実施形態の電力変換装置によれば、スイッチング素子1U、1U1、1X、1X1が電力変換のための動作を行うと、同時に、フローティングコンデンサ2に蓄えられたエネルギーを回生させることができる。したがって、本実施形態の電力変換装置では、フローティングコンデンサ2に蓄えられたエネルギーを回生させるための動作をスイッチング素子1U、1U1、1X、1X1にさせる必要がなくなり、電力変換装置の動作の制約を回避することができる。
Claims (11)
- 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するインバータセルと、
前記インバータセルの高電位側端に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記インバータセルの低電位側端に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、
を備え、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1整流回路を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2整流回路を有する
電力変換装置。 - 前記第1整流回路は、一または複数直列に接続した第1回生整流ダイオードと、この一つの前記第1回生整流ダイオードのカソードと前記第1コンデンサの低電位側端との間に接続された第1抵抗器、または複数の前記第1回生整流ダイオードのカソードとそれぞれ対応する前記第1コンデンサの低電位側端との間に接続された複数の第1抵抗器と、を有し、
前記第2整流回路は、一または複数直列に接続した第2回生整流ダイオードと、この一つの第2回生整流ダイオードのアノードと前記第2コンデンサの高電位側端との間に接続された第2抵抗器、または複数の前記第2回生整流ダイオードのアノードとそれぞれ対応する前記第2コンデンサの高電位側端との間に接続された複数の第2抵抗器と、を有する
請求項1に記載の電力変換装置。 - 一または複数直列に接続された前記第2スイッチ回路の前記第2スイッチング素子は、前記第1スイッチング素子よりも高耐圧、若しくは、一または複数直列に接続された前記第1スイッチ回路の前記第1スイッチング素子は、前記第2スイッチング素子よりも高耐圧である
請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記第1抵抗器に代えて第1インダクタンス素子を備え、前記第2抵抗器に代えて第2インダクタンス素子を備える
請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記インバータセルは、前記上側スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された上側ダイオードと、前記上側ダイオードのアノードと前記上側スイッチング素子の高電位側端との間に接続された上側コンデンサと、前記下側スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された下側ダイオードと、前記下側ダイオードのカソードと前記下側スイッチング素子の低電位側端との間に接続された下側コンデンサと、を備え、
前記第1整流回路は、前記上側コンデンサの低電位側端と前記インバータセルの低電位側端との間をさらに接続し、
前記第2整流回路は、前記下側コンデンサの高電位側と前記インバータセルの高電位側端との間をさらに接続する
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記上側スイッチング素子、および、前記下側スイッチング素子は、それぞれ、直列に接続された複数のスイッチング素子を備える
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 複数の前記第1スイッチング素子および複数の前記第2スイッチング素子は、所定の時間間隔を空けて順次スイッチングされ、
前記上アームにおいて、複数の前記第1コンデンサの静電容量は、ターンオンされてからターンオフされるまでの期間が短い前記第1スイッチング素子と接続された前記第1コンデンサよりも、ターンオンされてからターンオフされるまでの期間が長い前記第1スイッチング素子と接続された前記第1コンデンサが小さく、
前記下アームにおいて、複数の前記第2コンデンサの静電容量は、ターンオンされてからターンオフされるまでの期間が短い前記第2スイッチング素子と接続された前記第2コンデンサよりも、ターンオンされてからターンオフされるまでの期間が長い前記第2スイッチング素子と接続された前記第2コンデンサが小さい
請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記フローティングコンデンサの電圧を検出する電圧検出器と、
前記フローティングコンデンサの電圧指令値と前記電圧検出器で検出された電圧検出値との差にゲインを乗じる制御器と、
前記制御器の出力値に基づいて前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記上側スイッチング素子、および、前記下側スイッチング素子のスイッチングタイミングを調整する補償量を生成する補償器と、を更に備える
請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記インバータセルの交流端に流れる電流を検出する電流検出器と、
前記制御器の出力値と前記電流検出器で検出された出力電流値とを乗じる乗算器と、を更に備え、
前記補償器は、前記乗算器の出力値に基づいて前記第1スイッチング素子、前記第2スイッチング素子、前記上側スイッチング素子、および、前記下側スイッチング素子のスイッチングタイミングを調整する補償量を生成する
請求項8に記載の電力変換装置。 - 前記フローティングコンデンサの電圧指令値は、入力される直流電圧を、前記上アームに含まれる複数の前記第1スイッチング素子の数と前記下アームに含まれる複数の前記第2スイッチング素子の数との内の小さい数に1を加えた数値で除算した値よりも高くする
請求項8又は請求項9に記載の電力変換装置。 - 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するインバータセルと、
前記インバータセルの高電位側端に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記インバータセルの低電位側端に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、
を備え、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つは、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つは、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有し、
前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する一または複数直列に接続した第1回生整流ダイオードと、この一つの前記第1回生整流ダイオードのカソードと前記第1コンデンサの低電位側端との間に接続された第1抵抗器、または複数の前記第1回生整流ダイオードのカソードとそれぞれ対応する前記第1コンデンサの低電位側端との間に接続された複数の第1抵抗器と、を有する第1整流回路と、
前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する一または複数直列に接続した第2回生整流ダイオードと、この一つの前記第2回生整流ダイオードのアノードと前記第2コンデンサの高電位側端との間に接続された第2抵抗器、または複数の前記第2回生整流ダイオードのアノードとそれぞれ対応する前記第2コンデンサの高電位側端との間に接続された複数の第2抵抗器と、を有する第2整流回路と、を有し、
最も低電位側の前記第1スイッチ回路の前記第1コンデンサの低電位側端と最も高電位側の前記第2スイッチ回路の前記第2コンデンサの高電位側端との間は、直接接続され、抵抗器を介して接続され、または、抵抗器および回生整流ダイオードを介して接続されている
電力変換装置。
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