JP2020108186A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び加工工数の削減を図ることが可能なワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス9は、二本の導電路22と、この導電路22が内側に挿通される外装部材23とを含むハーネス本体21、及び、ハーネス本体21の一端及び他端にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14とを備えて構成される。外装部材23は第一樹脂シールド部26を備え、この第一樹脂シールド部26は、導電性樹脂からなり且つ外装部材23の本体として管体形状に形成され且つ可撓性の可撓管部27を全体的又は部分的に有する形状に形成される。一方、シールドコネクタ14は第二樹脂シールド部32を備え、この第二樹脂シールド部32は、導電性樹脂からなり且つ導電路22を囲う形状に形成され且つ第一樹脂シールド部26の端部位置における可撓管部27に対し嵌合する形状に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、ハーネス本体とこの両端に配設されるコネクタとを備えたワイヤハーネスに関し、詳しくはシールド機能を持たせたワイヤハーネスに関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド自動車に配索されるワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、この導電路が挿通される管体形状の外装部材と、端末に配設されるシールドコネクタとを備えて構成される(例えば下記特許文献1参照)。導電路は、シールド部材としての編組を有し、この編組は外装部材の端末から引き出されてシールドコネクタのシェルに対し加締めにて固定される。
特開2011−193677号公報
上記従来技術にあっては、シールド機能を持たせるために編組が必要になり、また、外装部材の端末から引き出された編組とシールドコネクタのシェルとの電気的な接続のために加締めリングも必要になることから、部品点数が多いという問題点や、加工工数がかかるという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、部品点数及び加工工数の削減を図ることが可能なワイヤハーネスの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、該導電路が内側に挿通される外装部材とを含むハーネス本体、及び、該ハーネス本体の一端及び他端にそれぞれ配設されるコネクタとを備え、前記外装部材は、導電性樹脂からなり且つ前記外装部材の本体として管体形状に形成され且つ可撓性の可撓管部を全体的又は部分的に有する形状に形成される第一樹脂シールド部を備え、前記一端及び前記他端の前記コネクタは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の端部位置における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第二樹脂シールド部を備えることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、外装部材自体にシールド機能を持たせることから、従来例の編組(シールド部材)を不要にして部品点数を削減することができる。また、本発明によれば、シールド機能に係る部分の接続、すなわち外装部材の第一樹脂シールド部とコネクタの第二樹脂シールド部との接続が嵌合にて行えることから、従来例に比べて加工工数を削減することもできる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記ハーネス本体は、該ハーネス本体の中間に配設されるプロテクタを更に備え、該プロテクタは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の中間分断部分における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第三樹脂シールド部を備えることを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、ハーネス本体の中間に配設されるプロテクタ自体にもシールド機能を持たせることから、プロテクタ専用のシールド部材を必要とせず、結果、部品点数の削減に寄与することができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記ハーネス本体は、該ハーネス本体の中間に配設される分岐ボックスを更に備え、該分岐ボックスは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路の分岐部分を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の中間分断部分における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第四樹脂シールド部を備えることを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、ハーネス本体の中間に配設される分岐ボックス自体にもシールド機能を持たせることから、分岐ボックス専用のシールド部材を必要とせず、結果、部品点数の削減に寄与することができる。
請求項4に記載の本発明は、請求項1、2又は3に記載のワイヤハーネスにおいて、前記ハーネス本体は、導電性樹脂からなり且つ前記第一樹脂シールド部の外面に組み付けられるクランプを更に備えることを特徴とする。
このような請求項4の特徴を有する本発明によれば、コネクタの部分以外でも接地をすることができる。すなわち、ワイヤハーネスの取付対象に対しクランプを介して第一樹脂シールド部の接地をすることができる。
本発明のワイヤハーネスによれば、第一樹脂シールド部や第二樹脂シールド部等により、従来例と比べて部品点数及び加工工数の削減を図ることができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネスの一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である(実施例1)。 ワイヤハーネスの構成を示す図である。 ワイヤハーネスの製造方法を示す図である。 ワイヤハーネスのハーネス端末を示す図(断面図を含む)である。 図2のワイヤハーネスの変形例を示す図である(実施例2)。 本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である(実施例3)。 図6のプロテクタに係る図であり、(a)は図6のA−A線断面図、(b)はB−B線断面図である。 本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である(実施例4)。 本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である(実施例5)。 図9の分岐ボックスの構成を示す図である。
ワイヤハーネスは、一又は複数本の導電路と、この導電路が内側に挿通される外装部材とを含むハーネス本体、及び、ハーネス本体の一端及び他端にそれぞれ配設されるコネクタとを備えて構成される。外装部材は第一樹脂シールド部を備え、この第一樹脂シールド部は、導電性樹脂からなり且つ外装部材の本体として管体形状に形成され且つ可撓性の可撓管部を全体的又は部分的に有する形状に形成される。一方、コネクタは第二樹脂シールド部を備え、この第二樹脂シールド部は、導電性樹脂からなり且つ導電路を囲う形状に形成され且つ第一樹脂シールド部の端部位置における可撓管部に対し嵌合する形状に形成される。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスの一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である。また、図2はワイヤハーネスの構成を示す図、図3はワイヤハーネスの製造方法を示す図、図4はワイヤハーネスのハーネス端末を示す図(断面図を含む)である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車に配索されるワイヤハーネスに本発明を採用するものとする。尚、ハイブリッド自動車に限らず、PHVや電気自動車のようなモータを駆動源とする自動車、或いは、エンジンのみで走行する一般的な自動車等であってもよいものとする。また、エンジンに関しては、発電のためだけに用いられるものであってもよいものとする。この他、燃料電池自動車や自動運転車両であってもよいものとする。
<ハイブリッド自動車1の構成について>
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内の位置に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8(高電圧用のモーターケーブル)により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両における(車体における)車両床下11に配索される。また、中間部10は、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディ(車体)であるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりなる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車等に使用可能な高電圧用のものであれば特に限定されないのは勿論である。
図1(b)において、引用符号15はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス15は、低圧の(低電圧用の)ものであって、ハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー16と、自動車前部17に搭載される補器18(機器)とを電気的に接続するために備えられる。ワイヤハーネス15は、図1(a)のワイヤハーネス9と同様に、車両床下11を通って配索される(一例であり、車室側を通って配索されてもよいものとする)。ワイヤハーネス15における引用符号19はハーネス本体を示す。また、引用符号20はコネクタを示す。
図1(a)及び(b)に示す如く、ハイブリッド自動車1には、高圧のワイヤハーネス9及び低圧のワイヤハーネス15が配索される。これら高圧のワイヤハーネス9及び低圧のワイヤハーネス15は、長尺なものである。本発明は、いずれのワイヤハーネスであっても適用可能であるが、代表例として高圧のワイヤハーネス9を挙げて以下に説明をする。先ず、ワイヤハーネス9の構成及び構造について説明をする。
<ワイヤハーネス9の構成について>
図1(a)及び図2において、車両床下11を通って配索される長尺なワイヤハーネス9は、ハーネス本体21と、このハーネス本体21の両端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(コネクタ)とを備えて構成される。
<ハーネス本体21の構成について>
図2において、ハーネス本体21は、二本の長尺な導電路22と、この導電路22を収容・保護するための外装部材23と、ワイヤハーネス9を所定位置に配索するための(ハーネス本体21を所定位置に固定するための)クランプCと、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。以下、各構成について説明をする。
<導電路22について>
図2ないし図4において、導電路22は、導電性の導体24と、この導体24を被覆する絶縁性の絶縁体25とを備えて構成される。導電路22は、本実施例において、シースの存在しないものが採用される(一例であるものとする)。導電路22は、これにシースが存在しないことから、その分、軽量なものになる(導電路22は長尺であることから、シースがあるものと比べ大幅に軽量化を図ることができる)。導電路22は、編組等のシールド部材を構成に含まないものが採用される。尚、導電路22の上記本数は一例であるものとする。
導体24は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により断面円形に形成される。導体24に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面円形(丸形)になる棒状の導体構造(例えば丸単心となる導体構造であり、この場合、導電路自体も棒状となる)のものの、いずれであってもよいものとする。以上のような導体24は、この外面に絶縁性の樹脂材料からなる絶縁体25が押出成形される。
絶縁体25は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体24の外周面に押出成形される。絶縁体25は、断面円形状の被覆として形成される。絶縁体25は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
<外装部材23について>
図2ないし図4において、外装部材23は、ここでは外装部材本体(本体)のみで構成される。尚、外装部材23は、例えば上記本体の内側にコルゲートチューブや機能部品を配設した構成のものであってもよいものとする。外装部材23における本体は、例えばブロー成形機を用いて成形される樹脂成形品である。本体は、例えばカーボン等の導電性材料を混ぜた導電性樹脂からなり、導電性を有する。このような導電性を有する本体は、シールド機能を持たせることができることから、以下、第一樹脂シールド部26と呼ぶことにする。第一樹脂シールド部26は、一本の真っ直ぐな管体形状に形成される(使用前は真っ直ぐである)。また、第一樹脂シールド部26は、腹割きなしの形状に形成される。さらに、第一樹脂シールド部26は、二本の導電路22の配置及び形状に合わせて断面長円形状に形成される(形状は一例であり、円形状や楕円形状、矩形状等であってもよいものとする)。このような形状の第一樹脂シールド部26(外装部材23)は、二本の導電路22を収容・保護するものとして採用される。また、第一樹脂シールド部26は、導電性樹脂からなり全体が導電性を有することから、従来例の編組を代替するものとしても採用される。
第一樹脂シールド部26(外装部材23)は、可撓性を有する部分としての可撓管部27と、導電路22をストレートに配索する部分としてのストレート管部28とを有して、図示形状に形成される。第一樹脂シールド部26は、可撓管部27とストレート管部28とが管軸CL方向に複数形成される。また、これら可撓管部27とストレート管部28とが交互になるように配置形成される。第一樹脂シールド部26は、可撓管部27やストレート管部28が取付対象29の形状に合わせて配置形成される。また、取付対象29に合わせた長さにも形成される(取付対象29の形状に合わせて必要な長さにそれぞれ形成される)。
可撓管部27は、ワイヤハーネス9の梱包状態や輸送時、さらには車両への経路配索時に、それぞれ所望の角度で撓ませることができるような部分に形成される。すなわち、可撓管部27は、撓ませて曲げ形状にすることができるような部分に形成される。また、真っ直ぐな元の状態(樹脂成形時の状態)に戻すこともできるような部分に形成される。可撓管部27は、図示の如く蛇腹管形状に形成される。すなわち、外面の側から見て(外部から見て)周方向の蛇腹凹部30及び蛇腹凸部31を有するような図示形状に形成される。また、可撓管部27は、蛇腹凹部30及び蛇腹凸部31が管軸CL方向に交互に連続するような形状に形成される。可撓管部27は、この内面の側から見ると、上記蛇腹凹部30が凸状となるような形状に、また、上記蛇腹凸部31は凹状となるような形状に形成される。尚、第一樹脂シールド部26は、公知のコルゲートチューブと同様の部分を部分的に有する管体であることから、「コルチューブ」や「部分形成コルゲートチューブ」などと呼んでもよいものとする。
ストレート管部28は、可撓管部27のような可撓性を持たない部分として形成される。また、ストレート管部28は、梱包状態や輸送時、さらには経路配索時において曲がらない部分としても形成される(曲がらない部分とは、可撓性を積極的に持たせない部分という意味である)。ストレート管部28は、直管形状に形成される。このようなストレート管部28の外周面(外面)は、凹凸のない形状に形成される(一例であるものとする)。ストレート管部28は、可撓管部27と比べ、リジッドな部分に形成される。このようなストレート管部28は、取付対象29に合わせた位置や長さに形成される。尚、複数あるうちの一番長いストレート管部28は、本実施例において、車両床下11に配置されるような部分として形成される。
<シールドコネクタ14(コネクタ)について>
図2ないし図4において、シールドコネクタ14は、ハーネス本体21の一端及び他端にそれぞれ配設される外部接続手段であって、導電路22の端末に設けられる図示しない端子金具と、この端子金具の収容先として形成される絶縁性のコネクタハウジング(図示省略)と、コネクタハウジングの外側に設けられる第二樹脂シールド部32とを備えて構成される。
第二樹脂シールド部32は、第一樹脂シールド部26(外装部材23)と同じ導電性樹脂からなる樹脂成形品であって、第一樹脂シールド部26の一端及び他端に配置される撓管部27を挟み込むような二つ割り構造のものに形成される。このような第二樹脂シールド部32は、上記の如く二つ割り構造であることから、図示しないヒンジやロック構造を有する。また、第二樹脂シールド部32は、可撓管部27の端末部分を外側から直接囲うとともに、可撓管部27の端末部分に対し嵌合するような構造も有する。後者の構造としては、図4の引用符号33で示すような嵌合部の構造であり、この嵌合部33は、第二樹脂シールド部32の内面34から突出して周方向の蛇腹凹部30に嵌合する環状の嵌合凸部35を有する。嵌合凸部35は、本実施例において二つ形成される(例えば一つや三つ等であってもよいものとする。嵌合状態の安定性の面から嵌合凸部35は複数の方が好ましいものとする)。尚、二つの嵌合凸部35と、蛇腹凸部30との間に生じる空間36に、例えば独立発泡のスポンジ又はパッキン等(図示省略)を配設し、外部からの水分の浸入や埃等の入り込みを防止するようにしてもよいものとする。以上のような第二樹脂シールド部32は、インバータユニット4(図1参照)等の図示しないシールドケースに接触するような形状に形成される。
<クランプCについて>
図2おいて、クランプCは、第一樹脂シールド部26(外装部材23)の外面に組み付けられるクランプ本体37と、このクランプ本体37に連成される固定部38とを有して図示形状に形成される。クランプCは、ボルトBを用いて固定部38が取付対象29に固定される形状に形成される。クランプCは、クランプ本体37及び固定部38が第一樹脂シールド部26と同じ導電性樹脂からなる樹脂成形品である。クランプCは、これ自体が導電性を有することから、シールドコネクタ14の部分以外でも接地をすることができるものである。すなわち、ワイヤハーネス9の取付対象29に対しクランプCを介して第一樹脂シールド部26を接地させることができるものである。
<ワイヤハーネス9の製造〜経路配索について>
上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9は次のようにして製造される(図2ないし図4参照)。すなわち、ワイヤハーネス9は、導電性を有する第一樹脂シールド部26(外装部材23)の一端開口から他端開口へと二本の導電路22を挿通することにより製造される。また、ワイヤハーネス9は、第一樹脂シールド部26(外装部材23)の外面所定位置にクランプCやグロメット、ブーツ等を取り付けることにより製造される。さらに、ワイヤハーネス9は、導電路22の端末部分(ハーネス本体21の一端及び他端)にシールドコネクタ14を設けることにより製造される。ワイヤハーネス9の製造においては、シールドコネクタ14の第二樹脂シールド部32が、外装部材23である第一樹脂シールド部26に対し嵌合することから、ワイヤハーネス9はこの全体が導電性を有する部分で覆われることになり、結果、シールド機能を有するような状態に製造される。
上記の如く製造された後は、可撓管部27を所定の位置で折り畳むようにして曲げを施し、そして、この曲げ状態を保持することにより梱包が完了する(通箱に収納される)。可撓管部27を曲げることから梱包状態がコンパクトになり、このようなコンパクトな梱包状態のままで車両組み付け現場まで搬送される。
車両組み付け現場では、通箱から取り出され、そして、車両床下11に対応する長尺なストレート管部28からクランプCを用いて車両に取り付けられる(図2参照)。長尺なストレート管部28の固定の後には、残りの部分も取付対象29の所定位置に固定される。以上によりワイヤハーネス9の経路配索に係る一連の作業が完了する。ワイヤハーネス9は、図2に示す如く所望の経路で配索された状態になる。
<ワイヤハーネス9の効果について>
以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態であるワイヤハーネス9によれば、外装部材23自体にシールド機能を持たせることから、従来例の編組(シールド部材)を不要にして部品点数を削減することができる。また、ワイヤハーネス9によれば、シールド機能に係る部分の接続、すなわち外装部材23の第一樹脂シールド部26とシールドコネクタ14(コネクタ)の第二樹脂シールド部32との接続が嵌合にて行えることから、従来例に比べ加工工数を削減することもできる。
従って、ワイヤハーネス9によれば、第一樹脂シールド部26や第二樹脂シールド部32により、従来例と比べて部品点数及び加工工数の削減を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図5は図2のワイヤハーネスの変形例を示す図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<実施例2のワイヤハーネス9及び外装部材23について>
図5において、実施例2のワイヤハーネス9は、実施例1に対し外装部材23の形状のみが異なっている。このようなワイヤハーネス9における外装部材23は、実施例1と同じ導電性樹脂からなる第一樹脂シールド部26として形成される。また、第一樹脂シールド部26(外装部材23)は、従来例の編組を代替するものとして採用される。第一樹脂シールド部26は、可撓性を有する部分としての可撓管部27を有して、図示形状に形成される。すなわち、第一樹脂シールド部26はこの全体が可撓管部27からなる蛇腹管の形状に形成される。
<ワイヤハーネス9の効果について>
以上、図5を参照しながら説明してきたように、実施例2のワイヤハーネス9も実施例1と同様の効果を奏する。すなわち、外装部材23の第一樹脂シールド部26や、シールドコネクタ14(コネクタ)の第二樹脂シールド部32により、従来例と比べて部品点数及び加工工数の削減を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例3を説明する。図6は本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である。また、図7は図6のプロテクタに係る図であり、(a)は図6のA−A線断面図、(b)はB−B線断面図である。尚、上記実施例1、2と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<実施例3のワイヤハーネス9及びにハーネス本体21の構成ついて>
図6において、ワイヤハーネス9及びワイヤハーネス15のうち、ワイヤハーネス9を実施例3の代表例にすると、このワイヤハーネス9は、ハーネス本体21と、ハーネス本体21の両端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(コネクタ)とを備えて構成される。図6(a)及び図7において、実施例3のハーネス本体21は、二本の長尺な導電路22と、この導電路22を収容・保護するための外装部材23と、ハーネス本体21の中間に配設される複数のプロテクタ39と、クランプC(図2参照)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
<外装部材23について>
図6(a)において、外装部材23は、本実施例において三つのもので構成される(数は一例であるものとする)。すなわち、外装部材23は、中間の外装部材40と、前側の外装部材41と、後側の外装部材42の三つで構成される。これら三つは、実施例1と同じ導電性樹脂からなる第一樹脂シールド部26としてそれぞれ形成される。上記三つは、それぞれ内側に導電路22が挿通されるような管体形状に形成される。また、上記三つは、導電路22の収容に必要な大きさ、及び、保護に必要な厚みを有するようにそれぞれ形成される。
上記三つのうち中間の外装部材40は、二つのプロテクタ39の間に配置される。中間の外装部材40よりも前側には、前側の外装部材41が配置される。前側の外装部材41は、図6中の前側のプロテクタ39と、前側のシールドコネクタ14との間に配置される。また、中間の外装部材40よりも後側には、後側の外装部材42が配置される。後側の外装部材42は、図6中の後側のプロテクタ39と、後側のシールドコネクタ14との間に配置される。上記三つは、実施例1の外装部材23(図2参照)を三つに分断したようなものと同じに形成される。以下、中間の外装部材40の部分を代表例とし、第一樹脂シールド部26及びコネクタ39についてそれぞれ説明をする。
<第一樹脂シールド部26について>
図7において、第一樹脂シールド部26は、可撓性を有する部分としての可撓管部27と、導電路22をストレートに配索する部分としてのストレート管部28とを有して、図示形状に形成される。第一樹脂シールド部26は、可撓管部27とストレート管部28とが管軸CL方向に複数形成される。また、これら可撓管部27とストレート管部28とが交互になるように配置形成される。尚、第一樹脂シールド部26は、実施例2のような全て可撓管部27からなる形状で形成されてもよいものとする。
<プロテクタ39について>
図6及び図7において、プロテクタ39は二つ備えられ、第一樹脂シールド部26(中間の外装部材40)の一端及び他端に配置される可撓管部27に対しそれぞれ嵌合するように形成される。プロテクタ39は、ワイヤハーネス9(図6参照)の経路規制が必要となる部分に配置形成される。プロテクタ39は、撓管部27の端末部分を囲むとともに挟み込むような二つ割り構造のプロテクタ本体43と、このプロテクタ本体43に連成される図示しない固定部とを有し、これら全体が第三樹脂シールド部44として形成される。
第三樹脂シールド部44であるプロテクタ本体43及び固定部は、第一樹脂シールド部26(外装部材23)と同じ導電性樹脂からなる樹脂成形品の部分である。プロテクタ本体43は、図示しないヒンジやロック構造、さらには嵌合部45を有する。嵌合部45は、第三樹脂シールド部44の内面46から突出して周方向の蛇腹凹部30に嵌合する環状の嵌合凸部47を有する。嵌合凸部47は、本実施例において二つ形成される(例えば一つや三つ等であってもよいものとする。嵌合状態の安定性の面から嵌合凸部47は複数の方が好ましいものとする)。尚、二つの嵌合凸部47と、蛇腹凸部30との間に生じる空間48に、例えば独立発泡のスポンジ又はパッキン等(図示省略)を配設し、外部からの水分の浸入や埃等の入り込みを防止するようにしてもよいものとする。
上記図示しない固定部は、車両床下11や取付対象29(図2参照)への固定のための部分であって、クランプCで用いられるボルトB(図2参照)と同様の締結部材が挿通される。
<ワイヤハーネス9の効果について>
以上、図6及び図7を参照しながら説明してきたように、実施例3のワイヤハーネス9によれば、外装部材23自体にシールド機能を持たせることから、従来例の編組(シールド部材)を不要にして部品点数を削減することができる。また、ワイヤハーネス9によれば、シールド機能に係る部分の接続、すなわち外装部材23の第一樹脂シールド部26とシールドコネクタ14(コネクタ)の第二樹脂シールド部32(図4参照)との接続、及び、第一樹脂シールド部26とプロテクタ39の第三樹脂シールド部44との接続が嵌合にて行えることから、従来例に比べて加工工数を削減することもできる。さらに、ワイヤハーネス9によれば、プロテクタ39自体にもシールド機能を持たせることから、プロテクタ専用のシールド部材を必要とせず、結果、部品点数の削減に寄与することもできる。
従って、ワイヤハーネス9によれば、第一樹脂シールド部26、第二樹脂シールド部32、及び第三樹脂シールド部44により、従来例と比べて部品点数及び加工工数の削減を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例4を説明する。図8は本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である。尚、上記実施例1〜3と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<実施例4のワイヤハーネス9及びハーネス本体21の構成について>
図8において、実施例4のワイヤハーネス9は、ハーネス本体21と、このハーネス本体21の両端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(コネクタ)とを備えて構成される。ハーネス本体21は、二本の長尺な導電路22と、この導電路22を収容・保護するための外装部材23と、ハーネス本体21の中間に配設される複数のコネクタ49、50と、クランプC(図2参照)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。ハーネス本体21は、本実施例において三つのもので構成される(数は一例であるものとする)。すなわち、ハーネス本体21は、中間のハーネス本体51と、前側のハーネス本体52と、後側のハーネス本体53の三つで構成される。ハーネス本体21が三つのもので構成されることから、導電路22や外装部材23も三つのもので構成される。外装部材23は実施例3と同様に形成される。すなわち、第一樹脂シールド部26(図7参照)を有するように形成される。コネクタ49、50は、特に図示しないが、実施例1の第二樹脂シールド部32(図4参照)と同様の構造を有する。上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9はこの全体が導電性を有する部分で覆われることになり、結果、シールド機能を有するような状態に製造される。
<ワイヤハーネス9の効果について>
以上、図8を参照しながら説明してきたように、実施例4のワイヤハーネス9によれば、次のような効果を奏する。すなわち、従来例を上記のような三つの構成にした場合と比べて、ワイヤハーネス9は部品点数及び加工工数の削減を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例5を説明する。図9は本発明のワイヤハーネスの他の一実施形態を示す模式的な図であり、(a)は高電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図、(b)は(a)とは別の低電圧のワイヤハーネスの配索状態を示す図である。また、図10は図9の分岐ボックスの構成を示す図である。尚、上記実施例1〜4と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
<実施例5のワイヤハーネス9及びハーネス本体21の構成について>
図9において、実施例5のワイヤハーネス9は、実施例4の変形例になるハーネス本体21と、このハーネス本体21の両端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14(コネクタ)とを備えて構成される。ハーネス本体21は、二本の長尺な導電路22と、この導電路22を収容・保護するための外装部材23と、ハーネス本体21の中間に配設される複数のコネクタ49、50と、例えば前側のコネクタ49、50の位置に設けられる分岐ボックス54と、クランプC(図2参照)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。ワイヤハーネス9は、分岐部分の分岐ボックス54及び接続線55を介して補器Hを増やすことができるように構成される。すなわち、機能を拡張することができるように構成される。
<分岐ボックス54について>
図9及び図10において、分岐ボックス54は、ボックス本体56と、このボックス本体56に連成される固定部57と、これらボックス本体56及び固定部57に跨って形成される第四樹脂シールド部58とを備えて構成される。ボックス本体56は、コネクタ間回路59、60と、分岐接続回路61、62と、分岐接続回路62に設けられる過電流遮断部63と、これらを覆うような絶縁ハウジング64とを有する。引用符号65はコネクタ49に対するコネクタ接続部を示す。また、引用符号66はコネクタ50に対するコネクタ接続部を示す。また、引用符号67は接続線55に対するコネクタ接続部を示す。第四樹脂シールド部58は、第一樹脂シールド部26(図2参照)と同じ導電性樹脂からなる樹脂成形品であって、絶縁ハウジング64の外側に配設される。
<ワイヤハーネス9の効果について>
上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9はこの全体が導電性を有する部分で覆われることになり、結果、シールド機能を有するような状態に製造される。従って、実施例5のワイヤハーネス9によれば、実施例4と同様の効果を奏する。また、分岐ボックス54を備えることにより、機能を拡張することができるという効果も奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ(コネクタ)、 15…ワイヤハーネス、 16…低圧バッテリー、 17…自動車前部、 18…補器、 19…ハーネス本体、 20…コネクタ、 21…ハーネス本体、 22…導電路、 23…外装部材、 24…導体、 25…絶縁体、 26…第一樹脂シールド部、 27…可撓管部、 28…ストレート管部、 29…取付対象、 30…蛇腹凹部、 31…蛇腹凸部、 32…第二樹脂シールド部、 33…嵌合部、 34…内面、 35…嵌合凸部、 36…空間、 37…クランプ本体、 38…固定部、 39…プロテクタ、 40…中間の外装部材、 41…前側の外装部材、 42…後側の外装部材、 43…プロテクタ本体、 44…第三樹脂シールド部、 45…嵌合部、 46…内面、 47…嵌合凸部、 48…空間、 49、50…コネクタ、 51…中間のハーネス本体、 52…前側のハーネス本体、 53…後側のハーネス本体、 54…分岐ボックス、 55…接続線、 56…ボックス本体、 57…固定部、 58…第四樹脂シールド部、 59、60…コネクタ間回路、 61、62…分岐接続回路、 63…過電流遮断部、 64…絶縁ハウジング、 65〜67…コネクタ接続部、 B…ボルト、 C…クランプ、 CL…管軸、 H…補器

Claims (4)

  1. 一又は複数本の導電路と、該導電路が内側に挿通される外装部材とを含むハーネス本体、及び、該ハーネス本体の一端及び他端にそれぞれ配設されるコネクタとを備え、
    前記外装部材は、導電性樹脂からなり且つ前記外装部材の本体として管体形状に形成され且つ可撓性の可撓管部を全体的又は部分的に有する形状に形成される第一樹脂シールド部を備え、
    前記一端及び前記他端の前記コネクタは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の端部位置における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第二樹脂シールド部を備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記ハーネス本体は、該ハーネス本体の中間に配設されるプロテクタを更に備え、
    該プロテクタは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の中間分断部分における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第三樹脂シールド部を備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記ハーネス本体は、該ハーネス本体の中間に配設される分岐ボックスを更に備え、
    該分岐ボックスは、導電性樹脂からなり且つ前記導電路の分岐部分を囲う形状に形成され且つ前記第一樹脂シールド部の中間分断部分における前記可撓管部に対し嵌合する形状に形成される第四樹脂シールド部を備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  4. 請求項1、2又は3に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記ハーネス本体は、導電性樹脂からなり且つ前記第一樹脂シールド部の外面に組み付けられるクランプを更に備える
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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