JP2020108177A - コンテンツ配信システム、配信装置、受信装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】多人数が参加している臨場感を担保しつつ、好適な鑑賞体験の提供を実現する。【解決手段】配信装置が、主キャラクタ及び鑑賞ユーザを示す複数の副キャラクタを提示するコンテンツを複数の受信装置に配信するコンテンツ配信システムにおいて、複数の受信装置においてコンテンツの鑑賞に係りなされた操作入力を示す情報の解析結果に基づき、複数の副キャラクタにとらせる挙動が決定され、該挙動を示す挙動情報を含む、コンテンツの再生に必要な情報が受信装置に送信される。このとき、挙動情報は、複数の副キャラクタのうち、所定の挙動をとらせる副キャラクタの割合の情報を含む。【選択図】図7
Description
本発明は、コンテンツ配信システム、配信装置、受信装置及びプログラムに関し、特に両眼立体視コンテンツの配信技術に関する。
テレビ受像機やヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)等、両眼立体視を可能ならしめる機器が一般に流通しており、ユーザは、このような機器を用いることで両眼立体視コンテンツを手軽に鑑賞することが可能になってきている。特許文献1には、このような機器で鑑賞可能な3次元画像コンテンツを配信するコンテンツ配信システムが開示されている。
ところで、昨今では、カメラで撮影された動画や、ゲーム等のコンピュータグラフィックス(CG)が描画された画面をキャプチャした動画をリアルタイムに配信する、所謂ライブ配信が、様々なプラットフォームを用いて行われている。このようなライブ配信で提供されるコンテンツの中には、演者の表情や挙動をモーションとして検出し、これをキャラクタ等のCGに反映させることで、あたかもキャラクタが実在するかの如き鑑賞体験を提供するものもある。また、ライブ配信にて送信される情報が動画ストリームである態様に限らず、CGに適用するモーションや音声データを鑑賞を行う装置(クライアント)に送信し、クライアントにてCGの描画を行い、鑑賞用の画面を生成して提示する態様でも、同様の鑑賞体験を提供することができる。
ここで、例えば、演者や鑑賞者等、複数の人物を参加させた臨場感の高いコンテンツをライブ配信する態様、即ち、複数の人物の挙動を適用したキャラクタを3次元空間に配置したシーンを提示するライブ配信を行う態様について考える。このようなコンテンツのライブ配信を特許文献1のようなコンテンツ配信システムで実現しようとすると、各人物について検出された挙動(モーション)の情報をサーバ等の装置に集約し、さらに該情報を鑑賞用の各機器に送信して管理されている状態情報に反映させ、さらに左眼用及び右眼用の画面を描画生成することが必要になる。一方で、このような一連の処理を、好適な両眼立体視での鑑賞体験を担保しつつ行おうとすると、システム全体やサーバ、クライアントにおける演算負荷が高くなり、破綻し得る。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、多人数が参加している臨場感を担保しつつ、好適な鑑賞体験の提供を実現するコンテンツ配信システム、配信装置、受信装置及びプログラムを提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ配信システムは、主キャラクタを提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信されたコンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する複数の受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、コンテンツは、主キャラクタに加えて、該主キャラクタと異なる副キャラクタであって、受信装置を用いて鑑賞を行っている鑑賞ユーザを示す複数の副キャラクタを提示するよう構成され、受信装置は、配信装置と情報通信する第1の通信手段と、主キャラクタ及び副キャラクタの描画を含む、コンテンツの再生に係る処理を行う再生手段と、再生されたコンテンツを提示する提示手段と、コンテンツの鑑賞に係りなされた操作入力を検出する検出手段と、検出された操作入力を示す情報を配信装置に送信させるよう、第1の通信手段を制御する第1の制御手段と、を有し、配信装置は、複数の受信装置と情報通信する第2の通信手段と、複数の受信装置から受信した操作入力を示す情報を解析する解析手段と、解析手段による解析結果に基づき、複数の副キャラクタにとらせる挙動を決定する挙動制御手段と、決定された複数の副キャラクタにとらせる挙動を示す挙動情報を含む、コンテンツの再生に必要な情報を受信装置に送信させるよう、第2の通信手段を制御する第2の制御手段と、を有し、挙動制御手段は、複数の副キャラクタのうち、所定の挙動をとらせる副キャラクタの割合を決定することを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、多人数が参加している臨場感を担保しつつ、好適な鑑賞体験の提供を実現することが可能となる。
[実施形態]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、以下に説明する一実施形態は、コンテンツ配信システムを構成する配信装置の一例としての、演者の挙動に連動したメインキャラクタを提示する、両眼立体視コンテンツのライブ配信を行うことが可能な配信クライアントと、受信装置の一例としての、該ライブ配信された両眼立体視コンテンツを鑑賞可能に構成された受信クライアントとに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、多人数が参加して鑑賞がなされていることを提示可能に構成されたコンテンツの鑑賞体験を提供することが可能な任意の機器群及びシステムに適用可能である。
《コンテンツ配信システムの構成》
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成を示した図である。図示されるように、コンテンツ配信システムは、ネットワーク500を介することで、配信クライアント100と接続サーバ300、接続サーバ300と複数の受信クライアント200の各々が通信可能に構成される。また配信クライアント100は、モーションキャプチャシステム400からの情報を取得可能に構成されている。
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムのシステム構成を示した図である。図示されるように、コンテンツ配信システムは、ネットワーク500を介することで、配信クライアント100と接続サーバ300、接続サーバ300と複数の受信クライアント200の各々が通信可能に構成される。また配信クライアント100は、モーションキャプチャシステム400からの情報を取得可能に構成されている。
コンテンツ配信システムにおいて、配信クライアント100は、演者の挙動に連動したメインキャラクタの提示及び演者が発した音声の提示を含むコンテンツの鑑賞体験を、ライブ配信として提供する。演者の挙動や音声の取得は、モーションキャプチャシステム400により行われるものとし、配信クライアント100は、モーションキャプチャシステム400から、演者の挙動に係るモーションデータと音声に係る音声データとを取得するものとする。
なお、本実施形態ではモーションキャプチャシステム400において挙動の計測が行われている演者が、配信するコンテンツに係るメインキャラクタの挙動と発する音声の両方を担当するものとして説明するが、これらは各々異なる演者によって行われるものであってよい。あるいは、演者によってリアルタイムに行われるものではなく、予め構成されたモーションデータや音声データを利用するものであってもよいことは言うまでもない。
本実施形態では受信クライアント200は、メインキャラクタを配置した3次元空間を、両眼立体視で鑑賞可能に構成されたHMD(Head Mounted Display)型デバイスであるものとし、ライブ配信されるコンテンツは、受信クライアント200を使用するユーザ(鑑賞ユーザ)の頭部の動きに連動して提示態様が変化する両眼立体視コンテンツであるものとして説明する。このため、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、処理の効率化及び配信クライアント100の演算負荷の低減を実現すべく、ライブ配信は動画ストリーミング方式でなされるのではなく、受信クライアント200においてフレーム生成及び音声出力(コンテンツの再生)を行うために必要な情報を配信する方式で行われる。
コンテンツの再生に必要な情報は、リアルタイム性が要求されるような情報(演者に起因するモーションデータ、音声データ等)と、予め受信クライアント200に格納しておき、再生時に使用するそれ以外の情報(3次元モデルデータ、楽曲データ、演出データ、演者に起因しない固定的なモーションデータ等)とに分類することができる。本実施形態のコンテンツ配信システムでは、後者の情報は、鑑賞ユーザが受信クライアント200を用いて、鑑賞を所望するコンテンツの選択操作や決済操作を行ったことに応じて、事前に受信クライアント200にダウンロードされて格納されるものとする。
受信クライアント200には、コントローラ240が無線接続されており、このようなコンテンツ選択に係る操作入力や、3次元空間中の鑑賞位置(描画に用いられる視点位置)の変更操作、鑑賞ユーザによるその他の操作入力を検出可能に構成されているものとする。本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて配信クライアント100が提供するコンテンツは、その鑑賞体験中において、コントローラ240を用いた種々の操作入力が可能に構成されており、後述する通り、コントローラ240は該操作入力を検出可能な操作検出用センサ241及び物理ボタン242を有し、受信クライアント200と無線通信する操作入力機器であるものとする。しかしながら、本発明の実施において、受信クライアント200とコントローラ240との接続方式や、コントローラ240の有無は、本実施形態の態様に限られるものではない。
なお、本実施形態では、受信クライアント200が両眼立体視の鑑賞体験を提供可能な表示装置(表示部220)を備える、所謂眼鏡型のデバイスであるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、受信クライアント200は、配信されるコンテンツの鑑賞体験を提示すべく、該コンテンツの再生に係る処理を実行し、提示用の画面や音声を出力可能に構成された機器であればよく、実際にこれら画面や音声を提示する装置は、受信クライアント200の外部に接続された機器であってもよい。
接続サーバ300は、複数接続された受信クライアント200に対して、コンテンツの安定的なライブ配信を提供するために設けられた機器である。接続サーバ300は、接続中の受信クライアント200の管理と、配信クライアント100から受信クライアント200への情報送信、及び受信クライアント200から配信クライアント100への情報送信の管理とを実現するために用いられる。従って、本実施形態ではこれらの処理に係る処理負荷を配信クライアント100に課さないよう、接続サーバ300を導入した例について説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、接続サーバ300が行う機能は、配信クライアント100が担っていてもよく、この場合、配信クライアント100と受信クライアント200とは、直接的に情報のやり取りを行うよう構成される。換言すれば、本発明の実施において、配信クライアント100と受信クライアント200との情報通信が、機器を介して行われるものであるか否かは、発明において必須の事項ではない。
ネットワーク500は、例えばインターネット等の公衆通信網やローカルエリアネットワーク(LAN)等において、装置間の情報通信を実現するものであってよい。本実施形態ではネットワーク500は、配信クライアント100と接続サーバ300の間の情報送受信と、受信クライアント200と接続サーバ300の間の情報送受信を、1つのネットワーク500を介することで実現する態様について説明するが、例えば配信クライアント100と接続サーバ300はLANにて接続され、受信クライアント200と接続サーバ300とは公衆通信網にて接続される等、異なるネットワーク500を利用して情報通信を行うものであってもよい。
〈配信クライアントの機能構成〉
続いて、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る配信クライアント100及びモーションキャプチャシステム400の機能構成について、図2のブロック図を用いて説明する。
続いて、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る配信クライアント100及びモーションキャプチャシステム400の機能構成について、図2のブロック図を用いて説明する。
制御部101は、例えばCPUであり、配信クライアント100が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には制御部101は、例えば記録媒体102に記録されている各ブロックの動作プログラムや、コンテンツのライブ配信を行うアプリケーション(配信アプリケーション)のプログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
記録媒体102は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。記録媒体102は、配信クライアント100が有する各ブロックの動作プログラム及び配信アプリケーションのプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。メモリ103は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。メモリ103は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
取得部104は、本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて鑑賞体験が提供されるコンテンツについて、メインキャラクタに関するモーションデータ及び音声データを取得する。上述したように、メインキャラクタに関するモーションデータ及び音声データは、演者が装着した不図示のセンサやマイクを用いて、モーションキャプチャシステム400によって取得、及び配信クライアント100への出力がなされるものである。モーションキャプチャシステム400の機能構成は、図2に簡単に示されるが、演者に装着されたセンサに基づいて、演者の挙動(演者の身体の部位ごとの変化)を検出する検出部401と、マイクにより集音された演者の発した音声を取得する音声取得部402と、これらの情報を、配信クライアント100及び受信クライアント200にて利用可能なデータ形式に変換する変換部403とを含む。またモーションキャプチャシステム400は、変換部403により変換されて生成された、演者の挙動や発した音声と対応するモーションデータ及び音声データを配信クライアント100に対して出力する出力部404を有する。本実施形態では簡単のため、モーションキャプチャシステム400は配信クライアント100のインタフェースとして機能するものとし、固有の制御装置等を有しないものとして説明するが、独立したデバイスとして、制御装置等を有し、その動作が制御されるものであってもよいことは言うまでもない。
配信部105は、本実施形態のコンテンツ配信システムにおいて鑑賞体験が提供されるコンテンツのライブ配信を制御する。より詳しくは、配信部105は、ライブ配信を行う時間帯において、該コンテンツに係る鑑賞要求を行って接続サーバ300に接続している受信クライアント200に対して送信する情報を適宜構成し、送出する処理を行う。また配信部105は、コンテンツの鑑賞に係り受信クライアント200において実行する必要がある処理について、その開始命令等を必要なタイミングで送出するよう制御する。
解析部106は、コンテンツの鑑賞がなされている各受信クライアント200において、コンテンツの鑑賞中になされた操作入力の情報を収集し、同一の期間においてなされている操作入力の分布を解析する処理を行う。詳細は後述するが、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、コンテンツの鑑賞体験においてインタラクティブ性を提供すべく、同時間にコンテンツを鑑賞している鑑賞ユーザがどのような反応をしているかの様子が、メインキャラクタと同様に3次元空間中に視認可能に配置される複数のモブ(群衆)キャラクタの表示態様によって確認可能に構成されている。このため、複数のモブキャラクタの状態制御のために、各受信クライアント200において鑑賞ユーザによってなされている操作入力の情報は、接続サーバ300を介して配信クライアント100に収集され、解析部106によって解析される。
挙動制御部107は、解析部106による解析結果に基づいて、上述の複数のモブキャラクタに適用する挙動(モーション)を制御する。より詳しくは、挙動制御部107は、各鑑賞ユーザによってなされた操作入力に基づいて、複数のモブキャラクタに行わせるモーションを決定し、該モーションの情報を、リアルタイム性が要求される情報として配信するよう、配信部105に伝送する。
通信部108は、配信クライアント100が有する外部装置との通信インタフェースである。通信部108は、ネットワーク500(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。通信部108は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して接続サーバ300等の外部装置に送信する。また通信部108は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、メモリ103に格納する。
〈受信クライアントの機能構成〉
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る受信クライアント200の機能構成について、図3のブロック図を用いて説明する。なお、受信クライアント200の機能構成の説明において、配信クライアント100が有する構成と同様の機能を実現する構成については、配信クライアント100の構成と峻別するために、「受信」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「受信」は、単に受信クライアント200の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る受信クライアント200の機能構成について、図3のブロック図を用いて説明する。なお、受信クライアント200の機能構成の説明において、配信クライアント100が有する構成と同様の機能を実現する構成については、配信クライアント100の構成と峻別するために、「受信」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「受信」は、単に受信クライアント200の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。
受信制御部201は、例えばCPUであり、受信クライアント200が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には受信制御部201は、例えば受信記録媒体202に記録されている各ブロックの動作プログラムや、ライブ配信されたコンテンツの鑑賞体験を提供するアプリケーション(鑑賞アプリケーション)のプログラムを読み出し、受信メモリ203に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
受信記録媒体202は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。受信記録媒体202は、受信クライアント200が有する各ブロックの動作プログラム及び鑑賞アプリケーションのプログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。受信メモリ203は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。受信メモリ203は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
設定部204は、ライブ配信されたコンテンツの鑑賞に係り、対応する3次元空間を鑑賞する鑑賞位置を設定する。鑑賞位置は、該3次元空間を描画して両眼立体視用の画像群を生成する際の基準となる視点位置に対応するものである。本実施形態では、図5に示されるように、3次元空間510内に予め定められた複数の鑑賞位置501a〜fのうちから、鑑賞ユーザが所望する鑑賞位置の選択操作を受け付け、それを設定するものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。鑑賞位置は、鑑賞ユーザによる選択操作に応じて設定されるものである必要はなく、コンテンツの鑑賞にあたり、例えば先着順や抽選によって設定部204によって割り当てられて設定されるものであってもよい。また本実施形態では、図5に示したような複数の鑑賞位置のうちから1つを選択するものとして説明するが、本発明の実施にあたり鑑賞位置は、例えば鑑賞ユーザによる視点移動操作や身体移動操作に応じて、任意の位置に変更可能に構成されていてもよい。
再生制御部205は、接続サーバ300を介して配信クライアント100から受信した情報を含む、コンテンツの再生に必要な情報を用いて、該コンテンツの再生に係る処理を実行する。コンテンツの再生に係る処理は、ライブ配信の1フレームに係る両眼立体視用の画像群の生成及び表示部220への表示と、対応する音声データの再生及び音声出力部230への出力とを含む。表示部220は、例えばLCD等の表示装置であり、音声出力部230は、例えばスピーカやイヤホン等の音声出力装置である。
ここで、両眼立体視用の画像群(左眼用画像及び右眼用画像)の生成は、描画部206により行われる。描画部206は、例えばGPU等の描画装置であり、表示部220に表示させる左眼用画像及び右眼用画像を生成するために、所定の描画処理を行う。具体的には描画部206は、鑑賞アプリケーションにおいてコンテンツの鑑賞体験の提供が開始されると、メインキャラクタ及びモブキャラクタの描画オブジェクト(3次元モデルを含む)に対して必要な演算を行い、モーションを適用して3次元空間に配置し、設定された鑑賞位置に応じて定められた左眼用の視点と右眼用の視点について、該3次元空間を描画することで、両眼立体視用の画像群を生成する。
このとき、左眼用の視点と右眼用の視点は、受信クライアント200を装着した鑑賞ユーザの頭部の動きを反映するため、例えば、加速度センサやジャイロセンサ等の、受信クライアント200に内蔵された視点制御用センサ210からのセンサ出力が反映されたものになる。設定部204によって設定された鑑賞位置は、該鑑賞位置に対応付けられた3次元空間中の領域(鑑賞を行う領域)と、該領域について予め定められた、両眼立体視用の画像群を生成する際の基準の視点位置及び視線方向を特定するものであり、没入感の高い両眼立体視コンテンツの鑑賞体験の提供のためには、該基準の視点位置及び視線方向を、鑑賞ユーザの頭部の動きに応じて変化させることが好適である。従って、該基準の視点位置及び視線方向に対して、視点制御用センサ210からのセンサ出力に基づく並進及び回転を適用した後、適用後の視点位置を中点として眼間距離相当分離間させ、適用後の視線方向を有する2つの視点が、左眼用の視点と右眼用の視点となる。
例えば、表示部220の表示領域を分割して左眼用と右眼用の画像を表示し、これを所定の光学系を介して鑑賞させることで両眼立体視を実現する態様では、描画部206は、生成した両眼立体視用の画像群を、1つの画面を構成するよう並列に結合することで、最終的な画面を生成する。再生制御部205は、このようにして生成された、該当のフレームに係る画面の画像を表示部220に順次表示することで、両眼立体視コンテンツの提示を実現する。
操作検出部207は、例えば電源ボタンやメニューボタン等の、受信クライアント200が有するユーザインタフェースである。操作検出部207は、操作部材に対する操作入力がなされたことを検出すると、該操作入力に対応する制御信号を受信制御部201に出力する。また、本実施形態では受信クライアント200は、無線接続されたコントローラ240を含んでおり、該コントローラ240の有する物理的な操作部材である物理ボタン242になされた操作入力、及び該コントローラ240自体を振る等によってなされた操作入力も、操作検出部207が検出する。ここで、コントローラ240自体を振る等の操作入力については、例えばジャイロセンサ等であってよい操作検出用センサ241によって検出され、操作検出部207に伝送されるものとする。
受信通信部208は、受信クライアント200が有する外部装置との通信インタフェースである。受信通信部208は、ネットワーク500(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。受信通信部208は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して接続サーバ300等の外部装置に送信する。また受信通信部208は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、受信メモリ203に格納する。
〈接続サーバの機能構成〉
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る接続サーバ300の機能構成について、図4のブロック図を用いて説明する。なお、接続サーバ300の機能構成の説明において、配信クライアント100及び受信クライアント200が有する構成と同様の機能を実現する構成については、これらの機器の構成と峻別するために、「接続」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「接続」は、単に接続サーバ300の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。
次に、本実施形態のコンテンツ配信システムに係る接続サーバ300の機能構成について、図4のブロック図を用いて説明する。なお、接続サーバ300の機能構成の説明において、配信クライアント100及び受信クライアント200が有する構成と同様の機能を実現する構成については、これらの機器の構成と峻別するために、「接続」との接頭文字を付して示すものとする。ここで、接頭文字として付す「接続」は、単に接続サーバ300の一構成であることを示すものであり、説明するブロックの機能を限定する用途で用いるものではない。
接続制御部301は、例えばCPUであり、接続サーバ300が有する各ブロックの動作を制御する。具体的には接続制御部301は、例えば接続記録媒体302に記録されている各ブロックの動作プログラムを読み出し、接続メモリ303に展開して実行することにより各ブロックの動作を制御する。
接続記録媒体302は、例えば不揮発性メモリやHDD等の、恒久的にデータを保持可能な記録装置である。接続記録媒体302は、接続サーバ300が有する各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作において必要となるパラメータ等の情報を記憶する。接続メモリ303は、例えば揮発性メモリ等の一時的なデータ記憶に使用される記憶装置である。接続メモリ303は、各ブロックの動作プログラムの展開領域としてだけでなく、各ブロックの動作において出力されたデータ等を一時的に記憶する格納領域としても用いられる。
通信制御部304は、後述の接続通信部305を介して外部装置から受信した情報をいずれの装置に送信するかの制御、及び現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200の管理等、本実施形態のコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの鑑賞体験の提供を実現するために、通信に係る必要な処理を行う。なお、本実施形態では簡単のため、コンテンツ配信システムが配信するコンテンツが1種類であるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではなく、接続サーバ300を介して提供されるコンテンツは複数種類あってもよい。この場合、コンテンツごとに配信クライアント100とモーションキャプチャシステム400の組み合わせが設けられるものであってよい。
接続通信部305は、接続サーバ300が有する外部装置との通信インタフェースである。接続通信部305は、ネットワーク500(有線・無線を問わない)を介して外部装置と接続し、データの送受信を可能とすることができる。接続通信部305は、例えば送信対象として入力された情報を所定の形式のデータに変換し、ネットワーク500を介して配信クライアント100、受信クライアント200等の外部装置に送信する。また接続通信部305は、例えばネットワーク500を介して外部装置から情報を受信すると、該情報を復号し、接続メモリ303に格納する。
《提供コンテンツの概要》
次に、このような構成を有する本実施形態のコンテンツ配信システムの、受信クライアント200で提供されるコンテンツの鑑賞体験について具体的に説明する。
次に、このような構成を有する本実施形態のコンテンツ配信システムの、受信クライアント200で提供されるコンテンツの鑑賞体験について具体的に説明する。
本実施形態で一例として説明するコンテンツは、図5に示されるように、演者の挙動や音声と連動するメインキャラクタ502が、主として3次元空間中のステージ503上に配置され、歌唱パフォーマンスやマイクパフォーマンスを行う様子の鑑賞を、鑑賞ユーザに可能ならしめる両眼立体視コンテンツである。受信クライアント200に対して割り当てられる鑑賞位置501は、図示されるように、ステージ503の周囲に設けられたフロア(客席)504に設けられており、鑑賞ユーザが、基本的にはステージ503よりも低い位置からメインキャラクタ502を鑑賞可能なように、コンテンツは構成されている。
即ち、コンテンツに係り構成される3次元空間は、図示されるように所謂ライブハウスやコンサートホールのような空間を模して各種描画オブジェクトが配置されており、鑑賞ユーザは、両眼立体視で該3次元空間を鑑賞することで、あたかもメインキャラクタ502の出演するコンサートライブに足を運んでいるかの如き鑑賞体験を得ることができる。本実施形態のコンテンツでは、該鑑賞体験の臨場感をより高めるべく、またコンテンツの賑やかし要素として、同様にコンサートライブを鑑賞している存在を示すモブキャラクタ505が、フロア504には配置される。また、鑑賞ユーザは、コンテンツ鑑賞中においてコントローラ240を用いることで、拍手(一部の物理ボタン242の押下操作)、手またはペンライトを振る(コントローラ240自体の振動操作)、歓声の発声(一部の物理ボタン242の押下操作または不図示のマイクに対する音声入力)といった複数種類行動をとることができ、受信クライアント200において該行動を鑑賞ユーザが確認可能な状態で提示することで、単に傍観しているだけでない、より臨場感の高い鑑賞体験の提供を実現できる。
ここで、モブキャラクタ505は、例えば楽曲に対して予め定められたモーションを適用するような態様では、決まった動きを繰り返すだけの異質な存在がフロア504に存在する印象を鑑賞ユーザに与え得、かえって、コンテンツに対する関心を低減させ得る。従って、鑑賞ユーザが、同時刻に鑑賞アプリケーションを介して同一のコンテンツに係るライブ配信を鑑賞している他の鑑賞ユーザの存在を感じつつ、互いのリアクションに共感し、コンテンツの世界観により没入できるよう、モブキャラクタ505は、他の鑑賞ユーザに対応付けることが、鑑賞体験の興趣性向上の観点からは好ましい。つまり、受信クライアント200を使用してコンテンツ鑑賞を行う鑑賞ユーザは、現実世界では1人でコンテンツ鑑賞を行っていることになるが、3次元空間を用いて提供される仮想空間では、モブキャラクタ505を登場させることで、コンテンツやメインキャラクタ502に対して同様に関心のある鑑賞ユーザと共に、コンサートライブ鑑賞を行っている体験を受けることができる。故に、興趣性の高い鑑賞体験を提供するためには、同様に鑑賞を行っている鑑賞ユーザの反応をモブキャラクタ505に反映させることが好ましい。
ところで、本実施形態のようなコンテンツ配信システムにおいて、リアルタイムにライブ配信されるコンテンツを鑑賞すべく、同時期に接続サーバ300に接続される受信クライアント200の数は、接続サーバ300の規模にも依るが、数百〜数千台単位となることが想定される。即ち、配信クライアント100は、コンテンツのライブ配信に際して、少なくともメインキャラクタに適用するモーションデータ及び音声データを、接続サーバ300を介して、これらの複数の受信クライアント200の各々に提供することになる。
コンテンツのライブ配信中は、受信クライアント200の機器に送信する情報は、リアルタイムに3次元空間に配置する描画オブジェクトに適用させるべき情報等に限定することで、トラフィックを低減し、好適な鑑賞体験を提供することができる。
一方で、上述したように、3次元空間に配置されるモブキャラクタ505のそれぞれに対して、該モブキャラクタ505に対応付けられた受信クライアント200を使用する鑑賞ユーザがコントローラ240を用いて行った操作入力をリアルタイムに反映させようとすると、次のような処理が必要となる。即ち、各受信クライアント200からこのような操作入力の情報が接続サーバ300を介して配信クライアント100に伝送され、配信クライアント100において、コンテンツ鑑賞中の全ての受信クライアント200から受信した操作入力の情報をまとめ、それぞれ対応するモブキャラクタ505にリアルタイムに適用させる情報として、メインキャラクタ502にリアルタイムに適用させる情報とともに送信する処理が必要となる。
このような態様では、配信クライアント100において、メインキャラクタ502のモーションデータ及び音声データを取得して送信するよう制御するだけでなく、各受信クライアント200に対応付けられたモブキャラクタ505がいずれであるか、及び該モブキャラクタ505の状態がどのようであるかを管理し、該状態の情報を、該モブキャラクタ505を3次元空間に配置する受信クライアント200に対して送信するよう制御する必要がある。即ち、各モブキャラクタ505に対応付けられた受信クライアント200から操作入力の情報を受信すると、これに基づいて該モブキャラクタ505の状態(フレームにおけるモブキャラクタ505のモーション適用状態)の情報を更新し、更新後の状態を、他の受信クライアント200におけるコンテンツ鑑賞においても反映させるよう処理を行う必要がある。
しかしながら、メインキャラクタ502だけでなくモブキャラクタ505にも、固定のモーションデータの適用では補えないような、対応付けられた鑑賞ユーザの操作入力の情報を厳密に反映するような挙動制御は、配信クライアント100における処理負荷を高めるだけでなく、ライブ配信に係るトラフィックも増大させることになり得、結果として遅延やフレーム落ちが生じ、好適な鑑賞体験の提供を阻害し得る。
従って、本実施形態のコンテンツ配信システムで提供されるコンテンツは、モブキャラクタ505の挙動については、各モブキャラクタ505への受信クライアント200の対応付けを行わず、コンテンツ鑑賞中の受信クライアント200における各種類の操作入力の多寡に応じて制御することで、上述のような弊害の発生を低減する。より詳しくは、配信クライアント100は、各受信クライアント200において行われた操作入力の情報を受信し、解析部106が、その種類ごとに現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200のうちの、どの程度の受信クライアント200において該種類の操作入力がなされているか、即ち、全受信クライアント200における、該種類の操作入力がなされている受信クライアント200の割合を解析する。そして、挙動制御部107は、解析部106によって各種類の操作入力について解析された割合の情報に基づき、3次元空間に配置される全モブキャラクタ505のうちの何割のモブキャラクタ505に、該操作入力に対応するモーションデータを適用させるかの情報を、各受信クライアント200に送信する。
このようにすることで、同時期にライブ配信のコンテンツを鑑賞している鑑賞ユーザの挙動を反映したコンサートライブの鑑賞体験を、簡易的に提供することができる。即ち、受信クライアント200において、描画用に構築される3次元空間510中のモブキャラクタ505の挙動は、配信クライアント100から供給されたモーション種類(操作入力の種類)の割合の情報に基づき、全モブキャラクタ505のうちの該割合に基づいて選択したモブキャラクタ505に、該当のモーションデータを適用するよう制御がなされ、両眼立体視用の画像群が生成される。つまり、本実施形態のコンテンツ配信システムでは、各モブキャラクタ505を、対応付けられた受信クライアント200においてなされた操作入力を厳密に反映させた状態に制御するのではなく、全体においてどの程度の割合で該操作入力がなされているかを解析し、該割合に応じた数のモブキャラクタ505に対してのみ、対応する挙動を適用した状態となるよう制御することで、同様の鑑賞体験を実現する。
なお、供給された、所定の操作入力がなされている受信クライアント200の割合の情報に基づいて、該操作入力に対応する挙動を適用するモブキャラクタ505は、3次元空間510中に配置されるモブキャラクタ505のうちから抽選処理等によって無作為に選択されるものであってもよい。あるいは、鑑賞ユーザにより意識されやすいよう、設定されている鑑賞位置よりも前方(ステージ寄りの領域)、即ち、鑑賞位置について定められた基準の視点位置及び視線方向における視野範囲に含まれる領域に配置されるモブキャラクタ505が優先的に選択されやすいように制御してもよい。また、既に前のフレーム等において、該当の操作入力に対応する挙動の適用が開始されているモブキャラクタ505については、同一の操作入力に対応する挙動の適用対象には優先的に選択されるものとする。この際、該モブキャラクタ505について既に適用が開始されているモーションについては、その動作が継続されるよう、受信制御部201は制御するものとする。
また、このように本実施形態のコンテンツ配信システムでは、モブキャラクタ505は、いずれの鑑賞ユーザがどのような操作入力を行っているかを判別可能に提示することを目標とするものではないため、各モブキャラクタ505の外観を、鑑賞ユーザを識別可能な態様とする必要がない。従って、例えば図6に示されるように、鑑賞ユーザが現在行っている操作入力の内容を知らしめるために設けられた、該鑑賞ユーザに対応する描画オブジェクト601を除くと、フロア504に配置されるモブキャラクタ505は、全て同様の外観を示すものであってよい。即ち、鑑賞アプリケーションは、コンテンツの鑑賞に係る操作入力がなされた際に、予めダウンロードして格納する、該コンテンツの再生に必要な情報(3次元モデル、テクスチャ、楽曲データ、演出データ、固定のモーションデータ等)のデータ量も低減することができる。
《挙動制御処理》
以下、本実施形態のコンテンツ配信システムの配信クライアント100において実行される、コンテンツ鑑賞中においてモブキャラクタ505に適用するモーションを決定する挙動制御処理について、図7のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている、配信アプリケーションのうちの対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本挙動制御処理は、例えば配信クライアント100において配信アプリケーションが実行され、コンテンツの鑑賞体験の提供シーケンスに至った際に開始されるものとして説明する。ここで、コンテンツの鑑賞体験は、配信アプリケーションにて予めライブ配信を行うものとして定めた期間、もしくはその直前に設けられた所定の期間において、受信クライアント200にて鑑賞アプリケーションが実行され、対象のコンテンツに係る鑑賞要求が受信クライアント200から接続サーバ300に送信されたことを条件として、上記ライブ配信を行う期間において提供されるものとする。このとき、通信制御部304は、該当のコンテンツの鑑賞を行っている受信クライアント200のリストに、鑑賞要求を行った受信クライアント200の識別情報(及び宛先情報)を追加する。
以下、本実施形態のコンテンツ配信システムの配信クライアント100において実行される、コンテンツ鑑賞中においてモブキャラクタ505に適用するモーションを決定する挙動制御処理について、図7のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記録媒体102に記憶されている、配信アプリケーションのうちの対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。なお、本挙動制御処理は、例えば配信クライアント100において配信アプリケーションが実行され、コンテンツの鑑賞体験の提供シーケンスに至った際に開始されるものとして説明する。ここで、コンテンツの鑑賞体験は、配信アプリケーションにて予めライブ配信を行うものとして定めた期間、もしくはその直前に設けられた所定の期間において、受信クライアント200にて鑑賞アプリケーションが実行され、対象のコンテンツに係る鑑賞要求が受信クライアント200から接続サーバ300に送信されたことを条件として、上記ライブ配信を行う期間において提供されるものとする。このとき、通信制御部304は、該当のコンテンツの鑑賞を行っている受信クライアント200のリストに、鑑賞要求を行った受信クライアント200の識別情報(及び宛先情報)を追加する。
S701で、制御部101は、コンテンツ配信に係る次の再生に必要な情報の送信までの期間、現在コンテンツ鑑賞を行っている受信クライアント200においてなされた操作入力の情報を取得する。本実施形態の挙動制御処理では、簡単のため、ライブ配信するコンテンツのフレームごとになされた操作入力の情報取得を行い、本挙動制御処理が行われるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られるものではない。操作入力の情報の取得は、予め定められた時間間隔に設けられた期間や、コンテンツの鑑賞体験の提供において再生される楽曲データについて定められた所定の再生区間について行われるものであってもよい。操作入力の情報は、例えば図8(a)に示されるように、該情報の送信元である受信クライアント200を識別する装置ID801に関連付けて、鑑賞中のコンテンツを識別するコンテンツID802、及び列挙型であってよい、なされた操作入力の種類を示す操作種類情報803を含んで構成されていてよい。
S702で、解析部106は制御部101の制御の下、S701において取得された現在コンテンツ鑑賞が行われている受信クライアント200においてなされた操作入力の情報を解析することで、操作入力の種類ごとに、現在コンテンツ鑑賞が行われている全ての受信クライアント200において、該操作入力がなされている受信クライアント200の割合を示す割合情報を導出する。
S703で、挙動制御部107は制御部101の制御の下、S702において操作入力の各種類について導出された割合情報に基づいて、コンテンツの鑑賞においてモブキャラクタ505群の挙動制御に係る挙動情報を構成する。挙動情報は、例えば図8(b)に示されるように、該当のコンテンツを識別するコンテンツID811に関連付けて、操作入力の種類を示す操作種類情報812ごとに、その割合情報813を含んで構成されてよい。本実施形態では、現在コンテンツ鑑賞が行われている受信クライアント200群において、複数種類の操作入力がなされていたとしても、3次元空間510に配置するモブキャラクタ505群に、各種類に対応するモーションを適用するモブキャラクタ505を割合に基づいて提示するよう挙動情報を構成するものとして説明する。即ち、提示されるモブキャラクタ505群は、全ての受信クライアント200においてなされた操作入力の種類の分布を反映した状態となり、異なる種類の動作を行うモブキャラクタ505がフロア504に配置されるものとして説明する。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものではなく、例えば、フロア504における統一感を演出するため、現在コンテンツ鑑賞が行われている受信クライアント200群においてなされている数が最も多い種類の操作入力に対応するモーションのみを、モブキャラクタ505群に該当の割合で適用するものとしてもよい。
S704で、配信部105は制御部101の制御の下、モーションキャプチャシステム400から取得した、メインキャラクタ502に係るモーションデータ及び音声データと、S703において構成された挙動情報とを通信部108に伝送し、接続サーバ300に送信させる。通信制御部304は、このようにして送信されたコンテンツの再生に必要な情報を受信すると、現在コンテンツ鑑賞が行われているリストに登録されている受信クライアント200に対して、該情報を転送する。そして受信制御部201は、該再生に必要な情報を受信すると、再生制御部205にこれを反映した再生に係る処理を行わせ、コンテンツ鑑賞に係る情報提示を実現する。
S705で、制御部101は、ライブ配信を行う期間が終了したか否かを判断する。制御部101は、ライブ配信を行う期間が終了したと判断した場合は本挙動制御処理を完了し、終了していないと判断した場合は処理をS701に戻す。
このようにすることで、本実施形態のコンテンツ配信システムによれば、多人数が参加している臨場感を担保しつつ、好適な鑑賞体験の提供を実現することができる。より詳しくは、ライブ配信に係り使用する帯域幅を低減しつつ、コンテンツ鑑賞を行っている鑑賞ユーザの実際の挙動を反映したコンテンツ提示を可能とすることで、より興趣性の高い鑑賞体験の提供を実現することができる。
なお、本実施形態では受信クライアント200においてなされた操作入力が、いずれの鑑賞位置に対応する領域にて鑑賞を行っている鑑賞ユーザによってなされたものであるかを判別せずに、各種類の操作入力がなされた受信クライアント200の割合を導出するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、操作入力の情報に鑑賞位置の情報が含まれるよう構成し、解析部106は、操作入力の各種類について、鑑賞位置ごとに割合情報を導出し、挙動情報も鑑賞位置に対応する領域ごとに該挙動を適用させるモブキャラクタ505の割合を指定する情報として構成してもよい。このようにすることで、例えば周囲のモブキャラクタ505の雰囲気を見た上で、鑑賞ユーザが所望の雰囲気の鑑賞位置を選択できる、あるいは、コンテンツを盛り上げるような操作入力を積極的に行う鑑賞ユーザが集中すると想定されるステージ503付近について、モブキャラクタ505の挙動が活発化するため、コンサートライブにおける鑑賞ユーザの一体感をより強調した鑑賞体験を提供することができるといった効果が期待される。
また、このように鑑賞位置ごとの割合情報を配信クライアント100においても提示可能な構成とすれば、演者も、いずれの鑑賞位置や方向に対して関心を惹くパフォーマンスを行えばよいかの指標を得ることができ、結果的にコンテンツの鑑賞体験を好適なものに誘導しやすくなり、収益化の機会を拡張することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変更及び変形が可能である。また本発明に係るコンテンツ配信システムは、1以上のコンピュータを該システムの配信装置及び受信装置として機能させるプログラムによっても実現可能である。該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることにより、あるいは電気通信回線を通じて、提供/配布することができる。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変更及び変形が可能である。また本発明に係るコンテンツ配信システムは、1以上のコンピュータを該システムの配信装置及び受信装置として機能させるプログラムによっても実現可能である。該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されることにより、あるいは電気通信回線を通じて、提供/配布することができる。
100:配信クライアント、101:制御部、102:記録媒体、103:メモリ、104:取得部、105:配信部、106:解析部、107:挙動制御部、108:通信部、200:受信クライアント、201:受信制御部、202:受信記録媒体、203:受信メモリ、204:設定部、205:再生制御部、206:描画部、207:操作検出部、208:受信通信部、210:視点制御用センサ、220:表示部、230:音声出力部、240:コントローラ、241:操作検出用センサ、242:物理ボタン、300:接続サーバ、301:接続制御部、302:接続記録媒体、303:接続メモリ、304:通信制御部、305:接続通信部、400:モーションキャプチャシステム、401:検出部、402:音声取得部、403:変換部、404:出力部、500:ネットワーク
Claims (12)
- 主キャラクタを提示するコンテンツを配信する配信装置と、配信された前記コンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する複数の受信装置とを有するコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツは、前記主キャラクタに加えて、該主キャラクタと異なる副キャラクタであって、前記受信装置を用いて鑑賞を行っている鑑賞ユーザを示す複数の副キャラクタを提示するよう構成され、
前記受信装置は、
前記配信装置と情報通信する第1の通信手段と、
前記主キャラクタ及び前記副キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を行う再生手段と、
再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、
前記コンテンツの鑑賞に係りなされた操作入力を検出する検出手段と、
検出された前記操作入力を示す情報を前記配信装置に送信させるよう、前記第1の通信手段を制御する第1の制御手段と、
を有し、
前記配信装置は、
複数の前記受信装置と情報通信する第2の通信手段と、
複数の前記受信装置から受信した前記操作入力を示す情報を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づき、複数の前記副キャラクタにとらせる挙動を決定する挙動制御手段と、
決定された複数の前記副キャラクタにとらせる挙動を示す挙動情報を含む、前記コンテンツの再生に必要な情報を前記受信装置に送信させるよう、前記第2の通信手段を制御する第2の制御手段と、
を有し、
前記挙動制御手段は、複数の前記副キャラクタのうち、所定の挙動をとらせる前記副キャラクタの割合を決定する
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記解析手段は、前記コンテンツの鑑賞体験がなされている複数の前記受信装置のうちの、前記操作入力がなされている前記受信装置の割合を特定し、
前記挙動制御手段は、特定された前記割合に基づいて、前記操作入力に対応する挙動をとらせる前記副キャラクタの割合を決定する請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記検出手段により検出可能な前記操作入力は、複数種類設けられ、
前記解析手段は、前記操作入力を示す情報を、該操作入力の種類ごとに解析する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記受信装置は、前記コンテンツの再生にあたり、前記主キャラクタ及び前記副キャラクタが配置される3次元空間において、鑑賞を行う領域を選択する選択手段をさらに有し、
前記操作入力を示す情報は、選択された前記鑑賞を行う領域の情報を含み、
前記挙動制御手段は、前記鑑賞を行う領域ごとに、前記副キャラクタにとらせる挙動を決定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツにおいて複数の前記副キャラクタの数は、前記鑑賞ユーザの数、または予め定められた数である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記副キャラクタは、対応する前記鑑賞ユーザを識別する外観を有さないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記受信装置は、前記主キャラクタに係るモーション情報及び音声情報を取得する取得手段をさらに有し、
前記コンテンツの再生に必要な情報は、取得された前記モーション情報及び前記音声情報を含む
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツは、両眼立体視コンテンツであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
- 主キャラクタを提示するコンテンツを複数の受信装置に配信する配信装置であって、
前記コンテンツは、前記主キャラクタに加えて、該主キャラクタと異なる副キャラクタであって、前記受信装置を用いて鑑賞を行っている鑑賞ユーザを示す複数の副キャラクタを提示するよう構成され、
前記配信装置は、
複数の前記受信装置と情報通信する通信手段と、
前記通信手段により受信された、複数の前記受信装置において前記コンテンツの鑑賞に係りなされた操作入力を示す情報を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果に基づき、複数の前記副キャラクタにとらせる挙動を決定する挙動制御手段と、
決定された複数の前記副キャラクタにとらせる挙動を示す挙動情報を含む、前記コンテンツの再生に必要な情報を前記受信装置に送信させるよう、前記通信手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記挙動制御手段は、複数の前記副キャラクタのうち、所定の挙動をとらせる前記副キャラクタの割合を決定する
ことを特徴とする配信装置。 - コンピュータを、請求項9に記載の配信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- 配信装置により配信された、主キャラクタを提示するコンテンツを受信し、該コンテンツの鑑賞体験を提供する受信装置であって、
前記コンテンツは、前記主キャラクタに加えて、該主キャラクタと異なる副キャラクタであって、前記受信装置を用いて鑑賞を行っている鑑賞ユーザを示す複数の副キャラクタを提示するよう構成され、
前記受信装置は、
前記配信装置と情報通信する通信手段と、
前記通信手段により受信された、前記コンテンツの再生に必要な情報に基づき、前記主キャラクタ及び前記副キャラクタの描画を含む、前記コンテンツの再生に係る処理を行う再生手段と、
再生された前記コンテンツを提示する提示手段と、
前記コンテンツの鑑賞に係りなされた操作入力を検出する検出手段と、
検出された前記操作入力を示す情報を前記配信装置に送信させるよう、前記通信手段を制御する制御手段と、
を有し、
前記コンテンツの再生に必要な情報は、前記コンテンツを鑑賞体験を提供している複数の前記受信装置においてなされた前記操作入力に基づいて決定された、複数の前記副キャラクタのうち、所定の挙動をとらせる前記副キャラクタの割合を示す挙動情報を含む
ことを特徴とする受信装置。 - コンピュータを、請求項11に記載の受信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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JP2020064076A JP2020108177A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | コンテンツ配信システム、配信装置、受信装置及びプログラム |
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