JP2020107371A - チャレンジ支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】タスクに挑むユーザがタスクを達成する可能性を高めるチャレンジ支援システムを提供する。【解決手段】タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、タスクの失敗時の資金の配分設定をブロックチェーンネットワークに送信する端末側コントラクト生成部と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、チャレンジ支援システムに関する。
人々は、達成したいと思いながらなかなか実現できないタスクを持っていることがある。タスクには、例えば、健康維持・増進のためにウォーキングをすること、健康診断に行くこと、禁煙すること、英会話の勉強をすること等が含まれる。
この種のタスクの場合、タスクを行う本人以外の人が、本人の健康のためや技能習得のために、本人がタスクを達成することを期待していることも多い。例えば、不健康な生活を送っている人の父親は、何とかしてその人にウォーキング等の健康的な活動をさせたいと願い、また、その人の妻や子は、その人が長く健康であることを願い、その人の健康的な活動への取り組みを応援したいと思っている。
この種のタスクには、厳密な達成期限がないケースが多く、仮に、自身で設定した達成期限までにタスクを達成できなかったとしてもすぐに顕在化するデメリットがないので、いつまでもタスクが達成できないままとなっているケースも多い。
また、本人がタスクを達成することに期待する他の人々も、すぐに顕在化する自分にとっての何らかのメリットがない状況で本人を積極的に応援し続けることは難しい。
そこで、本発明は、タスクに挑むユーザがタスクを達成する可能性を高めるチャレンジ支援システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る、チャレンジ支援システムは、ブロックチェーンネットワークと、運営者サーバであって、ユーザが達成すべきタスクに関する契約条件をブロックチェーンネットワークに送信するコントラクト生成部であって、契約条件は、タスクを達成するための条件とタスクを達成する期限とを含む、コントラクト生成部と、参加者端末から、タスクへのエントリーを示す情報を受信するエントリー受付部と、エントリーを受け付けた参加者の情報を、ブロックチェーンネットワークに送信する参加者情報送信部と、を備えた運営者サーバと、参加者端末であって、運営者サーバにタスクへのエントリーを示す情報を送信するエントリー部と、タスクのために預ける資金の額と、タスクの成功時の資金の配分設定と、タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する設定送信部であって、成功時の資金の配分設定と失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、設定送信部と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部と、を備えた参加者端末と、ブロックチェーンネットワークのスマートコントラクトは、参加者端末から送信された判定用データに基づいて、契約条件が満たされたか否かを判定し、期限までに契約条件が満たされた場合、タスクの成功時の資金の配分設定に従って各配分先に資金を送金し、期限までに契約条件が満たされない場合、タスクの失敗時の資金の配分設定に従って各配分先に資金を送金する。
チャレンジ支援システムにおいて、運営者サーバは、タスクに参加するための情報を生成し、当該運営者サーバと通信可能に接続された記憶部に保存する鍵生成部をさらに備え、エントリー受付部は、参加者端末から、タスクに参加するための情報を受信し、参加者端末から受け付けたタスクに参加するための情報が、記憶部に保存されている情報と一致する場合に、参加者端末からのエントリーを受け付けてもよい。
上記チャレンジ支援システムにおいて、運営者サーバは、参加者端末の判定用データ送信部から、コンテンツと当該コンテンツを識別する情報とを受信して、当該運営者サーバと通信可能に接続された記憶部に保存するコンテンツ受付部をさらに備え、参加者端末の判定用データ送信部は、コンテンツを識別する情報を含む判定用データをブロックチェーンネットワークに送信し、コンテンツとコンテンツを識別する情報とを運営者サーバに送信してもよい。
上記チャレンジ支援システムにおいて、運営者サーバに証明者の情報を送信する送信部と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部とを備える証明者端末をさらに備え、運営者サーバは、証明者端末から、証明者の情報を受信する証明者登録部をさらに備え、参加者情報送信部は、証明者の情報をブロックチェーンネットワークに送信してもよい。
上記チャレンジ支援システムにおいて、参加者端末は、エントリー部と設定送信部とを少なくとも備える第1の参加者端末と、判定用データ送信部を少なくとも備える第2の参加者端末とを含んでもよい。
上記チャレンジ支援システムにおいて、運営者サーバは、参加者ごとのトークンに関するデータをブロックチェーンネットワークに送信するトークンコントラクト生成部をさらに備え、ブロックチェーンネットワークのスマートコントラクトは、期限までに契約条件が満たされた場合、トークンに関するデータの送信によりブロックチェーンネットワークにおいて生成されたトークンコントラクトにトークンを送信してもよい。
本発明の他の態様に係る端末装置は、運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信するエントリー部と、タスクのために預ける資金の額と、タスクの成功時の資金の配分設定と、タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する設定送信部であって、成功時の資金の配分設定と失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、設定送信部と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部とを備える。
本発明の他の態様に係る方法は、コンピュータが、運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信する工程と、タスクのために預ける資金の額と、タスクの成功時の資金の配分設定と、タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する工程であって、成功時の資金の配分設定と失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、工程と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する工程とを含む。
本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信する処理と、タスクのために預ける資金の額と、タスクの成功時の資金の配分設定と、タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する処理であって、成功時の資金の配分設定と失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、処理と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する処理とを実行させる。
本発明の他の態様に係る端末装置は、タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、タスクの失敗時の資金の配分設定をブロックチェーンネットワークに送信する端末側コントラクト生成部と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部とを備える。
上記端末装置は、端末側コントラクト生成部を少なくとも備える第1の端末装置と、判定用データ送信部を少なくとも備える第2の端末装置とを含み、端末側コントラクト生成部は、契約条件が満たされたか否かを判定する人の情報を前記ブロックチェーンネットワークにさらに送信し、第2の端末装置は、判定する人の情報に関連付けられた情報と共に前記判定用データを送信してもよい。
本発明の他の態様に係るシステムは、タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定をサーバ装置に送信する第1の手段と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをサーバ装置に送信する第2の手段とを備える端末装置と、端末装置から契約条件、資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定を受信して、当該サーバ装置と通信可能に接続された記憶部に保存する手段と、端末装置で特定されるユーザから所定の口座への資金の入金を確認する手段と、端末装置から受信した判定用データに基づいて、契約条件が満たされたか否かを判定する手段と、期間中に契約条件が満たされた場合、タスクの成功時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を移動し、期間中に契約条件が満たされない場合、タスクの失敗時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を移動する手段とを備えるサーバ装置とを備える。
前記システムにおいて、端末装置は、第1の手段を少なくとも備える第1の端末装置と、第2の手段を少なくとも備える第2の端末装置とを含み、第1の手段は、契約条件が満たされたか否かを判定する人の情報をサーバ装置にさらに送信し、第2の端末装置は、判定する人の情報に関連付けられた情報と共に判定用データを送信してもよい。
本発明の他の態様に係る情報処理システムは、タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定を第1の端末装置から受信して記憶部に保存する手段と、第1の端末装置で特定されるユーザから所定の口座への資金の入金を確認する手段と、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを第2の端末装置から受信する手段と、判定用データに基づいて、契約条件が満たされたか否かを判定する手段と、期間中に契約条件が満たされた場合、タスクの成功時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を送金し、期間中に契約条件が満たされない場合、タスクの失敗時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を送金する手段とを備える。
本発明によれば、タスクに挑むユーザがタスクを達成する可能性を高めるチャレンジ支援システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムにおける情報処理の一例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る運営者サーバの構成図である。 本発明の一実施形態に係る資金提供者端末の構成図である。 本発明の一実施形態に係る挑戦者端末の構成図である。 本発明の一実施形態に係る証明者端末の構成図である。 本発明の一実施形態に係るスマートコントラクトのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスマートコントラクトのデータ構造の資金提供者データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るエビデンスのデータの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムのエントリー準備処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムのエントリー処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムの判定用データ送信処理を示すフローチャートである。 本発明の適用例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る挑戦者のトークンコントラクトのデータ構造の概念図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、係る実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(システム構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムの構成例を示す。チャレンジ支援システム1は、運営者サーバ10と、ブロックチェーンネットワーク20と、資金提供者端末30(30a〜30L)と、挑戦者端末40(40a〜40M)と、証明者端末50(50a〜50N)と、協賛企業サーバ60とを備え、これらは、ネットワークNを介して通信を行うよう構成されている。ブロックチェーンネットワーク20は、スマートコントラクトを備えている。
本実施形態では、ブロックチェーンネットワーク20は、ブロックチェーンを台帳とし、この台帳を複数のノードが共有して管理するシステムである。ブロックチェーンは、時系列にそって複数のブロックがチェーン状に繋がったデータであり、各ブロックは、一定期間におけるトランザクションのデータを含む。ブロックチェーンの技術では、複数のブロックが過去の情報を保持した状態で追加されていくので、履歴の改ざんが困難であるという特徴がある。なお、本実施形態では、ブロックチェーンネットワーク20として、スマートコントラクトを実現することが可能なイーサリアム(Ethereum)を用いるものとするが、スマートコントラクトを実現できる他のブロックチェーンネットワークを用いてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係るチャレンジ支援システムにおける情報処理の一例を示す概略図である。
所定のタスクに挑む挑戦者を応援する協賛企業と運営者とが事前に契約を結んでいるものとする。ここでは、健康活動に関するタスクに挑む挑戦者を応援する飲料メーカーのキャンペーンを例に説明する。また、ここでは、図13の下段中央に示される例のように、挑戦者がユーザAであり、資金提供者はユーザAの健康活動を応援するユーザAの父親であるユーザBであり、挑戦者と資金提供者とが異なる例について説明する。また、証明者は、挑戦者の健康活動を証明する第三者であり、ここでは、フィットネスクラブである。
また、運営者および飲料メーカーは、事前にイーサリアムのアカウント(EOA : Externally Owned Account)を生成しており、運営者サーバ10の記憶部及び協賛企業サーバ60の記憶部にはそれぞれ、イーサリアムのアカウント生成時に生成された秘密鍵とイーサリアムのアカウント生成時に秘密鍵と同時に発行された公開鍵から生成された公開アドレスとが保存されているものとする。運営者サーバ10と協賛企業サーバ60の記憶部において秘密鍵が保存されている部分は、通常はネットワークに接続せず、必要なときだけネットワークに接続することで安全性を高めるものとする。
運営者サーバ10は、Solidity言語で記述された、運営者の公開アドレス、協賛企業の公開アドレス、エントリー開始日時、エントリー終了日時、チャレンジ開始期限、チャレンジ期間、スマートコントラクト締め日時等の情報、及び、契約内容を含むコントラクト・コードをsolcによりコンパイルし、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S1)。運営者サーバ10から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、スマートコントラクトが生成され、そのコントラクトアカウントが発行される(S2)。
運営者サーバ10は、協賛企業のキャンペーンに参加するための秘密鍵Sと公開鍵Sのペアをキャンペーンへのエントリー数分生成し(S3)、秘密鍵Sを符号化したコードが印刷されたシールを生成する(S4)。コードは、モジュールの明暗パターンによって情報を記録するものであり、モジュールを横方向にのみ配列するバーコートや、モジュールを縦横にマトリクス上に配列する2次元コード等が含まれる。また、運営者サーバ10は、公開鍵Sを用いて生成した公開アドレスSを運営者サーバ10が備えるデータベース(DB)に保存し(S5)、秘密鍵Sは破棄する。生成されたシールは協賛企業へと納品され、例えば飲料水等、協賛企業が取り扱う商品に付される。
挑戦者のユーザA及び資金提供者のユーザBは、事前に運営者のサイトからチャレンジアプリ70を自身の端末にダウンロードして、チャレンジアプリ70を使用して、ユーザ毎に一意な秘密鍵Mと公開鍵Mのペアを生成する。公開鍵Mが生成されると、チャレンジアプリ70は、公開鍵Mを用いて公開アドレスMを生成し、生成した公開アドレスMを運営者サーバ10に送信する(S6、S7)。公開アドレスMを受信すると、運営者サーバ10は、DBに公開アドレスMを保存する(S8、S9)。
ユーザAのタスク成功を応援するユーザBは、シールが付された飲料メーカーの商品を購入し、資金提供者端末30にインストールしたチャレンジアプリ70を介してシールに印刷されたコードを読み取ることで、資金提供者端末30から、読み取られた秘密鍵Sから生成される公開鍵Sを用いて生成した公開アドレスSと自身の公開アドレスMとを運営者サーバ10に送信する(S10)。運営者サーバ10は、送信された公開アドレスSがDBに保存されている公開アドレスSと一致する場合に、飲料メーカーのキャンペーンへのエントリーを受け付け、ユーザBの公開アドレスMを飲料メーカーのキャンペーンの資金提供者として登録する(S11)。協賛企業は、キャンペーンへのエントリーが完了した各公開アドレスMに対して、少額のイーサリアム上の仮想通貨ETHERを送金しても良い。
証明者のフィットネスクラブの担当者は、運営者による事前の資格確認の後、運営者のサイトから証明者アプリ80を証明者端末50にダウンロードして、証明者アプリ80を使用して、証明者毎に一意な秘密鍵Tと公開鍵Tのペアを生成する。公開鍵Tが生成されると、証明者アプリ80は、公開鍵Tを用いて公開アドレスTを生成し、生成した公開アドレスTを運営者サーバ10に送信する(S12)。公開アドレスTを受信すると、運営者サーバ10は、DBに公開アドレスTを保存する(S13)。
運営者サーバ10は、飲料メーカーのキャンペーンに関連付けてDBに登録されている公開アドレスM及び公開アドレスTを、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S14)。運営者サーバ10から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、公開アドレスM及び公開アドレスTがスマートコントラクトに保持される(S15)。
資金提供者のユーザBは、資金提供者端末30にインストールしたチャレンジアプリ70を介して、タスクのために預ける資金額、挑戦者であるユーザAの公開アドレスM、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定等を含む設定データをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S16)。ここで、資金の配分設定は、イーサリアムの公開アドレスを保持している複数の配分先、例えば、挑戦者であるユーザA、ユーザAの配偶者や子ども、日本赤十字社やユニセフ等の団体等の中から、任意の数の配分先を選択して、任意の金額を指定することができる。資金提供者端末30から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、設定データがスマートコントラクトに保持される(S17)。
その後、挑戦者のユーザAは、挑戦者端末40から、健康活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S18)。挑戦者端末40から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されるとエビデンスとなるデータがスマートコントラクトに保持される(S19)。また、証明者のフィットネスクラブも、証明者端末50から、ユーザAの健康活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S20)。証明者端末50から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、エビデンスとなるデータがスマートコントラクトに保持される。
スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中に契約条件が満たされることでユーザAがタスクを達成すると、スマートコントラクトが自動的に履行され、タスク成功時の資金の配分設定に応じて、資金が配分される。なお、スマートコントラクト締め日時等の時間に関する判断には、ブロックチェーンネットワーク20のタイムスタンプ情報が用いられてもよいし、トランザクションの送信者によりトランザクションに埋め込まれた、時刻認証局が発行するタイムスタンプ情報が用いられてもよい。
スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にユーザAがタスクを達成できない場合、スマートコントラクトが自身で定期的に日付・時刻に関する情報を得る仕組みを持っているときには、日付・時刻に関する情報を取得した時点で、タスクが達成できなかったという認定がなされ、スマートコントラクトが自動的に履行され、タスク失敗時の資金の配分設定に応じて、資金が配分される。スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にユーザAがタスクを達成できない場合、スマートコントラクトが自身で定期的に日付・時刻に関する情報を得る仕組みを持っていないときには、運営者サーバ等が定期的にスマートコントラクトに対して日付・時刻を含んだトランザクションを送り、ブロックチェーンでそのトランザクションが認証された時点で、タスクが達成できなかったという認定がなされ、スマートコントラクトが自動的に履行され、タスク失敗時の資金の配分設定に応じて、資金が配分される。
なお、運営者サーバ10が用いる言語はSolidity言語に限定されず、スマートコントラクトを実装可能な他の言語を用いることができる。また、チャレンジアプリ70及び証明者アプリ80のダウンロードは運営者のサイトからに限定されず、挑戦者及び証明者は、他の者が運営するサイトからダウンロードしてもよい。
(運営者サーバ構成)
図3は、本発明の一実施形態に係る運営者サーバ10の構成を示す。なお、図3では、単一の運営者サーバ10を想定し、必要な機能構成だけを示しているが、運営者サーバ10を、複数のコンピュータシステムによる多機能の分散システムの一部として構成することもできる。
運営者サーバ10は、ネットワークNを介してブロックチェーンネットワーク20、資金提供者端末30、挑戦者端末40、証明者端末50及び協賛企業サーバ60と通信を行う機能を備えたサーバ装置である。図3に示すように、運営者サーバ10は、入力部11、CPU及びメモリを含む制御部12、記憶部13及びネットワークNと接続するための通信部14を備えている。
制御部12は、記憶部13に記憶されているプログラムがRAMに読み出され、CPUによって実行されることで、サイト提供部121、会員登録部122、証明者登録部123、コントラクト生成部124、鍵生成部125、エントリー受付部126、参加者情報送信部127、挑戦者受付部128及びコンテンツ受付部129として機能する。また、記憶部13は、キャンペーンDB131、会員DB132、証明者DB133、コンテンツDB134、秘密鍵135及び公開アドレス136を有していることが望ましい。
キャンペーンDB131には、キャンペーンに関する情報が保存されている。一実施形態では、キャンペーンDB131には、キャンペーンID及びコントラクトアカウントに関連付けて複数の公開アドレスSが登録されていることが望ましい。キャンペーンIDには、キャンペーンを一意に識別するIDが保存されている。なお、本明細書におけるIDは、漢字、ひらがな、カタカナ、英数字、記号等の1又は複数からなる情報である。コントラクトアカウントは、ブロックチェーンネットワーク20上で生成されるスマートコントラクトを一意に識別する情報である。公開アドレスSは、キャンペーン用に生成した秘密鍵・公開鍵のペアの公開鍵Sを用いて生成された情報である。
会員DB132には、チャレンジ支援システム1の会員に関する情報が保存されている。一実施形態では、会員DB132には、氏名、性別、生年月日、公開アドレスM、関連キャンペーン等が登録されていることが望ましい。公開アドレスMは、チャレンジ支援システム1の会員を一意に識別する情報である。関連キャンペーンには、公開アドレスMのユーザが関連付けられているキャンペーンIDと、キャンペーンへの参加属性とが保存されている。参加属性には、例えば、キャンペーンの資金提供者であることを示す「資金提供者」、キャンペーンの挑戦者であることを示す「挑戦者」等が設定される。なお、関連キャンペーンには、公開アドレスMのユーザが関連付けられている任意のキャンペーンに関する情報を保存することができる。
証明者DB133には、チャレンジ支援システム1の証明者に関する情報が保存されている。一実施形態では、証明者DB133には、証明者名、証明者資格、所在地、公開アドレスT、指定キャンペーン等が登録されていることが望ましい。公開アドレスTは、チャレンジ支援システム1の証明者を一意に識別する情報である。指定キャンペーンには、証明者が運営者によって資格確認されたキャンペーンに関する情報が保存されている。
一実施形態では、指定キャンペーンには、特定のキャンペーンについて運営者から資格確認されている場合、資格確認された特定のキャンペーンのキャンペーンIDが保存され、すべてのキャンペーンについて運営者から資格確認されている場合、すべてのキャンペーンについて資格確認されたことを示す「ALL」が保存される。また、一実施形態では、運営者による資格確認がされた後に、運営者のユーザが指定キャンペーンにデータを保存するようにしてもよい。
コンテンツDB134には、チャレンジ支援システム1のタスクを達成するための活動のエビデンスとなる画像や音声等のコンテンツに関する情報が保存されている。一実施形態では、コンテンツDB134には、コンテントアドレス、コンテンツが登録されていることが望ましい。コンテントアドレスは、コンテンツを一意に識別する情報であり、一実施形態では、画像データ等から生成されたハッシュ値をコンテントアドレスとして用いてもよい。
秘密鍵135には、イーサリアムのアカウント生成時に生成される秘密鍵が保存される。秘密鍵135は、通常はオフラインで保存されており、必要に応じて接続可能とされることが望ましい。
公開アドレス136には、イーサリアムのアカウント生成時に発行される秘密鍵と同時に生成された公開鍵から生成される公開アドレスが保存される。
サイト提供部121は、チャレンジ支援システム1を利用するためのサイトをネットワークN上で提供する。当該サイトにおいて、資金提供者や挑戦者、資金の還付先となる還付者が会員登録をしたり、証明者が証明者登録をしたり、会員登録済み又は証明者登録済みのユーザがチャレンジアプリ70又は証明者アプリ80をダウンロードしたりすることができる。このためにサイト提供部121は、HTML(HyperText Markup Language)等で記述されたウェブページを、ユーザの使用する端末へ送信すると共に、ユーザによる入力結果等を、端末から受信する。
会員登録部122は、ユーザの端末から会員情報を受信して、会員DB132に登録する。本実施形態では、サイト提供部121が提供する会員登録画面でのユーザの操作に応じて端末から会員情報が送信されると、会員登録部122は、受信した会員情報に基づいて会員DB132にレコードを登録する。会員情報には、氏名、性別、生年月日等が含まれる。
また、会員登録部122は、チャレンジアプリ70をダウンロードした端末から公開アドレスMをユーザ識別情報と共に受信すると、ユーザ識別情報によって特定された会員DB132のレコードに公開アドレスMを保存する。ユーザ識別情報は、例えばチャレンジアプリ70のインストール時や起動時にユーザに入力させることで取得した会員情報の一部又は全部を使用して生成した情報とすることができる。
証明者登録部123は、証明者端末50から証明者情報を受信して、証明者DB133に登録する。本実施形態では、サイト提供部121が提供する証明者登録画面でのユーザの操作に応じて証明者端末50から証明者情報が送信されると、証明者登録部123は、受信した証明者情報に基づいて証明者DB133にレコードを登録する。証明者情報には、証明者名、証明者資格、所在地等が含まれる。
また、証明者登録部123は、証明者アプリ80をダウンロードした証明者端末50から公開アドレスTを証明者識別情報と共に受信すると、証明者識別情報によって特定された証明者DB133のレコードに公開アドレスTを保存する。証明者識別情報は、例えば、証明者アプリ80のインストール時や起動時に証明者に入力されることで取得される証明者情報の一部又は全部を使用して生成した情報とすることができる。
コントラクト生成部124は、Solidity言語で記述された、運営者の公開アドレス、協賛企業の公開アドレス、エントリー開始日時、エントリー終了日時、チャレンジ開始期限、チャレンジ期間、スマートコントラクト締め日時等の情報、及び、契約内容を記載したコントラクト・コードをsolcによりコンパイルし、ブロックチェーンネットワーク20にトランザクションとして送信することで、スマートコントラクトを生成する。また、コントラクト生成部124は、スマートコントラクト生成時に発行されたコントラクトアカウントをキャンペーンDB131に保存する。本実施形態では、コントラクト生成部124は、図7に示されるようなスマートコントラクトを生成する。
図7に示されるように、本実施形態では、生成されたスマートコントラクトには、資金提供者からの各種設定データを格納するための、キャンペーンへのエントリー数分の資金提供者データ配列が含まれる。例えば、本実施形態では、資金提供者データには、資金提供者、資金額、挑戦者、証明者、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定が含まれ、スマートコントラクト生成時の値は空(null)である。後述の、運営者サーバ10の参加者情報送信部127や資金提供者端末20の設定送信部334の処理によって、資金提供者データの各項目にデータが保存される。
また、資金の配分設定にはそれぞれ、還付、寄付及び没収が含まれ、資金提供者端末30からは、還付、寄付及び没収で指定した金額の合計が資金額と一致するように指定された配分設定が送られる。還付には、イーサリアムの公開アドレスを保持している任意の還付先及び任意の金額を指定することができる。寄付には、イーサリアムの公開アドレスを保持している任意の寄付先及び任意の金額を指定することができる。成功時の没収には、通常、運営者に支払われる運営者手数料が設定されるが、運営者手数料以上の任意の金額が設定されてもよい。失敗時の没収には、運営者手数料以上の任意の金額を指定することができる。また、成功時の資金の配分設定に、褒美を含めてもよい。褒美には、タスク成功時に褒美として送金される資金の配分先を指定することができる。
鍵生成部125は、協賛企業のキャンペーンにエントリーするユーザを検証するために用いる秘密鍵Sと公開鍵Sのペアをキャンペーンへのエントリー数分生成する。また、鍵生成部125は、公開鍵Sを用いて公開アドレスSを生成し、キャンペーンIDと関連付けてキャンペーンDB131に保存する。キャンペーンIDは、鍵生成部125が生成してもよいし、運営者サーバ10の他の機能部が事前に生成してもよい。
一実施形態では、鍵生成部125は、秘密鍵Sを符号化したコードを生成し、出力する。本実施形態では、運営者が、符号化済みコードが印刷されたシールを生成して協賛企業に納品するが、別の実施形態では、符号化済みコードのデータを取得した協賛企業が、符号化済みコードが印刷されたシールを生成してもよい。
エントリー受付部126は、資金提供者端末30から、公開アドレスSと資金提供者端末30のユーザの公開アドレスMとを受信して、受信した公開アドレスSがキャンペーンDB131に保存されている公開アドレスSと一致するか否かを判定する。一致する場合、エントリー受付部126は、会員DB132の対応する公開アドレスMのレコードにおいて、関連キャンペーンとして、公開アドレスSに関連付けられているキャンペーンIDと参加属性「資金提供者」とを保存する。なお、エントリー受付部126は、公開アドレスSの重複利用を避けるため、受信した公開アドレスSがキャンペーンDB131に保存されている公開アドレスSと一致する場合に、キャンペーンDB131に保存されている公開アドレスSを「使用済」として再使用不可とするか、削除してもよい。
参加者情報送信部127は、キャンペーンに関連付けてDBに登録されている公開アドレスM及び公開アドレスTを、当該キャンペーンのスマートコントラクトに保存するために、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。なお、参加者情報送信部127は、エントリー受付部126が公開アドレスMを受信することに応答して、受信した公開アドレスM及び公開アドレスTをトランザクションとして送信してもよいし、一定期間内に受信した公開アドレスMをまとめて、所定の間隔で公開アドレスTと共にトランザクションとして送信してもよい。これにより、送信された公開アドレスMがスマートコントラクト中の資金提供者データの「資金提供者」に保存され、公開アドレスMと共に送信された公開アドレスTが「証明者」に保存される。
挑戦者受付部128は、資金提供者端末30から、キャンペーンに関する情報と挑戦者の公開アドレスMとを受信して、会員DB132の対応する公開アドレスMのレコードにおいて、関連キャンペーンとして、キャンペーンに関する情報で特定されたキャンペーンIDと参加属性「挑戦者」とを保存する。本実施形態では、挑戦者受付部128は、資金提供者端末30から、コントラクトアカウントと公開アドレスMとを受信して、受信した公開アドレスMのレコードにおいて、コントラクトアカウントで特定されたキャンペーンIDと参加属性「挑戦者」とを保存する。
コンテンツ受付部129は、挑戦者端末40又は証明者端末50から、画像データや音声データ等のコンテンツを受信してコンテンツDB134に保存する。本実施形態では、コンテンツ受付部129は、コンテンツを一意に識別するコンテントアドレスとコンテンツとを受信して、受信したコンテントアドレス及びコンテンツをコンテンツDB134に保存する。コンテンツは、タスクを達成するための活動のエビデンスとなる画像や音声等のデータであり、例えば、画像には、挑戦者が撮影した食事画像、挑戦者が撮影した身体測定画像、証明者が撮影した検査画像等が含まれる。
(資金提供者端末構成)
図4は、本発明の一実施形態に係る資金提供者端末30の構成を示す。資金提供者端末30は、ネットワークNを介して運営者サーバ10及びブロックチェーンネットワーク20と通信を行う機能を備えた情報処理端末である。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC、PDA、タブレット等が挙げられるが、これに限られない。
図4に示すように、資金提供者端末30は、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル等の入力部31、ディスプレイ等の表示部32、CPU及びメモリを含む制御部33、記憶部34、ネットワークNと接続するための通信部35、撮像部36等を備えている。本実施形態では、記憶部34には、チャレンジアプリ70が記憶されている。また、チャレンジアプリ70は、会員秘密鍵71、公開アドレス72及びキャンペーン秘密鍵73を有していることが望ましい。
また、制御部33は、記憶部34に記憶されているチャレンジアプリ70がRAMに読み出され、CPUによって実行されることで、会員用鍵生成部331、コード読取部332、ウォレット部333及び設定送信部334として機能する。
会員用鍵生成部331は、会員登録したユーザ毎に一意な秘密鍵Mと公開鍵Mのペアを生成し、生成した秘密鍵Mを記憶部34の会員秘密鍵71に保存する。会員秘密鍵71は、オフライン時に生成され、通常はオフラインで保存され、必要に応じて接続可能とされることが望ましい。また、会員用鍵生成部331は、公開鍵Mを用いて公開アドレスMを生成し、生成した公開アドレスMを記憶部34の公開アドレス72に保存する。さらに、会員用鍵生成部331は、生成した公開アドレスMをユーザ識別情報と共に運営者サーバ10に送信する。前述したように、ユーザ識別情報は、例えばチャレンジアプリ70のインストール時や起動時にユーザに入力させることで取得した会員情報の一部又は全部を使用して生成した情報とすることができる。
コード読取部332は、撮像部36で取得した、コードを含む画像から秘密鍵Sを読み取り、読み取った秘密鍵Sをキャンペーン秘密鍵73に保存する。また、コード読取部332は、読み取った秘密鍵Sから公開鍵Sを生成し、公開鍵Sを用いて公開アドレスSを生成し、公開アドレスSと自身の公開アドレスMとを運営者サーバ10に送信する。
ウォレット部333は、仮想通貨を管理する機能を有する。本実施形態では、ウォレット部333は、送金先のアカウントと送金額とを含む資金支払データをトランザクションとしてブロックチェーンシステム20に送信する。例えば、ウォレット部333は、入力部31を介してユーザから指定されたコントラクトアカウントと送金額とを含む資金支払データを記憶部34の会員秘密鍵71で署名して、トランザクションとしてブロックチェーンシステム20に送信する。トランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、スマートコントラクトに送金された資金が保存される。ウォレット部333は、運営者サーバ10からコントラクトアカウントの一覧を取得して、ユーザに選択可能な形式で表示してもよい。また、コントラクトアカウントを取得する際、ウォレット部333が記憶部34の公開アドレス72を送信することで、当該ユーザが資金提供者として運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧を取得できるようにしてもいい。
設定送信部334は、各種設定データを含むデータをトランザクションとしてブロックチェーンシステム20に送信する。本実施形態では、設定データには、資金提供者の公開アドレスM、資金額、挑戦者の公開アドレスM、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定等が含まれる。例えば、設定送信部334は、入力部31を介してユーザから指定された各種設定データを記憶部34の会員秘密鍵71で署名して、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。トランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、スマートコントラクトに各種設定データが保存される。設定送信部334は、運営者サーバ10からコントラクトアカウントの一覧を取得して、ユーザに選択可能な形式で表示してもよい。また、コントラクトアカウントを取得する際、設定送信部334が記憶部34の公開アドレス72を送信することで、当該ユーザが資金提供者として運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧を取得できるようにしてもいい。
これにより、図8に示されるように、対応する資金提供者の公開アドレスMが保存されている資金提供者データの各項目に値が保存される。図8(A)は、資金提供者端末30のチャレンジアプリ70で設定されたデータの内容を示しており、図8(B)は、図8(A)のデータに基づいて送信されたトランザクションにより保存されるスマートコントラクトのデータ構造が示されている。
また、設定送信部334は、設定データ内で指定された挑戦者の公開アドレスMを、挑戦するキャンペーンの情報と共に運営者サーバ10に送信する。本実施形態では、設定送信部334は、公開アドレスMをコントラクトアカウントと共に運営者サーバ10に送信する。
(挑戦者端末構成)
図5は、本発明の一実施形態に係る挑戦者端末40の構成を示す。挑戦者端末40は、ネットワークNを介して運営者サーバ10及びブロックチェーンネットワーク20と通信を行う機能を備えた情報処理端末である。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC、PDA、タブレット等が挙げられるが、これに限られない。
図5に示すように、挑戦者端末40は、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル等の入力部41、ディスプレイ等の表示部42、CPU及びメモリを含む制御部43、記憶部44、ネットワークNと接続するための通信部45、撮像部46等を備えている。本実施形態では、記憶部44には、チャレンジアプリ70が記憶されている。また、チャレンジアプリ70は、会員秘密鍵71及び公開アドレス72を有していることが望ましい。
また、制御部43は、記憶部44に記憶されているチャレンジアプリ70がRAMに読み出され、CPUによって実行されることで、会員用鍵生成部331、ウォレット部333及び判定用データ送信部431として機能する。
会員用鍵生成部331及びウォレット部333は、資金提供者端末構成において既に説明したので、ここでは説明を省略する。
判定用データ送信部431は、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。本実施形態では、判定用データ送信部431は、判定用データを記憶部44の会員秘密鍵71で署名して、ブロックチェーンネットワーク20に送信する。判定用データには、タスクを達成するための活動のエビデンスとなるデータや、タスクの「成功」又は「失敗」のいずれかを含むデータ等、任意のデータを用いることができる。
判定用データ送信部431は、運営者サーバ10からコントラクトアカウントの一覧を取得して、トランザクションの宛先としてユーザに選択可能な形式で表示してもよい。また、コントラクトアカウントを取得する際、判定用データ送信部431が記憶部44の公開アドレス72を送信することで、当該ユーザが挑戦者として運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧を取得できるようにしてもいい。
なお、判定用データのうちのコンテンツについては、判定用データ送信部431は、コンテンツを一意に識別するコンテントアドレスを生成して、当該生成したコンテントアドレスをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信し、実際のコンテンツについては、コンテントアドレスと共に運営者サーバ10に送信する。前述したように、画像には、例えば、挑戦者が撮影した食事画像、挑戦者が撮影した身体測定画像、証明者が撮影した検査画像等が含まれる。
図9は、本発明の一実施形態に係るエビデンスに関するデータの一例を示す図である。図9(A)には、挑戦者端末40からブロックチェーンネットワーク20に送信されるデータが示されており、図9(B)には、送信されたトランザクションにより保存されるスマートコントラクトのデータ構造が示されている。図9に示す例は、所定の期限前かつチャレンジ開始から30日の間に累計15日、1日1万歩以上歩くタスクを達成するためのウォーキングのエビデンスとなるデータの一部である。
(証明者端末構成)
図6は、本発明の一実施形態に係る証明者端末50の構成を示す。証明者端末50は、ネットワークNを介して運営者サーバ10及びブロックチェーンネットワーク20と通信を行う機能を備えた情報処理端末である。具体的には、携帯電話やスマートフォン、PC、PDA、タブレット等が挙げられるが、これに限られない。
図6に示すように、証明者端末50は、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル等の入力部51、ディスプレイ等の表示部52、CPU及びメモリを含む制御部53、記憶部54、ネットワークNと接続するための通信部55、撮像部56等を備えている。本実施形態では、記憶部54には、証明者アプリ80が記憶されている。また、証明者アプリ80は、証明者秘密鍵81及び公開アドレス82を有していることが望ましい。
また、制御部53は、記憶部54に記憶されている証明者アプリ80がRAMに読み出され、CPUによって実行されることで、ウォレット部333、証明者用鍵生成部531、コード読取部532及び判定用データ送信部533として機能する。
ウォレット部333は、資金提供者端末構成において既に説明したので、ここでは説明を省略する。
証明者用鍵生成部531は、証明者登録した証明者毎に一意な秘密鍵Tと公開鍵Tのペアを生成し、生成した秘密鍵Tを記憶部54の証明者秘密鍵81に保存する。証明者秘密鍵81は、オフライン時に生成され、通常はオフラインで保存され、必要に応じて接続可能とされることが望ましい。また、証明者用鍵生成部531は、公開鍵Tを用いて公開アドレスTを生成し、生成した公開アドレスTを証明者識別情報と共に運営者サーバ10に送信する。前述したように、証明者識別情報は、例えば、証明者アプリ80のインストール時や起動時に証明者に入力されることで取得される証明者情報の一部又は全部を使用して生成した情報とすることができる。
コード読取部532は、撮像部56で取得した、コードを含む画像から公開アドレスMを読み取る。
判定用データ送信部533は、挑戦者端末40の判定用データ送信部431と同等の機能を有し、タスクを達成するための活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。本実施形態では、判定用データ送信部533は、コード読取部532が読み取った公開アドレスMに基づいてエビデンスとなるデータを生成し、記憶部54の証明者秘密鍵81で署名して、ブロックチェーンネットワーク20に送信する。
判定用データ送信部533は、運営者サーバ10からコントラクトアカウントの一覧を取得して、トランザクションの宛先としてユーザに選択可能な形式で表示してもよい。また、コントラクトアカウントを取得する際、判定用データ送信部533が記憶部54の公開アドレス82を送信することで、当該証明者の指定キャンペーンとして運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧を取得できるようにしてもいい。
なお、エビデンスとなるデータのうちのコンテンツについては、判定用データ送信部533は、コンテンツを一意に識別するコンテントアドレスを生成して、当該生成したコンテントアドレスをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信し、実際のコンテンツについては、コンテントアドレスと共に運営者サーバ10に送信する。
(協賛企業サーバ構成)
協賛企業サーバ60は、ネットワークNを介して運営者サーバ10及びブロックチェーンネットワーク20と通信を行う機能を備えたサーバ装置である。なお、図1では、簡略化のため単一の協賛企業サーバ60が示されているが、例えば、1つのキャンペーンに複数の協賛企業が集まることで複数の協賛企業サーバ60が存在する場合もあるし、加えて/又は異なるキャンペーンに関連する異なる協賛企業サーバ60が存在する場合もある。
(第1実施形態)
第1実施形態では、健康活動に関するタスクに挑む挑戦者を応援する飲料メーカーのキャンペーンを例に説明する。協賛企業である飲料メーカーと運営者とが事前に契約を結び、飲料メーカーは、キャンペーン業務委託費X円と企業協賛金5,000ETHERを運営者に支払っているものとする。本実施形態では、挑戦者が1日1万歩以上歩いた日が30日間で累計15日となった場合、タスク成功となる。ここでは、挑戦者がユーザAであり、資金提供者はユーザAの健康活動を応援するユーザAの父親であるユーザBであり、挑戦者と資金提供者とが異なる例について説明する。証明者は、挑戦者の健康活動を証明するフィットネスクラブである。
運営者および飲料メーカーは、事前にイーサリアムのアカウントを生成しており、運営者サーバ10の記憶部13及び協賛企業サーバ60の記憶部にはそれぞれ、イーサリアムのアカウント生成時に生成された秘密鍵とイーサリアムのアカウント生成時に発行された公開鍵から生成された公開アドレスとが保存されているものとする。まず、図10を参照しながらエントリー準備処理について説明し、次に、図11を参照しながらエントリー処理について説明し、最後に、図12を参照しながら判定用データ送信処理について説明する。
(エントリー準備処理)
運営者サーバ10のコントラクト生成部124は、Solidity言語で記述された、運営者の公開アドレス、協賛企業の公開アドレス、エントリー開始日時、エントリー終了日時、チャレンジ開始期限、チャレンジ期間、スマートコントラクト締め日時等の情報、及び、契約内容を含むコントラクト・コードをsolcによりコンパイルし、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S101)。運営者サーバ10から送信されたトランザクションがブロックチェーンネットワーク20において承認されると、スマートコントラクトが生成される(S102)。
本実施形態では、コントラクト生成部124からのトランザクションの送信により、図7に示されるようなスマートコントラクトが生成される。スマートコントラクトの内容は以下の通りである。
(1)エントリー開始日時〜エントリー終了日時の間に、資金提供者が、各種設定データ(資金提供者の公開アドレスM、資金額、挑戦者の公開アドレスM、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定等)と資金支払データとを含むデータをトランザクションとして送信することで、エントリーを受け付ける。
(2)チャレンジ開始期限までに、挑戦者が、タスクを達成するための活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信することで、挑戦者のチャレンジを開始する。
(3)チャレンジ期間中に、挑戦者が証明者の店舗等で健康活動を行った場合、証明者は、挑戦者が行った健康活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。
(4)挑戦者が1日1万歩以上歩いた日がチャレンジ期間中に累計15日となった場合、タスク成功とする。
(5)スマートコントラクト締め日時前に挑戦者がタスクを達成した場合、又はスマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にタスクを達成できなかった場合、運営者に運営者手数料が自動的に送金される。
(6)スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中に挑戦者がタスクを達成した場合、又はスマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にタスクを達成できなかった場合、証明者に報酬が自動的に送金される。
(7)スマートコントラクト締め日時前に挑戦者がタスクを達成した場合、タスク成功時の資金の配分設定に従って、還付先に還付金が、及び/又は寄付先に寄付金が自動的に送金される。
(8)スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にタスクを達成できなかった場合、タスク失敗時の資金の配分設定に従って、還付先に還付金が、及び/又は寄付先に寄付金が自動的に送金される。
(9)没収金から運営者への運営者手数料+αと証明者への報酬とを差し引いた金額が、タスクを達成した各スマートコントラクトへの送金額が均等になるように、各スマートコントラクトにおいて成功時の褒美として指定された公開アドレスに送金される。
(10)自身のエビデンスに関するコンテンツを協賛企業に開示することに同意しており、さらに、スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にタスクを達成した挑戦者について、企業協賛金額から所定額が挑戦者及び/又は還付先に自動的に送金される。
(11)自身のエビデンスに関するコンテンツを含む各種データを開示することに同意した挑戦者のデータにアクセスするためのアクセスキーとコンテンツのコンテントアドレスが、協賛企業に自動的に送付される。
(12)協賛企業は、アクセスキーを用いて、運営者サーバ上に暗号化されて保存された挑戦者のデータにアクセスすることができる。運営者サーバ上で挑戦者のコンテンツは、コンテントアドレスで管理されている。
また、図7に示されるように、本実施形態では、生成されたスマートコントラクトには、資金提供者からの各種設定データを格納するための、キャンペーンへのエントリー数分の資金提供者データ配列が含まれる。例えば、本実施形態では、資金提供者データには、資金提供者、資金額、挑戦者、証明者、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定が含まれる。
また、資金の配分設定にはそれぞれ、還付、寄付及び没収が含まれ、資金提供者は、還付、寄付及び没収で指定した金額の合計が資金額と一致するように各金額を指定する。還付には、イーサリアムの公開アドレスを保持している任意の還付先及び任意の金額を指定することができる。寄付には、イーサリアムの公開アドレスを保持している任意の寄付先及び任意の金額を指定することができる。成功時の没収には、運営者に支払われる運営者手数料が設定される。成功時の没収には、運営者手数料以上の任意の金額を指定することができる。また、成功時の資金の配分設定に、褒美を含めてもよい。褒美には、タスク成功時に褒美として送金される資金の配分先を指定することができる。
図10に戻り、コントラクト生成部124は、スマートコントラクト生成時に発行されたコントラクトアカウントをブロックチェーンネットワーク20から受信して(S103)、キャンペーンDB131に保存する(S104)。本実施形態では、コントラクト生成部124がキャンペーンID「001」を生成して、キャンペーンID「001」と関連付けて、受信したコントラクトアカウントをキャンペーンDB131に保存したものとする。
運営者サーバ10の鍵生成部125は、飲料メーカーのキャンペーンにエントリーするユーザを検証するために用いる秘密鍵Sと公開鍵Sのペアをキャンペーンへのエントリー数分生成する(S105)。また、鍵生成部125は、公開鍵Sを用いて公開アドレスSを生成し、キャンペーンIDと関連付けてキャンペーンDB131に保存する(S106)。本実施形態では、鍵生成部125が、キャンペーンID「001」と関連付けて、1000個の公開ドレスSをキャンペーンDB131に保存したものとする。
さらに、鍵生成部125は、秘密鍵Sを符号化したコードを生成し、出力する(S107)。本実施形態では、運営者が、符号化済みコードが印刷されたシールを生成し、飲料メーカーに納品する。
資金提供者が資金提供者端末30のブラウザを用いて運営者サーバ10の提供するサイトへとアクセスすると(S108)、運営者サーバ10のサイト提供部121は、アクセスを受けたURLに応じたウェブページを資金提供者端末30へと送信する(S109)。
ブラウザでの資金提供者の操作に応じて、資金提供者端末30から会員登録に必要な会員情報が送信されると(S110)、運営者サーバ10の会員登録部122は、受信した会員情報に基づいて会員DB132にレコードを登録する(S111)。本実施形態では、サイト提供部121が提供する会員登録画面でのユーザBの操作に応じて、資金提供者端末30から会員情報が送信され、会員登録部122は、受信した会員情報に基づいて会員DB132にレコードを登録したものとする。会員情報には、氏名、性別、生年月日等が含まれる。
ブラウザでの資金提供者の操作に応じて、資金提供者端末30からチャレンジアプリ70のダウンロード要求が送信されると(S112)、サイト提供部121は、チャレンジアプリ70を資金提供者端末30に送信する(S113)。その後、ユーザBは、ダウンロードしたチャレンジアプリ70のインストールを完了する。
チャレンジアプリ70での資金提供者の操作に応じて、資金提供者端末30の会員用鍵生成部331は、会員登録したユーザ毎に一意な秘密鍵Mと公開鍵Mのペアを生成し、生成した秘密鍵Mを記憶部34の会員秘密鍵71に保存する(S114)。また、会員用鍵生成部331は、公開鍵Mを用いて公開アドレスMを生成し、生成した公開アドレスMを記憶部34の公開アドレス72に保存する(S115)。
さらに、会員用鍵生成部331は、生成した公開アドレスMをユーザ識別情報と共に運営者サーバ10に送信する(S116)。本実施形態では、会員用鍵生成部331は、チャレンジアプリ70のインストール時にユーザBに入力させることで取得した会員情報の一部又は全部を使用して生成したユーザ識別情報を用いるものとする。
運営者サーバ10の会員登録部122は、資金提供者端末30から公開アドレスMをユーザ識別情報と共に受信すると、ユーザ識別情報によって特定された会員DB132のレコードに公開アドレスMを保存する(S117)。
挑戦者であるユーザAも、挑戦者端末40を操作して上記S108〜S117の処理を行い、会員登録を済ませ、チャレンジアプリ70をインストールし、ユーザAの公開アドレスMを運営者サーバ10に送信したものとする。
証明者であるフィットネスクラブも、証明者端末50を操作して上記S108〜S109の処理を行い、証明者端末50から証明者登録に必要な証明者情報が送信されると(S110’)、運営者サーバ10の証明者登録部123は、受信した証明者情報に基づいて証明者DB133にレコードを登録する(S111’)。本実施形態では、サイト提供部121が提供する証明者登録画面でのフィットネスクラブの担当者の操作に応じて、証明者端末50から証明者情報が送信され、証明者登録部123は、受信した証明者情報に基づいて証明者DB133にレコードを登録したものとする。証明者情報には、証明者名、証明者資格、所在地等が含まれる。その後、証明者DB113のフィットネスクラブのレコードの指定キャンペーンには、運営者によって資格確認された「ALL」が保存されたものとする。
ブラウザでの証明者の操作に応じて、証明者端末50から証明者アプリ80のダウンロード要求が送信されると(S112’)、サイト提供部121は、証明者アプリ80を証明者端末50に送信する(S113’)。その後、フィットネスクラブの担当者は、ダウンロードした証明者アプリ80のインストールを完了する。
証明者アプリ80での証明者の操作に応じて、証明者端末50の証明者用鍵生成部531は、証明者登録したユーザ毎に一意な秘密鍵Tと公開鍵Tのペアを生成し、生成した秘密鍵Tを記憶部54の証明者秘密鍵81に保存する(S114’)。また、証明者用鍵生成部531は、公開鍵Tを用いて公開アドレスTを生成し、生成した公開アドレスTを記憶部54の公開アドレス82に保存する(S115’)。
さらに、証明者用鍵生成部531は、生成した公開アドレスTを証明者識別情報と共に運営者サーバ10に送信する(S116’)。本実施形態では、証明者用鍵生成部531は、証明者アプリ80のインストール時にフィットネスクラブの担当者に入力させることで取得した証明者情報の一部又は全部を使用して生成した証明者識別情報を用いるものとする。
運営者サーバ10の証明者登録部123は、証明者端末50から公開アドレスTを証明者識別情報と共に受信すると、証明者識別情報によって特定された証明者DB133のレコードに公開アドレスTを保存する(S117’)。
(エントリー処理)
資金提供者が、符号化済みコードが印刷されたシールが付された飲料メーカーの商品を購入し、資金提供者端末30の撮像部36をシールに向けると、資金提供者端末30のコード読取部332は、撮像部36で取得した、コードを含む画像から秘密鍵Sを読み取り、読み取った秘密鍵Sをキャンペーン秘密鍵73に保存する(S201)。また、コード読取部332は、読み取った秘密鍵Sから導かれる公開鍵Sを用いて公開アドレスSを生成し、公開アドレスSと自身の公開アドレスMとを運営者サーバ10に送信する(S202)。本実施形態では、コード読取部332は、生成した公開アドレスSと、公開アドレス72に保存されているユーザBの公開アドレスMとを運営者サーバ10に送信したものとする。
運営者サーバ10のエントリー受付部126は、資金提供者端末30から、公開アドレスSと資金提供者端末30のユーザの公開アドレスMとを受信して、受信した公開アドレスSがキャンペーンDB131に保存されている公開アドレスSと一致するか否かを判定し(S203)、一致する場合、エントリー受付部126は、会員DB132の対応する公開アドレスMのレコードにおいて、関連キャンペーンとして、公開アドレスSに関連付けられているキャンペーンIDと参加属性「資金提供者」とを保存する(S204)。ここでは、ユーザBの資金提供者端末30から受信した公開アドレスがキャンペーンDB131に保存されている公開アドレスSと一致し、会員DB132のユーザBの公開アドレスMに対応するレコードにおいて、関連キャンペーンとして、キャンペーンID「001」と参加属性「資金提供者」とが保存されたものとする。
運営者サーバ10の参加者情報送信部127は、飲料メーカーのキャンペーンに関連付けてDBに登録されている公開アドレスM及び公開アドレスTを、当該キャンペーンのスマートコントラクトに関連付けるために、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S205)。
本実施形態では、エントリー受付部126が公開アドレスMを受信することに応答して、参加者情報送信部127は、キャンペーンID「001」のキャンペーンにエントリーした公開アドレスMと、キャンペーンID「001」又は「ALL」が指定キャンペーンとして指定されている証明者の公開アドレスTとに関するデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。これにより、資金提供者データ配列[0]の資金提供者にユーザBの公開アドレスMが保存され、資金提供者データ配列[0]の証明者[0]にフィットネスクラブの公開アドレスTが保存されたものとする(S206)。
チャレンジアプリ70での資金提供者の操作に応じて、資金提供者端末30のウォレット部333は、送金先のアカウントと送金額とを含む資金支払データをトランザクションとしてブロックチェーンシステム20に送信する(S207)。本実施形態では、ウォレット部333が記憶部34の公開アドレス72を運営者サーバ10に送信することで、当該ユーザが資金提供者として運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧が取得され、ここでは、ユーザBがキャンペーンID「001」に関連付けられているコントラクトアカウントを選択し、ウォレット部333は、送金先のアドレスと送金額「10ETHER」とを含む資金支払データを記憶部34の会員秘密鍵71で署名して、トランザクションとしてブロックチェーンシステム20に送信したものとする。
チャレンジアプリ70での資金提供者の操作に応じて、資金提供者端末30の設定送信部334は、各種設定データをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S208)。本実施形態では、設定データには、資金提供者の公開アドレスM、資金額、挑戦者の公開アドレスM、タスク成功時の資金の配分設定、タスク失敗時の資金の配分設定等が含まれる。ここでは、設定送信部334は、入力部31を介してユーザから指定された各種設定データを記憶部34の会員秘密鍵71で署名して、キャンペーンID「001」に関連付けられているコントラクトアカウントを宛先とするトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信したものとする。
これにより、図8に示されるように、資金提供者にユーザBの公開アドレスMが保存されている資金提供者データ配列[0]の各項目に値が保存される(S209)。図8(A)は、資金提供者端末30のチャレンジアプリ70で設定されたデータの内容を示しており、図8(B)は、図8(A)のデータに基づいて送信されたトランザクションにより保存されるスマートコントラクトのデータ構造を示している。
また、設定送信部334は、設定データ内で指定された挑戦者の公開アドレスMを、キャンペーンに関する情報と共に運営者サーバ10に送信する(S210)。ここでは、設定送信部334は、ユーザAの公開アドレスMを、コントラクトアカウントと共に運営者サーバ10に送信したものとする。
資金提供者端末30から、キャンペーンに関する情報と挑戦者の公開アドレスMとを受信して、挑戦者受付部128は、会員DB132の対応する公開アドレスMのレコードにおいて、関連キャンペーンとして、キャンペーンに関する情報で特定されたキャンペーンIDと参加属性「挑戦者」とを保存する(S211)。ここでは、挑戦者受付部128は、資金提供者端末30から、コントラクトアカウントとユーザAの公開アドレスMとを受信して、受信した公開アドレスMのレコードにおいて、コントラクトアカウントで特定されたキャンペーンID「001」と参加属性「挑戦者」とを保存する。
(判定用データ送信処理)
チャレンジアプリ70での挑戦者の操作等に応じて、挑戦者端末40の判定用データ送信部431は、タスクを達成するための活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する(S301)。本実施形態では、判定用データ送信部431が記憶部44の公開アドレス72を運営者サーバ10に送信することで、当該ユーザが挑戦者として運営者サーバ10に登録されているキャンペーンのコントラクトアカウントの一覧が取得され、ここでは、ユーザAがキャンペーンID「001」に関連付けられているコントラクトアカウントを選択し、判定用データ送信部431は、エビデンスとなるデータを会員秘密鍵71で署名して、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信したものとする。
前述したように、本実施形態では、挑戦者が1日1万歩以上歩いた日が30日間で累計15日となった場合、タスク成功となる。本実施形態では、エビデンスとなるデータとして、歩数データに加えて、歩行中のGPSデータ、体重や血圧の測定結果の画像データ等のコンテンツを一意に識別するコンテントアドレスを含めることができる。歩数データやGPSデータは、挑戦者端末40にインストールされた歩数アプリから取得してもよいし、無線機能を搭載した歩数計装置から取得してもよい。
ここでは、チャレンジアプリ70でのユーザAの操作に応じて、判定用データ送信部431は、図9(A)に示される歩数データ[0]を記憶部44の会員秘密鍵71で署名して、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信したものとする。図9(A)に示されるように、挑戦者端末40からブロックチェーンネットワーク20に送信される初回のデータには、挑戦者が自身のデータを協賛企業に開示することに同意するか否かを示す「データ開示可否」が含まれる。
ブロックチェーンネットワーク20は、送信されたトランザクションを承認した後、スマートコントラクトにデータを保存する(S302)。図9(B)には、送信されたトランザクションにより保存されるスマートコントラクトのデータ構造が示されている。図9(B)に示されるように、スマートコントラクト側で、ブロックチェーンにトランザクションが保存された「投稿日時」と、1万歩以上歩いた日の累計日数をカウントする「1万歩達成日数類型」とが付加されている。
なお、前述したように、エビデンスとなるデータのうちのコンテンツについては、判定用データ送信部431は、コンテンツを一意に識別するコンテントアドレスを生成して、当該生成したコンテントアドレスをトランザクションとしてS301でブロックチェーンネットワーク20に送信しており、実際のコンテンツについては、コンテントアドレスと共に運営者サーバ10に送信する(S303)。例えば、ユーザAが歩数データと合わせて体重と血圧の測定結果の画像を送信する場合、判定用データ送信部431は、画像データから生成されたハッシュ値を、図9(A)のEvidenceハッシュ値に含めてブロックチェーンネットワーク20に送信し、実際の画像データについては、コンテントアドレスと共に運営者サーバ10に送信する。
運営者サーバ10のコンテンツ受付部129は、挑戦者端末40からコンテントアドレスとコンテンツとを受信してコンテンツDB134に保存する(S304)。これにより、運営者サーバ10上でコンテンツはコンテントアドレスで管理される。
なお、判定用データ送信部431は、挑戦者の操作によらず自動的に、歩数データをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信してもよい。
また、挑戦者が証明者の店舗等に来店した際、チャレンジアプリ70での挑戦者の操作に応じて、チャレンジアプリ70は、挑戦者端末40の表示部42に公開アドレス72が符号化されたコードを表示する(S305)。
証明者アプリ80での証明者の操作に応じて、証明者端末50のコード読取部532は、撮像部56で取得した、コードを含む画像から公開アドレスMを読み取る(S306)。ここでは、証明者端末50のコード読取部532は、ユーザAの公開アドレスMを読み取る。
その後の店舗での挑戦者の活動の結果、証明者アプリ80での証明者の操作に応じて、証明者端末50の判定用データ送信部533からも、タスクを達成するための活動のエビデンスとなるデータをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信することができる(S307)。本実施形態では、判定用データ送信部533は、コード読取部532が読み取った公開アドレスMに基づいて来店実績等のエビデンスとなるデータを生成し、記憶部54の証明者秘密鍵81で署名して、ブロックチェーンネットワーク20に送信する。
ブロックチェーンネットワーク20は、送信されたトランザクションを承認した後、スマートコントラクトにデータを保存する(S308)。
なお、前述したように、エビデンスとなるデータのうちのコンテンツについては、判定用データ送信部533は、コンテンツを一意に識別するコンテントアドレスを生成して、当該生成したコンテントアドレスをトランザクションとしてS307でブロックチェーンネットワーク20に送信しており、実際のコンテンツについては、コンテントアドレスと共に運営者サーバ10に送信する(S309)。
運営者サーバ10のコンテンツ受付部129は、証明者端末50からコンテントアドレスとコンテンツとを受信してコンテンツDB134に保存する(S310)。
スマートコントラクト締め日時前にユーザAがタスクを達成すると、スマートコントラクトが自動的に履行され、タスク成功時の資金の配分設定に応じて、資金が配分される。本実施形態では、ユーザAの息子に9.5ETHER還付され、運営者に0.5ETHER送金される。さらに、スマートコントラクト締め日後に、タスクの達成に失敗した他の挑戦者の没収金の一部が、ユーザAに送金される。
スマートコントラクト締め日時前かつチャレンジ期間中にユーザAがタスクを達成できない場合、スマートコントラクトが自動的に履行され、タスク失敗時の資金の配分設定に応じて、資金が配分される。本実施形態では、ユーザAの息子に1ETHER還付され、ユーザBに5ETHER還付され、日本赤十字社に1ETHER寄付される。没収金3ETHERのうち、0.5ETHERは運営者に送金され、所定の報酬が証明者に送金され、残りの没収金については、タスクを達成した挑戦者に褒美として均等に送金される。
なお、判定用データは、タスクの契約内容に応じて、挑戦者端末40のみから送信される場合もあるし、証明者端末50のみから送信される場合もあるし、両者から共に送信される場合もある。例えば、ウォーキングのタスクでは、挑戦者端末40のみから判定用データが送信され、フィットネスクラブに行くタスクでは、証明者端末50のみから判定用データが送信され、ウォーキング及びフィットネスクラブに行くことの両方を含むタスクでは、両者から判定用データが送信される。ただし、証明者端末50のみから判定用データが送信されるようなタスクであっても、挑戦者端末40は、自身のデータを協賛企業に開示することに同意するか否かを示す「データ開示可否」データ等をチャレンジ開始期限までにトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信することで、チャレンジの開始を明示的に示すことが望ましい。
以上、本実施形態によれば、タスクについて、所定の日時までにタスクを達成することができない場合、挑戦者又は周囲の人々に経済的デメリットが発生するか経済的メリットが得られるチャンスを逸する状況を意図的に作ることで、挑戦者がタスクを達成する可能性を高めることができる。ユーザAの健康活動を応援する資金提供者のユーザBは、自身がユーザAに直接働きかけることなく、ユーザAをタスク達成へと導くことができる。ユーザAの息子は、ユーザAの健康活動を応援することで、自分の父親の健康増進だけでなく経済的なメリットを得ることができる。本実施形態によれば、高齢者であるユーザBが消費せず貯めているお金を、家族への愛というスイッチで引き出し、消費意欲旺盛な現役世代であるユーザAやAの息子に還元し、消費を増やすことで景気改善が期待できる。
(別の実施形態)
第1実施形態では、図13の下段中央に示されるように、挑戦者がユーザAであり、資金提供者はユーザAの健康活動を応援するユーザAの父親であるユーザBであり、挑戦者と資金提供者とが異なる例について説明してきた。
一方、図13の下段左側、又は下段右側に示されるように、挑戦者であるユーザCが資金支払者となる例についても本発明を適用することができる。この場合、資金提供者端末30兼挑戦者端末40の端末の制御部は、会員用鍵生成部331、コード読取部332、ウォレット部333、設定送信部334、判定用データ送信部341を備える。
(第2実施形態)
第2実施形態では、家事に関するタスクに挑む挑戦者を例に説明する。第2実施形態では、挑戦者が夕食の後片付けを1週間のうちに2回以上した場合、タスク成功となる。第2実施形態では、運営者、協賛企業及び証明者は登場せず、資金提供者兼挑戦者のユーザC、そして、タスク失敗時の資金の受け手として、いつも家事を手伝わないユーザCに家事を手伝わせたい、ユーザCの妻であるユーザDと、ユーザCの家事活動を応援する、ユーザCの子どもであるユーザEとが登場する。
口では家事を手伝うと言うものの、いつまでたっても家事を手伝わないユーザCに対して、ユーザDは、「ユーザCの10ETHERを資金源として、ユーザCが夕食の後片づけを1週間のうちに2回以上やらなかった場合、ユーザDが10ETHERをもらう。ユーザCが夕食の後片づけを1週間のうちに2回以上やった場合、ユーザCに8ETHERを還付し、ユーザEが2ETHERをもらう。」という自動履行機能付きの契約を結び、実際に後片付けをやったか否かのデータをユーザCが送信するものとする。
ユーザCの端末の制御部は、会員用鍵生成部331、ウォレット部333、判定用データ送信部341に加えて、端末側コントラクト生成部を備える。
会員用鍵生成部331及びウォレット部333については、既に説明したので、ここでは説明を省略する。
端末側コントラクト生成部は、入力部を介してユーザから指定された、タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、タスクの失敗時の資金の配分設定、契約条件が満たされたか否かを判定する人に基づいてスマートコントラクト用のコードを生成してコンパイルし、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。
具体的には、端末側コントラクト生成部は、タスクを達成するための条件「夕食の後片づけを1週間のうちに2回以上やる」とタスクにチャレンジする期間「2018年12月15日から2018年12月22日」とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額「10ETHER」、タスクの成功時の資金の配分設定「ユーザCに8ETHER、ユーザEに2ETHER」、タスクの失敗時の資金の配分設定「ユーザDに10ETHER」、契約条件が満たされたか否かを判定する人「ユーザC」に基づいてスマートコントラクト用のコードを生成してコンパイルし、トランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。
判定用データ送信部431は、契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データをトランザクションとしてブロックチェーンネットワーク20に送信する。第2実施形態では、判定用データ送信部431は、例えば、表示部に表示されたタスクの「成功」ボタン又は「失敗」ボタンを押下する等のユーザ入力に基づいて、タスクの「成功」又は「失敗」のいずれかを含む判定用データを記憶部34の会員秘密鍵71で署名して、ブロックチェーンネットワーク20に送信する。
以上、本実施形態によれば、タスクについて、所定の日時までにタスクを達成することができない場合、挑戦者又は周囲の人々に経済的デメリットが発生するか経済的メリットが得られるチャンスを逸する状況を意図的に作ることで、挑戦者がタスクを達成する可能性を高めることができる。ユーザCに家事を手伝わせたいユーザDは、自身がユーザCに直接働きかけることなく、ユーザCをタスク達成へと導くことができる。ユーザCの子どもであるユーザEは、ユーザCの家事手伝いを応援することで、経済的なメリットを得ることができる。
なお、第2の実施形態では、ユーザCを「契約条件が満たされたか否かを判定する人」とする例について説明してきたが、本願発明はこのような態様に限られることなく、ユーザD又はユーザEを「契約条件が満たされたか否かを判定する人」としてもよいし、他の任意のユーザを「契約条件が満たされたか否かを判定する人」としてもよい。ユーザD又はユーザEを「契約条件が満たされたか否かを判定する人」とした場合、ユーザD又はユーザEは、事実に反する判定用データを送信する可能性もある。その場合は、一時的にユーザD及びユーザEが不当な経済的メリットを得ることになる。しかしながら、ユーザCとの信頼関係が損なわれ、さらには、ユーザCはこの仕組みを二度と使わなくなるので、ユーザDやユーザEがこのような仕組みで将来継続的に経済的なメリットを得るチャンスが無くなる。このような事情に鑑みると、ユーザD及びユーザEは、正しい判定をする方が長い目で見た経済的メリットがあると考え、事実に基づく判定用データを送信するものと考えられる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、本願発明を実現するために、ブロックチェーンネットワーク20を用いる例について説明してきたが、本願発明はこのような態様に限られることなく、ブロックチェーンネットワーク20に相当する機能を有するサーバ装置を用いて実現することもできる。例えば、端末装置から、タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定を受信して、当該サーバ装置と通信可能に接続された記憶部に保存する手段と、端末装置から所定の口座への資金の入金を確認する手段と、端末装置から受信した判定用データに基づいて、契約条件が満たされたか否かを判定する手段と、期間中に契約条件が満たされた場合、タスクの成功時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を移動し、期間中に契約条件が満たされない場合、タスクの失敗時の資金の配分設定に従って所定の口座から各配分先に資金を移動する手段とを備えたサーバ装置を用いて本願発明を実現してもよい。
本明細書において、端末装置がサーバ装置に判定用データを送信することには、例えば、判定用データ送信部431が、表示部に表示されたタスクの「成功」ボタン又は「失敗」ボタンを押下する等のユーザ入力に基づいて判定用データをサーバ装置に送信することの他、端末装置がサーバ装置にアクセスして判定用データをアップロードすること、サーバ装置によって提供されるウェブページの画面に表示されたタスクの「成功」ボタン又は「失敗」ボタンを選択する等のユーザ入力に基づいて判定用データをサーバ装置に送信すること等が含まれる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、期限のないタスクを例に説明してきたが、期限があるタスクについて本願発明を適用することを妨げるものではなく、期限があるタスクに本願発明を適用することで、挑戦者がタスクを達成する可能性をより高めることができる。
(追加の実施形態)
運営者は、イーサリアムにおいて、挑戦者自身及び/又は挑戦者を応援した人に対して配布するための健康トークンに関する新たなトークンコントラクトを生成し、管理してもよい。トークンコントラクトとは、複数の公開アドレスとそれらの公開アドレスのトークンの残高との対応表を持ったスマートコントラクトである。例えば、運営者サーバ10のコントラクト生成部124は、挑戦者がタスクを達成した場合、挑戦者の健康トークンに関するトークンコントラクトを生成し、運営者等が発行する健康トークンを当該トークンコントラクトに送金し、挑戦者が、自分を応援した人の貢献度合いに応じて設定した配分に応じてトークンコントラクト内の各公開アドレスに健康トークンを自動的に配分するようにしてもよい。運営者サーバ10は、コントラクト生成部124とは別に、挑戦者の健康トークンに関するコントラクト・データをブロックチェーンネットワーク20に送信することで、挑戦者の健康トークンに関するトークンコントラクトを生成するトークンコントラクト生成部をさらに備えてもよい。また、トークンコントラクト生成部は、健康トークンのトークンコントラクト生成時に発行されたコントラクトアカウントをブロックチェーンネットワーク20から受信して、会員DB132に保存する。タスク成功時に送金される健康トークン額は、タスクの難易度に応じて変動させてもよい。
前述したように、挑戦者は、タスク成功時に送金される健康トークンを、挑戦期間中の応援の貢献度に応じて配分することができる。図14に、挑戦者であるユーザAのトークンコントラクトのデータ構造の概念図を示す。図14に示されるように、挑戦者が健康的なタスクへの挑戦を続け、そのタスクを達成していくことで、タスク成功の貢献度が高い人ほど、トークン残高が多くなる。
このトークンコントラクトを活用して、例えば、生命保険会社が、健康トークンの総残高が多い加入者に対して、当該加入者のトークンコントラクトにETHERをキャッシュバックし、トークンコントラクトに保持された健康トークンの残高の割合に応じて、キャッシュバックされたETHERが各公開アドレスに配分されるようにしてもよい。これにより、加入者の健康活動を応援する人々の、加入者の健康活動を応援するモチベーションを高めることができる。
また、別の例では、例えば、健康保険組合が、健康増進予算の一部を加入者のトークンコントラクトに送金し、トークンコントラクトに保持された健康トークンの残高の割合に応じて、送金されたETHERが各公開アドレスに配分されるようにしてもよい。これにより、健康保険組合は、加入者の健康活動を応援する人々を支援することができる。
1…チャレンジ支援システム、10…運営者サーバ、11…入力部、12…制御部、121…サイト提供部、122…会員登録部、123…証明者登録部、124…コントラクト生成部、125…鍵生成部、126…エントリー受付部、127…参加者情報更新部、128…挑戦者受付部、129…コンテンツ受付部、13…記憶部、131…キャンペーンDB、132…会員DB、133…証明者DB、134…コンテンツDB、135…秘密鍵、136…公開アドレス、14…通信部、20…ブロックチェーンネットワーク(情報処理システム)、30…資金提供者端末(参加者端末、端末装置)、31…入力部、32…表示部、33…制御部、331…会員用鍵生成部、332…コード読取部(エントリー部)、333…ウォレット部、334…設定送信部、34…記憶部、35…通信部、36…撮像部、40…挑戦者端末(参加者端末、端末装置)、41…入力部、42…表示部、43…制御部、431…判定用データ送信部、44…記憶部、45…通信部、46…撮像部、50…証明者端末、51…入力部、52…表示部、53…制御部、531…証明者用鍵生成部(送信部)、532…コード読取部、533…判定用データ送信部、54…記憶部、55…通信部、56…撮像部、60…協賛企業サーバ、70…チャレンジアプリ、71…会員秘密鍵、72…公開アドレス、73…キャンペーン秘密鍵、80…証明者アプリ、81…証明者秘密鍵、82…公開アドレス、N…ネットワーク

Claims (21)

  1. 運営者サーバと、ブロックチェーンネットワークと、参加者端末とを備えるチャレンジ支援システムであって、
    前記運営者サーバは、
    ユーザが達成すべきタスクに関する契約条件を前記ブロックチェーンネットワークに送信するコントラクト生成部であって、前記契約条件は、前記タスクを達成するための条件と前記タスクを達成する期限とを含む、コントラクト生成部と、
    前記参加者端末から、前記タスクへのエントリーを示す情報を受信するエントリー受付部と、
    前記エントリーを受け付けた参加者の情報を、前記ブロックチェーンネットワークに送信する参加者情報送信部と、
    を備え、
    前記参加者端末は、
    前記運営者サーバに前記タスクへのエントリーを示す情報を送信するエントリー部と、 前記タスクのために預ける資金の額と、前記タスクの成功時の資金の配分設定と、前記タスクの失敗時の資金の配分設定とを前記ブロックチェーンネットワークに送信する設定送信部であって、前記成功時の資金の配分設定と前記失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、設定送信部と、
    前記契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部と、
    を備え、
    前記ブロックチェーンネットワークが備えるスマートコントラクトは、前記参加者端末から送信された前記判定用データに基づいて、前記契約条件が満たされたか否かを判定し、前記期限までに前記契約条件が満たされた場合、前記タスクの成功時の資金の配分設定に従って各配分先に前記資金を送金し、
    前記期限までに前記契約条件が満たされない場合、前記タスクの失敗時の資金の配分設定に従って各配分先に前記資金を送金する、チャレンジ支援システム。
  2. 前記運営者サーバは、
    前記タスクに参加するための情報を生成し、当該運営者サーバと通信可能に接続された記憶部に保存する鍵生成部をさらに備え、
    前記エントリー受付部は、前記参加者端末から、前記タスクに参加するための情報を受信し、
    前記参加者端末から受け付けた前記タスクに参加するための情報が、前記記憶部に保存されている情報と一致する場合に、前記参加者端末からのエントリーを受け付ける、
    請求項1に記載のチャレンジ支援システム。
  3. 前記運営者サーバは、
    前記参加者端末の前記判定用データ送信部から、コンテンツと当該コンテンツを識別する情報とを受信して、当該運営者サーバと通信可能に接続された記憶部に保存するコンテンツ受付部をさらに備え、
    前記参加者端末の前記判定用データ送信部は、
    前記コンテンツを識別する情報を含む前記判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信し、
    前記コンテンツと前記コンテンツを識別する情報とを前記運営者サーバに送信する、
    請求項1又は2に記載のチャレンジ支援システム。
  4. 前記チャレンジ支援システムは、
    前記運営者サーバに証明者の情報を送信する送信部と、
    前記契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部と
    を備える証明者端末をさらに備え、
    前記運営者サーバは、
    前記証明者端末から、前記証明者の情報を受信する証明者登録部
    をさらに備え、
    前記参加者情報送信部は、前記証明者の情報を前記ブロックチェーンネットワークに送信する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のチャレンジ支援システム。
  5. 前記参加者端末は、前記エントリー部と前記設定送信部とを少なくとも備える第1の参加者端末と、前記判定用データ送信部を少なくとも備える第2の参加者端末とを含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のチャレンジ支援システム。
  6. 前記運営者サーバは、
    前記参加者ごとのトークンに関するデータを前記ブロックチェーンネットワークに送信するトークンコントラクト生成部
    をさらに備え、
    前記ブロックチェーンネットワークの前記スマートコントラクトは、前記期限までに前記契約条件が満たされた場合、前記トークンに関するデータの送信によりブロックチェーンネットワークにおいて生成されたトークンコントラクトにトークンを送信する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のチャレンジ支援システム。
  7. 運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信するエントリー部と、
    前記タスクのために預ける資金の額と、前記タスクの成功時の資金の配分設定と、前記タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する設定送信部であって、前記成功時の資金の配分設定と前記失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、設定送信部と、
    前記タスクに関する契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部と
    を備える端末装置。
  8. コンピュータが、
    運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信する工程と、
    前記タスクのために預ける資金の額と、前記タスクの成功時の資金の配分設定と、前記タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する工程であって、前記成功時の資金の配分設定と前記失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、工程と、
    前記タスクに関する契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する工程と
    を含む方法。
  9. コンピュータに、
    運営者サーバに、ユーザが達成すべきタスクへのエントリーを示す情報を送信する処理と、
    前記タスクのために預ける資金の額と、前記タスクの成功時の資金の配分設定と、前記タスクの失敗時の資金の配分設定とをブロックチェーンネットワークに送信する処理であって、前記成功時の資金の配分設定と前記失敗時の資金の配分設定にはそれぞれ、1又は複数の配分先と、各配分先に配分される金額とが含まれる、処理と、
    前記タスクに関する契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する処理と
    を実行させるプログラム。
  10. タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、タスクの失敗時の資金の配分設定をブロックチェーンネットワークに送信する端末側コントラクト生成部と、
    前記契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記ブロックチェーンネットワークに送信する判定用データ送信部と
    を備える端末装置。
  11. 前記端末装置は、前記端末側コントラクト生成部を少なくとも備える第1の端末装置と、前記判定用データ送信部を少なくとも備える第2の端末装置とを含み、
    前記端末側コントラクト生成部は、契約条件が満たされたか否かを判定する人の情報を前記ブロックチェーンネットワークにさらに送信し、
    前記第2の端末装置は、前記判定する人の情報に関連付けられた情報と共に前記判定用データを送信する、
    請求項10に記載の端末装置。
  12. タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定をサーバ装置に送信する第1の手段と、
    前記契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記サーバ装置に送信する第2の手段と
    を備える端末装置と、
    前記端末装置から前記契約条件、前記資金の額、前記タスクの成功時の資金の配分設定、及び前記タスクの失敗時の資金の配分設定を受信して、当該サーバ装置と通信可能に接続された記憶部に保存する手段と、
    前記端末装置で特定されるユーザから所定の口座への前記資金の入金を確認する手段と、
    前記端末装置から受信した前記判定用データに基づいて、前記契約条件が満たされたか否かを判定する手段と、
    前記期間中に前記契約条件が満たされた場合、前記タスクの成功時の資金の配分設定に従って前記所定の口座から各配分先に前記資金を移動し、前記期間中に前記契約条件が満たされない場合、前記タスクの失敗時の資金の配分設定に従って前記所定の口座から各配分先に前記資金を移動する手段と
    を備えるサーバ装置と
    を備えるチャレンジ支援システム。
  13. 前記端末装置は、前記第1の手段を少なくとも備える第1の端末装置と、前記第2の手段を少なくとも備える第2の端末装置とを含み、
    前記第1の手段は、契約条件が満たされたか否かを判定する人の情報を前記サーバ装置にさらに送信し、
    前記第2の端末装置は、前記判定する人の情報に関連付けられた情報と共に前記判定用データを送信する、
    請求項12に記載のチャレンジ支援システム。
  14. タスクを達成するための条件とタスクにチャレンジする期間とを含む契約条件、タスクのために預ける資金の額、タスクの成功時の資金の配分設定、及びタスクの失敗時の資金の配分設定を第1の端末装置から受信して記憶部に保存する手段と、
    前記第1の端末装置で特定されるユーザから所定の口座への前記資金の入金を確認する手段と、
    前記契約条件が満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを第2の端末装置から受信する手段と、
    前記判定用データに基づいて、前記契約条件が満たされたか否かを判定する手段と、
    前記期間中に前記契約条件が満たされた場合、前記タスクの成功時の資金の配分設定に従って前記所定の口座から各配分先に前記資金を移動し、前記期間中に前記契約条件が満たされない場合、前記タスクの失敗時の資金の配分設定に従って前記所定の口座から各配分先に前記資金を移動する手段と
    を備える情報処理装置。
  15. 前記タスクの失敗時の資金の配分設定には、前記資金の全部又は一部である没収金を、前記タスクに失敗した前記ユーザとは異なるユーザに対して分配する設定が含まれる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のチャレンジ支援システム。
  16. 前記タスクに失敗した前記ユーザとは異なるユーザは、前記タスクにエントリーしたユーザのうち前記タスクに成功したユーザである、
    請求項15に記載のチャレンジ支援システム。
  17. 前記没収金は、前記タスクに成功したユーザに均等に分配される、
    請求項16に記載のチャレンジ支援システム。
  18. 前記タスクの失敗時の資金の配分設定には、前記資金の全部又は一部を、前記運営者サーバの運営者に対して配分する設定が含まれる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のチャレンジ支援システム。
  19. タスクにチャレンジする期間及びタスクのためにユーザが預ける資金の額を、サーバ装置に送信する第1の手段と、
    タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを前記サーバ装置に送信する第2の手段と、
    を備える端末装置と、
    前記端末装置から前記期間及び前記資金の額を受信して、当該サーバ装置と通信可能に接続された記憶部に保存する手段と、
    前記端末装置から受信した前記判定用データに基づいて、前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされたか否かを判定する手段と、
    前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされないと判定された場合、前記資金を前記ユーザから没収する手段と、
    を備えるサーバ装置と、を備えるチャレンジ支援システム。
  20. 前記端末装置は、前記第1の手段を少なくとも備える第1の端末装置と、前記第2の手段を少なくとも備える第2の端末装置とを含み、
    前記第1の手段は、前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされたか否かを判定する人の情報を前記サーバ装置にさらに送信し、
    前記第2の端末装置は、前記判定する人の情報に関連付けられた情報と共に前記判定用データを送信する、
    請求項18に記載のチャレンジ支援システム。
  21. タスクにチャレンジする期間及びタスクのためにユーザが預ける資金の額を第1の端末装置から受信して記憶部に保存する手段と、
    前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされたか否かを判定するために用いる判定用データを第2の端末装置から受信する手段と、
    前記判定用データに基づいて、前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされたか否かを判定する手段と、
    前記タスクを達成するための条件が前記期間中に満たされないと判定された場合、前記資金を前記ユーザから没収する手段と、
    を備える情報処理装置。
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