JP2020106248A - 防火ダンパ - Google Patents
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Description
あるいは、比較的細い直径のダンパ軸を採用して、ダンパ軸を軽量化した場合、ダンパ軸の強度(剛性)が低下し、風圧が大きい場合にダンパ軸に歪みが生じる虞がある。
防火ダンパは、筒形状のケーシングと、
前記ケーシング内に設けられたダンパ軸と、
前記ダンパ軸に設けられ、前記ダンパ軸の回転に応じて前記ケーシング内の流路を開閉自在な開閉羽根と、
前記開閉羽根を開状態から閉状態とする駆動部と、を有し、
前記ダンパ軸は中空構造の回転軸である、及び/又は前記開閉羽根は中空構造であることを特徴とする。
また、振動の大きい地震が発生した場合であっても、高い遮炎性、遮煙性を有する防火ダンパを提供することができる。
なお、本発明に係る防火ダンパは、例えば、空調用ダンパや流体用ダンパ等に適用してもよい。空調用ダンパとしては、例えば空調ダクト用ダンパ等を含んでもよい。流体用ダンパとしては、例えば、液体用ダンパ、気体用ダンパ、燃料用ダンパ、空気用ダンパ等を挙げることができる。
図1(a)は本発明の一実施形態に係る防火ダンパ10の平面図であり、図1(b)は防火ダンパ10の正面図である。図2(a)は図1(b)に示した開閉羽根が開状態の防火ダンパの側面図、図2(b)は開状態の開閉羽根、ダンパ軸、及び連結部材の一例を示す図である。
また、ケーシング11は、周囲に所定の幅のフランジ11fが形成されており、フランジ11fには所定の間隔で複数の取付用孔11fhが形成されている。
また、ケーシング11は、下部の内側面に、開閉羽根13の動きを規制する規制部材11s(羽根ストッパー)を有する。詳細には、ダンパ軸12が回転し、開閉羽根13が開状態から閉状態となった場合、ダンパ軸12がそれ以上回転しないように、閉状態の開閉羽根13に当接する位置に、規制部材11s(羽根ストッパー)が設けられている。
開閉羽根13は、耐火能を有する材料、例えば、金属材、セラミック等により形成されている。金属材としては、例えば、鋼板、詳細には溶融亜鉛めっき鋼板等を挙げることができる。本実施形態では、開閉羽根13は、略板状に形成されており、中央部にダンパ軸12に対応した屈曲部が形成され、端部に半円弧状等の所定の形状の凸形状部13t及び凹形状部13uが形成されている。
また、取付部材131により、開閉羽根13がダンパ軸12に取り付けられている。この取付部材131は、ダンパ軸12に対する補強部として機能する。また、この取付部材131は、例えば、ダンパ軸12の外形に対応した屈曲部を有する。また、開閉羽根13はダンパ軸12(回転軸)付近に、ダンパ軸12(回転軸)の外形に対応した屈曲部を有する。つまり、補強部としての取付部材131と開閉羽根13とによりダンパ軸12(回転軸)が挟持された構造を有しているので、撓み方向(図3の上下方向(Z方向))への強度が大きい。
また、本実施形態では、ダンパ軸12は、断面矩形状に形成されており、且つ中空構造となっている。また、図3に示すダンパ軸12は、断面矩形状の頂点を通る2つの対角線のうちZ方向に沿った対角線が、Z方向に沿って配置されている。つまり、ダンパ軸12のZ方向(撓み方向)への撓みを低減することができる。
また、図3に示したように、ダンパ軸12は断面矩形状、且つ中空構造となっているので、軽量、且つ断面二次モーメントが比較的大きい。
また、複数の開閉羽根13が閉状態の場合、開閉羽根13の凸形状部13tと、その開閉羽根13に隣接する開閉羽根13の凹形状部13uとが重なるように、複数の開閉羽根13が配置されている。
駆動装置(駆動部14)は、所定の条件を満たした場合、ダンパ軸12に設けられた開閉羽根13を開状態から閉状態とする。詳細には、本実施形態では、駆動装置(駆動部14)は、1つのダンパ軸12の一端部に設けられたハンドル14aを有し、ハンドル14aを操作することにより、ダンパ軸12を回転させることができるとともに、ダンパ軸12に設けられた開閉羽根13を開状態又は閉状態とすることができる。
通常時には、ダンパ軸12の端部に設けられたハンドル14aの一方の端部に設けられた係止部14kと、温度ヒューズ17の本体部から突出している係止ピン17pとが係止することで、ダンパ軸12に設けられた開閉羽根13が開状態に保持されている。通常時には、係止ピン17pは、付勢バネにより温度ヒューズ17側に付勢されている。
なお、駆動装置(駆動部14)は、上述した実施形態に限られるものではなく、例えば、作動ガスの圧力に連動して、開閉羽根13を開状態から閉状態としてもよい。また、駆動装置(駆動部14)は、管理装置(コンピュータ)や個別のコンピュータ等の制御により、開閉羽根13を開状態又は閉状態としてもよい。また、駆動装置(駆動部14)は、防火ダンパから離れた位置に設けられた温度センサ、ガスセンサ、圧力センサ等の検知装置により、正常とは異なる異常状態が検知された場合に、開閉羽根13を開状態から閉状態としてもよい。
図4は開閉羽根が閉状態の防火ダンパの一例を示す図である。詳細には、図4(a)は防火ダンパの平面図であり、図4(b)は正面図である。
図5(a)は開閉羽根が閉状態の防火ダンパの側面図であり、図5(b)は閉状態の開閉羽根、ダンパ軸、及び連結部材の一例を示す図である。
詳細には、加振試験としては、周波数5〜33Hz、さらに33〜60Hzの範囲について行った。加振方法は、3軸同時加振(X方向、Y方向、Z方向)である。加振の加速度は2Gの印加を開始とし、以降3G、3.5G、4Gに加速度を大きくした。それぞれの加振時間は約2分間である。また、印加波形は正弦波である。なお、1Gは9.8m/s2である。
確認事項としては、以下に挙げるものである。
(1)試験中、ダンパが作動(閉)しないこと。(試験前の状態を維持していること)
(2)試験後、ダンパが正常に作動すること。
(3)試験後、ダンパ本体に著しい破損がないこと。
(4)試験後、外観および寸法に著しい問題がないこと。
(5)試験後、ダンパが閉動作の状態において、UL555で規程された各部位の寸法を測定し問題がないこと。
また、本発明の一実施形態に係る防火ダンパは、防火ダンパの漏煙量が、加振試験の前後共に建築基準法等で定められた漏煙量(19.6Paにおいて5m3/min・m2)以下であることを確認することができた。
すなわち、防火ダンパ10では、耐圧力性と耐振性を両立させるために、ダンパ軸12を中空構造とすることで軽量化しつつ、断面形状により断面二次モーメントが大きい断面形状を実現することができる。
また、詳細には、開閉羽根13が設けられたダンパ軸12は、共振周波数が比較的高くなるように、詳細には共振周波数が約38Hz以上60Hz以下、好ましくは38Hz以上50Hz以下、より好ましくは38Hz以上41Hz以下に規定することで、地震動に対して共振し難い構造となる。地震動は例えば約0.3Hz〜10Hzでのパワースペクトル密度が大きい。
つまり、開閉羽根13を備えたダンパ軸12が、地震動に対して共振し難く、高い剛性を有し、破損し難い、防火ダンパ10を提供することができる。
また、ダンパ軸12が中空構造を有する回転軸であり、強度が比較的大きく、耐風圧性を有する防火ダンパ10を提供することができる。
つまり、ダンパ軸の断面形状と中空構造による軽量化により共振周波数を上げることにより地震動に対して共振し難く、且つ、強度(耐風圧)の大きい防火ダンパ10を提供することができる。すなわち、簡単な構成で、地震の振動による影響が少なく、軽量で、強度が大きい遮蔽機能を有する防火ダンパ10を提供することができる。
すなわち、ダンパ軸12の断面形状が四角形状、多角形状、円形状などの形状に形成されているので、開閉羽根13を備えたダンパ軸12が簡単な構造で、強度が大きく、且つ共振周波数が高い、防火ダンパを提供することができる。
すなわち、ダンパ軸12に補強部121が設けられているので、ダンパ軸12の強度が大きく、耐風圧性を有する防火ダンパを提供することができる。
また、上述の各実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
11…ケーシング
11k…検査口
12…ダンパ軸
13…開閉羽根(羽根)
14…駆動部(駆動装置)
15…軸受部材
16…連結部材
17…温度ヒューズ
121…補強部
Claims (4)
- 筒形状のケーシングと、
前記ケーシング内に設けられたダンパ軸と、
前記ダンパ軸に設けられ、前記ダンパ軸の回転に応じて前記ケーシング内の流路を開閉自在な開閉羽根と、
前記開閉羽根を開状態から閉状態とする駆動部と、を有し、
前記ダンパ軸は中空構造の回転軸である、及び/又は前記開閉羽根は中空構造である
ことを特徴とする防火ダンパ。 - 前記ダンパ軸は、軸方向に直交する断面形状が四角形状、多角形状、又は円形状であることを特徴とする請求項1に記載の防火ダンパ。
- 前記ダンパ軸は、補強部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防火ダンパ。
- 前記ダンパ軸の外周が前記開閉羽根と補強部とにより挟持された構造を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の防火ダンパ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6096850A (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-30 | Toho Seisakusho:Kk | 防火機能を有する空調ダンパ− |
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- 2018-12-28 JP JP2018247552A patent/JP7133848B2/ja active Active
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