JP2020106124A - 鉄道車両の軸受監視システムおよび軸受診断方法 - Google Patents

鉄道車両の軸受監視システムおよび軸受診断方法 Download PDF

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晴義 前田
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雅幸 三津江
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Yuta Yoshimatsu
雄太 吉松
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Abstract

【課題】鉄道車両における軸受異常の見逃しを抑制しつつ、異常が発生した軸受を早期に特定することを可能にする。【解決手段】軸受監視システムは、台車の4つの軸受の異常を検知する鉄道車両の軸受監視システムであって、4つの軸受の温度データを受信する受信器と、受信器で受信された温度データに基づき、4つの軸受の異常を検知する診断器と、を備え、診断器は、4つの軸受のうちの1つである判定対象軸受の温度と、4つの軸受のうち、判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差を、個別指標値として算出する個別指標値算出部と、個別指標値に基づき、判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する個別判定部と、4つの軸受の温度の平均値と所定の基準値との差を、全体指標値として算出する全体指標値算出部と、全体指標値に基づき、4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する全体判定部と、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、車体を支持する各台車の4つの軸受の異常を検知する鉄道車両の軸受監視システムおよび軸受診断方法に関する。
従来から、鉄道車両には、車体を支持する台車の軸受を監視し、軸受の異常を検知する軸受診断装置が知られている。この種の軸受診断装置には、異常があるか否かを判定する対象となる軸受の温度と他の1つ又は複数の軸受の温度との比較により、軸受の異常を検知するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2010−179706号公報
上述の診断方法のように、異常判定の対象となる1つの軸受の温度と他の軸受の温度とを比較することによって軸受の異常を検知する場合、いずれの軸受に異常が発生しているかを迅速に特定することが可能である。しかしながら、異常判定の対象となる1つの軸受の温度と他の軸受の温度とが同様に上昇した場合には、相対温度差が小さくなるため、軸受異常が発生しているにもかかわらず、異常を検知できないあるいは異常の検知が遅れてしまうおそれがある。
そこで本発明は、鉄道車両における軸受異常の見逃しを抑制しつつ、異常が発生した軸受を早期に特定することを可能にする鉄道車両の軸受監視システムおよび軸受診断方法を提供することを目的する。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る鉄道車両の軸受監視システムは、台車の4つの軸受の異常を検知する鉄道車両の軸受監視システムであって、前記4つの軸受の温度データを受信する受信器と、前記受信器で受信された温度データに基づき、前記4つの軸受の異常を検知する診断器と、を備え、前記診断器は、前記4つの軸受のうちの1つである判定対象軸受の温度と、前記4つの軸受のうち、前記判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差を、個別指標値として算出する個別指標値算出部と、前記個別指標値に基づき、前記判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する個別判定部と、前記4つの軸受の温度の平均値と所定の基準値との差を、全体指標値として算出する全体指標値算出部と、前記全体指標値に基づき、前記4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する全体判定部と、を含む。
上記の構成によれば、個別判定部が、判定対象軸受の温度と判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差である個別指標値に基づき、判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する。このため、異常が発生した軸受を迅速に特定することができる。ただし、個別判定部の判定では、判定対象軸受の温度と参照軸受温度とが共に温度上昇した場合、個別指標値の変化がないまたは小さいため、軸受異常の発生を見逃すおそれがある。しかし、上記の構成では、個別判定部による判定だけでなく、全体判定部が、4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する。このため、判定対象軸受の温度と参照軸受温度とが共に温度上昇した場合に、確実に軸受異常の発生を検知することができる。従って、鉄道車両における軸受異常の見逃しを抑制しつつ、異常が発生した軸受を早期に特定することができる。
本発明によれば、鉄道車両における軸受異常の見逃しを抑制しつつ、異常が発生した軸受を早期に特定することを可能にする鉄道車両の軸受監視システムおよび軸受診断方法を提供することができる。
実施形態に係る軸受監視システムが搭載された鉄道車両の模式図である。 図1に示す台車の概略平面図である。 図1に示す軸受監視システムのブロック図である。 (A)は軸受温度の時間的推移を示すグラフの一例であり、(B)は走行速度の時間的推移を示すグラフの一例であり、(C)は雰囲気温度の時間的推移を示すグラフの一例である。 図3に示す軸受監視システムの診断処理のフローチャートである。 (A)および(B)は、それぞれ特定の走行速度及び雰囲気温度における個別指標値の発生頻度の正常分布の例である。 (A)は実際の4つの軸受温度の平均値(実際値)の時間的推移を示すグラフの一例であり、(B)は所定の時系列モデルを用いて推定した4つの軸受温度の平均値(推定値)の時間的推移を示すグラフの一例である。 図5に示す診断処理の前に実施され得る粗判定処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る軸受監視システム100が搭載された鉄道車両1の模式図である。図1に示すように、鉄道車両1は、車体2と、車体2の長手方向の両端部寄りに配置されて車体2を支持する一対の台車3F,3Rとを有する。鉄道車両1では、車体2と各台車3F,3Rとの間にそれぞれ空気バネ4が介在している。
図2は、図1に示す鉄道車両1が備える台車3Fの概略平面図である。なお、一対の台車3F,3Rの一方の構成と他方の構成とは実質的に同じであるので、以下では、図2を参照しながら台車3Fの構成について説明し、台車3Rの説明を省略する。
台車3Fは、空気バネ4(図1参照)を介して車体2を支持する台車枠5を備える。台車枠5は、車体2を支持するものであれば特に構造は限定されず、例えば、車体幅方向に延びる横梁6と、横梁6の車体幅方向の両端部に接続されて車体長手方向に延びる一対の側梁7,7とを有する。台車枠5の車体長手方向両側には、それぞれ車体幅方向に沿って延びる車軸8F,8Rが配置されている。車軸8F,8Rには、それぞれ一対の車輪9が設けられている。
車軸8Fの両側端部には、車軸8Fを回転自在に支持する軸受(図示せず)がそれぞれ配置されており、また、車軸8Rの両側端部には、車軸8Rを回転自在に支持する軸受(図示せず)が配置されている。すなわち、台車3Fは計4つの軸受を有する。4つの軸受は、それぞれ第1〜第4軸箱11〜14に収容されている。
第1〜第4軸箱11〜14には、第1〜第4軸受温度センサ21〜24がそれぞれ設けられている。第1〜第4軸受温度センサ21〜24は、それぞれ第1〜第4軸箱11〜14内の軸受の温度を検出する。すなわち、1台車あたり4つの軸受温度センサが設置され、各台車の全ての軸受の温度が検出される。第1〜第4軸受温度センサ21〜24は、それぞれ軸受に接触せずに第1〜第4軸箱11〜14に接触し、第1〜第4軸箱11〜14の表面温度を検出することで間接的に軸受の温度を検出する。ただし、第1〜第4軸受温度センサ21〜24は、それぞれ軸受に接触して軸受の温度を直接的に検出してもよい。
また、第1〜第4軸箱11〜14には、第1〜第4無線送信機31〜34がそれぞれ設けられている。第1〜第4無線送信機31〜34は、第1〜第4軸受温度センサ21〜24で検出された温度情報を含むセンサ信号をそれぞれ無線送信する。これら第1〜第4軸受温度センサ21〜24および第1〜第4無線送信機31〜34は、本実施形態の軸受監視システム100の一部を構成する。なお、第1〜第4軸箱11〜14の各々に設けられた軸受温度センサと無線送信機とは、一体型であってもよいし、別体であってもよい。
図1に戻って、鉄道車両1には、軸受監視システム100が搭載される。軸受監視システム100は、各台車3F,3Rの第1〜第4軸箱11〜14内の軸受の温度、鉄道車両1の走行速度、および鉄道車両1の車外の雰囲気温度を監視し、軸受の異常を検知する。上述したように、軸受監視システム100は、台車3Fに設けられた第1〜第4軸受温度センサ21〜24および第1〜第4無線送信機31〜34を備える。また、軸受監視システム100は、台車3Fと実質的に同様の構成である台車3Rに設けられた第1〜第4軸受温度センサ21〜24および第1〜第4無線送信機31〜34も備える。
さらに、軸受監視システム100は、無線受信機41F,41Rと、加速度センサ51を内蔵したデータ処理装置50と、雰囲気温度センサ42とを備える。これらはいずれも車体2に設けられる。
無線受信機41F,41Rは、車両長手方向における一対の台車3F,3Rの間であって、且つ車体2の床下に配置される。無線受信機41Fは、台車3Fに設けられた第1〜第4無線送信機31〜34から無線送信されたセンサ信号を受信する。また、無線受信機41Rは、台車3Rに設けられた第1〜第4無線送信機31〜34から無線送信されたセンサ信号を受信する。
データ処理装置50は、無線受信機41F,41Rに通信線を介して接続される。データ処理装置50に保存されたデータは外部からアクセス可能であり、例えば、データ処理装置50は、図示しない通信線や記録媒体等を介して当該データを抽出可能に構成されている。
データ処理装置50は、車体2に取り付けられる筐体50aを有し、車体2の床下に配置される。この筐体50aに、加速度センサ51が収容される。加速度センサ51は、車両長手方向の加速度、すなわち、車両進行方向の加速度を検出する。後述するように、加速度センサ51は、データ処理装置50において鉄道車両1の走行速度の算出に用いられる。なお、鉄道車両1の走行速度は、加速度から算出せずに、速度センサ(速度発電機)等の検出値から求めてもよい。
雰囲気温度センサ42は、データ処理装置50に接続され、鉄道車両1の車外の雰囲気温度を検出する。雰囲気温度センサ42は、例えば、データ処理装置50の下方に配置される。
図3は、軸受監視システム100のブロック図である。図3に示すように、データ処理装置50は、その筐体50a内に、加速度センサ51およびデータ処理ユニット52を有する。データ処理ユニット52は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ及びI/Oインターフェース等を有する。データ処理ユニット52は、受信部61、記憶部62、診断部63及び出力部64を有する。受信部61及び出力部64は、I/Oインターフェースにより実現される。記憶部62は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリにより実現される。診断部63は、不揮発性メモリに保存されたプログラムに従ってプロセッサが揮発性メモリを用いて演算処理することで実現される。
受信部61は、台車3F側の第1〜第4無線送信機31〜34から無線受信機41Fが受信した台車3F側の4つの軸受の各温度の情報を受信する。また、受信部61は、台車3R側の第1〜第4無線送信機31〜34から無線受信機41Rが受信した台車3R側の4つの軸受の各温度の情報を受信する。また、受信部61は、加速度センサ51から車両進行方向の加速度のデータを受信する。また、受信部61は、雰囲気温度センサ42から車外の雰囲気温度のデータを受信する。
記憶部62は、受信部61が受信した各データを保存する。なお、記憶部62には、過去に4つの軸受が正常である状態で鉄道車両1を走行させたときの鉄道車両1の走行中の走行速度、雰囲気温度、および個別指標値と、個別指標値の発生頻度との互いの対応関係が予め記憶されており、これについての詳細は後述する。
診断部63は、個別指標値算出部71、個別判定部72、全体指標値算出部73および全体判定部74を含み、記憶部62に保存された各データに基づいて各台車3F,3Rの全ての軸受の状態を診断する診断処理を実行する。より詳しくは、診断部63は、1台車が含む4つの軸受を1つのグループとして異常が発生しているか否かを診断する。言い換えれば、本実施形態では、台車ごとに診断処理が行われる。
出力部64は、診断部63で判定された結果を所定の態様(例えば、送信、表示、警告音)により出力する。
次に、診断部63による診断処理について説明する。診断部63による診断処理は、所定の時間内に受信部61が受信して記憶部62に蓄積したデータに基づき台車ごとに実行される。以下では、診断処理の一例として、診断部63が、鉄道車両1が駅に停車するたびに、前の駅から現在停車している駅までの走行期間内に記憶部62に保存したデータに基づき、台車3Fの4つの軸受について診断処理を実行するものとして説明する。
鉄道車両1が前の駅から現在停車する駅まで走行する間、記憶部62には、各台車3F,3Rの4つの軸受温度のデータ、車両進行方向の加速度のデータおよび雰囲気温度のデータが随時保存される。診断部63は、これらの時系列データを用いて診断処理を実行する。車両進行方向の加速度のデータから、鉄道車両1の走行速度Vを算出することが可能である。例えば、診断部63は、診断処理を実行する前に、記憶部62に保存された加速度Accから以下の式1により鉄道車両1の走行速度Vを算出する。
V=∫Acc・dt ・・・・・(式1)
図4(A)〜4(C)に、鉄道車両1が前の駅から現在停車する駅まで走行する間に記憶部62に保存されたデータから得られるグラフが示される。図4(A)は台車3Fの4つの軸受の温度の時間的推移を示すグラフの一例である。図4(B)は鉄道車両1の走行速度Vの時間的推移を示すグラフの一例である。図4(C)は雰囲気温度Taの時間的推移を示すグラフの一例である。なお、図4(A)〜4(C)において、時刻tは鉄道車両1が前の駅を出発した時刻であり、時刻tは鉄道車両1が時刻tに出発した駅の次の駅に停車した時刻である。
なお、以下では、便宜上、第1〜第4軸箱11,12,13,14の4つの軸受の温度を、それぞれ、第1〜第4軸受温度とも呼び、T,T,T,Tで示すこととする。また、便宜上、特に時刻tにおける4つの軸受温度T,T,T,T、走行速度V、および雰囲気温度Taを指す場合には、それぞれ、T(t),T(t),T(t),T(t),V(t),Ta(t)のように示すこととする。
鉄道車両1の診断部63は、前の駅から現在停車する駅までの4つの軸受温度T,T,T,T、鉄道車両1の走行速度V、雰囲気温度Taを用いて、診断処理を実行する。以下、図5を参照しながら、軸受監視システム100の診断処理の流れを説明する。
(個別指標値の算出)
診断処理では、まず診断部63の個別指標値算出部71が、4つの軸受のうち、異常が発生しているか否かを判定する対象となる1つの軸受(以下、「判定対象軸受」と呼ぶ)の温度と、4つの軸受のうち、判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差を、個別指標値ΔTとして算出する(ステップS1)。
本実施形態では、参照軸受温度は、4つの軸受のうちの判定対象軸受以外の3つの軸受の温度の平均値で示される。例えば、第1軸箱11の軸受を判定対象軸受とすると、判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差は、以下の式2により算出される。
ΔT=T−(T+T+T)/3 ・・・・・(式2)
個別指標値算出部71は、上記の式2により判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差ΔTを算出し、これを個別指標値とする。
なお、4つの軸受温度T,T,T,T、走行速度V、および雰囲気温度Taは、時系列データであり、それぞれ、時刻tから時刻tまでの複数個(例えば(N+1)個)のデータが存在する。本実施形態では、個別指標値算出部71は、各時刻の判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差ΔT(t)〜ΔT(t)を算出し、その中で最大のものを、個別指標値とする。つまり、個別指標値算出部71は、所定の期間(時刻tから時刻tまでの間)内における各時刻のデータごとに算出した判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差の中の最大値を、個別指標値とする。
(個別判定)
次に、診断部63の個別判定部72が、個別指標値の発生頻度Aを導出する(ステップS2)。具体的には、記憶部62には、過去に4つの軸受が正常である状態で鉄道車両を走行させたときの個別指標値ΔTとその発生頻度Aとの互いの対応関係が記憶されている。図6(A)および(B)は、それぞれ特定の走行速度Vおよび雰囲気温度Taにおける個別指標値ΔTとその発生頻度Aの運用実績を示す分布(正常分布)の例である。このように、記憶部62には、走行速度Vおよび雰囲気温度Taに応じた個別指標値ΔTとその発生頻度Aとの対応関係が記憶されている。個別判定部72は、記憶部62に記憶された対応関係を用いて、走行速度V、雰囲気温度Taおよび個別指標値ΔTから、個別指標値ΔTの発生頻度Aを導出する。
なお、個別判定部72は、個別指標値の算出に用いたデータの時刻と同じ時刻の走行速度および雰囲気温度のデータを用いて、発生頻度Aを導出する。例えば、個別指標値算出部71が時刻tにおける判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差を、個別指標値としたとする。言い換えれば、各時刻の判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差ΔT(t)〜ΔT(t)の中で、時刻tのデータを用いて算出したΔT(t)が最大であったとする。この場合、個別判定部72は、時刻tにおける走行速度V(t)、雰囲気温度Ta(t)および個別指標値ΔT(t)から、個別指標値ΔT(t)の発生頻度Aを導出する。
その後、個別判定部72は、発生頻度Aが個別判定用閾値ATH以上であるか否かを判定する(ステップS3)。個別判定部72は、発生頻度Aが所定の個別判定用閾値ATH以上である場合に(ステップS3:YES)、判定対象軸受に異常が発生していないと判定する(ステップS4)。また、個別判定部72は、発生頻度Aが所定の個別判定用閾値ATH未満である場合に(ステップS3:NO)、判定対象軸受に異常が発生したと判定する(ステップS5)。
こうして、判定対象軸受に異常が発生しているか否かが判定される。図5では省略するが、診断処理では、以上のステップS1〜S5を、台車3Fが有する4つ全ての軸受について実行する。すなわち、4つ全ての軸受について、個別に異常が発生しているか否かが判定される。
(全体指標値の算出)
次に、診断部63の全体指標値算出部73が、4つの軸受の温度の平均値と所定の基準値との差を、全体指標値として算出する。
具体的には、全体指標値の算出には、時刻tから時刻tまでに計測された4つの軸受温度T,T,T,Tと、時刻tから時刻tまでに計測された走行速度Vおよび雰囲気温度Taとが用いられる。
全体指標値を算出するに先立ち、まず全体指標値算出部73は、時刻tから時刻tまでの間のある時刻tに計測された4つの軸受温度T,T,T,Tの平均値TAVE(t)を、下記の式3により算出する(ステップS6)。
AVE(t)=(T(t)+T(t)+T(t)+T(t))/4
・・・・(式3)
こうして得られる4つの軸受の平均温度の実際値の時間的推移を、図7(A)に示す。
また、全体指標値算出部73は、所定の時系列モデルを用いて、4つの軸受温度T,T,T,Tの平均値を推定する(ステップS7)。より詳しくは、全体指標値算出部73は、初期温度としての時刻tにおける4つの軸受の平均温度TAVEと、時刻tから時刻tまでに計測された走行速度Vおよび雰囲気温度Taとから、所定の時系列モデルを用いて、初期温度がどのように推移するかを予測する。全体指標値算出部73により所定の時系列モデルを用いて得られた4つの軸受の平均温度の推定値Tの時間的推移を、図7(B)に示す。
なお、全体指標値算出部73が使用する時系列モデルは、過去の4つの軸受の平均温度TAVE、鉄道車両1の走行速度V、および雰囲気温度Taの過去の時系列データ(運用実績)から、事前に時系列分析を行い作成される。本実施形態では、時刻tn−1における4つの軸受の平均温度、鉄道車両1の走行速度および雰囲気温度から、時刻tn−1より一定時間先である時刻tにおける4つの軸受の平均温度を推定する時系列モデルとして作成される。時系列モデルとしては、公知の自己回帰モデルなどが用いられ得る。
例えば全体指標値算出部73が所定の時系列モデルを用いて推定した、時刻tにおける4つの軸受温度T,T,T,Tの平均値を、推定値T(t)のように表すとする。例えば全体指標値算出部73は、初期時刻tより一定時間先の時刻tにおける4つの軸受の平均温度の推定値T(t)を、時刻tにおける実際の4つの軸受温度T1〜T4の平均温度である実際値TAVE(t)と、時刻tにおける走行速度V(t)および雰囲気温度Ta(t)とを時系列モデルに入力することにより出力する。また、例えば全体指標値算出部73は、初期時刻tより一定時間先の時刻tにおける4つの軸受の平均温度T(t)を、時刻tにおける平均温度推定値T(t)と、時刻tにおける走行速度V(t)および雰囲気温度Ta(t)とを時系列モデルに入力することにより出力する。こうして、全体指標値算出部73は、時刻tから時刻tまでの平均温度推定値Tを順次計算する。
次に、全体指標値算出部73は、ある時刻の推定値を基準値として設定し、受信部61で受信された温度データに基づき算出したある時刻の4つの軸受温度の平均値(実際値)TAVEと、ある時刻の推定値Tとの差を、全体指標値とする(ステップS8)。
本実施形態では、全体指標値算出部73は、所定の期間(時刻tから時刻tまでの間)内における各時刻のデータごとに算出した平均温度の実際値TAVEと平均温度推定値Tとの差の中で最大のものを、全体指標値とする。例えば、全体指標値算出部73は、時刻tから時刻tまでの間の各時刻のデータごとに算出した平均温度の実際値TAVEと平均温度推定値Tとの差の中で、時刻tのデータを用いて算出したものが最大であった場合、実際値TAVE(t)と推定値T(t)との差を全体指標値とする。
(全体判定)
次に、診断部63の全体判定部74が、全体指標値に基づき、4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する(ステップS9)。具体的には、全体判定部74は、全体指標値が所定の全体判定用閾値未満である場合に(ステップS9:YES)、4つの軸受に同時に異常が発生していないと判定し(ステップS10)、全体指標値が所定の全体判定用閾値以上である場合に(ステップS9:NO)、4つの軸受に同時に異常が発生したと判定する(ステップS11:NO)。
こうして、台車3Fについて、4つの軸受に同時に異常が発生しているか否かが判定し、診断部63は診断処理を終了する。以上、診断部63が台車3Fの4つの軸受について診断処理を実行する例が説明されたが、診断部63は、台車3Rの4つの軸受についても同様に診断処理を実行する。
以上に説明したように、本実施形態の軸受監視システム100によれば、個別判定部72が、判定対象軸受の温度と判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差である個別指標値に基づき、判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する。このため、異常が発生した軸受を迅速に特定することができる。ただし、個別判定部72の判定では、判定対象軸受の温度と参照軸受温度とが共に温度上昇した場合、個別指標値の変化がないまたは小さいため、軸受異常の発生を見逃すおそれがある。しかし、本実施形態では、個別判定部72による判定だけでなく、全体判定部74が、4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する。このため、判定対象軸受の温度と参照軸受温度とが共に温度上昇した場合に、確実に軸受異常の発生を検知することができる。
このように、本実施形態では、個別指標値の大きさおよび全体指標値の大きさに関係なく、個別判定と全体判定の双方を実行する。言い換えれば、本実施形態では、個別判定と全体判定の一方の判定結果に関係なく、他方の判定を実行する。従って、鉄道車両1における軸受異常の見逃しを抑制しつつ、異常が発生した軸受を早期に特定することができる。
また、本実施形態では、個別判定部72は、鉄道車両1の走行速度Vおよび鉄道車両1の外部の温度である雰囲気温度Taと、個別指標値算出部71により算出された個別指標値と、記憶部62に記憶された対応関係とに基づき、個別指標値の発生頻度を導出する。過去の運用実績、すなわち、過去に4つの軸受が正常である状態で鉄道車両を走行させたときの走行速度および雰囲気温度に応じた個別指標値と発生頻度との関係から、個別指標値ΔTが発生する発生頻度Aを導出する。これにより、走行速度Vおよび雰囲気温度Taの影響を排除して、判定対象軸受に異常が発生したと判定できる。
また、本実施形態では、全体指標値算出部73が、4つの軸受の所定の初期時刻tの温度である初期温度と、初期時刻tから現時刻tまでに計測された走行速度Vおよび雰囲気温度Taとから、所定の時系列モデルを用いて、初期時刻tから現時刻tまでの4つの軸受の温度の平均値の推定値Tを導出する。このため、4つの軸受の温度の平均値の推定値Tが、走行速度Vおよび雰囲気温度Taを考慮した値であるため、走行速度Vおよび雰囲気温度Taの影響を排除して、4つの軸受に同時に異常であると判定できる。
(変形例)
上記実施形態では、診断部63は、1台車が備える4つの軸受のいずれに異常が発生しているか否かを判定する個別判定と、1台車が備える4つの軸受に同時に異常が発生しているか否かを判定する全体判定とを実行するものであった。診断部63は、このような二段階の判定に加え、1台車が備える4つの軸受のいずれかに異常が発生しているか否かを判定する粗判定を実行してもよい。
図8は、図5に示した診断処理の前に実施され得る粗判定処理のフローチャートである。粗判定処理のステップT1〜T5は、上記実施形態のステップS1,S2,S6,S7,S8とそれぞれ同じであるため、簡単に説明し詳細な説明を省略する。
すなわち、粗判定処理では、まず個別指標値算出部71が、判定対象軸受の温度と参照軸受温度との差を、個別指標値ΔTとして算出する(ステップT1)。次に、個別判定部72が、個別指標値の発生頻度Aを導出する(ステップT2)。次に、全体指標値算出部73は、時刻tから時刻tまでの各時刻tに計測された4つの軸受温度T,T,T,Tの平均温度TAVE(t)を算出する(ステップT3)。全体指標値算出部73は、所定の時系列モデルを用いて、4つの軸受の平均温度を推定する(ステップT4)。全体指標値算出部73は、ある時刻の推定値を基準値として設定し、受信器で受信された温度データに基づき算出したある時刻の4つの軸受温度の平均値の実測値TAVE(t)と、ある時刻の推定値T(t)との差を、全体指標値とする(ステップT5)。
次に診断部63は、ステップT5で算出した全体指標値について、その発生頻度Bを導出する(ステップT6)。全体指標値の発生頻度Bは、個別指標値の発生頻度Aの導出と同様の方法で導出される。つまり、記憶部62には、過去に4つの軸受が正常である状態で鉄道車両を走行させたときの、走行速度Vおよび雰囲気温度Taに応じた全体指標値とその発生頻度Bとの互いの対応関係が記憶されており、診断部63は、記憶部62に記憶された対応関係を用いて、走行速度V、雰囲気温度Taおよび全体指標値から、全体指標値の発生頻度Bを導出する。
次に診断部63は、ステップT2で導出した個別指標値の発生頻度AとステップT5で導出した全体指標値の発生頻度Bとの和Cが所定の粗判定用閾値CTH以上であるか否かを判定する(ステップT7)。診断部63は、発生頻度の和Cが所定の粗判定用閾値CTH以上である場合に(ステップT7:YES)、4つの軸受のいずれにも異常が発生していないと判定する(ステップT8)。また、診断部63は、発生頻度の和Cが所定の粗判定用閾値CTH未満である場合に(ステップT8:NO)、4つの軸受のいずれかに異常が発生していると判定する(ステップT9)。
このように、粗判定処理では、1台車が備える4つの軸受のいずれかに異常が発生しているか否かを判定する。診断部63は、粗判定処理の結果、4つの軸受のいずれかに異常が発生していると判定した場合にのみ、上記実施形態で示した診断処理を実行してもよい。すなわち、診断部63は、4つの軸受のいずれにも異常が発生していないと判定した場合には、上記実施形態で示した診断処理を実行しなくてもよい。
(その他の実施形態)
なお、本発明は前述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。
例えば、加速度センサ51はデータ処理装置50に内蔵されていなくてもよく、データ処理装置50の外部に設けられていてもよい。また、データ処理装置50は、受信部61で鉄道車両1の加速度を受信しなくてもよく、上述したように鉄道車両1の走行速度のデータを外部(例えば速度発電機などの速度センサ)から受信部61で受信して記憶部62に保存してもよい。
また、上記実施形態では、個別判定を実行した後に全体判定を実行する診断処理が説明されたが、全体判定を実行した後に個別判定を実行してもよい。また、上記実施形態では、診断処理の一例として、鉄道車両1が駅に停車するたびに診断部63が診断処理を実行することが説明されたが、本発明はこれに限定されない。例えば、診断部63は、予め設定した時間おきに(例えば1分おきなど)、その設定時間内に記憶部62に保存したデータに基づき、台車の4つの軸受について診断処理を実行してもよい。
また、上記実施形態では、参照軸受温度は、4つの軸受のうちの判定対象軸受以外の3つの軸受の温度の平均値で示されたが、参照軸受温度は、これに限定されない。例えば、参照軸受温度は、4つの軸受の温度の平均値であってもよいし、4つの軸受の温度の中で二番目に高い温度と三番目に高い温度の平均値であってもよい。
また、上記実施形態では、個別判定部72が、個別指標値の発生頻度Aを導出するとともに、導出した発生頻度Aが個別判定用閾値以上であるか否かを判定したが、個別判定部72による判定方法は、これに限定されない。例えば、個別判定部72は、個別指標値が所定の閾値を超えたか否かを判定し、個別指標値が所定の閾値を超えた場合に対象軸受に異常が発生したと判定し、個別指標値が所定の閾値を超えていない場合に対象軸受に異常が発生していないと判定してもよい。この場合、個別判定部72は、個別指標値の発生頻度Aを導出しなくてもよい。
また、上記実施形態では、全体指標値算出部73は、所定の時系列モデルを用いて、4つの軸受温度の平均値を推定し、ある時刻の推定値を基準値として設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、全体指標値算出部73は、所定の時系列モデルにより推定した値を基準値として用いなくてもよく、過去の運用実績を参照して予め定めた所定の値を基準値として設定してもよい。
加速度センサは、データ処理装置ごとに設けたが、列車編成に1つ加速度センサを設けて、各データ処理装置が当該加速度センサで検出した加速度情報を共用してもよい。雰囲気温度センサは、データ処理装置の筐体に収容されてもよい。雰囲気温度センサは、データ処理装置の筐体内でデータ処理ユニットの下方に配置されてもよい。診断部63は、データ処理装置に設けられずに車両の外部(例えば、遠隔地)に設けられて、データ処理装置と通信するように構成されてもよい。
1 :鉄道車両
2 :車体
3F,3R :台車
21〜24 :軸受温度センサ
31〜34 :無線送信機
41F,41R:無線受信機
42 :雰囲気温度センサ
50 :データ処理装置
51 :加速度センサ
61 :受信部(受信器)
62 :記憶部(記憶器)
63 :診断部(診断器)
71 :個別指標値算出部
72 :個別判定部
73 :全体指標値算出部
74 :全体判定部
100 :軸受監視システム

Claims (5)

  1. 台車の4つの軸受の異常を検知する鉄道車両の軸受監視システムであって、
    前記4つの軸受の温度データを受信する受信器と、
    前記受信器で受信された温度データに基づき、前記4つの軸受の異常を検知する診断器と、を備え、
    前記診断器は、
    前記4つの軸受のうちの1つである判定対象軸受の温度と、前記4つの軸受のうち、前記判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差を、個別指標値として算出する個別指標値算出部と、
    前記個別指標値に基づき、前記判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する個別判定部と、
    前記4つの軸受の温度の平均値と所定の基準値との差を、全体指標値として算出する全体指標値算出部と、
    前記全体指標値に基づき、前記4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する全体判定部と、を含む、鉄道車両の軸受監視システム。
  2. 前記参照軸受温度は、前記4つの軸受のうちの前記判定対象軸受以外の3つの軸受の温度の平均値である、請求項1に記載の鉄道車両の軸受監視システム。
  3. 過去に前記4つの軸受が正常である状態で前記鉄道車両を走行させたときの前記個別指標値と、前記個別指標値の発生頻度との対応関係であって、前記鉄道車両の走行速度および雰囲気温度に応じた対応関係を記憶する記憶器を備え、
    前記個別判定部は、
    前記鉄道車両の走行速度および雰囲気温度と、前記個別指標値算出部により算出された前記個別指標値と、前記記憶器に記憶された前記対応関係とに基づき、前記算出された個別指標値の発生頻度を導出し、
    前記発生頻度が所定の個別判定用閾値未満である場合に、前記判定対象軸受に異常が発生したと判定する、請求項1または2に記載の鉄道車両の軸受監視システム。
  4. 前記全体指標値算出部は、
    前記4つの軸受の所定の初期時刻の温度である初期温度と、前記初期時刻から現時刻までに計測された前記走行速度および前記雰囲気温度とから、所定の時系列モデルを用いて、前記初期時刻から現時刻までの前記4つの軸受の温度の平均値の推定値を導出するとともに、ある時刻の前記推定値を前記基準値として設定し、
    前記受信器で受信された温度データに基づき算出した前記ある時刻の前記4つの軸受の温度の平均値の実測値と、前記ある時刻の前記推定値との差を、前記全体指標値とし、
    前記全体判定部は、
    前記全体指標値が所定の全体判定用閾値未満である場合に、前記4つの軸受に同時に異常が発生したと判定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両の軸受監視システム。
  5. 台車の4つの軸受の異常を検知する鉄道車両の軸受診断方法であって、
    前記4つの軸受のうちの1つである判定対象軸受の温度と、前記4つの軸受のうち、前記判定対象軸受以外の軸受を含む1つ又は複数の軸受の温度を用いて導出した参照軸受温度との差を、個別指標値として算出する個別指標値算出工程と、
    前記個別指標値に基づき、前記判定対象軸受に異常が発生したか否かを判定する個別判定工程と、
    前記4つの軸受の温度の平均値と所定の基準値との差を、全体指標値として算出する全体指標値算出工程と、
    前記全体指標値に基づき、前記4つの軸受に同時に異常が発生したか否かを判定する全体判定工程と、を含む、鉄道車両の軸受診断方法。
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