JP2020104923A - 薬剤揮散器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に、本実施形態に係る薬剤揮散器1を正面側から視た斜視図を示し、図2にその背面側から視た斜視図を示し、図3にその側面図を示す。なお、ここでの説明では、図1〜図3のとおり、前後方向を定義し、前側は正面側を意味し、後側は背面側を意味する。本実施形態に係る薬剤揮散器1は、自動車用であり、車内に薬剤を揮散させ、薬剤が有する様々な効能を車内の空間に提供する。薬剤揮散器1は、車載のエアコンの空気の吹出口の近傍に設置され、特に、エアコンの吹出口に配置されるルーバーに取り付けられる。これにより、薬剤揮散器1は、吹出口から吹き出される気流に乗せて、車内の空間に薬剤を効率的に行き渡らせることができる。
<2−1.容器>
図4Aに、容器10の正面図を示し、図4Bにその側面図を示す。容器10は、容器本体11と、容器本体11に取り付けられた背面シート12とを有する。容器本体11は、背面側に開口11aを有するカップ部111と、カップ部111の背面側の端部に連続する環状のフランジ部112とを有する。フランジ部112は、カップ部111の前後方向に延びる中心軸(回転軸A1に一致する)を基準として、カップ部111の径方向外側において周方向に延びる。背面シート12は、開口11aを塞ぐようにフランジ部112に貼着される。この貼着は、例えば熱溶着や、接着剤による接着等により行うことができる。カップ部111は、天面部115と、天面部115の外周縁から背面側に延びる筒状の外周部116と、外周部116の背面側の端部に連続する台座部114とを有する。台座部114は、正面視において外周部116を内部に含むような形状である。台座部114は、フランジ部112の内周縁から立ち上がる筒状部位と、当該筒状部位の正面側の端部と外周部116の背面側の端部との間に広がる平面状の部位とを有する。これに限定されないが、天面部115は、正面視において円形状であり、台座部114、背面シート12及びフランジ部112の外周縁は、正面視においてコーナーが丸く面取りされた正方形状である。本実施形態では、背面シート12の外周縁とフランジ部112の外周縁とは、正面視において概ね一致する。
図7に、内ケース20の分解斜視図を示す。同図に示すように、内ケース20は、前後に取り外し可能な正面側部材21と背面側部材22とを有する。図8は、正面側部材21を背面側から視た斜視図であり、図9は、背面側部材22を背面側から視た斜視図である。これに限定されないが、内ケース20は、ポリプロピレン等の樹脂製である。本実施形態では、正面側部材21は、1つの部品としてその全体が分離不能に一体的に構成されており、背面側部材22も、1つの部品としてその全体が分離不能に一体的に構成されている。
図11に、固定具40を正面側から視た斜視図を示し、図12に、その側面図を示す。これに限定されないが、固定具40は、ポリプロピレンやポリアセタール等の樹脂製である。固定具40は、ベース部41と、ベース部41から後方に延び、エアコンの吹出口の近傍、典型的にはルーバーに固定されるクリップ部42とを有する。本実施形態では、固定具40は、1つの部品としてその全体が分離不能に一体的に構成されている。
図14に、外ケース30の分解斜視図を示す。同図に示すように、外ケース30は、前後に取り外し可能な正面側部材31と背面側部材32とを有する。図15は、正面側部材31を背面側から視た斜視図である。これに限定されないが、外ケース30は、ポリプロピレン等の樹脂製である。本実施形態では、正面側部材31は、1つの部品としてその全体が分離不能に一体的に構成されており、背面側部材32も、1つの部品としてその全体が分離不能に一体的に構成されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は適宜組み合わせることができる。
上記実施形態では、開位置にある外ケース30は、内ケース20の第1排出口24の複数の連通口24a〜24cの全てを開くとともに、第1導入口23の複数の連通口23a〜23cの全てを開くように構成された。しかしながら、開位置にある外ケース30が、内ケース20の第1排出口24の連通口24a〜24cの一部のみを開くとともに、第1導入口23の連通口23a〜23cの一部のみを開くように構成してもよい。例えば、外ケース30において、第2導入口33である連通口33a〜33cの一部を省略し、第2排出口34である連通口34a〜34cの一部を省略することにより、これを実現することができる。
上記実施形態では、内ケース20の背面側部材22に爪部224が形成され、正面側部材21に爪部224が挿入される収容部が形成された。しかしながら、反対に、正面側部材21に爪部を形成し、背面側部材22に収容部を形成してもよい。また、正面側部材21の背面側部材22に対する回転を規制する回転規制部は、上述したような爪部及び収容部を含む構成に限られず、回転軸A1周りの回転方向に互いに引っ掛かり合う要素を有する様々な構成を採用することができる。また、正面側部材21の背面側部材22に対する回転を規制する回転規制部が形成される位置も、上述したものに限られない。例えば、背面側部材22が第1背面部221に加え、第1背面部221の外周部から前方に延びる側面部を有する場合、収容部がこの背面部の内周面に形成され、この収容部に正面側から嵌め込まれる爪部が、正面側部材21に形成されてもよい。
上記実施形態では、凹凸領域C1は、第1背面部221の正面側の面(内面)上に配置されたが、これに限らず、内ケース20の内面上の様々な位置に配置することができる。このとき、凹凸領域C1は、薬剤の液体成分が流れ込み易い位置に配置することが好ましい。
上記実施形態では、凹凸領域C1には、互いに略平行に延びる多数本のリブ(凸部)226が形成された。しかしながら、凹凸領域C1は、薬剤の液体成分を保持するのに適した微細空間が形成される限り、様々な構造に変更することができる。例えば、凹凸領域C1に、上述したリブ226に加え、これらのリブ226に交差する(好ましくは直交する)多数本のリブ(凸部)237をさらに形成してもよい(図17A参照)。この場合、リブ226及び237が格子状に広がり、リブ226及び237に囲まれる正方形状の多数の微細空間が形成される。また、リブ226に代えて又は加えて、多数本の溝(凹部)を形成してもよい。同様に、リブ237に代えて又は加えて、多数本の溝(凹部)を形成してもよい。また、リブ226及び237のように、直線状に凸部を形成するのではなく、例えば、図17Bに示すように、点状に凸部238を配置してもよい。同様に、直線状の溝(凹部)ではなく、点状に凹部を配置してもよい。これらの例でも、薬剤の液体成分を保持可能な微細空間が形成される。
上記実施形態では、固定具40にクリップ部42が設けられ、薬剤揮散器1はクリップ式にルーバー等に固定可能とされた。しかし、薬剤揮散器1の設置方法はこれに限られず、例えば、両面シール等によりルーバー等に固定可能としてもよい。
上記実施形態では、固定具40のフランジ部413に、外周部230の突出壁229に接触するように径方向外側へ突出する突出部419が設けられた。しかし、反対に、図18Aに示すように、外周部230の突出壁229の基面233から、フランジ部413に接触するように突出する突出部234を設けてもよい。この場合、基面233は、フランジ部413の側周面に対面しつつ、当該側周面から間隔を開けて配置される。また、図18Bに示すように、フランジ部413ではなく、胴部411において、外周部230の囲い壁228に接触するように突出する突出部436を設けてもよい。この場合、胴部411は、囲い壁228に対面しつつ、囲い壁228から間隔を開けて配置される基面435を有し、突出部436は、基面435から囲い壁228に向かって突出する。以上は全て例示であり、外周部230及びベース部41の様々な位置に、一方から他方に接触するように延びる突出部を設けることができる。突出部は、胴部411又はフランジ部413に配置することができ、あるいは胴部411又はフランジ部413に接触するように外周部230に配置することができる。このような突出部は、任意の数だけ設けることができる。
上記実施形態では、外ケース30の内壁部313に、複数のスリット314が形成され、これらに順番にロックされる突起251が、内ケース20の内壁部213に設けられた。しかし、反対に、内ケース20側(例えば、内壁部213)に複数のスリットを形成し、外ケース30側(例えば、内壁部313)に、これらのスリットに順番にロックされる突起を設けてもよい。あるいは、内ケース20側(例えば、内壁部213)に複数の突起を形成し、外ケース30側(例えば、内壁部313)に、これらの突起に順番にロックされるスリットを設けてもよい。あるいは、外ケース30側(例えば、内壁部313)に複数の突起を形成し、内ケース20側(例えば、内壁部213)に、これらの突起に順番にロックされるスリットを設けてもよい。
上記実施形態では、第1排出口24は、第1正面部211にのみ形成されたが、これに限らず、例えば、第1側面部212に形成されてもよいし、第1正面部211及び第1側面部212の両方に配置されてもよい。これに代えて又は加えて、第1導入口23は、第1背面部221のみに形成されるのではなく、例えば、第1側面部212に形成されてもよいし、第1背面部221及び第1側面部212の両方に配置されてもよい。また、第1排出口24は複数ではなく1つのみ形成されてもよいし、これに代えて又は加えて、第1導入口23も複数ではなく1つのみ形成されてもよい。なお、これらの変形例の場合、第2排出口34及び第2導入口33の位置及び数も、第1排出口24及び第1導入口23の構成に合わせて適宜変更される。また、上記実施形態では、内ケース20に複数の通気口23及び24が形成されたが、内ケース20の通気口は1つでもよい。例えば、第1背面部221に1つの通気口を形成し、この通気口を介して空気の導入及び排出を行ってもよい。なお、この場合、外ケース30に形成される通気口の位置及び数も、内ケース20の通気口の構成に合わせて適宜変更される。
10 容器
11 容器本体
11a 開口
12 背面シート
20 内ケース(第1ケース)
21 正面側部材
22 背面側部材
23 第1導入口(通気口)
23a〜23c 連通口
24 第1排出口(通気口)
24a〜24c 連通口
211 第1正面部
211a 開口
212 第1側面部
221 第1背面部
226 リブ(凸部)
230 外周部
231 基面
232 突出部
233 基面
234 突出部
237 リブ(凸部)
238 凸部
251 突起(ロック要素)
30 外ケース(第2ケース)
31 正面側部材
32 背面側部材
33 第2導入口(通気口)
33a〜33c 連通口
34 第2排出口(通気口)
34a〜34c 連通口
311 第2正面部
312 第2側面部
314 スリット(ロック要素)
321 第2背面部
40 固定具
41 ベース部
42 クリップ部(固定部)
411 胴部
413 フランジ部
417 押圧部
418 基面
419 突出部
435 基面
436 突出部
A1 回転軸
C1 凹凸領域
Claims (6)
- 空気の吹出口の近傍に設置される薬剤揮散器であって、
薬剤を収容し、前記薬剤が滲出する孔を有する容器と、
通気口が形成され、前記容器を外側から覆うように保持する第1ケースと
を備え、
前記第1ケースの内面は、前記容器から滲出した前記薬剤の液体成分を保持するための多数の微細空間が形成された凹凸領域を有する、
薬剤揮散器。 - 前記第1ケースは、第1正面部と、第1背面部と、前記第1正面部と前記第1背面部との間を前後方向に連結する第1側面部とを有し、
前記第1背面部の内面に、前記凹凸領域が形成されている、
請求項1に記載の薬剤揮散器。 - 前記容器は、背面側に開口を有し、前記薬剤を収容する容器本体と、前記開口を塞ぐように前記容器本体に取り付けられる背面シートとを有し、
前記背面シートが突き破られることにより、前記孔が形成される、
請求項2に記載の薬剤揮散器。 - 前記凹凸領域には、多数の凸部が形成されており、前記凸部間の隙間により、前記微細空間が形成されている、
請求項1から3のいずれかに記載の薬剤揮散器。 - 前記多数の凸部は、互いに略平行に延びる多数本のリブを含む、
請求項4に記載の薬剤揮散器。 - 前記第1ケースを外側から覆うように保持し、前後方向に延びる回転軸周りを前記第1ケースに対し相対的に回転可能に構成される第2ケース
をさらに備え、
前記第2ケースは、前記回転軸周りを前記第1ケースに対し回転することにより、前記第1ケースの前記通気口を閉じる閉位置と、前記第1ケースの前記通気口を開く開位置との間を切り替えられる、
請求項1から5のいずれかに記載の薬剤揮散器。
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EP1561477A1 (en) * | 2004-02-02 | 2005-08-10 | MISAL AREXONS S.p.A. | Vehicle passenger compartment air freshener dispenser |
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JP2017104342A (ja) * | 2015-12-10 | 2017-06-15 | エステー株式会社 | 揮散容器 |
JP2018196581A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | 小林製薬株式会社 | 薬剤揮散体 |
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2018
- 2018-12-28 JP JP2018247616A patent/JP7295639B2/ja active Active
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