JP2020104875A - 取出容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、キャップの取り外しを不要としつつ、容器のデザインの制約を解消することを課題とするものである。
前記ボトルは天板を有し、この天板に内容物の排出口が設けてある。前記キャップは、天板に開口部を有する。
前記取出体は、前記キャップ内に、前記キャップのスライド方向と直角な取付軸によって回動可能に取り付けてあり、前記取出体には、前記キャップのスライドによって取出体が回動するための回動機構が配設してある。
前記取出体の、前記キャップの定位置(「定位置」とはキャップの閉鎖位置を意味する。)における上側に、前記キャップの開口部を塞ぐカバー体が設けてあり、前記キャップのスライド位置(「スライド位置」とはキャップの開口部に取出口が露出した状態を意味する。)における上側に取出口が設けてあり、この取出口から、前記キャップのスライド位置において前記ボトルの排出口に接続する排出路が設けてあり、前記キャップを定位置からスライドさせることにより取出体が回動して取出口が前記キャップの開口部から露出すると共に、前記排出路が排出口に連通し、前記取出口からボトルの内容物を取り出すことができるようにしてある。
キャップが閉鎖位置にあるときは、取出口は横向き状態であり、ボトルの内容物が取り出されることはない。
キャップをスライドさせると、回動機構の作用によって取出体が回動し、取出口がキャップの開口部から露出する。また、取出体の排出路がボトルの排出口に接続されるので、ボトルの内容物を取出口から取り出すことができる。
そして、キャップは横方向にスライドできればよいので、その形状に制約はなく、自由なデザインが可能である。
この発明の取出容器は、内容物を収納するボトル1と、このボトルの上部に横方向へのスライド可能に取り付けられたキャップ2と、キャップ2内に配設された取出体3とで構成してある。
そして、スライド位置、すなわち取出体3が90度回動したときに上向きになる位置に取出口3bが設けてあり、取出口3bの周囲にはキャップ2の開口部2aを塞ぐ閉塞板3cが設けてある。前記取出口3bには内容物の排出路3dが接続してあり、排出路3dの他端は取出体3が90度回動したときに取出体3の下方に突出する管3eとしてあり、この管3eが前記ボトル1の排出口1bに接続するようにしてある。また、定位置における取出体3の上部には、キャップ2の開口部2aを塞ぐカバー体3fが設けてある。
前記クランク4は板体であり、取出体3と一体成形され、上端部はPPヒンジ4aとしてあり、下端部はボトル1の天板1aに設けられた軸受1eに軸支されている。
なお、上端部は取出体3に軸受3gを設けて軸支する構成としてもよく(図4参照)、また板体ではなく、取出体3の両側に棒状の部材を取り付けてもよい。
定位置においては、図1に示すように、ボトル1の排出口1bはキャップ2の弁体2bによって閉塞される。したがって、ボトル1の内容物がボトルから排出されることがなく、ボトルの内容物が湿気るおそれもない。またキャップ2の開口部2aは取出体3のカバー体3fよって塞がれており、キャップ内に異物が入り込むことはない。
取出体3が90度回転すると、キャップ2の開口部2aから取出口3bが露出し、排出路の管3eが前記ボトル1の排出口1bに接続する。したがって、ボトル1の内容物を、排出路3dを経て取出口3bから取り出すことができる。
取出体3の側壁に、取付軸3aと同軸として歯車5aを設けてあり、ボトル1の天板1a上に前記歯車5aと噛み合うラック5bを設けて回動機構を構成している。
ボトル1の排出口1bを上に延ばして取出体3に向けて開口し、取出体3の側壁に排出路の管3eの端部が開口してあり、取出体3が90度回動したときに排出口1bに管3eの端部が接続するようにしてある。また、キャップが定位置にあるときにボトル1の排出口1bを取出体3の側壁が塞ぐようにしてあり、側壁が弁体として機能する。
ボトル1の天板1aにクランク6の一端がピンにより取付けてあり、このクランク6の他端が取出体3の下部にピンにより取付けてある。クランク6の取出体3への取付位置は、キャップ2の定位置においてボトルの天板1aへの取付位置よりもキャップ2のスライド方向とし、キャップ2の定位置において若干の上り傾斜としてある。
前記クランク6は、ピンによる連結ではなく、回転体3と一体としてPPヒンジによる連結とすることもできる。
図中、符号7は内容物(粒状物)の流路を整えるためのリブであり、ボトル2の内側面に手前側と奥側に対向して設けてある。その突出高さは対向するリブ7によって形成される流路の幅が排出口1bの内寸と同等となるようにしてある。
ボトル1の天板1aに2本の柱体8、8aが設けてあり、柱体8の間隙がガイド溝9となっている。他方取出体3取付軸3aの、キャップのスライド方向斜め下方に、凸部10が設けてあり、この凸部10はキャップ2のスライドに伴いガイド溝9を上下移動するようにしてある。
前記ガイド溝9は、2本の柱体ではなく断面コ字状に成型して構成することもできる。
取付軸3aと凸部10を結ぶ線が垂直になった後は、凸部10は溝9内を上方へ移動し、それに伴って取出体3が回動し、キャップ2の開口部2aから取出口3bが露出する。
1a ボトルの天板
1b 排出口
1c 凸条
1d 係止片
1e 軸受
2 キャップ
2a 開口部
2b 弁体
2c 溝
3 取出体
3a 取付軸
3b 取出口
3c 閉塞板
3d 排出路
3e 管
3f カバー体
3g 軸受
4 クランク
5a 歯車
5b ラック
6 クランク
7 リブ
8、8a 柱体
9 ガイド溝
10 凸部
Claims (6)
- ボトルと、このボトルの上部に横方向へのスライド可能に取り付けられたキャップと、キャップ内に回動可能に配設された取出体とで構成され、
前記ボトルは天板を有し、この天板に内容物の排出口が設けられ、
前記キャップは、天板に開口部を有し、
前記取出体は、前記キャップ内に、前記キャップのスライド方向と直角な取付軸によって回動可能に取付けられ、
前記取出体に、前記キャップのスライドによって取出体が回動するための回動機構が取付けられ、
前記取出体の、前記キャップが定位置にあるときにキャップに設けられた開口部を塞ぐカバー体が設けられ、前記キャップのスライド位置における上側に取出口が設けられると共に、この取出口から、前記キャップのスライド位置において前記ボトルの排出口に接続する内容物の排出路が設けられ、
前記キャップを定位置からスライドさせることにより取出体が回動して取出口が前記キャップの開口部から露出すると共に、内容物の排出路が排出口に連通し、前記取出口からボトルの内容物を取り出すことができるようにした、
取出容器。 - 回動機構として、取出体の、キャップのスライド位置側とボトルの上部との間に、キャップのスライドに伴って移動する取付軸と共同してスライダクランクを構成するクランクが配設された、
請求項1に記載の取出容器。 - 回動機構として、取出体に、その取付軸と同軸に歯車を設け、ボトルにこの歯車と噛み合うラックを設けた、
請求項1に記載の取出容器。 - 回動機構として、キャップの定位置における取出体の下部とボトルの上部との間をクランクで連結した、請求項1に記載の取出容器。
- 回動機構として、ボトルの上部に縦方向のガイド溝を設け、取出体の側部にキャップのスライドに伴い前記ガイド溝に沿って上下に移動する凸部を設け、
前記キャップが定位置にあるときには取出体はそのカバー体がキャップの開口部を塞ぐ位置にあり、
キャップがスライド位置にあるときには取出口が露出するようにした、
請求項1に記載の取出容器。 - キャップ又は取出体に、キャップが定位置にあるときにボトルの排出口を閉鎖する弁体が設けられた、請求項1ないし5の何れかに記載の取出容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018244201A JP7213532B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 取出容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018244201A JP7213532B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 取出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020104875A true JP2020104875A (ja) | 2020-07-09 |
JP7213532B2 JP7213532B2 (ja) | 2023-01-27 |
Family
ID=71448006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018244201A Active JP7213532B2 (ja) | 2018-12-27 | 2018-12-27 | 取出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7213532B2 (ja) |
Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPS5130639U (ja) * | 1974-08-22 | 1976-03-05 | ||
JPS5566961U (ja) * | 1978-11-01 | 1980-05-08 | ||
JPS5569062U (ja) * | 1978-11-06 | 1980-05-13 | ||
JPS637660U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-19 | ||
US5356044A (en) * | 1993-09-10 | 1994-10-18 | Polytop Corporation | Tamper evident seal for dispensing closure |
-
2018
- 2018-12-27 JP JP2018244201A patent/JP7213532B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5130639U (ja) * | 1974-08-22 | 1976-03-05 | ||
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JPS637660U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-19 | ||
US5356044A (en) * | 1993-09-10 | 1994-10-18 | Polytop Corporation | Tamper evident seal for dispensing closure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP7213532B2 (ja) | 2023-01-27 |
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