JP2013203407A - 注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ヘッドの押し込みを常に一定にして内容物の定量注出を可能とする注出容器を提案する。
【解決手段】胴体1と、ポンプ6と、このポンプ6を作動させて充填空間内の内容物を注出する操作ヘッド7と、充填容量が減るにしたがい上部へ向けてスライドする中皿12とを備えた注出容器において、前記操作ヘッド7の外側壁の外面に、その周りに沿い間隔をおいて配置される複数の突部13を設け、前記胴体1の上部に、前記操作ヘッド7の外側壁を全域にわたって取り囲む内側壁14aを有し、該胴体1に対して直接もしくは間接的に回動可能に保持される環状体14を配置し、前記環状体14の内側壁14aに、前記突部13に連係し、該操作ヘッド7の周りに沿う前記環状体14の回動にて該突部13を通した前記操作ヘッド7の押し込みと、その初期姿勢への復元動作を一定ストロークのもとに誘導して前記ポンプ6を作動させるガイド15を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作ヘッドを通してそれにつながるポンプを作動させることにより、該操作ヘッドの天板に形成された開孔から内容物を注出する注出容器に関するものである。
操作ヘッドを押し込むことによりポンプを作動させて容器内の内容物を注出するポンプ付きの注出容器としては、比較的粘性の高いペースト状あるいはクリーム状の内容物の注出を可能とした、例えば、特許文献1に開示された構造からなるものが知られている。
特許第3369699号公報
上記文献に開示された注出容器は、具体的には、筒状をなす容器本体と、この容器本体に気密状態を保持して摺動可能に嵌装される可動底板と、該容器本体の上部を塞ぎその中央に液出口が形成された天板部と、容器本体の内部において可動底板と天板部との間に形成され、そこに内容物を収納する収容部と、天板部の液出口の上方に設けられたポンプ室と、天板部の液出口に設けられた第1逆止弁と、天板部の上側に配され、液出口の外側に同心状に起立する内側案内環および外側案内環と、天板部の上方に配され、容器本体の上部のほぼ全体を覆う大きさにして上下に移動可能に設置された操作部材と、該操作部と連動するピストンおよびスプリング等により構成され、天板部と操作部材との間に配置して該操作部を上方に付勢する付勢部材とを具備したものから構成されるものであって、かかる注出容器によれば、操作部材をスムーズに昇降させることができ、また、収容部内の空気を液出口に集めて該空気を全て排気可能であり、さらに、手の平が痛くなることなしに操作部を押すことができる等の利点があるとされていた。
しかし、近年、この種の容器においては、化粧料や整髪料等、内容物の種類によって定量注出を可能とするものが要望されるようになってきているところ、該注出容器は、一回当たりの注出量が、操作ヘッドの押し込み量に応じて変動することから、一度の操作で、一定量の内容物を確実に注出することは困難であり、かかる要望に対処した注出容器の開発が望まれていた。
本発明の課題は、操作ヘッドを備えたポンプ付きの注出容器につき、一回の操作で正確に一定量の内容物を注出することができる定量注出型の注出容器を提案するところにある。
本発明は、内容物の充填空間を区画形成する胴体と、この胴体の上端口部に固定保持されるポンプと、このポンプを作動させて充填空間内の内容物を吸引、加圧、圧縮してその中央部に形成された開孔を通して注出する操作ヘッドと、前記充填空間の底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい該充填空間の上部へ向けてスライドする中皿とを備えた注出容器であって、前記操作ヘッドの外側壁の外面に、その周りに沿い間隔をおいて配置される複数の突部を設け、前記胴体の上部に、前記操作ヘッドの外側壁を全域にわたって取り囲む内側壁を有し、該胴体に対して直接もしくは間接的に回動可能に保持される環状体を配置し、前記環状体の内側壁に、前記突部に連係し、該操作ヘッドの周りに沿う前記環状体の回動にて該突部を通した前記操作ヘッドの押し込みと、その初期姿勢への復元動作を一定ストロークのもとに誘導して前記ポンプを作動させるガイドを形成したことを特徴とする注出容器である。
上記の構成からなる注出容器においては、
1)ガイドを、突部の上端面に接触し、操作ヘッドの周りに沿って上下に向けて周期的に変動しながら周回する波状の摺動端面を備えた無限軌道にて構成すること、
2)ガイドの摺動端面には、突部の側端に当接して、環状体の逆向きの回動を防止する1以上のストッパーを形成すること、さらに、
3)操作ヘッドとして、開孔が最も低いところに位置する湾曲凹状断面をなす天板と、この天板の縁部に一体連結して該操作ヘッドの外側壁を形成する垂下周壁からなるものを適用すること、が本発明の課題解決のための手段として好ましい。
上記の構成からなる本発明の注出容器によれば、操作ヘッドの外側壁の外面に、その周りに沿って間隔をおいて配置される複数の突部を設ける一方、胴体の上部に、操作ヘッドの外側壁を全域にわたって取り囲む内側壁を有し、該胴体に対して直接もしくは間接的に回動可能に保持される環状体を配置する一方、該環状体の内側壁に、該突部に連係し、該操作ヘッドの周りに沿う環状体の回動にて該突部を通して操作ヘッドの押し込みとその初期姿勢への復帰動作を一定ストロークのものに誘導するガイドを形成したため、操作ヘッドの押し込み量を一定にすることが可能となり、該環状体の回動のみで内容物の定量注出を行うことができる。
本発明に係る注出容器によれば、ガイドとして、前記突部の上端面に接触し、前記操作ヘッドの周りに沿って上下に向けて周期的に変動しながら周回する波状の摺動端面を備えた無限軌道を適用することとしたため、構造の複雑化、部品点数を増やすことなしに操作ヘッドの押し込み量を一定にすることができる。
また、上記の構成からなる本発明の注出容器によれば、ガイドの摺動端面に、突部の側端に当接して、環状体の逆向きへの回動を防止するストッパーを設けたため、該環状体の誤った回動操作によって内容物が注出されることがない。
さらに、本発明の注出容器によれば、操作ヘッドを、開孔が最も低いところに位置する湾曲凹状断面をなす天板と、この天板の縁部に一体連結して該操作ヘッドの外側壁を形成する垂下周壁から構成したため、内容物の注出に際して、該内容物が操作ヘッドからこぼれ落ちることがないうえ、該操作ヘッドを一部材で構成することができる。
(a)(b)は、本発明に従う注出容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は右側半分を断面で示した側面図である。 図1に示した注出容器の環状体に設けたガイドの展開図である。 図1に示した注出容器において、操作ヘッドを押し込んだ状態を示した図である。 (a)(b)は本発明に従う注出容器の他の実施の形態を要部について示した図である。 図1に示した注出容器にカバーを適用した例を示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従う注出容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図における符号1は、その内側に内容物の充填空間Mを形成する筒状の胴体である。この胴体1は、上端口部1aを有しており、底部には開放端1bが形成されている。
2は、胴体1の外周壁の上部に一体連結してその周りを取り囲んで下向きに開放された環状溝nを形成する周壁、3は、胴体1の底部に着脱自在に配置される底板である。この底板3は、胴体1の開放端1bを塞ぐディスク状の底板本体3aと、この底板本体3aの縁部において起立し周壁2の下端にフラット面を形成しつつ着脱自在に係合(ねじ、アンダーカット等)する外側周壁3bと、この外側周壁3bの内側で起立して環状溝n内に位置する内側周壁3cから構成されている。
上記内側周壁3cは、環状溝n内で胴体1の外表面を取り囲むように配置されており、その下端内側には、胴体1の下端に設けられた凹部に嵌り込んで該底板3そのものの回動を不能とするリブ3dが設けられている。なお、上記の凹部を内側周壁3cに設け、リブ3dを胴体1に設けることもできる。
また、4は、胴体1の上端口部1aに配置され、充填空間Mを密封状態に保持するための仕切り壁である。この仕切り壁4は、胴体1の上端口部1aを覆う段付きディスク状の本体部分4aと、この本体部分4aの縁部において起立する外側環状体4bと、この外側環状体4bの内側で該外側環状体4bと協働して上向きに開放された環状凹部Pを形成する内側環状体4cから構成されており、その縁部に設けられたフランジ4dが、胴体1の上端口部1aに位置するようになっている。
5は、胴体1の上端口部1aに螺合手段によって着脱自在に装着可能な筒体(ベースカバー)である。この筒体5は、仕切り壁4をフランジ4dにおいて胴体1の上端口部1aに挟持して固定保持する機能を有し、胴体1の上端口部1aを取り囲む同心2重の壁部を有する大径筒部5aと、この大径筒部5aの上部に一体的につながり、仕切り壁4の外側環状体4b取り囲んで該外側環状体4bに回動不能(リブとこのリブに係合する溝部等が適用される)に連係する小径筒部5bから構成されている。なお、小径筒部5bの上端面には、後述する環状体との接触抵抗を低減して該環状体のスムーズな回動を導くための複数個の突起が設けられている。
筒体5の大径筒部5aの内側の壁部には、胴体1の上端口部1aの外周壁に設けられたねじ部5aに係合するねじ部5aが設けられている。
6は、仕切り壁4の中央部に設けられたポンプである。このポンプ6は、内容物の充填空間Mにつながる吸引口6aを有し、該仕切り壁4aに一体連結するシリンダ6bと、このシリンダ6bの内側壁に沿ってスライド可能に配置される環状ピストン(H型断面をなしている)6cと、この環状ピストン6cの内側において挿通され、該環状ピストン6cとともにスライド可能なスライド部材6dと、このスライド部材6dの突端(上端)に一体的につながり、その上端部をシリンダ6bから突出させて内容物の排出経路を形成する中空ステム6eとを備える。
スライド部材6dは、その縁部に、環状ピストン6cの下端部に形成された環状の凹部eに係合可能な環状の係合突起fを有し、最下端に位置する底壁部6dと、この底壁部6dに一体的につながるとともに、該中空ステム6eの内部通路に連通する通路を有する筒状体6dからなり、その筒状体6dの周壁には、シリンダ6b内に吸引された内容物を筒状体6dの通路内へ流通させるための開孔6dが形成されている。
7は、操作ヘッドである。この操作ヘッド7は、内容物を注出する開孔7aが最も低いところに位置する湾曲凹状断面をなす天板7bと、この天板7bの縁部に一体連結して該操作ヘッド7の外側壁を形成する垂下周壁7cとを備えている。開孔7aは、この例では、天板7bの中央部に設けた場合について示したが、その設置位置はとくに限定されない。
操作ヘッド7の下面には、開孔7aを取り囲んでポンプ6の中空ステム6eにアンダーカットの如き係合手段にて液密に連係して上記スライド部材6d、中空ステム6eと協働して内容物の排出経路を形成する同心2重の筒体7dが設けられている。この筒体7dの外側の筒体の先端(下端)は、環状ピストン6cの溝部に入り込む筒体7dが形成されており、この筒体7dとスライド部材6dの係合突起fとの相互間に環状ピストン6cが位置している。そして、環状ピストン6cは、その相互間に形成される隙間の範囲において単独でスライドすることができるようになっている。
また、8は操作ヘッド7と仕切り壁4との間に配置され、該操作ヘッド7を押し込み可能に支持するスプリングの如き弾性部材である。操作ヘッド7は、この弾性部材8で支持されることによって初期姿勢に保持されている。
9は、ポンプ6のシリンダ6bと、仕切り壁4の内側環状体4cとの相互間に形成された凹所に組み込まれた筒状をなす中間部材、10は、操作ヘッド7の下面に設けられ、該中間部材9に連係して該操作ヘッド7をその軸心оに沿ってスライド可能に保持する筒体である。この筒体10には、中間部材9の溝部(あるいはリブ)に係合するリブ(あるいは溝部)が設けられていて、操作ヘッド7の軸心оに沿うスライドを許容するが、その回転を阻止するようになっており、この筒体10によって操作ヘッド7は常に水平に保持され、スムーズなスライドが可能となっている(操作ヘッド7の傾き防止)。
筒体10としては、操作ヘッド7の回転を防止するとともに、水平状態を維持しつつスムーズなスライドを誘導できるものであれば、その形状についてはとくに限定されない。
11は、シリンダ6b内に配置され、内容物の吸引時にのみ開放される逆止弁(3点弁等が適用される)、12は、胴体1の内周壁に沿ってスライド可能に配置され、充填空間Mの底部を形成する中皿である。
中皿12は、内容物の充填容量が減るに従って上部(上端口部1a)に向けてスライドするもの(ポンプ6により内容物が吸引されると充填空間M内は減圧されるため、それに伴って中皿12は上方へ移動する)であって、これにより、内容物を残らず注出することができるようになっている。中皿12としては、底壁を形成する皿本体12aと、この皿本体12aの縁部に一体連結して胴体1の内側壁において摺動する摺動体12bと、該皿本体12aの裏側面にて垂下する筒状の脚部12cにて構成することができるが、中皿12の形状や構造についてはとくに限定されない。
さらに、13は、操作ヘッド7の外側壁を形成する垂下周壁7cの下端部外面に、その周りに沿って等間隔で配置された突部である。この突部13の設置個数は適宜変更することができる。14は、筒体5の小径筒部5bの上端に、回動可能に抜け止め保持される環状体である。この環状体14は、操作ヘッド7の外側壁を全域にわたって取り囲む内側壁14aを有している。
15は、環状体14の内側壁14aに設けられ、突部13に連係するガイドである。このガイド15は、具体的には、例えば、図2にその展開図を示すように、突部13の上端面に接触するとともに、操作ヘッド7の周りに沿って上下に向けて周期的に変動しながら周回する波状の摺動端面15aを備えた無限軌道にて構成される。環状体14を回動させて突部13を無限軌道の摺動端面15aに沿わせて摺動させることにより該突部13の上下の位置が変動し、これに合わせて操作ヘッド7の位置も変動する。摺動端面15aは、波状のものを例として示したが、その形状や傾斜角度は適宜変更することができるものであって、図示のものには限定されない。
無限軌道を形成するガイド15の摺動端面15aには、さらに、一定間隔で突部13の側端に当接して環状体14の逆向きへの回動を防止するストッパー15bが設けられている。
さらに、図1における符号16は、操作ヘッド7の開孔7aに設けられた吐出弁である。この吐出弁16は、該操作ヘッド7の軸心оに沿ってスライド可能に抜け止め保持される弁体、あるいは基部を開孔7a
内に固定し、該基部に連結する上部の皿状部材を弾性変形可能とする弁体等で構成することができる。この弁体16は、操作ヘッド7の押し込みによって内容物が注出されるときにのみ開放(圧力上昇によって開放する)し、該操作ヘッド7の押し込みを解除することによって閉塞するものであって、操作ヘッド7の押し込みによって注出された内容物が中空ステム6eの内部通路へ引き込まれるのを防止する。
上記の構成からなる注出容器において、操作ヘッド7を押し込んだ状態を図3に示す。
上掲図1、2に示した注出容器は、無限軌道を形成するガイド15の摺動端面15aのA部(図2参照)に突部13が位置しているとき、操作ヘッド7は、初期姿勢(上死点に位置する)にあり、該突部13が摺動端面15aのB部に位置しているとき、図3に示すように、操作ヘッド7が最も押し込まれた状態にあり、A部からB部に至るまでの寸法L(図2参照)の摺動にて一定のストロークhを確保する。
ここに、環状体14を、該環状体14の天面に設けられた指標(矢印等)14bに従って回動させ、突部13をガイド15の摺動端面15aに沿ってA部からB部に向けて摺動させると、操作ヘッド7は、突部13を通して押し下げされる。
該操作ヘッド7が押し下げられると、これにつながる中空ステム6e、スライド部材6d、環状ピストン6cは、シリンダ6b内でその底部へ向けて移動し、これに伴いシリンダ6b内の圧力が上昇し、該シリンダ6b内に存在する内容物は、加圧、圧縮されることとなる(ポンプ6の作動、図3参照)。
シリンダ6b内で加圧、圧縮された内容物は、環状ピストン6cとスライド部材6dの係合突起fとの間に形成された隙間、開孔6d、スライド部材6d内の通路、中空ステム6eの内部通路を通って開孔7aから操作ヘッド7の天板7b上へと一定量だけ注出される。
環状体14をさらに回動させると、突部13は、ガイド15の摺動端面15aのA部に位置することとなり、ここで、操作ヘッド7に付加された押圧力は解除され、弾性部材8の付勢力により、該操作ヘッド7は、図1に示すような初期姿勢へと復元する。
このとき、環状ピストン6c、スライド部材6d、中空ステム6eは、操作ヘッド7とともにシリンダ6bの上部へ向けて移動し、これに伴いシリンダ6b内が減圧される。
シリンダ6b内が減圧されると、逆止弁11が開放され、充填空間M内の内容物は吸引口6aを通してシリンダ6b内に吸引される。内容物の吸引は、操作ヘッド7が初期姿勢に復元するまで継続して行われるが、この際、スライド部材6dの係合突起fは、環状ピストン6cの下端部に形成された凹部eに係合(図1(b)参照)し、吸引にかかる内容物が、開孔6dを通してスライド部材6dの通路へ流れ込むことがない。
上述したように、本発明に従う注出容器は、環状体14を例えば指標14bに従って一方向に回動させるだけの簡単な操作で、操作ヘッド7を一定のストロークhで押し込むことができるため、手指を使って操作ヘッド7を直に押圧することなしに内容物の定量注出が可能となる。
環状体14は、この実施の形態では、一部材からなるものを例として示したが、その断面を一部拡大して図4(a)(b)に示すように、ガイド15が形成された内側部材14cと、この内側部材14cを保持する外側部材14dにて構成することもできる。
環状体14を内側部材14cと外側部材14dとで構成するには、図4(a)に示すように、インサート成型や2色成型により相互に一体化を図ってもよいし、図4(b)に示すようにアンダーカット等の係合手段によって機械的に組み合わせるものであってもよく、この点については、とくに限定されない。
環状体14を回動可能に保持する筒体5の小径筒部5bの外側壁には、ねじ部17を設けることができる。そして、図5に示すように、このねじ部17に係合可能とするカバー18を設けることで、操作ヘッド7の不用意な押し込みを防止するとともに、操作ヘッド7の天板7bへのごみ、塵の付着を回避することが可能となる。なお、前記カバー18は、アンダーカット等の係合手段を採用してもよい。
操作ヘッドの押し込み量を常に一定にして内容物の定量注出を可能とした注出容器が提供できる。
1 胴体
1a 上端口部
1b 開放端
2 周壁
3 底板
3a 底板本体
3b 外側周壁
3c 内側周壁
4 仕切り壁
5 筒体
5a 大径筒部
5b 小径筒部
6 ポンプ
6a 吸引口
6b シリンダ
6c 環状ピストン
6d スライド部材
6e 中空ステム
7 操作ヘッド
7a 開孔
7b 天板
7c 垂下周壁
7d 筒体
8 弾性部材
9 中間部材
10 筒体
11 逆止弁
12 中皿
12a 中皿本体
12b 摺動体
12c 脚部
13 突部
14 環状体
14a 内側壁
14b 指標
15 ガイド
15a 摺動端面
16 弁体
17 ねじ部
18 カバー
n 環状溝部
M 充填空間
о 軸心

Claims (4)

  1. 内容物の充填空間を区画形成する胴体と、この胴体の上端口部に固定保持されるポンプと、このポンプを作動させて充填空間内の内容物を吸引、加圧、圧縮してその中央部に形成された開孔を通して注出する操作ヘッドと、前記充填空間の底壁を形成するとともに内容物の充填容量が減るにしたがい該充填空間の上部へ向けてスライドする中皿とを備えた注出容器であって、
    前記操作ヘッドの外側壁の外面に、その周りに沿い間隔をおいて配置される複数の突部を設け、
    前記胴体の上部に、前記操作ヘッドの外側壁を全域にわたって取り囲む内側壁を有し、該胴体に対して直接もしくは間接的に回動可能に保持される環状体を配置し、
    前記環状体の内側壁に、前記突部に連係し、該操作ヘッドの周りに沿う前記環状体の回動にて該突部を通した前記操作ヘッドの押し込みと、その初期姿勢への復元動作を一定ストロークのもとに誘導して前記ポンプを作動させるガイドを形成したことを特徴とする注出容器。
  2. 前記ガイドが、前記突部の上端面に接触するとともに、前記操作ヘッドの周りに沿って上下に向けて周期的に変動しながら周回する波状の摺動端面を備えた無限軌道からなることを特徴とする請求項1記載の注出容器。
  3. 前記ガイドの摺動端面は、前記突部の側端に当接して、前記環状体の逆向きの回動を防止する1以上のストッパーを有することを特徴とする請求項2記載の注出容器。
  4. 前記操作ヘッドは、前記開孔が最も低いところに位置する湾曲凹状断面をなす天板と、この天板の縁部に一体連結して該操作ヘッドの外側壁を形成する垂下周壁からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載した注出容器。
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