JP6257966B2 - 振り出し容器 - Google Patents

振り出し容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6257966B2
JP6257966B2 JP2013185480A JP2013185480A JP6257966B2 JP 6257966 B2 JP6257966 B2 JP 6257966B2 JP 2013185480 A JP2013185480 A JP 2013185480A JP 2013185480 A JP2013185480 A JP 2013185480A JP 6257966 B2 JP6257966 B2 JP 6257966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
top plate
cap
closing member
cap body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013185480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015051795A (ja
Inventor
野口 裕雄
野口  裕雄
奈三江 馬場
奈三江 馬場
英二 三浦
英二 三浦
宏治 加藤
宏治 加藤
智彦 横石
智彦 横石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lotte Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Lotte Co Ltd
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lotte Co Ltd, Toppan Inc filed Critical Lotte Co Ltd
Priority to JP2013185480A priority Critical patent/JP6257966B2/ja
Publication of JP2015051795A publication Critical patent/JP2015051795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6257966B2 publication Critical patent/JP6257966B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、粒菓子などの粒状物を収納して片手で手持ちできる携帯可能な大きさの振り出し容器に関するものである。
従来からこの種の振り出し容器は、粒状物を収納する容器本体を縦長にしてその本体胴部の平断面形状を片手で握り持ちし易い平断面形状とし、その容器本体の開放された上部に開閉できる振り出し口があるキャップを装着し、振り出し口を開きながらキャップを容器本体より下にした容器姿勢にして振り出し口から粒状物を振り出しできるようにしていて、振り出し口の開閉を指先の操作で行なう構造を備えた振り出し容器が提案されている。
例えば、特許文献1に示されているように、キャップの天部下面から下垂した壁に沿って押し下げ操作する釦部材に、キャップの天部に位置する振り出し口を開閉する蓋を連接部材を介して連接し、板ばね部材で上方に付勢されている前記釦部材を押し下げることで蓋が開く方向に回動しながらキャップ内に引き込んで振り出し口が開くようにしたものがある。
また、特許文献2においても、同様にキャップの天部下面から下垂した壁に沿って釦部材を押し下げ操作できるようにし、その釦部材に、キャップの側壁で開口の振り出し口を開閉するシャッター部材を連接して、板ばね部材で上方に付勢されている釦部材を押し下げることでシャッター部材が下がって振り出し口が開くようにした振り出し容器が提案されている。
上述した従来の振り出し容器のキャップでは、押し下げする釦部材にその釦部材を常時上方(振り出し口が閉鎖される動作が行なわれる方向)に上記板ばね部材がヒンジを介して連接され、さらにその板ばね部材の他方がキャップ本体に連結していて、振り出し口等の開口部分のあるキャップ本体と、振り出し口を開閉する蓋やシャッターなどの部材と前記板ばね部材とが一体にして合成樹脂材にて成形され、釦部材と蓋、シャッターなどの部材とが一体となった部材をキャップ本体の内部に配置するときに板ばね部材を屈曲させ、その板ばね部材が反発する力を、振り出し口閉鎖動作に利用するものであった。
また、特許文献3にあっては公報掲載の図4として、振り出し口を開閉する開閉部材に上記板ばね部材が一体に連結されているものではないが、屈曲した板ばね部材によって開閉部材が振り出し口閉鎖方向に付勢する構成が示されている。
この特許文献3に示された振り出し容器においては、キャップは、縦断面形状を上方に凸の円弧状にした天面板の一方の下り面側に振り出し口を配し、他方の下り面側に操作口を配したキャップ本体と、前記キャップ本体の天面板の凹面状の下面に対応して配置され、縦断面形状を上方に凸の円弧状にした上板部を有してそのキャップ本体の前記天面板の長手方向に沿って移動できる開閉部材と、キャップ本体の前記操作口がある下り面側の壁部下部にヒンジを介して板ばね部材を連接している。
そして、上記板ばね部材を反発力が生じるように湾曲させながら開閉部材の下面に設けた係止部分にその板ばね部材の他端を挿入して、開閉部材に振り出し口閉鎖方向へ移動するように常時付勢力を付与している。さらに、開閉部材の上板部には、操作口から外方に突出する操作凸部が設けられており、開閉部材が振り出し口閉鎖方向に移動してその振り出し口を全閉している時点で、前記操作凸部が操作口でのキャップ頂部側の開口縁に当接して開閉部材が振り出し口を閉じている状態から先に移動しないように位置規制し、また、板ばね部材の付勢力に抗して操作凸部を引き下ろすことで、前記振り出し口閉鎖方向とは反対方向へ開閉部材が移動して振り出し口が開放されるようにしたものであった。
特許第3522224号公報 特開2011−178424号公報 特開2000−062863号公報(図4)
ところで振り出し容器から粒状物を排出する場合には、上述したように振り出し口を開けた状態にし、容器本体が上でキャップが下になるようにして容器を傾けて、下方に向いた振り出し口から粒状物を出す操作をする。そして、天面板が円弧状で振り出し口と操作口とが設けられている上記キャップを備えた振り出し容器では、開閉部材の操作凸部を振り出し口開放方向に移動させる操作を行なうときには、その操作凸部を操作する指先が動く方向と、振り出し口を閉じていた開閉部材が開く方向に移動する方向とが同じであるため、指先で直接的に振り出し口を開く感覚となり、振り出し口を目視しなくとも振り出し口の開き具合を把握し易く操作性が良好であるという利点があった。
しかしながら、上記振り出し容器では、キャップ本体の形状が上方に凸の形状となっていることからその内部には上方に凸になった空間が広がっており、振り出しの際に上述したキャップ本体が下となる容器姿勢とすると、容器本体側から多くの粒状物がまとまってキャップ本体の天面板側に向けて移動して振り出し口側を含むキャップ本体の内部全体を埋めて振り出し口近傍で詰まりが発生し易い。そのため振り出し口が開いているにもかかわらず粒状物が振り出し口から出難くなるという不具合があった。
これは、図6に示すようにキャップ本体aが下となるように傾けたときに、キャップ本体aの天面板b側に向かう粒状物cがその移動方向に対して直交する方向にズレを伴ないながら移動して、振り出し口d側を含む天面板bの下面側に集合しており、その集合状態は、前記ズレによって粒状物cの隙間が少なくなって粒状物cの集積度合いが幾分高まっている。そして、開いた振り出し口に最も近い位置にあった粒状物が容器の外に排出された後に空間が生じると、その空間に向けて、振り出し口に近いキャップ本体の側面板側で集積した状態で並んでいた粒状物のまとまりが移動するとともに、天面板の下面側で集積していた粒状物のまとまりが下りてきて、複数方向から振り出し口へズレるように動いた粒状物同士が当接し合うことでその粒状物の集積度合いを高めてしまい、その結果、振り出し口周りで詰まりを生じさせてしまうものであった。
勿論、キャップ本体の天面板の下には開閉部材が位置しているが、その開閉部材もキャップ本体と同様に内部が上方に凸の空間となってその空間がキャップ本体の内部の空間と連続しているため、上記振り出し時には天面板に向けてまとまって移動してきた粒状物はこの開閉部材の内部に位置してもそのまとまった状態は崩れず、上述したようにその状態で振り出し口に向けてずれ込むため、キャップ本体の側面板側からの粒状物とで振り出し口周りで詰まりを生じさせていた。
そこで本発明は上記事情に鑑み、天面板を縦断面円弧状として一方の下り面に振り出し口を設け、他方の下り面に操作口を設けて、天面板の下部にその天面板に沿って移動可能に配した開閉部材が、該開閉部材から操作口を通して表出する操作凸部の操作によって振り出し口を開閉するキャップを備えた振り出し容器において、振り出しに際して振り出し口周りで粒状物が詰まり難くなるようにすることを課題とし、良好に粒状物を振り出し口から排出させることができる振り出し容器を提供することを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、粒状物を収納する容器本体(2)の上部にキャップ(3)を取り付けていて、
前記キャップ(3)は、
周囲四方の面が対の広面の側面板(5)とこの広面の側面板(5)の側端部に位置する対の狭幅の側面板(6)とで形成されていて、前記広面の側面板(5)の上端部に連続している天面板(7)が縦断面形状を上方に凸の円弧状とされ、一方の下り面側に振り出し口(8)が設けられ、対向する他方の下り面側に操作口(9)が設けられているキャップ本体(10)と、
前記天面板(7)の凹面状の下面に沿って移動して前記振り出し口(8)を開閉し、前記操作口(9)からキャップ外方に向けて操作凸部(11)を突出させて操作口(9)をキャップ内方から覆う開閉部材(12)と、
前記開閉部材(12)を天面板(7)の前記下面に沿って振り出し口閉鎖方向に移動するように付勢する板ばね部材(13)とを備え、
前記キャップ本体(10)の内部の下方部分が開放されていて、このキャップ本体(10)の内部の下方部分が前記容器本体(2)の粒状物を収納する空間部分と連続しており、
前記キャップ本体(10)の前記内部に、前記開閉部材(12)と板ばね部材(13)とが配置され、
前記板ばね部材(13)の付勢力に抗した操作凸部(11)による前記振り出し口閉鎖方向とは反対方向への開閉部材移動操作で振り出し口(8)が開放されて、容器本体(2)に収納の前記粒状物が、前記キャップ(3)を容器本体(2)より下にした容器姿勢にして前記開放された振り出し口(8)から振り出し可能とされる振り出し容器(1)において、
前記キャップ本体(10)の前記側面板(5)の内面それぞれには、上縁形状を円弧としたガイド(19)が一体にして設けられていて、
前記ガイド(19)は、前記振り出し時に容器本体(2)側からキャップ本体(10)の内部の前記下方部分を経て天面板(7)側へ移動する粒状物が通るキャップ本体(10)内の粒状物通過空間(21)を、前記天面板(7)側に近付くに従い漸次狭めて、前記粒状物通過空間(21)を通る粒状物の移動方向を天面板(7)の長手方向に沿う天面板中心線位置側に向けるものであり、
前記開閉部材(12)は、前記天面板(7)の下面の形状に応じて縦断面形状を上方に凸の円弧状にして上面に前記操作凸部(11)を配している上板部(14)と、この上板部(14)の両側辺に連続していて、下端中央がガイド(19)の前記円弧の部分に摺接する対の側板部(16)とからなり、上下を反転して内部の空間を前記キャップ本体(10)の内部の空間に対して開放している略舟形状に形成されていて、
前記開閉部材(12)の内部の空間には、前記上板部(14)下面での上板部頂部部分を間にして天面板中心線位置に沿った方向に離間した対の障壁(17)が一体に設けられ、前記対の障壁(17)の間の空間(23)が、前記ガイド(19)によって狭められた粒状物通過空間(21)に連続していて、
前記振り出し時に粒状物通過空間(21)を経て上板部(14)の下面に達する粒状物を保持可能な保持部(24)が、障壁(17)の間の前記空間(23)から形成され
前記開閉部材(12)が振り出し口開放方向に移動したときに振り出し口(8)が開かれ、開閉部材(12)とともに前記保持部(24)が、振り出し口(8)とは反対側に離れることを特徴とする振り出し容器を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
また、本発明において、記開閉部材(12)が、天面板(7)と前記ガイド(19)とに移動可能に支持されているものとすることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明において、上記キャップ(3)は、上記キャップ本体(10)と、キャップ本体(10)に一方の端部がヒンジを介して連接されている上記板ばね部材(13)と、板ばね部材(13)の他方の端部にヒンジを介して連接され、前記板ばね部材(13)を湾曲させた状態での前記キャップ本体(10)の天面板(7)の下面側への配置により板ばね部材(13)からの天面板(7)の内面に沿った振り出し口閉鎖方向への付勢力を受ける開閉部材(12)とが、合成樹脂材により一体に形成されているものとすることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、キャップが下となる振り出し時にキャップの天面板側に集まった粒状物の一部分を開閉部材の障壁の間で保持することができるようにしているので、振り出し口周りで粒状物の排出で生じた空間に開閉部材の内部側からのまとまった複数の粒状物のズレ落ちを抑えるようになり、その振り出し口周りでの粒状物の集積度合いが高まらないようにして詰まりのないスムーズな排出を行なわせることができる。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、キャップの天面板に向けて移動する粒状物の並びを整えるガイドが開閉部材を支える機能も兼ねることから、キャップ内の構造がシンプルなものとなり、合成樹脂材にてキャップを成形する場合での樹脂量を削減する上で効果的なものとなる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、キャップ本体と板ばね部材と開閉部材とが合成樹脂材により一体に成形されてなるものとすることで成形コストを引き下げることが可能となる。
本発明に係る振り出し容器の一例を斜視状態で示す説明図である。 同じく一例を示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は操作口が位置する側から見た状態を示す説明図、(ハ)はキャップ本体の一方の側面板側から見た状態を示す説明図、(ニ)は振り出し口が位置する側から見た状態を示す説明図、(ホ)キャップ本体の他方の側面板側から見た状態を示す説明図である。 図2(イ)A−A線に沿った断面を示す説明図である。 図3B−B線に沿った断面を一部拡大して示す説明図である。 一例での振り出しを示す説明図である。 従来例での振り出しを示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図5に示す実施の例に基づいて詳細に説明する。図中1は振り出し容器で、該振り出し容器1は粒状物を収納する縦長の容器本体2とこの容器本体2の上部に取り付けられているキャップ3とからなるものである。前記キャップ3にあっては、図1と図2に示されているように平断面形状を略長方形とした容器本体2の胴部形状と連続するように対の広幅の側面板5とこの側面板5の側端部に連続するようにして位置する対の狭幅の側面板6とで周囲四方の面が形成され、さらに前記広幅の側面板5の上端部に連続するようにして縦断面形状を円弧状とした天面板7が形成されている。
(キャップ)
上記キャップ3は、三部材を合成樹脂材にて一体にして成形してなるものであって、上記天面板7の頂部部分から一方の下り面側に振り出し口8を設けるとともに対向する他方の下り面側に操作口9を設けて、上記一対の広幅の側面板5と一対の狭幅の側面板6を四方周面部分として有し、内部の下方部分が開放され、この下方部分が容器本体2の粒状物を収納する空間部分と連続するキャップ本体10と、振り出し口8を開閉するとともに、振り出し口開閉操作を行なうための操作凸部11を操作口9から容器外方に向けて突出するようにして有した開閉部材12と、板ばね部材13とからなるものである(図3)。
(板ばね部材)
そして、上記板ばね部材13は、一方の端部が前記キャップ本体10の一つの狭幅の側面板(操作口側の側面板)にヒンジを介して連接され、他方の端部が開閉部材12の操作凸部11がある側の端部にヒンジを介して連接されていて、この板ばね部材13を曲げながら開閉部材12をキャップ本体10の天面板7の下面に配することで、その板ばね部材13の作用(反発力)により開閉部材12を常時振り出し口閉鎖方向に移動するように付勢する。
(開閉部材)
上記開閉部材12は、キャップ本体10の上記天面板7の凹面状とされた下面に沿って移動することができるように、天面板7の下面の形状に応じて前記天面板7と同様に縦断面形状を上方に凸の円弧状にした上板部14と、この上板部14の両側辺から下垂した板部であって、それぞれの下辺中央に上方に凸の円弧状の形状を呈するガイド受け15を有する側板部16とからなるものであり、上下を反転させた略舟形状に形成されており、図示されているようにこの開閉部材12の内部の空間がキャップ本体10の内部の空間に対して開放されている。さらに前記上板部14の下面には、その上板部14の頂部部分を間にして上板部14の長手方向(キャップ本体の天面板7の長手方向)に離間した対の障壁17が一体に設けられている(図3、図4)。
そして、開閉部材12を、板ばね部材13を曲げて反発力を生じさせながらキャップ本体10の天面板下に組み入れることで、前記上板部14での板ばね部材13が連結されている部分とは反対側の部分が振り出し口8を開閉する部分となり、また、板ばね部材13が連結されている部分の下り面側に上記操作凸部11が設けられていて、この操作凸部11が操作口9から容器外に向けて突出配置されるようにしており、板ばね部材13の反発力で開閉部材12が天面板7の長手方向にして振り出し口8側に常時押されるように付勢されてその振り出し口8を全閉した時点で操作凸部11の近傍に設けたストッパー18が操作口9でのキャップ頂部側の縁に当接して開閉部材12がそれ以上振り出し口閉鎖方向に移動しないように位置決めされる。また、板ばね部材13の付勢力に抗しながら操作凸部11を振り出し口開放方向に引き下ろして操作口9での側面板6側の縁に当接させることで、振り出し口8を全開にして開閉部材12が位置決めできる。
(ガイド)
振り出し口8の開閉操作に際して上記開閉部材12をキャップ本体10の天面板7の下面に沿って移動させ、その移動が、天面板形状の円弧を一部として想定できる円の中央を中心として旋回する動きとなるようにした工夫が設けられている。即ち、キャップ本体10の上記広幅の側面板5の内面それぞれに、前記円の中央を中心として想定できる円の一部となる円弧を上縁形状とするガイド19が、開閉部材12のガイド受け15に対応する位置にして設けられており、開閉部材12の上板部14が天面板7の下面と摺接するとともに、開閉部材12の側板部16の下端中央に位置する前記ガイド受け15が円弧状とされ、このガイド受け15がガイド19の前記円弧の部分に摺接可能とされており、開閉部材12がこのガイド19と天面板7とに移動可能に支持されている(図3、図4、図5)。
(ガイドの斜面)
さらにガイド19それぞれには、図4での断面で示されているようにキャップ本体10の側面板5での上記円の中央側となる部分から上記ガイド受け15が乗る部分にかけて斜面20が設けられている。このようにガイド19それぞれに前記斜面20を設けていて、粒状物を排出するために容器姿勢において容器本体2を上にしキャップ3を下になるように傾けたときに、即ち、粒状物を振り出すときに天面板7側へ移動する粒状物が通るキャップ本体内での粒状物通過空間21を天面板7側に近付くに従い漸次狭めている。
そして、上記粒状物通過空間21が天面板7側に近付くに従い、その粒状物通過空間21を通る粒状物の移動方向を天面板7の長手方向に沿う天面板中心線位置22側に向けるように設けられており、振り出しした際に移動方向に対して直交する方向にズレを持った状態でこの粒状物通過空間21に粒状物が差し掛かっても、粒状物の並びがある程度整列されるようになり、粒状物の集積が緩和された状態で天面板7側に粒状物が移動することとなる。
(開閉部材の障壁)
上記開閉部材12の下面には上述したように対の障壁17が天面板中心線位置22に沿った方向(上板部長手方向)に離間した状態で設けられており、この障壁17は開閉部材12の側板部16の間に亘って位置し、開閉部材12の強度を高める働きを有する。さらに、この離間配置された対の障壁17の間の空間2は、上記粒状物通過空間21と連続しており、振り出し時に粒状物通過空間21を経て或る程度整列された状態での粒状物の一部がこの空間23へと入り込み、開閉部材12の下面に達するようになる。
図5に示すように開閉部材12が振り出し口開放方向(振り出し口とは反対側)に移動して振り出し口8が開かれ、開閉部材12とともに空間23が振り出し口開放方向に移動して、空間23が振り出し口8とは反対側に離れて、粒状物が振り出された時に記空間23へと粒状物の数個が入り込めば、空間23自体がその粒状物を保持して直ぐには振り出し口8側へ移動させないように規制する保持部24としての役割を果たすこととなり、これによって振り出し口8周りでの粒状物による集積度合いがさらに緩和され、詰まりを生じさせることなしにスムーズに粒状物の排出が行なえるものとなる(図5)。このように離間した対の障壁17はその間に前記保持部24を形成するとともに、開閉部材12を補強するものであり、この開閉部材12は極めて有益な構造を備えているものである。なお、図において矢印は粒状物の動きを概略的に示すものである。
なお、本発明の振り出し容器に収納される粒状物としては、例えばチューインガム、キャンディ、錠菓、チョコレート、焼き菓子、米菓などに糖衣を施した球状の菓子、また、糖衣を施していないチューインガムやキャンディ、錠菓、米菓などの球状の菓子、更には球状のカプセル剤や錠剤、サプリメントなどが挙げられる。また、玩具向けの球状の弾丸やガラス玉なども挙げられる。
また、ガイド19の斜面20は、天面板7に近い側の一部分については、狭幅の側面板6に近い側の斜面20と比較して緩やかな斜面となるように設計しても良い。このことにより、粒状物を保持部24内によりスムーズに入り込ませることが可能となる。
1…振り出し容器
3…キャップ
5…広幅の側面板
7…天面板
8…振り出し口
9…操作口
10…キャップ本体
11…操作凸部
12…開閉部材
13…板ばね部材
14…上板部
15…ガイド受け
17…障壁
19…ガイド
20…斜面
21…粒状物通過空間
23…障壁の間の空間
24…保持部

Claims (3)

  1. 粒状物を収納する容器本体(2)の上部にキャップ(3)を取り付けていて、
    前記キャップ(3)は、
    周囲四方の面が対の広面の側面板(5)とこの広面の側面板(5)の側端部に位置する対の狭幅の側面板(6)とで形成されていて、前記広面の側面板(5)の上端部に連続している天面板(7)が縦断面形状を上方に凸の円弧状とされ、一方の下り面側に振り出し口(8)が設けられ、対向する他方の下り面側に操作口(9)が設けられているキャップ本体(10)と、
    前記天面板(7)の凹面状の下面に沿って移動して前記振り出し口(8)を開閉し、前記操作口(9)からキャップ外方に向けて操作凸部(11)を突出させて操作口(9)をキャップ内方から覆う開閉部材(12)と、
    前記開閉部材(12)を天面板(7)の前記下面に沿って振り出し口閉鎖方向に移動するように付勢する板ばね部材(13)とを備え、
    前記キャップ本体(10)の内部の下方部分が開放されていて、このキャップ本体(10)の内部の下方部分が前記容器本体(2)の粒状物を収納する空間部分と連続しており、
    前記キャップ本体(10)の前記内部に、前記開閉部材(12)と板ばね部材(13)とが配置され、
    前記板ばね部材(13)の付勢力に抗した操作凸部(11)による前記振り出し口閉鎖方向とは反対方向への開閉部材移動操作で振り出し口(8)が開放されて、容器本体(2)に収納の前記粒状物が、前記キャップ(3)を容器本体(2)より下にした容器姿勢にして前記開放された振り出し口(8)から振り出し可能とされる振り出し容器(1)において、
    前記キャップ本体(10)の前記側面板(5)の内面それぞれには、上縁形状を円弧としたガイド(19)が一体にして設けられていて、
    前記ガイド(19)は、前記振り出し時に容器本体(2)側からキャップ本体(10)の内部の前記下方部分を経て天面板(7)側へ移動する粒状物が通るキャップ本体(10)内の粒状物通過空間(21)を、前記天面板(7)側に近付くに従い漸次狭めて、前記粒状物通過空間(21)を通る粒状物の移動方向を天面板(7)の長手方向に沿う天面板中心線位置側に向けるものであり、
    前記開閉部材(12)は、前記天面板(7)の下面の形状に応じて縦断面形状を上方に凸の円弧状にして上面に前記操作凸部(11)を配している上板部(14)と、この上板部(14)の両側辺に連続していて、下端中央がガイド(19)の前記円弧の部分に摺接する対の側板部(16)とからなり、上下を反転して内部の空間を前記キャップ本体(10)の内部の空間に対して開放している略舟形状に形成されていて、
    前記開閉部材(12)の内部の空間には、前記上板部(14)下面での上板部頂部部分を間にして天面板中心線位置に沿った方向に離間した対の障壁(17)が一体に設けられ、前記対の障壁(17)の間の空間(23)が、前記ガイド(19)によって狭められた粒状物通過空間(21)に連続していて、
    前記振り出し時に粒状物通過空間(21)を経て上板部(14)の下面に達する粒状物を保持可能な保持部(24)が、障壁(17)の間の前記空間(23)から形成され
    前記開閉部材(12)が振り出し口開放方向に移動したときに振り出し口(8)が開かれ、開閉部材(12)とともに前記保持部(24)が、振り出し口(8)とは反対側に離れることを特徴とする振り出し容器。
  2. 記開閉部材(12)が、天面板(7)と前記ガイド(19)とに移動可能に支持されている請求項1に記載の振り出し容器。
  3. 上記キャップ(3)は、上記キャップ本体(10)と、キャップ本体(10)に一方の端部がヒンジを介して連接されている上記板ばね部材(13)と、板ばね部材(13)の他方の端部にヒンジを介して連接され、前記板ばね部材(13)を湾曲させた状態での前記キャップ本体(10)の天面板(7)の下面側への配置により板ばね部材(13)からの天面板(7)の内面に沿った振り出し口閉鎖方向への付勢力を受ける開閉部材(12)とが、合成樹脂材により一体に形成されているものである請求項1または2に記載の振り出し容器。
JP2013185480A 2013-09-06 2013-09-06 振り出し容器 Active JP6257966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185480A JP6257966B2 (ja) 2013-09-06 2013-09-06 振り出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185480A JP6257966B2 (ja) 2013-09-06 2013-09-06 振り出し容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015051795A JP2015051795A (ja) 2015-03-19
JP6257966B2 true JP6257966B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=52701140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013185480A Active JP6257966B2 (ja) 2013-09-06 2013-09-06 振り出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6257966B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618572U (ja) * 1984-06-19 1986-01-18 東京ライト工業株式会社 錠剤等用容器
JPH0315386U (ja) * 1989-06-26 1991-02-15
JP2000062863A (ja) * 1998-08-21 2000-02-29 Toppan Printing Co Ltd 振り出し容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015051795A (ja) 2015-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200087034A1 (en) Fitment and container for powdered products, especially powdered products prone to clumping behavior
KR20080011399A (ko) 알약 분배기
US7360669B2 (en) Dispenser for spherical articles
KR20120135266A (ko) 어린이 안전 벌크 용량 분배 유닛
KR20210036339A (ko) 가정용 박엽지 수납 용기
JP6257966B2 (ja) 振り出し容器
JP2009534266A (ja) ボトルの首部または容器の注ぎ口のためのスライド開口を有するプラスチック閉塞体
EP2966001B1 (en) Container cover with pour spout and spoon
JP5041594B2 (ja) タバコ伸縮制御可能なタバコオート収納ケース
JP4830530B2 (ja) 顆粒吐出容器
JP5620306B2 (ja) 粒状物収納容器
US20060049202A1 (en) Tablet dispenser
JP4937790B2 (ja) 錠剤ケース
JP6808273B2 (ja) 定量錠剤容器
JP7063523B2 (ja) 振り出し容器
JP2003292069A (ja) 錠剤状固形物振出し容器
JP6423335B2 (ja) 包装用枠及び開蓋規制機能付き振出容器
JP4784964B2 (ja) 錠剤容器
US823381A (en) Container-top.
KR200481151Y1 (ko) 껌 수납용기
US10765935B2 (en) Tile dispensers and methods of dispensing tiles
JP7213532B2 (ja) 取出容器
JP6725681B2 (ja) 錠剤用ディスペンサ
US9862534B2 (en) Dispenser and method for dispensing prismatic tablets
NL1026179C2 (nl) Tabletten dispenser.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6257966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250