JP2020102808A - 重複アドレス検出装置、重複アドレス検出方法、および重複アドレス検出システム、ならびに中央監視装置 - Google Patents
重複アドレス検出装置、重複アドレス検出方法、および重複アドレス検出システム、ならびに中央監視装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ネットワーク上の重複するIPアドレスをより簡易に検出することができる重複アドレス検出技術を提供することを目的とする。【解決手段】重複アドレス検出装置1は、IPネットワークNW上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3を検索するように構成された検索部13と、IPアドレスが割り当てられている複数のコントローラ3が検索部13により抽出されたか否かを判定するように構成された判定部14と、判定部14による判定結果を表示装置108に表示させるように構成された表示部17とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、重複アドレス検出装置、重複アドレス検出方法、および重複アドレス検出システム、ならびに中央監視装置に関し、特にIPネットワーク上におけるIPアドレスの重複を検出する技術に関する。
近年、BACnet(登録商標、以下同じ。)通信などのオープンプロトコルを用いたオープンシステムが広がり、様々な機器が組み合わされた中央監視システムが利用されるようになっている。例えば、ビルディングオートメーションシステムでは、熱源や空調機のコントローラがBACnet通信に対応し、これらの機器によってひとつの大きなIPネットワークを構成するようになっている。
例えば、10〜20階の小中規模のビルでは、100台クラスのコントローラによるIPネットワーク規模となる。50階以上の大規模ビルでは、500台クラスのIPネットワークとなる。さらに、複数のビルをまとめて管理するエリア管理、空港やショッピングモールなどの多棟管理となると、さらに多数のコントローラによって大規模なIPネットワークが構成されることになる。
このような大規模なIPネットワークでは、コントローラのIPアドレスを適切に管理することが必要となる。例えば、特許文献1は、IPアドレスを生成し、生成したIPアドレスがIPネットワーク上の他のIPアドレスと重複しないことを確認してからそのIPアドレスをコントローラに割り当てる技術を開示している。
従来の技術では、コントローラのIPアドレスは、ソフトウェアによってそのコントローラの不揮発性メモリに割り当てられることがある。このようにIPアドレスをソフトウェアによって割り当てる処理においても人手による作業が必要となる。そのため、ヒューマンエラーに起因したIPアドレスの設定間違いは避けられず、異なるコントローラ間でのIPアドレスの重複は起こり得るものとして考慮すべき事象になっている。
例えば、機械室でエンジニアリングツールとコントローラとを一対一で直結して、データファイルを書き込むのであれば、この時点でIPアドレスの設定の間違いを発見できる可能性はある。しかし、最近では中央監視室からデータファイルを書き込むことが多いため、そのような場合にIPアドレスの設定の間違いに気づくことは困難である。
実際に、中央監視室において設定したコントローラのIPアドレスの設定間違いに気づくのは、コントローラのI/Oと中央監視装置の画面での対向チェックが行われる時点になると想定される。しかし、例えば、500台を超えるコントローラで構成されるIPネットワークで、どのコントローラのIPアドレスが重複しているのかを特定するには、ネットワークの専門家による作業が必要で、調査にも時間がかかるため、現場の負担が増大し、コスト増を招くことになる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ネットワーク上の重複するIPアドレスをより簡易に検出することができる重複アドレス検出技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る重複アドレス検出装置は、ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索するように構成された検索部と、前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が前記検索部により抽出されたか否かを判定するように構成された判定部と、前記判定部による判定結果を表示装置に表示させるように構成された表示部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る重複アドレス検出装置において、前記ネットワークに接続されている機器とのデータの送受信を行うように構成された送受信部をさらに備え、前記検索部は、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して機器に固有の第1識別情報を問い合わせるリクエストを生成し、前記送受信部は、前記ネットワーク上の機器に前記リクエストを送信するとともに、前記IPアドレスが割り当てられている機器から前記第1識別情報を受信し、前記判定部は、前記第1識別情報が複数受信された場合には、前記IPアドレスは重複していると判定してもよい。
また、本発明に係る重複アドレス検出装置において、前記表示部は、前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスと前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器各々の前記第1識別情報とを前記表示装置に表示させてもよい。
また、本発明に係る重複アドレス検出装置において、前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して、前記IPアドレスが重複していることを示す通知を生成するように構成された通知部をさらに備え、前記送受信部は、前記ネットワークを介して前記通知を前記IPアドレスが割り当てられている機器に送信してもよい。
また、本発明に係る重複アドレス検出装置において、前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して、その機器の設置場所を含む第2識別情報を要求するように構成された情報要求部と、前記IPアドレスが割り当てられている機器から取得した前記第2識別情報に基づいて、少なくとも前記IPアドレスが割り当てられている機器の前記設置場所を特定する特定部とをさらに備えていてもよい。
また、本発明に係る重複アドレス検出装置において、前記表示部は、前記第2識別情報を前記表示装置に表示させてもよい。
上述した課題を解決するために、本発明に係る中央監視装置は、上記重複アドレス検出装置を含み、ネットワークに接続されている複数の機器を監視および制御することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る重複アドレス検出システムは、ネットワークに接続されている機器と、前記ネットワーク上の前記機器に、重複するIPアドレスが割り当てられていることを検出する重複アドレス検出装置とを備え、前記重複アドレス検出装置は、前記ネットワークに接続されている機器とのデータの送受信を行うように構成された送受信部と、前記ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索するように構成された検索部と、前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が前記検索部により抽出されたか否かを判定するように構成された判定部と、前記判定部による判定結果を表示装置に表示させるように構成された表示部と、を備え、前記検索部は、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して機器に固有の第1識別情報を問い合わせるリクエストを生成し、前記送受信部は、前記ネットワーク上の機器に前記リクエストを送信するとともに、前記IPアドレスが割り当てられている機器から前記第1識別情報を受信し、前記判定部は、前記第1識別情報が複数受信された場合には、前記IPアドレスは重複していると判定し、前記機器は、前記第1識別情報を記憶するように構成された記憶部と、前記ネットワークに接続されている前記重複アドレス検出装置とのデータの送受信を行うように構成された機器送受信部と、前記機器送受信部が受信した前記第1識別情報を問い合わせる前記リクエストに基づいて、前記IPアドレスが自装置に割り当てられているIPアドレスと一致する場合に、前記第1識別情報を前記記憶部から読み出すように構成された応答処理部と、前記機器送受信部は、前記応答処理部が読み出した前記第1識別情報を、前記ネットワークを介して前記重複アドレス検出装置に送信することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る重複アドレス検出方法は、ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索する検索ステップと、前記検索ステップで、前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が抽出されたか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップでの判定結果を表示装置に表示させる表示ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク上で検索対象のIPアドレスが割り当てられている複数の機器が抽出されたか否かを判定するので、ネットワーク上の重複するIPアドレスをより簡易に検出することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図10を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る重複アドレス検出システムの構成の概要を説明する。重複アドレス検出システムは、例えば、ビルディングオートメーション(BA)システムなどの中央監視システムに設けられる。BAシステムでは、例えばオフィスビルなどのビルに設置されている空調機器、照明機器、セキュリティ設備などのBACnet規格に適合する様々な機器や設備が、IPネットワークを介して中央監視装置と接続されている。中央監視装置は、これらの設備の集中監視および制御を行う。本実施の形態では、例えば、重複アドレス検出装置1が中央監視装置に具備される場合を例に挙げて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る重複アドレス検出システムの構成の概要を説明する。重複アドレス検出システムは、例えば、ビルディングオートメーション(BA)システムなどの中央監視システムに設けられる。BAシステムでは、例えばオフィスビルなどのビルに設置されている空調機器、照明機器、セキュリティ設備などのBACnet規格に適合する様々な機器や設備が、IPネットワークを介して中央監視装置と接続されている。中央監視装置は、これらの設備の集中監視および制御を行う。本実施の形態では、例えば、重複アドレス検出装置1が中央監視装置に具備される場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、重複アドレス検出システムは、重複アドレス検出装置1と、複数の機器としてコントローラ3とを備え、これらがEthernet(登録商標)などのIPネットワークNWを介して互いに通信可能に接続されている。
重複アドレス検出装置1は、IPネットワークNW上に複数接続されているコントローラ3のうちのいずれかに互いに重複したIPアドレスが割り当てられていることを検出し、その検出結果を提示する。
コントローラ3は、IPネットワークNW上に、例えば、500台以上設けられている。各コントローラ3は、空調機や照明機器などのビル内に設置された機器を制御する。コントローラ3には、例えば、図示しない中央監視装置からのデータファイルの書き込みによってIPアドレスが割り当てられる。コントローラ3は、重複アドレス検出装置1からの要求に応じてMACアドレスなどの固有の識別情報(第1識別情報)を重複アドレス検出装置1へ送信する。
[重複アドレス検出装置の機能ブロック]
重複アドレス検出装置1は、受信部(送受信部)10、操作部11、検索範囲設定部12、検索部13、判定部14、記憶部15、送信部(送受信部)16、および表示部17を備える。
重複アドレス検出装置1は、受信部(送受信部)10、操作部11、検索範囲設定部12、検索部13、判定部14、記憶部15、送信部(送受信部)16、および表示部17を備える。
受信部10は、IPネットワークNWを介して各コントローラ3からデータを受信する。受信部10は、例えば、BACnet、HTTP、FTP、MODBUS/TCP(登録商標)などのオープン通信やメーカー固有の通信規格に対応したインターフェースで構成される。受信部10は、検索部13によって生成される後述のリクエストに対するコントローラ3からの応答を受信する。
操作部11は、外部からの入力を受け付けて、重複アドレス検出装置1が重複したIPアドレスを検出する際に用いる各種設定を行う信号を生成して出力する。例えば、操作部11は、後述の検索部13によるIPネットワークNW上でのコントローラ3の検索開始を指示する信号、および中止を指示する信号をそれぞれ外部からの入力に応じて生成し、検索部13に送出する。例えば、ユーザによる所定のキーボードのキーやボタンの押し下げに応じて操作部11は、検索の開始または中止の操作を行う。
検索範囲設定部12は、検索部13がIPネットワークNW上で検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3を検索する際のIPアドレスの検索範囲を設定する。検索範囲設定部12は、例えば、操作部11を介して受け付けたユーザによる入力に応じたIPアドレスの範囲を設定する。
検索部13は、検索範囲設定部12によって設定されたIPアドレスの範囲に基づいて、IPネットワークNW上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3を検索する。例えば、検索部13は、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3の固有の識別情報(第1識別情報)、例えば、MACアドレスを問い合わせるリクエストを生成する。リクエストはIPネットワークNWを介して送信部16からブロードキャストでコントローラ3に送信される。
例えば、検索部13は、IPネットワークNW上の全てのIPアドレスに向けて、Pingコマンドを実行し、使用中のIPアドレスからは受信部10を介して応答を受信する。また、検索部13は、ARPコマンドによっても検索対象のIPアドレスがIPネットワークNW上に存在するかを検索することができる。
具体例を挙げると、検索部13は、検索対象のIPアドレスに向けてPingコマンドを実行する。その後、検索部13は、ARPコマンドでIPアドレスが使用されているコントローラ3のMACアドレスの情報をコントローラ3から受信する。このMACアドレスの情報は記憶部15が記憶する後述のARPテーブル150に登録される。検索部13はARPテーブル150に登録されたエントリを表示部17に表示させることができる。検索部13は、PingコマンドとARPコマンドを交互に実行すればよい。
なお、各IPアドレスの検索処理を行う場合に、IPネットワークNWの使用状況などに応じて全てのコントローラ3に対して検索処理が実行できるように複数回にわたってコマンドを実行することができる。検索部13による検索結果は、判定部14に渡される。
判定部14は、検索対象のIPアドレスが割り当てられている複数のコントローラ3が検索部13によって抽出されたか否かを判定する。より詳細には、判定部14は、検索部13がPingコマンドとARPコマンドとを実行した場合に、検索対象のIPアドレスに対する応答が2以上ある場合には、そのIPアドレスは重複していると判定する。
記憶部15は、例えば、不揮発性メモリなどのメモリであり、ARPテーブル150を記憶する。図2に示すように、ARPテーブル150は、IPネットワークNW上に存在するコントローラ3のMACアドレスとIPアドレスとが紐づけられた情報を格納する。ARPテーブル150は、検索部13が実行した検索処理に伴うコントローラ3からの応答に含まれるMACアドレスを検索対象のIPアドレスと紐づけて記憶する。ARPテーブル150は、予め設定された期間だけ情報を記憶して、その期間が経過すると情報がクリアされる構成であってもよい。また、ARPテーブル150は、外部からの信号に応じて、登録されている情報をクリアしてもよい。
送信部16は、IPネットワークNW上のコントローラ3に対して、検索部13によって生成された、コントローラ3に対してMACアドレスを要求するリクエストを、IPネットワークNWを介して送信する。送信部16は、例えば、BACnet、HTTP、FTP、MODBUS/TCP(登録商標)などのオープン通信やメーカー固有の通信規格に対応したインターフェースで構成される。
表示部17は、判定部14による判定結果を後述の表示装置108に表示させる。より具体的には、表示部17は、判定部14が検索対象のIPアドレスが重複すると判定した場合に、検索対象のIPアドレスと、そのIPアドレスが割り当てられている複数のコントローラ3のMACアドレスとを表示装置108に表示させる。その他にも、表示部17は、検索範囲設定部12によって設定された検索対象のIPアドレスの範囲などを表示装置108に表示させることができる。
[コントローラの機能ブロック]
図1に示すように、コントローラ3は、受信部(機器送受信部)30、応答処理部31、記憶部32、および送信部(機器送受信部)33を備える。
図1に示すように、コントローラ3は、受信部(機器送受信部)30、応答処理部31、記憶部32、および送信部(機器送受信部)33を備える。
受信部30は、IPネットワークNWを介して、重複アドレス検出装置1からの要求を受信する。
送信部33は、重複アドレス検出装置1からのリクエストに応じた応答を、IPネットワークNWを介して重複アドレス検出装置1に送信する。
受信部30および送信部33は、例えば、BACnet、HTTP、FTP、MODBUS/TCP(登録商標)などのオープン通信やメーカー固有の通信規格に対応したインターフェースで構成される。
送信部33は、重複アドレス検出装置1からのリクエストに応じた応答を、IPネットワークNWを介して重複アドレス検出装置1に送信する。
受信部30および送信部33は、例えば、BACnet、HTTP、FTP、MODBUS/TCP(登録商標)などのオープン通信やメーカー固有の通信規格に対応したインターフェースで構成される。
応答処理部31は、重複アドレス検出装置1からのリクエストに応じて、応答メッセージを生成する。具体的には、応答処理部31は、検索対象のIPアドレスが自装置のIPアドレスと一致するかを確認し、一致する場合には記憶部32に記憶されている自装置のMACアドレスを読み出す。さらに、応答処理部31は、自装置のMACアドレスを含む応答メッセージを生成する。生成されたMACアドレスを含む応答メッセージは、送信部33からIPネットワークNWを介して重複アドレス検出装置1に送信される。
記憶部32は、不揮発性メモリなどのメモリで構成され、自装置のMACアドレスおよび自装置に割り当てられているIPアドレスを記憶する。記憶部32は、例えば、図示しないNear Field Communication(NFC)タグの不揮発性メモリなどを利用して自装置の情報を記憶することができる。
[重複アドレス検出装置のハードウェア構成]
次に、上述した機能を有する重複アドレス検出装置1のハードウェア構成の例について図3のブロック図を用いて説明する。
次に、上述した機能を有する重複アドレス検出装置1のハードウェア構成の例について図3のブロック図を用いて説明する。
図3に示すように、重複アドレス検出装置1は、例えば、バス101を介して接続されるCPU102、主記憶装置103、通信インターフェース104、補助記憶装置105、入出力インターフェース106、入力装置107、表示装置108を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
重複アドレス検出装置1を実現するコンピュータとしては、例えば、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などの汎用OSが動作するコンピュータを用いることができる。
主記憶装置103には、CPU102が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。CPU102と主記憶装置103とによって、図1に示した検索部13および判定部14など、重複アドレス検出装置1の各機能が実現される。
通信インターフェース104は、IPネットワークNWを介してコントローラ3との通信を行うためのインターフェース回路である。通信インターフェース104によって、図1で説明した受信部10および送信部16が実現される。
補助記憶装置105は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置105には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置105は、重複アドレス検出装置1が重複するIPアドレスを検出するためのプログラムを格納するプログラム格納領域、およびARPテーブル150を格納する領域を有する。補助記憶装置105によって、図1で説明した記憶部15が実現される。さらには、例えば、上述したデータやプログラムやなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
入出力インターフェース106は、入力装置107や表示装置108、その他外部機器からの信号を入力したり、外部機器へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
入力装置107は、キーボードやタッチパネルなどによって構成され、各キーなどの押下に応じて、対応する信号を生成する。入力装置107によって、図1で説明した操作部11が実現される。
表示装置108は、重複アドレス検出装置1の表示部17として機能する。表示装置108は液晶ディスプレイなどによって実現される。
[重複アドレス検出方法]
次に、上述した構成を有する重複アドレス検出装置1の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。重複アドレス検出装置1には、予めIPネットワークNW上のコントローラ3のIPアドレスと競合しないIPアドレスが割り当てられているものとする。また、コントローラ3のIPアドレスは、図示しない中央監視装置からのデータファイルの書き込みによって各コントローラ3に割り当てられているものとする。
次に、上述した構成を有する重複アドレス検出装置1の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。重複アドレス検出装置1には、予めIPネットワークNW上のコントローラ3のIPアドレスと競合しないIPアドレスが割り当てられているものとする。また、コントローラ3のIPアドレスは、図示しない中央監視装置からのデータファイルの書き込みによって各コントローラ3に割り当てられているものとする。
まず、操作部11は、外部からの信号に応じて検索開始を指示する信号を生成する。検索開始の信号に基づき、検索範囲設定部12は、検索するIPアドレスの範囲を設定する(ステップS1)。例えば、検索範囲設定部12は、記憶部15に予め記憶されている、IPネットワークNW上のコントローラ3のそれぞれに割り当てられているIPアドレスを読み出して、任意のIPアドレスの範囲を設定することができる。
次に、検索部13は、記憶部15に記憶されているARPテーブル150の情報をクリアして、重複アドレス検出装置1が接続されているIPネットワークNW上を流れるトラフィックのパケットを採取するメッセージキャプチャを開始する(ステップS2)。
その後、検索部13は、検索範囲設定部12によって設定されたIPアドレスの範囲に基づいて、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3を検索する(ステップS3)。より詳細には、検索部13は、検索対象のIPアドレスに向けてPingコマンドを実行し、その後、ARPコマンドを実行して、検索対象のIPアドレスが使用されているコントローラ3を検索する。
検索部13は、予め設定されている時間にわたってメッセージをキャプチャする。次に、判定部14は、検索部13によるコマンドの実行に応じて、IPネットワークNW上のコントローラ3から複数の応答を受信した場合(ステップS4:YES)、IPアドレスは重複すると判定する(ステップS5)。
より詳細には、判定部14は、ステップS5において、キャプチャされたメッセージに、ARPコマンドに対するコントローラ3からの応答が2つ以上ある場合に、検索対象のIPアドレスが重複すると判定する。これらの応答には、重複するIPアドレスが割り当てられている各コントローラ3のMACアドレスの情報が含まれる。なお、受信されたMACアドレスと検索対象のIPアドレスは、ARPテーブル150に記録される。
その後、表示部17は、表示装置108に判定部14による判定結果を表示させる(ステップS6)。具体的には、表示部17は、重複することが検出されたIPアドレスとMACアドレスとを表示装置108に表示させる。
なお、重複アドレス検出装置1は、ステップS2からステップS6までの処理を繰り返し行って、設定した検索範囲に含まれるIPアドレスのすべてについて、その重複の有無を検出する。また、外部から、検索中止を指示する信号が、操作部11を介して検索部13に入力された場合に、検索処理が中止となる構成としてもよい。さらに、設定範囲のIPアドレスすべての検出結果が出力された場合に、検出処理が完了したことを示すメッセージ、例えば、「重複検索が完了しました」などのテキストメッセージを表示装置108に表示させてもよい。
上述した手順により、IPネットワークNW上で、同一のIPアドレスが複数のコントローラ3に重複して割り当てられていることが検出できる。さらに、検索および判定結果を表示装置108に表示させることで、重複するIPアドレスが存在することをユーザに提示することができる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、予め設定された検索範囲に基づいて、IPネットワークNW上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3を検索し、2つ以上の応答を受信した場合にそのIPアドレスは重複すると判定する。そのため、多数のコントローラ3がIPネットワークNW上に存在する場合であっても、重複したIPアドレスが存在することをより簡易な構成で検出することができる。
また、本実施の形態によれば、ネットワークの専門家による重複IPアドレスの調査やこれに伴う作業が不要となるので、現場の負担が減少し、IPネットワークNWの監視や管理に必要なコストを低減させることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態では、IPネットワークNW上における重複したIPアドレスを検出する場合について説明した。これに対し、第2の実施の形態では、さらに、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対する通知を生成し、その重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aの設置場所などを特定する。また、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対するIPアドレス変更の通知を生成し、新しいIPアドレスへの変更を可能とする。以下、第1の実施の形態と異なる構成を中心に説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係る重複アドレス検出システムは、重複アドレス検出装置1Aと、複数のコントローラ3A−0、3A−1、3A−2(総称して「コントローラ3A」ということがある。)とがIPネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
[重複アドレス検出装置の機能ブロック]
重複アドレス検出装置1は、受信部10、操作部11、検索範囲設定部12、検索部13、判定部14、記憶部15、送信部16、表示部17、通知部18、情報要求部19、情報取得部20、および特定部21を備える。
重複アドレス検出装置1は、受信部10、操作部11、検索範囲設定部12、検索部13、判定部14、記憶部15、送信部16、表示部17、通知部18、情報要求部19、情報取得部20、および特定部21を備える。
通知部18は、判定部14による判定結果に基づいて、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対して、他のコントローラ3Aと競合するIPアドレスが割り当てられていることを示す通知を生成する。通知部18によって生成された通知は、IPネットワークNWを介して、検索対象のIPアドレスが割り当てられている全てのコントローラ3Aに対して送信される。
情報要求部19は、判定部14による判定結果に基づいて、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対して、そのコントローラ3Aのビル内における設置場所を含む固有の識別情報(第2識別情報)を要求する。設置場所を含む固有の識別情報は、各コントローラ3Aに固有の情報であり、例えば、コントローラ3AのモデルNo、シリアルNo、コントローラ3Aの名称、コントローラ3Aの設置場所、その他コントローラ3Aを物理的に特定することが可能な情報をいう。
情報取得部20は、コントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報を、受信部10からIPネットワークNWを介して取得する。
特定部21は、情報取得部20によって取得された重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報に基づいて、少なくともそのIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aの設置場所を特定する。特定部21によって特定されるコントローラ3Aの物理的な場所とは、例えば、コントローラ3Aの図示されない制御盤が設置されている機械室などをいう。
より詳細には、特定部21は、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3AのMACアドレスを記憶部15から読み出して、情報取得部20によって取得された識別情報を照合し、各コントローラ3Aの設置場所を特定する。
[コントローラの機能ブロック]
次に、コントローラ3Aの構成について説明する。
図5に示すように、コントローラ3Aは、受信部30、応答処理部31、記憶部32、送信部33、および提示部34を備える。提示部34以外の構成については第1の実施の形態と同様である。
次に、コントローラ3Aの構成について説明する。
図5に示すように、コントローラ3Aは、受信部30、応答処理部31、記憶部32、送信部33、および提示部34を備える。提示部34以外の構成については第1の実施の形態と同様である。
応答処理部31は、重複アドレス検出装置1Aによる設置場所を含む固有の識別情報の要求に応じて応答の処理を行う。より詳細には、応答処理部31は、記憶部32に記憶されている自装置の識別情報を読み出して、応答メッセージを生成する。
記憶部32は、コントローラ3Aの固有の識別情報を記憶する。記憶部32は、例えば、図示しないNear Field Communication(NFC)タグが備える不揮発性メモリなどを利用して固有の識別情報を記憶することができる。
図6に示すように、記憶部32は、コントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報として、例えば、モデルNo、シリアルNo、MACアドレス、IPアドレス、コントローラ名称、設置場所などを記憶する。
提示部34は、重複アドレス検出装置1Aから送信された通知を提示する。例えば、提示部34は、LED、液晶画面、スピーカなどで構成され、ユーザが認知可能な形態で通知を出力する。提示部34が出力する通知によって、例えば、機械室に複数のコントローラAが設置されている場合であっても、ユーザは対処をすべき対象のコントローラ3Aを容易に把握することができる。
[重複アドレス検出方法]
次に、上述した構成を有する重複アドレス検出装置1Aの動作について図7および図8を参照して説明する。重複アドレス検出装置1Aには、予めIPネットワークNW上のコントローラ3AのIPアドレスと競合しないIPアドレスが割り当てられているものとする。また、コントローラ3AのIPアドレスは、図示しない中央監視装置からのデータファイルの書き込みによって各コントローラ3Aに割り当てられているものとする。
次に、上述した構成を有する重複アドレス検出装置1Aの動作について図7および図8を参照して説明する。重複アドレス検出装置1Aには、予めIPネットワークNW上のコントローラ3AのIPアドレスと競合しないIPアドレスが割り当てられているものとする。また、コントローラ3AのIPアドレスは、図示しない中央監視装置からのデータファイルの書き込みによって各コントローラ3Aに割り当てられているものとする。
まず、操作部11は、外部からの入力に応じて、検索開始を指示する信号を生成する。検索開始を指示する信号に基づき、検索範囲設定部12は、検索するIPアドレスの範囲を設定する(ステップS1)。
次に、検索部13は、記憶部15に記憶されているARPテーブル150の情報をクリアして、重複アドレス検出装置1Aが接続されているIPネットワークNW上を流れるトラフィックのパケットを採取するメッセージキャプチャを開始する(ステップS2)。
その後、検索部13は、検索範囲設定部12によって設定されたIPアドレスの範囲に基づいて、検索対象のIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aを検索する(ステップS3)。検索部13は、予め設定されている時間にわたってメッセージをキャプチャする。
次に、判定部14は、検索部13によるコマンドの実行により、IPネットワークNW上のコントローラ3Aから複数の応答を受信した場合(ステップS4:YES)、そのIPアドレスは重複すると判定する(ステップS5)。
その後、表示部17は、表示装置108に判定部14による判定結果を表示させる(ステップS6)。具体的には、表示部17は、重複するIPアドレスとMACアドレスとを表示装置108に表示させる。
なお、重複アドレス検出装置1Aは、ステップS2からステップS6までの処理を繰り返し行って、予め設定された検索範囲に含まれるIPアドレスのすべてについて、重複の有無を検出する。
次に、特定部21は、重複するIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aを特定する(ステップS7)。
ここで、特定処理について図8を用いてより詳細に説明する。
まず、特定部21は、記憶部15に記憶されているARPテーブル150のIPアドレスおよびMACアドレスの情報をクリアする。その後、特定部21は、設置場所を含む固有の識別情報を取得しようとするコントローラ3AのIPアドレスと、そのIPアドレスに対応するMACアドレスとをARPテーブル150に静的に登録する(ステップS70)。
まず、特定部21は、記憶部15に記憶されているARPテーブル150のIPアドレスおよびMACアドレスの情報をクリアする。その後、特定部21は、設置場所を含む固有の識別情報を取得しようとするコントローラ3AのIPアドレスと、そのIPアドレスに対応するMACアドレスとをARPテーブル150に静的に登録する(ステップS70)。
次に、情報要求部19は、ステップS70で登録されたIPアドレスおよびMACアドレスを有するコントローラ3Aに対して設置場所を含む固有の識別情報を要求する(ステップS71)。より詳細には、情報要求部19は、例えば、BACnet通信などによってIPネットワークNWを介して送信部16からコントローラ3Aに要求を送る。
その後、情報取得部20は、コントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報を取得する(ステップS72)。
次に、特定部21は、ステップS72で取得されたコントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報に基づいて、コントローラ3Aを特定する(ステップS73)。例えば、特定部21は、ARPテーブル150に登録されているIPアドレスおよびMACアドレスに基づいて、コントローラ3Aの設置場所、モデルNo、シリアルNo、およびコントローラ名称などを抽出する。特定部21は、抽出した情報からコントローラ3Aがビル内のどの機械室に設置されており、さらにどの設備を制御するコントローラ3Aであるかなどを特定する。
その後、表示部17は、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報を表示装置108に表示させる(ステップS74)。
その後、処理は図7に戻り、通知部18は、判定部14による判定結果に基づいて、IPアドレスが重複していることを示す通知を生成して、コントローラ3Aに対して、IPネットワークNWを介して通知を送信する(ステップS8)。その後、送信された通知は、コントローラ3Aにおいて出力される。
[重複アドレス検出システムの動作シーケンス]
次に、本実施の形態に係る重複アドレス検出システムの動作シーケンスについて図9を参照して説明する。
次に、本実施の形態に係る重複アドレス検出システムの動作シーケンスについて図9を参照して説明する。
図9に示すように、まず、重複アドレス検出装置1Aは、重複するIPアドレスが存在することを検出する(ステップS100)。次に、重複アドレス検出装置1Aは、重複するIPアドレスが割り当てられているMACアドレスのコントローラ3A−0、3A−1に対して、設置場所を含む固有の識別情報を要求する(ステップS101)。
次に、コントローラ3A−0、3A−1は、設置場所を含む固有の識別情報の要求を受信すると、記憶部32に記憶されている設置場所を含む固有の識別情報を読み出して、設置場所を含む応答を重複アドレス検出装置1Aに送信する(ステップS102)。
重複アドレス検出装置1Aは、コントローラ3A−0、3A−1の設置場所を含む固有の識別情報に基づいて、コントローラ3A−0、3A−1を特定する(ステップS103)。より詳細には、重複アドレス検出装置1Aは、ARPテーブル150のIPアドレスおよびMACアドレスに基づいて、取得された識別情報に含まれる設置場所やモデルNo、シリアルNo、およびコントローラ名称などからコントローラ3A−0、3A−1それぞれがどの機械室に設置されているかなどを特定する。
重複アドレス検出装置1Aは、表示装置108にIPアドレスが重複するコントローラ3A−0、3A−1の設置場所を含む固有の識別情報を表示させる(ステップS104)。
その後、重複アドレス検出装置1Aは、特定されたコントローラ3A−0、3A−1に対して、IPアドレスが重複していることを示す通知を送信する(ステップS105)。コントローラ3A−0、3A−1のそれぞれは通知を受信すると、例えば、LEDの点滅などによって通知を出力する(ステップS106、S107)。
例えば、ユーザは、ステップS104において重複アドレス検出装置1Aの表示画面に表示された、コントローラ3A−0、3A−1の設置場所を確認することができる。具体例を挙げると、ユーザは、コントローラ3A−0については、例えば2Fの機械室に設置された空調機のコントローラであることなどを画面上で確認する。そして、その情報に基づいて、ユーザは、2Fの機械室でLEDが点滅しているコントローラ3Aを探して、IPアドレスの設定を変更するなど対応を行うことができる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、IPネットワークNW上の重複するIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aを特定し、特定されたコントローラ3Aの設置場所を含む固有の識別情報を表示装置108に表示させ、さらにコントローラ3Aに対してIPアドレスが重複していることを示す通知を送信する。そのため、多数のコントローラ3AがIPネットワークNW上に存在する場合であっても、重複するIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対する対応が容易となる。
その結果として、多数のコントローラ3Aによって構成される規模の大きいIPネットワークNWにおいても、その監視および制御の作業効率および作業品質を向上させることができる。
[変形例]
次に、上述した第2の実施の形態の変形例について説明する。
本変形例では、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対するIPアドレス変更の通知をさらに生成し、新しいIPアドレスへの変更を可能とする。
次に、上述した第2の実施の形態の変形例について説明する。
本変形例では、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対するIPアドレス変更の通知をさらに生成し、新しいIPアドレスへの変更を可能とする。
変形例に係る通知部18は、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aのうちから選択された所定のコントローラ3Aに対して、IPアドレスの変更を要求する通知を生成する。生成されたIPアドレスの変更要求の通知は、IPネットワークNWを介して、コントローラ3Aに送信される。
例えば、通知部18は、外部からの選択入力を受け付けて、重複したIPアドレスが割り当てられている複数のコントローラ3Aのうちから選択された所定のコントローラ3Aに対して、IPアドレスの変更を要求する通知を送ることができる。
次に、変形例に係る重複アドレス検出システムの動作について、図10のシーケンス図を参照して説明する。なお、ステップS100からステップS104までの処理は、上述した第2の実施の形態に係る重複アドレス検出システムの動作(図9)と同様であるため、その説明を省略する。
図10に示すように、重複アドレス検出装置1Aは、外部からの選択入力を受け付けて、IPアドレスの変更要求の通知およびIPアドレスが重複することを示す通知を、例えば、選択されたコントローラ3A−1に対して送信する(ステップS105A)。一方、選択されていないコントローラ3A−0に対しては、IPアドレスが重複することを示す通知のみを送信する(ステップS105)。
例えば、ユーザは、ステップS104において重複アドレス検出装置1Aの表示画面に表示された、コントローラ3A−0、3A−1のどちらかを選択し、選択したコントローラ3Aに対して、新しいIPアドレスを指定することができる。
次に、コントローラ3A−0は、LEDの点滅などによって通知を出力する(ステップS106)。一方、コントローラ3A−1は、LEDの点滅などによるIPアドレスが重複することを示す通知とともに、IPアドレスの変更を要求する通知を出力する(ステップS107A)。なお、ステップS105およびステップS106は省略してもよい。
その後、コントローラ3A−1は、IPアドレスを変更する(ステップS108)。例えば、ユーザは、コントローラ3A−1の図示されない表示画面などに表示されたIPアドレスの変更要求の通知に基づいて、IPアドレスの設定の変更を行うことができる。
次に、コントローラ3A−1は、IPアドレスが変更されたことを示す応答を、IPネットワークNWを介して重複アドレス検出装置1Aに送信する(ステップS109)。
以上説明したように、変形例に係る重複アドレス検出装置1Aは、特定されたコントローラ3A−0、3A−1のいずれかに対して、IPアドレスの設定を変更する通知を送信する。そのため、重複したIPアドレスが割り当てられているコントローラ3Aに対するIPアドレスの設定の変更をより容易に行うことができる。
以上、本発明の重複アドレス検出装置、重複アドレス検出方法、および重複アドレス検出システム、ならびに中央監視装置における実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
なお、説明した実施の形態では、多数のコントローラで構成されるBAシステムを例に挙げて説明したが、複数の機器が接続されているIPネットワークであれば、BAシステム以外のIoTシステムについても適用することができる。
1…重複アドレス検出装置、3…コントローラ、10、30…受信部、11…操作部、12…検索範囲設定部、13…検索部、14…判定部、15、32…記憶部、16、33…送信部、17…表示部、31…応答処理部、150…ARPテーブル、101…バス、102…CPU、103…主記憶装置、104…通信インターフェース、105…補助記憶装置、106…入出力インターフェース、107…入力装置、108…表示装置、NW…IPネットワーク。
Claims (9)
- ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索するように構成された検索部と、
前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が前記検索部により抽出されたか否かを判定するように構成された判定部と、
前記判定部による判定結果を表示装置に表示させるように構成された表示部と
を備えることを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項1に記載の重複アドレス検出装置において、
前記ネットワークに接続されている機器とのデータの送受信を行うように構成された送受信部をさらに備え、
前記検索部は、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して機器に固有の第1識別情報を問い合わせるリクエストを生成し、
前記送受信部は、前記ネットワーク上の機器に前記リクエストを送信するとともに、前記IPアドレスが割り当てられている機器から前記第1識別情報を受信し、
前記判定部は、前記第1識別情報が複数受信された場合には、前記IPアドレスは重複していると判定する
ことを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項2に記載の重複アドレス検出装置において、
前記表示部は、前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスと前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器各々の前記第1識別情報とを前記表示装置に表示させることを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項2または請求項3に記載の重複アドレス検出装置において、
前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して、前記IPアドレスが重複していることを示す通知を生成するように構成された通知部をさらに備え、
前記送受信部は、前記ネットワークを介して前記通知を前記IPアドレスが割り当てられている機器に送信する
ことを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の重複アドレス検出装置において、
前記判定結果に基づいて、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して、その機器の設置場所を含む第2識別情報を要求するように構成された情報要求部と、
前記IPアドレスが割り当てられている機器から取得した前記第2識別情報に基づいて、少なくとも前記IPアドレスが割り当てられている機器の前記設置場所を特定する特定部と
をさらに備えることを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項5に記載の重複アドレス検出装置において、
前記表示部は、前記第2識別情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする重複アドレス検出装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の重複アドレス検出装置を含み、ネットワークに接続されている複数の機器を監視および制御することを特徴とする中央監視装置。
- ネットワークに接続されている機器と、
前記ネットワーク上の前記機器に、重複するIPアドレスが割り当てられていることを検出する重複アドレス検出装置と
を備え、
前記重複アドレス検出装置は、
前記ネットワークに接続されている機器とのデータの送受信を行うように構成された送受信部と、
前記ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索するように構成された検索部と、
前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が前記検索部により抽出されたか否かを判定するように構成された判定部と、
前記判定部による判定結果を表示装置に表示させるように構成された表示部と、
を備え、
前記検索部は、前記IPアドレスが割り当てられている機器に対して機器に固有の第1識別情報を問い合わせるリクエストを生成し、
前記送受信部は、前記ネットワーク上の機器に前記リクエストを送信するとともに、前記IPアドレスが割り当てられている機器から前記第1識別情報を受信し、
前記判定部は、前記第1識別情報が複数受信された場合には、前記IPアドレスは重複していると判定し、
前記機器は、
前記第1識別情報を記憶するように構成された記憶部と、
前記ネットワークに接続されている前記重複アドレス検出装置とのデータの送受信を行うように構成された機器送受信部と、
前記機器送受信部が受信した前記第1識別情報を問い合わせる前記リクエストに基づいて、前記IPアドレスが自装置に割り当てられているIPアドレスと一致する場合に、前記第1識別情報を前記記憶部から読み出すように構成された応答処理部と、
前記機器送受信部は、前記応答処理部が読み出した前記第1識別情報を、前記ネットワークを介して前記重複アドレス検出装置に送信する
ことを特徴とする重複アドレス検出システム。 - ネットワーク上で、検索対象のIPアドレスが割り当てられている機器を検索する検索ステップと、
前記検索ステップで、前記IPアドレスが割り当てられている複数の機器が抽出されたか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップでの判定結果を表示装置に表示させる表示ステップと
を備えることを特徴とする重複アドレス検出方法。
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JP2018240771A JP2020102808A (ja) | 2018-12-25 | 2018-12-25 | 重複アドレス検出装置、重複アドレス検出方法、および重複アドレス検出システム、ならびに中央監視装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2018
- 2018-12-25 JP JP2018240771A patent/JP2020102808A/ja active Pending
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