JP2020102571A - 静止誘導電器用鉄心 - Google Patents

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Abstract

【課題】アモルファス磁性薄帯のような磁性薄帯で形成された鉄心を支持部材で支持したものであっても、電気的な短絡を招くことなく巻鉄心を形成すること。【解決手段】本発明の静止誘導電器用鉄心は、上記課題を解決するために、磁性薄帯が複数枚積層されて構成される巻鉄心を鉄心支持部材で支持している静止誘導電器用鉄心であって、前記鉄心支持部材は、前記巻鉄心と接触する部分が絶縁物で形成され、前記巻鉄心と接触しない部分が金属で形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は静止誘導電器用鉄心に係り、特に、変圧器或いはリアクトル等の静止誘導電器の鉄心の一部または全部に磁性薄帯、例えば、アモルファス磁性薄帯を用いたものに好適な静止誘導電器用鉄心に関するものである。
世界の経済成長とともにエネルギー消費量は増加し続け、1965年から2015年までの約50年間で3.3倍に達した。
通常、変圧器の鉄心材料には、損失が少なく透磁率の大きいケイ素鋼板が用いられてきたが、近年、エネルギー消費量の増加に伴う省エネニーズの高まりにより、変圧器の鉄心材料に、ケイ素鋼板に替わるアモルファス磁性薄帯を用いた高効率な変圧器(以下、アモルファス変圧器という)の需要が高まっている。
上記アモルファス磁性薄帯は、ケイ素鋼板に比べて電気抵抗率が大きく、板厚が1/10と薄いため渦電流損が小さい。また、アモルファス磁性薄帯は、非晶質であるため磁壁移動が容易で、かつ、ヒステリシス損が小さいという特徴があることから、変圧器の負荷がないときにも常に発生する無負荷損失が低いという利点を持つ。この利点を生かして、アモルファス変圧器は、運転負荷率の低い配電網への導入効果が高い技術として注目されている。
これまで、アモルファス巻鉄心を用いた変圧器は、生産性の観点から6.6kV級の比較的小容量の変圧器で製品化されてきた。一方、発電所から需要家に至る電力流通システムにおいて、配電分野の上流に目を向けると、22kVを超える特別高圧クラスの変電用変圧器の大半は、機械的強度が高く、大形化が容易なケイ素鋼板を鉄心に用いたケイ素鋼板変圧器が用いられている。
従って、アモルファス変圧器の大型化によって、特別高圧クラスの変圧器をケイ素鋼板からアモルファス磁性薄帯に変更することで大きな省エネルギー効果が期待できる。
例えば、日本の電力流通において発生する送電損失は、世界的に見ても低く約5%であるが、日本の年間総発電量はおよそ1兆kWhであり、わずか0.01%の送電効率の向上でも1億kWhの節電となることから、高効率なアモルファス変圧器の適用は有用であることがわかる。
また、出力が一定ではなく、低負荷率運転時の待機電力が問題となる再生可能エネルギー用途への適用で、無負荷損失の小さいアモルファス変圧器による大きな環境負荷低減が期待できる。
アモルファス巻鉄心を大型化する場合、アモルファス磁性薄帯のように薄い磁性薄帯は、応力に敏感で、かつ、脆いため、一か所に荷重が集中しないようにする必要がある。
その対策のため、例えば、アモルファス巻鉄心を分割して支持する分散支持構造が、特許文献1に記載されている。この特許文献1では、アモルファス巻鉄心を複数のブロックに分けて支持し、アモルファス巻鉄心の自重による内部応力を低減することで、鉄損及び騒音が低減できる構成としている。
アモルファス磁性薄帯は、ケイ素鋼板のように薄帯表面が絶縁材でコーティングされておらず、アモルファス磁性薄帯の表面に形成される酸化膜によって絶縁を保っている。そのため、アモルファス巻鉄心の内外周間の電気抵抗は小さく、鉄心が金属製の支持部材と接触した場合、導通・短絡してしまう可能性がある。
従って、大型化による応力分散のために導入した特許文献1に記載されている鉄心支持部材は、鉄心を支持するという性質上、剛性の高い金属で形成されるため、鉄心と接触して短絡してしまう可能性がある。
この対策としては、プレスボードなどの絶縁物で金属製の支持金具を覆うことは可能であるが、変圧器の励磁による鉄心や巻線の振動でずれたり破れる可能性が高く、短絡防止の絶縁対策としては不十分である。
特許6198978号公報
上述したように、アモルファス巻鉄心を大型化した場合に、自重応力による磁気特性の悪化を防ぐために金属製の分散支持部材を設けて、鉄心を支持することが行われているが、アモルファス巻鉄心の内外周間の電気抵抗は小さく、鉄心が金属製の支持部材と接触した場合、導通・短絡してしまう可能性がある。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、アモルファス磁性薄帯のような磁性薄帯で形成された鉄心を支持部材で支持したものであっても、電気的な短絡を招くことなく巻鉄心を形成することが可能な静止誘導電器用鉄心を提供することにある。
本発明の静止誘導電器用鉄心は、上記目的を達成するために、磁性薄帯が複数枚積層されて構成される巻鉄心を鉄心支持部材で支持している静止誘導電器用鉄心であって、前記鉄心支持部材は、前記巻鉄心と接触する部分が絶縁物で形成され、前記巻鉄心と接触しない部分が金属で形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、アモルファス磁性薄帯のような磁性薄帯で形成された鉄心を支持部材で支持したものであっても、電気的な短絡を招くことなく巻鉄心を形成することができる。
本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例1として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心の一部を示す図である。 図1のアモルファス巻鉄心に採用される鉄心支持部材を示す分解斜視図である。 本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例2として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心の一部を示す図である。 図3のアモルファス巻鉄心に採用される鉄心支持部材を示す分解斜視図である。 本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例3として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心の一部と、それに組み込まれる鉄心支持部材を示す図である。 本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例4として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心の一部と、それに組み込まれる鉄心支持部材を示す図である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の静止誘導電器用鉄心を説明する。なお、各実施例において、同一構成部品には、同符号を使用する。
図1に、本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例1として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心1を示し、図2に、実施例1に適用される鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と金属部分2bを分離した状態を示す。
図1に示すように、本実施例のアモルファス巻鉄心1は、後述する鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と金属部分2bで支持される。
一般に、アモルファス巻鉄心1は、切断したアモルファス磁性薄帯を積層面がコの字をなすように積層し、巻線を挿入した後、バットジョイントやラップジョイントと呼ばれる方法で左右のアモルファス磁性薄帯を交互に重ね合わせ製作され、巻線が挿入される鉄心主脚1bとヨーク部1aを接合してリング状に構成して閉磁路を形成している。
上述した特許文献1では、鉄心支持部材は、アモルファス巻鉄心を下から支持する構造としていたが、本実施例の鉄心支持部材2は、アモルファス巻鉄心1を釣り上げて支持する構造としている。そのため、アモルファス巻鉄心1を釣り上げるための貫通孔3が鉄心支持部材の金属部分2bの上部に設けられている。
そして、本実施例のアモルファス巻鉄心1を支持する鉄心支持部材2は、アモルファス巻鉄心1と接触する部分が鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3で形成され、アモルファス巻鉄心1と接触しない部分が鉄心支持部材の金属部分2bで形成されている。
具体的には、本実施例の鉄心支持部材2は、図2に示すように、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に配置され、平板の両端に脚が付いた机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2a1と、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの内周側の両コーナー部(曲線部)1cに設置され、直線部及びその両端から延びる円弧部から成る断面が略半月状の鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3と、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2a1を介してアモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に配置され、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2a1の平板形状に合致する部分及び断面が略半月状の鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3の直線部と合致する部分から成り、上部に貫通孔3を有する鉄心支持部材の金属部分2bから構成されている。なお、断面が略半月状の鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3の円弧部は、ヨーク部1aのコーナー部(曲線部)1cに合致して配置されている。
このように構成された本実施例の鉄心支持部材2は、図1に示すように、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2a1が、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの内周側の両コーナー部(曲線部)1cに略半月状の鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3がそれぞれ配置され、この鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2aを、鉄心支持部材の金属部分2bで、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2a1の平板形状に合致させると共に、断面が略半月状の鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3の直線部と合致させてアモルファス巻鉄心1を支持するものである(鉄心支持部材の絶縁部分2a1と鉄心支持部材の金属部分2bは面接触している)。
これにより、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力を、剛性の高い鉄心支持部材の金属部分2bで受けることができることは勿論、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2bの間には、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3が介在されているので、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2bが接触し、電気的に短絡することを回避できる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と鉄心支持部材の金属部分2bにより、アモルファス巻鉄心1を支持するための剛性も担保することができるため、鉄心支持部材としての機能も発揮できる構成となっている。
また、アモルファス磁性薄帯は厚さ25μmと薄く、剛性が低いため、アモルファス巻鉄心1の内周側のコーナー部(曲線部)1cにおいて、鉄心窓5内に向かって力が発生する。この力を利用して、アモルファス巻鉄心1により、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と鉄心支持部材の金属部分2bが押さえ付けられる構成となり、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と鉄心支持部材の金属部分2bとの固定をより強固なものにできる。
また、特許文献1の鉄心支持部材では、アモルファス巻鉄心の内周側の曲率に沿って支持金具も形成されていたが、金属で曲率部を形成するためには工数とコストが大きくなってしまう。
これに対して、本実施例の鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と鉄心支持部材の金属部分2bは、金属部分で形成される曲率部を極力減らし、加工しやすい絶縁物で曲率部を構成しているため、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と鉄心支持部材の金属部分2bの工数とコストを削減できる。
また、例えば、鉄心支持部材の金属部分2bは鉄でもよいが、ステンレスやアルミニウムのような非磁性材料にすることで、漂遊損の発生を抑制することが可能となる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3の材質は、例えば、木材のほか、熱可塑性樹脂であるABS樹脂やフッソ樹脂、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂やフェノール樹脂などがあげられる。
更に、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3を二重にしてゴムをクッション材として用いることで、振動の低減効果や鉄心の磁歪振動に起因する騒音の低減効果が期待できる。
なお、本実施例では、磁性薄帯としてアモルファス磁性薄帯を用いて説明したが、アモルファス磁性薄帯の他にケイ素鋼板やナノ結晶材等を用いても良い。
図3に、本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例2として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心1を示し、図4に、実施例2に適用される鉄心支持部材の絶縁部分2cと金属部分2dを分離した状態を示す。
図3に示すように、本実施例のアモルファス巻鉄心1は、鉄心支持部材の絶縁部分2cと金属部分2dで支持される。
図1に示した実施例1のアモルファス巻鉄心1は、ヨーク部1aの内周側のコーナー部1cが形成されているが、図3に示す本実施例では、ヨーク部1aの内周側のコーナー部の曲率部分の曲率半径が小さく、90度に近い場合に鉄心支持部材2を適用した例を示している。
図3及び図4に示す本実施例のアモルファス巻鉄心1を支持する鉄心支持部材2は、アモルファス巻鉄心1と接触する部分が鉄心支持部材の絶縁部分2cで形成され、アモルファス巻鉄心1と接触しない部分が鉄心支持部材の金属部分2dで形成されている。
具体的には、本実施例の鉄心支持部材2は、図4に示すように、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に配置され、平板の両端に脚が付いた机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2cと、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2cを介してアモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に配置され、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2cの平板形状に合致する部分から成り、上部に貫通孔3を有する鉄心支持部材の金属部分2dから構成されている。
このように構成された本実施例の鉄心支持部材2は、図3に示すように、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2cが配置され、この鉄心支持部材の絶縁部分2cを、鉄心支持部材の金属部分2dで、机上台状の鉄心支持部材の絶縁部分2cの平板形状に合致させてアモルファス巻鉄心1を支持するものである(鉄心支持部材の絶縁部分2cと鉄心支持部材の金属部分2dは面接触している)。
これにより、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力を、剛性の高い鉄心支持部材の金属部分2dで受けることができることは勿論、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2bの間には、鉄心支持部材の絶縁部分2cが介在されているので、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2dが接触し、電気的に短絡することを回避できる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2cと鉄心支持部材の金属部分2dにより、アモルファス巻鉄心1を支持するための剛性も担保することができるため、鉄心支持部材としての機能も発揮できる構成となっている。
更に、アモルファス巻鉄心1の内周側の曲率部において、鉄心窓5内に向かって力が発生するため、この力を利用して、鉄心支持部材の絶縁部分2cと金属部分2dとの固定をより強固なものにできる。
また、例えば、鉄心支持部材の金属部分2dは鉄でもよいが、ステンレスやアルミニウムのような非磁性材料にすることで、漂遊損の発生を抑制することが可能となる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2cの材質は、例えば、木材のほか、熱可塑性樹脂であるABS樹脂やフッソ樹脂、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂やフェノール樹脂などがあげられる。
更に、鉄心支持部材の絶縁部分2cを二重にしてゴムをクッション材として用いることで、振動の低減効果や鉄心の磁歪振動に起因する騒音の低減効果が期待できる。
なお、本実施例では、磁性薄帯としてアモルファス磁性薄帯を用いて説明したが、アモルファス磁性薄帯の他にケイ素鋼板やナノ結晶材等を用いても良い。
図5に、本発明の静止誘導電器用巻鉄心の実施例3であるアモルファス巻鉄心1を示す。
図5に示すように、本実施例のアモルファス巻鉄心1は、予め、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に鉄心支持部材の絶縁部分2a1を、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの内周側の両コーナー部1cに、鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3をそれぞれ取り付け、この鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3のそれぞれを、絶縁テープ4a、4b及び4cでアモルファス巻鉄心1に固定する。
そして、このような状態のアモルファス巻鉄心1のヨーク部1aに、鉄心支持部材の金属部分2bで、図1に示した実施例1と同様に、ヨーク部1aの直線部には鉄心支持部材の絶縁部分2a1を介在して支持し(鉄心支持部材の絶縁部分2a1と鉄心支持部材の金属部分2bは面接触している)、ヨーク部1aのコーナー部1cには鉄心支持部材の絶縁部分2a2及び2a3を介在して支持している。
これにより、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力を鉄心支持部材の金属部分2bで受けることができることは勿論、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2bの間には、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3が介在されているので、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2bが接触し、電気的に短絡することを回避できる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3と金属部分2bにより、アモルファス巻鉄心1を支持するための剛性も担保することができるため、鉄心支持部材2としての機能も発揮できる構成となっている。
また、図1及び図2に示した実施例1の鉄心支持部材2は、鉄心支持部材の金属部分2bと鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3が、接着剤等で固定された一体物であるが、本実施例での鉄心支持部材2は、鉄心支持部材の金属部分2bと鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3が接着剤等で固定されておらず分離可能であり、更に、鉄心支持部材の絶縁部分を、符号2a1、2a2及び2a3で示すように3分割(鉄心支持部材の絶縁部分は、3分割に限定されず複数分割可能)し、それらの間に間隙が形成されているため、ヨーク部1aの寸法に製造誤差があった場合でも、分割されている鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3間の間隙で、寸法誤差を調整することができる構成となっている。
なお、本実施例での絶縁テープ4a、4b及び4cは、例えば、ポリエステルフィルムテープ、ポリイミドフィルムテープ、ガラスクロステープ、フィラメントテープなどを用いるのが好適である。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3の材質は、例えば、木材のほか、熱可塑性樹脂であるABS樹脂やフッソ樹脂、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂やフェノール樹脂などがあげられる。
更に、鉄心支持部材の絶縁部分2a1、2a2及び2a3を二重にしてゴムをクッション材として用いることで、振動の低減効果や鉄心の磁歪振動に起因する騒音の低減効果が期待できる。
なお、本実施例では、磁性薄帯としてアモルファス磁性薄帯を用いて説明したが、アモルファス磁性薄帯の他にケイ素鋼板やナノ結晶材等を用いても良い。
図6に、本発明の静止誘導電器用鉄心の実施例4として磁性薄帯にアモルファス磁性薄帯を用いたアモルファス巻鉄心1を示す。
本実施例のアモルファス巻鉄心1は、分割された鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2と鉄心支持部材の金属部分2dで支持されるが、図6に示す本実施例では、ヨーク部1aの内周側のコーナー部(曲線部)の曲率部分の曲率半径が小さく、90度に近い場合に鉄心支持部材2を適用した例を示している。
図6に示すように、本実施例のアモルファス巻鉄心1は、予め、アモルファス巻鉄心1のヨーク部1aの直線部に、分割された鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2が間隔をもってそれぞれ取り付けられ、この分割された鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2を、絶縁テープ4dでヨーク部1aの直線部に、絶縁テープ4e及び4fでヨーク部1aのコーナー部(略90度の部分)の曲率部分の曲率半径が小さい部分のアモルファス巻鉄心1(ヨーク部1a)に固定する。
そして、このような状態のアモルファス巻鉄心1のヨーク部1aに、鉄心支持部材の金属部分2dで、図3に示した実施例2と同様に、ヨーク部1aの直線部には分割された鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2を介在して支持している(分割された鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2と鉄心支持部材の金属部分2dは面接触している)。
これにより、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力を鉄心支持部材の金属部分2dで受けることができることは勿論、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2dの間には、鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2が介在されているので、アモルファス巻鉄心1と鉄心支持部材の金属部分2dが接触し、電気的に短絡することを回避できる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2と金属部分2dにより、アモルファス巻鉄心1を支持するための剛性も担保することができるため、鉄心支持部材2としての機能も発揮できる構成となっている。
また、図3及び図4に示した実施例2の鉄心支持部材2は、鉄心支持部材の金属部分2dと鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2が、接着剤等で固定された一体物であるが、本実施例での鉄心支持部材2は、鉄心支持部材の金属部分2dと鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2が接着剤等で固定されておらず分離可能であり、しかも、図6に示すように、絶縁部分は符号2c1と2c2で示すように2つに分割されているため、ヨーク部1aの寸法に製造誤差があった場合でも、この分割された2つの絶縁部分2c1と2c2で製造誤差を調整することができる。
更に、鉄心支持部材の金属部分2dをヨーク部2aの寸法をよりもわずかに小さく設計することで、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力を鉄心支持部材の金属部分2dで受けることができる構成となっている。
即ち、鉄心支持部材の金属部分2dをヨーク部1aの寸法をよりもわずかに小さく設計すると、アモルファス巻鉄心1との間にわずかな隙間が形成され、この隙間で製造誤差が緩和でき、しかも、アモルファス巻鉄心1が鉄心窓5内に向かって発生する力も鉄心支持部材の金属部分2dで受けることができる構成となっている。
また、例えば、鉄心支持部材の金属部分2dは鉄でもよいが、ステンレスやアルミニウムのような非磁性材料にすることで、漂遊損の発生を抑制することが可能となる。
また、鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2の材質は、例えば、木材のほか、熱可塑性樹脂であるABS樹脂やフッソ樹脂、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂やフェノール樹脂などがあげられる。
更に、鉄心支持部材の絶縁部分2c1及び2c2を二重にしてゴムをクッション材として用いることで、振動の低減効果や鉄心の磁歪振動に起因する騒音の低減効果が期待できる。
なお、本実施例では、磁性薄帯としてアモルファス磁性薄帯を用いて説明したが、アモルファス磁性薄帯の他にケイ素鋼板やナノ結晶材等を用いても良い。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…アモルファス巻鉄心、1a…ヨーク部、1b…鉄心主脚、1c…ヨーク部のコーナー部、2…鉄心支持部材、2a1、2a2、2a3、2c…鉄心支持部材の絶縁部分、2c1、2c2…分割された鉄心支持部材の絶縁部分、2b、2d…鉄心支持部材の金属部分、3…貫通孔、4a、4b、4c、4d、4e、4f…絶縁テープ、5…鉄心窓。

Claims (15)

  1. 磁性薄帯が複数枚積層されて構成される巻鉄心を鉄心支持部材で支持している静止誘導電器用鉄心であって、
    前記鉄心支持部材は、前記巻鉄心と接触する部分が絶縁物で形成され、前記巻鉄心と接触しない部分が金属で形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  2. 請求項1に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記巻鉄心は、巻線が挿入される鉄心主脚にヨーク部が接合されてリング状に構成して閉磁路を形成するものであり、
    前記鉄心支持部材は、前記ヨーク部の直線部に配置される鉄心支持部材の第1の絶縁部分と、前記ヨーク部の内周側の両コーナー部(曲線部)に設置される鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分と、前記鉄心支持部材の第1、第2及び第3の絶縁部分を介して前記巻鉄心の前記ヨーク部を支持する鉄心支持部材の金属部分とから成ることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  3. 請求項2に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記巻鉄心は、予め前記ヨーク部の直線部に前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分が、前記ヨーク部の内周側の両コーナー部に、前記鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分がそれぞれ取り付けられ、前記鉄心支持部材の第1、第2及び第3の絶縁部分のそれぞれが絶縁テープで前記ヨーク部に固定されると共に、前記鉄心支持部材の金属部分により、前記ヨーク部の直線部には前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分が介在されて支持され、前記ヨーク部のコーナー部には前記鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分が介在されて支持されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  4. 請求項2又は3に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分は、平板の両端に脚が付いた机上台状に形成され、前記鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分は、直線部及びその両端から延びる円弧部から成る断面が略半月状に形成され、
    前記鉄心支持部材の金属部分は、机上台状の前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分を介して前記ヨーク部の直線部に配置されると共に、机上台状の前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分平板形状に合致する部分及び断面が略半月状の前記鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分の直線部と合致する部分が形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  5. 請求項4に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    断面が略半月状の前記鉄心支持部材の第2及び第3の絶縁部分の円弧部は、前記ヨーク部のコーナー部(曲線部)に合致して配置されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  6. 請求項4又は5に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記鉄心支持部材の第1の絶縁部分と前記鉄心支持部材の金属部分は、面接触していることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記鉄心支持部材の金属部分は、非磁性材料で形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  8. 請求項2乃至7のいずれか1項に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記第1、第2及び第3の絶縁部分は、木材、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂のいずれかで形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  9. 請求項1に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記巻鉄心は、巻線が挿入される鉄心主脚にヨーク部が接合されてリング状に構成して閉磁路が形成され、かつ、前記ヨーク部の内周側のコーナー部が略90度に形成されているものであり、
    前記鉄心支持部材は、前記ヨーク部の直線部に配置される分割された鉄心支持部材の絶縁部分と、分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分を介して前記巻鉄心の前記ヨーク部を支持する鉄心支持部材の金属部分とから成ることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  10. 請求項9に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記巻鉄心は、予め前記ヨーク部の直線部に分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分が取り付けられ、分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分は、絶縁テープで前記ヨーク部の直線部に固定されると共に、分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分のそれぞれは、他の絶縁テープで前記ヨーク部のコーナー部(略90度の部分)に固定され、前記鉄心支持部材の金属部分により、前記ヨーク部の直線部には、分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分が介在されて支持されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  11. 請求項10に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分は、平板の両端に脚が付いて、かつ、間隔をもって配置されて机上台状に形成され、
    前記鉄心支持部材の金属部分は、机上台状の分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分を介して前記ヨーク部の直線部に配置されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  12. 請求項11に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    分割された前記鉄心支持部材の絶縁部分と前記鉄心支持部材の金属部分は面接触していることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記鉄心支持部材の金属部分は、非磁性材料で形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  14. 請求項9乃至13のいずれか1項に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    分割された前記絶縁部分は、木材、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂のいずれかで形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の静止誘導電器用鉄心であって、
    前記磁性薄帯は、アモルファス磁性薄帯、ケイ素鋼板或いはナノ結晶材のいずれかで形成されていることを特徴とする静止誘導電器用鉄心。
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