JP2020101967A - 食材管理システム、食材保管庫、および食材購入推奨方法 - Google Patents

食材管理システム、食材保管庫、および食材購入推奨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】食材を管理し必要に応じて食材の購入を勧める食材管理システムにおいて、食材の購入をユーザにより有利なかたちで推奨する。【解決手段】食材管理システムは、食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、食材を販売する販売店から販売情報を取得する販売情報取得手段と、前記在庫情報と前記販売情報に基づいて、ユーザに購入を勧める推奨食材を決定する推奨食材決定手段と、前記推奨食材の購入を勧める通知を、前記食材保管庫に関連付けられた端末に送信する送信手段と、を備える。例えば、レシピ提示の際に特売されている食材を利用するレシピを優先的に提案して当該不足食材の購入を推奨してもよい。また、常備品の在庫が少なくなったときに購入を推奨する際に、常備品が特売されているか否かに応じて推奨通知を行うための在庫量の判定閾値を変えてもよい。【選択図】図12

Description

本発明は、食材管理システムに関する。
近年、冷凍冷蔵庫(以下、単に冷蔵庫とも称する)に種々の機能を持たせて利便性を向上させることが提案されている。
例えば、特許文献1は、冷蔵庫に食品を入れる際に、冷蔵庫との音声対話により食品名と使用期限とを入力可能とし、食品の使用期限が近づくと冷蔵庫から音声により知らせることを提案する。
特許文献2は、在庫食材を使い切るように所定期間(例えば1週間)の献立を決定し、追加購入が必要な食材が分かる形式で食材リストを提示する。また、この画面に、食材を購入するための購入画面へ移動するためのボタン(GUI)を設けて、購入を容易にすることも提案されている。
特許文献3は、冷蔵庫を閉じる際に食材に付加したICタグを読み取ることで、在庫食品の種類とともにその使用期限も把握して管理することを提案する。また、テレビから受信したレシピと在庫食材とに応じて、このレシピにしたがって調理する際に必要となる食材を発注可能とすることも提案する。
特開2017−67315号公報 特開2018−81496号公報 特開2011−203932号公報
しかしながら、上記従来技術は、食品の販売店との連携を考慮していない。食品販売店は食品の特売を行うことがあり、食品の特売を考慮して食品の購入を勧めることはユーザにとってメリットがある。
本発明は、食材の在庫を管理し必要に応じて食材の購入を勧める食材管理システムにおいて、食材の購入をユーザにより有利なかたちで推奨することを目的とする。
本発明の一態様は、
食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、
食材を販売する販売店から販売情報を取得する販売情報取得手段と、
前記在庫情報と前記販売情報に基づいて、ユーザに購入を勧める推奨食材を決定する推奨食材決定手段と、
前記推奨食材の購入を勧める通知を、前記食材保管庫に関連付けられた端末に送信する送信手段と、
を備える、食材管理システムである。
本態様において、販売情報には特売されている食材に関する情報が含まれ、推奨食材決
定手段は、特売されている食材を優先的に推奨する食材として決定してもよい。また、販売情報に、食材またはその包装もしくは容器に食材に関する情報を格納した記憶媒体が設けられた(取り付けられた)食材であるか否かの情報が含まれ、推奨食材決定手段は、当該記憶手段が設けられた食材を優先的にユーザに推奨する食材として決定してもよい。ここで、「優先的に」というのは、他の条件が同条件であれば、特売されている食材あるいは記憶手段が設けられた食材を推奨食材として決定するという意味であり、他の条件次第ではこれらの条件を満たさない食材が推奨食材として決定されてもよい。
本態様は、在庫情報に基づいて提案するレシピを決定するレシピ決定手段をさらに備えてもよい。この場合、推奨食材決定手段は、レシピ決定手段によって決定されたレシピに必要な食材の中のうち前記食材保管庫に在庫されていない食材を、推奨食材として決定してもよい。また、レシピ決定手段は、追加購入が必要な食材が少ないレシピほど高く評価し、食材の追加購入が必要な場合には、追加購入が必要な食材が特売されている食材であれば、そうでない場合よりも高く評価し、評価の高い所定数個のレシピを提案するレシピとして決定してもよい。このようにすることで、在庫食材だけで作れないレシピを提案する際に、特売されている食材を用いたレシピが提案されるので、ユーザにとってメリットがある。特売されている食材を用いたレシピを優先的に提案することは、特売されている食材の購入を優先的に推奨することと同義とみなせる。
また、本態様において、推奨食材決定手段は、前記食材保管庫に常備すべき常備食材の在庫量が第1閾値以下であれば、当該常備食材を推奨食材として決定してもよい。この場合、推奨食材決定手段は、常備食材が特売されている食材である場合には、第2閾値(第2閾値は第1閾値よりも大きい)以下であれば、当該常備食材を推奨食材として決定することが望ましい。常備品が特売されている場合には早めに購入を推奨することで、特売の機会に在庫補充をすることが可能となる。特売品であれば在庫が第1閾値よりも多くても購入を推奨することは、特売品の購入を優先的に推奨することと同義とみなせる。
本態様は、食材の在庫情報に基づき、所定の頻度以上で使用および補充があり、かつ、在庫量が平均して所定量以上である食材を、常備食材として決定する常備食材決定手段をさらに備えてもよい。この構成によれば、ユーザが特段の入力をしなくても、食品保管庫に常備すべき食材を把握できる。
本態様において、販売店は実店舗であり、推奨食材の購入を勧める通知の前記ユーザ端末への送信は、ユーザ端末が前記実店舗内または前記実店舗から所定の距離以内に位置するときに行われてもよい。このようにすれば、ユーザが実店舗の近くにいるときに通知がされるので、通知を受けてすぐに購入を行うことができる。
本態様において、販売店はオンラインショップである場合は、食材の購入を推奨する通知には、前記オンラインショップにおける前記推奨食材の購入ページへのリンクが含まれてもよい。この構成によれば、ユーザは通知を受けて後に、食材の購入ページにジャンプして食材の購入が簡単にできる。
また、推奨食材を購入可能なオンラインショップが複数存在する場合には、前記通知には、オンラインショップごとの販売価格および最短配送日時が含まれてもよい。このように、販売価格と最短配送日時が含まれることで、どの販売店で購入するのがよいかをユーザが判断する手助けとなる。
また、本態様において、販売店は実店舗であり、かつ、推奨食材を購入可能な販売店が複数ある場合、ユーザの現在位置および前記食材保管庫の位置の少なくともいずれかに基づいて、1つまたは複数の販売店を選択する販売店選択手段をさらに備え、前記通知には
、前記販売店選択手段によって選択された販売店の情報が含まれてもよい。例えば、ユーザあるいは食材保管庫に近い販売店を選択したり、ユーザの位置から食材保管庫までの経路上にある販売店を選択したりすることが考えられる。このような立地にある販売店は、ユーザが立ち寄りやすい店舗であるため、ユーザにとって便利である。
本発明の別の一態様は、
食材に関する情報を読み取る読取モジュールを備える食品保管庫であって、
前記読取モジュールは、底面部と、前記底面部に対して垂直に設けられた複数の仕切部材と、前記複数の仕切部材のいずれかに設けられたRFリーダーとを含み、
前記RFリーダーは、前記仕切部材の間に収納された食材の包装または容器に取り付けられたRFタグから、当該食材に関する情報を読み取る、
ことを特徴とする食材保管庫である。
本発明のさらに別の一態様は、
コンピュータによって実行される食材購入推奨方法であって、
食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
食材を販売する販売店から販売情報を取得する販売情報取得ステップと、
前記在庫情報と前記販売情報に基づいて、ユーザに購入を勧める推奨食材を決定する推奨食材決定ステップと、
前記推奨食材の購入を勧める通知を、前記販売店に関する情報とともに前記食材保管庫のユーザに関連付けられた端末に送信する送信ステップと、
を含む、食材購入推奨方法である。
また、本発明は、この方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、あるいはこのコンピュータプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体として捉えることもできる。上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、食材を管理し必要に応じて食材の購入を勧める食材管理システムにおいて、食材の購入をユーザにより有利なかたちで推奨することができる。
第1実施形態にかかるシステムの全体概要を示す図。 第1実施形態にかかる冷凍冷蔵庫の機能ブロックを示す図。 冷凍冷蔵庫の庫内に設置される読取モジュールの外観を示す図。 在庫情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図。 販売情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図。 在庫リスト表示画面の一例を示す図。 第1実施形態にかかるレシピ決定処理の流れを示すフローチャート。 レシピ評価の基準の一例を示す図。 レシピ詳細画面および商品詳細画面の一例を示す図。 第2実施形態にかかる冷凍冷蔵庫の機能ブロックを示す図。 第2実施形態における常備品決定処理を説明する図。 第2実施形態における追加購入推奨処理の流れを示すフローチャート。
<実施形態1>
[システム構成]
本発明の第1実施形態は、冷凍冷蔵庫(食品保管庫)100に在庫している在庫食材を
管理し、在庫食材を考慮してレシピを提案するとともに、必要となる食材の購入を容易化する食材管理システムである。
図1は、本実施形態にかかるシステムの全体概要を示す図である。本システムは、冷凍冷蔵庫100、ユーザ端末200、ショッピングサーバ300を含む。冷凍冷蔵庫100は、食材を保管するとともに、在庫食材の管理や在庫食材に基づくレシピ提案などを行う機能を有する。ユーザ端末200は、冷凍冷蔵庫100と通信可能であり、冷凍冷蔵庫100内にある食材の情報を取得したり、冷凍冷蔵庫100にレシピの提案を求めたりする機能を有する。ユーザ端末200は、また、ショッピングサーバ300と通信可能であり、ショッピングサーバ300から販売商品に関する情報を取得したり、商品の購入をしたりする機能を有する。ショッピングサーバ300は、食品を含む商品の販売を行うオンラインショッピングサイトを提供し、ユーザ(ユーザ端末200)からの購入指示に応じて、商品の受注・発送を行う機能を有する。
ユーザ端末200は、スマートフォン、タブレット型PC、ラップトップ型PC、デスクトップ型PCなどの任意の情報処理装置(コンピュータ)であり、冷凍冷蔵庫100およびショッピングサーバ300と通信可能である。冷凍冷蔵庫100との通信は、無線LANやBluetooth(登録商標)が一般的であるが、その他の通信方式であっても構わない。ユーザ端末200は、インターネットなどの公衆網を介して冷凍冷蔵庫100と通信することで、在宅していない場合でも冷凍冷蔵庫100の状態を把握可能である。
ユーザ端末200はあらかじめ冷凍冷蔵庫100との関連付けがなされる。例えば、これら2つの装置同士が機器IDに基づいて直接的に関連付けられてもよいし、これら2つの装置が共通のユーザIDに関連付けられることで間接的に関連付けられてもよい。なお、ユーザIDに基づく関連付けを行う場合には、これら2つの装置を結びつけるための外部サーバを用いるとよい。
また、ショッピングサーバ300は、1台または複数台の情報処理装置(コンピュータ)から構成され、オンラインショッピングに関する機能を提供する。
ユーザ端末200およびショッピングサーバ300は従来技術を適用可能であるため詳細な説明は省略し、以下では、主に冷凍冷蔵庫100について詳細に説明する。
[冷凍冷蔵庫]
図2は、冷凍冷蔵庫100の機能ブロックを示す図である。冷凍冷蔵庫100は、読取モジュール101、庫内カメラ104、販売情報取得部105、在庫食材情報取得部110、在庫情報記憶部111、販売情報記憶部112、在庫表示出力部113、レシピ検索要求受信部114、レシピ検索部115、レシピ出力部116を備える。これらの機能部のうち、読取モジュール101と庫内カメラ104以外の機能部は、冷凍冷蔵庫100に設けられた1つまたは複数のプロセッサがプログラムを実行することによって実現される。
(在庫食材の読取機能)
読取モジュール101は、庫内の食材10に付されたRFタグ11から食材の情報を読み取るためのモジュールである。図3に、読取モジュール101の外観を示す。読取モジュール101は、底面部20と、底面部20に対して略垂直に設けられた複数の仕切部材21と、端部の仕切部材21に設けられたRFリーダー102と、底面部20に設けられた重量センサ103を有する。読取モジュール101によって読み取られた情報は、在庫食材情報取得部110に送られる。
読取モジュール101は、冷凍冷蔵庫100に予め備え付けられたものであってもよいし、冷凍冷蔵庫100に後から設置されてもよい。読取モジュール101を後から設置する場合、読取モジュール101はバッテリ駆動としてもよいし、冷凍冷蔵庫100から電源をとってもよい。また、読取モジュール101が読み取った情報は、有線通信または無線通信を介して直接に冷凍冷蔵庫100に送信されてもよいし、無線通信により外部サーバを経由して冷凍冷蔵庫100に送信されてもよい。後付け可能な読取モジュール101を用いることで、RFリーダー102などを有していない冷凍冷蔵庫100であっても、食材10の情報を読み取ることが可能となる。
読取モジュール101において、端部以外の仕切部材21は移動可能に構成されて、仕切部材21間の間隔を調整可能であってもよい。仕切部材21の移動は、スライド移動であってもよいし、取付位置を変えることによる移動であってもよい。また、図3の例では、端部が開放された構成であるが、端部も囲って四方を囲うボックス形状としてもよい。
食材10(またはその包装や容器)に食材に関する情報を記憶したRFタグ11が付されている場合には、食材10を読取モジュール101の仕切部材21の間に配置することで、RFリーダー102が食材に関する情報を読み取ることができる。RFタグ11には、食材10の種類や消費期限が含まれる。また、RFタグ11に格納される食材に関する情報は、食材10の総重量(包装等を含む)、内容量、1個あたりの重量等が含まれてもよく、その場合、これらの情報を元に重量センサ103の検出値から食材10の残量を把握できる。食材に関する情報は、その他にも、カロリー、栄養成分、製造者、生産地などの情報を含んでもよい。
また、このような読取モジュール101の仕切区画に食材10を立てて整列させることで、食材10が積層されることを防止でき、冷凍冷蔵庫100を開けたときにユーザは目視で在庫食材を一覧できる。このような構成は、冷凍食品に対して好適に適用可能である。冷凍食品は、凍っているため形状が安定しており、かつ、多くの種類の商品において形状がほぼ同一であるためである。冷凍食品の包装の表面部にRFタグ11を設けておけば、読取モジュール101に縦置きした状態でRFリーダー102がRFタグ11の情報を読み取ることができる。
ただし、RFタグによる読取は冷凍食品に限らず、任意の食材に対して適用可能である。例えば、読取モジュール101を冷蔵庫や野菜室等に設置してもよいし、庫内に食材を出し入れするときにRFタグを読み取れるようにRFリーダーを冷蔵庫の枠部分に設けてもよい。後者の場合は、食材の重量を読み取ることはできないが、少なくとも在庫している食材の種類を把握可能である。
庫内カメラ104は、庫内に設置され、在庫している食材を撮影するためのカメラである。庫内の食材を撮影できるように、庫内カメラ104は、庫内の複数箇所に設けられることが好ましい。庫内カメラ104によって撮影された画像は、在庫食材情報取得部110に送られ、在庫食材の種類や残量などが画像解析処理によって取得される。画像解析は、公知の技術によって実現可能である。なお、在庫食材情報取得部110すなわち冷凍冷蔵庫100が有するプロセッサ自体が画像解析処理を行ってもよいし、在庫食材情報取得部110が外部のサーバに画像データを送信して外部サーバにおける解析結果を取得するようにしてもよい。
また、食材に関する情報をRFタグに格納する代わりに、QRコード(登録商標)に格納し、当該QRコードを食材(またはその包装や容器)に取り付けてもよい。QRコードは庫内カメラ104によって読み取り可能である。あるいは庫内カメラ104が、食材の容器や包装に付加されているバーコードを読み取って在庫食材を認識するようにしてもよ
い。
在庫食材を検知する方法は、読取モジュール101や庫内カメラ104を使用した態様に限られない。例えば、ユーザ端末200と在庫食材情報取得部110が通信を行って、ユーザ端末200から在庫食材に関する情報が入力されてもよい。ユーザによる入力は、例えば、テキスト入力や音声入力であり、食品の種類や消費期限などをユーザが直接入力してもよい。その他にも、食材に関する情報を容器等にユーザが手書きし、この手書きの文字をユーザ端末200で読み取って文字認識をすることで食材に関する情報を取得してもよい。また、ユーザ端末200が食材を撮影しその画像を解析処理して食材に関する情報を取得してもよいし、ユーザ端末200がRFタグやQRコードやバーコードを読み取って食材に関する情報を取得してもよい。このようにしてユーザ端末200によって取得された食材に関する情報は、ユーザ端末200から在庫食材情報取得部110に送信される。なお、ユーザ端末200が撮影した画像や音声などが在庫食材情報取得部110に送信されて、解析処理等は在庫食材情報取得部110が行うようにしてもよい。
その他の検知方法として次のような方法も可能である。例えば、QRコードやRFタグ等が付加された容器に食材を入れて保存する場合やQRコード等が付加されたクリップ等で袋とじして保存する場合には、ユーザ端末200がQRコード等に格納されている識別子(ID)を取得し、また、容器に保存されている食品をユーザから受け取る。そして、これらの情報をユーザ端末200から在庫食材情報取得部110に送信し、在庫食材情報取得部110がこれらの情報を関連付けて記憶する。このように、一度QRコードの識別子と食材を関連付けた後は、庫内カメラ104等により取得したQRコード等の識別子から容器に保存されている食品を把握できる。
在庫食材情報取得部110は、上述のようにして取得した在庫食材に関する情報を、在庫情報記憶部111に格納する。図4は、在庫情報記憶部111に記憶されるデータの一例であり、食材の種類、登録日、期限、残量などが含まれる。ここでは、在庫情報記憶部111に最新の情報のみが格納されるように記載しているが、過去の情報を保持するようにしてもよい。例えば、保管を始めた日時、一部を使用した場合の使用量と日時、全て使い切って在庫がなくなった日時などを蓄積してもよい。このようにすれば、過去においてどのように食材を利用したかの履歴が把握可能である。
在庫食材に関する情報を取得するために、種々の方法があることを説明したが、これら全ての方法を採用する必要はなく、少なくともいずれか1つの方法で情報を取得すればよい。
(販売情報の取得機能)
販売情報取得部105は、ショッピングサーバ300と通信して、ショッピングサーバ300で販売している商品に関する情報を取得する。販売情報取得部105が取得した販売情報は、販売情報記憶部112に格納される。図5は、販売情報記憶部112に記憶されるデータの一例である。図に示すように、販売情報は、例えば、食材ID、食材種類、分量、販売価格、割引の有無、最短配達日時、RFタグ11の有無などの情報が含まれる。この他にも、製造メーカや製造者・生産地などの情報が販売情報に含まれてもよい。ここでは、販売情報に割引の有無が含まれる例を説明したが、現在の販売価格が割引価格であることが分かればよく、例えば、販売情報に通常販売価格と現在の販売価格とが含まれてもよい。
なお、最短配達日時が分かるために、ユーザの住所(配達先住所)が分かっている必要があるが、これはユーザが予め登録しているものとする。
また、図1では、ショッピングサーバ300は1つのみが描かれているが、本システムは複数のショッピングサーバ300を含んでもよく、その場合、販売情報取得部105はこれら複数のショッピングサーバ300から販売情報を取得して、どのショッピングサーバ300の販売情報であるか分かる態様で販売情報記憶部112に記憶する。
(在庫一覧表示機能)
在庫表示出力部113は、ユーザ端末200からの要求に応じて、冷凍冷蔵庫100に現在在庫している在庫食品の一覧を作成して、ユーザ端末200に送信する。在庫表示出力部113は、在庫情報記憶部111を参照して、在庫している食材の種類・残量・期限を取得して、図6に示すような在庫リスト表示を行うためのデータを生成しユーザ端末200へ送信する。なお、図6の在庫リストには、冷凍冷蔵庫100に含まれる全ての食材がリストされるのが基本であるが、ユーザからの指示により特定の条件を満たす食材のみを表示するようにしてもよい。条件として、例えば、野菜類のみ、肉類のみ、期限が近いもののみなどが考えられるが、その他の条件であってもよい。
在庫リストには、チェックボックス61と、レシピ検索ボタン62、購入ボタン63が含まれてもよい。チェックボックス61は、各食材に設けられ、個別にオンオフを設定可能である。レシピ検索ボタン62は、チェックボックス61にチェックが入っている食材を利用するレシピを検索するためのボタンである。レシピ検索については後ほど詳細に説明する。購入ボタン63は、チェックボックス61にチェックが入っている食材を購入するためのボタンである。購入ボタン63が押されると、ショッピングサーバ300の商品購入ページにジャンプしてもよいし、選択された全ての商品を購入するための意思確認ページにジャンプしてもよいし、選択された商品の発注要求をショッピングサーバ300に送信してもよい。ショッピングサーバ300で商品を購入するために、在庫リストには商品を購入ページ等へジャンプするためのリンクが含まれる。
また、ショッピングサーバ300が複数ある場合には、いずれかが予め選択されている場合にはそのショッピングサーバ300を利用すればよいし、そうではない場合はいずれのショッピングサーバ300を利用するかをユーザに選択させてもよい。
(レシピ検索機能)
レシピ検索要求受信部114は、ユーザからレシピ検索指示と、レシピ検索に関する条件とを受信する。レシピ検索の条件として、利用する食材、利用しない食材、料理の種類(和・洋・中、煮物・揚げ物・炒め物・ごはんもの・汁もの、など)等が例示できる。その他の条件として、ダイエットや食事療法に伴う摂取カロリーの上限や、アレルギー等による摂取禁止食材などの制限を用いてもよい。レシピ検索要求受信部114は、レシピ検索用の画面をユーザ端末200に提示して、ユーザからの入力を受け取ってもよいし、上述した在庫リスト(図6)から入力を受け取ってもよい。なお、レシピ検索条件は必ずしもユーザからその都度入力される必要はなく、あらかじめ指定されたユーザの嗜好や制限を反映するようにしてもよいし、最近に作った料理と重複しないことを条件としてもよい。
レシピ検索部115は、レシピ検索要求受信部114が取得した検索条件に合致するレシピを検索してユーザに提示する。以下、図7のフローチャートを参照して、レシピ検索部115によるレシピ決定処理を説明する。
ステップS11において、レシピ検索部115は、レシピ検索要求受信部114を介して、レシピ検索に関するユーザの要望(条件)を取得する。ユーザの要望には、上述したように、利用する食材や料理の種類などが含まれる。
ステップS12において、レシピ検索部115は、在庫情報記憶部111を参照して、冷凍冷蔵庫100に在庫している食材の情報を取得する。また、ステップS13において、レシピ検索部115は、販売情報記憶部112を参照して、ショッピングサーバ300で販売している食材に関する販売情報を取得する。
ステップS14において、レシピ検索部115は、検索条件に合致するレシピを検索する。取得するレシピには、必要材料や調理手順に関する情報が含まれる。レシピ検索自体は公知技術であるためここでの詳細な説明は省略する。なお、レシピ検索部115がレシピ情報を全て保持するようにしてレシピ検索部115(冷凍冷蔵庫100内のプロセッサ)でレシピ検索処理の全てを行ってもよいし、外部のサーバに対してレシピ検索要求を送信してこのサーバから検索結果のレシピを受信してもよい。なお、後述するようにレシピのスコアリングを行うので、ステップS14で取得するレシピに検索条件のいずれかを満たさないレシピが含まれてもよい。
ステップS15において、レシピ検索部115は、ステップS14で検索されたレシピをスコアリング(評価)する。なお、ここでは、ステップS14のレシピ検索において検索のスコア付けがされていることを前提とし、ステップS15でそのスコアの調整を行うことを想定する。ただし、ステップS14で得られたレシピを全て同一の評価とみなしてステップS15でスコアの調整を行ってもよい。
評価の基準として次のようなものが考えられる。まず、第一に、在庫食材のみで作れるレシピを高評価とし、追加購入が必要な食材(以下、不足食材ともいう)がある場合にはそうではない場合よりも低評価とする。また、不足食材がある場合、その食材が特売されている食材であれば、そうでないときよりも高評価とする。例えば、図8に示すように、不足食材がなければ評価値をゼロとし、不足食材がある場合、それが特売されている食材であれば1つあたり−1ポイントとし、特売されていない食材であれば1つあたり−2ポイントとすることが考えられる。
なお、ここでは追加食材が1つ増えるたびに評価を線形的に下げていくようにしているが、必ずしもそのようにする必要はなく、2つ目以降の追加食材についてのマイナス評価はより少なくしてもよい。特にオンラインショッピングでは、1つ買う手間も2つ以上買う手間もそれほど変わらないためである。
また、不足食材について上記以外の観点から評価を行ってもよい。例えば、不足食材のうちの最短配送日時が最も遅い食材の最短配送日を考慮して評価してもよい。すなわち、不足食材の全てを早く入手できるレシピほど高評価にすることも考えられる。また、不足食材を購入するために利用する販売店が少ないほど高評価にすることが考えられる。また、不足食材を購入するために必要な総金額が少ないほど高評価にすることが考えられる。
また、不足食材にRFタグ11が取り付けられて販売されている食材であれば、そうでない場合よりも高評価にすることが考えられる。このような評価を行うことで、食品メーカが販売品にRFタグを取り付けるインセンティブが生じ、食品へのRFタグの取付の普及が見込める。
なお、取得したレシピがユーザからの検索条件を満たさない場合には、ステップS15のスコアリングの際に、マイナス評価してもよい。
ここでは様々な評価基準を例示したが、これらのうちの複数の基準を組み合わせて評価してもよい。この場合、異なる評価基準に基づくスコアを単純平均または加重平均して最終的なスコアを得ることが考えられる。
ステップS16において、レシピ検索部115は、ユーザにレシピを提示するための出力画面のデータをユーザ端末200に送信する。レシピ提示画面では、検索されたレシピのうち、スコア(評価)が高い方から所定数個のレシピがスコアにしたがった順序でリスト表示される。そして、提示されたレシピのいずれかを選択することでレシピの詳細を見ることができる。
図9Aは、ユーザがいずれかのレシピを選択したときに表示されるレシピの詳細画面である。図に示すように、レシピ詳細画面には、メニュー名や必要な食材91とその分量92、必要な食材の保有有無(在庫有無)93が表示される。レシピ詳細画面には、つくりかたの手順も表示される。また、一括購入ボタン95は、不足食材を一括で購入するためのボタンであり、例えば、このボタンを押すとショッピングサーバ300において、不足食材が全て買い物カゴに入れられた状態の決済画面にジャンプするようにしてもよい。
必要な食材91を選択すると、選択された食材を購入するためのショッピングサーバ300上での商品詳細ページが表示される。具体的には、各食材にショッピングサーバ300の商品詳細ページのリンクが関連付けられており、何れかの食材が選択されると関連付けられたリンクのページが表示される。図9Bは、商品詳細ページの例を示す。この例では、選択された食材が商品として3つ存在することを想定する。商品一覧98に複数の商品のそれぞれについて、販売店舗名、商品名、価格、最短配送日などの情報が表示される。このように、複数の商品のそれぞれについて、販売価格や最短配送日がユーザに容易に把握可能な形式で表示されることはユーザの利便性を向上する。また、ユーザは表示されている複数の商品の一つを選択可能であり、選択されている商品(この例では、下線が引かれた商品が選択されていることを示す)に関する情報が、画像表示欄96および詳細説明欄97に表示される。なお、レシピ詳細画面で選択された食材が商品として複数存在する場合に、複数の商品をどのような順序で表示するかは、種々の方式が考えられる。例えば、価格(単価)が安い順に表示したり、最短配送日が早いものから順に表示したり、特売品を優先的に表示したり、食品にRFタグが付加されているものを優先的に表示したりすることが考えられる。
ユーザは、数量を指定して「買い物カゴに入れる」ボタン99を押すことで、現在選択されている商品を買い物カゴに投入できる。買い物カゴに投入した後の決済処理は、通常のオンラインショップにおける処理と同様であるためここでは説明を省略する。なお、本実施形態では、複数の販売店(オンラインショップ)の商品が商品一覧に表示されているが、いずれか一つの販売店のみの商品を表示するようにしてもよい。
[本実施形態の有利な効果]
本実施形態は読取モジュール101を利用して食材を整列した状態で冷凍冷蔵庫100内に保管できるため、冷凍冷蔵庫100に在庫している食材をユーザが目視で簡単に把握できる。
また、冷凍冷蔵庫100内に在庫している食材に関する情報(種類、残量、期限など)を冷凍冷蔵庫100が把握しているため、ユーザはユーザ端末200を介して在庫食材を把握できる。ユーザ端末200と冷凍冷蔵庫100がインターネットなどの公衆網を介して接続される形態では、ユーザは自宅以外の場所でもいつでも在庫食材に関する情報を参照できる。
また、レシピ検索の結果を表示する際に、不足食材を簡単に購入できる仕組みを導入しているためユーザの利便性が向上する。また、レシピを検索する際に、ユーザの希望や在庫食材だけでなく販売店における特売情報を考慮しているため、よりユーザにとって望ま
しいレシピの提案が可能となる。また、商品の購入を推奨する際に、RFタグが付された商品を優先的に推奨することで、食品メーカ等が食品にRFタグを付加するインセンティブとなる。
<実施形態2>
本実施形態は、冷凍冷蔵庫100に保管される常備品の在庫量が所定量以下になったら購入を推奨する食材管理システムである。本実施形態の基本的な構成は実施形態1と同様であるため、主に実施形態1と異なる部分について説明を行う。
本実施形態におけるシステムも実施形態1(図1)と同様に、冷凍冷蔵庫100、ユーザ端末200、ショッピングサーバ300から構成される。図10に本実施形態にかかる冷凍冷蔵庫100の機能構成を示す。
本実施形態においても在庫食材を取得するための機能(すなわち、読取モジュール101、庫内カメラ104、在庫食材情報取得部110、在庫情報記憶部111)、および販売情報を取得するための機能(すなわち販売情報取得部105、販売情報記憶部112)は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
本実施形態では、冷凍冷蔵庫100は、常備食材決定部120、常備食材情報記憶部121、通知部122の機能を有する。常備食材決定部120は、在庫情報やユーザからの入力に基づいて常備すべき食材の種類と、その常備食材を補充すべき残量の閾値を決定する。通知部122は、常備食材の残量が閾値以下となった場合に、常備食材の購入を推奨する通知を行う。以下、より詳細に説明する。
(常備食材決定処理)
図11Aは、常備食材決定部120が行う、在庫情報に基づく常備食材の決定処理である。なお、本実施形態においては、在庫情報記憶部111において、最新の在庫情報だけでなく、過去の在庫情報の履歴も含まれていることを前提とする。また、この処理においては、同一食材の異なる商品はひとまとめにして判断してもよいし、商品ごとに個別に判断をしてもよい。
ステップS21において、常備食材決定部120は、在庫情報記憶部111から在庫情報の履歴を取得する。在庫情報の履歴から、冷凍冷蔵庫100に在庫している(していた)食材の残量の時間的な変化を把握可能である。
ステップS22において、常備食材決定部120は、ほぼ常に在庫があり、かつ、所定の頻度以上で追加購入されている食材を抽出する。ほぼ常に在庫があるというのは、対象期間中の在庫なしの期間の割合が所定割合以下の食材といえる。所定の頻度以上で追加されている食材は、所定の頻度以上で食材の使用と補充がされている食材といえる。これら2つの条件は、在庫食材が常備食材として満たすべき条件といえる。後者の条件は、使用されずに放置されている食材を除外するための条件である。なお、在庫に関する判定閾値(所定の割合)と追加購入頻度の判定閾値(所定の頻度)は、全ての食材について同一の値であってもよいし、食材に応じて異なる値としてもよい。
ステップS23において、常備食材決定部120は、ステップS22の条件を満たす食材が追加購入されたときの在庫量に基づいて、補充を推奨するための残量の閾値を決定する。例えば、食材が追加購入されたときの在庫量の平均値や中間値や最頻値を、閾値として採用することが考えられる。
ここで、図11Bを参照してステップS22,S23の処理を説明する。図11Bは、
ある食材の在庫量の時間変化を示すグラフ1101を示す。この例では、食材が常に在庫しており、また、時期1102,1103において追加購入されているため、ステップS22の条件を満たすと判断される。そして、追加購入がされた時期1102,1103における在庫量に応じて、ステップS23において在庫量1104が、補充を推奨するための在庫量の閾値として決定される。
ステップS24において、ユーザに対して、常備食材として判断された食材の種類と追加購入のための閾値を提示して、この条件で常備食材として追加購入の監視対象とするか否かを問い合わせる。この問い合わせは、ユーザが、常備食材として管理するか否かを選択したり、判定閾値を変更したりすることができるように構成される。なお、この時点でユーザに問い合わせを行わずに、常備食材の在庫量が閾値を下回りユーザに追加購入を推奨する際に、上記の問い合わせをするようにしてもよい。
ステップS25において、常備食材決定部120は、決定された常備食材の種類と追加購入のための閾値を関連付けて常備食材情報記憶部121に格納する。
なお、ここでは常備食材決定部120が在庫量の履歴に基づいて常備食材の種類と閾値を決定しているが、ユーザがこれらの情報を手動で入力しても構わない。
(常備品補充推奨処理)
次に、図12Aを参照して、通知部122が行う常備品の追加購入推奨処理について説明する。この処理は、例えば、定期的に行われてもよいし、ユーザによって指定されたときに行われてもよいし、所定の条件が満たされたときに行われてもよい。所定の条件の例は、ユーザがショッピングサーバ300にアクセスしたという条件である。
ステップS31において、通知部122は、常備食材情報記憶部121に記憶されている常備食材に関して、現在の在庫情報を在庫情報記憶部111から取得する。
ステップS32において、通知部122が、常備食材の現在の在庫量が、常備食材情報記憶部121に記憶されている判定閾値(閾値THと称する)以下であるか判定する。在庫量が閾値TH以下であれば(S32−YES)、ステップS35に進み、当該常備食材の追加購入を推奨する通知を行う。そうでなければ(S32−NO)、ステップS33に進む。
ステップS33では、通知部122は、販売情報記憶部112を参照して、処理対象の常備食材が特売されているか否かを判断する。特売されていない場合(S33−NO)には、何もせずに処理を終了する。一方、処理対象の常備食材が特売されている場合(S33−YES)には、ステップS34に進む。
ステップS34では、通知部122が、常備食材の現在の在庫量が、閾値THに所定の値αを足した量以下であるか判定する。この値α(>0)は食材に応じて適宜決定すればよく、システム側で予め設定してもよいし、ユーザからの入力に基づいて決定してもよい。また、在庫情報の履歴に基づいて1回の利用あたりの利用量を求めて、1回または数回分の利用量を、値αとして決定してもよい。在庫量が閾値TH+αより多ければ(S34−NO)、何もせずに処理を終了する。一方、在庫量が閾値TH+α以下であれば(S34−YES)、ステップS35に進み、当該常備食材の追加購入を推奨する通知を行う。
ステップS32からS34における判定方法を、図12Bを参照して説明する。図12Bに示すように、常備食材の在庫量が閾値TH以下であれば、当該常備食材が特売されているか否かにかかわらずに、追加購入を推奨する。常備食材の在庫量が閾値THより多く
閾値TH+α以下であれば、常備食材が特売されている場合に限って追加購入を推奨する。常備食材の在庫量が閾値TH+αよりも多い場合には、常備食材が特売されているか否かにかかわらずに、追加購入の推奨をしない。
ステップS35において、通知部122は、ユーザ端末200に対して、常備食材の追加購入を推奨する通知を行う。常備食材に対応する商品が複数存在する場合には、例えば、次のような基準で優先度をつけて購入を推奨すればよい。まず、販売価格(単価)に基づいて優先度を決定することが考えられる。常備食材が特売されていることが原因で追加購入を推奨する場合(S34でYESと判定された場合)は、特売されている商品を優先的に推奨するとよい。その他にも、最短配送日時や商品にRFタグが付加されているか否かなどを考慮して推奨商品の優先度を決定してもよい。
通知部122からユーザ端末200に送られる追加購入推奨通知には、ショッピングサーバ300において推奨食材を購入するためのページにジャンプするためのリンク情報が含まれる。これにより、ユーザは購入推奨通知を受けて簡単に購入が行える。購入推奨通知には、実施形態1で説明した商品の詳細情報画面(図9B)と同様の情報を含む画面が含まれることが望ましい。この際、複数の販売店での購入が可能である場合には、販売店ごとの価格や配達日時が比較可能な形で表示されることも望ましい。なお、ユーザに購入の確認を求めてから購入を行う代わりに、ユーザの確認を取らずに購入(発注)手続を行うようにしてもよい。このように自動的に購入を行う場合には、購入手続を行った旨の通知をユーザに対して行い、また事後的な購入のキャンセルを受付可能とするとよい。
[本実施形態の有利な効果]
本実施形態によれば、冷凍冷蔵庫100に常備すべき食材の在庫量が閾値よりも少なくなったときに追加購入を推奨することができるので、常備食材の在庫切れを防止できる。また、常備食材が特売されているときには、推奨通知を行う閾値を上げることで、特売価格での購入が可能となる。
また、本実施形態では、食材の在庫情報の履歴から常備食材を自動的に判断しているため、ユーザが常備食材を入力する手間を省くこともできる。
<変形例>
上記の実施形態においては、食材の販売店がオンラインショップであったが、販売店は実店舗であってもよい。この場合、ショッピングサーバ300の代わりに、商品情報提供を提供するためのサーバが利用される。また、実施形態1のレシピ情報の提供を行う際や、実施形態2の常備品の追加購入の推奨を行う際には、商品販売ページへジャンプするため機能は実装せず、商品の詳細情報を提示のみを行う。
また、購入を推奨する食材を販売する実店舗が複数存在する場合に、ユーザの現在位置(すなわちユーザ端末200の現在位置)や冷凍冷蔵庫100の位置(典型的には自宅の位置)を考慮して、いずれか1つまたは複数の販売店での商品情報を提供するようにしてもよい。例えば、ユーザの現在位置に最も近い販売店や、冷凍冷蔵庫100の位置に最も近い販売店を選択することが考えられる。あるいは、ユーザの現在位置から冷凍冷蔵庫100までの経路上に存在する販売店を選択することが考えられる。
さらに、実施形態2の常備品補充推奨処理を、ユーザ(ユーザ端末200)が販売店に入店したとき、あるいは販売店から所定距離以内に接近したときに実行するようにしてもよい。どの販売店に入店または接近したときに常備品補充推奨処理を実行するかは、ユーザがあらかじめ設定可能としてもよい。なお、常備品補充推奨処理の全ての販売店に入店または接近したときに行う必要はなく、通知の要否までの判定を予め行っておいて、ユー
ザが販売店に入店または接近したときに通知を行うようにしてもよい。
上記の実施形態では、冷凍冷蔵庫100内のプロセッサ(コンピュータ)が在庫食材の把握やレシピ提案などの機能を実行している。しかしながら、これらの機能は、冷凍冷蔵庫100以外に設けられたコンピュータによって実行されてもよい。このコンピュータは、冷凍冷蔵庫100の読取モジュール101や庫内カメラ104、およびユーザ端末200と通信可能であれば、上述した機能を実現することができる。
また、上記では冷凍冷蔵庫に本発明を適用する例を取り上げたが、冷凍機能と冷蔵機能のいずれか一方のみを有する食品保管庫に本発明を適用してもよいし、冷凍機能も冷蔵機能も有さない食品保管庫に本発明を適用してもよい。
100:冷凍冷蔵庫 200:ユーザ端末 300:ショッピングサーバ
101:読取モジュール 102:RFリーダー 103:重量センサ
104:庫内カメラ 105:販売情報取得部 106:在庫食材情報取得部
111:在庫情報記憶部 112:販売情報記憶部 113:在庫表示出力部
114:レシピ検索要求受信部 115:レシピ検索部 116:レシピ出力部

Claims (19)

  1. 食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、
    食材を販売する販売店から販売情報を取得する販売情報取得手段と、
    前記在庫情報と前記販売情報に基づいて、ユーザに購入を勧める推奨食材を決定する推奨食材決定手段と、
    前記推奨食材の購入を勧める通知を、前記食材保管庫に関連付けられた端末に送信する送信手段と、
    を備える、食材管理システム。
  2. 前記販売情報には、特売されている食材に関する情報が含まれ、
    前記推奨食材決定手段は、特売されている食材を優先的に推奨する食材として決定する、
    請求項1に記載の食材管理システム。
  3. 前記食材保管庫は、前記食材またはその包装もしくは容器に設けられた記憶媒体から前記食材に関する情報を読み取る読取モジュールを備えており、
    前記在庫情報取得手段は、前記読取モジュールから前記食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の食材管理システム。
  4. 前記食材保管庫の前記読取モジュールは、重量センサを備えており、
    前記在庫情報取得手段は、前記読取モジュールから得られる重量センサの検出値から、前記食材の残量を前記在庫情報として、取得する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の食材管理システム。
  5. 前記記憶媒体は、RFタグであり、
    前記読取モジュールは、底面部と、前記底面部に対して垂直に設けられた複数の仕切部材と、前記複数の仕切部材のいずれかに設けられたRFリーダーとを備える、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の食材管理システム。
  6. 前記販売情報には、食材またはその包装もしくは容器に食材に関する情報を格納した記憶媒体が設けられた食材であるか否かの情報が含まれ、
    前記推奨食材決定手段は、食材に関する情報を格納した記憶媒体が食材またはその包装もしくは容器に設けられた食材を優先的にユーザに推奨する食材として決定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  7. 前記在庫情報に基づいて提案するレシピを決定するレシピ決定手段をさらに備え、
    前記推奨食材決定手段は、前記レシピ決定手段によって決定されたレシピに必要な食材の中のうち前記食材保管庫に在庫されていない食材を、推奨食材として決定する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  8. 前記販売情報には、特売されている食材に関する情報が含まれ、
    前記レシピ決定手段は、
    追加購入が必要な食材が少ないレシピほど高く評価し、
    食材の追加購入が必要な場合には、追加購入が必要な食材が特売されている食材であれば、そうでない場合よりも高く評価し、
    評価の高い所定数個のレシピを、提案するレシピとして決定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の食材管理システム。
  9. 前記推奨食材決定手段は、前記食材保管庫に常備すべき常備食材の在庫量が第1閾値以下であれば、当該常備食材を推奨食材として決定する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  10. 前記販売情報には、特売されている食材に関する情報が含まれ、
    前記推奨食材決定手段は、前記常備食材が特売されている食材である場合には、第2閾値以下であれば、当該常備食材を推奨食材として決定し、
    前記第2閾値は前記第1閾値よりも大きい、
    請求項9に記載の食材管理システム。
  11. 食材の在庫情報に基づき、所定の頻度以上で使用および補充があり、かつ、在庫量が平均して所定量以上である食材を、常備食材として決定する常備食材決定手段をさらに備える、
    請求項9または10に記載の食材管理システム。
  12. 前記販売店は実店舗であり、前記推奨食材の購入を勧める通知の前記端末への送信は、前記端末が前記実店舗内または前記実店舗から所定の距離以内に位置するときに行われる、
    請求項9から11のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  13. 前記販売店はオンラインショップであり、
    前記通知には、前記オンラインショップにおける前記推奨食材の購入ページへのリンクが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  14. 前記推奨食材を購入可能なオンラインショップが複数存在する場合には、前記通知には、オンラインショップごとの販売価格および最短配送日時が含まれる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の食材管理システム。
  15. 前記販売店は実店舗であり、
    前記推奨食材を購入可能な販売店が複数ある場合、ユーザの現在位置および前記食材保管庫の位置の少なくともいずれかに基づいて、1つまたは複数の販売店を選択する販売店選択手段をさらに備え、
    前記通知には、前記販売店選択手段によって選択された販売店の情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の食材管理システム。
  16. 食材に関する情報を読み取る読取モジュールを備える食品保管庫であって、
    前記読取モジュールは、底面部と、前記底面部に対して垂直に設けられた複数の仕切部材と、前記複数の仕切部材のいずれかに設けられたRFリーダーとを含み、
    前記RFリーダーは、前記仕切部材の間に収納された食材の包装または容器に取り付けられたRFタグから、当該食材に関する情報を読み取る、
    ことを特徴とする食材保管庫。
  17. 前記読取モジュールは、前記複数の仕切部材によって区切られた区画に設けられた重量センサをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の食材保管庫。
  18. コンピュータによって実行される食材購入推奨方法であって、
    食材保管庫に在庫している食材の在庫情報を取得する在庫情報取得ステップと、
    食材を販売する販売店から販売情報を取得する販売情報取得ステップと、
    前記在庫情報と前記販売情報に基づいて、ユーザに購入を勧める推奨食材を決定する推奨食材決定ステップと、
    前記推奨食材の購入を勧める通知を、前記販売店に関する情報とともに前記食材保管庫のユーザに関連付けられた端末に送信する送信ステップと、
    を含む、食材購入推奨方法。
  19. 請求項18に記載の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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