JP2004532461A - 汎用レスポンス選択を備えた機械可読ラベル読取器システム - Google Patents

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Abstract

機械可読ラベル装置を読取り、読取りが実行された場面に応じたリソースベースを検索する方法及びシステムは、ユーザがその利用から本当の価値を取得することを保証する汎用性と知能を提供する。例えば、このシステムはトランスポンダが装着された製品に関する情報の取得に利用されてもよい。本システムは、場面情報とフレキシブルな検索エンジン技術を利用し、検索を実行するための自然言語構文解析を行い、より経済的にリソースベースの生成及び維持を行うことにより、モノリシックな情報収集とトランザクションの自動化を凌ぐものである。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、機械可読ラベル(machine−readable label)を利用し、走査時に機械可読ラベルの記憶及び読取器(reader)への送信を行うためのシステムに関する。本発明の適用事例として、1次元バーコード、2次元バーコード、メモリボタン、スマートカード、RFIDタグ(radio−frequency identifier tag)、スマートカード、磁気ストライプ、マイクロチップトランスポンダ(micro−chip transponder)などがある。
【背景技術】
【0002】
現在、さまざまなデータコード化装置が存在し、また開発中である。このようなデータコード化装置は、2次元バーコードのような光学デバイスからトランスポンダのような無線装置に至るさまざまな形態をとる。一般的に、これらデータコード化装置は、オブジェクトのタグ化あるいはラベル化を実行することができ、機械による当該オブジェクトの関連データの読み込みが可能である。この目的のためには、1次元バーコードが広く利用されてきたが、記憶可能な情報量の点で制限がある。例えば、1次元バーコードでは、オブジェクトのクラスは特定可能であるが、個々のオブジェクトまでは特定することができない。
【0003】
この分野に関して最近新たに開発されたRFIDタグでは、トランスポンダ同様、情報が無線信号によって読取器に送られる。RFID装置の利点の1つは、大容量の情報をやり取りすることが可能であるという点である。これはデータ容量が非常に限られた従来技術によるバーコードと対照的である。従来技術によるバーコードのもう1つの代替品として、2次元バーコードがある。この2次元バーコードは、従来タイプのバーコードと比較して、はるかに大量のデータをコード化することができる2次元の記号である。その他のコード化装置としては、iButton(登録商標)があり、そこではiButton(登録商標)と電気接触する読取器により読取可能な情報が小さなトークンに記憶される。さらに他の情報記憶装置としては、(例えば、エッチングされた)プリント及び非プリント(例えば、パターン認識処理を利用した)機械可読記号や電子透かし(digital watermark)などがある。
【0004】
RFID技術の商用への転用は大いに成功するものと予想される。サプライチェーン管理(supply chain management)は、そのうちの最も大規模なものの1つである。そこでは、サプライチェーンを通じて、製造工程においてアクセス可能なデータベースに各製品のシリアル番号を製造業者が登録することができる。サーバのようなネットワーク資源にこのデータを保持することにより、サービス提供者は店舗や倉庫において携帯スキャナを使って製品履歴の照合を行うことが可能である。これにより、小売店は在庫切れや需要トレンドから外れているなどのモニタを行えるだけでなく、本物あるいは盗品であるかのチェックをも行うことができる。RFIDタグはプログラム可能であってもよいし、また例えば1箱の果物がある温度で保持されていた時間のような様々な環境要因を記録できるセンサをタグの右側に備えることも可能である。
【0005】
RFIDタグの将来的なマーケットのモデルは、明らかに現在のバーコード読取器が使用されているマーケットである。バーコード読取器が商用及び産業用にユーザにより広く採用されている一方、製造業者やベンダによるRFIDタグのマーケットを発展させる試みはこれまで非常に限られた形でしか成功してこなかった。以下では、現在と将来的な利用に関しいくつかの適用事例が例示される。
【0006】
消費者を対象としたバーコード読取器の1つの例として、CueCat(登録商標)があげられる。CueCat(登録商標)は、コンピュータに搭載可能なよう設計され、カタログ、雑誌広告及び製品ラベルにプリントされたバーコードの読み取りに利用される。ユーザがバーコードを走査すると、インターネットを通じてユーザのブラウザをこのバーコードにより指定されたウェブサイトにアクセスさせるサーバにそのバーコードが自動転送される。これにより、すべての製品が自らのウェブアドレスを備えた場合、ユーザはかなりの長さになると予想されるウェブアドレスをわざわざ入力する手間を節約できる。しかしながらこの利点はそれほど大きなものではない。また、(カップボードにある1年経った桃の缶詰のような)既存の製品に対しても、ユーザが(サーチエンジンにより)検索する必要なく、ウェブアドレスは生成されうる。CueCat(登録商標)サービスの管理者が製品にリンクを割り当てなければ、ユーザがウェブアドレスを示すことができる。他の同様にして提案された適用事例としては、ユーザをウェブサイト上の「ボーナスクーポン」セクションに誘導するクーポンに関するバーコードである。
【0007】
さらに他の提案された適用事例としては、ユーザの走査により自動的に食料品店の買い物リストを生成するバーコードを備えた料理本である。家でラベルのバーコードを走査することにより、ユーザは買うべきものを選ぶことができる。これにより、店に持っていくべき食品ガイドとして利用できる買い物リストを生成してくれる。コードレスのバーコードスキャナを使って、ユーザは食材の箱や包装紙に描かれたバーコードを走査することによって、買い物リストにそれらのアイテムを追加することができる。スキャナは買い物の前にコンピュータと同調されて、インターネットへの接続によりパーソナル化買い物リストが生成及びプリントアウトされる。この買い物リストには、走査されたものの類似アイテムとして認識され、ユーザの料理目的により一致したアイテムに関する健康上のアドバイスが含まれている。低脂肪、低塩分、低カロリあるいは他の選択肢のようなカテゴリが用意されている。このリストは2つの項目に分かれている。1つは提案された選択肢であり、もう1つは走査されたアイテムである。この食材がより良いとされる理由の説明が各アイテムに対し与えられる。もともとのアイテムがそのアイテムのクラスにおいて、システムが選んだベストの選択肢にどの程度近いかについての表示がなされる。アイテムの隣にあるレシピアイコンをクリックすると、ユーザは買い物リストのアイテムを使用したレシピや、栄養プロファイルに従ったレシピにアクセスすることができる。あるサービスに加盟する食料品店では、クーポンが買い物リストに提供されたり、ユーザの買い物ロイヤリティカードファイルにダウンロードされ提供される。
【0008】
他の事例では、携帯読取器が利用されたり、あるいは利用の提案がなされている。例えば、ある消費者は、自転車、ビデオカメラ、自動車などのバーコード化された貴重品の在庫リストを維持することができる。他の適用事例では、ユーザが加盟小売店であるアイテムを走査と、そのアイテムがパーソナル化ウェブページに送信され、「購入予定商品リスト(wish list)」が作成される。このリストは組織化され、プレゼントをする機会が生じたとき、他の加盟店に電子メールで送られる。買い物客はショッピングセンターのキオスク(kiosk)で登録をし、パスワードを設定し、スキャナを借りる。買い物客はアイテムのバーコードを単に走査することによって自らの「購入予定商品リスト」を作成することができる。このデータはスキャナ返却時に売店にダウンロードされ、購入予定商品リストはウェブサイトに送られる。CueCat(登録商標)に類似した他の適用事例では、映画やスポーツイベントのチケットの半券にバーコードが付けられる。CueCat(登録商標)と同じように、このバーコードによりユーザはウェブサイトに自動的に接続され、スポーツ記念品や映画のサウンドトラックのようなイベントに関連した製品を買うことができる。AirClic(登録商標)により提供されている他の適用事例では、プリントされた商品に付けられたバーコードが使用され、更新された情報、購入情報へアクセスできるウェブサイトや、その商品に関連するウェブサイトへユーザを導く。この技術は携帯電話のような携帯型の電気機器に組み込まれることを想定しており、ユーザはその使用に対しコンピュータの近くにいる必要はない。
【0009】
上の例では、読取器のさまざまな適用事例が示された。これらの大部分は単独の(特定化された)アイディアであり、個々の作業を成し遂げるための従来からの方法に対しほとんど新たな効果を与えるものでない。購入予定商品リストへの適用は、食料品店や家庭での在庫リストへの適用と同様、極めて特定化されたものである。バーコードの普及状況と比較すると、少なくとも消費者にとってその真に有益な利用方法がまだ考えられていないということは驚くべきことである。前述のように、この突破口となる1つの要素は、バーコードあるいは他のタイプのデータ保存手段の収納可能なデータ量を増大させることであるかもしれない。これはそれ自身「魅力的なアプリケーション(killer application)」を考えることを設計者の頭から離すものではないが、RFIDタグのデータ容量の増加及び従来タイプのバーコードより大容量のデータを記憶するための他の技術と関連して、多くの利点がもたらされる。
【0010】
小さなサイズの情報を関連付けするだけのデータしかコード化できないバーコードと異なり、機械可読ラベル(MRL)装置はいくつかの興味深いことを実行するのに十分な情報を記憶することができる。例えば、機械可読ラベル装置がある製品に付けられれば、その製品の製造日、輸送されてきた積荷船、出荷日、出荷先の小売店、販売された小売店、製造方法などの情報を中央データベースにおいてその製品と関連付けることによりその製品の特定が可能となる。また、MRL装置は、例えば、上述の温度感知に関するサプライチェーンへの適用と同様に、記憶されているデータを変更するようプログラム可能である。他の利点としては、MRL装置は読取器をある程度離し、そしてMRLに読取器を正確に向けることなく走査することが可能であるという点である。また例えばRIFD読取器のような読取器は、一度に複数のMRL装置の読取が可能である。
【0011】
一般的にMRL装置はかなり高価なものであり、消費者市場向けアプリケーションはほとんど開発されてこなかった。コストの影響をあまり受けない消費者向けシステムの一例として、製品の販売促進のためのスパーマーケットシステムがある。このシステムでは、ユーザは携帯無線端末を備えたショッピングカートを利用する。ユーザが通路を歩き回るとき、ユーザは製品を販売促進するために設置された無線送信基地局を通過する。ユーザが各基地局に近づくと、携帯無線端末は基地局からメッセージを受信し、音声と共に販売促進用のグラフィック及び/あるいはテキストメッセージの再生を開始する。グラフィック及びテキスト/音声メッセージが、端末が無線接続されているネットワークサーバのような他のソースから送信される。基地局は一意的な識別子を送信し、それによって端末に対応するグラフィック及びテキスト/音声メッセージの送信を促す。高密度MRL装置のコストが低下するにつれ、同様のアプリケーションがより広い場面において現れることが期待される。
【0012】
例えば、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボにおける研究プロジェクトでは、RFIDタグを利用した多くのアクティビティの自動化に関する研究が行われた。例えば、1つのプロジェクトでは、コーヒーマシーンの製造に関するものであり、このコーヒーマシーンはコーヒーを入れるために置かれたマグカップの持ち主の身元を読み取ることができる。この情報を使って、コーヒーマシーンはマグカップの所有者の好みにあったタイプのコーヒーを入れ、この所有者の好む音楽を再生する。メディアラボの提案による他のアプリケーションでは、収納されているもののRFIDタグを読み取ることができ、それによって在庫リストを維持できる冷蔵庫である。さらに他の例としては、ユーザに指示を与え、調理される(RFIDタグにより与えられた)食材のタイプに対し自らプログラムを実行する電子レンジがある。これらのシステムは、入出力装置のすべての様式を備えた家庭のネットワークの一部として想定されており、インテリジェントかつ環境反応機能を有している。そこでは、冷蔵庫はオーブンが何をしているかを認識している。オーブン、シンクなどもすべてその中身や状態を把握しており、オブジェクトに対し物理的にもデジタル的にも動作することが可能である。カップボードはユーザにレシピを調理するのに必要なすべての食材があるかどうかアドバイスを与える。台所はユーザの調理状況を観察し、ユーザの動きにあわせたアドバイスを送る。
【0013】
MITメディアラボのJoseph Kayeによる論文では、本発明の環境に関する多くのコンセプトが提供されている。1つのコンセプトとしてはあらゆるものが接続されるということである。例えば、タッパウェア(登録商標)に付けられたRFIDタグは、シンクの中の読取器にそのタッパウェア(登録商標)は洗い落とされ、その中は空であるということを伝えることができる。タッパウェア(登録商標)の中に保存されていた食料は取り除かれ、空にされた。タッパウェア(登録商標)が冷蔵庫に入れられると、その中身に関する情報を「尋ねた」冷蔵庫によって、その食料はタッパウェア(登録商標)のRFIDタグと関連付けされる。その後、その食料はタッパウェア(登録商標)の中が空になるまで食料在庫リストに登録される。MITメディアラボにより想定されているスマートキッチンは、レシピに沿ってユーザを導き、代替品を推奨したり、ユーザに食材の場所を教えることによって、ユーザが調理を行うことを補助する。Kaye氏はまたすべてのアイテムを一意的に特定し、そのそれぞれにウェブページを与え、そこからそのアイテムの履歴のすべての詳細が利用できるようすることを提案している。
【0014】
現状この技術分野において、消費者が真に望む効果を提供し、これらの効果を消費者がアプリケーションとして使うとき最小の労力で提供できるコード読取器のアプリケーションの必要性がある。
【0015】
[発明の概要]
本発明は、現在のバーコードのように、安価な機械読取可能なラベル装置(「MRL装置」)がさまざまなコンテクストにおいて現れる環境ためのものである。将来、高いデータ密度のMRL装置が、購入可能な製品、チケットの半券、宣伝メディア、輸送コンテナ、食品容器などに現れるかもしれない。MRL装置の読取器もまた普及するかもしれない。例えば、それらは個人情報マネジャー(PIMs)、携帯電話、クロスオーバー装置(cross−over device)のような携帯装置でみられる。それらはまた、キャッシュレジスタ、公衆に利用可能な公衆電話ボックス(kiosk)、家庭電化製品、テレビのリモコンなどの一般的な固定式の電化製品に組み込まれているかもしれない。
【0016】
高いデータ密度を有するMRL装置と読取器の世界的な規模での普及が多くの技術ウォッチャーにより予想されているが、そのような予想は、これらの装置がユーザに真の価値を与える場合のみ、実現されるであろう。本発明は、この目的の遂行へのいくつかの障害に関するものである。障害の1つとしては、新たな技術によるユーザへの要求である。ユーザは、大きな見返りがなければ、新しいやり方を採用しようとはしない。使いやすく、そして有益な技術を開発することは、複雑なプログラミングを意味する。広く消費者に受け入れられるためのもう1つの障害は、限られた少ない場面でなく、広く多様な場面においてユーザにとって真に有益な情報及び/またはサービスを提供することの困難さである。
【0017】
MRLアプリケーションを使いやすくする1つの方法は、それらがユーザに関連のある情報やサービスのみの提供を保証することである。そこでは、有益なものを獲得するために、ユーザはメニュー操作や情報入力の要求をされない。好ましくは、ユーザの直近の状況や選好が考慮される必要がある。大部分の無線アプリケーションでは、パーソナル化について、それがユーザが繰り返しリターンするウェブポータルの重要な設計要素であるにもかかわらず、ほとんどそれについての能力は備えていない。本発明の目的は、ユーザが新たなものを含む多くの場面で、繰り返し利用できるシステムを提供することにある。なぜなら、ユーザはそのシステムが最小の労力で価値ある情報及び/またはサービスを提供することを経験しているからである。本発明によるシステムの他の目的は、サービスを提供するプログラマーに最小の労力でこの効用を提供することである。
【0018】
本発明は、MRL読取器が関連性の高い情報を提供できるメカニズム、あるいはユーザの個人的選好やユーザ環境などのユーザに関連した状況を考慮しながら、MRL装置が装着されるアイテムに関する処理を提供することにある。本発明はまた、潜在的に関連性のある大量の情報やリソースを調べ、ユーザへの負荷を回避するようユーザにとって最も良い選択を特定するメカニズムを提供することにある。さらに、本発明はまた、例えば、ユーザがテーブルソー読取器でシリアルボックスを走査するというような予測できないリクエストに直面したとしても、読取器は無駄なレスポンスをしないということを保証するメカニズムを提供することにある。さらにまた、本発明は、MRLデータをデコードできるデータベースに接続されていなくても、携帯読取器が効用を提供できるようなメカニズムを提供することにある。
【0019】
リクエストされたとき、ユーザに関する情報、ユーザの状況、利用場面(簡潔に「ユーザ状態」)のための多くの利用可能なソースを有効活用することは、可能なシステムレスポンスが多いため、骨の折れるプログラミング作業である。さらに、多くの可能なユーザ状態を可能なレスポンスに関連付ける方法を提供することなく、ユーザ状態と関連付け可能なレスポンスを提供することは困難であるかもしれない。
【0020】
このため、本発明は、検索エンジン技術を利用している。新しい検索エンジン技術では、ユーザは大量の構造化されていないデータ(ウェブページ)にアクセスするために、自然言語でリクエストを指定することが可能である。これらの技術は、MRLシステムでの利用可能性を有している。これにより、リクエストをリソースデータベースにおける最も適切な情報及びサービスに関連付けるための方法を決定するため、先進的な検索エンジン技術により、構造化されていないフォーマットにおいてレスポンスデータを生成することが可能となる。
【0021】
利用可能なすべてのユーザ状態情報を活用するロウバストかつフレキシブルな方法により、新たな機能を付け加えることが容易になる。まず、リソースデータベースを構築するサービス提供者は、予期される場面ごとのレスポンスを作成する必要がない。これにより、新たなレスポンスをリソースデータベースに加える作業をより容易なものにする。次に、1つの状況に対し、異なるさまざまなレスポンスが可能になる。その処理には、通常ユーザに選択を与える。ここで示されたロウバストな方法を利用することによって、ユーザが以降のステップで選択をする必要性を回避しながら、システムは潜在的に適用可能な複数のレスポンスをフィルタすることができる。ユーザはより迅速により少ない労力で所望のレスポンスを受け取ることができる。家庭電化製品のような特定のオブジェクトに装着された読取器は、そのオブジェクトを特定するための情報を情報リソースに送信する。例えば、電子レンジは、プログラミング指示の受信前に、情報リソースに製造及びモデル番号を特定してもよい。情報リソースに情報リクエストの場面詳細を与えることによって(例えば、「私は家庭にある電子レンジであり、この冷凍食品に関する情報をリクエストしている」)、情報リソースができる限り関連性のあるレスポンスをする(「あなたはプログラミング指示を希望しているに違いない」)。場面についての特徴がなければ、関連する情報が配信される前に、ユーザと情報リソースとのやり取りがなされる。例えば、ユーザが買い物をしていて、ある商品を購入しようと、その商品について何か知りたがっているとする。場面についての情報がなければ、その状況は、所望の情報を見つけるためにメニューツリーの操作を必要とする現在のワールドワイドウェブ(WWW)にいる状況と似ている。
【0022】
情報リソースに供給される追加的な情報がレスポンスの関連性を高め、読取器はリクエストをしたユーザに関する情報を配信できるようプログラムされてもよい。例えば、個人の読取器がユーザプロファイルを保持したり、あるいはネットワーク(またはインターネット)に蓄積されたユーザプロファイルにアクセスできるよう構成される。後者のメリットは、レスポンスを与える情報提供者がそのレスポンスをパーソナル化できるようになり、供給される情報に応じたユーザ行動の予測が高まるという点にある。このパーソナル化されたデータは読取器から送信されてもよく、またはパーソナル化されたデータのユニークな識別子に従って、そのデータを保持する他のサーバから情報提供者によって配信されてもよい。
【0023】
レスポンスの適合性を高めるのに利用される他の情報リソースには、蓄積されている利用パターン履歴/選好、例えば、ニュース、天気、日時、季節のような一般的なデータ、ローカルネットワークに蓄積されている在庫リストのような他のレソースからの情報が含まれている。ここで、そのようなデータがどのように利用されているかを説明する例が与えられる。現地の日時は午前8:00であり、この時刻にはユーザが冷凍食品を調理することはほとんどない。利用パターン履歴では、午前中ユーザは冷凍食品の調理にまったく電子レンジをプログラムしたことがないということが示されている。この電子レンジの読取器がネットワークを介して接続されているサーバに蓄積された家計の在庫リストには、冷凍食品の現在レベルが1であると示されている。今は冬であり、利用パターン履歴では、冷凍食品は冬の時期頻繁に調理されていると示されている。電子レンジの読取器は情報リソースに適合する情報を送信する。この場合、MRL装置に示されるインターネットサーバは、複数のオプションを備えたメニューと、各オプションへのレスポンスを受信する。このオプションには、冷凍食品が販売されているローカルストアの識別情報、ユーザが食べてみたい類似の商品、ディナーパーティーのための大量の冷凍食品の温め方に関する指示が含まれている。もし夕食時であれば、情報リソースは単に調理指示を返すだけかもしれない。
【0024】
MRL装置の普及に関する他の問題は、人々が新しい技術を使う習慣を、特にそれが適応することを必要としたり、その技術が特定の状況のみしか利用できないとき、あまり採用したがらないという点である。例えば、もしスーパーで販売されている商品の一部のみがMRL装置に適していて、それ以外は適していない場合、消費者は、MRL装置の自動化タスクの実行に2つの異なる方法、つまりMRL装置が装着されたアイテムのためのタスクと、装着されていないアイテムのためのタスクとを必要とする。従って例えば、MRL装置が食品在庫の追跡、買い物リストの作成、レシピを調理するため持っている品物で十分かどうかの決定を自動化することができる。しかしながら、もし買い物リストを部分的にしか作成できなかったり、レシピに必要なものを半分しか自動的に決定できなかったりすれば、この自動化の効用は大きく減少する。従って、本発明の特徴によると、MRL装置は食品、青果物、肉などの消費財のようなあらかじめパッケージされていないアイテムに利用することができる。
【0025】
MRL装置やバーコードは、商品の購入のためユーザをウェブサイトに接続するのに利用されるが、この程度の自動化は単にユーザがウェブアドレスに行く必要をなくしているに過ぎない。このアイデアはCue Cat(登録商標)システムと基本的に同じものである。MRL装置のような機械読取可能な記号は、ユーザをウェブサイトに迅速に導くので、衝動的な購入を促進することが可能である。映画を観たユーザがまだその映画で流れていた音楽が頭に残って映画館をでるときに、映画のサウンドトラックを買う機会が与えられれば、購入の可能性はかなり高いものとなるであろう。これは、映画館のセルフサービスのキオスクにインターネットを設置することにより行われる。必要な操作ステップ数が少ないほど、販売の可能性は高まるであろう。本発明の実施例では、MRL装置がチケットの半券に添付されている。このMRL装置には、映画のサウンドトラックが購入できるアドレスが含まれている。さらに、MRL装置には、アカウント、認証、発送、及び購入されたアイテムの選択や確認のためのユーザ操作の必要なく購入できるような認証情報の関連付け、あるいは保存のための十分なデータ密度が含まれている。もし映画を観に行く人がクレジットカードを使ってチケットを購入していれば、そのアカウントがチケットの半券上のMRL装置のデータに一時的にリンクされる。このデータはさらに、注文プロセスをユーザプロファイルデータベースに含まれる選好情報とデータベースの拡張に利用される購入にリンクさせる。ユーザアカウントの保護のため、ユーザのクレジットカードとチケットデータとの関連付けには、例えば、映画や他のイベントの終了後2時間のような所定の有効期限が与えられる。ユーザの映画館での購入を誘導するものとして、次回のチケットの購入時の割引、注文した商品の割引、無料のプレゼントのような割引インセンティブがユーザに与えることもできる。正確には、キオスク端末、ネットワークに接続された家庭のコンピュータでなく携帯コンピュータや携帯端末を通じて、同様の機能を与えることもできる。
【0026】
本発明は、好適な実施例と、十分な理解が得られるよう以下の図面を参照することにより説明される。図面の参照に関して、そこの図示されたものは、本発明の好適な実施例を説明するための例であり、本発明の原理及び概念的特徴の説明が最も有益かつ容易に理解されると考えられる例を提供するためのものである。このため、本発明の基本的な理解に必要なもの以上の詳細な構成を示すことは意図していない。本発明のいくつかの形態が実際どのように実施されるかについて、当業者に明らかにするよう図面を使って説明されている。
【0027】
[好適実施例の詳細な説明]
図1を参照するに、MRL装置Tは一体化された読取器を備える携帯読取器100あるいは固定端末120により促され、データを送信する。読取器100はPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話などのような他の電気機器に一体化されていてもよい。1つの実施例においては、MRL装置Tは読取器100/120によりRF(Radio Frequency)リンク110を生成する無線トランスポンダである。RFリンク110は既知のトランスポンダ技術に従い瞬間的なものであってもよい。またRFリンク110は2次元バーコードのようなプリント記号の走査、iButton(登録商標)やスマートカードのようなメモリトークンの接触読み取り、あるいは表面の磁気ストライプの読み取りを含む任意の高密度データ送信に対応するデータ転送を表してもよい。特定の媒体が本発明のある側面から独立したものである。
【0028】
携帯読取器100及び固定端末120はそれぞれ無線リンク112及び/あるいは有線リンク114によりネットワークあるいはインターネット130に接続される。または、商用サービスにより運営されている1台以上のネットワークサーバ140がネットワーク/インターネット130に接続されていもよい。LAN(Local Area Network)160がLANサーバ150を介してネットワーク/インターネット130に接続されている。LAN160は、LANサーバ150とコンピュータ190を含む様々な装置、テレビ175、電子レンジ180、テーブルソー(Table saw)185及び冷蔵庫170を含む様々な高性能電気機器とを接続する。
【0029】
高性能電気機器170〜185はすべてネットワークイネイブル(network−enabled)であり、それは各電器機器がマイクロプロセッサと少なくともユーザと通信可能な入力あるいは出力装置を備えている。例えば、テーブルソー185は、安全機能の実行が可能なようインターネットからソフトウェアを受信することができる。また電子レンジ180はディスプレイ及びキーボードを備えたインターネットから取り込まれたレシピを表示するための端末を保持していてもよい。高機能電気機器に関しては、公開文献にて広く議論されているので、ここではさらなる詳細については説明されない。高機能電気機器170〜185のそれぞれはMRL装置Tを読み込むことができる(図示されない)固定読取器が備えられている。データは携帯読取器100からコンピュータ190のような装置にPDAやノートブックコンピュータのデータを同期させるために使われるような一時的な有線あるいは無線接続195によって転送されてもよい。高機能電気機器170〜185あるいはホームコンピュータ190の読取器がMRL装置Tを読み取るとき、読取器はMRL装置Tのデータ及びLANサーバ150、コンピュータ190あるいはネットワークサーバ140に記憶されている様々なデータ反応して、ユーザと相互作用してもよい。
【0030】
図2を参照するに、MRL装置Tは任意のオブジェクト、例えば、製品パッケージ225に添付されているかもしれない。あるいは、MRL装置Tは製品パッケージ225の近くの(図示されない)棚やケースに添付されていてもよい。その本質的特徴は、オブジェクトとMRL装置間の物理的あるいは抽象的関連の存在である。その製品に出くわした消費者は製品パッケージ225のMRL装置Tの近くで携帯読取器100を保持し、MRL装置Tを読み込むための読取器100を始動する。それに対して、MRL装置Tは製品パッケージ225のMRL装置Tに記憶されているデータを読取器100に送信する。その後、読取器100はMRL装置Tから得たデータを、それのメモリMにある他のデータと共にネットワーク/インターネット130を介してネットワークサーバ140及び/あるいはLANサーバ150に送信してもよい。また、購買中、消費者あるいはレジ係は固定端末120を同様に使って、製品パッケージ225のMRL装置Tを走査してもよい。固定端末120はその後MRL装置Tから得たデータを、固定端末120に保存されている他のデータと共に、あるいはより可能性としては高いが、LAN/WAN135を介して接続されている(図示されない)(例えば小売店の)サーバ内の他のデータと共に、ネットワーク/インターネット130を介してネットワークサーバ140及び/あるいはLANサーバ150に送信される。
【0031】
MRL装置が複数のユニットと関連しあっているとき、距離を隔てて操作するとより便利であるかもしれない。例えば、買い物客の携帯読取器がそれぞれがMRL装置Tを有する40個の缶詰が置かれている棚を通り過ぎるとき、その読取器は次々にデータを受信することになるであろう。しかし、もし1つのMRL装置がグループ全体のために棚の枠に付けられていれば、買い物客の読取器が連続的にそして少し間隔を隔ててデータを受信できれば便利であろう。そのような場合、読取器のプログラミングはパッシブ走査を可能とし、ユーザに通知がなされるべきかどうかユーザプロフィールに基づき決定できるよう設定されていてもよい。これに関しては、図28を参照しながら後述される。
【0032】
図3及び図4を参照するに、MRL装置Tは購買される商品あるいは購買可能な商品以外の様々なオブジェクトに付けることが可能である。例えば、MRL装置Tは列車、映画、劇、航空機のチケット205のあるいは他の種類のチケットの一方の側に付けることが可能である。また、チケットはクーポン、レシートあるいは他の任意のタイプのサービスや製品に関連したオブジェクトであってもよい。チケット及びレシート205などはその上に説明のためのテキスト210、例えば、ユーザがMRL装置Tを走査し、あるアクションを取ることによりユーザに便利であること宣伝するようなテキスト210を有してもよい。図5を参照するに、広告看板、ポスター、雑誌広告、他のそのようなメディアからなる広告215が同様の目的のためMRL装置Lがそれに添付されている。
【0033】
図1から図6Aを参照するに、図1のハードウェア環境に基づき実現されるプロセスは、例えば買い物中に、ユーザが固定端末120あるいは携帯読取器100を介して目的とする宣伝情報を受信することを可能にする。ユーザが偶然ディスプレイ、広告や購買可能な製品に出くわし、購入に興味を持ち、さらなるそれについて知りたいと思ったとする。例えば、そのオブジェクトは映画広告看板であるかもしれない。ユーザはその映画がいつどこで上映されるか知りたいかもしれないし、その映画の評論を読みたいかもしれない。他の例として、そのオブジェクトが食料製品であるかもしれない。ユーザはその製品についての栄養情報をさらに知りたいかもしれないし、またどのようにして食べられるかについて知りたいかもしれない。ステップS1において、読取器100/120にMRL装置Tからデータを得るため、MRL装置Tを走査する。
【0034】
ステップS2において、ネットワークサーバ140へのデータ送信を始めるために、読取器100/120とLANサーバ140あるいはネットワークサーバ140との間の相互作用が開始される。ここで、送信されるデータには、例えば、MRL装置Tからのデータに加え、ユーザの身元及び/またはユーザを特徴付けるプロフィールデータなどのその他の情報が含まれうる。MRL装置Tからの情報と共に、読取器100/120が情報の交換をできるよう接続するためのネットワークアドレスが含まれていてもよい。ステップS3において、サーバ140で実行される相互作用プロセスにより定義される相互作用が継続される。この相互作用において通信されるデータは、獲得したデータに応答するデータ、ユーザ入力S4及び/またはネットワークサーバ140内のデータからなる。一般的に、この相互作用は、例えばHDML(Handheld Device Markup Language)、小型無線装置のためのマークアップ言語あるいはHTML(Hypertext Markup Language)を使ったクライアントサーバプロセスと一緒に、そしてそれらを使って実行されると考えられる。
【0035】
ユーザを特徴付けるプロフィールデータは様々な方法でサーバ140/150から得ることができる。読取器100/120がこの情報を保存する。または、ユーザはMRL装置T内のネットワークアドレスの所有者のネットワークサーバ140にあるプロフィールデータと相互関連する一意的な識別子を有するかもしれない。さらに、このプロフィールデータは、アドレスされたネットワークサーバ140の所有者が関係する第三者ネットワークサーバ140に記憶される。
【0036】
データの交換例を与えるため、ある買い物客がデパートでテニスシューズを走査する場合を考える。ユーザの読取器100はMRL装置Tから一意的な識別子、読取器100の所有者を示す一意的な識別子及びネットワークサーバ140に対応するアドレスを得る。読取器100は、それからこれらのデータをネットワークサーバ140へ送信する。ネットワークサーバ140はこのデータを受信する相互作用プロセスを実行し、受信データに対応するサブプロセスを認識する。例えば、ネットワークサーバ140はテニスシューズの製造者により所有されているかもしれない。相互作用プロセスでは、ユーザが走査したMRL装置Tを有するテニスシューズについての情報、製造日、スタイル、出荷された店舗などが検索される。相互作用プロセスでは、また自身の内部データベースからユーザについてのパーソナルプロフィール情報やネットワークサーバ140にある第三者データベースへの予約を獲得するかもしれない。このパーソナルプロフィール情報には、スタイル(現代的かトラディショナルか)、どんなタイプのスポーツが好きか、色の好みなどのデータが含まれている。そのテニスシューズについての情報には、例えば、このシューズが欠陥商品として回収対象のものかなども含まれる。相互作用プロセスでは、このシューズの質がユーザの過去の購買パターンと一致していないという情報が取り出されてもよい。また、ユーザがテニス以外の他のスポーツするという情報が取り出されてもよい。相互作用プロセスでは、これらすべてのデータに応答してより高品質のシューズを勧めることによって売り上げ向上につながるアドバイスがされてもよい。さらに、そのシューズが出荷された店で、テニスラケットのセールが行われているということをユーザに示す相互の販売促進がなされてもよい。(相互作用のプログラムにおける推論から、このユーザはテニスに関し初心者であり、道具を必要としているという結論が導かれる。)
この相互作用では、例えば、製品販促用のメッセージが生成されるというようなごく簡単なものであってもよい。または、ステップS4にあるように、ユーザからのフィードバックがリクエストされてもよい。例えば、読取器100/120のディスプレイに多数のオプションをもつメニューが表示されてもよい。便宜上、対話プロセスのおいて、あるいは相互作用プロセスを通じて、後述のようなある情報をマークするというオプションが与えられてもよい。または、後述のように電子メールによりデータを受信し、そのデータを読取器100/120に保存するというオプションが与えられてもよい。このときユーザはHTMLファイルを保持し、接続時にデータ内のリンクで相互作用する。ステップS4において読取器が入力を受け取った後、ステップS5での状態モニタループにおける走査イベントの発生まで、相互作用プロセスは繰り返される。
【0037】
図6Bを参照するに、サーバ側では、ステップS55において、読取器100/120からのデータの受信により相互作用プロセスが開始される。適当な対話プロセスがステップS60で選ばれ、ステップS65において開始される。ステップS55で受信したデータには、ユーザが電子メールによって販売情報を送ってもらいたいかあるいはそうでないかについてのユーザからの指示が含まれていてもよい。
【0038】
検索テンプレートを文書のような情報資源や相互作用プロセスにマッチさせるための様々な情報検索技術を利用したレスポンスに入力が一致させられてもよい。情報検索分野は広くそして急速に拡大している技術分野であり、その詳細な説明はここで与えられるものを除き、本発明の範囲外である。「資源検索(resource retrieval)」という用語は、本発明の説明により適したものであるかもしれない。なぜなら、期待されるレスポンスは単なる静的情報ではなく、ユーザとの相互作用あるいは電子レンジをプログラムするために利用されるような制御機能のようなプロセスでありうるからである。現在、WWW(World Wide Web)は検索により抽出可能な、例えば、装置制御、トランザクション、モニタリングなどの多数のプロセスの例を与えている。それゆえ、これについての詳細な説明は不要であると考えられる。
【0039】
従来技術によるバーコード読取器やRFIDタグ読み取り技術において、資源領域にあるレスポンスを走査イベントの状況にマッチさせるプロセスは、バーコードやRFIDタグが付けられたオブジェクトあるいは読取器が接続される装置に向けられる。言い換えると、少なくとも読取器のタイプやMRL装置により識別されたオブジェクトのタイプを含む変数の組み合わせに基づいて、1つの読取器が複数のタスクを実行できることを示すことはできない。この能力は「状況汎用性(context versatility)」と呼ばれる。従来技術によるコンセプトの例がリストとして与えられている。これらの大部分はウェブサイトのような資源を呼び出し、読取器に所望の結果に到達するためのメニューツリーを誘導するよう求める。
・雑誌、新聞、パンフレットあるいは他の印刷広告を走査することによって、製品を注文したり、店の方向を示したり、予約をするのに使われる携帯バーコード読取器
・オンライン「買い物カート」に入れるため、カタログの中のバーコードの走査
・バーコードの走査及び電子メールによる情報の送信
・チケットの半券に印刷されたバーコードから映画のサウンドトラック、スポーツの記念品などの注文
・SKUの走査後における競争価格の設定あるいはSKUにより識別されたオブジェクトに関するアイテムの注文
・CueCat(登録商標):ラベルを走査し、サーバがそのラベルに対応するサイトにウェブブラウザを直接接続する。状況反応性はない。
【0040】
上の例はすべて、ユーザにより走査されたバーコードおよび入力されたデータ(例えばメニュー)に完全に依存している。これは、端末とあるウェブサイトとの自動リンクに対応し、ある特定のレスポンスはある特定の読取器により生成されるので、次のアイテムはある意味状況反応性を提供している。しかしながら、これらはほとんど意味のない提案や研究プロジェクトであり、それに関する論文は結果がどれくらい達成されているか、あるいは状況汎用的であるかをほとんど情報として提供していない。
・ある冷凍食品に対し電子レンジを設定するために、電子レンジ読取器で冷凍食品に付いているRFIDタグを走査する
・家にある食品の在庫リストを更新するために、冷蔵庫読取器で冷蔵庫の中身を走査する
・ポットのようなアイテムのRFIDタグを走査することにより、台所にある棚の中にあるものを決定する
・コーヒーメーカーにコーヒーカップを置くと、カップに埋め込まれたRFIDタグにより指定されるユーザの好みに合った音楽がコーヒーメーカーから流れ、ユーザの好みに合った種類のコーヒーがつくられる
・ユーザがレシピに従い調理している間、そのレシピに関する指示を与えてくれるシステム。システムはユーザのパーソナル選好や家の食材在庫リストにある食材の利用可能性に基づき、代替品に関するアドバイスをしてくれる。
【0041】
これらの例では、システムの反応性はMRL装置の内容に依存するのでなく、読取器のタイプに依存している。例えば、台所棚読取器は家の中の食材在庫リストを更新するが、レジスタ読取器は同一のMRL装置で、レジスタ領収書の作成と借り方への記入の両方を行うことができるであろう。しかしながら、これら従来技術によるシステムでは、読取器の反応性はそのプログラミングによりあらかじめ決められている。ある読取器は特定のMRL装置に対し特定の反応をするようプログラミングされている。
【0042】
より広範な汎用性を与える経済性について考える。MRL装置が付けられた商品の製造者は、あまりありえないシナリオに対し一意的な反応により対応するようプログラミングすることが利益につながるとは考えないであろう。例えば、シリアルの製造業者はテーブルソー読取器によりシリアルの箱を走査するようなイベントに対し、一意的で有益な反応をわざわざ書きたがらないであろう。そのようなリクエストの数は、まれにしか起こらないイベントに関し一意的な反応を作成することのコストを正当化しない。
【0043】
従来技術による情報検索プロセスは、ある特定のMRL装置やバーコード及び特定のタイプの読取器のために設計されたニッチプロセスである。しかしながら、もしシステムにより優れた反応が生成されれば、そのようなまれにしか起こらないイベントが走査イベントのかなりの割合を占めることになるであろう。例えば、前の例でのユーザがシリアルの箱を置くための棚ユニットを作りたいとすればどうであろうか。またユーザが工具店での勤務中、おやつとしてシリアルを食べていればどうであろうか。前者のケースでは、シリアルの箱にはレスポンスを調整できるだけの能力がある。すなわち、シリアルの箱はあるサイズを持っている。後者のケースでは、このタイプの読取器には、例えば、ユーザが他のどこかよりも工具店により頻繁にいるということを示す能力をもっている。この隠れた能力は関連する反応を選択するのに利用される。第1のケースでは、テーブルソー製造業者は多くのプランを提供するために棚ユニットに関するプランに対し十分な需要をもっている。また、シリアル製造業者はおやつとしてシリアルを食べたいユーザに関連したシリアル(あるいは関連して販売されている他の製品)に関する情報をもっているであろう。
【0044】
上述のように、高い汎用性を提供できる効果を有する。このための動機付けとしては、テーブルソーに組み込まれた読取器によりシリアルの箱を走査するというような通常考えにくいシナリオが、もし有益な結果が得られれば、一般的な操作になるかもしれないということにある。例えば、もしその結果がユーザにより関連のあるものであれば、ユーザはシステムをより利用するようになるであろう。それによって、このシステムの利用可能性は指数的に増加するであろう。隠れた情報の利用により、システムの自動対応を可能にし、ユーザによる入力(メニューをナビゲートするような)の必要性をなくしたり、あるいは少なくともそのような入力の必要性を減少させることができる。また、読取器へのコンテンツの提供者は、ダイレクトなマーケティングのための情報の入手のため、この「隠れた」情報を利用することができる。
【0045】
このようにして多数の選択肢にフィルタをかけることに加えて、本発明はさらにこのような汎用性を安価に提供できるインフラを与えることにある。このアプローチでは、リソース抽出技術における既知の構成要素が、MRL読取器の領域でのリソースの抽出のための新規な組み合わせにより利用される。一見すると、もしテーブルソーと関連したMRL装置の効果的な利用が見出せなければ、テーブルソー読取器の製造は奇妙なものであるかもしれない。従来モデルにおける明らかなアプローチでは、テーブルソーとともに利用されたり、または同様の作業を行うシリアルメーカーのために使われる様々な種類の作業のためのインストラクションをテーブルソー製造業者から送れるように、読取器は設計される。テーブルソー製造業者は、MRL装置によりラベル付けされたプラスティックで使われる刃の種類に関する情報や、デイドブレード(Dado blade)の取り付け及び調整の仕方に関するインストラクションを提供する。しかしながら、製造業者やベンダーが走査に応じた有益なリソースの提供のため、製品がどのように利用されるかを正確に予想する必要があるこのようなモノリシックなモデルは、極めて限られたものであるし、柔軟性を欠いたものとなってしまう。それゆえ、例示されたように、テーブルソー読取器は、シリアルの箱に付いたMRL装置に基づき、汎用的な応答以上のものに反応することができないかもしれない。
【0046】
図7を参照するに、リソースと読取器の間を接続するシステムは、現代情報抽出技術の構成要素を利用して、柔軟性を与えている。読取器609はMRL装置T
からデータを受信し、このデータをユーザの識別(または選好データリソース611からのユーザプロフィールデータ)及びサーチエンジン603と607に対する読取器の識別とともに送信する。サーチエンジン607は1つ以上のリソースベース605、例えば、MRL装置により識別された製品の製造業者あるいは読取器609の製造業者により維持されているリソースベースを検索するようプログラムされている。サーチエンジン607は入力データを受信するようプログラムされ、典型的なフォーマットステップが利用され、クエリ(query)を定式化しフォーマッタ613への出力結果を得ると仮定されている。このタイプの検索処理は、本質的に従来技術によるシステムと同一のものである。
【0047】
サーチエンジン603はインターネット601を検索する。例えば、サーチエンジン603は、Google(登録商標)のようなサーチエンジンを組み込んでいてもよい。検索のためのクエリーは、MRL装置Tのコンテンツから直接的あるいは間接的に生成されることが好ましい。例えば、もしMRL装置がシリアルナンバーのみを有していれば、このMRL装置の接続先を確認するために、プロセス(図示せず)の中にはリモートサーバあるいは読取器609のデータベースで参照する必要があるかもしれない。また、MRL装置は、接続対象の1つ以上の特徴を記憶してもよい。例えば、「sweet breakfast cereal」及び/あるいは「Cap’n Crunch(登録商標)」のラベルが含まれているかもしれない。MRL装置により識別されたものの性質が確認されると、サーチエンジン603によりサーチクエリに組み込まれる。読取器の特徴に関しても、同様にして行われる。読取器は、インターネットサーチエンジンのクエリを定式化するため、それの特徴(あるいは複数の代替的特徴)だけでなく、一意的な識別コードを提供するようプログラム化されていてもよい。読取器に関するこの特徴はまたクエリに組み込まれてもよい。同様の操作が任意のプロフィールデータに対し実行されてもよい。例えば、そのクエリはインターネット検索のため用意されていたプロフィールデータのあるセットを含んでいてもよい。また、このプロフィールデータは、サーチエンジン603によりインターネット検索のために残しておいてもよい。クエリーは、読取器の特徴のためのスロット及びラベル付けされたものの特徴のためのスロットとともに、テンプレートあるいは代替的なクエリーのためのテンプレートのセットを利用してもよい。例として、「Use [reader] with [article]」や単に「[reader] AND [article]」などがある。サーチエンジン603により抽出された結果は、ファーマッタ613に送られ、組み込まれているユーザインターフェイスを介して読取器609への出力に整理されてもよい。
【0048】
「リソースベース(resource base)」という用語は、ここではインターネット、固定電話及び携帯電話のようなパケット切り替えサービスを介した接続により、World Wide Web、データベース、ニュース提供サーバ、メディア提供サーバを含むコンピュータによるアドレッシング可能な任意のタイプのデータ空間を表すために使用されている。リソースベースにおけるリソースは、リソース空間の検索により発見されたリソースが、リモートシステムの自動制御のようなプロセスの始動、銀行預金のようなトランザクションの自動の始動及び完了、あるいは読取器609を使ったユーザとの対話の始動を生じさせるデータあるいはオブジェクトの処理であるかもしれない。リソースベースは、任意の実体により作られ、維持され、ウェブコンテンツの集積者のような複数のソースからのリソースを組み合わせる導管でありうる。
【0049】
図7のシステムは、潜在的短所を強調している。インターネットサーチエンジン603は、あまりに狭すぎて意味ある結果をもたらさないクエリーを生成する可能性がある。例えば、Cap’n Crunch(登録商標)や「テーブルソー」をもつテキストやメタタグを含むリソースはほとんどないかもしれない。あるいは少なくともこれらは潜在的に関連性のあるリソースの一部であるかもしれない。図8を参照するに、入力収集プロセスにさらなるステージを加えることによって、この問題は解決されうる。本実施例では、図7の実施例に関して説明されたように、選好データは選好ストア611から、MRLデータはMRL装置Tから、読取器データは読取器609から得られる。しかしながら、インターネットサーチエンジン603によるクエリの組み込み前に、特徴づけを行う用語は用語辞典607を介してフィルタされる。用語辞典607は、読取器609により提供される重要用語と関連性のある単語やフレーズを提供する。これらの関連性は、同義語、上位語及び検索ワードにより特徴付けられるものが通常どのようにあるいはどこで利用されているか示す用語でありうる。
【0050】
用語辞典607の必要性は、特定の読取器を使ったあるアイテムの走査において、ユーザが当該アイテムや読取器に何が関連があるかを特定することが不可能であるということにある。例えば、もしユーザが中に入れられる品物の外寸を与えられただけで、テーブルソーとシリアルボックスにより貯蔵ユニットを作ることを心配しているとき、このことは周りの状況から検索プロセスにより推測できるであろう。従って、図7の実施例は、読取器とMRL装置が取り付けられた品物を特徴付ける用語とリンクする用語を生成するプロセスを加えることにより、実質的に改善することが可能である。
【0051】
入力された検索クエリからいくつかの検索クエリを形成するのに使われている辞書の例として、同義語に関する類語辞典がある。本アプリケーションにとって、文脈の導出を可能にしうるクエリの用語間の関係を与える辞書は大いに有用される。例えば、「テーブルソー」という用語は、「道具」のような分類語(上位語)、「のこぎり刃」のようなそれの部分、「木工店」やより一般には「趣味の場(hobby venue)」のような場所に関連しうる。
【0052】
多様な視点からある用語を他の用語と関連付ける辞書の例として、計算言語学の分野で利用されている語彙辞典であるWordNetがある。WordNetは、単語を様々な視点でその語と関係のある他の単語と関連付けを行う。WordNetは、上位語(hypernyms)、反意語(antonyms)、メロニムス(meronyms)(メロニムスとは、与えられた単語の一部を含む単語)、ホロニムス(holonyms)(ホロニムスとは、与えられた単語を部分的に含んだ単語)、属性(attribute)、含意(entailment)、原因(cause)及び他のタイプの関連語を提供する。このような辞書は、テーブルソー/シリアルボックスの例のように、ある状況において高い確率で有益な結果をもたらす他のクエリを生成するのに利用されうる。読取器がある場所を示す用語を提供する辞書が使われてもよい。例えば、検索プロセスは、テーブルソーをそれが通常置かれている場所として地下室や作業場と関連付けるかもしれない。多くの場合、用語はあるオブジェクト、具体的に例えば、製造日、そのパッケージに使われている紙のタイプ、パッケージにスタンプされている賞味期限を含むシリアルボックスとして特定されるので、これら関連情報は正確なものである。このとき、「辞書」は場面から直接生成される用語と様々な方法で関連付けられた追加的な用語群を与えるよう構成されてもよい。例えば、その関係は次のようなものであるかもしれない。
1.名付けられたオブジェクトはどのように使用されているか
2.名付けられたオブジェクトはどこで使用されているか
3.名付けられたオブジェクトはいつ使用されているか
4.目的の都市で使われている言語
5.特定されたオブジェクトの物理的サイズ
6.名付けられたオブジェクトの他の特徴
このリストは完全なものからは程遠いものであるが、関連付けに関するアイデアの例示を目的としたものである。単一のクエリを形成する代わりに(あるいは類語辞典からの同意語または派生語に基づき)、もとのクエリの重要な語がカスタマイズされた辞書によって選択的に拡張されてもよい。
【0053】
辞書607は、MRL装置が装着されるアイテム、読取器、選好を定義する語、その他のデータを特徴付ける名詞に基づき、クエリにおける利用可能な情報の種類を拡げるために利用される。しかしながら、上述のように、初期的に様々な種類の情報が特別に辞書を要することなく与えることができる。例えば、MRL装置Tは、データリソース、すなわち、このMRL装置が装着されているアイテムの製造業者によりサポートされているデータベースによって、あるアイテムを示すことができる。このデータベースには、このオブジェクトを認識するための言葉、それが通常使用される場所、その利用方法、その物理的サイズなどが収められている。MRL装置Tは初期的にこれらの言葉を含んでいてもよい。しかしこのような処理には、このアイテムに関する情報の提供者が、アイテムに関連するすべての情報を選択したということを前提としている。また、このようなデータの提供のための準備と維持には、データへのアクセスに対する大きな動機付けが提供者になければ、単なる面倒な作業として扱われるであろう。いくつかのケースでは、実質的に不可能であり(例えば、走査時における携帯読取器の位置)、そしてすべての関係者が要求されるすべての情報を提供するためのリソースを有しているとは限らないので(例えば、ポテトサラダを提供する惣菜店)、実際的に困難であるかもしれない。その代わりとして、任意の言葉への拡張に利用可能な汎用辞書を備え、得られた適合の程度に基づき結果をフィルタするシステムが考えられる。
【0054】
用語辞典が意味のある文脈を提供するのにどのように役立つかの例として、読取器609がセメントトラックに関連付けられ、クエリがこの読取器をセメントトラックとして識別する場合、用語辞典607はセメントトラックの上位語を提供し、「自動車」あるいはそれと等価な標準的なものを返すかもしれない。コーク(Coke(登録商標))がセメントトラック読取器609により走査されるクエリでは、リソーススペースは、シリアルボックスやセメントトラックよりも、コークと自動車に関するレスポンスで一杯になるであろう。例えば、このクエリはシリアルボックスの製品がどこで購入されうるかを示すレスポンスを生成するかもしれない。この例を完結するために、駅への途中でコカコーラ(Coca Cola(登録商標))1ケースを買おうとし、セメントトラックでしばらく立ち止まることが便利な労働者を想像することができる。
【0055】
図7のシステムにあるように、検索エンジン603と607の出力がUI615への適用のため共通のフォーマッタ(formatter)に供給される。UI615は、フォマッタ613と同様に、読取器609におけるローカルプロセスであるかもしれないし、あるいはサーバにおけるリモートプロセスであるかもしれない。用語辞書607は、単一ではなく、複数のプロセスであるかもしれない。これらは(読取器609に含まれる)ローカルなものであるかもしれないし、あるいは(読取器609によるアドレッシング可能な)リモートなものであるかもしれない。好ましくは、1つ以上の汎用的な辞書が1つ以上のサービスプロバイダによって維持されていてもよい。
【0056】
入力される用語は、著者により選ばれ、かつMRL装置に搭載されたディスクリプタ(descriptor)であってもよいし、MRL装置識別子をディスクリプタと関係付けるデータベースであってもよい。これらのディスクリプタがあらかじめ拡張されていない状況では、汎用辞書プロセス607がこれを扱う。この利用例として、ポテトサラダを提供する食料品店のケースがある。このアイテムについての唯一の情報は、「ポテトサラダ」という用語、調理された日付、ポテトが茹でられた日付、添加物のリスト、もともと売られた量の重量、調理し、それを売ったベンダの識別である。この場合、容器の正確なサイズ、それが通常見つけられる場所(例えば、冷蔵庫、あるいはダイニング施設)、およびこのアイテムに関するその他の情報、読取器、クエリに現れる他のディスクリプタは、利用できない。しかし、そのような場合、このような用語に対して、一般的に認識される単語や他の用語の意味に関して作成された辞書は、検索用語の拡張に利用されうる。
【0057】
セメントトラックやCoke(登録商標)の場合の上記の例は、こじつけのようにみえるかもしれないが、本発明のシステムの目的の1つは、コストがかかりすぎて特定のリソースへのリンクを作成することができないような稀な状況への価値を提供することにある。上述のように、このような稀な状況は、このシステムの利用機会のかなりのパーセンテージを占めるかもしれない。あまりないようなリクエストへの意味のあるレスポンスを提供する相乗効果がある。これは、その状況が典型的なものでないときでさえ、システムが役に立つとユーザが予想することができるということを意味している。システムがより高い頻度で利用されるほど、より多くの一般的な状況が許されるとき、ユーザはより高い確率でそれに戻るであろう。また、ユーザが現在いる場所、ユーザが現在していること、MRL装置によって識別されたオブジェクトとの間の想像できない関係をユーザが発見することは面白いことであるかもしれない。これは、強力なマーケティングの機会を作り出すことになるかもしれない。
【0058】
検索プロセスが改善されうる方法の1つは、検索エンジン603と607によって使用されるクエリよインデックスが、クエリタームの標準形に従っていることを保証することである。この標準形は、必要であれば、ステム(stem)の様々な同意語を置き換えるための選択された標準形のステムタームによる挿入(stemming)や置換を含んでいてもよい。これは、リソース中のクエリタームや記述テキスト(メタタグを含む)により処理されるであろう。これは、いくつかの場合では必要でないかもしれない。例えば、読取器は標準的な用語や変形を使って自分自身を常に特徴付けるかもしれない。リソースが標準化された以外の用語の利用を可能にすることの効果は、より容易に、技術的なことにあまり精通していない人による生成が可能になるということにある。リソースの製作者は、他のソースから記述言語を単に借り、標準的な語彙に従っているかどうかを気にすることなく、それを作成することができる。
【0059】
図9を参照するに、UI615はディスプレイ642に示されるような結果を表示してもよい。2つの表示領域が示されている。検索エンジン607による検索結果が表示される第1領域640と、検索エンジン603によるインターネット検索結果が表示される第2領域644である。第1領域640は、自動電子レンジプログラミングプロセスのスタート時におけるインストラクションを示している。この電子レンジに組み込まれているディスプレイ642は、調理プロセスを開始するためのコントロール643と、ユーザが調理に入る前に、さらなる選択肢を提供するメニューに進むことを可能にするもう1つのコントロール643を提供する。通常の検索エンジン607はまた、BuySmartでのセールの広告と他の商品、すなわち、ユーザが電子メールなどの手段により手に入れたクーポンによる冷凍豆、とのクロス販売の結果を生成した。第2領域644は、高優先領域646と低優先領域648とを含んでいる。例えば、大部分のインターネット検索エンジンに示され、(例えば、TF*IDFによる)ランキング結果のために利用されるような信頼度による高い優先度を有すると考えられる検索結果が、高優先領域646に表示・拡大される。ランキング低い結果は、低優先領域に表示される。検索結果のランク付けには、リソースにおける健康警告へのインジケータの存在のような他の基準が利用されてもよい。
【0060】
図10を参照するに、現在利用可能な最も性能の高い検索エンジン技術では、ユーザによって生成されるサーチクエリを構文解析する自然言語(NL)処理が利用されている。例えば、AskJeeves(登録商標)検索エンジンでの質問に対しタイピングすることによって、検索を定式化することができる。ユーザによってタイプされたセンテンスは、最も重要な用語を識別するために構文解析がなされる。名詞句識別(noun−phrase identification)、ステミング、標準形への変換などが、実行されてもよい。より高度な技術においては、検索クエリにおける意味的識別が可能である。現在のシステムにおいては、クエリベクトルを作成するフロントエンドプロセス(front−end process)において、これらの技術は必要とされていない。なぜならMRL装置、読取器及びユーザ選好モデルは、それらが貢献する用語が、その意味を示すよう明確にタグ付けされているかもしれないからである。従って、例えば、読取器は自身をテーブルソーに装着された読取器として認識するかもしれないし、MRLを特定の日付に特定の場所で製造されたシリアルのブランド及びタイプの識別子として認識することができる。しかしながら、他の箇所において説明されるように、この情報はMRL装置に蓄積されるユニークな識別子と単に関係付けられてもよい。従って、クエリに含まれるデータの意味的構造を決定するためのNL技術を利用した情報抽出の必要はない。しかしながら、そのようなNL技術は、WWWのような構造化されていないレスポンスデータベースの意味的構造を決定するには極めて有益であるかもしれない。
【0061】
構造化されていないレスポンスデータベースは、構造化されたものと比較して、生成及び拡張がはるかに容易である。これは、将来のビジョンに貢献する豊富なデータリソース開発のキーになるかもしれない。ユーザは、真に価値のあるレスポンスを獲得するため、任意の事物・場所について走査することができる。実際、ユーザがWWWに貢献するのと同様に、貢献はユーザ自身からであるかもしれない。多くの場合、走査イベントは、例えば、電子レンジのスキャナによる冷凍食品のMRL装置の走査のように極めて予想可能なものであるので、そのような場合、いくつかのレスポンスは多くの構造化されていないリソースのフィルタリングなく直接抽出されることが望ましい。従って、構造化されたデータベースが構造化されていないものとともに存在するか、あるいは構造化されていないリソースを検索に利用される検索機構が予想される結果を生成することが望ましい。例えば、製造業者は、ユニークなメタデータを特定のMRLと関連するウェブサイトに設定することができ、検索プロセスを保証するための読取器のデータが高い信頼度で所望のリソースを抽出する(例えば、所望のレスポンスが他のものよりも高く重み付けされ、リターン結果の短いリストにあるよう保証される)。
【0062】
本発明及び従来技術による検索技術では、特定のリソースが認識され、各レスポンスが与えられた入力データに対してどれくらい適切かを示す適合度の指標が常に生成されうる。それから、入力データに対してベストな適合度を達成するレスポンスが選択される。この入力データには、読取器のタイプを特徴付ける名詞(例えば、「電子レンジ」あるいは「セメントトラック」)と、MRL装置が関連しているオブジェクトを特徴付ける名詞(例えば、「冷凍食品」あるいは「モーターオイルカン」が含まれている。簡単な例として、情報提供者のサーバが、3つのレスポンス、(1)冷凍食品のための電子レンジをプログラムするレスポンス、(2)モーターオイルをセメントトラックに加える方法に関するインストラクションを与えるレスポンス、及び(3)冷凍食品を買う場所に関するナビゲーションインストラクションを与えるレスポンスである。各レスポンスは、それにマッチする入力ベクトルを示す対応するテンプレートを備えている。この例では、レスポンス(1)のテンプレートは、[reader=microwave oven, MRL device=frozen dinner]、レスポンス(2)のテンプレートは、[reader=cement truck, HDRM device=can of motor oil]、レスポンス(3)のテンプレートは、[reader=car or portable reader, MRL device=frozen dinner]となる。テンプレートの係数は(ベイズネットワーク方式で)重み付けされていてもよい。これらのテンプレートのいずれかにマッチする入力ベクトルにより、情報提供者のサーバはレスポンスの1つに高い適合度(「信頼度」)を、その他のレスポンスに低い適合度を割り当てるであろう。この入力ベクトルの1つだけの構成要素にマッチするテンプレートは低いレーティングを生成するであろう。この低いレーティングと競合するものが他になければ、対応するレスポンスがサーバによって生成される。後者の状況により複数の適合度が生じ、正しい選択をより明確にする情報のためのリクエストが要求されるであろう。
【0063】
上述の例は取るに足らないものである。大きなデータベースでは、入力ベクトルとレスポンスとの間の適合は、ベイズネットワーク(あるいはニューラルネットワーク、他の機械インテリジェンス技術)におけるように、重み付けされた係数テンプレートによっては与えられなくてもよい。なぜならそれらはプログラミング(トレーニング)にかなりの時間がかかるからである。レスポンスデータベースを構築するためのより実践的方法は、選択の基準やレスポンスの内容が自然言語ディスクリプタである検索エンジン及び質問応答システムで使われる技術を利用することである。質問応答システム(あるいは頻繁に尋ねられる質問;FAQセレクタ)では、自然言語質問は、最も重要な用語を特定するために構文解析される。その後、これらはFAQデータベースにおけるテンプレートと比較される。テンプレートは、対応する応答がレスポンスとなる質問から導出される。この技術の拡張は、テンプレートの順序付けのためのものである。各要素は特定のタイプの入力に対応している。例えば、第1要素は、リクエストをした人のタイプに関する1つ以上の識別子を示す「だれに(whom)」と、大人の女性、女の子、民族性、年齢などを示す値に対応している。他の要素は、リクエストをした人の場所に関係し、例えば、値は「自動車での移動中」、「家で」、「職場で」などを示している。他の要素は、「電子レンジ」、「テーブルソー」、「キオスク」のような使用されている読取器のタイプに関連する。同様にして入力ベクトルが順序付けられてもよい。順序を表す1つの方法は、例えばXMLを使ったデータタグ付けによってである。
【0064】
実際、入力構成要素とテンプレートベクトルとの比較を利用することにより、入力をレスポンスにマッチさせるプロセスは、レスポンスと入力の組み合わせの総数が多くても、実践的なシステムでは極めて効果的にレスポンスを関係付けるために利用される。通常、そのようなシステムのプログラミングでは、多くのベクトル構成要素が、入力ベクトル空間のサイズを縮小することによって無視される。また、提供者は受信するリクエストのタイプを分類し、レスポンステンプレートにマッチする入力ベクトルがないときには、あるデフォルトレスポンスを提供してもよい。例えば、情報提供者が製品の購入者をサポートするための情報を提供する製造業者であるとしよう。この製造業者は、製品の1つを特定するための各リクエストを対応するレスポンスセットにマッチさせているかもしれない。各レスポンスは、装着されたMRL装置を走査するために使用されることが期待される特定の読取器を処理するために生成される。例えば、冷凍食品に関して、入力テンプレートの読取構成要素は、電子レンジ、オーブン、携帯型読取器のさまざまなモデルを含んでいるかもしれない。製品が読取器と関連する装置の1つとマッチしないとき、サーバプログラムがデフォルトレスポンスを生成する。
【0065】
図10において、システムのリソース側で辞書を利用する構成が示される。MRL装置400は、読取器405によって読み取られる。読取器405は、それから生じる関連する特徴用語を辞書プロセス410に適用する。辞書プロセス410は、上述のような代替的な用語を生成し、それらをリソース検索エンジンプロセス425に適用する。リソース検索エンジンプロセスは、ユーザに関する選好や特徴のような一般データ415及びプロフィールデータ430を随意的に受け取ってもよい。その後、リソース検索エンジンプロセス425は、インデックス435を検索する代替的な検索クエリを生成する。インデックスは一般に検索エンジンプロセスのデータオブジェクト部としてみなされる。しかしここでは、それは本実施例の説明を容易にするため別々に示される。
【0066】
システムのリソース側では、インデックスは自然言語構文解析器450によりリソーステンプレートをフィルタリングするインデックスエンジン445により生成される。リソーステンプレート460はリソースベース455において利用可能なさまざまなリソースのディスクリプタである。データベースでは、これらのディスクリプタはデータベース自身の中身であるかもしれないし、あるいはWWWサイトのようなリソースベースによって使われる(例えば、XML)タグ(例えば、メタタグ)のような検索に使用される個々のフィールドであってもよい。ここでは、リソーステンプレート460は、リソースベース455におけるレコードを特徴付けする用語を含んでいる。テンプレートは通常のデータベースの場合と同様に、正確には構成されない。実際、リソーステンプレート460は、リソースの内容を記述する単なるテキストアブストラクトであるかもしれない。または、テンプレートはリソースベース455のレコードの中に組み込まれるかもしれない。テンプレート(あるいはアブストラクトが構文解析され、その後テンプレートして構造化される場合のテンプレートプレカーサ(template precursor))としての自然言語アブストラクトの使用は、ユーザによる新たなテンプレートの貢献を促進させるかもしれない。このアイデアは、本明細書のどこかで説明される。例えば、図21に関する説明を参照せよ。
【0067】
図11を参照するに、他の実施例において、ユーザ状態235と使用のコンテクストが走査イベントから導出される。ユーザ状態には、個人情報マネージャを備えた携帯装置、携帯電話、経時的にユーザの所在を蓄積するマッピングデータベースを備えたGPS装置などの読取器からの利用可能なすべての情報が含まれている。読取器(図11に図示せず)は、自身の所在を決めることができるよう、他の装置にネットワークされていてもよい。例えば、もし携帯読取器がピコネット(piconet)に一時的に結合することができ、それが食料品店に持ち込まれることが確かであるならば、携帯読取器はユーザの現状の決定において、そのイベントのインジケータを保持することができる。同様に、ユーザが接した情報は読取器結合した装置、あるいは読取器に接続可能な装置で利用可能であるかもしれない。走査イベントに関連するすべてのユーザ状態情報は、インターネット検索プロセス233に適用される。不変選好データが選好データストア237に蓄積され、データの選択された部分が精緻化のためインターネット検索プロセス233に適用される。同一のデータが選択的にレスポンスデータベース検索240に適用される。レスポンスリソースベース238は、それがMRL読取器のために構成されていると点で、インターネットサイトとは異なっている。本実施例では、レスポンスリソースベース238のテンプレート241が図10のテンプレート460に対応している。この中には、NL構文解析器によって以前に構文解析され、各レコードに対応してテンプレートに組み込まれた通常言語の用語が含まれている。テンプレート241は、レスポンス239のキーとなる特徴を示すフィールドを有する順序付けされたデータセットであってもよい。他の点において、リソースベース238は、上述されたように検索される。
【0068】
本実施例の他の特徴は、用語拡張プロセス245に組み込まれる辞書が、レスポンスデータベース検索プロセス240が結果の信頼レベルが十分でないとき、クエリタームを拡張するのに適用される。これによって、もとの検索用語の使用が高い信頼度の結果をもたらすとき、検索を実行しないことによって計算リソースの節約が可能になる。インターネット検索プロセス233とレスポンスデータベース検索プロセス240は、それぞれ対応する信頼度を有するレスポンス234と236を生成する。本実施例では、これらはUI要素255によって表示される最終選択セット249を生成するセレクタ/フォーマッタプロセス250に適用される。
【0069】
テンプレート241は、クエリへのマッチの正確さを減少させ、検索効率を上げる所望の方法で構造化されてもよい。また、図11の実施例は用語拡張器245をインターネット検索プロセス233に組み込むために修正されてもよい。
【0070】
選好データストア237(図8のプロフィール430、図7の選好データベース611、他の図における同様の構成要素)は、さまざまな手段によって得られたデータを含んでいてもよい。選好データベースを構築するための装置の第1のタイプは、ユーザの観点からの受動的タイプのものである。ユーザは通常の方法により(読取器に組み込まれたブラウザのメニュー選択など)単に選択をし、その選択からユーザ行動のモデルを抽出することによって、システムは個人選好データベース徐々に構築していく。その後、システムはこのモデルを使って、ユーザがこれから見たいものについて予測をしたり、あるいはユーザを分類する(例えば、野球ファン、あるいはオペラ愛好者)ための推定を行う。この抽出プロセスは、例えば、同一のアイテムへの繰り返し行われるリクエストを検出することによって明らかな選好を特定するというような単純なアルゴリズムに従っている。あるいは多数の入力(自由度)による決定木手法のような高度な機械学習プロセスであるかもしれない。一般的にいうと、そのようなモデルは、ユーザの相互作用的な行動(すなわち、選択のためのUIとの相互作用)におけるパターンを見つけることを意図している。
【0071】
ユーザの行動パターンから有益な情報を抽出するための1つの直接的かつロウバストなテクニックは、特徴−値カウントの表を作成することである。特徴の例としては「1日における時間」であり、対応する値が「朝」である。選択されるとき、その選択を特徴付ける特徴−値のカウントがインクリメントされる。通常、与えられた選択は多数の特徴−値を有するであろう。同時にその選択が識別されたショー(show)の部分集合を選択することによって、ネガティブな選択の集合が生成されてもよい。これに対応した特徴−値カウントはディクリメントされる。このデータは、候補を特徴付ける特徴カウントへの重みとして上述のカウントを利用し、ある候補がユーザによって好まれている確率を予測するベイズ予測器(Bayesian predictor)に送られる。この種のプロファイリング機構は、2000年4月2日出願の米国特許第09/498,271号「BAYESIAN TV SHOW RECOMMENDER」にて説明されている。ユーザ行動の観察から受動的にプロファイルを構築する同様のタイプのシステムにおけるルールベース推奨装置はまた、1999年1月14日に広告されたPCT出願WO99/01984「INTELLIGENT ELECTRONIC PROGRAM GUIDE」において説明されている。
【0072】
第2のタイプの装置は、より能動的なものである。そこでは、ユーザが特徴を格付けすることにより好き嫌いを特定することができる。これらは、特徴−値ペア(特徴プラス値に対する重み;すなわち、重み=特徴と値の重要性)あるいは他のルール仕様をスコアすることもできる。例えば、ユーザは、UIを通じてドラマとアクション映画が好きで、料理番組が好きではないということを示すことができる。これらの基準は、その後、選択肢の集合の中から、どれがユーザにとって有益であるかを予測するのに適用されうる。
【0073】
第2のタイプのシステムの例として、欧州出願(EP0854645A2)は、ユーザがホームコメディ、シリーズもののドラマ、昔の映画など、好みの番組カテゴリのような汎用的な選好を入力することが可能なシステムを説明している。この出願では、例えば、10歳〜12歳児のためのもの、10代の女性のためのもの、飛行機愛好者のための選好プロファイルが選択される選好テンプレートが説明されている。
【0074】
第3のタイプのシステムでは、ユーザはある方法でリソースのランク付けを行うことが可能である。例えば、TIVO(登録商標)と呼ばれるデジタルビデオレコーダでは、ユーザが3サムアップまで、あるいは3サムダウンまで番組を与える。この情報は、達成されうる特徴−値ペアへの重み付けにより細かい分解が可能であるという点を除いては、第1のタイプのシステムといくつかの点で類似している。例えば、本発明において使用されるUIは、現在のダイアログボックスやディスプレイ要素を認証及び閉じるためのOKボタンを備えていてもよい。このOKボタンに並んで、UIはユーザがレスポンスが役に立たなかったということを示すダイアログを閉じるためのNOT OKボタンを表示してもよい。
【0075】
PCT出願(「System and Method for Using Television Schedule Information」というタイトルのWO97/4924)は、第3のタイプの一例である。この例では、ユーザが共通のグリッド形式で表示される電子番組ガイドを通じてナビゲートし、さまざまな番組を選択することが可能なシステムが説明されている。ユーザは各ポイントにおいて、記録あるいは視聴する番組を選択したり、プログラムを視聴するためのリマインダー(reminder)のスケジューリングをしたり、お気に入りとして番組を選択するなどのさまざまな説明されるタスクのいずれかを実行しているかもしれない。ある番組をお気に入りとして指定することは、「常にこのショーを視聴するという選択肢を表示せよ」というような決められたルールを実現したり、あるいは繰り返すリマインダーを実現するためである。お気に入りを指定することの目的は、その出願では明確には説明されていない。しかしながら、より重要なことは、選好データベースの構築のため、ユーザがある番組をお気に入りとして設定すると、その理由を示す選択肢がユーザに与えられる。その理由は、汎用的な選好を定義することによって、他の明示された基準と同様の形式で示される。このタイプの入力と明示的基準に拠っている他のシステムでのものとの唯一の相違は、その基準が入力される時点である。本発明によるシステムは、上述のテクニックの何れかを利用することによって、プロファイルデータを構築してもよい。
【0076】
プロファイルデータは、上述のようにクエリを修正するのに利用されてもよい。しかしながら、特定の状況では、プロファイルデータは走査イベントのタイプと利用されるリソースとの間の蓄積された相関を含んでいてもよい。例えば、ユーザは、アイスクリームを解凍するための電子レンジのプログラミに対するレスポンスを定義してもよい。レスポンスのためのプロファイル及び検索の利用は、明確に定義された状況での利用に対し、ユーザによって生成されたレスポンスに高いウェートを与える。従って、プロファイルは、外部リソースベースの検索に優先してクエリにマッチさせるために利用されるリソース及びテンプレートの自分自身のリストを含んでいてもよい。
【0077】
図12を参照するに、図6Aのプロセスの修正により、ユーザは固定読取器120あるいは携帯読取器100を通じて情報を受信することができる。ユーザがその時点においてレスポンスを受信しないことを選択するか、あるいは携帯読取器100がサーバ140に接続できない場合、レスポンスが表示され、後に続く。ステップS10において、ユーザは読取器100/120にMRL装置Tからデータを獲得させるようMRL装置Tを走査するとしよう。ステップS12において、読取器100/120は、それがネットワークあるいはインターネット130に接続することができるかどうか判断する。もし読取器100/120が接続されていれば、ステップS16においてネットワークサーバ140へのデータの送信を開始するため、読取器100/120とLANサーバ140あるいはネットワークサーバ140との間のやりとりが開始される。例えば、送信されるデータは、MRL装置Tからのデータに加えて、例えば、ユーザの識別及び/あるいはそのユーザを特徴付けるプロファイルデータなどのその他の情報を含んでいてもよい。読取器100/120が情報交換を完結させるために接続しているネットワークアドレスが、MRL装置Tからの情報に含まれていてもよい。ステップS20において、このやりとりはサーバ140において実行されるインターラクションプロセスにより定義されるように継続される。このやりとりで交換されるデータには、獲得されたデータに応じたデータ、さらなるユーザ入力、及び/あるいはネットワークサーバ140に蓄積されているデータが含まれていてもよい。一般に、このやりとりは、例えば、HDML(Handheld Device Markup Language)、小型無線装置のためのマークアップ言語あるいはHTML(HyperText Markup Language)を使ったクライアントサーバプロセスに従い、そしてそれを利用して実行されると考えられる。
【0078】
ステップS12において、読取器100/120がサーバ140/150に接続できないと判断された場合、読取器100/120はステップS14においてそれのメモリMに獲得されたデータを保存してもよい。随意的に、ステップS18において、読取器100はこのデータがローカルに保存されるという事実を示し、ステップS22において認証をリクエストしてもよい。この認証では、ステップS20において保存されたデータを消去する選択肢がユーザに与えられていてもよい。
【0079】
ステップS24において、読取器100の状態が確認されてもよい。もしそれが接続されていて、S14、S18及びS22を経た未処理の保存データを含んでいれば、以前に起こらなかったインターラクションプロセスあるいは他のインターラクションプロセスが開始されるステップS28に移る。ステップS50においてネットワークサーバ140/150に送信されるデータの中には、HMDR装置Tが走査された時間が含まれているかもしれない。これから、インターラクションプロセスでは、(もしこの走査から少しの時間しか経過していなければ)店内のセールにユーザを向かわせることに意味があるかどうか判断されてもよい。再び、インターラクションプロセスは、代わりとなる情報のルーティングに供される。例えば、ユーザは関連するメッセージやクーポンの電子メールによる送信を、可能であれば、リクエストすることができる。
【0080】
図12のプロセスでは、読取器100/120がステップS24において示されるようにすべきことがないとき静止ループに入り、走査が開始されるステップS10にもどる。
【0081】
図13を参照するに、図12のプロセスに従って起こるシーケンスの例では、読取器100/120はステップS40においてMRL装置Tからデータを獲得し、ステップS42においてそのデータをネットワークサーバー140をプログラムした情報供給者に送信する。ステップS46において、読取器100/120によるメッセージの受信を行うネットワークサーバ140上で実行されるソフトウェアプロセス(インターラクションプロセス)によりメッセージが生成される。このメッセージはステップS48において、読取器100/120により出力される。
【0082】
読取器100/120により獲得されたデータは、装置のユニークな識別子を単に含んでいてもよいし、あるいは製品コード、シリアルナンバー、その製品を出荷した小売業者を示す規格化された記号を含んでいてもよい。しかしながらかっこによって示されるように、後者のデータは、もしそれが情報供給者のデータベースに関連していれば、ユニークな識別子から導出されてもよい。情報供給者に送信されるデータは、走査の日付、走査の時間、スキャナ(または人)の識別、及びMRL装置Tからは導出されないが利用可能なその他の情報を含んでいてもよい。スキャナの識別はユニークなものでもよいし、またはプロファイル分類のためのコードであってもよい。または、スキャナを明示的に特定することなくあるプロファイルを指し示していてもよい。再び、プロファイルデータが読取器100/120に送信されうる。
【0083】
図14を参照するに、他のシーケンスの例では、ステップS80において、データが獲得され、ステップS82において保存される。その後、読取器100/120が接続状態になると、このイベントに応答して、ステップS80において獲得したデータがステップS84において情報供給者に送信される。ステップS86において、情報供給者は読取器100/120にレスポンスメッセージを送信する。そして、適切な出力時に対応するイベント、すなわち、読取器100/120に示されるようなユーザによる直接のリクエストのようなプロセスによって決定される適時イベントが発生すると、保存されているメッセージがステップS90において出力される。読取器100/120が接続を確立すると(すなわち読取器100/120が接続されたと判断したとき)、読取器が自動的にメッセージを出力するようプログラムされてもよい。
【0084】
図15を参照するに、ステップS30において、他のシーケンスがMRL装置Tによる獲得とともに開始される。そのデータはステップS32において保存される。その後読取器が接続されると、保存データはステップS34において情報供給者に送信される。情報提供者は、ステップS36において受信され、読取器100/120に送信されるメッセージを送信する。その後、遅延インターラクションに適切な時点になったことを示すイベントの発生により、ステップS38においてユーザが情報供給者とのインターラクションを開始するようメッセージが出力される。このメッセージは、単なる促しであってもよいし、インターラクションプロセスの開始時において定義される選択肢のメニューのようなS34において送信されるデータに基づくフィードバックを示すものであってもよい。
【0085】
図16を参照するに、ステップS70において、他のシーケンスがMRL装置Tによる獲得とともに開始される。そのデータはステップS72において読取器100/120に保存される。その後、読取器100/120が接続されると、読取器100/120はネットワークサーバ140に接続され、ステップS74において保存されているデータが送信される。ステップS76において、ユーザはネットワークサーバ140からのメッセージの受信を促され、その受信によって、メッセージが同時にあるいはしばらくしてステップS78で送信される。いくつかの図解が与えられる。
【0086】
以下のような電子メールに応答して、ダイアログが後のセッションで行われてもよい。ステップS76において、ユーザは電子メールメッセージの中のHTMLリンクを選択することによって開始されるインターラクションへの参加を示す。(明らかに、その促しはそのように複雑である必要はない。例えば、ユーザに40において「<product>について知ることを呼びかける電子メールを後で送れ。」という選択ラベルが与えられてもよい。)
ダイアログは、以下のように対象となるテレビ広告や双方向式のテレビセッションを通じて後で行われてもよい。(説明のため、これらは実質的に等価なインターネットに接続された端末、テレビ、セットトップボックスと実質的に同一のものであってもよい。)ユーザがテレビ配信の選択をし、ユーザのテレビがアクティブ状態になると(あるいはユーザによって選択された時点で)、インターラクションが行われるようスケジュールされる。ステップS78に対応する他の選択肢として、ユーザが電話連絡、個人的なセールス電話、定期的な情報の郵送の希望を示すというものがある。
【0087】
ここで、ステップS78におけるプロセスは、携帯端末、小売店の施設内にあるような固定された電気製品、他の装置上で起こるかもしれない。図17を参照するに、遅延インターラクション、情報配信、あるいはトランザクションの開始または継続の適切な時間が、ステップS301における固定時間遅延、ステップS302におけるユーザが特定の場所にいるか、あるいは所定の行動に関しているかを示すイベント、ステップS303における携帯読取器と固定式端末との同期、またはステップS304における単なるランダムな時間により決定されてもよい。ステップS301、S302、S303及びS304のイベントの何れかが起こると、サービスのリクエストがステップS310において開始され、インターラクションプロセスが継続あるいは開始される。例えば、ユーザがインターネットポータルにアクセスし、ログインあるいはステップS74において送信された識別データと関係するユーザのクッキー(cookie)に応答して、メッセージを受信する。ステップS305において、遅延インターラクションに対応する保存データには有効期限の日時が与えられてもよいし、その時刻の経過後に有効期限が切れるようにしてもよい。その場合、ユーザにインターラクションを遅延させ、メッセージをメールするオプションを与えるような代替的なプロセスがステップS305において実行されてもよい。データ及び初期のインターラクションは、読取器100/120あるいはネットワークサーバ140により消去されてもよい。
【0088】
上述の実施例において、本発明は情報の交換に関して説明されているが、これらの交換はまたアクションの実行のきっかけになりうると考えられる。例えば、インターラクションプロセスの結果は、ある製品のオンラインでの購入であるかもしれない。また、インターラクションはデータを送信する読取器100/120で起こる必要はない。インターラクションは、電化製品170−190の1つのような異なる電化製品によって与えられる情報供給者への接続により行われてもよい。代わりの電化製品によりインターラクションを開始する1つの方法は、電化製品のスキャナによりMRL装置Tを走査することによってである。他の方法として、例えば、34において受信したメッセージが、インターラクションプロセスにより必要なときは、インターラクションを完結するのに必要となる他のデータとともに電化製品に転送されるのは、読取器100を電化製品に同期させることによってであるかもしれない。
【0089】
図18を参照するに、上記の特徴のいくつかが実施例に盛り込まれると、ステップS110において、走査及び他のデータが獲得される。ステップS115において、1つ以上のリソースベースにおけるベストマッチが決定される。そして、ステップS120において、1つ以上の結果の信頼レベルが高いかどうかが判断される。これらの結果のいずれもが高い信頼レベルを有していなければ、ステップS140において新たな用語が、例えば、上述のような関連用語辞書あるいは新たな情報をユーザから求めることによって検索クエリを明確化することによるというような適切なテクニックを利用して生成される。この場合、図24に関連して以下で説明されるように、検索結果における判別の識別がユーザからの追加的なフィードバックを得るために利用されてもよい。それから新たな検索がステップS145において実行され、ステップS150においてこれらの結果がステップS120と同様に高い信頼度を有するかどうかチェックされる。もし高い信頼度を有する結果が再び示されなければ、信頼度の高いマッチのための検索が、クエリにおける用語を必ずしもそれとは関連をもっていない他の用語に置き換えることによって実行される。これはステップS156におけるリモートマッチ(remote match)のための検索として説明されてもよい。例えば、もしシリアルがテーブルソーとともに走査されれば、「テーブルソー」という用語は「シリアル」のような他の検索用語と密接に関連した多数の代替用語と、たとえその置き換えがもとの用語から離れていたとしても、置き換えされてもよい。そのような用語は、シリアルと関連して生成されるカップボードのように高い信頼レスポンスを生み出すであろう。1つ以上の置き換え用語による検索が、もしステップS157において成功すれば、ステップS159において読取器に置き換えられた用語により特定されるアイテムにユーザを導かせる。もし検索が不成功であれば、汎用的なレスポンスがステップS158において生成される。図18の手続フローにおけるすべてあるいは任意の点で、ユーザは、ステップS155における利用のため新たなレスポンス及びレスポンステンプレートの生成の許可を示すレスポンスを、その検索から選択できるオプションを与えられる。例えば、ステップS155において、ユーザは、読取システムがそれのリソースベースにおいて特定のレスポンスを持たないものを温めるための電子レンジプログラムすることができる。上述の手続は、ステップS158における汎用的なレスポンスがステップS159と同様に異なる装置を示すメッセージとともに、あるいはもしユーザが希望すれば、適当なUI制御を生成することによってユーザがステップS159からS158に進める機会が与えられるよう出力される。
【0090】
もしステップS120及びS150の何れかにおいて、1つ以上の結果の信頼レベルが高いと判断されれば、ステップS125においてシステムは1つ以上の高い信頼レベルを有するレスポンスがあるかどうか判断する。もしそれが1つよりも多ければ、ステップS130においてそれらの選択がユーザに提示され、それから制御フローは図19のステップS160に移る。もしちょうど1つしかなければ、制御フローは図19のステップS160に直接移る。
【0091】
ステップS160において、1つの決定された結果がどのように扱われるかについてのユーザの選好が決定される。ユーザの中には、例えば、時間の節約のため電子レンジのプログラミングのようなアクションを自動的に実行するようなシステムを望むかもしれないし、またあるユーザは効率性をあまり気にせず、いつでもプロセスを制御することを望むかもしれない。ユーザは、自分の居る場所に応じて、このオプションを変更することができる。例えば、もし買い物中であれば、ユーザは情報が即座に配信されることを求めず、例えば、後での閲覧や処理のため電子メールや他の手段によってルーティングのオプションを望むかもしれない。もしユーザプロファイルデータストアのクエリにおいて、直接のレスポンスが好まれると判断されれば、リソースによって定義された適切なアクションがステップS145において実行される。これは単に、読取器のディスプレイへの情報の迅速な配信であるかもしれない。
【0092】
リソースの扱い方に関する他の2つの可能性が図19の実施例において定義され、ユーザの選好(あるいは読取器のタイプ、日時、読取器の場所、配信されるリソースのタイプなど)によって決定される。1つは、優先例外リストを満たすあるリソースは直接実現されるというものである。例えば、ユーザは、健康関連の警告、新しいアイテムや天気に関する警告のような特定の結果に極めて興味があるかもしれない。そのような場合、ユーザはそのリソースの配信あるいは実現を望んでいるかもしれない。ステップS170において、この種の例外が実現される。リソースが高い優先度を有していたり、あるいは他のタイプの例外に対応していれば、そのリソースはステップS165において配信あるいは実現される。そうでなければ、ステップS180において、ユーザは抽出されたリソースを保留、無視、配信、あるいは実現させるオプションが与えられる。このステップS180はユーザからの入力の受信に関するものである。もしユーザがステップS185においてリソースを無視することを選択すれば、プロセスは終了する。もしユーザがリソースの配信あるいは実行を選択すれば、ステップS165においてアクションが実行される。もしユーザがステップS175においてリソースの配信あるいは実行の保留を選択すれば、ステップS165においてアクションが終了するまでステップS190における適切な時間になるため遅延させるか、あるいはリソースの抽出及び配信プロセススレッドがステップS195において終了するライブタイマー(live timer)への時間切れのようなイベントの発生させる前述の実施例のオフライン手続が実行される。
【0093】
図20を参照するに、ステップS405において、走査イベントがないとき、読取器のUIにメッセージを生成するプロセスが、ユーザの検出により開始される。または、図20のループが継続して、あるいは断続的なスケジュールにおいて実行されるか、あるいはその他の方法によりスケジュールされる。ステップS407において、リソースは読取器や受信レスポンスにより自動的にリクエストされる。このリクエストはユーザ選好データから生成される。ステップS410において、受信されたリソースはユーザ選好データと比較され、制御がステップS405に移る場合拒絶され、制御がステップS415に移れば全面的あるいは部分的に承認され、ステップS405に戻る。ここで、リソースの配信は、インターラクションまたはある自動プロセスの開始に関するか、あるいは宣伝と同様に単なる情報の配信に関するものであるかもしれない。
【0094】
図21を参照するに、新たなリソースやテンプレートが生成される手続きが、ステップS430において、ユーザ選択のための1つ以上の候補リソースの提示により開始される。例えば、もしユーザが電子レンジ読取器によりアイスクリームMRL装置を走査すれば、サーバは(ユーザにとって)関連性のないレスポンスを提供するか、あるいはまったく何も提供しないかもしれない。例えば、図18におけるステップS156を参照せよ。その後、この手続きがユーザに電子レンジへの指示のプログラムを定義する機会が与えられるよう呼び出される。例えば、ユーザはアイスクリームを解凍する指示(例えば、50%の出力レベルで60秒間)を定義するかもしれない。ユーザが電子レンジ読取器を使って、アイスクリームMRL装置を走査すると、サーバは電子レンジをプログラムする指示に即座に対応することができる。さらに、サーバは、選択的にあるいは自動的に、ユーザによって入力された指示を他のユーザに利用可能にすることができる。ステップS433において、ユーザは選択肢の中の1つを承認し、その場合、ステップS460において承認されたリソースは実行され、与えられた情況への好適なリソースとして保存される。また一方、ユーザは選択肢のすべてを拒絶してもよい。ここで、ユーザは、上述のようなプロファイルデータの拡張に利用されるフィードバックを与えられる。ステップS435において、ユーザがリソースのタイプを示し、それを定義する入力を承認することを許可するUIが生成される。例えば、もしリソースが電子レンジプログラムであれば、ユーザは時間と出力レベルを特定することができる。ステップS445において、入力データは新たなリソース及びテンプレートとして保存される。ステップS450において、プロファイルデータストアが新しいリソースやテンプレートにより更新される。
【0095】
ステップS455において、リソース及びテンプレートが、他のユーザへの使用許可を与えるために、外部の仮リソースベースに保存される。この仮のリソースベースは、役に立たない、あるいは有害なリソースによる広く利用されているリソースベースの意図的あるいは偶然の汚染を回避するために、標準的なものと異なって扱われてもよい。従って、管理者が何を処理すべきかを決定する前に、(ユーザ選好プロファイルに示されるような)指定された加入者により収集されたリソースへの仮のリソース及びレスポンスに対し、別のリソースベースが利用可能とされてもよい。
【0096】
図22を参照するに、MRL装置を備えるチケットの半券、クーポン、領収書、他の紙ベースの文書を利用したさまざまな特徴を提供する手続きが示される。図3及び図4に関して説明されたように、チケットの半券や他の文書にMRL装置を取り付けることができる。このような文書やクーポンは、例えば、重要なマーケティング装置を提供する。映画を観ているユーザは、映画館にあるキオスクでチケットの半券を走査し、観ていた映画を格付けしたり、その映画に関連したグッズを買ったりなどすることができる。チケットの半券にあるバーコードが、ユーザをグッズ販売のためのウェブサイトに接続するための利用されることが提案される一方で、この程度での自動化は単にユーザがウェブアドレスに入る必要性を回避する。本発明によるアイデアは、購入や選好データベースへの情報の入力を容易かつ迅速にすることである。ユーザが映画での音楽がまだ心に残っているときに、映画のサウンドトラックを買う機会をユーザに与えるとき、販売のチャンスはかなり大きいものであるだろう。関係するステップ数が少ないほど、購入される可能性は高くなるであろう。本発明の1つの実施例では、MRL装置がチケットの半券に取り付けられている。このMRL装置には、映画のサウンドトラックが購入できるリソースアドレスが含まれていてもよい。さらに、MRL装置には、購入されるアイテムの選択や確認だけでなく、ユーザからの促しなく購入の完結が可能となるように、アカウント、認証、発送、認証情報を関連付け、保存するための十分なデータ密度が含まれている。もし映画に行った人がクレジットカードを使ってチケットを購入していれば、アカウントはチケットの半券にあるMRL装置のデータに一時的にリンクさせることができる。このデータはさらに、注文プロセスをユーザプロファイルデータベースに含まれる選好情報及びデータベースの拡張に使用されるその購入とを関連付ける。ユーザのアカウントを保護するために、ユーザのクレジットアカウントとチケットデータとの間の接続が、所定の有効期間、例えば、映画や他のイベントが終わった後2時間与えられる。映画館でのユーザの購入を促すものとして、ユーザは次回のチケットのより安い価格での購入、注文したグッズの割引価格、あるいは無料のプレゼントのような割引インセンティブが与えられてもよい。正確には、同一の機能がキオスク端末でなく、インターネットに接続された家庭のコンピュータや携帯端末を通じて与えられてもよい。
【0097】
この手続きは、ステップS468におけるユーザがMRL装置を備えた文書を獲得する登録から開始される。この登録プロセスには、ユーザ、電子サイフ(e−wallet)のような外部ソース、ATMネットワーク、加入者ネットワークなどから、アカウント、認証及び/あるいは認証情報の獲得が含まれる。ステップS470において、文書に装着されたMRL装置の識別子が、トランザクションを完結するためのアカウント及び必要データと関連付けされる。ここで、ステップS468とS470において、アカウントは金銭やクレジットに関するものでなくともよい。単に映画のような対象に関する選好のような個人情報を保存するためのアカウントであってもよい。例えば、娯楽サービスにより提供される、ユーザの選好を保存し、マーケティングのためそのデータの利用権限の代わりに、さまざまなサービスのためにこの選好を利用するためのプライベートアカウントへのユーザによるアクセスを許可するサービスにユーザは加入することができる。例えば、ユーザは映画館を出るとき、映画の格付けをすることができる。その後、複数の映画の格付け後、ユーザは電子メールによって推奨作品を受信することができる。2人以上の映画を観に来た友人グループに推奨作品を示すために、この友人たちのユーザ選好が併合されることも可能である。
【0098】
ステップS475において、ユーザは、例えば、娯楽会場のキオスクのような端末で、文書を走査する。ステップS480において、ユーザは、例えば、購入する製品の選択、楽しんだイベントの評価のような入力を促される。ユーザの認証情報は、ステップS485においてサーバによって処理され、生成されたレスポンスには追加的なリクエストや確認などの促しが含められる。さらに、トランザクションが呼び出され、ステップS40において適切なUI要素が生成される。ステップS480において、好ましくは、失われた文書が発見者によって利用されないよう認証ステップが含まれる。ステップS470における関連に、所定の有効時間が経過した後、文書とMRL装置を使用不可にするために、有効時間(TTL)が与えられる。ユーザのアカウントとMRL装置のユニークなコードとを関連付けることによって、購入と他の認証が必要なトランザクションを迅速に終了させることができる。ステップS468における登録プロセスは、MRL装置に一時的なクレジットカードを生成することと類似している。しかしながら、前述のように、大部分の状況において、バイオメトリック、個人識別ナンバー(PIN)や記号の入力のような認証要求を加えることが好ましい。
【0099】
アカウントとチケットMRLとを関連付ける登録プロセスは、娯楽会場に行く前に、インターネットを通じて家庭で実行されてもよい。ユーザがチケットを購入し、家庭のプリンターでバーコード付きのそのチケットを印刷するシステムが現在いくつか提案されている。そこでは、チケットはユーザを認証するために映画館で走査される。同じことがMRL装置で実行可能である。ユーザは、家庭でMRL(「ブランク」が無料あるいは少額で配られている)を走査し、安全なトランザクションを実行することによって、アカウントとMRLとの関連を保存する。チケット購入のために利用されたアカウントの関連には、利用上限が加えられていてもよい。親が映画の入場チケットを子供に与え、購入の上限を設定する。例えば、その子供は一時的な利用上限チャージ装置としてMRLを使って、映画館でレコードや食事をすることができる。
【0100】
図23を参照するに、ユーザの識別に応答して、推奨作品を受信するためのプロセスが示される。例えば、映画館、娯楽施設あるいはウェブサイトで、ユーザはステップS491において識別子(及び必要ならば認証データ)を入力することによって推奨作品を得ることができる。ステップS493において、ユーザは制御を使って、例えば、特定のカテゴリーに関するもののような推奨作品のためのリクエストを生成する。ステップS495において、サーバプロセスは推奨作品を生成し、推奨作品の精選やクロスセリング(cross−selling)などの利用のため選好データをプロファイルベースに保存する。ステップS497において、端末は結果として得られた推奨作品を表示し、さらなる入力を受信する。ここで、上述のプロセスは、多くの選択が利用可能なレストラン、娯楽、アイテムやサービスの種類に関するものであってもよい。
【0101】
図24を参照するに、抽出数が多数の場合、検索結果で判別手段を特定する検索結果を精製するための手続きが示される。検索エンジンプロセスは、返されたレコード群において判別手段を見つけてもよい。返された結果を単にリストする代わりに、選ぶべき判別手段のリストをユーザに提供してもよい。例えば、この判別手段は、抽出された結果のわずかなパーセンテージで現れるが、顕著に欠けている重要語であってもよい。それはまた、多数のそのような判別手段を特定し、そのすべてを選択対象としてユーザに提供してもよい。
【0102】
判別手段の特定はそれ自体十分開発された技術である。シンプルなアプローチとして、リターンされたレコードに最も頻繁に出現する用語を示すヒストグラムを生成し、最も頻度の高いこれらの用語の中からユーザによる選択を可能にするというものである。他のアプローチとしては、クエリには特定されていないが、クエリにおいて特定された単語と関連して出現する単語の共通の出現率が、2つの単語が互いに近接して出現するとき、クエリで特定されていない単語が特定されている単語を修正するという仮定の下、探索される。この特定されていない用語が選択対象のオプションとして与えられる。これらの判別手段の特定に必要とされる統計の世代は、検索エンジンにより使われるプロセスから直接的なものである。検索エンジンは、そのような統計の準備世代を許すインデックスファイルを生成あるいは利用する。
【0103】
これらの判別手段はさまざまな手段により導出されうる。例えば、リターンされた選択集合を使って、リターンされたレコード群における各用語の頻度を示すヒストグラムが生成されうる。ヒット数が最も多い用語が表示されてもよい。そしてユーザは1つ以上を選ぶことができてもよい。例えば、クエリがブール式“「犬」かつ「毛皮または髪」かつ「カールまたはウェーブ」”を含み、特定の品種に関する情報を見つけることが目的であると仮定する。この例では、この検索によりリターンされたレコードには、さまざまな品種に関する情報が含まれ、そのほとんどが特定の品種に集中する。ヒットの頻度が最も高い用語が、もしユーザにより示されれば、検索エンジンにあるレコード群が望まれ、あるレコード群が望まれないということを伝えるために利用される情報を与えるかもしれない。従って、例えば、「小さい」「大きい」「やせている」「重い」のような共通のディスクリプタがリターンされるかもしれない。これらの中から、便利にブラウズでき、所望のヒットを生成する数にまで選択されたレコードの絞込みに貢献するものを選択することができる。このプロセスを拡張するために、UIはもとの集合でのヒット数、もとのクエリにより与えられた判別手段の何れかの組み合わせから生じる数、新しいクエリがその判別用語を使って生成されるときの組み合わせの効果を表示してもよい。後者の例として、クエリが“「やせている」かつ「小さい」”を含んでいるとする。各用語が加えられると、その効果が表示される。これは、検索クエリが入力されると、リターンされた結果数が継続的に更新されるFolio CorporationによるFolio Bound Views(登録商標)と類似している。
【0104】
そのようなシンプルな判別手段での問題は、そのような用語がもとの検索クエリにおける用語にとり付くということである。言い換えると、リターンされた結果の大部分においてそれらは共通し、従って、結果を判別には十分に機能しないかもしれない。より望まれるものは、リターンされたレコードを大きな比率で分ける高い確率を有する判別手段である。より良い判別手段を特定する1つの方法は、関連において意味があるということを推測するもとのクエリには含まれないが、もとのクエリのものと関連して出現する共通の単語を見つけることである。この関連は、用語の相互の近似、例えば、文法的構文解析(例えば、検索クエリ用語を修正する形容詞を特定する)などにより推測されるかもしれない。最も高い頻度で出現するこれらの候補となる判別手段がユーザに与えられ、ユーザはその中から選択することができる。
【0105】
上述の2つのアプローチの精緻化したものとして、各判別手段の能力に基づき、リターンされた集合を少数の部分集合にために判別手段を選択するというものがある。これを行う1つの方法は、ヒストグラム手続きによりどうしゅつされたように、候補となる判別手段の高いヒットカウント集合を取り出し、それらの中から抽出結果の小さなパーセンテージで出現するが、顕著に欠いている重要語がどれであるか決定する(重要さは、例えば、レコードの中での出現頻度、タイトルでの使用などから推測される)。すなわち、いくつかのレコードでは、その用語は重要であるが、すべてのレコードには出現しない。上述のカールヘアの犬種の例では、レコードが関係している犬種名が、その犬種に関連していて、かつその犬種に関連していないレコードには出てこないレコードにおいて重要である。検索エンジンは、多くが犬種名を含むそのような判別手段のリストを表示する。
【0106】
図24の手続きは、ステップS310における検索プロセスによりリターンされる多数の低信頼度の結果から開始される。ステップS315において、判別手段が検索結果において特定され、ステップS320においてユーザ状態と関連して選択される。もしステップS325において関連していると特定された判別手段があれば、ステップS330においてユーザに質問が出され、ステップS335において入力が受信され、ステップS340において新たなクエリが生成される。もし関連した判別手段がなければ、アクションは中止されるか、あるいは任意の判別手段に基づきよりユーザインターラクション強化プロセスが引き続き行われる。判別手段の関連性は、ユーザ選好ベースに相談することにより決定されてもよい。クエリが選好プロファイルからの情報をあまり含んでいないので、候補となる判別手段が、検索と関連のあるプロファイルコンテンツを特定するプロファイルデータベースのプローブ(probe)として利用されてもよい。用語辞典がプロファイルの用語を拡張するため、このコンテクストで利用されてもよい。
【0107】
図25を参照するに、辞書を使ったクエリ用語の拡張プロセスが示される。ステップS345において、1つ以上の検索用語の種類である1つ以上の用語が生成され、ステップS375において1つ以上の新たなクエリを生成するのに適用される。ステップS350において、同時に、1つ以上の新たな「どこで見つけられた(where found)」用語が生成され、ステップS375における1つ以上の新たなクエリの生成に適用される。ステップS355において、同時に、1つ以上の新たな「どのように使われる(how used)」用語が生成され、ステップS375において1つ以上の新たなクエリの生成に適用される。ステップS360において、同時に、1つ以上の新たな「部分(parts of)」用語が生成され、ステップS375において1つ以上の新たなクエリの生成に適用される。ステップS365において、同時に、1つ以上の新たな「いつ使われる(when used)」用語が生成され、ステップS375における1つ以上の新たなクエリの生成に適用される。ステップS370において、同時に、1つ以上の新たな「特徴(characteristics of)」用語が生成され、ステップS375において1つ以上の新たなクエリの生成に適用される。これらの関連語は説明のための単なる例である。ここで、生成ステップS345からS370は、例えば、「特徴」用語の上位語やホロニムの種類が生成されるよう再帰される。図25の手続きは読取器を特徴付ける用語、MRL装置と関連するアイテム、または図26の手続きに示されるような他の用語に適用されてもよい。ステップS380において、代わりの用語が読取器のタイプに対し生成される。ステップS385において、代わりの用語がMRL装置により特定されたアイテムやイベントのタイプに対して生成される。ステップS386において、他の用語が同様に拡張される。代替的なリクエストを生成するためすべての拡張がステップS390において利用されてもよい。
【0108】
図27を参照するに、特定の種類の走査リクエストの入力に使用されるUIは、アイテム、イベントなどの特徴づけが可能なさまざまなスケールの表示を制御を含んでいる。例えば、食料雑貨は新鮮さのスケールで特徴づけが可能である。その新鮮さのスケールでは、乾燥させた商品は低く、季節の新鮮な野菜は最も高く、冷凍食品は中位のスケーリングとなるであろう。アップスピンボタン305とダウンスピンボタン307を備えたスピンタイプの制御が走査されたアイテム例からの変化のタイプを示すのに利用されてもよい。従って、ユーザはアイテムのMRL装置を走査し、それと類似したより新鮮な(あるいはより安い、より調理しやすい、より健康的な)ものへの興味を示す。モードコントロール300が、新鮮さ310、コスト315、調理の容易さ320、健康性325のようなさまざまなスケールで回転させるのに利用される。それが接続されている読取器やサービスが、走査される製品やイベントのMRL装置のタイプに基づき、そのスケールを選択する。例えば、食料品が図27に示されるようなスケールを提供するのに対して、映画のMRL装置は、怖さ、アクション、気軽さなどを含むスケールの集合を与える。スケールは複数のレイヤを備えていてもよい。例えば、健康性についてのスケールの下のレイヤ325では、ユーザは塩分340、脂肪分335及び繊維分330のようなさらなる詳細な特徴の変更が可能である。ここで、会レベルのスケールは、例えば、ユーザが健康性を構成するものの個人的定義を作成することができるよう、プロファイル生成の一部として変更することが可能である。
【0109】
図28は、所定の基準が満たされたときのみ、走査から生じる出力の生成手続きを示す。ユーザはこの特徴をオンしてもオフしてもよい。もしユーザがあるアイテムを走査し、それが所定の方法で基準と関連していなければ、ヌル表示あるいは表示が生成されない。ここでのアイデアは、ユーザの携帯読取器がエージェントとして機能するということである。ユーザが面白いと感じるアイテムに接近する場合のみ、ユーザに面倒をかける。この構成では、ユーザがレスポンスを得るために何かをする必要がないよう、相当程度の距離からのアイテムの走査能力が必要とされるかもしれない。MRL装置は個々によって持ち運ばれ、あるいは装着されるかもしれない。本発明は、ユーザに、それらが基準を満たしていれば、個々についての関連情報を示すのに利用される。ステップS270において開始されると、読取器はその近傍におけるMRL装置を受動的に走査する。ステップS272において、読取器は各MRL装置を基準プロファイルと比較する。もしステップS274において適合するものがあれば、ステップS276においてユーザにその結果を示す信号が生成される。その信号には、この適合を引き起こすものの詳細を示す表示出力や音声出力が含まれる。もし適合しているものがなければ、ステップS270においてMRL装置が再度走査される。シナリオの具体例は以下のようなものである。ある買い物客は、そのプロファイルにより明らかに示されるようなガーデニング愛好者である。その買い物客が電化製品販売店で冷蔵庫売り場を通り過ぎると、その買い物客の読取器がちょうど通過した冷蔵庫についての情報に関して買い物客に信号を送信する。その情報には、冷蔵庫のコンデンサからの適度な熱を利用することにより、植物の苗が冷蔵庫の上部で栽培できるという冷蔵庫の特徴が説明されている。
【0110】
図29を参照するに、上述のように、MRLシステムが利用可能なアイテムのタイプにはあまり例外がないことが好ましい。例えば、もし食品の棚卸であるものが自動的に更新することができなければ、食品の在庫メンテナンスに自動化システムを採用することは抑制要因となるかもしれない。この点に関して、消費財は問題を有するかもしれない。なぜならMRL装置は、例えば、ポテトサラダのような消費財では、その調理の時間と場所においてプログラム可能でないかもしれない。ステップS605において登録ステップから開始され、ステップS605において、初期的分量を含む消費アイテムを特定及び特徴付けるユニークな識別子と情報を有するあらかじめプログラムされたMRL装置が保存される。ステップS615において走査イベントが発生すると、ユーザは前述の何れかの方法で適切な1つ以上のレスポンスを受信する。ステップS620において、ユーザは分量を更新するオプションが与えられる。もしユーザがそうすることを選べば、ステップS625において関連リソースやデータベースに蓄積されている分量データを更新する。もしステップS626において、消費アイテムが使い切られるか、あるいは有効期限パラメータの期限が切れれば(例えば、ポテトサラダは利用できなくなるまで長く保存された)、そのスレッドは消去され、データ(関連)は破棄される。ここで、上述の手続きは、消費アイテムだけでなく、状態が経時的に変化するのようなアイテムに適用されてもよい。例えば、トマトは経時的に変化し、食品の棚卸しを増加させる。また、そのようなアイテムは食品には限らない。(切り売りの)木材や釘のようなものであってもよい。また、MRL装置は適当な手段を利用して装着されてもよい。例えば、MRL装置は粘着性の背面や再利用可能なひもを備えて製造されてもよい。MRL装置は容器に鋳込されるか、あるいは永久的に貼りつけられてもよい。表示スタンドが青果アイテムの傍でMRL装置を支持してもよいし、あるいはスーパーの青果物エリアでしばしば利用可能なプラスティックのバッグにMRL装置が形成されてもよい。消費財を特定するデータが、店の棚卸し及び/または購入追跡の付加的出力として、店の会計レジにより保存されてもよい。また、ユーザが青果物の分量を量り、バーコードをプリントするための端末で選択するという多くのヨーロッパのスーパーにみられるような関連情報をユーザが入力できるようなステーションがあってもよい。関連データも同様にして生成することができる。
【0111】
図30を参照するに、取り除いた分量、あるいは残っている分量を量る装置を利用することによって、分量あるいはアイテムの変更された他の性質の自動更新が可能である。例えば、埋め込まれた読取器645を有するスマートスケール650が利用されてもよい。アイテムがスケール645に置かれるたびに、そのアイテムの最新の重量が分量を示すために更新される。そのようなスケール645は、冷蔵庫及び/またはカップボードに組み込まれていてもよい。このスケールにはUI640が備えられている。更新されたデータはユーザによって手動で入力されてもよい。例えば、テーブルソーに装着された読取器のUIは、切り取られた板のサイズと重量に関して入力を促す。
【0112】
前述のように、関連性データや他のデータが物理的に保存されるかどうかは重要ではない。データバスが物理的なメモリや不揮発性ストレージをプロセッサに接続するのと同じように、ネットワークやインターネットがデータオブジェクトをプロセスに接続してもよい。従って、この説明では、データがどこに蓄積されるかについて特別な言及がなかったとしても、それは重要なことでなく、例えば、ベンダーのサーバ、読取器、ホームネットワークサーバ、第三者のサーバなどのデータの蓄積場所について、当業者は容易に適切な判断を行うことができると仮定できる。従って、プロファイルデータは、ユーザの居るところどこにでもユーザを追跡するよう構成されてもよい。もしユーザが公共の場で読取器を使用するとき、ユーザの個人プロファイルはユーザが利用しているプロセスにアクセス可能である。このことは、ユーザのプロファイルデータを保護するために適切なセキュリティ装置が設置されているということを前提としている。また、上述の説明では、大部分の場合、タッチスクリーンを備えた手持ち式のオーガナイザに組み込まれるタイプのUIは、データの表示及び入力を可能にする前述の読取器と関係付けがなされている。このUIは、読取器が装着されているか、あるいは結合された装置の一部であるかもしれない、または読取器の一部として構成されているかもしれない。UIの詳細は、説明された点を除けば、重要でないかもしれない。その詳細は、設計者の判断で任意の適切なタイプとして構成されればよい。
【0113】
本発明が上述の実施例における詳細に限定されるものでなく、本発明の意図または本質的属性から逸脱することなく、他の特定の形態により実施されうるということは当業者には明らかであるだろう。従って、与えられた実施例は、あらゆる点において例示的かつ非限定的なものとしてみなされるべきものであり、本発明の範囲は、上述の説明でなく、請求項により示されると考えられるべきである。この請求項に等価な意味及び範囲に属するあらゆる変更が含まれることを意図している。

【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】図1は、本発明のさまざまな実施例によるオフラインデータ転送動作を実行するためのハードウェア構成を示した図である。
【図2】図2は、MRL装置が装着された任意の製品または製品パッケージを示した図である。
【図3】図3は、MRL装置が装着されたチケットの半券の前面を示した図である。
【図4】図4は、MRL装置が装着されたチケットの半券の背面を示した図である。
【図5】図5は、MRL装置が装着された広告(雑誌、看板、ポスターなど)を示した図である。
【図6A】図6Aは、本発明の実施例によるMRL装置スキャナによるオンラインデータ転送プロセスを示したフローチャートである。
【図6B】図6Bは、本発明の実施例によるサーバによるオンラインデータ転送プロセスを示したフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の実施例によるユーザインターフェイス(UI)による表示のために合成された結果を獲得するために、構造化されたリソースベースの検索と構造化されていないリソースベースのファジー検索とをMRL読取器が同時に実行するシステムを示した図である。
【図8】図8は、クエリにおける用語が無条件的に拡張される本発明の他の実施例によるユーザインターフェイス(UI)による表示のために合成された結果を獲得するために、構造化されたリソースベースの検索と構造化されていないリソースベースのファジー検索とをMRL読取器が同時に実行するシステムを示した図である。
【図9】図9は、図7及び図8のシステムにより獲得された結果を表示するためのUI要素を示した図である。
【図10】図10は、自然言語構文解析器を利用して、MRL走査と付随する場面の結果にリソースを適合させるためのインデックスを生成するリソースベースを検索するシステムを示した図である。
【図11】図11は、クエリにおける用語が条件的に拡張される本発明の他の実施例によるユーザインターフェイス(UI)による表示のために合成された結果を獲得するために、構造化されたリソースベースの検索と構造化されていないリソースベースのファジー検索とをMRL読取器が同時に実行するシステムを示した図である。
【図12】図12は、本発明の実施例によるサーバとの遅延インターラクションを開始するためのプロセスを示したフローチャートである。
【図13】図13は、スキャナとサーバが情報のスキャナへの転送を含むトランザクションを完了させるスキャナとサーバとのインターラクションを示したシーケンス図である。
【図14】図14は、スキャナとサーバがトランザクションを完了させず、情報のスキャナへの転送を後に遅延させるスキャナとサーバとのインターラクションを示したシーケンス図である。
【図15】図15は、スキャナとサーバが走査が実行された後、情報のスキャナへの転送を含むトランザクションを完了させるスキャナとサーバとのインターラクションを示したシーケンス図である。
【図16】図16は、スキャナとサーバがスキャナに直接でなくルーティングさせた情報の転送を含むトランザクションを完了させるスキャナとサーバとのインターラクションを示したシーケンス図である。
【図17】図17は、本発明の実施例による遅延されたトランザクションを完了させる適時性を示すイベント、あるいは潜在的なトランザクションが消去または再ルーティングされるイベントを待機する手続きを示すフローチャートである。
【図18】図18は、本発明の実施例によるMRLの走査に基づくさまざまな検索結果のためのさまざまなオプションを提供する手続きを示すリンクフローチャートである。
【図19】図19は、本発明の実施例によるMRLの走査に基づくさまざまな検索結果のためのさまざまなオプションを提供する手続きを示すリンクフローチャートである。
【図20】図20は、本発明の実施例による受動的にMRLを走査し、条件的にメッセージを受信する手続きを示すフローチャートである。
【図21】図21は、本発明の実施例によるMRL装置により特定される装置とアイテムを利用により、ユーザによる新たなレスポンスの定義付けを可能にする手続きを示すフローチャートである。
【図22】図22は、本発明の実施例によるユーザによるチケットを通じた購入を可能にする、あるいは青少年による購入能力制限、データベースへの選考及び制約の保存を可能にするため、アカウントとチケットや他の文書上のMRLとの関係付けを生成する手続きを示すフローチャートである。
【図23】図23は、ユーザの識別に応答した推奨作品の受信プロセスを示した図である。
【図24】図24は、本発明の実施例によるユーザからの入力と検索結果の最も重要な識別手段の自動特定による検索結果の明確化手続きを示すフローチャートである。
【図25】図25は、本発明の実施例による検索用語の拡張プロセスを示すフローチャートである。
【図26】図26は、本発明の実施例によるクエリの拡張プロセスを示すフローチャートである。
【図27】図27は、本発明の実施例による走査アイテムと関連したアイテムについての情報をリクエストするためのUIを示す図である。
【図28】図28は、本発明の実施例による特定の基準を満たした場合のみにユーザに警告を与える受動的なアイテム走査プロセスを示すフローチャートである。
【図29】図29は、本発明の実施例による装着されたMRL装置により消費財の管理プロセスを示すフローチャートである。
【図30】図30は、本発明の実施例によるデータベースにおける残りの分量をMRLと関連付けることにより消費財の分量の更新に利用されるMRL読取器とUIを備えたスマートスケールを示した図である。

Claims (17)

  1. データストアにあるデータリソースを特定及び接続する装置であって:
    機械可読ラベル読取器;及び
    前記読取器を制御するよう接続され、前記データリソースの少なくとも1つの選ばれたものを読取るため接続可能なコントローラ;
    からなり、前記コントローラは、前記コントローラは、前記読取器からオブジェクトを識別する第1単語を受信し、前記データリソースを検索し、少なくとも1つのクエリに適合する1つ以上の前記データリソースを特定するために利用可能な前記少なくとも1つのクエリを生成するようプログラムされ、前記コントローラは、前記第1単語に意味的に関連する少なくとも1つの第2単語を検索し、前記クエリまたは他のクエリにおける前記単語を利用するようプログラムされることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置であって、前記機械可読ラベルは、無線トランスポンダあるいは送信機を含むことを特徴とする装置。
  3. 請求項1記載の装置であって、前記コントローラは、前記クエリまたは前記他のクエリが、前記読取器に関連するオブジェクトの識別子に応じたデータを含むことを特徴とする装置。
  4. 請求項1記載の装置であって、前記読取器はユーザ選好データストアを含むか、あるいは接続可能であり、前記コントローラは前記データストアに接続可能であり、前記コントローラは、前記クエリにある前記ユーザ選好データストアから少なくともデータの一部を含むようプログラムされ、前記少なくとも選ばれたものは前記ユーザ選好データストアからの前記データの少なくと一部に応じて選択されることを特徴とする装置。
  5. 請求項4記載の装置であって、前記コントローラは、前記選ばれたものの好ましさを示すユーザからの入力を受信し、該入力に応じ前記ユーザ選好データストアを更新するようプログラムされることを特徴とする装置。
  6. 請求項1記載の装置であって、前記読取器は無線携帯読取器であることを特徴とする装置。
  7. データストアにある少なくとも1つのデータリソースを特定及び選択するシステムであって:
    機械可読ラベル読取器;
    複数のリソースと該複数のリソースに対応したテキスト記述を有するリソースベース;
    及び
    前記リソースベースに接続可能で、クエリへのマッチングに利用するため、前記テキスト記述における複数のキー単語を特定する自然言語インターフェースにより部分的に構文解析することによって、前記リソースのインデックスを生成するコントローラ;
    からなり、前記テキスト記述は前記複数のリソースとは別のものであるか、あるいは前記複数のリソースを少なくとも部分的に含み、前記テキスト記述は自然言語口述における複数の自然言語単語を含み、前記読取器は、機械可読ラベルに保存されるデータに応じた単語に意味的に関連した少なくとも1つの単語を検索するようプログラムされ、前記読取器は、前記複数のデータリソースの前記少なくとも選ばれたものを特定するための、かつ前記少なくとも選ばれたものを特定するのに利用可能な、前記機械可読ラベルに保存されるデータに応じた前記単語に意味的に関連する前記少なくとも1つの単語を含むクエリを生成するようプログラムされることを特徴とするシステム。
  8. 請求項7記載のシステムであって、前記機械可読ラベルは、無線トランスポンダあるいは送信機を含むことを特徴とするシステム。
  9. 請求項7記載のシステムであって、前記クエリは、前記読取器と関連するオブジェクトが属するクラスの識別子に応じたデータを含むことを特徴とするシステム。
  10. 請求項7記載のシステムであって、前記クエリは、前記機械可読ラベルと関連するオブジェクトが属するクラスの識別子に応じたデータを含むことを特徴とするシステム。
  11. リソースベースにあるリソースを特定する方法であって:
    第1読取器において、機械可読ラベル装置を走査し、該機械可読ラベル装置と関連するオブジェクトを特定するデータを受信するステップ;
    前記機械可読ラベル装置と関連する前記オブジェクトを特定する前記データに応じて、前記第1読取器データと関連するオブジェクトの識別子の少なくとも1つに応じた第1データを含む第1検索クエリを生成するステップ;
    前記第1データに関連する少なくとも1つの単語を、該少なくとも1つの関連単語を特定する関連単語の辞書から検索するステップ;
    前記第1データに関連する前記少なくとも1つの単語を含む少なくとも1つの第2クエリを生成するステップ;及び
    リソースベースの検索のため、前記第1クエリと前記少なくとも1つの第2クエリを利用するステップ;
    からなることを特徴とする方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、前記少なくとも1つの関連単語は、前記機械可読ラベルに関連するオブジェクト及び他のオブジェクトが、どこで、いつ、及び/またはどのように利用されるかを記述する単語を含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項11記載の方法であって、前記少なくとも1つの関連単語は、下位語及び/または上位語を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項11記載の方法であって、さらに、前記第1読取器と関連するオブジェクトを特徴付ける第2データと関連する少なくとも1つの単語を検索し、さらなるクエリで前記第2データに関連する前記少なくとも1つの単語を利用し、前記リソースベースを検索するステップを備えることを特徴とする方法。
  15. 請求項11記載の方法であって、さらに:
    前記第1クエリと前記少なくとも1つの第2クエリに適合する少なくとも1つのリソースを特定し、前記適合の信頼レベルを決定するステップ;
    前記信頼レベルが所定の信頼レベルより低い場合、ユーザからさらなるデータを求めるステップ;及び
    前記信頼レベルが前記所定の信頼レベルより高い場合、前記少なくとも1つのリソースに応じた出力を生成するステップ;
    を備えることを特徴とする方法。
  16. 請求項11記載の方法であって、さらに:
    前記第1クエリと前記少なくとも1つの第2クエリに適合する少なくとも1つのリソースを特定し、前記適合の信頼レベルを決定するステップ;
    前記信頼レベルが所定の信頼レベルより低い場合、新たなリソースを定義する入力を受信し、前記新たなリソースをリソースベースに保存するステップ;及び
    前記信頼レベルが前記所定の信頼レベルより高い場合、前記少なくとも1つのリソースに応じた出力を生成するステップ;
    を備えることを特徴とする方法。
  17. 請求項11記載の方法であって、さらに:
    前記第1クエリと前記少なくとも1つの第2クエリに適合する少なくとも1つのリソースを特定し、前記適合の信頼レベルを決定するステップ;
    前記信頼レベルが所定の信頼レベルより低い場合、前記第1読取器に関連する前記オブジェクトと異なるタイプのオブジェクトを特定し、その識別子を出力するステップ;及び
    前記信頼レベルが前記所定の信頼レベルより高い場合、前記少なくとも1つのリソースに応じた出力を生成するステップ;
    を備えることを特徴とする方法。
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