JP2020100351A - 制御装置、およびデバイス設定変更システム - Google Patents

制御装置、およびデバイス設定変更システム Download PDF

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和之 福永
Kazuyuki Fukunaga
和之 福永
孝之 部家
Takayuki Buke
孝之 部家
妻鹿 晋
Susumu Mega
晋 妻鹿
亜希子 星野
Akiko Hoshino
亜希子 星野
健司 鳴海
Kenji Narumi
健司 鳴海
靖典 塚原
Yasunori Tsukahara
靖典 塚原
密雄 森
Mitsuo Mori
密雄 森
健二 岩崎
Kenji Iwasaki
健二 岩崎
智志 有倉
Tomoshi Arikura
智志 有倉
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Abstract

【課題】車両に搭載されたデバイスの設定の個人適応性を向上させる。【解決手段】入力インターフェース41は、識別された車両の運転者を示す運転者識別情報DIを受け付ける。プロセッサ42は、運転者識別情報DIが示す運転者に関連付けて事前登録されたデバイス110の設定に対応する登録設定情報RSを、入力インターフェース41を通じて取得し、デバイス110の設定を登録設定情報RSに対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。運転者について変化しうる条件を示す可変条件情報VCを入力インターフェース41が受け付けた場合、プロセッサ42は、デバイス110の設定を可変条件情報VCに基づく設定に対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたデバイスの設定を変更する制御装置、および当該制御装置を含むデバイス設定変更システムに関連する。
特許文献1に開示されているように、車両に搭載されたデバイスの設定(シートやハンドルの位置など)を、事前に登録された情報に基づいて運転者ごとに変更するシステムが知られている。
特開2006−219009号公報
本発明の目的は、車両に搭載されたデバイスの設定の個人適応性を向上させることである。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載されたデバイスの設定を変更する制御装置であって、
識別された前記車両の乗員を示す乗員識別情報を受け付ける入力インターフェースと、
出力インターフェースと、
前記乗員識別情報が示す乗員に関連付けて事前登録された前記デバイスの設定に対応する登録設定情報を、前記入力インターフェースを通じて取得し、前記デバイスの設定を当該登録設定情報に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させるプロセッサと、
を備えており、
前記乗員について変化しうる条件を示す可変条件情報を前記入力インターフェースが受け付けた場合、前記プロセッサは、前記デバイスの設定を当該可変条件情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載されたデバイスの設定を変更するデバイス設定変更システムであって、
前記車両の乗員を識別する識別装置と、
前記乗員に関連付けて事前登録された前記デバイスの設定に対応する登録設定情報を記憶している記憶装置と、
前記乗員について変化しうる条件を示す可変条件情報を取得する可変情報取得装置と、
前記識別装置により前記乗員が識別されると、前記記憶装置から前記登録設定情報を取得し、前記デバイスの設定を当該登録設定情報に対応させる制御信号を出力する制御装置と、
を備えており、
前記制御装置は、前記可変条件情報を受け付けた場合、前記デバイスの設定を当該可変条件情報に対応させる制御信号を出力する。
車両への搭乗時において、乗員は自身の好みに応じたデバイスの設定を提供されるものの、乗員自身の置かれている状況は、常に同じであるとは限らない。上記のような構成によれば、乗員について変化しうる条件が可変条件情報として取得されると、当該可変条件情報に基づくようにデバイスの設定を自動的に変更できる。したがって、車両に搭載されたデバイスの設定の個人適応性が向上する。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載されたデバイスの設定を変更する制御装置であって、
前記車両の乗員の属性の推定結果を示す乗員推定情報を受け付ける入力インターフェースと、
出力インターフェースと、
前記デバイスの設定を前記乗員推定情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させるプロセッサと、
を備えている。
上記の目的を達成するための一態様は、車両に搭載されたデバイスの設定を変更するデバイス設定変更システムであって、
車両に搭載されたデバイスの設定を変更するデバイス設定変更システムであって、
前記車両の乗員の属性を推定する推定装置と、
前記属性の推定結果を示す乗員推定情報を前記推定装置から取得し、前記デバイスの設定を当該乗員推定情報に基づく設定に対応させる制御信号を出力する制御装置と、
を備えている。
上記のような構成によれば、その車両に初めて搭乗する運転者に対しても、適切である可能性が高いデバイスの設定を自動的に提供できる。したがって、車両に搭載されたデバイスの設定の個人適応性が向上する。
本発明によれば、車両に搭載されたデバイスの設定の個人適応性が向上する。
一実施形態に係るデバイス設定変更システムの構成を例示している。 図1のデバイス設定変更システムが搭載される車両の一部を例示している。 図1の制御装置による処理の一例を示している。 計器板の設定が変更される例を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。以下の説明に用いられる各図面においては、各要素を認識可能な大きさとするために縮尺が適宜変更されている。
図1は、一実施形態に係るデバイス設定変更システム1の機能的構成を例示している。デバイス設定変更システム1は、図2に例示される車両100に搭載される。デバイス設定変更システム1は、車両100に搭載されたデバイス110の設定を変更するためのシステムである。
図2においては、設定変更の対象となるデバイスの例として、シート111、ステアリングホイール112、および計器板113が明示されている。図示を省略するが、バックミラー(車室内後写鏡)、ドアミラーまたはフェンダミラー(車室外後写鏡)、オーディオ機器、空調機器、ナビゲーション装置、サンバイザ、ウインドウなどが、設定変更の対象となるデバイスとして例示されうる。
各デバイスについて変更可能な設定の例は、以下の通りである。
シート:シートクッションの前後方向位置、シートバックの角度、ヘッドレストの高さ
ステアリングホイール:前後方向位置、上下方向位置
バックミラー:上下方向角度、左右方向角度
ドアミラー:上下方向角度、左右方向角度
計器板:表示項目、表示デザイン
オーディオ機器:音量、ガイダンス音声、選曲、選局
空調機器:室温、湿度、送風位置、送風方向
ナビゲーション装置:ガイダンス音声、目的地、走行経路
サンバイザ:上下方向角度、左右方向角度
ウインドウ:開度、光透過率
図1に示されるように、デバイス設定変更システム1は、識別装置2を備えている。識別装置2は、車両100の運転者を識別するための装置である。識別装置2は、識別された運転者を示す運転者識別情報DIを出力する。運転者は、乗員の一例である。運転者識別情報DIは、乗員識別情報の一例である。
運転者の識別は、顔認証、指紋認証、虹彩認証などを通じて行なわれうる。この場合、識別装置2は、撮像装置を含みうる。運転者の識別は、乗員が所持するスマートキーや携帯情報端末との通信によりなされてもよい。
デバイス設定変更システム1は、記憶装置3を備えている。記憶装置3は、登録設定情報RSを記憶するための装置である。車両100を運転する可能性がある少なくとも一人の乗員は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定について、自身の好みを登録設定情報RSとして事前登録できる。換言すると、記憶装置3は、特定の乗員に関連付けて事前登録された少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を示す登録設定情報RSを記憶している。
記憶装置3は、半導体メモリやハードディスクドライブ装置のように車両100に搭載される装置として実現されてもよいし、通信ネットワークを介して車両100と接続されうる外部サーバ装置として実現されてもよい。
デバイス設定変更システム1は、制御装置4を備えている。制御装置4は、入力インターフェース41、プロセッサ42、および出力インターフェース43を備えている。
入力インターフェース41は、識別装置2から運転者識別情報DIを受け付け可能に構成されている。入力インターフェース41は、記憶装置3から登録設定情報RSを受け付け可能に構成されている。
プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110に少なくとも一つの設定を変更させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させるように構成されている。図3を参照しつつ、プロセッサ42により実行される具体的な処理の例を説明する。
運転者が車両100に搭乗すると、識別装置2による当該運転者の識別が行なわれる。当該運転者が事前登録された乗員であれば、識別装置2は、当該運転者を特定する運転者識別情報DIを出力する。プロセッサ42は、入力インターフェース41を通じて運転者識別情報DIを取得する(STEP1)。
識別装置2により行なわれる運転者の識別処理の少なくとも一部は、プロセッサ42によって行なわれてもよい。この場合、運転者識別情報DIを取得する入力インターフェース41は、論理インターフェースとして構成されうる。
続いてプロセッサ42は、運転者識別情報DIにより特定される運転者に関連付けられた登録設定情報RSを、入力インターフェース41を通じて記憶装置3から取得する(STEP2)。
続いてプロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を登録設定情報RSが示す設定に対応させる制御信号CSを生成し、出力インターフェース43に出力させる(STEP3)。
例えば、ある特定の運転者に対して事前登録された登録設定情報RSが以下の項目を含んでいたとする。
a)シートバックの角度は浅め(シートクッションとの角度大)
b)ステアリングホイールの位置は低め
c)オーディオ機器のガイダンス音声は小さめの男性の声
この場合、制御信号CSは、図2に示されるシート111のシートバック111aの角度が浅くなるように不図示のアクチュエータを動作させ、ステアリングホイール112の上下方向位置が低くなるように不図示のアクチュエータを動作させ、オーディオ機器の音量と音声に係る設定を変更させるように構成される。
図1に示されるように、デバイス設定変更システム1は、可変情報取得装置5を備えている。可変情報取得装置5は、運転者について変化しうる条件を示す可変条件情報VCを取得するための装置である。可変条件情報VCとしては、以下の項目が例示されうる。すなわち、可変条件情報VCは、運転者の生体情報を含みうる。
a)心拍数
b)血糖値
c)表面体温
d)手汗
e)眠気
f)興味
g)服装
h)健康状態に係る自覚症状
i)スケジュール
可変情報取得装置5は、様々な態様をとりうる。
例えば、上記の項目a)、b)、およびc)は、運転者に携帯される情報端末装置によって自動的に取得され、制御装置4に対して無線送信されうる。
上記の項目c)は、車室内に設置された温度センサによって取得されてもよい。
上記の項目d)は、ステアリングホイールに設けられた静電センサによって取得されうる。
上記の項目e)は、車室内に設置された撮像装置により取得される運転者の眼の映像に基づいて判断されてもよいし、ヘッドレストに設けられた脳波センサにより取得される脳波に基づいて判断されてもよい。
上記の項目f)は、車室内に設置された撮像装置により取得される運転者の視線の映像や、音声認識装置により取得される会話中の特定の語に基づいて判断されうる。
上記の項目g)は、車室内に設置された撮像装置により取得される運転者の肌の露出度に基づいて判断されうる。
上記の項目h)は、頭痛、肩痛、腰痛などの自覚症状を含みうる。当該自覚症状に係る情報は、車室内に搭載された入力装置に対する操作や音声入力を通じて取得されてもよいし、運転者が携帯している情報端末装置に対する操作や音声入力を通じて、制御装置4へ無線送信されてもよい。
上記の項目i)は、運転者が仕事中であるのか休暇中であるのかの情報、イベントの予定時刻に係る情報を含みうる。当該情報は、車室内に搭載された入力装置に対する操作や音声入力を通じて取得されてもよいし、運転者が携帯している情報端末装置に入力されているスケジュール情報が制御装置4へ無線送信されてもよい。
制御装置4の入力インターフェース41は、可変情報取得装置5から可変条件情報VCを受け付け可能に構成されている。プロセッサ42は、入力インターフェース41が可変条件情報VCを受け付けたかを判断する(STEP4)。
入力インターフェース41が可変条件情報VCを受け付けたと判断されると(STEP4においてYES)、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を、可変条件情報VCに基づく設定に変更する(STEP5)。
可変条件情報VCに基づくデバイス110の設定変更は、以下の例を含みうる。
a)心拍数の上昇や血糖値の低下から運転者の体調不良が予想される場合、シートバック111aの角度を浅くする
b)表面体温の上昇が検出された場合、空調機器の設定温度を下げる。
c)手汗の増加が検出された場合、空調機器の送風方向を手に向ける。
d)運転者の眠気が検出された場合、シートバック111aの角度を深くするとともに、ヘッドレスト111bの高さを変更する。
e)運転者と同乗者の会話が特定の目的地を示唆している場合、ナビゲーション装置の目的地を変更する。
f)車室内の設定温度が低めの場合に運転者の服装が厚着であることが検出されると、空調機器の設定温度を上げる。
g)運転者が腰痛を自覚している場合、シートバック111aの角度を深くする。
h)目的地が同じであっても予定されたイベントまで時間がないとスケジュールから判断された場合、ナビゲーション装置における走行経路を、走行時間を短縮可能な経路に変更する。
続いてプロセッサ42は、上記のようなデバイス110の設定変更を可能にする制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる(STEP6)。換言すると、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を可変条件情報VCに基づく設定に対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。
少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定が可変条件情報VCに基づく設定に対応するように変更されると、処理はSTEP4に戻り、可変条件情報VCの入力を待機する状態(STEP4においてNO)に移行する。
本実施形態に係る制御装置4によれば、車両100への搭乗時において、運転者は自身の好みに応じたデバイス110の設定を提供される。しかしながら、運転者自身の置かれている状況は、常に同じであるとは限らない。上記のような構成によれば、運転者について変化しうる条件が可変条件情報VCとして取得されると、可変条件情報VCに基づくようにデバイス110の設定を自動的に変更できる。したがって、車両100に搭載されたデバイス110の設定の個人適応性が向上する。
特に可変条件情報VCが運転者の生体情報を含む場合、変化しやすい運転者の生理的状態にデバイス110の設定を追随させることが容易になる。
図1に示されるように、デバイス設定変更システム1は、推定装置6を備えうる。推定装置6は、車両100の運転者の属性を推定するための装置である。属性としては、性別、年齢、体格、服装などが例示されうる。推定装置6は、推定された運転者の属性を示す運転者推定情報DEを出力する。
属性の推定は、撮像装置を用いた画像認識技術を通じてなされうる。この場合、識別装置2の機能と推定装置6の機能は、同一の撮像装置によって共有されうる。推定装置6により行なわれる属性を推定する処理の少なくとも一部は、プロセッサ42により行なわれてもよい。
図3に示されるように、プロセッサ42は、STEP1に先立ち、識別装置2により運転者を識別可能であるかを判断しうる(STEP7)。運転者が識別可能であれば(STEP7においてYES)、前述した運転者識別情報DIの取得がなされる(STEP1)。
識別装置2により運転者を識別できない場合、すなわち運転者識別情報DIを取得できない場合(STEP7においてNO)、プロセッサ42は、入力インターフェース41を通じて運転者推定情報DEを取得する(STEP8)。
続いてプロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を、運転者推定情報DEに基づく設定に変更する(STEP5)。
運転者推定情報DEに基づくデバイス110の設定変更は、以下の例を含みうる。
a)計器板の表示態様を、推定された運転者の性別や年齢に応じて変更する。
b)図2に示されるシートバック111aの角度、ヘッドレスト111bの高さ、シートクッション111cの前後方向位置、ステアリングホイール112の前後方向位置、およびステアリングホイール112の上下方向位置の少なくとも一つを、推定された運転者の体格に応じて変更する。
c)バックミラーの上下方向角度、バックミラーの左右方向角度、ドアミラーの上下方向角度、およびドアミラーの左右方向角度の少なくとも一つを、推定された運転者の体格に応じて変更する。
d)推定された運転者の服装に応じて、空調機器の設定温度を変更する。
e)推定された運転者の体格に応じて、空調機器の送風方向を変更する。
続いてプロセッサ42は、上記のようなデバイス110の設定変更を可能にする制御信号CSを出力インターフェース43に出力させる(STEP6)。換言すると、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を運転者推定情報DEに基づく設定に対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。
少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定が運転者推定情報DEに基づく設定に対応するように変更されると、可変条件情報VCの入力を待機する状態(STEP4においてNO)に移行する。
図4の(A)は、運転者が女性かつ若年齢であると推定された場合に表示態様が変更された計器板113の例を示している。図4の(B)は、運転者が男性かつ若年齢であると推定された場合に表示態様が変更された計器板113の例を示している。両例ともに表示項目として速度113a、総走行距離113b、エンジン温度113c、ナビゲーション画面113d、エンジン回転数113e、シフトモード113f、外気温113g、および残燃料113hを含んでいる。しかしながら、図4の(A)に示される計器板113は赤を基調とした画面デザインであるのに対し、図4の(B)に示される計器板113は青を基調とした画面デザインである。
図4の(C)は、運転者が女性かつ高年齢であると推定された場合に表示態様が変更された計器板113の例を示している。図4の(D)は、運転者が男性かつ高年齢であると推定された場合に表示態様が変更された計器板113の例を示している。両例ともに表示項目として速度113a、総走行距離113b、ナビゲーション画面113d、シフトモード113f、外気温113g、および残燃料113hを含んでいる。しかしながら、図4の(C)に示される計器板113は赤を基調とした画面デザインであるのに対し、図4の(D)に示される計器板113は青を基調とした画面デザインである。
すなわち、推定された運転者の性別に応じて、画面デザインの基調色が変更されている。また、推定された運転者の年齢に応じて、計器板113の表示項目とデザインが変更されている。具体的には、若年齢と推定された場合に対応する図4の(A)と(B)に示される例においては、速度113aとエンジン回転数113eの表示がアナログメータの背景画像とともに表示されている。他方、高年齢と推定された場合に対応する図4の(C)と(D)に示される例においては、エンジン温度113cとエンジン回転数113eの表示が省略されるとともに、大きな文字の表示が優先されている。
上記のような構成によれば、その車両100に初めて搭乗する運転者に対しても、適切である可能性が高いデバイス110の設定を自動的に提供できる。したがって、車両100に搭載されたデバイス110の設定の個人適応性が向上する。
図1に示されるように、デバイス設定変更システム1は、環境情報取得装置7を備えうる。環境情報取得装置7は、車両100の走行環境を検出するための装置である。環境情報取得装置7は、走行環境を示す走行環境情報CEを出力する。走行環境情報CEとしては、以下の項目が例示されうる。
a)走行路の種別(一般道、街路、高速道路など)
b)走行速度
c)外気温
d)天候
e)時刻
f)日照方向
g)騒音レベル
環境情報取得装置7は、様々な態様をとりうる。
例えば、上記の項目a)とb)は、ナビゲーション装置に搭載されているGPSシステムを通じて取得されうる。項目b)は車両100に搭載された速度計より取得されてもよい。
上記の項目c)は、車両100に搭載された温度センサにより取得されうる。
上記の項目d)は、車両100に搭載された照度センサにより取得されてもよいし、通信ネットワークを通じて外部の天候情報サービスから取得されてもよい。
上記の項目e)は、車両100に搭載されたタイマにより取得されうる。
上記の項目f)は、車室内に設置された照度センサにより取得されうる。
上記の項目g)は、車両100に搭載された騒音センサにより取得されうる。
制御装置4の入力インターフェース41は、環境情報取得装置7から走行環境情報CEを受け付け可能に構成されている。プロセッサ42は、入力インターフェース41が走行環境情報CEを受け付けたかを判断する(STEP9)。
入力インターフェース41が走行環境情報CEを受け付けたと判断されると(STEP9においてYES)、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を、走行環境情報CEに基づく設定に変更する(STEP5)。
走行環境情報CEに基づくデバイス110の設定変更は、以下の例を含みうる。
a)車両100が一般道または街路を走行していると判断されると、シートバック111aの角度を深くし、ヘッドレスト111bの位置を高くする。
b)車両100が高速道路を走行していると判断されると、シートバック111aの角度を浅くし、ヘッドレスト111bの位置を低くする。
c)走行速度が比較的低く、外気温が適温であると判断されると、空調機器の動作を抑制してウインドウの開度を大きくする。
d)日照方向に対応するウインドウの光透過率を低くする。
e)日照方向に対応するようにサンバイザの上下方向角度と左右方向角度を調節する。
f)騒音レベルが高いと判断されると、ウインドウの開度を小さくする。
g)騒音レベルが高いと判断されると、オーディオ機器の音量を上げる。
続いてプロセッサ42は、上記のようなデバイス110の設定変更を可能にする制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる(STEP6)。換言すると、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を走行環境情報CEに基づく設定に対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。
少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定が走行環境情報CEに基づく設定に対応するように変更されると、処理はSTEP4に戻り、可変条件情報VCと走行環境情報CEの入力を待機する状態(STEP4においてNO)に移行する。
このような構成によれば、運転者について変化しうる条件だけでなく、同様に変化しやすい外部環境にもデバイス110の設定を追随させることができる。したがって、車両100に搭載されたデバイス110の設定の個人適応性がさらに向上する。
図1に示されるように、デバイス設定変更システム1は、修正指示取得装置8を備えうる。修正指示取得装置8は、上記の各種情報に基づいて変更された少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を修正する修正指示MIを取得するための装置である。修正指示MIは、運転者による車室内に設置された装置の操作を通じて取得されてもよいし、音声認識装置に対する音声指示の入力を通じて取得されてもよい。
制御装置4の入力インターフェース41は、修正指示取得装置8から修正指示MIを受け付け可能に構成されている。プロセッサ42は、入力インターフェース41が修正指示MIを受け付けたかを判断する(STEP10)。
入力インターフェース41が修正指示を受け付けたと判断されると(STEP10においてYES)、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を、修正指示MIに基づく設定に変更する(STEP5)。
続いてプロセッサ42は、上記のようなデバイス110の設定変更を可能にする制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる(STEP6)。換言すると、プロセッサ42は、少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定を修正指示MIに基づく設定に対応させる制御信号CSを、出力インターフェース43に出力させる。
少なくとも一つのデバイス110の少なくとも一つの設定が修正指示MIに基づく設定に対応するように変更されると、処理はSTEP4に戻り、可変条件情報VCと修正指示MIの入力を待機する状態(STEP4においてNO)に移行する。
例えば図4の(A)〜(D)に示される計器板113の場合、表示される項目の選択や各表示項目のデザインの個別変更が可能である。
可変条件情報VCや運転者推定情報DEに基づいて提供されたデバイス110の設定が、必ずしも運転者の意に沿うとは限らない。上記のような構成によれば、変更されたデバイス110の設定に基づいて、運転者の好みに応じたさらに詳細な設定の変更が可能になる。したがって、車両100に搭載されたデバイス110の設定の個人適応性がさらに向上する。
各種の情報に基づいて変更されたデバイス110の設定は、当該運転者の登録設定情報RSとして記憶装置3に保存されてもよい。
上述したプロセッサ42の機能は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、後述する処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。プロセッサ42は、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。プロセッサ42は、後述する処理を実現するコンピュータプログラムを実行可能なマイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの専用集積回路によって実現されてもよい。プロセッサ42は、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによって実現されてもよい。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
制御装置4は、図3におけるSTEP1〜3、および7の処理を前提としない構成とされうる。すなわち、制御装置4は、運転者の属性の推定(STEP8)から処理を開始するように構成されうる。この場合、デバイス設定変更システム1において推定装置6が必須とされる一方、識別装置2と記憶装置3は省略されうる。
上記の実施形態においては、運転席のシート111が設定を変更可能なデバイス110として例示されている。しかしながら、運転席以外のシートの設定も乗員の好みに応じて変更されうる。
1:デバイス設定変更システム、2:識別装置、3:記憶装置、4:制御装置、41:入力インターフェース、42:プロセッサ、43:出力インターフェース、5:可変情報取得装置、6:推定装置、100:車両、110:デバイス、111:シート、111a:シートバック、111b:ヘッドレスト、111c:シートクッション、112:ステアリングホイール、113:計器板、CS:制御信号、DI:運転者識別情報、DE:運転者推定情報、RS:登録設定情報、VC:可変条件情報、CE:走行環境情報、MI:修正指示

Claims (9)

  1. 車両に搭載されたデバイスの設定を変更する制御装置であって、
    識別された前記車両の乗員を示す乗員識別情報を受け付ける入力インターフェースと、
    出力インターフェースと、
    前記乗員識別情報が示す乗員に関連付けて事前登録された前記デバイスの設定に対応する登録設定情報を、前記入力インターフェースを通じて取得し、前記デバイスの設定を当該登録設定情報に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させるプロセッサと、
    を備えており、
    前記乗員について変化しうる条件を示す可変条件情報を前記入力インターフェースが受け付けた場合、前記プロセッサは、前記デバイスの設定を当該可変条件情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる、
    制御装置。
  2. 乗員について前記乗員識別情報を取得できない場合、前記プロセッサは、
    当該乗員の属性の推定結果を示す乗員推定情報を、前記入力インターフェースを通じて取得し、
    前記デバイスの設定を前記乗員推定情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記可変条件情報は、前記乗員の生体情報を含んでいる、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 車両に搭載されたデバイスの設定を変更する制御装置であって、
    前記車両の乗員の属性の推定結果を示す乗員推定情報を受け付ける入力インターフェースと、
    出力インターフェースと、
    前記デバイスの設定を前記乗員推定情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させるプロセッサと、
    を備えている、
    制御装置。
  5. 前記乗員について変化しうる条件を示す可変条件情報を前記入力インターフェースが受け付けた場合、前記プロセッサは、前記デバイスの設定を当該可変条件情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記車両の走行環境を示す走行環境情報を前記入力インターフェースが受け付けた場合、前記プロセッサは、前記デバイスの設定を当該走行環境情報に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記入力インターフェースが前記デバイスの設定を修正する修正指示をユーザから受け付けた場合、前記プロセッサは、前記デバイスの設定を当該修正指示に基づく設定に対応させる制御信号を、前記出力インターフェースに出力させる、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置。
  8. 車両に搭載されたデバイスの設定を変更するデバイス設定変更システムであって、
    前記車両の乗員を識別する識別装置と、
    前記乗員に関連付けて事前登録された前記デバイスの設定に対応する登録設定情報を記憶している記憶装置と、
    前記乗員について変化しうる条件を示す可変条件情報を取得する可変情報取得装置と、
    前記識別装置により前記乗員が識別されると、前記記憶装置から前記登録設定情報を取得し、前記デバイスの設定を当該登録設定情報に対応させる制御信号を出力する制御装置と、
    を備えており、
    前記制御装置は、前記可変条件情報を受け付けた場合、前記デバイスの設定を当該可変条件情報に対応させる制御信号を出力する、
    デバイス設定変更システム。
  9. 車両に搭載されたデバイスの設定を変更するデバイス設定変更システムであって、
    前記車両の乗員の属性を推定する推定装置と、
    前記属性の推定結果を示す乗員推定情報を前記推定装置から取得し、前記デバイスの設定を当該乗員推定情報に基づく設定に対応させる制御信号を出力する制御装置と、
    を備えている、
    デバイス設定変更システム。
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