JP2020100208A - シミュレーション装置、シミュレーション方法、およびプログラム - Google Patents
シミュレーション装置、シミュレーション方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
図6を参照して、上記実施形態の変形例として、PCI解析条件設定部42a(図2参照)は、タイヤ幅方向(図中B方向)においてベルト部材113の全幅の10〜15%の端部113aの弾性率を常温の弾性率に設定し、ベルト部材113の上記端部113a以外の部分(中央部113b)の弾性率を常温の弾性率よりも所定以上高く設定してもよい。換言すれば、PCI解析条件設定部42aによって、ベルト部材113の中央部113bの弾性率のみが常温の弾性率よりも所定以上高く設定される。好ましくは、ベルト部材113の中央部113bの弾性率のみが常温の弾性率よりも10倍以上高く設定される。なお、ベルト部材113の端部113aおよびベルト部材113以外の各部材の弾性率は、常温の弾性率に設定される。
10 入力部
20 表示部
30 記憶部
40 制御部(プロセッサ)
41 FEMモデリング部
42 PCI解析部
42a PCI解析条件設定部
42b PCI解析演算部
43 接地解析部
43a 接地解析条件設定部
43b 接地解析演算部
100 空気入りタイヤ(タイヤ)
110 タイヤ本体
111 ビードコア
112 カーカス
113 ベルト部材
113a 端部
113b 中央部
114 トレッド部
114a トレッド面
115 サイドウォール部
115a サイドウォール面
116 ビード部
120 リム
121 フランジ部
122 凹部
M3,M4 タイヤFEMモデル
Claims (7)
- 加硫成形金型の内面形状に対応する外面形状を有するタイヤを複数の要素に分割したタイヤFEMモデルを取得するFEMモデリング部と、
前記タイヤの加硫成形直後に行うPCI工程を再現したPCI解析を実行するPCI解析部と、
前記PCI工程後のタイヤの接地状態を再現した接地解析を実行する接地解析部と
を備え、
前記PCI解析部は、
前記PCI解析の解析条件を設定する部分であって、この解析条件の設定はベルト部材の弾性率を常温の弾性率よりも所定以上高く設定することを含むPCI解析条件設定部と、
前記PCI解析条件設定部にて設定された解析条件に基づいて前記タイヤFEMモデルの前記PCI工程後の形状を計算するPCI解析演算部と
を含み、
前記接地解析部は、
前記接地解析の解析条件を設定する部分であって、この解析条件の設定は前記タイヤFEMモデルの前記ベルト部材を除く各部材について前記PCI解析条件設定部にて設定された物性値と同じ物性値を設定するとともに、前記ベルト部材の弾性率を常温の弾性率に設定することを含む接地解析条件設定部と、
前記接地解析条件設定部にて設定された解析条件および前記PCI工程後の前記タイヤFEMモデル形状に基づいて前記タイヤの接地性能を計算する接地解析演算部と
を含む、シミュレーション装置。 - 前記PCI解析条件設定部は、前記ベルト部材の全幅の10〜15%の端部の弾性率を常温の弾性率に設定し、前記ベルト部材の前記端部以外の部分の弾性率を常温の弾性率よりも所定以上高く設定する、請求項1に記載のシミュレーション装置。
- 前記PCI解析条件設定部は、前記ベルト部材の弾性率を常温の弾性率よりも2倍以上高く設定する、請求項1または請求項2に記載のシミュレーション装置。
- 加硫成形金型の内面形状に対応する外面形状を有するタイヤを複数の要素に分割したタイヤFEMモデルを取得し、
前記タイヤの加硫成形直後に行うPCI工程を再現したPCI解析を実行し、
前記PCI工程後のタイヤの接地状態を再現した接地解析を実行する
ことを含み、
前記PCI解析は、
前記PCI解析の解析条件を設定し、この解析条件の設定ではベルト部材の弾性率を常温の弾性率よりも所定以上高く設定し、
前記PCI解析の解析条件に基づいて前記タイヤFEMモデルの前記PCI工程後の形状を計算する
ことを含み、
前記接地解析は、
前記接地解析の解析条件を設定し、この解析条件の設定では前記タイヤFEMモデルの前記ベルト部材を除く各部材について前記PCI解析の解析条件として設定された物性値と同じ物性値を設定するとともに、前記ベルト部材の弾性率を常温の弾性率に設定し、
前記接地解析の解析条件および前記PCI工程後の前記タイヤFEMモデル形状に基づいて、前記タイヤの接地性能を計算する
ことを含む、シミュレーション方法。 - 前記PCI解析の解析条件では、前記ベルト部材の全幅の10〜15%の端部の弾性率を常温の弾性率に設定し、前記ベルト部材の前記端部以外の部分の弾性率を常温の弾性率よりも所定以上高く設定する、請求項4に記載のシミュレーション方法。
- 前記PCI解析の解析条件は、前記ベルト部材の弾性率を常温の弾性率よりも2倍以上高く設定する、請求項4または請求項5に記載のシミュレーション方法。
- コンピュータにロードされることにより、前記コンピュータに、請求項4から請求項6のうちのいずれか1項に記載のシミュレーション方法を実行させる、プログラム。
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