JP2020099557A - 支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
<1−1>リハビリテーションの役割
まずは、リハビリテーションの役割について説明する。
<1−2−1>リハビリテーションシステム
図1を用いて、リハビリテーションシステムについて説明する。
<1−2−2−1>携帯型リハビリテーション装置の概要
携帯型リハビリテーション装置の概要について説明する。
次に、携帯型リハビリテーション装置1の具体的な構成について説明する。図2に示すように、携帯型リハビリテーション装置1は、操作部12、制御部13、記憶部14、通信部15、センサ部16、フィードバック部17を備えている。
通信部15は、通信ネットワーク2、または支援端末3と通信するための通信インタフェースである。通信インタフェースとしては、例えばWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線データ通信規格を採用したインタフェースが用いられる。通信部15は、支援端末3、またはサーバ4へデータを送信したり、支援端末3、またはサーバ4からのデータを受信したりする。更に通信部15は、支援端末3やサーバ4から、データと共に時刻の情報を取得しても良い。通信部15による通信は、無線通信あるいは有線通信のいずれであっても良い。
また、フィードバック部17は、本体10に設けられても良いし、取り付け部11、または携帯型リハビリテーション装置1の他の箇所に設けられても良い。
<1−2−3>支援端末
支援端末3の具体的な構成を説明する前に、支援端末3の概要について説明する。支援端末3は、例えば固定設置型のパーソナルコンピュータ、携帯型のノート型パーソナルコンピュータ或いはタブレット型端末からなる。支援端末3は、例えばブラウザを使用することで通信ネットワーク2との間でデータの送受信を行うことができる。また、支援端末3は、携帯型リハビリテーション装置1からデータを受信して、種々の処理を行っても良い。
サーバ4の具体的な構成を説明する前に、サーバ4の概要について説明する。サーバ4は、サーバコンピュータである。本実施形態において、サーバ4は、汎用のコンピュータ装置に、後述の処理を行わせるようにプログラム(ソフトウェア)をインストールしたものを想定して説明するものとする。サーバ4は、携帯型リハビリテーション装置1から送信されたデータを蓄積する。サーバ4は、支援端末3からのアクセスに応じて当該対象者Pのデータを送信してもよい。
<1−3−1>リハビリテーションのおおまかな流れ
次に、図1で説明した「維持/生活期」におけるリハビリテーションのおおまかな流れについて説明する。
例えば、対象者Pのリハビリテーションを指導するセラピストが、対象者P、またはリハビリテーションに用いる道具に、携帯型リハビリテーション装置1を装着する。
対象者Pは、セラピストの下、リハビリテーションの指導を受ける。この際、携帯型リハビリテーション装置1は、指導中のリハビリテーションの動きを、センサ部16にてセンシングする。なお、センサ部16は、選択されたリハビリテーションに関連する情報をセンシング(検知)する。
センサ部16は、指導中のリハビリテーションの動きを動き情報に変換し、「セラピストと行った正しい動き(基本の動き)」を示す基本情報として記憶部14に記憶する。この「基本の動き」は、セラピストが指導しながら対象者P自身がやった動きでもいいし、セラピスト自身がやった動きでもよい。また、センサ部16は、1回の動きで記憶部14に記憶してもよいし、複数回の動きの平均値を記憶部14に記憶してもよい。後述するように、携帯型リハビリテーション装置1は、この基本情報を用いて、対象者Pのリハビリテーション時の動きを、「基本の動き」に誘導する。
記憶部14は、リハビリテーションの種類と、リハビリテーションを実施するタイミングを、操作部12を介して受信すると、ステップS103の情報(基本の動き)と結び付けて記憶する。
上述したように、記憶部14には、セラピストによってリハビリテーションの実行タイミングが記憶されている。
制御部13は、リハビリテーションタイミングであると判定する場合(ステップS201、YES)、フィードバック部17を介して、対象者Pにリハビリテーションを行うように通知する。この通知方法の例としては、フィードバック部17が発光部を光らせたり、フィードバック部17が発音部にアラームや「リハビリテーションの時間です」等と発音させたりする。また、フィードバック部17が発音部を介して、リハビリテーションの種類や、どこに携帯型リハビリテーション装置1を装着すべきかを対象者Pに指示しても良い。通知方法の例は、これにかぎらずどのような方法でも良い。ここでは、リハビリテーションの通知後に、リハビリテーションを行う流れを記載している。しかし、対象者Pは、リハビリテーションの実施の通知がなくても自主的に練習できるようにしてもよい。
制御部13は、ステップS202の後、操作部12を介してリハビリテーションを行うための操作をされたか否かを判定する。制御部13は、リハビリテーションを行うための操作がされるまで、ステップS202を継続する。具体的には、操作部12により、制御部13は、ステップS202の通知をストップすることで、リハビリテーションを行うモードに移行する。
制御部13は、操作部12を介してリハビリテーションを行うための操作(例えばディスプレイに表示される「ステップS202の通知をストップ」を選択)がされると判定すると(ステップS203、YES)、フィードバック部17による通知を止め、リハビリテーションを行うためのリハビリテーションモードに移行する。このリハビリテーションモードでは、対象者Pにリハビリテーションさせるために、フィードバック部17を介して、リハビリテーションを促すアウトプットする。このアウトプットは、例えば、音や光によってリズムを示したり、音声によって知らせたりする。
センサ部16は、対象者Pのリハビリテーションの動きをセンシングする。なお、センサ部16は、選択されたリハビリテーションに関連する情報をセンシングする。
センサ部16は、リハビリテーションの動きを動き情報に変換し、制御部13に供給する。制御部13は、ステップS205にて取得された動き情報(現状値)は、記憶部14に記憶された基本情報(目標値)未満か否かを判定する。
制御部13は、現状値が目標値未満であると判定する場合(ステップS206、YES)、誘導値を導出する。誘導値とは、現状よりも少しだけ難易度の高い動きに誘導するための値である。つまり、この誘導値は、最終的な目標値により短い期間で到達できるように適切な誘導をするための値である。
記憶部14に「基本の動き」を示す基本情報として「1分間に30回の一定の第1パターン」(第1リズム)が記憶されているとする。
制御部13は、現状値が目標値以上であると判定する場合(ステップS206、NO)、目標値を誘導値として取り扱う。
制御部13は、誘導値が算出されると、対象者Pのリハビリテーションの動きを、センサ部16にてセンシングする。
フィードバック部17は、対象者Pの動作に対するフィードバックを行う。具体的には、制御部13は、センサ部16にて対象者Pの動作をセンシングすることで、動作の正誤や、誘導値を対象者Pに知らせるためにフィードバックを行う。更に具体的には、センサ部16にてセンシングされた動作の値を、ステップS207で導出した誘導値に誘導する(近づける)ために、フィードバック部17にフィードバックさせる。このフィードバックの例としては、フィードバック部17が発光部を「誘導値」に基づくリズムに合わせて光らせたりする。また、例として、フィードバック部17が発音部に「もっと速く動かしてください」というコメントを発音させたりする。誘導の方法の例は、どのような方法でも良い。
制御部13は、リハビリテーションが終了か否かを判定する。この方法としては、例えば、制御部13は、計時し、記憶部14に記憶されたリハビリテーションとして設定された時間に達したか否か、または記憶部14に設定した目標回数や距離等に達したか否か、または記憶部14に設定したリハビリテーションの種類を全て完了したか否かを判定する。制御部13は、リハビリテーションが終了していないと判定する場合(ステップS211、NO)、ステップS204を繰り返す。
制御部13は、リハビリテーションが終了していると判定する場合(ステップS211、YES)、記憶部14に、リハビリテーションに係る情報(在宅時のリハビリテーション情報)を記憶する。記憶される情報は、リハビリテーションの種類によって異なる。
次に、図9を用いて、在宅時のリハビリテーションのセンシング対象となる因子、ステップS204のアウトプット、ステップS210のフィードバック方法、及びステップS212の記憶情報の具体例について説明する。なお、ここで説明する具体例は一例であり、これに限らない。
因子として、速度、リズム、及びGO/STOPを採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、レスポンスを採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、移動距離及び最大距離を採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、動作軌跡と、関節角度と、を採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、時間を採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、筋電を採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
因子として、心拍数を採用する場合における、アウトプット(S204)と、フィードバック方法(S210)と、記憶情報(S212)と、について説明する。
上述した実施形態によれば、携帯型リハビリテーション装置1は、セラピストによる正しい動きを記憶する。そして、携帯型リハビリテーション装置1は、任意のタイミングにて、対象者Pにリハビリテーションを促す。そして、携帯型リハビリテーション装置1は、対象者Pの動きを段階的に正しい動きに誘導する。
<2>第2実施形態
次に、第2実施形態に係るリハビリテーションシステムについて説明する。本実施形態は、支援端末3を用いたリハビリテーションの情報を、携帯型リハビリテーション装置1に提供する。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
リハビリテーションシステムについて説明する。本実施形態に係るリハビリテーションシステムは、第1実施形態と同様に、携帯型リハビリテーション装置1と、通信ネットワーク2と、支援端末3と、サーバ4と、を含む。
次に、図10を用いて、「維持/生活期」におけるリハビリテーションの流れについて説明する。
「維持/生活期」におけるリハビリテーションのステップS301として、対象者Pは、病院、診療所、または介護老人保健施設などにて、支援端末3を用いて、リハビリテーションを受ける。または、対象者Pは、病院、診療所、または介護老人保健施設などから持ち込まれた支援端末3を用いて、在宅でリハビリテーションの指導を受ける。
支援端末3の制御部31は、記憶部32等に記憶されている「基本情報」が更新されたか否かを判定する。
支援端末3の制御部31は、記憶部32等に記憶されている「基本情報」が更新されたと判定する場合(ステップS302、YES)、通信部33を介して、携帯型リハビリテーション装置1に「基本情報」を供給する。携帯型リハビリテーション装置1は、通信部15を介して「基本情報」を受信すると、記憶部14の「基本情報」を更新する。
携帯型リハビリテーション装置1は、在宅時のリハビリテーションと同様の動作を行う。
携帯型リハビリテーション装置1は、ステップS212にて記憶された情報を、通信部15を介してサーバ4、または支援端末3に供給する。サーバ4は、通信部43を介して情報を受信し、記憶部42に記憶する。支援端末3は、通信部33を介して、記憶部32に情報を記憶する。
例えばセラピストなどは、サーバ4、または支援端末3に記憶された情報をみることで、対象者Pの在宅時のリハビリテーションの状況を判断できる。
本実施形態では、支援端末3によって、対象者Pに対してリハビリテーションの指導を行う。そして、支援端末3と、携帯型リハビリテーション装置1と、の間で、基本情報や、在宅時の記憶情報等をやり取りできる。
なお、上述した各実施形態では、リハビリテーションに着目して説明したが、これに限らない。例えば、ゴルフやテニス等のスポーツへの応用も可能である。例えば、携帯型リハビリテーション装置1に、正しいスイング情報等を記憶させ、正しいスイング情報に基づいて対象者Pが自主練習をすることができる。これにより、対象者Pは、自主練習時において、自身の動きが正しいか否かをしることができ、効率的に練習することができる。また、携帯型リハビリテーション装置1は、ウォーキングのペース管理やルート管理もやってもよい。
2…通信ネットワーク
3…支援端末
4…サーバ
10…本体
11…取り付け部
12…操作部
13…制御部
13a…プロセッサ
13b…メモリ
14…記憶部
15…通信部
16…センサ部
17…フィードバック部
31…制御部
31a…プロセッサ
31b…メモリ
32…記憶部
33…通信部
34…表示部
35…操作部
41…制御部
41a…プロセッサ
41b…メモリ
42…記憶部
43…通信部
Claims (4)
- 本体と、
本体の動きを検知する検知部と、
第1パターンを記憶する記憶部と、
前記本体の動きが前記第1パターンを前記第1パターンよりも長い時間に変換した第2パターンの動きであるとき、前記第1パターンを前記第1パターンよりも長い時間で、前記第2パターンよりも短い時間に変換した第3パターンを生成する制御部と、
前記第3パターンを通知する出力部と、
を備える支援装置。 - 前記出力部は、前記本体の動きが前記第1パターンを前記第1パターンよりも短い時間に変換した第4パターンの動きであるときであるとき、前記第1パターンを通知する請求項1記載の支援装置。
- 前記第3パターンは複数の種類のパターンを含む請求項1または請求項2記載の支援装置。
- 前記出力部は、音、光、映像、または振動で通知する
請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載の支援装置。
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