JP2020098741A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Fumio Tsuboi
文雄 坪井
卓哉 松尾
Takuya Matsuo
卓哉 松尾
肇 大村
Hajime Omura
肇 大村
琢也 星子
Takuya Hoshiko
琢也 星子
晃 川上
Akira Kawakami
晃 川上
修平 田中
Shuhei Tanaka
修平 田中
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Abstract

【課題】モジュールケースの壁面放熱を抑えることができる燃料電池モジュールを提供する。【解決手段】供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュール1は、長手方向が縦方向に延びるように配置された複数の燃料電池セル70を備えた燃料電池セルスタック60と、燃料電池セルスタック60を内部空間53に収容するハウジング50と、燃料ガスが供給され、供給された燃料ガスを燃料電池セル70に供給する燃料ガス供給部39と、燃料電池セルから発電に使用されなかった残余燃料ガスを回収して燃焼させる燃焼部38と、を備え、燃料ガス供給部39及び燃焼部38は、燃料電池セルスタックの上方に並列に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池モジュールに関し、特に、供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールに関する。
従来より、燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールが広く知られている。このような燃料電池モジュールとして、特許文献1には、モジュールケースと、モジュールケースに設けられた燃料電池セルスタックと、モジュールケース内に配置され、原燃料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する改質器と、改質器から供給された原燃料ガスを各燃料電池セルに供給するマニホールドと、燃料電池セルスタックの上方で発電に使用されずに残った残余燃料ガスを燃焼して改質器を加熱する燃焼器と、を備えた燃料電池モジュールが開示されている。特許文献1に記載された発明では、燃料電池セルから排出された残余燃料ガスを直接燃料電池セルの上方で燃焼させるセルバーナー方式が採用されている。
特開2016−51510号公報
ここで、特許文献1に記載された燃料電池モジュールではセルバーナー方式を採用しているが、燃料電池セルの上部に残余燃料ガス回収用の筐体を配置し、この筐体の上部で回収した残余燃料ガスを燃焼させる方法が知られている。しかしながら、このような筐体を特許文献1に記載された発明において、燃料電池セルの上部に配置すると、燃料電池セルへの燃料ガスの供給、燃料電池セルからの残燃料ガスの回収、及び、残燃料ガスの燃焼のための部材(筐体)を別々に設けなければならず、構成部品が多くなり、モジュールケース外形が大きくなり、モジュールケースの壁面放熱が増大するという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、モジュールケースの壁面放熱を抑えることができる燃料電池モジュールを提供することである。
本発明の燃料電池モジュールは、供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールであって、長手方向が所定の方向に延びるように配置された複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタックと、燃料電池セルスタックを内部空間に収容するハウジングと、燃料ガスが供給され、供給された燃料ガスを燃料電池セルに供給する燃料ガス供給部と、燃料電池セルから発電に使用されなかった残余燃料ガスを回収して燃焼させる燃焼部と、を備え、燃料ガス供給部及び燃焼部は、燃料電池セルスタックの一端側に並列に設けられている、ことを特徴とする。
上記構成の本発明によれば、残余燃料ガスの回収、及び、残余燃料ガスの燃焼のための部材(筐体)を別々に設ける必要がないため、構成部品を少なくすることができ、モジュールケース外形が大きくなり、モジュールケースの壁面放熱を抑えることができる。また、燃料ガス供給部及び燃焼部が燃料電池セルスタックの一端側に並列に設けられているため、モジュールケース外形が大きくなるのを防止し、モジュールケースの壁面放熱を抑えることができる。
本発明において、好ましくは、複数の燃料電池セルは長手方向が縦方向に延びるように配置され、燃料ガス供給部及び燃焼部は、燃料電池セルスタックの上方に並列に設けられている。
上記構成の本発明によれば、燃料電池セルスタックの直上に燃焼部を設けられるため、ハウジング内のスペースを有効利用できる。
本発明において、好ましくは、燃料ガス供給部を構成する筐体と、燃焼部とを構成する筐体とが別体で設けられている。
上記構成の本発明によれば、燃料ガス供給部及び燃焼部の配置の自由度が上がり、発電効率の向上や、コンパクト化を実現できる。
本発明において、好ましくは、さらに、燃焼部で残余燃料ガスを燃焼させることにより生じる燃焼熱により加熱される改質部を備え、燃焼部の一部が、改質部の一部に接触している。
上記構成の本発明によれば、改質部が、燃焼部の炎や排ガスの熱伝達や輻射による伝熱のみならず、燃焼部で生じた熱が部材を介して伝熱されることにより、加熱される。これにより、改質部への燃焼熱の伝熱を改善することができる。また、部材を介した伝熱を利用することにより、排ガスの流れの乱れによる加熱に対する影響を受けにくくなる。また、上述したセルバーナー方式では、燃料電池セルの配置に応じて燃焼口の配置が決定されるが、本発明によれば燃焼部の燃焼口を自由に配列することができる。
本発明において、好ましくは、さらに、燃焼部において残余燃料ガスを燃焼させて生じた燃焼熱により、改質部で水蒸気改質に用いられる水蒸気を生成する蒸発部を備え、改質部と蒸発部とは一体に構成されている。
上記構成の本発明によれば、改質部及び蒸発部への燃焼熱の伝熱を改善することができるとともに、構成部材を削減することにより、コストの削減及び組立作業の簡略化が可能になる。
本発明において、好ましくは、燃料電池セルは内部流路を有し、内部流路の上流側端部は燃料ガス供給部に接続され、燃料ガス供給部から内部流路に燃料ガスが供給され、内部流路の下流側端部は燃焼部に接続され、内部流路から排出される発電に使用されなかった残余燃料ガスが燃焼部に排出される。
上記構成の本発明によれば、燃料電池セルの下方に残燃料ガスを回収又は供給するための筐体を設ける必要がなくなり、モジュールケース外形が大きくなるのを防止し、さらに、モジュールケースの壁面放熱を抑えることができる。
本発明によれば、ジュールケースの壁面放熱を抑えることができる燃料電池モジュールを提供することができる。
本発明の第1実施形態による燃料電池モジュール全体を示す斜視図である。 図1に示す燃料電池モジュールの正面図である。 図1に示す燃料電池モジュールの側面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図2におけるV−V断面図である。 図2におけるVI−VI断面図である。 図2におけるVII−VII断面図である。 図1に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示す長手方向断面図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池モジュール全体を示す断面図である。 図9におけるX−X断面図である。 図9におけるXI−XI断面図である。 図9におけるXII−XII断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料電池モジュール全体を示す斜視図である。 図13に示す燃料電池モジュールの正面図である。 図13に示す燃料電池モジュールの側面図である。 図15におけるXVI−XVI断面図である。 図14におけるXVII−XVII断面図である。 図14におけるXVIII−XVIII断面図である。 図14におけるXIX−XIX断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料電池モジュールを示す斜視図である。 図20に示す燃料電池モジュールの幅方向断面図である。 図20におけるXXII−XXII断面図である。 図20におけるXXIII−XXIII断面図である。 図20におけるXXIV−XXIV断面図である。 図20に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示す斜視図である。 図20に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示す正面図である。 図20に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示す長手方向断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態による燃料電池モジュールを図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態による燃料電池モジュール全体を示す斜視図である。図2は、図1に示す燃料電池モジュールの正面図である。図3は、図1に示す燃料電池モジュールの側面図である。図4は、図3におけるIV−IV断面図である。図5は、図2におけるV−V断面図である。図6は、図2におけるVI−VI断面図である。図7は、図2におけるVII−VII断面図である
図1に示すように、本発明の第1実施形態による燃料電池モジュール1は、燃料電池セル装置2、及び、燃料電池セル装置2の上方に配置された蒸発器4を有する。これらの燃料電池セル装置2、及び蒸発器4は断熱材(図示せず)によって夫々包囲されており、燃料電池セル装置2は、蒸発器4から熱的に隔離されている。
図4〜図6に示すように、燃料電池セル装置2は、ハウジング50と、ハウジング50に収容された燃料電池セルスタック60と、を備える。燃料電池セル装置2のハウジング50には、複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタック60と、燃料電池セルスタック60の上下に配置された第1のマニホールド80及び第2のマニホールド82とが収容され、第1のマニホールド80には燃焼部38及び燃料ガス供給部39が形成されている。
燃料電池セルスタック60は、複数の燃料電池セルにキャップが取り付けられた燃料電池セルユニット70が、長手方向が水平かつ平行に延びるように、幅方向に複数列、高さ方向に複数段に配置されて構成されている。燃料電池セルスタック60を構成する燃料電池セルユニット70は、後述するマニホールド80内の上流側燃料ガス流路62Aの下方に位置する上流側燃料電池セルスタック60Aと、マニホールド80内の下流側燃料ガス流路62Bの下方に位置する下流側燃料電池セルスタック60Bとに分けられている。
図8は、図1に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示す長手方向断面図である。図8に示すように、燃料電池セルユニット70は、燃料電池セル84と、この燃料電池セル84の両端部にそれぞれ接続されたキャップである内側電極端子86とを備えている。
燃料電池セル84は、上下方向に延びる管状構造体であり、内部に燃料ガス流路88を形成する円筒形の内側電極層90と、円筒形の外側電極層92と、内側電極層90と外側電極層92との間にある電解質層94とを備えている。この内側電極層90は、燃料ガスが通過する燃料極であり、(−)極となり、一方、外側電極層92は、空気と接触する空気極であり、(+)極となっている。
燃料電池セル84の上端側と下端側に取り付けられた内側電極端子86は、同一構造であるため、ここでは、上端側に取り付けられた内側電極端子86について具体的に説明する。内側電極層90の上部90aは、電解質層94と外側電極層92に対して露出された外周面90bと上端面90cとを備えている。内側電極端子86は、導電性のシール材96を介して内側電極層90の外周面90bと接続され、さらに、内側電極層90の上端面90cとは直接接触することにより、内側電極層90と電気的に接続されている。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガス流路細管98が形成されている。
内側電極層90は、例えば、Niと、CaやY、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、Niと、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレートとの混合体、の少なくとも一種から形成される。
電解質層94は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレート、の少なくとも一種から形成される。
外側電極層92は、例えば、Sr、Caから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンフェライト、Sr、Fe、Ni、Cuから選ばれた少なくとも一種をドープしたランタンコバルタイト、銀、などの少なくとも一種から形成される。
燃料電池セルスタック60は、各燃料電池セルユニット70の燃料極である内側電極層90に取り付けられた内側電極端子86が、他の燃料電池セルユニット70の空気極である外側電極層92の外周面に電気的に接続されることにより、複数の燃料電池セルユニット70の全てが直列接続されて構成される。なお、本実施形態では、燃料電池セルユニット70を直列接続するものとしたが、並列接続としてもよいし、並列及び直列接続を併用してもよい。
図1〜図7に示すように、ハウジング50は、ハウジング本体52と、ハウジング本体52を覆うように設けられた空気通路カバー54と、備える。ハウジング50の上面には排気ガス配管26と混合ガス導管28の二重管と、空気供給パイプ32が接続されている。また、ハウジング50の一方の側面には、点火用のセラミックヒータ34が取り付けられている。
ハウジング本体52は、略矩形の天板52a、底板52c、これらの長手方向に延びる辺同士を連結する対向する一対の側板52bからなる筒状体と、この筒状体の長手方向の両端部の2つの対向する開口部を塞ぎ、天板52a及び底板52cの幅方向に延びる辺同士を連結する閉鎖側板52d、52eと、からなる。ハウジング本体52内には、発電室としての内部空間53が形成され、内部空間53内に燃料電池セルスタック60が収容されている。天板52aには排出口が形成されており、この排出口には蒸発器4へ排気ガスを供給する排気ガス配管26が接続されている。
また、ハウジング50は、空気通路カバー54によって天板52a、側板52b、及び底板52cが覆われている。空気通路カバー54は、天板54aと、天板54aの両側から下方に延びる、対向する一対の側板54bと、を有する。天板54aの幅方向中心には、排気ガス配管26を貫通させるための排出口が設けられている。また、天板54aには、空気供給パイプ32が接続されている。
天板52aと天板54aとの間、及び、側板52bと側板54bとの間は、所定の距離だけ離間した状態となっている。これにより、ハウジング本体52の天板52a、及び、側板52bと、空気通路カバー54の天板54a、及び、側板54bとの間には、ハウジング本体52の天板52a、及び、側板52bの外面に沿って、酸化剤ガス供給通路としての空気通路57a、57bが形成されている。また、天板52aと天板54aとの間の空気通路57a、及び、側板52bと側板54bとの間の空気通路57bにはフィン57dが設けられている。
ハウジング本体52の側板52bには、複数の貫通孔である空気供給口が設けられている。空気供給口は、幅方向(図6の上下方向)及び長手方向(図6の左右方向)において、燃料電池セルユニット70の間に配置されるのが好ましい。なお、本実施形態では、側板52bに空気供給口を設けているが、扁平タイプのセルを用いる場合には、ハウジングの底板に沿って空気通路を延長し、底板に空気供給口を設けるのが好ましい。
発電用空気は、空気通路カバーの天板54aの開口部に接続された空気供給パイプ32から空気通路57a内に供給され、空気通路57aを長手方向に広がりながら流れる。そして、発電用空気は、空気通路57a、57bを通って、底板52cの空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間53内に噴射される。
ハウジング50内の燃料電池セルスタック60の上下両端部には、それぞれ第1及び第2のマニホールド(筐体)80、82が設けられている。第1のマニホールド80は、直方体状の筐体からなり、内部に区画部材80Aが設けられている。区画部材80Aは第1のマニホールド80内の内部空間の全高を塞ぐような高さを有し、また、平面視においてコの字形に形成されている。区画部材80Aの上下縁は第1のマニホールド80の天板及び底板に接続され、区画部材80Aの両側縁は第1のマニホールド80の閉鎖側板52d側の側壁内面に接続されている。これにより、第1のマニホールド80の内部空間は、区画部材80Aで囲まれた上流側燃料ガス流路62Aと、区画部材80Aの外側の下流側燃料ガス流路62Bと、に分けられている。第1のマニホールド80の幅方向の両側面と、ハウジング50の側板50bとの間には隙間が設けられている。
第1のマニホールド80の第2のマニホールド82に対向する側の面には、開口が形成されており、これら開口には、燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の一端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。なお、上流側燃料ガス流路62Aに当たる部分の開口には、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれており、下流側燃料ガス流路62Bに当たる部分の開口には、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれている。
第1のマニホールド80の天板の閉鎖側板52d側の幅方向中央には開口が設けられており、この開口には燃料供給通路12が接続されている。これにより、燃料供給通路12と上流側燃料ガス流路62Aとが連通しており、さらに、上流側燃料ガス流路62Aと上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の一端(上流側端部)と連通している。また、第1のマニホールド80の天板の下流側燃料ガス流路62Bに当たる部分には複数の燃焼口38Aが形成されている。
このような構成により、第1のマニホールド80には、燃料ガスが燃料供給通路12を介して上流側燃料ガス流路62Aに供給され、この上流側燃料ガス流路62Aに供給された燃料ガスを上流側燃料電池セルスタック60Aに供給する燃料ガス供給部39と、下流側燃料電池セルスタック60Bから発電に使用されなかった残余燃料ガスを下流側燃料ガス流路62B内に回収し、回収した残余燃料ガスを燃焼口38Aから噴出して燃焼させる燃焼部38とが燃料電池セルユニット70の一端側(上端側)に並列に構成される。
第2のマニホールド82は、直方体状の筐体からなり、内部に中流側燃料ガス流路64が形成されている。第2のマニホールド82の第1のマニホールド80と対向する側の面には、開口が形成されており、これら開口には、各開口には燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の他端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。中流側燃料ガス流路64は、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(下流側端部)と連通し、さらに、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(上流側端部)と連通している。
このような構成により、燃料電池セル装置2に燃料供給通路12から供給された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路62Aを介して上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、中流側燃料ガス流路64で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、下流側燃料ガス流路62Bで回収され、燃焼部38の燃焼口38Aからハウジング50の内部空間53に送出される。
また、第1のマニホールド80とハウジング50の側板50bとの間の空間を通じて、発電に使用されなかった空気が上昇する。燃料電池モジュール1の起動時において、燃焼部38の各燃焼口38Aから残余燃料ガスが噴出している状態でセラミックヒータ34に通電することにより、噴出している残余燃料ガスに点火することができる。これにより、ハウジング50内で燃焼部38の上方に配置された改質器36を加熱することができる。(なお、燃料電池モジュール1の起動時においては、改質器36が昇温されていないため、改質器36内で改質反応は発生せず、燃料電池セル装置2による発電も行われていない。)
改質器36は、上面視で長方形の断面を有し、中央に長方形の開口が設けられた金属製の環状容器であり、その一端部には混合ガスを導入するための混合ガス導管28が接続され、他端部には改質された燃料ガスを流出させる燃料供給通路12が接続(図4)されている。蒸発器4からハウジング50内に延びる混合ガス導管28は、ハウジング50内で90度屈曲され、水平方向に延びた後、鉛直下方に向けて90度屈曲して、改質器36の天井面に接続されている。燃料供給通路12は、混合ガス導管28とは反対側の端部の、改質器36の底面に接続(図4)され、鉛直下方に延び、第1のマニホールド80天板の中央に接続されている。
改質器36の内部には改質触媒が充填されている。混合ガス導管28から流入した原燃料ガスと水蒸気の混合ガスは、改質触媒と接触することにより水蒸気改質され、水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。改質器36内で水蒸気改質された燃料ガスは燃料供給通路12に流入し、燃料電池セル装置2に供給される。
次に、蒸発器4の構造を説明する。図1〜図5に示すように蒸発器4には、水を供給するための水供給用配管20と、原燃料ガスを供給するための原燃料ガス供給配管22と、排気ガスを排出するための排気ガス排出管24が接続されている。また、蒸発器4と、燃料電池セル装置2とは配管により接続されており、この配管は燃料電池セル装置2から蒸発器4へ排気ガスを供給する排気ガス配管26と、この内側に配置された混合ガス導管28の二重管構造となっている(図4)。混合ガス導管28は、蒸発器4内で生成された水蒸気と、蒸発器4に供給された原燃料ガスを混合した混合ガスを燃料電池セル装置2内に導入するように構成されている。また、蒸発器4の側面周囲三辺には、蒸発器4を補助的に加熱するための電気ヒータ29が巻回されている。
図4に示すように、蒸発器4は、金属板により直方体状の箱形に形成されており、内部には、蒸発室30aと、混合室30bと、排気ガス室30cが形成されている。蒸発室30aは、蒸発器4の天井面の直下に形成された薄型の空間であり、蒸発器4の天井面に接続された水供給用配管20及び原燃料ガス供給配管22から夫々供給された水及び原燃料ガスが蒸発室30a内に流入するように構成されている。
混合室30bは、細い通路30dを介して蒸発室30aの下流側に連通した空間として形成されている。蒸発室30a内で生成された水蒸気と、蒸発室30a内に供給された原燃料ガスは、細い通路30dを通って混合室30b内に流入することにより混合される。
混合室30bの底面には、混合ガス導管28が接続されており、混合室30b内で混合された水蒸気及び原燃料ガスは混合ガス導管28を通って改質器36内に導入される。
排気ガス室30cは、蒸発器4の下部に設けられた空間であり、蒸発器4の底面に接続された排気ガス配管26を介して排気ガスが流入するように構成されている。排気ガス室30cに流入した排気ガスは、排気ガス室30cの上側に設けられた蒸発室30aの床面を加熱して、蒸発器4の側面端部に接続された排気ガス排出管24から排出される。蒸発室30aに供給された水は、排気ガス室30c内を流れる排気ガスによって蒸発室30aの床面が加熱されることにより蒸発される。
排気ガス室30cの下流側は、流入した排気ガスが蒸発室30aの床面(排気ガス室30cの天井面)に沿って流れるように、薄型にされている。この薄型にされた空間には、排気ガス室30cを流れる排気ガスの熱が蒸発室30aの床面に効率良く伝わるように、伝熱用のフィン30eが配置されている。このように、排気ガス室30cの一端に接続された排気ガス配管26から流入した排気ガスは、他端に接続された排気ガス排出管24に向かって(図4の左から右へ)流れる。一方、蒸発室30aの、排気ガス排出管24側の端部に接続された水供給用配管20から供給された水は、蒸発室30a内で蒸発されながら、他端部に向かって(図4の右から左へ)流れる。このように、蒸発器4内を流れる水蒸気と排気ガスは反対方向に流れるので、それらの間でカウンターフロー型の熱交換が行われ、効率良く熱交換がなされる。
次に、本実施形態による燃料電池モジュール1の作用を説明する。
まず、燃料電池モジュール1の起動時においては、原燃料ガス供給配管22を介して蒸発器4に原燃料ガスが供給されると共に、空気供給パイプ32を介して発電用の空気が燃料電池セル装置2に供給される。図4に示すように、供給された原燃料ガス(実線で示す)は、蒸発器4の蒸発室30a、混合室30bを通って混合ガス導管28に流入し、さらに、燃料電池セル装置2の改質器36の中に流入する。なお、燃料電池モジュール1の起動初期においては、改質器36の温度が低いため、原燃料ガスを改質する反応は発生しない。改質器36に流入した原燃料ガスは、燃料供給通路12(図4)を通り、第1のマニホールド80内の上流側燃料ガス流路62Aを介して、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に流入する。上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、中流側燃料ガス流路64で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、燃焼部38の下流側燃料ガス流路62Bに回収される。
一方、空気供給パイプ32を介して燃料電池セル装置2に供給された空気(破線で示す)は、空気通路57a、57bを通り、ハウジング本体52の側板52bの空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間53内に噴射される。
燃焼部38に送られた原燃料ガスは、燃焼部38の下流側燃料ガス流路62Bに流入し、その天板に形成された燃焼口38Aから噴出する。一方、内部空間53内に噴射された空気は上昇し、ハウジング50と燃焼部38との間から燃焼部38に供給される。また、燃料電池モジュール1の起動時においては、セラミックヒータ34に通電され、燃焼部38の燃焼口38Aから噴出した原燃料ガスがセラミックヒータ34の熱により点火される。これにより燃焼部38が燃焼熱を生成するようになる。
燃焼部38が点火されると、その上方に配置された改質器36が加熱され、内部の改質触媒の温度が上昇する。また、燃焼により生成される燃焼ガスにより、ハウジング50の空気通路57a、57bを流れる空気が加熱される。加熱された空気はハウジング50の内部空間53に流入するので、この熱により燃料電池セル装置2の燃料電池セルユニット70が加熱される。
また、ハウジング50内で生成された燃焼ガスは、排気ガス配管26を通って排気ガスとして蒸発器4に流入する。蒸発器4内に流入した排気ガスは、排気ガス室30cを通って排気ガス排出管24から排出される。この際、排気ガス室30cの上側に設けられた蒸発室30aが加熱される。このように、蒸発器4に供給された水は、燃焼部38によって生成され、排気ガス配管26によって供給された燃焼ガスにより加熱される。蒸発室30aの温度が上昇した後、水供給用配管20からの水の供給が開始され、蒸発室30a内で水蒸気が生成されるようになる。なお、燃料電池モジュール1の起動時において、蒸発室30aの加熱を補助するために電気ヒータ29に通電を行っても良い。
蒸発室30aにおいて水蒸気が生成されるようになると、原燃料ガスと水蒸気の混合ガスが、改質器36に供給されるようになる。また、改質器36の温度が十分に上昇すると、改質触媒により水蒸気改質反応が誘発されて、原燃料ガスから水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。生成された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路62Aを介して上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、中流側燃料ガス流路64で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、燃焼部38の下流側燃料ガス流路62Bに回収される。
燃料電池セル装置2の温度が十分に上昇すると、各燃料電池セルユニット70を通る燃料ガスと、空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間53に噴出された空気により発電反応が発生するようになる。燃料電池セル装置2の温度が発電可能な温度まで上昇した状態において、燃料電池セル装置2から電力が取り出され、発電が開始される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、燃料ガス供給部39及び燃焼部38は、燃料電池セルスタック60の上端側に並列に設けられている。これにより、残余燃料ガスの回収、及び、残余燃料ガスの燃焼のための部材(筐体)を別々に設ける必要がないため、構成部品を少なくすることができ、ハウジング50の外形が大きくなり、ハウジング50の壁面放熱を抑えることができる。また、燃料ガス供給部39及び燃焼部38が燃料電池セルスタック60の一端側に並列に設けられているため、ハウジング50の外形が大きくなるのを防止し、ハウジング50の壁面放熱を抑えることができる。
また、本実施形態では、燃料電池セルスタック60の直上に燃焼部38を設けられるため、ハウジング50内のスペースを有効利用できる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールを説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は本発明の第2実施形態による燃料電池モジュール全体を示す断面図である。図10は図9におけるX−X断面図である。図11は、図9におけるXI−XI断面図である。図12は、図9におけるXII−XII断面図である。第1実施形態では、燃焼部38と、改質器36とを別体として構成したが、第2実施形態では、燃焼器と改質器とが一体に構成されている。
図9〜図12に示すように、本発明の第2実施形態による燃料電池モジュール1は、燃料電池セル装置102、及び、燃料電池セル装置102の上方に配置された蒸発器4を有する。これらの燃料電池セル装置102、及び蒸発器4は断熱材(図示せず)によって夫々包囲されており、燃料電池セル装置102は、蒸発器4から熱的に隔離されている。なお、蒸発器4の構成は第1実施形態と同様である。
図9〜図12に示すように、燃料電池セル装置102は、ハウジング50と、ハウジング50に収容された燃料電池セルスタック60と、を備える。燃料電池セル装置102のハウジング50には、複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタック60と、燃料電池セルスタック60の上下に配置された第1のマニホールド180及び第2のマニホールド182とが収容され、第1のマニホールド180には、改質部136、燃焼部138及び燃料ガス供給部139が一体に形成されている。
ハウジング50及び燃料電池セルスタック60の構成は第1実施形態と同様である。
ハウジング50内の燃料電池セルスタック60の上下両端部には、それぞれ第1及び第2のマニホールド(筐体)180、182が設けられている。第1のマニホールド180には、改質部136、燃焼部138及び燃料ガス供給部139が形成され、燃焼部138及び燃料ガス供給部139は並列に配置されている。第1のマニホールド180は、上方が開口する容器状に形成された下部ケーシング142と、下部ケーシング142の上部に取り付けられた仕切部材144と、仕切部材144の上部に取り付けられた上部ケーシング146とを有する。第1のマニホールド180の幅方向の両側面と、ハウジング50の側板50bとの間には隙間が設けられている。
改質部136は、改質空間145を有し、改質空間145に収容された改質触媒により原燃料ガスを水蒸気改質して、燃料ガスを生成する部位である。
燃焼部138は、発電に使用されずに残った残余燃料ガスが供給される下流側燃料ガス流路143を有し、下流側燃料ガス流路143から燃焼口144Aを通じて残余燃料ガスを噴出することにより、残余燃料ガスを燃焼させる部位である。
燃料ガス供給部139は、上流側燃料ガス流路141を有し、上流側燃料ガス流路141に改質部136により生成された燃料ガスが供給され、供給された燃料ガスを、燃料電池セルスタック60の上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給する部位である。
燃料ガス供給部139の上流側燃料ガス流路141及び燃焼部138の下流側燃料ガス流路143は、下部ケーシング142、仕切部材144、及び、区画部材148により形成される。
下部ケーシング142は、上方が開口する容器状に形成された部材であり、燃料電池セルスタック60の上方に設けられている。
仕切部材144は、平面視で下部ケーシング142と同形状の矩形状の部材である。仕切部材144には、平面視において後述する上部ケーシング146に対応するようなT字状の下方に突出する凹部144Bが形成されている。
区画部材148は下部ケーシング142と仕切部材144との間の内部空間の全高を塞ぐような高さを有し、また、平面視においてコの字形に形成されている。区画部材148の上縁は仕切部材144に接続され、区画部材148の下縁は下部ケーシング142に接続されている。区画部材148の両側縁は下部ケーシング142の閉鎖側板52d側の側壁内面に接続されている。これにより、下部ケーシング142と仕切部材144との間の内部空間は、区画部材148で囲まれた上流側燃料ガス流路141と、区画部材148の外側の下流側燃料ガス流路143と、に分けられている。
第1のマニホールド180の下部ケーシング142の底面には、開口が形成されており、これら開口には、燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の一端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。なお、上流側燃料ガス流路141に当たる部分の開口には、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれており、下流側燃料ガス流路143に当たる部分の開口には、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれている。
仕切部材144の上部ケーシング146に覆われていない部分には、複数の燃焼口144Aが設けられている。この燃焼口144Aを通じて燃焼部138の下流側燃料ガス流路143内に供給された残余燃料ガスがハウジング50の内部空間53に噴出される。なお、側板52bと側板54bとの間の空気通路57bに沿う領域に設けられた燃焼口144Aは、残余燃料ガスを空気通路57bの側面部に向けて噴出するように傾斜して設けられている。
本実施形態では、燃焼口144Aは均等に分布するように配置されているが、好ましくは、の空気通路57bの側面部の近傍において密になるように配置するのがよい。また、好ましくは、燃焼口144Aは、改質部136を流動する原燃料ガスの上流側(混合ガス導管28側)よりも下流側(後述する開口部144C側)が密になるように配置されているのがよい。
また、仕切部材144の閉鎖側板52d側の端部には開口部144Cが形成されており、この開口部144Cを通じて、改質部136の改質空間145と、燃料ガス供給部139の上流側燃料ガス流路141とは連通している。
改質空間145は、仕切部材144と上部ケーシング146との間に形成されている。上部ケーシング146は上面視においてT字形に形成された下部が開口する容器状の部材であり、長手方向一端側(図11の左側)の幅広部146Aと、幅広部146Aの幅方向中央部から長手方向他端側(図11の右側)に延びる本体部146Bとを有する。上部ケーシング146の幅広部146Aは、幅方向(図11の上下方向)に、仕切部材144と略等しい幅を有する。本体部146Bは、幅方向に仕切部材144よりも狭い幅を有し、長手方向のセラミックヒータ34側の端部は、仕切部材144のセラミックヒータ34側の端部よりも手前で終端している。これにより、仕切部材144の本体部146Bの幅広部146A側以外の周囲に当たる部分は、上部ケーシング146によって覆われておらず、ハウジング50の内部空間53に露出している。上部ケーシング146のセラミックヒータ34側の一端部には混合ガスを導入するための混合ガス導管28が接続さている。蒸発器4からハウジング50内に延びる混合ガス導管28は、ハウジング50内で90度屈曲され、水平方向に延びた後、鉛直下方に向けて90度屈曲して、改質部136を形成する上部ケーシング146に接続されている。
第2のマニホールド182は、直方体状の筐体からなり、内部に中流側燃料ガス流路147が形成されている。第2のマニホールド182の第1のマニホールド180と対向する側の面には、開口が形成されており、これら開口には、各開口には燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の他端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。中流側燃料ガス流路64は、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(下流側端部)と連通し、さらに、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(上流側端部)と連通している。
このような構成により、混合ガス導管28から改質部136の改質空間145に流入した原燃料ガスと水蒸気の混合ガスは、改質触媒と接触することにより水蒸気改質され、水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。改質部136内で水蒸気改質された燃料ガスは燃料ガス供給部139の上流側燃料ガス流路141に供給される。
また、燃料ガス供給部139の上流側燃料ガス流路141に供給された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路141を介して上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、第2のマニホールド182の中流側燃料ガス流路147で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、燃焼部138の下流側燃料ガス流路143で回収され、燃焼部138の燃焼口144Aからハウジング50の内部空間53に送出される。
また、第1のマニホールド180とハウジング50の側板50bとの間の空間を通じて、発電に使用されなかった空気が上昇する。燃料電池モジュール101の起動時において、燃焼部138の各燃焼口144Aから残余燃料ガスが噴出している状態でセラミックヒータ34に通電することにより、噴出している残余燃料ガスに点火することができる。これにより、ハウジング150内で燃焼部138と一体に構成された改質部136を加熱することができる。(なお、燃料電池モジュール101の起動時においては、改質器36が昇温されていないため、改質器36内で改質反応は発生せず、燃料電池セル装置102による発電も行われていない。)
上記のように、本実施形態では、燃焼部138が下流側燃料ガス流路143を備え、この下流側燃料ガス流路143は、下部ケーシング142、仕切部材144、及び、区画部材148により形成されている。また、改質部136は、改質空間145を備え、この改質空間145は仕切部材144と上部ケーシング146により形成されている。これにより、燃焼部138の上部は、改質部136の下部と接触した状態となっており、仕切部材144は、燃焼部138の下流側燃料ガス流路143を形成する燃焼器形成部材であるとともに、改質部136を形成する改質器形成部材として共有されている。
なお、本実施形態による燃料電池モジュール101の作用は第1実施形態と同様である。
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果が奏される。
本実施形態では、燃焼部138の一部が、改質部136の一部に接触しているため、改質部136が、燃焼部138の炎や排ガスの熱のみならず、燃焼部138で生じた熱が部材を介して伝熱されることにより、加熱される。これにより、改質部136への燃焼熱の伝熱を改善することができる。また、部材を介した伝熱を利用することにより、排ガスの流れの乱れによる加熱に対する影響を受けにくくなる。また、上述したセルバーナー方式では、燃料電池セルの配置に応じて燃焼口の配置が決定されるが、本実施形態によれば燃焼部138の燃焼口144Aを自由に配列することができる。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態による燃料電池モジュールを図面を参照しながら説明する。第1又は第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。図13は本発明の第3実施形態による燃料電池モジュール全体を示す斜視図である。図14は、図13に示す燃料電池モジュールの正面図である。図15は、図13に示す燃料電池モジュールの側面図である。図16は、図15におけるXVI−XVI断面図である。図17は、図14におけるXVII−XVII断面図である。図18は、図14におけるXVIII−XVIII断面図である。図19は、図14におけるXIX−XIX断面図である。
第2実施形態では蒸発器が燃料電池セル装置の外部に別体として設けられていたが、第3実施形態では、蒸発器が改質器と一体に構成されており、燃料電池セル装置のハウジング内に収容されている。
図13〜15に示すように、本発明の第3実施形態による燃料電池モジュール201は、燃料電池セル装置202を有する。燃料電池セル装置202は断熱材(図示せず)によって包囲されている。
図16〜図19に示すように、燃料電池セル装置202は、ハウジング250と、ハウジング250に収容された燃料電池セルスタック60とを備える。燃料電池セル装置202のハウジング250には、複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタック260と、燃料電池セルスタック260の上下に配置された第1のマニホールド280及び第2のマニホールド282とが収容され、第1のマニホールド280には、蒸発部204、改質部236、燃焼部238、及び、燃料ガス供給部239が一体に形成されており、燃焼部238及び燃料ガス供給部239は並列に配置されている。なお、燃料電池セルスタック60の構成は第1実施形態と同様である。
図16〜図19に示すように、ハウジング250は、ハウジング本体252と、ハウジング本体252を覆うように設けられた空気通路カバー254と、を備える。ハウジング250の上面には、水を供給するための水供給用配管220と、原燃料ガスを供給するための原燃料ガス供給配管222と、排気ガスを排出するための排気ガス配管226と、空気を供給するための空気供給パイプ232が接続されている。また、ハウジング250の一方の側面には、点火用のセラミックヒータ34が取り付けられている。
ハウジング本体252は、略矩形の天板252a、底板252c、これらの長手方向に延びる辺同士を連結する対向する一対の側板252bからなる筒状体と、この筒状体の長手方向の両端部の2つの対向する開口部を塞ぎ、天板252a及び底板252cの幅方向に延びる辺同士を連結する閉鎖側板252d、252eと、からなる。ハウジング本体252内には、発電室としての内部空間253が形成され、内部空間53内に燃料電池セルスタック60が収容されている。天板252aには排出口が形成されており、この排出口には外部へ排気ガスを供給する排気ガス配管226が接続されている。
また、ハウジング250は、空気通路カバー254によって天板252a、側板252b、及び底板252cが覆われている。空気通路カバー254は、天板254aと、天板254aの両側から下方に延びる、対向する一対の側板254bと、を有する。天板254aの幅方向中心には、排気ガス配管226を貫通させるための排出口が設けられている。また、天板254aには、空気供給パイプ232が接続されている。
天板252aと天板254aとの間、及び、側板252bと側板254bとの間は、所定の距離だけ離間した状態となっている。これにより、ハウジング本体252の天板252a、及び、側板252bと、空気通路カバー254の天板254a、及び、側板254bとの間には、ハウジング本体252の天板252a、及び、側板252bの外面に沿って、酸化剤ガス供給通路としての空気通路257a、257bが形成されている。また、天板252aと天板254aとの間の空気通路257a、及び、側板252bと側板254bとの間の空気通路257bにはフィン257dが設けられている。
ハウジング本体252の側板252bには、複数の貫通孔である空気供給口が設けられている。空気供給口は、幅方向(図18の上下方向)において、燃料電池セルユニット70の間に配置されるのが好ましく、長手方向(図18の左右方向)において等間隔に配置されるのが好ましい。
発電用空気は、空気通路カバーの天板254aの開口部に接続された空気供給パイプ232から空気通路257a内に供給され、空気通路257aを長手方向に広がりながら流れる。そして、発電用空気は、空気通路257a、257bを通って、底板252cの空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間253内に噴射される。
ハウジング250内の燃料電池セルスタック60の上下両端部には、それぞれ第1及び第2のマニホールド(筐体)280、282が設けられている。第1のマニホールド280には、蒸発部204、改質部236、燃焼部238及び燃料ガス供給部239が形成されている。第1のマニホールド280は、上方が開口する容器状に形成された下部ケーシング242と、下部ケーシング242の上部に取り付けられた仕切部材244と、仕切部材244の上部に取り付けられた上部ケーシング246とを有する。第1のマニホールド280の幅方向の両側面と、ハウジング250の側板250bとの間には隙間が設けられている。
蒸発部204は、蒸発空間205を有し、水供給用配管220から蒸発空間205に供給された水を蒸発させて水蒸気を生成し、原燃料ガス供給配管222から供給された原燃料ガスと水蒸気とを改質部236に供給する部位である。
改質部236は、改質空間245を有し、改質空間245に収容された改質触媒により蒸発部204から供給された原燃料ガスを水蒸気改質して、燃料ガスを生成する部位である。
燃焼部238は、発電に使用されずに残った残余燃料ガスが供給される下流側燃料ガス流路243を有し、下流側燃料ガス流路243から燃焼口244Aを通じて残余燃料ガスを噴出することにより、残余燃料ガスを燃焼させる部位である。
燃料ガス供給部239は、上流側燃料ガス流路241を有し、上流側燃料ガス流路241に改質部236により生成された燃料ガスが供給され、供給された燃料ガスを、燃料電池セルスタック60の上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給する部位である。
燃料ガス供給部239の上流側燃料ガス流路241及び燃焼部238の下流側燃料ガス流路243は、下部ケーシング242、仕切部材244、及び、区画部材248により形成される。
下部ケーシング242は、上方が開口する容器状に形成された部材であり、燃料電池セルスタック60の上方に設けられている。
仕切部材244は、平面視で下部ケーシング242と同形状の矩形状の部材である。仕切部材244には、平面視において後述する上部ケーシング246に対応するようなT字状の下方に突出する凹部244Bが形成されている。
区画部材248は下部ケーシング242と仕切部材244との間の内部空間の全高を塞ぐような高さを有し、また、平面視においてコの字形に形成されている。区画部材248の上縁は仕切部材244に接続され、区画部材248の下縁は下部ケーシング242に接続されている。区画部材248の両側縁は下部ケーシング242の閉鎖側板252d側の側壁内面に接続されている。これにより、下部ケーシング242と仕切部材244との間の内部空間は、区画部材248で囲まれた上流側燃料ガス流路241と、区画部材248の外側の下流側燃料ガス流路243と、に分けられている。
第1のマニホールド280の下部ケーシング242の底面には、開口が形成されており、これら開口には、燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の一端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。なお、上流側燃料ガス流路241に当たる部分の開口には、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれており、下流側燃料ガス流路243に当たる部分の開口には、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70が嵌め込まれている。
仕切部材244の上部ケーシング246に覆われていない部分には、複数の燃焼口244Aが設けられている。この燃焼口244Aを通じて燃焼部238の下流側燃料ガス流路243内に供給された残余燃料ガスがハウジング250の内部空間253に噴出される。なお、側板252bと側板254bとの間の空気通路257bに沿う領域に設けられた燃焼口244Aは、残余燃料ガスを空気通路257bの側面部に向けて噴出するように傾斜して設けられている。
本実施形態では、燃焼口244Aは均等に分布するように配置されているが、好ましくは、の空気通路257bの側面部の近傍において密になるように配置するのがよい。また、好ましくは、燃焼口244Aは、改質部236を流動する原燃料ガスの上流側(蒸発部204側)よりも下流側(後述する開口部244C側)が密になるように配置されているのがよい。
また、仕切部材244の閉鎖側板252d側の端部には開口部244Cが形成されており、この開口部244Cを通じて、改質部236の改質空間245と、燃料ガス供給部239の上流側燃料ガス流路241とは連通している。
改質空間245及び蒸発空間205は、仕切部材244と上部ケーシング246との間の空間が区画部材249により分割されて、それぞれ形成されている。
上部ケーシング246は上面視においてT字形に形成された下部が開口する容器状の部材であり、長手方向一端側(図18の左側)の幅広部246Aと、幅広部246Aの幅方向中央部から長手方向他端側(図18の右側)に延びる本体部246Bとを有する。上部ケーシング246の幅広部246Aは、幅方向(図18の上下方向)に、仕切部材244と略等しい幅を有する。本体部246Bは、幅方向に仕切部材244よりも狭い幅を有し、長手方向のセラミックヒータ34側の端部は、仕切部材244のセラミックヒータ34側の端部よりも手前で終端している。これにより、仕切部材244の本体部246Bの幅広部246A側以外の周囲に当たる部分は、上部ケーシング246によって覆われておらず、ハウジング250の内部空間253に露出している。上部ケーシング246のセラミックヒータ34側の一端部には、ハウジング250の天板を貫通した水供給用配管220及び原燃料ガス供給配管222が接続されている。
区画部材249は、上部ケーシング246の本体部246Bの長手方向中間部に設けられており、仕切部材244と上部ケーシング246との間の空間を、上流側(水供給用配管220及び原燃料ガス供給配管222が接続された側)の蒸発部204を構成する蒸発空間205と、下流側(燃料供給空間212側)の改質空間245に分割している。区画部材249には、蒸発部204において水が蒸発して発生した水蒸気と、原燃料ガスとが流通可能なスリットが形成されている。
蒸発部204から改質部236に流入した原燃料ガスと水蒸気の混合ガスは、改質触媒と接触することにより水蒸気改質され、水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。改質部236内で水蒸気改質された燃料ガスは、燃料ガス供給部239の上流側燃料ガス流路241に供給される。
第2のマニホールド282は、直方体状の筐体からなり、内部に中流側燃料ガス流路247が形成されている。第2のマニホールド282の第1のマニホールド280と対向する側の面には、開口が形成されており、これら開口には、各開口には燃料電池セルユニット70を構成する燃料電池セルユニット70の他端側の内側電極端子86の端部が嵌め込まれている。中流側燃料ガス流路64は、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(下流側端部)と連通し、さらに、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70の燃料ガス流路88の他端(上流側端部)と連通している。
このような構成により、水供給用配管220から蒸発部204の蒸発空間205に供給された水が蒸発されて水蒸気が生成される。蒸発部204において生成された水蒸気は、原燃料ガス供給配管222から供給された原燃料ガスとともに、改質部206の改質空間245に供給される。改質部236の改質空間245に流入した原燃料ガスと水蒸気の混合ガスは、改質触媒と接触することにより水蒸気改質され、水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。改質部236内で水蒸気改質された燃料ガスは燃料ガス供給部239の上流側燃料ガス流路241に供給される。
また、燃料ガス供給部239の上流側燃料ガス流路241に供給された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路241を介して上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、第2のマニホールド282の中流側燃料ガス流路247で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、燃焼部238の下流側燃料ガス流路243で回収され、燃焼部238の燃焼口244Aからハウジング50の内部空間53に送出される。
また、第1のマニホールド280とハウジング250の側板250bとの間の空間を通じて、発電に使用されなかった空気が上昇する。燃料電池モジュール201の起動時において、燃焼部238の各燃焼口244Aから残余燃料ガスが噴出している状態でセラミックヒータ34に通電することにより、噴出している残余燃料ガスに点火することができる。これにより、ハウジング250内で燃焼部238と一体に構成された改質部236及び蒸発部204を加熱することができる。(なお、燃料電池モジュール201の起動時においては、改質部236が昇温されていないため、改質部236内で改質反応は発生せず、燃料電池セル装置202による発電も行われていない。)
上記のように、本実施形態では、燃焼部238は下流側燃料ガス流路243を備え、下流側燃料ガス流路243は、下部ケーシング242、仕切部材244及び、区画部材248により形成されている。また、改質部236は、改質空間245を備え、この改質空間245は、仕切部材244、上部ケーシング246、及び区画部材249により形成されている。さらに蒸発部204は蒸発空間205を備え、蒸発空間205は、仕切部材244、上部ケーシング246及び区画部材249により形成されている。これにより、燃焼部238の上部は、改質部236の下部と接触した状態となっており、仕切部材244は、燃焼部238の下流側燃料ガス流路243を形成する燃焼器形成部材であるとともに、改質空間245を形成する改質器形成部材として共有されている。さらに、改質部236及び蒸発部204が横方向に並んで配置される、すなわち、並列に設置されるとともに、仕切部材244、上部ケーシング246、及び、区画部材249が改質部236の改質空間245を構成する改質器形成部材であるとともに、蒸発部204を構成する蒸発器構成部材として共有され、蒸発部204と改質部236とが一体となっている。
次に、本実施形態による燃料電池モジュール201の作用を説明する。
まず、燃料電池モジュール201の起動時においては、原燃料ガス供給配管222を介して蒸発部204に原燃料ガスが供給されると共に、空気供給パイプ232を介して発電用の空気が燃料電池セル装置202に供給される。図16に示すように、供給された原燃料ガス(実線で示す)は、蒸発部204の蒸発空間205を通って、改質部236の中に流入する。なお、燃料電池モジュール201の起動初期においては、改質部236の温度が低いため、原燃料ガスを改質する反応は発生しない。改質部236に流入した原燃料ガスは、開口部244Cを通り、第1のマニホールド280内の上流側燃料ガス流路241を介して、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に流入する。上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、中流側燃料ガス流路247で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された原燃料ガスは、燃焼器の下流側燃料ガス流路243で回収される。
一方、空気供給パイプ232を介して燃料電池セル装置202に供給された空気(破線で示す)は、空気通路257a、257bを通り、ハウジング本体252の側壁252bの空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間253内に噴射される。
燃焼部238の下流側燃料ガス流路243に送られた原燃料ガスは、燃焼口244Aから噴出する。一方、内部空間253内に噴射された空気は上昇し、ハウジング250と燃焼部238との間から燃焼部238に供給される。また、燃料電池モジュール201の起動時においては、セラミックヒータ34に通電され、セラミックヒータ34の熱により燃焼部238の燃焼口244Aから噴出した原燃料ガスに点火される。これにより燃焼部238が燃焼熱を生成するようになる。
燃焼部238が点火されると、燃焼部238の炎により改質部236が加熱されるとともに、下部ケーシング242及び仕切部材244を介して燃焼部238の熱が改質部236に伝わり、内部の改質触媒の温度が上昇する。また、燃焼により生成される燃焼ガスにより、ハウジング250の空気通路257a、257bを流れる空気が加熱される。加熱された空気はハウジング250の内部空間253に流入するので、この熱により燃料電池セル装置202の燃料電池セルユニット70が加熱される。
また、ハウジング250内で生成された燃焼ガスは、蒸発部204を加熱する。これにより、蒸発部204に供給された水は、燃焼部238によって生成された燃焼ガスにより加熱される。蒸発部204の温度が上昇した後、水供給用配管220からの水の供給が開始され、蒸発空間205内で水蒸気が生成されるようになる。
蒸発部204において水蒸気が生成されるようになると、原燃料ガスと水蒸気の混合ガスが、改質部236に供給されるようになる。また、改質部236の温度が十分に上昇すると、改質触媒により水蒸気改質反応が誘発されて、原燃料ガスから水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。生成された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路241を介して上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、上流側燃料電池セルスタック60Aを構成する燃料電池セルユニット70から排出された燃料ガスは、中流側燃料ガス流路247で回収され、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70に供給される。そして、下流側燃料電池セルスタック60Bを構成する燃料電池セルユニット70から排出された残燃料ガスは、下流側燃料ガス流路62Bで回収され、燃焼部238に送られる。
燃料電池セル装置202の温度が十分に上昇すると、各燃料電池セルユニット70を通る燃料ガスと、空気供給口から燃料電池セルスタック60に向けて内部空間253に噴出された空気により発電反応が発生するようになる。燃料電池セル装置2の温度が発電可能な温度まで上昇した状態において、燃料電池セル装置202から電力が取り出され、発電が開始される。
本実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態で奏された効果に加えて以下の効果が奏される。
本実施形態では、改質部236と蒸発部238とが一体に構成されているため、改質部236及び蒸発部への燃焼熱238の伝熱を改善することができるとともに、構成部材を削減することにより、コストの削減及び組立作業の簡略化が可能になる。
<第4実施形態>
以下、本発明の第2実施形態による燃料電池モジュールを説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態と同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図20は本発明の第4実施形態による燃料電池モジュール全体を示す断面図である。図21は図20に示す燃料電池モジュールの幅方向断面図である。図22は、図20におけるXXII−XXII断面図である。図23は、図20におけるXXIII−XXIII断面図である。図24は、図20におけるXXIV−XXIV断面図である。第4実施形態の燃料電池モジュール301は、燃料電池セル装置302の燃料電池セルユニット370の構成が異なっており、これに伴い、マニホールドが燃料電池セルユニット370の上部のみに設けられている。
まず、第4実施形態で用いられている燃料電池セルユニット370について、図25〜図27を参照して説明する。図25〜図27は図20に示す燃料電池モジュールに用いられる燃料電池セルユニットを示し、図25は斜視図、図26は正面図、図27は長手方向断面図である。
図25〜図27に示すように、燃料電池セルユニット370は略直方体形状に形成されている。燃料電池セルユニット370は、燃料極支持体372と、仕切部374と、電解質部376と、燃料極378と、を備えている。
燃料極支持体372は、第1実施形態における燃料極である内側電極層90と同様の材料により形成されている。燃料極支持体372には一端側から矩形状の内部空間372Aが形成されている。内部空間372Aは、一端側(図24の手前側)は開口しており、他端側は閉塞されている。
仕切部374は、ペロブスカイト型酸化物からなる空気極材料(例えばLaCoO3、LaMnO3、LaFeO3等であって、SrやCa等をLaサイトにドープしたもの、あるいはドープしないもの、又はそれらの複合材等)や、銀、金、タングステン、ロジウム、イリジウムを少なくとも1種以上含む合金、またはそれらの複合材などで空気極支持体よりも低い透過率で形成される材料からなり、熱膨張係数が燃料極支持体372と略同一である板状体として形成されている。図25に示すように、仕切部374は、燃料極支持体372の内部空間372Aを上下に分割するように、内部空間372Aの幅方向全体にわたって延びている。また、図26に示すように、仕切部374は、内部空間372Aの一端(図26の左側端部)から延び、内部空間372Aの他端の手前で終端している。これにより、内部空間372Aは、仕切部374の上方の上流側空間372A1と、仕切部374の下方の下流側空間372A2とに分割され、上流側空間372A1と下流側空間372A2とは、内部空間372Aの奥部において連通した構成となっている。
電解質部376は、燃料極支持体372の内部空間372Aが開口する面以外の面を覆うように層状に形成されている。電解質部376は、第1実施形態の電解質層94と同様の材料により形成されている。
燃料極378は、電解質部376の外周面を環状に覆うように層状に形成されている。具体的には、燃料極378は、長手方向に電解質部376の長さよりも短い長さ範囲にわたって形成されている。燃料極378は、第1実施形態の燃料極である内側電極層90と同様の材料により構成されている。
このような構成により、燃料電池セルユニット370の一端側から上流側空間372A1に流入された燃料ガスは、内部空間372Aの他端側において折り返されて、下流側空間372A2の一端側から排出される。
燃料電池セルスタック360は、複数の燃料電池セルユニット370が幅方向に複数列、高さ方向に二段、配列されて構成されている。各燃料電池セルユニット370は、仕切部374が鉛直になり、上流側空間372A1と下流側空間372A2が幅方向に並ぶように配置されている。また、各燃料電池セルユニット370は内部空間372Aが所定の方向(図20の左側)に開口するように配置されている。
図20〜図24に示すように、ハウジング350は、ハウジング本体352と、ハウジング本体352を覆うように設けられた空気通路カバー354と、を備える。燃料電池セル装置302のハウジング350には、複数の燃料電池セルユニットを備えた燃料電池セルスタック360と、改質器36と、燃料電池セルスタック360の上方に配置されたマニホールド380とが収容され、マニホールド380には燃焼部338及び燃料ガス供給部339が形成されるとともに、燃焼部338及び燃料ガス供給部339は並列に配置されている。
ハウジング本体352は、略矩形の天板352a、底板352c、これらの長手方向に延びる辺同士を連結する対向する一対の側板352bからなる筒状体と、この筒状体の長手方向の両端部の2つの対向する開口部を塞ぎ、天板352a及び底板352cの幅方向に延びる辺同士を連結する閉鎖側板352d、352eと、からなる。ハウジング本体352内には、発電室としての内部空間353が形成され、内部空間353内に燃料電池セルスタック360が収容されている。天板352aには排出口が形成されており、この排出口には蒸発器4へ排気ガスを供給する排気ガス配管26が接続されている。
また、ハウジング350は、空気通路カバー354によって天板352a、側板352b、及び底板352cが覆われている。空気通路カバー354は、天板354aと、天板354aの両側から下方に延びる、対向する一対の側板354bと、一対の側板354bの下縁の間を結ぶ底板354cと、を有する。天板354aの幅方向中心には、排気ガス配管26を貫通させるための排出口が設けられている。また、天板354aには、空気供給パイプ32が接続されている。
天板352aと天板354aとの間、側板352bと側板354bとの間、及び底板352cと底板354cとの間は、所定の距離だけ離間した状態となっている。これにより、ハウジング本体352の天板352a、側板352b、及び底板352cと、空気通路カバー354の天板354a、側板354b、及び底板354cとの間には、ハウジング本体352の天板352a、側板352b、及び底板352cの外面に沿って、酸化剤ガス供給通路としての空気通路357a、357b、357cが形成されている。また、天板352aと天板354aとの間の空気通路357a、及び、側板352bと側板354bとの間の空気通路357bにはフィン357dが設けられている。
ハウジング本体352の底板352cには、複数の貫通孔である空気供給口358が設けられている(図20参照)。空気供給口358は、幅方向(図21の左右方向)において、燃料電池セルユニット370の間に配置されるのが好ましく、長手方向(図20の左右方向)において等間隔に配置されるのが好ましい。
発電用空気は、空気通路カバーの天板354aの開口部に接続された空気供給パイプ32から空気通路357a内に供給され、空気通路357aを長手方向に広がりながら流れる。そして、発電用空気は、空気通路357a、357b、357cを通って、底板352cの空気供給口358から燃料電池セルスタック360に向けて内部空間353内に噴射される。
なお、本実施形態では、空気供給口358をハウジング本体352の底板352cのみに設けているが、これに限らず、側板352bに設けてもよいし、天板352aに設けてもよく、要するに燃料電池セルユニット370(燃料電池セル)の長手方向の側方から空気を供給するように構成されていればよい。ただし、排気ガス配管26が接続される排出口が設けられた天板352a以外の面に設けることが好ましい。さらに、本実施形態のように、排気ガス配管26が接続される排出口が設けられた面と対向する底板352cに設けることがより好ましい。
ハウジング350内の燃料電池セルスタック360の上方には、マニホールド380が設けられている。マニホールド380は、直方体状の筐体からなり、内部に仕切板385が水平に延びるように設けられている。仕切板385により、マニホールド380の内部空間は、下方に位置する上流側燃料ガス流路(燃料ガス供給部)362Aと、上方に位置する下流側燃料ガス流路(燃料ガス排出部)362Bと、に分割されている。マニホールド380の幅方向の両側面と、ハウジング350の側板350bとの間には隙間が設けられている。
マニホールド380の燃料電池セルユニット側の底板383には、各燃料電池セルユニット370の上流側空間372A1及び下流側空間372A2に対応する形状の開口383A、383Bが形成されている。また、仕切板385には、下流側空間372A2に対応する形状の開口385Aが形成されている。底板383と仕切板385との間には、底板383の開口383Bと、仕切板385の開口385Aとを連結する筒状部材387が設けられている。
各燃料電池セルユニット370は、上流側空間372A1及び下流側空間372A2が底板383の開口383A、383Bにそれぞれ接続されるように、配置されている。これにより、上流側空間372A1が、マニホールド380内の燃料電池セルスタック360側に形成された上流側燃料ガス流路362Aに連通し、下流側空間372A2が、マニホールド380内の長手方向外側に形成された下流側燃料ガス流路362Bに連通する。
図20及び図21に示すように、マニホールド380の天板及び仕切板385の閉鎖側板352d側の端部には、それぞれ開口が形成されており、仕切板385の開口には、マニホールド380の天板の開口を貫通した燃料供給通路12が接続されている。また、マニホールド380の天板には、複数の燃焼口338Aが形成されている。
このような構成により、マニホールド380には、燃料ガスが燃料供給通路12を介して上流側燃料ガス流路362Aに供給され、この上流側燃料ガス流路362Aに供給された燃料ガスを燃料電池セルユニット370に供給する燃料ガス供給部339と、燃料電池セルユニット370から発電に使用されなかった残余燃料ガスを下流側燃料ガス流路362B内に回収し、回収した残余燃料ガスを燃焼口338Aから噴出して燃焼させる燃焼部338が構成される。
そして、改質器36からマニホールド380に燃料供給通路12から供給された燃料ガスは上流側燃料ガス流路362Aを介して燃料電池セルユニット370の上流側空間372A1内に流れこむ。燃料電池セルユニット370の上流側空間372A1に流れこんだ燃料ガスは、内部空間372Aの端部で折り返されて、下流側空間372A2を通って、下流側燃料ガス流路362Bに排出される。下流側燃料ガス流路362Bに排出された残余燃料ガスは、燃焼部338の燃焼口338Aから噴出される。
なお、改質器36の構成は第1実施形態と同様である。
次に、本実施形態による燃料電池モジュール301の作用を説明する。
まず、燃料電池モジュール301の起動時においては、原燃料ガス供給配管22を介して蒸発器4に原燃料ガスが供給されると共に、空気供給パイプ32を介して発電用の空気が燃料電池セル装置2に供給される。図20に示すように、供給された原燃料ガス(実線で示す)は、蒸発器4の蒸発室30a、混合室30bを通って混合ガス導管28に流入し、さらに、燃料電池セル装置2の改質器36の中に流入する。なお、燃料電池モジュール1の起動初期においては、改質器36の温度が低いため、原燃料ガスを改質する反応は発生しない。改質器36に流入した原燃料ガスは、燃料供給通路312(図20)を通り、マニホールド380の燃料ガス供給部339の上流側燃料ガス流路362Aを介して、燃料電池セルユニット370の上流側空間372A1に流入する。燃料電池セルユニット370の一端側から上流側空間372A1に流入された燃料ガスは、内部空間372Aの他端側において折り返されて、下流側空間372A2の一端側から排出される。下流側空間372A2から排出された燃料ガスは、燃焼部338の下流側燃料ガス流路362Bで回収される。
一方、空気供給パイプ32を介して燃料電池セル装置302に供給された空気(破線で示す)は、空気通路357a、357b、357cを通り、ハウジング本体352の底板352cの空気供給口358から燃料電池セルスタック360に向けて内部空間353内に噴射される。
燃焼部338に送られた原燃料ガスは、燃焼部338の下流側燃料ガス流路362Bに流入し、その天板に形成された燃焼口338Aから噴出する。一方、内部空間353内に噴射された空気は上昇し、ハウジング350とマニホールド380との間から燃焼部338に供給される。また、燃料電池モジュール301の起動時においては、セラミックヒータ34に通電され、セラミックヒータ34の熱により燃焼部338の天板の燃焼口338Aから噴出した原燃料ガスに点火される。これにより燃焼部338が燃焼熱を生成するようになる。
燃焼部338が点火されると、その上方に配置された改質器36が加熱され、内部の改質触媒の温度が上昇する。また、燃焼により生成される燃焼ガスにより、ハウジング350の空気通路357a、357b、357cを流れる空気が加熱される。加熱された空気はハウジング350の内部空間353に流入するので、この熱により燃料電池セル装置302の燃料電池セルユニット370が加熱される。
また、ハウジング350内で生成された燃焼ガスは、排気ガス配管26を通って排気ガスとして蒸発器4に流入する。蒸発器4内に流入した排気ガスは、排気ガス室30cを通って排気ガス排出管24から排出される。この際、排気ガス室30cの上側に設けられた蒸発室30aが加熱される。このように、蒸発器4に供給された水は、燃焼部338によって生成され、排気ガス配管26によって供給された燃焼ガスにより加熱される。蒸発室30aの温度が上昇した後、水供給用配管20からの水の供給が開始され、蒸発室30a内で水蒸気が生成されるようになる。なお、燃料電池モジュール301の起動時において、蒸発室30aの加熱を補助するために電気ヒータ29に通電を行っても良い。
蒸発室30aにおいて水蒸気が生成されるようになると、原燃料ガスと水蒸気の混合ガスが、改質器36に供給されるようになる。また、改質器36の温度が十分に上昇すると、改質触媒により水蒸気改質反応が誘発されて、原燃料ガスから水素ガスを豊富に含む燃料ガスが生成される。生成された燃料ガスは、上流側燃料ガス流路362Aを介して燃料電池セルユニット370に供給される。燃料電池セルユニット370から排出された燃料ガスは、燃焼部338の下流側燃料ガス流路362Bで回収される。
燃料電池セル装置2の温度が十分に上昇すると、各燃料電池セルユニット370を通る燃料ガスと、空気供給口358から燃料電池セルスタック360に向けて内部空間353に噴出された空気により発電反応が発生するようになる。燃料電池セル装置302の温度が発電可能な温度まで上昇した状態において、燃料電池セル装置302から電力が取り出され、発電が開始される。
本実施形態によれば、第1実施形態で奏される効果に加えて、以下の効果が奏される。
本実施形態では、燃料電池セル370は内部空間372Aを有し、内部空間372Aの上流側端部は燃料ガス供給部339に接続され、燃料ガス供給部339から内部空間372Aに燃料ガスが供給され、内部空間372Aの下流側端部は燃焼部338に接続され、内部空間372Aから排出される発電に使用されなかった残余燃料ガスが燃焼部338に排出される。これにより、燃料電池セル370の下方に残余燃料ガスを回収又は供給するための筐体を設ける必要がなくなり、ハウジングの外形が大きくなるのを防止し、さらに、339壁面放熱を抑えることができる。
なお、上記各実施形態では、第1のマニホールド(マニホールド)内に上流側燃料ガス流路(燃料ガス供給部)と、下流側燃料ガス流路(燃料ガス排出部)とを形成したが、本発明はこれに限られない。例えば、上流側燃料ガス流路を構成する第1の筐体と、下流側燃料ガス流路を構成する第2の筐体とを別体に設けてもよい。さらに、例えば、第1〜第3実施形態において、第1のマニホールドから全ての燃料電池セルユニットに燃料ガスを供給し、第2のマニホールドにおいて残余燃料ガスを回収し、回収した残余燃料ガスを燃焼器に供給する構成としてもよい。
このような構成によれば、上流側燃料ガス流路(燃料ガス供給部)及び下流側燃料ガス流路(燃料ガス排出部)の配置の自由度が上がり、発電効率の向上や、コンパクト化を実現できる。
1 燃料電池モジュール
2 燃料電池セル装置
4 蒸発器
12 燃料供給通路
20 水供給用配管
22 原燃料ガス供給配管
24 排気ガス排出管
26 排気ガス配管
28 混合ガス導管
29 電気ヒータ
30a 蒸発室
30b 混合室
30c 排気ガス室
30d 通路
30e フィン
32 空気供給パイプ
34 セラミックヒータ
36 改質器
38 燃焼部
38A 燃焼口
39 燃料ガス供給部
50 ハウジング
50b 側板
52 ハウジング本体
52a 天板
52b 側板
52c 底板
52d 閉鎖側板
52e 閉鎖側板
53 内部空間
54 空気通路カバー
54a 天板
54b 側板
57a 空気通路
57b 空気通路
57d フィン
60 燃料電池セルスタック
60A 上流側燃料電池セルスタック
60B 下流側燃料電池セルスタック
62A 上流側燃料ガス流路
62B 下流側燃料ガス流路
64 中流側燃料ガス流路
70 燃料電池セルユニット
80 第1のマニホールド
80A 区画部材
82 第2のマニホールド
84 燃料電池セル
86 内側電極端子
88 燃料ガス流路
90 内側電極層
90a 上部
90b 外周面
90c 上端面
92 外側電極層
94 電解質層
96 シール材
98 燃料ガス流路細管
101 燃料電池モジュール
102 燃料電池セル装置
136 改質部
138 燃焼部
139 燃料ガス供給部
141 上流側燃料ガス流路
142 下部ケーシング
143 下流側燃料ガス流路
144 仕切部材
144A 燃焼口
144B 凹部
144C 開口部
145 改質空間
146 上部ケーシング
146A 幅広部
146B 本体部
147 中流側燃料ガス流路
148 区画部材
150 ハウジング
180 第1のマニホールド
182 第2のマニホールド
201 燃料電池モジュール
202 燃料電池セル装置
204 蒸発部
205 蒸発空間
206 改質部
212 燃料供給空間
220 水供給用配管
222 原燃料ガス供給配管
226 排気ガス配管
232 空気供給パイプ
236 改質部
238 燃焼部
239 燃料ガス供給部
241 上流側燃料ガス流路
242 下部ケーシング
243 下流側燃料ガス流路
244 仕切部材
244A 燃焼口
244B 凹部
244C 開口部
245 改質空間
246 上部ケーシング
246A 幅広部
246B 本体部
247 中流側燃料ガス流路
248 区画部材
249 区画部材
250 ハウジング
250b 側板
252 ハウジング本体
252a 天板
252b 側板
252c 底板
252d 閉鎖側板
252e 閉鎖側板
253 内部空間
254 空気通路カバー
254a 天板
254b 側板
257a 空気通路
257b 空気通路
257d フィン
260 燃料電池セルスタック
280 第1のマニホールド
282 第2のマニホールド
301 燃料電池モジュール
302 燃料電池セル装置
312 燃料供給通路
338 燃焼部
338A 燃焼口
339 燃料ガス供給部
350 ハウジング
350b 側板
352 ハウジング本体
352a 天板
352b 側板
352c 底板
352d 閉鎖側板
352e 閉鎖側板
353 内部空間
354 空気通路カバー
354a 天板
354b 側板
354c 底板
357a 空気通路
357b 空気通路
357c 空気通路
357d フィン
358 空気供給口
360 燃料電池セルスタック
362A 上流側燃料ガス流路
362B 下流側燃料ガス流路
370 燃料電池セルユニット
372 燃料極支持体
372A 内部空間
372A1 上流側空間
372A2 下流側空間
374 仕切部
376 電解質部
378 燃料極
380 マニホールド
383 底板
383A 開口
383B 開口
385 仕切板
385A 開口
387 筒状部材

Claims (6)

  1. 供給された燃料ガスと酸化剤ガスを反応させることにより発電する燃料電池モジュールであって、
    長手方向が所定の方向に延びるように配置された複数の燃料電池セルを備えた燃料電池セルスタックと、
    前記燃料電池セルスタックを内部空間に収容するハウジングと、
    前記燃料ガスが供給され、供給された前記燃料ガスを前記燃料電池セルに供給する燃料ガス供給部と、
    前記燃料電池セルから発電に使用されなかった残余燃料ガスを回収して燃焼させる燃焼部と、を備え、
    前記燃料ガス供給部及び前記燃焼部は、前記燃料電池セルスタックの一端側に並列に設けられている、ことを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 前記複数の燃料電池セルは長手方向が縦方向に延びるように配置され、
    前記燃料ガス供給部及び前記燃焼部は、前記燃料電池セルスタックの上方に並列に設けられている、請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記燃料ガス供給部を構成する筐体と、前記燃焼部とを構成する筐体とが別体で設けられている、請求項1又は2に記載の燃料電池モジュール。
  4. さらに、前記燃焼部で前記残余燃料ガスを燃焼させることにより生じる燃焼熱により加熱される改質部を備え、
    前記燃焼部の一部が、前記改質部の一部に接触している、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料電池モジュール。
  5. さらに、前記燃焼部において前記残余燃料ガスを燃焼させて生じた燃焼熱により、前記改質部で水蒸気改質に用いられる水蒸気を生成する蒸発部を備え、
    前記改質部と前記蒸発部とは一体に構成されている、請求項4に記載の燃料電池モジュール。
  6. 前記燃料電池セルは内部流路を有し、
    前記内部流路の上流側端部は前記燃料ガス供給部に接続され、前記燃料ガス供給部から前記内部流路に燃料ガスが供給され、
    前記内部流路の下流側端部は前記燃焼部に接続され、前記内部流路から排出される発電に使用されなかった残余燃料ガスが前記燃焼部に排出される、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の燃料電池モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016219397A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 フタバ産業株式会社 燃料電池モジュール
JP2018092906A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 Toto株式会社 燃料電池セルスタック装置

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