JP2020097022A - 触媒基準エッチングに使用される触媒、触媒を備える処理パッド、および触媒基準エッチング装置 - Google Patents

触媒基準エッチングに使用される触媒、触媒を備える処理パッド、および触媒基準エッチング装置 Download PDF

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淳生 片桐
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和人 山内
フォー ヴァン ブイ
Van Bui Pho
フォー ヴァン ブイ
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Abstract

【課題】半導体デバイスの製造において、触媒基準エッチング(CARE)法に使用される被毒が小さい触媒、触媒を備える処理パッド、触媒基準エッチング装置、および触媒基準エッチング方法の提供。【解決手段】触媒基準エッチングに使用される触媒であって、処理対象物にエッチングを促進させる第1元素と、エッチングにより生じたエッチング生成物が吸着、および/または前記第1元素が変質するのを抑制する第2元素とを有する触媒。【選択図】図8

Description

本願は、触媒基準エッチングに使用される触媒、触媒を備える処理パッド、および触媒基準エッチング装置に関する。
半導体デバイスの製造において、基板の表面を研磨する化学機械的研磨(CMP,Chemical Mechanical Polishing)装置が知られている。CMP装置では、研磨テーブルの上面に研磨パッドが貼り付けられて、研磨面が形成される。このCMP装置は、トップリングによって保持される基板の被研磨面を研磨面に押しつけ、研磨面に研磨液としてのスラリーを供給しながら、研磨テーブルとトップリングとを回転させる。これによって、研磨面と被研磨面とが摺動的に相対移動され、被研磨面が研磨される。
ここでCMPを含む平坦化技術については、近年、被研磨材料が多岐に渡り、またその研磨性能(例えば平坦性や研磨ダメージ、更には生産性)に対する要求が厳しくなっている。このような背景の中で、新たな平坦化方法も提案されており、触媒基準エッチング(catalyst referred etching:以下CARE)法もその一つである。CARE法は、処理液の存在下において、触媒材料近傍のみにおいて処理液中から被処理面との反応種が生成され、触媒材料と被処理面を近接または接触させることで、触媒材料との近接または接触面において、選択的に被処理面のエッチング反応を生じさせることが可能である。例えば、凹凸を有する被処理面においては、凸部と触媒材料とを近接または接触させることで、凸部の選択的エッチングが可能になり、よって被処理面の平坦化が可能になる。本CARE方法は、当初はSiCやGaNといった、化学的に安定なためにCMPでの高効率な平坦化が容易でない次世代基板材料の平坦化において提案されてきた(例えば、下記の特許文献1〜4)。しかしながら、近年ではシリコン酸化物等でもプロセスが可能であることが確認されており、シリコン基板上のシリコン酸化膜等の半導体デバイス材料への適用の可能性もある(例えば、下記の特許文献5)。
特開2008−121099号公報 特開2008−136983号公報 特開2008−166709号公報 特開2009−117782号公報 WO/2013/084934
CARE法において、触媒材料の表面に吸着した水に由来する化学種が加工対象の表面と化学反応を連続的に生じることにより、加工対象の元素を除いていく。ここで、除かれた元素または除かれた元素に由来する化合物が触媒表面に残留することで、触媒の活性点が失活することがある。CARE法において、触媒の活性点が失活することで、使用時間(回数)に応じて、エッチングによる被処理面の除去速度が低下する現象が生じることがある。このような現象は被毒と称される。被毒が著しい触媒は使用回数に伴い、エッチングによる被処理面の除去速度が著しく低下してしまうので、CARE法を半導体デバイスの製造に適用するのは難しい。本願は、被毒が小さい触媒を提供することを1つの目的としている。
触媒基準エッチングに使用される触媒が提供され、かかる触媒は、処理対象物にエッチングを促進させる第1元素と、エッチングにより生じたエッチング生成物が吸着するのを抑制する第2元素と、を有する。
一実施形態による、CARE装置の概略平面図である。 図1に示すCARE装置の側面図である。 一実施形態による、ヘッドの構造を概略的に示す側面断面図である。 NiおよびRuのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 CrおよびTiのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 W、Al、およびCuのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 Pt、Rh、およびIrのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 NiベースにMoを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 Ni−Mo合金触媒のMoの含有量に対する、平均除去速度を示すグラフである。 NiベースにCrを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 Ni−Cr合金触媒のCrの含有量に対する、平均除去速度を示すグラフである。 NiベースにWを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 NiベースにTiを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示すグラフである。 Ru単体、RuベースにTi、Zr、およびVのそれぞれを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去量を示すグラフである。 図14に示される各触媒において処理時間が5分の時の除去速度を1.0とする場合の、各処理時間における除去速度を示すグラフである。 RuベースにTiを添加した合金触媒におけるRuの含有率に対するSiO2膜の除去速度(RR:Removal rate)について、5回目使用時(5th)の除去速度の初回使用時(1st)に対する割合を示したグラフである。
以下に、本発明に係る触媒基準エッチング(CARE)に使用される触媒、触媒を備える処理パッド、および触媒基準エッチング装置(CARE装置)の実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、一実施形態によるCARE装置10の概略平面図である。図2は、図1に示すCARE装置10の側面図である。CARE装置10は、CARE法を利用して、基板上の半導体デバイス材料(被処理領域)のエッチング処理を行う装置である。
図1に示されるCARE装置10は、基板を保持するためのテーブル20と、触媒を保持するためのヘッド30と、処理液を供給するためのノズル40と、ヘッド30を揺動さ
せるための揺動アーム50と、触媒をコンディショニングするためのコンディショニング部60と、制御装置90と、を備えている。テーブル20は、基板の一種としてのウェハWfを保持するように構成されている。一実施形態において、基板はSi基板とすることができ、処理対象面はSi基板上に形成されたSiO膜とすることができる。また、一実施形態において、処理対象面は、SiC基板やSiC膜のような他のSi系材料や金属の膜でもよい。図1に示される実施形態では、テーブル20は、ウェハWfの被処理面が上方を向くようにウェハWfを保持する。
また、本実施形態では、テーブル20は、ウェハWfを保持するための機構として、ウェハWfの裏面(被処理面と反対側の面)を真空吸着する真空吸着プレートを有する真空吸着機構を備えている。真空吸着の方式としては、吸着面に真空ラインに接続された複数の吸着穴を有する吸着プレートを用いた点吸着の方式、吸着面に溝(例えば同心円状)を有し、溝内に設けた真空ラインへの接続穴を通して吸着する面吸着の方式のいずれを用いても良い。
また、吸着状態の安定化のために、吸着プレート表面にバッキング材を貼り付け、本バッキング材を介してウェハWfを吸着しても良い。ただし、ウェハWfを保持するための機構は、公知の任意の機構とすることができる。例えば、ウェハWfの周縁部の少なくとも1ヶ所においてウェハWfの表面および裏面をクランプするクランプ機構であっても良く、またウェハWfの周縁部の少なくとも1ヶ所においてウェハWfの側面を保持するローラチャック機構であっても良い。かかるテーブル20は、駆動部モータ、アクチュエータ(図示省略)によって、軸線AL1を中心として回転可能に構成されている。
また、図2に示される実施形態において、テーブル20は、ウェハWfを保持するための領域よりも外側において、周方向の全体にわたって、鉛直方向上方に向けて延在する壁21を備えている。これにより処理液PLのウェハ面内での保持が可能となり、その結果処理液PLの使用量の削減が可能である。
一実施形態において、処理液PLは、pHが7より大きい塩基性の薬液とすることができる。かかる実施形態によれば、CARE法に伴う加水分解の進行が促進される。pHを調整するにあたり使用する薬品に制限はないが、加工速度を上昇させる上では強塩基が望ましい。また、金属表面への吸着を伴わない塩基が望ましい。一実施形態において、処理液PLは、水酸化ナトリウム(NaOH)または水酸化カリウム(KOH)を含む薬液とすることができる。なお、本図では、壁21はテーブル20の外周に固定されているが、テーブルとは別体で構成されていても良い。その場合、壁21は上下動可能に構成しても良い。壁21の上下動が可能になることで、処理液PLの保持量を変えることが可能になるとともに、例えばエッチング処理後の基板表面を洗浄する場合、壁21を下げることによって洗浄液のウェハWf外への排出を効率よく行うことができる。
図1および図2に示される実施形態のヘッド30は、下端に触媒31を保持するための処理パッド314を備える。本実施形態では、処理パッド314および触媒31は、ウェハWfよりも小さい。すなわち、触媒31からウェハWfに向けて投影した場合の触媒31の投影面積は、ウェハWfの面積よりも小さい。また、ヘッド30は、駆動部すなわちアクチュエータ(図示省略)によって軸線AL2を中心として回転可能に構成されている。図2に示されるように、テーブル20の回転軸AL1と、ヘッド30の回転軸AL2とはずれている。また、ヘッド30の触媒31をウェハWfに接触摺動させるためのモータやエアシリンダを揺動アーム50に備えている(図示省略)。
次に、ノズル40は、ウェハWfの表面に処理液PLを供給するように構成されている。ここで、図示の実施形態においてはノズル40は1つだが、複数配置されていても良く
、その場合、各ノズルから異なる処理液PLを供給しても良い。また、エッチング処理後にCARE装置10において、ウェハWf表面の洗浄を行う場合、ノズル40からは洗浄用薬液や水を供給しても良い。さらに、ノズル40は、ヘッド30の内部を通って、処理パッドおよび触媒31の表面から処理液PLを供給するように構成してもよい(図3参照)。
次に、揺動アーム50は、駆動部すなわちアクチュエータ(図示省略)によって、回転中心51を中心として揺動可能に構成されており、また、上下移動可能に構成されている。揺動アーム50の先端(回転中心51と反対側の端部)には、ヘッド30が回転可能に取り付けられている。なお、CARE処理を行うにあたって、ヘッド30の単位時間当たりの回転数と、テーブル20の単位時間あたりの回転数は互いに異なることが望ましい。また、それぞれの単位時間当たりの回転数は互いに素であることが望ましい。これらの回転数の特徴により、加工対象であるウェハWfの偏摩耗を抑制できる。
図3は、一実施形態による、ヘッド30の構造を概略的に示す側面断面図である。図3に示される実施形態においては、ヘッド30はジンバル機構302(たとえば球面滑り軸受)を介してシャフト310に連結される。そのため、触媒31を備えるヘッド30は、ジンバル機構302を中心として、処理対象である基板の表面に追従してある程度は回転可能である。この様な構成により、触媒31のごく一部のみが基板に接触することを回避でき、触媒31の全面を処理対象の基板に接触または近接させることができる。
シャフト310は、図1に示されるように揺動アーム50に連結されている。ヘッド30は図示しない回転モータにより回転軸AL2を中心に回転可能である。図3に示されるように、ヘッド30は、外周部材304を備える。外周部材304は、一方の端部が閉じた略円筒形状とすることができる。
外周部材304の内側には、ヘッド本体306が配置されている。ヘッド本体306に下側には、ベースプレート308が配置されている。ベースプレート308は、ヘッド本体306にたとえばネジ等により取り外し可能に取り付けられる。ベースプレート308は、平坦な表面の実現や変形を防止するために、たとえば金属材料のように、50GPa以上、好ましくは100GPa以上の被削性及び表面仕上げ状態の良い高剛性の材料から形成される。ベースプレート308は、たとえばセラミックやステンレス鋼(SUS)などから形成することができる。
ベースプレート308の下側面には、弾性部材32が配置されている。図示の実施形態において、弾性部材32は弾性膜によって形成されており、弾性部材(弾性膜)32の内部には、圧力室33が形成されている。圧力室33は、流体源(図示省略)によって圧力室33に供給される流体(たとえば、空気や窒素ガス)が制御されることによって、ウェハWfの被処理領域と触媒31との接触圧力を制御するように構成されている。一例として、圧力室33の圧力は0.1psi〜3.0psiの範囲で制御される。弾性膜32の下面には、処理パッド314が設けられる。処理パッド314は、たとえば、両面テープ、接着剤、溶着などにより弾性膜32の下面に密着させる。処理パッド314は、触媒を付与した後も表面粗さや形状精度の維持、弾性膜32による変形に対する強度の維持、触媒への電圧印加の観点からは金属材料から形成することが望ましい。たとえば処理パッド314はSUS箔などの厚さが100μm以下の金属箔から形成することができる。処理パッド314の下面には触媒31が設けられる。なお、触媒31を保持する処理パッド314の表面には、溝(図示せず)が設けられていることが望ましい。溝を設けることにより、CARE処理に用いられる処理液PLは溝の内部を通過し、触媒表面と処理対象物のウェハWfの表面との間への処理液PLの導入および排出が促進される。処理パッド314の表面に設けられる溝のパターンは任意であるが、たとえば、処理パッド314の表面
から放射状に延びる溝のパターンや、同心円状の複数の溝が形成されるパターンや、これらの組み合わせとすることができる。
図3に示されるように、ヘッド30は、触媒31に電圧を印加できるように、触媒電極318を備える。触媒電極318は、触媒31または処理パッド314に電気的に接続されている。触媒電極318は、ヘッド30およびシャフト310を通じて配線331に接続されている。ベースプレート308がヘッド本体306に取り付けられたときに、触媒電極318への電気配線331が確立されるように構成される。また、外周部材304には、カウンター電極320が設けられている。カウンター電極320は、環状形状である。カウンター電極320は、ヘッド30およびシャフト310を通じて配線332に接続されている。触媒電極318およびカウンター電極320は、ヘッド30を通じて配線331、332がなされており、図示しない電源に接続される。そのため、触媒31とカウンター電極320とを処理液PLを介して電気的に接続することができる。触媒31に電圧を印加することで、触媒31の活性状態を制御することができ、よって、基板Wfのエッチング速度を変化させることができる。なお、図3において、カウンター電極320はヘッド30内に配置されているが、触媒31とカウンター電極320とが処理液PLを介して電気的に接続されていればよいため、ヘッド30内でなく、ヘッド30の外部に設けてもよい。なお、触媒電極318およびカウンター電極320は、処理液が分解することにより水素および酸素などのガスが発生しない領域に設けられることが望ましい。
一実施形態において、図3に示されるように、ヘッド30は、処理液PLを供給するための通路335を備える、通路335は、シャフト310、ヘッド本体306、ベースプレート308、弾性部材32を通って延び、処理パッド314および触媒31に形成されている開口部336に連通する。そのため、通路335を通して開口部336から基板Wf上に処理液PLを供給することができる。一実施形態において、処理液PLは、ノズル40(図1、2)から供給してもよく、通路335を通じてヘッド30から供給してもよく、両方から供給してもよい。
一実施形態において、CARE装置10に使用される触媒31は、処理対象物である基板にエッチングを促進させる第1元素と、エッチングにより生じたエッチング生成物が吸着するのを抑制する第2元素と、を有する。第1元素および第2元素は、金属とすることができる。例えば、触媒31は、金属である第1元素および第2元素からなる合金とすることができる。一例として、第1元素はニッケル(Ni)またはルテニウム(Ru)とすることができる。一例として、第2元素は、第1元素との合金化により、前記触媒のdバンド中心の調整が可能な元素から選択される。一例として、第2元素は、チタン(Ti)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、バナジウム(V)、ジルコニウム(Zr)、アルミニウム(Al)、イリジウム(Ir)、ロジウム(Rh)、銅(Cu)、白金(Pt)などとすることができる。また、第1元素および第2元素を用いた触媒31は、エッチングを促進する第2元素対して相対的に除去速度が高い第1元素と、単独での使用時に除去速度の低下が生じない第2元素と言い換えることもできる。さらに、一例として、触媒31は、合金化によりd軌道の電子占有率が50%以上の元素と、d軌道の電子占有率が50%以下の元素と、を含む。d軌道の電子占有率が50%以上の元素は、原子番号26−30、44−48、76−80の元素である。d軌道の電子占有率が50%以下の元素は、原子番号21−25、39−43、72−75の元素である。複数の元素からなる合金を作成する上で、合金を構成するいずれの元素のバンド構造とも大きく異なる合金を作るべきであるので、採用する元素はエネルギー準位が十分離れた、すなわち元素番号が十分に離れた元素を選定しても良い。これにより得られる合金は単金属と比較してもバンド構造に広がりを持つため、CARE法により基板から除去されたケイ酸化物などの化合物との吸着エネルギーを変化させる。また、触媒31を合金とする場合、合金中の第2元素の含有率は5原子量%(at.%)から80原子量%であることが望
ましく、10原子量%から50原子量%の含有率が更に望ましい。
一実施形態において、触媒31は、たとえば処理パッド314の表面に成膜させる。たとえば、スパッタリング法、化学気相成長法、蒸着法などにより触媒31を処理パッド314の表面に成膜することができる。スパッタリング法を用いる場合は、複数の金属を同時にスパッタリングしてもよく、また、ある元素のターゲットの上に他の元素のチップまたは枠などを設置してスパッタリングをしてもよく、また、合金材料をスパッタリングすることにより合金膜を形成してもよい。また、異種元素の膜を積層したのちに熱処理することにより合金膜を形成してもよい。また、電解めっきや無電解めっき等の他の成膜方法によって触媒31を処理パッド314に形成してもよい。触媒31の厚さは、100nmから数10μm程度が望ましい。これは、触媒が基板と接触しかつ相対運動を行った場合に摩耗による劣化があるため、触媒の厚みが極端に薄い場合は、触媒の交換頻度が多くなるからである。また、板状の触媒31を処理パッド314に固定するようにしてもよい。さらに、処理パッド314を触媒を含む溶液に含浸して、処理パッド314の表面に触媒31の層を形成してもよい。
異なる種類の複数の合金触媒および単体金属触媒を用いて基板に対して触媒基準エッチングを行った。まず、加工対象として、表面に1000nmのSiO膜を備える基板を使用した。SiO膜は、化学気相成長法によりSi基板上に形成された。基板の直径は約50mmである。処理液として水酸化カリウム(KOH)溶液0.1mol/Lを200mlを用意した。また、KOH溶液はpH=13である。使用する単体金属は、ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、イリジウムおよび(Ir)である。また、使用する合金触媒として、ニッケル(Ni)に対して、チタン(Ti)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)のいずれかを含有する合金触媒(以下、Ni−Ti合金、Ni−Cr合金、Ni−Mo合金、Ni−W合金)を作成した。また、使用する合金触媒として、ルテニウム(Ru)に対して、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、およびバナジウム(V)のいずれかを含有する合金触媒(以下、Ru−Ti合金、Ru−Zr合金、Ru−V合金)を作成した。触媒基準エッチングとして、水酸化カリウム溶液の存在下で、SiO膜を備える基板と各触媒とを互いに回転させながら接触した状態で触媒を保持するヘッドを摺動させた。本実施例では1回のCARE処理は1分間とした。すなわち、1回の処理において、触媒とSiO膜とを処理液下で相対運動させながら1分間接触させた。処理終了後は、基板と触媒とを速やかに離間させた。また、処理終了後は処理液を速やかに除去し、基板の表面は超純水により洗浄された。その後、基板は速やかに乾燥され、光干渉膜厚計を用いてSiO膜の膜厚を測定した。このような1分間のCARE処理を触媒ごとに5回行った。CARE処理前後のSiO膜の膜厚を測定することで、1回の処理におけるSiO膜の除去量および除去速度(Removal Rate)が分かる。
図4〜図7は、各種の単体金属を触媒として用いて基板を処理した際の結果を示している。図4〜図7において、横軸は処理回数(Numner of determination)であり、縦軸は除去速度(nm/min)である。図4は、NiおよびRuのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図5は、CrおよびTiのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図6は、W、Al、およびCuのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図7は、Pt、Rh、およびIrのそれぞれの単体金属を触媒として用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。
図4〜図7から分かるように、NiおよびRuは、他の金属に比べて除去速度が大きい。CrおよびTiは、処理回数が増えても除去速度が低下していない。また、CrおよびTiは、NiおよびRuほど除去速度は大きくないが、その他の金属と比べると除去速度が多少大きい。W、Al、Cu、Pt、Rh、およびIrは、1回目の処理よりも2回目の処理以降において除去速度が低下しているか、また、除去速度がもともと小さい。
図8、図9は、Ni単体触媒、およびNi−Mo合金触媒を用いて基板を処理した際の結果を示している。図8は、NiベースにMoを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図8の横軸は処理回数であり、縦軸は除去速度(nm/min)である。図8に示されるように、Ni単体を触媒として使用した場合(Mo at.0%)、処理回数にともない除去速度は単調に低下している。一方、NiにMoを添加したNo−Mo合金触媒においては、少なくとも2回目の処理以降において除去速度は比較的に安定している。図8に示される結果の一部においては、触媒に電位を与えて処理を行っている。図8に示されるように、触媒に電位を与えると除去速度が変化する。図9は、Ni−Mo合金触媒のMoの含有量に対する、平均除去速度を示すグラフである。図9から分かるように、Ni単体を触媒として利用する場合よりも、Ni−Mo合金を触媒として利用する方が、平均除去速度が大きくなる。Ni−Mo合金を触媒と利用した場合よりも、1回目の処理においては、Ni単体を触媒で利用した方が除去速度が大きいが、Ni単体では2回目以降に処理速度が低下するので、平均するとNi−Mo合金を触媒として利用する方が除去速度は大きくなり、また、除去速度も安定する。
図10、11は、Ni単体触媒、およびNi−Cr合金触媒を用いて基板を処理した際の結果を示している。図10は、NiベースにCrを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図10の横軸は処理回数であり、縦軸は除去速度(nm/min)である。図10に示されるように、Ni単体を触媒として使用した場合(Cr at.0%)、処理回数にともない除去速度は単調に低下している。一方、NiにCrを添加したNo−Cr合金触媒においては、少なくとも2回目の処理以降において除去速度は比較的に安定している。また、Cr単体を触媒として利用した場合(Cr at.100%)も除去速度は安定しているが、Ni−Cr合金触媒の場合よりも除去速度が小さい。図11は、Ni−Cr合金触媒のCrの含有量に対する、平均除去速度を示すグラフである。図11から分かるように、Ni単体を触媒として利用する場合よりも、Ni−Cr合金を触媒として利用する方が、平均除去速度が大きくなる。Ni−Cr合金を触媒と利用した場合よりも、1回目の処理においては、Ni単体を触媒で利用した方が除去速度が大きいが、Ni単体では2回目以降に処理速度が低下するので、平均するとNi−Cr合金を触媒として利用する方が除去速度は大きくなり、また、除去速度も安定する。
図12は、Ni単体触媒、およびNi−W合金触媒を用いて基板を処理した際の結果を示している。図12は、NiベースにWを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図12の横軸は処理回数であり、縦軸は除去速度(nm/min)である。図12に示されるように、Ni単体を触媒として使用した場合(W at.0%)、処理回数にともない除去速度は単調に低下している。一方、NiにWを添加したNi−W合金触媒においては、少なくとも2回目の処理以降において除去速度は比較的に安定している。図12に示される結果の一部においては、触媒に電位を与えて処理を行っている。図12に示されるように、触媒に電位を与えると除去速度が向上する。
図13は、Ni単体触媒、およびNi−Ti合金触媒を用いて基板を処理した際の結果
を示している。図13は、NiベースにTiを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去速度を示している。図13の横軸は処理回数であり、縦軸は除去速度(nm/min)である。図13に示されるように、Ni単体を触媒として使用した場合(Ti at.0%)、処理回数にともない除去速度は単調に低下している。一方、NiにTiを添加したNi−Ti合金触媒においては、少なくとも2回目の処理以降において除去速度は比較的に安定している。図13に示される結果の一部においては、触媒に電位を与えて処理を行っている。図13に示されるように、Ni−Ti合金触媒においては電位を与えても除去速度はあまり変化しない。
図16は、RuベースにTiを添加した合金触媒におけるRuの含有率に対するSiO膜の除去速度(RR:Removal rate)について、5回目使用時(5th)の除去速度の初回使用時(1st)に対する割合を示したグラフである。図16のグラフにおいて、100%であれば、除去速度の低下がないことを示している。図16のグラフより、Ruの含有率により除去速度の低下割合は変化することが分かる。図16に示されるように、Ruの含有率が約66at.%で約100%となっており、Ruの含有率が約66at.%が最適であることが分かる。ただし、除去速度の低下を許容する場合は、約66at.%以外のRuの含有量を選択してもよく、たとえば、約20%の除去速度の低下を許容する場合は、Ruの含有量を約60at.%から約75at.%としてもよい。
図14は、Ru単体、RuベースにTi、Zr、およびVのそれぞれを添加した合金触媒を用いてCARE処理した場合における処理回数に対するSiO膜の除去量を示している。図14に示される実施例においては、処理液としてはpH=11のKOH溶液を使用し、処理時間は5分である。図14の横軸は触媒の種類であり、縦軸は除去量(nm)である。図14に示されるように、Ru単体を触媒として使用する場合よりも、Ru−Ti合金、Ru−Zr合金、およびRu−V合金を触媒として使用する方が除去量が大きい。図15は、各触媒において処理時間が5分の時の除去速度を1.0とする場合の、各処理時間における除去速度を示すグラフである。図15に示されるように、Ru−Ti合金触媒においては、処理時間が長くなっても除去速度が低下していない。また、Ru−V合金触媒においても、Ru単体触媒の場合ほどは除去速度が低下していない。
以上のように、Ni単体を触媒として使用する場合に比べて、Mo,Cr、Wを添加したNi−Mo合金、Ni−Cr合金、およびNi−W合金を触媒として使用する場合は、除去速度が安定しており、いわゆる被毒による被処理面の除去速度の低下を緩和または防止できる。また、Ni単体を触媒として使用する場合に比べて、Mo,Crを添加したNi−Mo合金およびNi−Cr合金、を触媒として使用する場合は、平均除去速度が大きくなるので、多数の基板をCARE処理する場合に、全体の処理速度が向上する。
Ni単体を触媒として基板の加工に使用した場合、触媒表面に吸着した水に由来する化学種が酸化膜表面のSiに対して求核置換反応を生じSiとの結合を生じさせ、触媒表面にケイ素酸化物またはケイ素に由来する化合物が残留し、触媒の反応点の失活が生じることがある。しかし、NiにMo、Crを添加した合金を使用した場合、MoやCrの除去速度の低下を抑制する効果、つまりはケイ素に由来する化合物が残留しにくい効果により反応点の失活が軽減されたと考えられる。
また、Ru単体を触媒として基板の加工に使用した場合、触媒表面に吸着した水に由来する化学種が酸化膜表面のSiに対して求核置換反応を生じSiとの結合を生じさせ、触媒表面にケイ素酸化物またはケイ素に由来する化合物が残留し、触媒の反応点の失活が生じることがある。しかし、RuにTi、V、Zrを添加した合金を使用した場合、Ti、V、Zrの除去速度の低下を抑制する効果、つまりはケイ素に由来する化合物が残留しにくい効果により反応点の失活が軽減されたと考えられる。
このような観点からは、合金触媒を構成する元素は遷移金属の内から少なくとも二元素は選定することが好ましく、選定された複数の元素のうち少なくとも1つは、エッチングを促進する比較的除去速度が高い元素であり、選定された複数の元素のうち少なくとももう一つは単独でエッチングを試行した際に除去速度の低下が生じない元素であることが望ましい。
本開示から少なくとも以下の技術的思想が把握される。
[形態1]形態1によれば、触媒基準エッチングに使用される触媒が提供され、かかる触媒は、処理対象物にエッチングを促進させる第1元素と、エッチングにより生じたエッチング生成物が吸着、および/または前記第1元素が変質するのを抑制する第2元素と、を有する。
[形態2]形態2によれば、形態1による触媒において、前記触媒は前記第1元素および前記第2元素を含む合金または混合物である。
[形態3]形態3によれば、形態2による触媒において、前記第1元素は、ニッケル(Ni)またはルテニウム(Ru)である。
[形態4] 形態4によれば、形態1から形態3のいずれか1つの形態による触媒において、前記第2元素は、前記第2元素単体を触媒として触媒基準エッチング処理をした場合において処理時間にともなう除去速度の低下量が、前記第1元素単体を触媒として触媒基準エッチング処理をした場合において処理時間にともなう除去速度の低下量よりも小さい、元素である。
[形態5]形態5によれば、形態1から形態4のいずれか1つの形態による触媒において、前記第2元素は、アルミニウム、チタン、バナジウム、クロム、銅、モリブデン、ロジウム、タングステン、イリジウム、および白金からなるグループから選択される。
[形態6]形態6によれば、触媒基準エッチングに使用されるヘッドが提供され、かかるヘッドは、処理パッドを有し、前記処理パッドの表面に請求項1から5のいずれか一項に記載の触媒を有する。
[形態7]形態7によれば、形態6によるヘッドにおいて、前記処理パッドは非弾性部材を有し、前記触媒は前記非弾性部材の上に配置されている。
[形態8]形態8によれば、形態7によるヘッドにおいて、前記ヘッドは圧力室を画定する弾性部材を有し、前記非弾性部材は前記弾性部材に取り付けられている。
[形態9]形態9によれば、形態6から形態8のいずれか1つの形態によるヘッドにおいて、前記ヘッドは、処理液を処理対象物上に供給するための開口部を備える。
[形態10]形態10によれば、触媒基準エッチング方法が提供され、かかる触媒基準エッチング方法は、形態1から形態5のいずれか1つの形態による触媒を準備する工程と、処理液の存在下で前記触媒を処理対象物に接触または近接させる工程と、を有する。
[形態11]形態11によれば、形態10による触媒基準エッチング方法において、 前記処理液は塩基性である。
[形態12]形態12によれば、形態10または形態11による触媒基準エッチング方法において、前記触媒に電圧を印加する工程を有する。
[形態13]形態13によれば、形態10から形態12のいずれか1つの形態による触媒基準エッチング方法において、前記触媒と処理対象物とを接触または近接させた状態で、相対的に運動させる工程を有する。
10…CARE装置
20…テーブル
21…壁
30…ヘッド
31…触媒
32…弾性部材
33…圧力室
40…ノズル
50…揺動アーム
90…制御装置
314…処理パッド
318…触媒電極
320…カウンター電極
335…通路
336…開口部
PL…処理液
Wf…ウェハ

Claims (13)

  1. 触媒基準エッチングに使用される触媒であって、
    処理対象物にエッチングを促進させる第1元素と、
    エッチングにより生じたエッチング生成物が吸着、および/または前記第1元素が変質するのを抑制する第2元素と、を有する、
    触媒。
  2. 請求項1に記載の触媒であって、
    前記触媒は前記第1元素および前記第2元素を含む合金または混合物である、
    触媒。
  3. 請求項2に記載の触媒であって、
    前記第1元素は、ニッケル(Ni)またはルテニウム(Ru)である、
    触媒。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の触媒であって、前記第2元素は、前記第2元素単体を触媒として触媒基準エッチング処理をした場合において処理時間にともなう除去速度の低下量が、前記第1元素単体を触媒として触媒基準エッチング処理をした場合において処理時間にともなう除去速度の低下量よりも小さい、元素である、
    触媒。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の触媒であって、
    前記第2元素は、アルミニウム、チタン、バナジウム、クロム、銅、モリブデン、ロジウム、タングステン、イリジウム、および白金からなるグループから選択される、
    触媒。
  6. 触媒基準エッチングに使用されるヘッドであって、
    処理パッドを有し、
    前記処理パッドの表面に請求項1から5のいずれか一項に記載の触媒を有する、
    ヘッド。
  7. 請求項6に記載のヘッドであって、
    前記処理パッドは非弾性部材を有し、
    前記触媒は前記非弾性部材の上に配置されている、
    ヘッド。
  8. 請求項7に記載のヘッドであって、
    前記ヘッドは圧力室を画定する弾性部材を有し、
    前記非弾性部材は前記弾性部材に取り付けられている、
    ヘッド。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載のヘッドであって、
    前記ヘッドは、処理液を処理対象物上に供給するための開口部を備える、
    ヘッド。
  10. 触媒基準エッチング方法であって、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の触媒を準備する工程と、
    処理液の存在下で前記触媒を処理対象物に接触または近接させる工程と、を有する、
    触媒基準エッチング方法。
  11. 請求項10に記載の触媒基準エッチング方法であって、
    前記処理液は塩基性である、
    触媒基準エッチング方法。
  12. 請求項10または11に記載の触媒基準エッチング方法であって、
    前記触媒に電圧を印加する工程を有する、
    触媒基準エッチング方法。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の触媒基準エッチング方法であって、
    前記触媒と処理対象物とを接触または近接させた状態で、相対的に運動させる工程を有する、
    触媒基準エッチング方法。

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