JP2020096828A - 火災事故のあった部屋の消臭方法 - Google Patents

火災事故のあった部屋の消臭方法 Download PDF

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Abstract

【課題】火災事故のあった部屋を消臭すること。【解決手段】火災事故のあった部屋の消臭方法であって、煤臭の除去を行う煤臭除去工程を有し、前記煤臭除去工程は、部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業を含み、オゾン燻蒸作業は、オゾン散布前に、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼから選ばれる一以上の酵素を含む消臭剤を散布することを特徴とする、消臭方法。【選択図】なし

Description

本発明は、火災事故のあった部屋の消臭方法に関する。
火事や火災で発生する焼け焦げ臭は、においを感知できる最小濃度が低い。そのため、焼け焦げ臭の主たる原因である煤が部屋内少量残留しているのみであっても、人は臭気を感じてしまう。以上の事情から、火事や火災現場のあった室内を消臭する手段が求められていた。
特許文献1には、オリーブオイル、植物酢液を均一に噴霧することで、火災による煙臭を除去できることが記載されている。
ところで、室内で発生する臭気を除去する技術として、オゾン燻蒸が知られている(非特許文献1)。
特開2009−226090号公報
「オゾン燻蒸サービス」、[online]、三協エアテック、[平成30年11月15日検索]、インターネット〈URL:https://www.sat.co.jp/service/kunjyou/〉
上記先行技術のあるところ、本発明は、火災事故のあった部屋を消臭する方法を提供することを課題とする。
すなわち、上記課題を解決する本発明は、火災事故のあった部屋の消臭方法であって、
煤臭の除去を行う煤臭除去工程を有し、
前記煤臭除去工程は、
部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業と、
活性炭を含む塗料を、煤の残存する内壁に塗布する塗布作業と、
を含むことを特徴とする、消臭方法である。
上記の方法とすることで、火災現場における臭気の原因である煤臭を除去し、火災事故のあった部屋の消臭をすることができる。特に、上記の方法とすることで、煤由来の臭気成分であるダイオキシン類を分解することができ、火災事故のあった部屋の消臭をすることができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記オゾン燻蒸作業は、1mあたり、6500g以上の量のオゾンを用いることを特徴とする。
下限以上の量のオゾンを用いることで、火災事故のあった部屋をより確実に消臭することができる。特に、上記の方法とすることで、煤由来の臭気成分であるダイオキシン類を分解することができ、火災事故のあった部屋の消臭をすることができる。
本発明の好ましい実施の形態では、さらに、前記オゾン燻蒸作業の前に、部屋内の煤の付着した内壁を削る煤削減作業を行うことを特徴とする。
オゾン燻蒸作業の前に部屋内の煤の付着した内壁を削る煤削減作業を行うことで、火災事故のあった部屋をより確実に消臭することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、前記煤臭除去工程の前に、部屋内の家具の除去を行う家具除去工程を含むことを特徴とする。
前記煤臭除去工程の前に部屋内の家具の除去を行うことで、火災事故のあった部屋をより確実に消臭することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、火災事故のあった部屋の出口近傍にシャワー室を用意し、該部屋から退出する際にシャワーで煤汚れを落とす汚染防止工程を含むことを特徴とする。
上記の汚染防止工程を行うことで、煤臭の拡散を防ぐことができる。
本発明によれば、火災事故のあった部屋をより確実に消臭する方法を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は以下の説明に限定されないことはいうまでもない。
本実施形態にかかる消臭方法は、火災事故のあった部屋を消臭対象とする。
ここで、本実施形態にかかる消臭方法は、普通火災、油火災、電気火災、金属火災、ガス火災の何れの火災事故のあった部屋であっても、消臭対象とすることができる。
また、火災事故からの経過時間にも特に制限はない。
消臭対象とする部屋の材質にも特に制限はなく、木造、コンクリート製の何れであってもよい。
また、消臭対象とする部屋の種類にも特に制限はなく、居宅、共同住宅、店舗、旅館、料理店、工場、倉庫、車庫の何れであってもよい。
また、消臭対象とする部屋の大きさにも特に制限はなく、例えば、10m以上、好ましくは30m以上、より好ましくは60m以上の大きさの部屋を消臭対象とすることができる。
また、120m以下、より好ましくは60m以下の部屋を消臭対象にすることができる。
本実施形態にかかる消臭方法は、汚染防止工程と、家具除去工程と、煤臭除去工程とを有する。
以下各工程について、詳細に説明する。
(汚染防止工程)
汚染防止工程は、火災事故のあった部屋の出口近傍にシャワー室を用意し、該部屋から退出する際にシャワーで煤汚れを落とす工程である。
上記の汚染防止工程を行うことで、煤臭の拡散を防ぐことができる。
ここで、シャワー室は、作業者に付着した煤を洗い流すことのできるものであれば、その形状、大きさ、数に特に制限はない。
また、シャワー室は、火災事故のあった部屋の出口に設けられていることが特に好ましい。
(家具除去工程)
次に、家具除去工程について説明する。
家具除去工程は、部屋内の家具の除去を行うことで、後述する煤臭除去工程での作業効率を向上させる工程である。
部屋内の家具を除去することで、火災事故のあった部屋をより効率よく消臭することができる。
家具を部屋内から除去する手段に特に制限はなく、例えば、人力で家具を搬出する方法を採ることができる。
また、除去した家具は、再利用することもできる。
(煤臭除去工程)
次に、煤臭除去工程について、説明する。煤臭除去工程は、部屋内の煤を除去することにより、火災現場における臭いの主たる原因である煤臭を軽減する工程である。
本実施例の煤臭除去工程は、煤削減作業と、オゾン燻蒸作業と、塗布作業と、を有する。
以下、各作業について詳細を説明する。
(1)煤削減作業
煤削減作業は、部屋内焼き付いた煤を除去する作業である。
煤削減作業を行うことで、より確実に火災事故のあった部屋を消臭することができる。
ここで、煤削減作業の具体例としては、グラインダーやスチールウールを用いて内壁を削ることにより焼き付いた煤を除去する方法を挙げることができる。
(2)オゾン燻蒸作業
(2−1)下準備(酵素含有消臭剤の散布)
本実施例では、オゾン散布前に、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼを含む消臭剤を散布している。酵素を含む消臭剤を散布することで、火災事故のあった部屋をより確実に消臭することができる。
ここで、消臭剤に含まれる酵素は、必ずしもプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼの全てである必要はない。例えば、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼから選ばれる一以上、より好ましくは二以上、さらに好ましくは三以上の酵素を含む消臭剤を用いることもできる。
また、本実施例では、塩素系消臭剤を散布している。塩素系消臭剤を散布することで、煤臭をより確実に軽減することができる。
ただし、本発明における消臭剤は、塩素系消臭剤、次亜塩素系消臭剤、光触媒系消臭剤の何れであってもよい。
また、消臭剤は、液剤、顆粒、粉体の何れであってもよい。中でも消臭剤は液剤であることが好ましい。液剤を用いることで、煤臭をより確実に軽減することができる。
上記の酵素を含む酵素含有消臭剤として、グランバイオプロ(株式会社カイコーポレーション 社製)を好ましく用いることができる。
また、本実施例では、消臭剤と共に界面活性剤を散布している。界面活性剤と消臭剤とを併用することで、より確実に煤臭を軽減することができる。
ここで、消臭剤と界面活性剤とは、必ずしも同時に使用する必要はなく、消臭剤を適用した後に界面活性剤を適用する形態、界面活性剤を適用した後に消臭剤を適用する形態の何れであってもよい。
(2−2)オゾン燻蒸
オゾン燻蒸作業は、部屋内にオゾンを噴霧する作業である。
ここで、オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは6500g以上、より好ましくは7500g以上、さらに好ましくは8500g以上、特に好ましくは9000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、より確実に火災事故のあった部屋を消臭することができる。
また、オゾン燻蒸作業における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは35000g以下、より好ましくは25000g以下、さらに好ましくは20000g以下、特に好ましくは15000g以下である。
上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
以下、オゾンの使用量について、より詳細を説明する。
(i)家具除去工程で家具を全て撤去している場合
家具除去工程で家具が全て撤去されている場合における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは6500g以上、より好ましくは7500g以上、さらに好ましくは8500g以上、特に好ましくは9000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、より確実に火災事故のあった部屋を消臭することができる。
家具除去工程で家具が全て撤去されており、かつ部屋の大きさが10m〜30mである場合のオゾンの使用量は、好ましくは30000g以下、より好ましく25000g以下、さらに好ましくは22000g以下、特に好ましくは21000g以下である。
家具除去工程で家具を全て撤去しており、かつ部屋の大きさが10m〜30mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
また、家具除去工程で家具が全て撤去されており、かつ部屋の大きさが30m〜60mである場合のオゾンの使用量は、好ましくは60000g以下、より好ましく50000g以下、さらに好ましくは45000g以下、特に好ましくは43000g以下である。
家具除去工程で家具を全て撤去しており、かつ部屋の大きさが30m〜60mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
また、家具除去工程で家具が全て撤去されており、かつ部屋の大きさが60m〜120mである場合のオゾンの使用量は、好ましくは100000g以下、より好ましく95000g以下、さらに好ましくは90000g以下、特に好ましくは85000g以下である。
家具除去工程で家具を全て撤去しており、かつ部屋の大きさが60m〜120mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
(ii)家具が部屋内に残存している場合
家具が部屋内に残存している場合における、オゾンの使用量は、1mあたり、好ましくは8500g以上、より好ましくは9000g以上、特に好ましくは10000g以上である。
下限以上の量のオゾンを噴霧することで、より確実に火災事故のあった部屋を消臭することができる。
家具が部屋内に残存しており、かつ部屋の大きさが10m〜30mである場合のオゾンの使用量は、好ましくは500000g以下、より好ましく400000g以下、さらに好ましくは350000g以下、特に好ましくは320000g以下である。
家具が部屋内に残存して合おり、かつ部屋の大きさが10m〜30mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
また、家具が部屋内に残存しており、かつ部屋の大きさが30m〜60mである場合のオゾンの使用量は、好ましくは900000g以下、より好ましく800000g以下、さらに好ましくは700000g以下、特に好ましくは650000g以下である。
家具が部屋内に残存して合おり、かつ部屋の大きさが30m〜60mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
また、家具が部屋内に残存しており、かつ部屋の大きさが60m〜120mである場合の、オゾンの使用量は、好ましくは1500000g以下、より好ましく1300000g以下、さらに好ましくは1250000g以下である。
家具が部屋内に残存しており、かつ部屋の大きさが60m〜120mである場合であれば、上限以下のオゾン使用量であっても、十分に煤臭を軽減することができる。
ここで、オゾン燻蒸作業は、上記の量のオゾンを一日で噴霧する形態であっても、上記の量のオゾンを複数日に分けて噴霧する形態であってもよい。
上記の量のオゾンを複数日に分けて噴霧する場合の、噴霧日数は、好ましくは2日以上、より好ましくは5日以上、さらに好ましくは10日以上である。上記の日数に分けて、オゾンを噴霧することで、効率よく煤臭を軽減することができる。
オゾン燻蒸作業には、公知のオゾン燻蒸装置を用いることができる。中でも、オゾン燻蒸装置としては、スーパーアクティボ(株式会社カイコーポレーション 社製)を好ましく用いることができる。
(3)塗布作業
塗布作業は、活性炭を含む塗料を煤の残存する内壁に塗布する作業である。塗布作業を行うことで、火災事故のあった部屋をより確実に消臭することができる。
本明細書において、内壁は部屋の内側にある壁面を指す。内壁には、側壁、床面、天井、クローゼット、押し入れ、靴箱の何れの壁面をも含む。
また、塗料は、水性塗料であることが好ましい。
ただし、本発明における塗料は、水性塗料、油性塗料の何れであってもよい。
また、塗料は、接着剤を含むものであることが好ましい。接着剤を含む塗料を用いることで、塗料内部の活性炭をより効率よく内壁に塗布することができ、煤臭を軽減することができる。
また、塗料は、メチルセルロースを含むものであることが好ましい。メチルセルロースを含む塗料を用いることで、より確実に煤臭を軽減することができる。
上記特徴を備える塗料としては、炭ちゃん(登録商標)(株式会社 時代の家 niigata 製)を好ましく挙げることができる。
また、塗料の色相、彩度、明度にも特に制限はない。ここで、本発明の消臭方法においては、塗布対象の内壁と同色の塗料を塗布する形態とすることが好ましい。
以下、実施例を示しながら本発明についてより詳細に説明する。
(1)消臭対象の火災現場について
(1−1)火災事例
鉄筋2階建ての建物延べ900平方メートルのうち、2階部分135平方メートルを焼いた火災事故
(1−2)消臭開始時点での部屋内の状態
上記(1−1)の建物のうち、音響室、事務室、会議室を消臭対象とした。
また、作業開始時点で、上記(1−1)の火災発生後、10ヶ月経過している。
臭気は、作業着(防臭効果を有する衣服)を着用せずに部屋内に10分間滞在するのみで、頭痛、吐き気に襲われる程度である。
(1−3)消臭工程前の臭気の測定
「ダイオキシン類にかかる大気環境調査マニュアル(平成20年3月環境省 木・大気環境局)」に記載の方法に準拠し、ポリウレタンフォームを2個装着した採取筒をろ紙後段に取り付けたハイポリウムサンプラーにて、試料を採取し、ダイオキシン類(煤由来の臭気成分の一種)の測定を行った。
なお、試料採取箇所は、対象室内の中央一か所とした。採取ガス量は約200mとし、500mL/min程度の流量で7時間連続採取することで得た。また、ハイポリウムサンプラー用のろ紙には、石英繊維ろ紙を用いた。
また、分析には、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析を用いた。
(2)消臭工程
(2−1)汚染防止工程、家具除去工程
まず、粉じんなどの被害を防ぐために、部屋の出口近傍に簡易シャワー室の用意を行った。また、室内の家具の除去も併せて行った。
(2−2)煤削減作業
まず、部屋内集塵機の設置をした。グラインダーを用いて内壁を削ることにより、焼き付いた煤を除去した。また、煤の付着が軽度の箇所はスチールウールを用い除去した。
(2−3)オゾン燻蒸作業
(2−3−1)酵素処理
オゾン散布前に、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ)を含む消臭剤を散布した。
(2−3−2)オゾン燻蒸作業
オゾン燻蒸装置(株式会社カイコーポレーション 社製)を用いて、1mあたりのオゾンの使用量が13000g程度となるよう、オゾンの噴霧を行った。
(2−4)塗布作業
オゾン燻蒸作業後に、活性炭を含む塗料(活性化塗料 炭ちゃん(登録商標)、株式会社 時代の家 niigata 製)を、煤の残存する内壁に塗布し、塗膜を形成した。
(3)本消臭方法実施後の臭気の測定
前述の「(1−3)消臭工程前の臭気の測定」と同条件での、臭気の測定を行った。
表1に示す通り、本消臭方法により、臭気が軽減できることがわかった。
また、本消臭方法実施後の臭気について、各部屋における臭気成分の詳細を分析した。結果を表2〜表4に示す。
[音響室]
[事務室]
[会議室]
表2−表4の備考
・濃度欄の括弧つきの数値は、検出下限以上定量下限未満の濃度であることを示す。
・濃度欄の”ND”は、検出下限未満であることを示す。
・毒正等価係数は、WHO―TEF(2006)を適用した。
・毒性等量は、定量下限未満検出下限以上の数値はそのままの値を用い、検出下限未満の数値は検出下限の1/2の値を用いて毒性等量換算した値である。
表2〜表4に示すとおり、本消臭方法により、ダイオキシン、ジベンゾフラン、コプラナPCBの何れも低い濃度とすることができることがわかった。
本発明は、火災事故のあった部屋の消臭に応用することができる。


Claims (7)

  1. 火災事故のあった部屋の消臭方法であって、
    煤臭の除去を行う煤臭除去工程を有し、
    前記煤臭除去工程は、部屋内にオゾンを噴霧するオゾン燻蒸作業を含み、
    オゾン燻蒸作業は、オゾン散布前に、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼから選ばれる一以上の酵素を含む消臭剤を散布することを特徴とする、消臭方法。
  2. 前記オゾン燻蒸作業は、1mあたり、6500g以上の量のオゾンを用いる、請求項1に記載の消臭方法。
  3. 前記消臭剤が塩素系消臭剤、次亜塩素系消臭剤、光触媒系消臭剤の何れかである、請求項1又は2に記載の消臭方法。
  4. 前記消臭剤が液剤であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の消臭方法。
  5. 前記消臭剤がプロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼを含む、請求項1〜4の何れか一項に記載の消臭方法。
  6. オゾン燻蒸作業は、前記消臭剤を適用した後及び/又は前記消臭剤を適用する前に、界面活性剤を散布することを含む、請求項1〜5の何れか一項に記載の消臭方法。
  7. 前記煤臭除去工程は、活性炭及びメチルセルロースを含む塗料を、煤の残存する内壁に塗布する塗布作業を含むことを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の消臭方法。



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