JP2020095524A - カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】カバー装着による静電容量センサの感度の低下を抑える。【解決手段】カバー(10)は、電子機器(100)にカバー(10)が装着された状態において、電子機器(100)に設けられた静電容量センサ(102)と対向する位置に導電体(14)が配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、入力デバイスとしてセンサを備えた電子機器のカバーに関する。
従来、電子機器のカバーにおいて、蓋の開閉操作を行わずに電子機器の操作ができる技術が知られている。特許文献1には、導電性パーツが手帳型携帯ケースの蓋の表面から裏面を貫通するように設けられており、蓋を閉じた状態で導電性パーツと電子機器のパネル画面とが接触する手帳型携帯ケースについて開示されている。特許文献1に記載されている発明は、蓋を閉じた状態で導電性パーツを指でタッチすることにより、蓋を開けなくとも電子機器への入力操作が可能となる。
しかしながら、上述のような従来技術は、蓋を閉じている状態においてパネル画面に表示されているアイコンの操作は可能となるが、カバーに覆われることにより電子機器に搭載される各種センサのセンサ感度が低下することに対して考慮がされていない。そのため、蓋を閉じたままでは各種センサが利用できず、蓋の開閉操作を行わずに利用できる電子機器の機能が限定されるという問題がある。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバー装着による静電容量センサの感度の低下を抑えることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るカバーは、電子機器に装着されるカバーであって、前記電子機器に前記カバーが装着された状態において、前記電子機器に設けられた静電容量センサと対向する位置に導電体が配置されていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、カバー装着による静電容量センサの感度の低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について、図1から図4に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態1に係るカバー10を装着した電子機器100の模式図である。図1の(a)はカバー10が開いた状態を示す。図1の(b)はカバー10が閉じた状態を示す。図1の(c)はカバー10を装着している電子機器100をユーザが使用している状態を示す。図2は図1の(b)に示すカバー10を装着した電子機器100のA−A矢視断面図である。
本発明の実施形態1について、図1から図4に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態1に係るカバー10を装着した電子機器100の模式図である。図1の(a)はカバー10が開いた状態を示す。図1の(b)はカバー10が閉じた状態を示す。図1の(c)はカバー10を装着している電子機器100をユーザが使用している状態を示す。図2は図1の(b)に示すカバー10を装着した電子機器100のA−A矢視断面図である。
電子機器100は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末等の携帯情報端末であってもよい。電子機器100は、図1の(a)に示すように、表示部101、および静電容量センサ102を備えている。表示部101はタッチパネルに重畳されており、各種情報を表示する。
静電容量センサ102は、静電容量式人感センサであり、静電容量の変化を検知することで近接を検知する近接センサとして用いられる。静電容量センサ102は、電子機器100において、表示部101が配置されている面と同じ面、かつ表示部101の近くに配置されている。
(カバー10)
カバー10は、電子機器100に装着されるカバーである。図1の(a)、図1の(b)および図1の(c)に示すように、カバー10は、蓋部11、支持部12、側部13および導電体14を備えている。カバー10は手帳型のカバーである。蓋部11は電子機器100の片面を覆う。言い換えると、蓋部11は電子機器100の表示部101が配置されているタッチパネルの操作面を覆う。支持部12は、電子機器100の非操作面(操作面とは反対側の面)を固定する。蓋部11と支持部12とは、側部13を経由して連続して形成されており、側部13においてカバー10を折りたたむことにより、電子機器100の表示部101、すなわちタッチパネルの操作面が露出、または遮蔽される。
カバー10は、電子機器100に装着されるカバーである。図1の(a)、図1の(b)および図1の(c)に示すように、カバー10は、蓋部11、支持部12、側部13および導電体14を備えている。カバー10は手帳型のカバーである。蓋部11は電子機器100の片面を覆う。言い換えると、蓋部11は電子機器100の表示部101が配置されているタッチパネルの操作面を覆う。支持部12は、電子機器100の非操作面(操作面とは反対側の面)を固定する。蓋部11と支持部12とは、側部13を経由して連続して形成されており、側部13においてカバー10を折りたたむことにより、電子機器100の表示部101、すなわちタッチパネルの操作面が露出、または遮蔽される。
(導電体14)
導電体14は、電子機器100にカバー10が装着された状態において、電子機器100に設けられた静電容量センサ102と対向する位置に配置されている。本実施形態では、導電体14は蓋部11に設けられている。言い換えると、電子機器100にカバー10を装着して蓋部11を閉めた場合に、静電容量センサ102に重なるように導電体14がカバー10に配置されている。
導電体14は、電子機器100にカバー10が装着された状態において、電子機器100に設けられた静電容量センサ102と対向する位置に配置されている。本実施形態では、導電体14は蓋部11に設けられている。言い換えると、電子機器100にカバー10を装着して蓋部11を閉めた場合に、静電容量センサ102に重なるように導電体14がカバー10に配置されている。
導電体14は、図2に示すように、蓋部11に埋め込まれている。言い換えると、導電体14はカバー10内部に収まっている。なお、上記に限らず、導電体14は蓋部11の表面から裏面までを貫通していてもよく、導電体14は蓋部11の表面または裏面のどちらかのみを貫通して導電体14の片面が露出されていてもよい。導電体14は着脱可能に蓋部11に設置されていてもよい。また、導電体14から静電容量センサ102に向かって見た上面視において、導電体14の大きさが静電容量センサ102の大きさよりも大きくてもよい。これにより、近接の検知範囲を広げることができる。導電体14の配置および大きさは、静電容量センサ102に近接をどの範囲でどの程度検知させたいかにより任意に設定できる。
電子機器100に備えられる近接センサは、一般にIRセンサ(赤外線センサ)が使用されている。電子機器100に従来のカバーを装着してIRセンサで近接検知を行う場合、(1)従来のカバーの蓋を閉じた状態で従来のカバーのIRセンサに対向する位置にIRセンサが露出するような穴をあける、または(2)従来のカバーの蓋を開けてIRセンサを露出させる、ことで近接を検知できるようにする必要がある。
近接センサとして静電容量センサ102を使用すれば、静電容量センサ102が従来のカバーで覆われていても近接の検知が可能となる。しかしながら、電子機器100に備えられる静電容量センサ102は通常、静電容量センサ102と近接物の間に遮るものがない状態を想定して感度が設計される。そのため、装着すると静電容量センサ102を覆ってしまうような従来のカバーを装着した状態では、従来のカバーの影響で静電容量センサ102は近接を検知し難くなる。具体的には、静電容量センサ102を覆う従来のカバーの厚み分、静電容量センサ102の感度が落ちてしまう。そこで、本実施形態ではカバー10装着時に静電容量センサ102に対向する位置に導電体14を配置することで、静電容量センサ102の感度の低下を抑える。
(感度低下を抑えることができる仕組み)
カバー10が静電容量センサ102の感度低下を抑えることができる仕組みについて、図3に基づき説明する。図3の(a)および図3の(b)はカバー10の効果を説明する図である。図3の(a)は近接物(ユーザの顔)と電子機器100の間に導電体14がない場合を示し、図3の(b)は近接物と電子機器100の間に導電体14がある場合を示す。
カバー10が静電容量センサ102の感度低下を抑えることができる仕組みについて、図3に基づき説明する。図3の(a)および図3の(b)はカバー10の効果を説明する図である。図3の(a)は近接物(ユーザの顔)と電子機器100の間に導電体14がない場合を示し、図3の(b)は近接物と電子機器100の間に導電体14がある場合を示す。
図3の(a)に示すように、近接物と静電容量センサ102の間に導電体14がない場合、静電容量センサ102は、静電容量C=εS/dの変化を検知する。ここで、εは誘電率、Sは静電容量センサ102の極板の面積、dは静電容量センサ102とユーザの顔との距離を示す。
それに対して、図3の(b)に示すように、近接物と静電容量センサ102の間に導電体14がある場合、静電容量センサ102は、静電容量C=εS/(d−h)の変化を検知する。ここで、hは導電体14の厚さを示す。つまり、近接物と静電容量センサ102との間に導電体14を配置することで、近接物と静電容量センサ102との距離をhだけ近づけるのと同じ効果を奏することができる。これにより、静電容量センサ102の感度の低下を抑えることができる。
(誤操作防止処理)
静電容量センサ102で実現する誤操作防止処理について図4に基づき説明する。図4は電子機器100の着信時の誤操作防止処理の一例を示す図である。電子機器100がスマートフォンである場合、図1の(a)に示すように、静電容量センサ102は近接センサとして表示部101の近くに設置される。通話中における顔の近接を検知するためである。通話中において顔の近接の検知したときにタッチパネル操作を無効にすることで、近接物(顔)が表示部101に触れることに起因する誤操作を防ぐ。
静電容量センサ102で実現する誤操作防止処理について図4に基づき説明する。図4は電子機器100の着信時の誤操作防止処理の一例を示す図である。電子機器100がスマートフォンである場合、図1の(a)に示すように、静電容量センサ102は近接センサとして表示部101の近くに設置される。通話中における顔の近接を検知するためである。通話中において顔の近接の検知したときにタッチパネル操作を無効にすることで、近接物(顔)が表示部101に触れることに起因する誤操作を防ぐ。
図4に示すように、スマートフォンに着信があると(S20)、ユーザは通話開始操作を行い(S10)、スマートフォンを耳に近づける(S11)。スマートフォンはユーザのS10の操作により通話機能を起動させ(S21)、静電容量センサ102はユーザのS11の動作により顔が近接したことを検知する(S22)。
S22により静電容量センサ102が顔の近接を検知すると、スマートフォンは表示部101の画面表示をOFFし、タッチパネルの操作を無効にする(S23)。ユーザは通話が終わると、スマートフォンを耳から遠ざける(S12)。ユーザのS12の動作により、静電容量センサ102は顔の近接がなくなったことを検知し(S24)、スマートフォンは表示部101の画面表示をONし、タッチパネルの操作を有効にする(S25)。その後、ユーザは通話終了操作を行い(S13)、スマートフォンは通話機能を終了させる(S26)。カバー10を用いることにより、図4の処理のS22とS24の検知感度を補うことができる。
以上により、カバー10を用いることにより、静電容量センサ102に対向する位置に穴を開けて静電容量センサ102を露出させなくても、また、蓋部11を開けなくても、以下の効果を奏する。すなわち、カバー10に覆われることによる静電容量センサ102の感度低下を抑え、電子機器100をカバー10に装着したまま、支障なく近接を検知することができる。その結果、カバー10を装着したまま、例えば、通話時のタッチパネルの誤操作防止など、静電容量センサ102を利用した電子機器100の機能を実現することができるので、カバー10を装着したまま快適な通話を可能にすることができる。なお、静電容量センサ102を近接以外の目的、例えば、持ち上げ検知等に使用する場合であっても、カバー10を用いることで同じ効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について図5および図6に基づいて説明する。図5は本発明の実施形態2に係るカバー10Aを装着した電子機器100の模式図である。図5の(a)はカバー10Aが開いた状態を示す。図5の(b)はカバー10Aが閉じた状態を示す。図5の(c)はカバー10Aを装着している電子機器100をユーザが把持している状態を示す。図6は図5の(b)に示すカバー10Aを装着した電子機器100のB−B矢視断面図である。図5に示すカバー10Aは、図1に示すカバー10と比べて、導電体14に代えて、導電体14Aが設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
本発明の実施形態2について図5および図6に基づいて説明する。図5は本発明の実施形態2に係るカバー10Aを装着した電子機器100の模式図である。図5の(a)はカバー10Aが開いた状態を示す。図5の(b)はカバー10Aが閉じた状態を示す。図5の(c)はカバー10Aを装着している電子機器100をユーザが把持している状態を示す。図6は図5の(b)に示すカバー10Aを装着した電子機器100のB−B矢視断面図である。図5に示すカバー10Aは、図1に示すカバー10と比べて、導電体14に代えて、導電体14Aが設けられている点が異なり、その他の構成は同様である。
電子機器100は、静電容量センサ103を備えている。静電容量センサ103は、静電容量式人感センサであり、静電容量の変化を検知することで静電容量センサ103へのタッチ(接触)を検知するタッチセンサとして用いられる。静電容量センサ103は電子機器100の側面に設けられている。
導電体14Aは、図5の(a)、図5の(b)および図5の(c)に示すように、カバー10Aの側部13に設けられており、電子機器100の側面に設けられた静電容量センサ103に対向する位置に配置されている。
導電体14Aは、カバー10Aを貫通するように配置されることが望ましい。導電体14Aは、所望の感度を実現できるのであれば、図6に示すように、カバー10Aに埋め込まれていてもよい。なお、上記に限らず、導電体14Aは、カバー10Aの側部13の表面または裏面のどちらかのみを貫通して導電体14Aの片面が露出されていてもよい。また、導電体14Aから静電容量センサ103に向かって見た上面視において、導電体14Aの大きさが静電容量センサ103の大きさよりも大きくてもよい。これにより、静電容量センサ103への接触の検知範囲を広げることができる。
電子機器100がスマートフォンの場合、タッチセンサとしての静電容量センサ103の用途としては、例えば、握り検知により電源ONを行う、または、戻る・ホーム・メニューなど使用頻度の高い機能のショートカットキーとして用いる、などが考えられる。
カバー10Aの装着により、静電容量センサ103がカバーに覆われてしまうと、タッチ検知機能が使用できなくなる、または、タッチの検知率が落ちてしまう可能性がある。カバー10Aの静電容量センサ103に対向する位置に静電容量センサ103が露出するような穴を開ければ、タッチ検知の感度を損なわずにカバー10Aを装着できるが、カバー10Aの保護機能性が落ちたり、外観が損なわれたりする。
カバー10Aは、導電体14Aを備えることにより、タッチ検知の感度低下を抑制することができる。その結果、カバー10Aの静電容量センサ103に対向する位置に穴を開けなくても、カバー10を装着したまま電子機器100のタッチ機能を快適に実現することができる。
なお、電子機器100にカバー10Aが装着された状態において、カバー10Aの静電容量センサ103と対向する位置に導電体14Aが配置されていれば、静電容量センサ103は、用途により電子機器100のどこに配置されていてもよい。例えば、静電容量センサ103は、電子機器100の側面、操作面、および非操作面のいずれに配置されていてもよい。また、静電容量センサ103は複数配置されていてもよい。
〔変形例〕
本発明の実施形態2の変形例について図7に基づいて説明する。図7の(a)は本発明の実施形態2の変形例に係るカバー10Bの模式図である。図7の(b)はカバー10Bを装着している電子機器100をユーザが把持している状態を示す。図7に示すカバー10Bは、図5に示すカバー10Aと比べて、蓋部11を備えていない点、および側部13に代えて側部13Bを備えている点が異なり、その他の構成は同様である。
本発明の実施形態2の変形例について図7に基づいて説明する。図7の(a)は本発明の実施形態2の変形例に係るカバー10Bの模式図である。図7の(b)はカバー10Bを装着している電子機器100をユーザが把持している状態を示す。図7に示すカバー10Bは、図5に示すカバー10Aと比べて、蓋部11を備えていない点、および側部13に代えて側部13Bを備えている点が異なり、その他の構成は同様である。
カバー10Bは、図7の(a)、および図7の(b)に示すように、支持部12、側部13Bおよび導電体14Bを備えている。なお、導電体14Bは導電体14Aと同じである。側部13Bは支持部12に対して垂直方向に立設され、支持部12の周囲を取り囲むように配置されている。カバー10Bは、支持部12および側部13Bにより、電子機器100の非操作面および側面を固定する。カバー10Bを装着した場合、電子機器100の操作面は常に露出する。この場合であっても、電子機器100にカバー10Bが装着された状態において、電子機器100に設けられた静電容量センサ103と対向する位置に導電体14Bが配置されていれば、実施形態2と同様の効果を奏する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るカバー(10・10A・10B)は、電子機器(100)に装着されるカバーであって、前記電子機器に前記カバーが装着された状態において、前記電子機器に設けられた静電容量センサ(102・103)と対向する位置に導電体(14・14A・14B)が配置されている。
本発明の態様1に係るカバー(10・10A・10B)は、電子機器(100)に装着されるカバーであって、前記電子機器に前記カバーが装着された状態において、前記電子機器に設けられた静電容量センサ(102・103)と対向する位置に導電体(14・14A・14B)が配置されている。
上記構成によれば、カバーが装着された場合において、導電体が電子機器に設けられた静電容量センサに対向する位置に配置される。これにより、静電容量センサと検知対象とが、導電体の厚さ分距離が近づいたことと同じ効果が得られる。その結果、カバー装着による静電容量センサの感度の低下を抑えることができる。
本発明の態様2に係るカバー(10)は、上記態様1において、電子機器(100)の片面を覆う蓋部(11)を備え、前記導電体(14)は前記蓋部に設けられていてもよい。上記構成によれば、導電体は電子機器の片面を覆う蓋部に設けられている。これにより、手帳型のカバーにおいて、蓋部を閉じた場合による静電容量センサの感度の低下を抑えることができる。その結果、手帳型のカバーにおいて蓋部を閉じたまま静電容量センサを利用した電子機器の機能を快適に実現することができる。
本発明の態様3に係るカバー(10A・10B)は、上記態様1または2において、前記導電体(14A・14B)は、前記電子機器(100)の側面に設けられた前記静電容量センサ(103)に対向する位置に配置されていてもよい。上記構成によれば、導電体は電子機器の側面に設けられた静電容量センサに対向する位置に設けられている。これにより、例えば、把持を検知するための静電容量センサのカバー装着による感度の低下を抑えることができる。
本発明の態様4に係るカバー(10・10A・10B)は、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記導電体(14・14A・14B)は、前記カバーに埋め込まれていてもよい。上記構成によれば、導電体がカバーに埋め込まれている。これにより、カバーの保護機能性を落とさず、かつ外観を損なうことなく静電容量センサの低下を抑えることができる。
本発明の態様5に係るカバー(10・10A・10B)は、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記導電体(14・14A・14B)から前記静電容量センサ(102・103)に向かって見た上面視において、前記導電体の大きさは、前記静電容量センサの大きさよりも大きくてもよい。上記構成によれば、導電体の大きさが静電容量センサの大きさよりも大きいので、導電体により静電容量センサの検知範囲を広げることができる。
本発明の態様6に係るカバー(10)は、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記静電容量センサ(102)は、近接を検知する近接センサであってもよい。上記構成によれば、カバー装着による近接センサの感度の低下を抑えることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
10・10A・10B カバー、11 蓋部、14・14A・14B 導電体、100 電子機器、102・103 静電容量センサ
Claims (6)
- 電子機器に装着されるカバーであって、
前記電子機器に前記カバーが装着された状態において、前記電子機器に設けられた静電容量センサと対向する位置に導電体が配置されていることを特徴とするカバー。 - 前記カバーは、前記電子機器の片面を覆う蓋部を備え、
前記導電体は前記蓋部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカバー。 - 前記導電体は、前記電子機器の側面に設けられた前記静電容量センサに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカバー。
- 前記導電体は、前記カバーに埋め込まれていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカバー。
- 前記導電体から前記静電容量センサに向かって見た上面視において、前記導電体の大きさは、前記静電容量センサの大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカバー。
- 前記静電容量センサは、近接を検知する近接センサであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカバー。
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