JP2020093752A - 鉄道車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】妻構体と台枠との組付け及び溶接作業が簡単にできると共に、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重を、端梁の後方に設けられた衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両を提供する。【解決手段】車両幅方向中央部に貫通扉用開口部11を挟んで一対の貫通路柱12が垂直状に立設された妻構体1と、貫通路柱の下端部121と溶接接合された端梁21を有する台枠2と、端梁の後方で台枠に連結された衝撃吸収部材3と、を備えた鉄道車両10である。妻構体には、下部41が端梁の後端部212と衝撃吸収部材の前端部321との隙間に挿入され、上部42が端梁より上方で貫通路柱の後端部122と溶接接合された補強柱4を備えた。【選択図】 図3

Description

本発明は、鉄道車両に関し、詳しくは、例えば踏切等において大型トラック等と衝突した場合において、その衝突荷重を衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両に関する。
例えば踏切等において、大型トラック等と鉄道車両との衝突事故が発生する可能性がある。上記衝突事故が発生すると、一般に、大型トラック等の荷台は、鉄道車両の台枠より高い位置にあるので、台枠より高い位置に作用する衝突荷重により、台枠より上方に位置する運転室等が、大きな変形、破損等を生じる場合があった。上記衝突荷重に耐えうる手段として、妻構体を構成する妻柱及び隅柱と台枠の端梁とを強固に接合した構造にする設計思想があった。
しかし、妻構体と台枠は、通常、それぞれ別々に製作した上で、両者を組付けた後に溶接接合している。そのため、妻柱及び隅柱と台枠の端梁とを溶接するのが最後になり、妻柱及び隅柱と端梁との間に強度上十分な溶接長さを確保するのが困難であった。この問題を解決するため、妻構体に設けられる柱部材(妻柱、隅柱等)を補強するための柱補強部材を備え、柱補強部材の下部内面を台枠の端梁の外面に接合した鉄道車両が、例えば、特許文献1に開示されている。
すなわち、特許文献1に開示された鉄道車両100は、図6、図7に示すように、妻構体101において、幅方向中央部に貫通扉用開口部108を挟んで一対の妻柱(以下、「貫通路柱」とも言う)102がそれぞれ設けられ、妻構体幅方向両端部には一対の隅柱103がそれぞれ設けられている。また、端梁104の妻柱102に対応する位置には、妻柱102の約1/2の高さを有する一対の妻柱補強部材105がそれぞれ設けられ、隅柱103に対応する位置には、窓用開口枠部の下枠部に達する長さを有する一対の隅柱補強部材106がそれぞれ設けられている。
また、端梁104は、断面Z型に形成されており、車体内側に向かった上面部分には上面板が設けられるとともに、車体外側に向かって水平方向に突出する下部の突出片104aの先端部を妻構体101の三面折妻形状に対応した形状に形成している。妻柱補強部材105の下部105aは、突出片104aに設けたスリット104bを通して端梁104及び端梁下部材104cの外面に接合されている。また、隅柱補強部材106の下部106aは、下端が突出片104aの上面に接合されるとともに、下端部側面が端梁104の外面に接合されている。このように、妻柱補強部材105及び隅柱補強部材106を端梁104の外面に接合することにより、妻柱補強部材105及び隅柱補強部材106を端梁104に強固に接合することができ、妻柱補強部材105や隅柱補強部材106に加わる外力を端梁104で受けることができる。
また、妻柱102及び隅柱103の車体内部側には、各柱補強部材105、106が通過可能な開口102a、103aがそれぞれ設けられている。妻柱102及び隅柱103と各柱補強部材105、106との組み付けは、妻構体101に先組みした妻柱102及び隅柱103の開口102a、103aを通して各柱補強部材105、106を妻柱102及び隅柱103の内部に挿入することによって行われる。また、妻柱102及び隅柱103の側面に複数設けられている接合孔102b、103bの内周と各柱補強部材105、106の側面とを溶接することによって妻柱102及び隅柱103と各柱補強部材105、106とが接合される。その結果、妻柱102や隅柱103のあらゆる高さ位置に加わる外力によって妻柱102や隅柱103の各接合部に生じる剪断力や曲げモーメントに対し、妻柱102や隅柱103を台枠107に十分な結合強度で接合することができる。
特開2011−235733号公報
しかしながら、特許文献1に記載された上記鉄道車両100では、台枠107に妻構体101を組み付けるときに、妻柱102及び隅柱103の車体内側に設けた開口102a、103aを通して各柱補強部材105、106を妻柱102及び隅柱103の内部に挿入する必要があるが、妻柱補強部材105及び隅柱補強部材106は、既に端梁104の外面に接合されているので、その挿入作業は、必ずしも容易ではないという問題があった。
また、妻柱102及び隅柱103と各柱補強部材105、106との接合は、妻柱102及び隅柱103の側面に複数設けられている接合孔102b、103bの内周と各柱補強部材105、106の側面とを溶接することによって行われるので、その溶接作業にも手間が掛かるという問題があった。
さらに、妻柱102や隅柱103を台枠107に十分な結合強度で接合した場合、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、台枠107より高い位置に作用する衝突荷重が、台枠107全体に伝達され、端梁104の後方に設けられた衝撃吸収部材に伝達されにくいので、乗客乗員に対する衝撃を緩和しにくいという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、妻構体と台枠との組付け及び溶接作業が簡単にできると共に、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重を、端梁の後方に設けられた衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る鉄道車両は、以下の構成を備えている。
(1)車両幅方向中央部に貫通扉用開口部を挟んで一対の貫通路柱が垂直状に立設された妻構体と、前記貫通路柱の下端部と溶接接合された端梁を有する台枠と、前記端梁の後方で前記台枠に連結された衝撃吸収部材と、を備えた鉄道車両であって、
前記妻構体には、下部が前記端梁の後端部と前記衝撃吸収部材の前端部との隙間に挿入され、上部が前記端梁より上方で前記貫通路柱の後端部と溶接接合された補強柱を備えたことを特徴とする。
本発明においては、妻構体には、下部が端梁の後端部と衝撃吸収部材の前端部との隙間に挿入され、上部が端梁より上方で貫通路柱の後端部と溶接接合された補強柱を備えたので、補強柱は、妻構体の製作工程において、その上部を貫通路柱の後端部と簡単に溶接接合でき、また、妻構体と台枠との組付け工程において、その下部を端梁の後端部と衝撃吸収部材の前端部との隙間に簡単に挿入することができる。
また、貫通路柱の下端部と端梁との溶接接合は、妻構体と台枠との組付け後に行うので、貫通路柱と端梁との間に妻構体と台枠とを衝突荷重に対して強固に接合するに足る強度上十分な溶接長さを確保できない。そのため、台枠より高い位置で貫通路柱に衝突荷重が作用すると、貫通路柱の下端部と端梁との溶接接合は簡単に分離し、当該衝撃荷重は、補強柱を介して衝撃吸収部材に効果的に伝達される。その結果、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる。
よって、本発明によれば、妻構体と台枠との組付け及び溶接作業が簡単にできると共に、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重を、端梁の後方に設けられた衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両を提供することができる。
(2)(1)に記載された鉄道車両において、
前記台枠には、前記端梁の車両幅方向端部に接合され車両前後方向に延設された側梁と、前記端梁の車両幅方向中央部に接合され車両前後方向に延設された中梁と、前記端梁の後方で前記側梁と前記中梁とに接合され車両幅方向に延設された第2端梁と、前記第2端梁の後方で前記側梁と接合され車両幅方向に延設された枕梁とを備え、
前記衝撃吸収部材の後端部は、前記第2端梁に連結されていること、
前記第2端梁と前記枕梁との間には、前記衝撃吸収部材の略軸線上に軸力部材が連結されていることを特徴とする。
本発明においては、台枠には、端梁の車両幅方向端部に接合され車両前後方向に延設された側梁と、端梁の車両幅方向中央部に接合され車両前後方向に延設された中梁と、端梁の後方で側梁と中梁とに接合され車両幅方向に延設された第2端梁と、第2端梁の後方で側梁と接合され車両幅方向に延設された枕梁とを備え、衝撃吸収部材の後端部は、第2端梁に連結され、第2端梁と枕梁との間には、衝撃吸収部材の略軸線上に軸力部材が連結されているので、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重が、補強柱を介して衝撃吸収部材に伝達されたとき、衝撃吸収部材は、その後端部が後方へ逃げないように、第2端梁と軸力部材を介して枕梁に固定できる。そのため、衝撃吸収部材が軸方向に確実に短縮して、衝撃吸収部材に伝達された衝撃荷重の衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。その結果、乗客乗員に対する衝撃を、より一層緩和することができる。
(3)(1)又は(2)に記載された鉄道車両において、
前記妻構体の上部には、屋根構体との接合部に沿って車両幅方向に延設された上部補強梁を備え、
前記貫通路柱の上端部は、前記上部補強梁に接合されていること、
前記妻構体の前記台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したとき、前記貫通路柱は、前記上部補強梁に接合された上端部を回転中心として、その下端部が前記端梁から離間して車両後方向に回動することを特徴とする。
本発明においては、妻構体の上部には、屋根構体との接合部に沿って車両幅方向に延設された上部補強梁を備え、貫通路柱の上端部は、上部補強梁に接合され、妻構体の台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したとき、貫通路柱は、上部補強梁に接合された上端部を回転中心として、その下端部が端梁から離間して車両後方向に回動するので、貫通路柱の後端部と溶接接合された補強柱は、その下部が端梁の後端部と衝撃吸収部材の前端部との隙間に挿入された状態を維持しつつ、貫通路柱と共に車両後方向に回動することができる。そのため、補強柱の下部が端梁の後端部と衝撃吸収部材の前端部との隙間に挿入された状態を維持するためのガイド機構等を不要として、本鉄道車両の構造を簡素化できる。その結果、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重を、端梁の後方に設けられた衝撃吸収部材に簡単かつ確実に伝達して、乗客乗員に対する衝撃をより一層効果的に緩和できる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載された鉄道車両において、
前記衝撃吸収部材には、前端部と後端部との間に軸方向の長さが異なる複数の角パイプを備え、
前記角パイプは、パイプ側壁が水平状に、かつ軸方向が車両前後方向に向いて配置されていること、
前記補強柱の下部は、最下端の前記パイプ側壁より下方まで延設されていることを特徴とする。
本発明においては、衝撃吸収部材には、前端部と後端部との間に軸方向の長さが異なる複数の角パイプを備え、角パイプは、パイプ側壁が水平状に、かつ軸方向が車両前後方向に向いて配置され、また、補強柱の下部は、最下端のパイプ側壁より下方まで延設されているので、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、補強柱の下部が、衝撃吸収部材の軸方向の長さが異なる複数の角パイプの全てを、長さの長い順に軸方向に押し潰すことができる。そのため、衝撃吸収部材は、衝撃荷重の衝撃エネルギーを時間的に分散しながら吸収することができる。その結果、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、衝撃吸収部材が、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重の急激な増加を抑制しつつ衝撃エネルギーを滑らかに吸収して、乗客乗員に対する衝撃をより一層効果的に緩和できる。
本発明によれば、妻構体と台枠との組付け及び溶接作業が簡単にできると共に、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体の台枠より高い位置に作用する衝突荷重を、端梁の後方に設けられた衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両を提供することができる。
本発明の実施形態に係る鉄道車両における構体(主に骨格構造を表示)の概略正面図である。 図1に示す鉄道車両における台枠の概略平面図である。 図1に示すA−A断面図である。 図2に示す衝撃吸収部材の斜視図である。 図1に示す鉄道車両において、妻構体の台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したときのA−A断面図である。 特許文献1に開示された鉄道車両における車体の概略正面図である。 図6に示すB−B断面図である。
次に、本実施形態に係る鉄道車両について、図面を参照しながら詳細に説明する。具体的には、本実施形態に係る鉄道車両の構成を詳細に説明した上で、妻構体の台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したときの衝撃吸収方法を簡単に説明する。
<本鉄道車両の構成>
まず、本鉄道車両の構成について、図1〜図4を用いて説明する。図1に、本発明の実施形態に係る鉄道車両における構体(主に骨格構造を表示)の概略正面図を示す。図2に、図1に示す鉄道車両における台枠の概略平面図を示す。図3に、図1に示すA−A断面図を示す。図4に、図2に示す衝撃吸収部材の斜視図を示す。なお、図1、図2、図3、図5において、矢印Xは車両前後方向を示し、矢印Yは車両幅方向を示し、矢印Zは車両上下方向を示す。
図1〜図3に示すように、本鉄道車両10は、車両幅方向中央部に貫通扉用開口部11を挟んで一対の貫通路柱12が垂直状に立設された妻構体1と、貫通路柱12の下端部121と溶接接合された端梁21を有する台枠2と、端梁21の後方で台枠2に連結された衝撃吸収部材3と、を備えた鉄道車両である。なお、本鉄道車両10は、台枠2の上に、車両前側と車両後側に妻構体1が配置され、車両幅方向両側に側構体6が配置され、車両上側に屋根構体5が配置されて、全体として箱型車両を構成している。また、台枠2には、下方へ延びる排障器28、29が接合されている。また、端梁21には、図示しない連結器が接合されている。
また、妻構体1には、下部41が端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に挿入され、上部42が端梁21より上方で貫通路柱12の後端部122と溶接接合された補強柱4を備えている。貫通路柱12と補強柱4は、略同一の角筒状の断面に形成されている。補強柱4は、貫通路柱12の1/2〜1/3程度の長さに形成されている。また、補強柱4は、妻構体1の製作工程において、貫通路柱12の後端部122と溶接接合される。貫通路柱12の下端部121は、妻構体1と台枠2とを組み付けた後に、端梁21の上端部211と溶接接合される。
また、妻構体1の上部には、屋根構体5との接合部に沿って車両幅方向に延設された上部補強梁13を備え、貫通路柱12の上端部123は、上部補強梁13に接合されている。また、妻構体1の台枠2より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したとき、貫通路柱12は、上部補強梁13に接合された上端部123を回転中心として、その下端部121が端梁21から離間して車両後方向に回動するように形成されている。
また、妻構体1には、車両幅方向の両端部に一対の隅柱15が垂直状に立設されている。また、妻構体1には、前面壁を構成する妻外板14が貫通路柱12及び隅柱15の前端部と接合され、妻外板14は、端梁21の前端部にも接合されている。妻外板14を端梁21の前端部に接合するのは、妻構体1と台枠2とを組み付けた後に行う。
また、台枠2には、端梁21の車両幅方向の両端部に接合され車両前後方向に延設された側梁22と、端梁21の車両幅方向中央部に接合され車両前後方向に延設された中梁23と、端梁21の後方で側梁22と中梁23とに接合され車両幅方向に延設された第2端梁24と、第2端梁24の後方で側梁22と接合され車両幅方向に延設された枕梁25とを備えている。また、台枠2には、端梁21、側梁22、第2端梁24、及び枕梁25の各上端に接合された上板27を備えている。上板27には、補強柱4の下部41を挿入する挿入孔271が形成されている。
また、衝撃吸収部材3の後端部311は、第2端梁24に連結され、第2端梁24と枕梁25との間には、衝撃吸収部材3の略軸線上に軸力部材26が連結されている。なお、枕梁25には、車輪を懸架する台車(図示しない)が連結されている。
また、図3、図4に示すように、衝撃吸収部材3には、前端部321と後端部311との間に、軸方向の長さが異なる複数の角パイプ31(31a、31b)を備え、角パイプ31(31a、31b)は、パイプ側壁が水平状に、かつ軸方向が車両前後方向に向いて配置されている。また、補強柱4の下部41は、最下端のパイプ側壁より下方まで延設されている。また、各角パイプ31(31a、31b)の前端には、衝撃荷重を受けたときの座屈のきっかけとなる切欠き部311a、311bが形成されている。
ここでは、補強柱4の下部41が各角パイプ31を押し潰すとき、軸方向に座屈しやすいように、軸方向の長さが長い2つの角パイプ31bと軸方向の長さが短い2つの角パイプ31aとが、それぞれ隣り合わせに配置されている。また、補強柱4の下部41と衝撃吸収部材3の前端部321とは、接合されず、補強柱4の下部41と衝撃吸収部材3の前端部321との間には、所定の隙間(例えば、5〜10mm程度)が形成されている。
<本鉄道車両の衝撃吸収方法>
次に、本鉄道車両10において、妻構体1の台枠2より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したときの衝撃吸収方法を、図4、図5を用いて簡単に説明する。図4に、図2に示す衝撃吸収部材の斜視図を示す。図5に、図1に示す鉄道車両において、妻構体の台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したときのA−A断面図を示す。
図4、図5に示すように、妻構体1の台枠2より高い位置に衝撃荷重(F)が後方へ向けて作用したとき、貫通路柱12は、上部補強梁13に接合された上端部123を回転中心として、その下端部121が端梁21から離間して車両後方向に回動する。衝撃荷重(F)としては、例えば、衝突時の車両速度が40〜60km/hとしたとき、1つの貫通路柱12に100(トン)程度の荷重が作用する。このとき、貫通路柱12の下端部121と端梁21の上端部211との溶接接合は、切断される。そして、貫通路柱12の後端部122と溶接接合された補強柱4は、その下部41が端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に挿入された状態を維持しつつ、貫通路柱12と共に車両後方向に回動する。
また、補強柱4が貫通路柱12と共に車両後方向に回動することによって、補強柱4の下部41は、衝撃吸収部材3の前端部321を軸方向に押圧する。また、上記衝突荷重(F)が、補強柱4を介して衝撃吸収部材3に伝達されたとき、衝撃吸収部材3は、その後端部311が後方へ逃げないように、第2端梁24と軸力部材26を介して枕梁25に固定されている。そのため、衝撃吸収部材3が軸方向に確実に座屈して短縮する。衝撃吸収部材3の座屈量は、例えば、300〜400mm程度である。
ここで、衝撃吸収部材3には、前端部321と後端部311の間に、軸方向の長さが異なる複数の角パイプ31(31a、31b)を備え、各角パイプ31(31a、31b)の前端には、衝撃荷重を受けたときの座屈のきっかけとなる切欠き部311a、311bが形成されている。そのため、上記衝撃荷重(F)を受けた補強柱4の下部41が、衝撃吸収部材3の軸方向の長さが異なる複数の角パイプ31(31a、31b)の全てを、長さの長い順に軸方向に押し潰すことができる。
その結果、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、端梁21の後方に設けられた衝撃吸収部材3が、妻構体1の台枠2より高い位置に作用する衝突荷重(F)の急激な増加を抑制しつつ、衝撃エネルギーを滑らかに吸収して、乗客乗員に対する衝撃を効果的に緩和できる。
なお、貫通路柱12の下端部121と端梁21の上端部211との溶接接合は、通常の車両走行時における上下荷重、連結器の胴受け荷重、構体のねじり荷重、排障器28、29の自重による荷重、排障器28、29の雪かき荷重等によって、破断しない程度の溶接長が確保されている。
<作用効果>
以上、詳細に説明した本実施形態に係る鉄道車両10によれば、妻構体1には、下部41が端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に挿入され、上部42が端梁21より上方で貫通路柱12の後端部122と溶接接合された補強柱4を備えたので、補強柱4は、妻構体1の製作工程において、その上部42を貫通路柱12の後端部122と簡単に溶接接合でき、また、妻構体1と台枠2との組付け工程において、その下部41を端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に簡単に挿入することができる。
また、貫通路柱12の下端部121と端梁21との溶接接合は、妻構体1と台枠2との組付け後に行うので、貫通路柱12と端梁21との間に妻構体1と台枠2とを衝突荷重(F)に対して強固に接合するに足る強度上十分な溶接長さを確保できない。そのため、台枠2より高い位置で貫通路柱12に衝突荷重(F)が作用すると、貫通路柱12の下端部121と端梁21との溶接接合は簡単に分離し、当該衝撃荷重(F)は、補強柱4を介して衝撃吸収部材3に効果的に伝達される。その結果、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる。
よって、本実施形態によれば、妻構体1と台枠2との組付け及び溶接作業が簡単にできると共に、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体1の台枠2より高い位置に作用する衝突荷重(F)を、端梁21の後方に設けられた衝撃吸収部材3に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、台枠2には、端梁21の車両幅方向端部に接合され車両前後方向に延設された側梁22と、端梁21の車両幅方向中央部に接合され車両前後方向に延設された中梁23と、端梁21の後方で側梁22と中梁23とに接合され車両幅方向に延設された第2端梁24と、第2端梁24の後方で側梁22と接合され車両幅方向に延設された枕梁25とを備え、衝撃吸収部材3の後端部311は、第2端梁24に連結され、第2端梁24と枕梁25との間には、衝撃吸収部材3の略軸線上に軸力部材26が連結されているので、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体1の台枠2より高い位置に作用する衝突荷重(F)が、補強柱4を介して衝撃吸収部材3に伝達されたとき、衝撃吸収部材3は、その後端部311が後方へ逃げないように、第2端梁24と軸力部材26を介して枕梁25に固定できる。そのため、衝撃吸収部材3が軸方向に確実に座屈(短縮)して、衝撃吸収部材3に伝達された衝撃荷重(F)の衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。その結果、乗客乗員に対する衝撃を、より一層緩和することができる。
また、本実施形態によれば、妻構体1の上部には、屋根構体5との接合部に沿って車両幅方向に延設された上部補強梁13を備え、貫通路柱12の上端部123は、上部補強梁13に接合され、妻構体1の台枠2より高い位置に衝撃荷重(F)が後方へ向けて作用したとき、貫通路柱12は、上部補強梁13に接合された上端部123を回転中心として、その下端部121が端梁21から離間して車両後方向に回動するので、貫通路柱12の後端部122と溶接接合された補強柱4は、その下部41が端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に挿入された状態を維持しつつ、貫通路柱12と共に車両後方向に回動することができる。そのため、補強柱4の下部41が端梁21の後端部212と衝撃吸収部材3の前端部321との隙間に挿入された状態を維持するためのガイド機構等を不要として、本鉄道車両10の構造を簡素化できる。その結果、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、妻構体1の台枠2より高い位置に作用する衝突荷重(F)を、端梁21の後方に設けられた衝撃吸収部材3に簡単かつ確実に伝達して、乗客乗員に対する衝撃をより一層効果的に緩和できる。
また、本実施形態によれば、衝撃吸収部材3には、前端部321と後端部311との間に軸方向の長さが異なる複数の角パイプ31(31a、31b)を備え、各角パイプ31(31a、31b)は、パイプ側壁が水平状に、かつ軸方向が車両前後方向に向いて配置され、また、補強柱4の下部41は、最下端のパイプ側壁より下方まで延設されているので、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、補強柱4の下部41が、衝撃吸収部材3の軸方向の長さが異なる複数の角パイプ31(31a、31b)の全てを、長さの長い順に軸方向に押し潰すことができる。そのため、衝撃吸収部材3は、衝撃荷重(F)の衝撃エネルギーを時間的に分散しながら吸収することができる。その結果、踏切等での大型トラック等との衝突事故の場合において、衝撃吸収部材3が、妻構体1の台枠2より高い位置に作用する衝突荷重(F)の急激な増加を抑制しつつ、衝撃エネルギーを滑らかに吸収して、乗客乗員に対する衝撃をより一層効果的に緩和できる。
<変形例>
以上、本実施形態に係る鉄道車両10を詳細に説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、本実施形態では、補強柱4の下部41と衝撃吸収部材3の前端部321とは、接合されず、補強柱4の下部41と衝撃吸収部材3の前端部321との間には、所定の隙間(例えば、5〜10mm程度)が形成されている。しかし、必ずしも、これに限る必要はなく、補強柱4の下部41と衝撃吸収部材3の前端部321とを直接又は連結部材を介して連結しても良い。
本発明は、例えば、踏切等において大型トラック等と衝突した場合において、その衝突荷重を衝撃吸収部材に効果的に伝達して、乗客乗員に対する衝撃を緩和できる鉄道車両として利用できる。
1 妻構体
2 台枠
3 衝撃吸収部材
4 補強柱
5 屋根構体
6 側構体
10 鉄道車両
11 貫通扉用開口部
12 貫通路柱
13 上部補強梁
21 端梁
22 側梁
23 中梁
24 第2端梁
25 枕梁
26 軸力部材
31、31a、31b 角パイプ
41 下部
42 上部
121 下端部
122 後端部
123 上端部
212 後端部
321 前端部
F 衝撃荷重

Claims (4)

  1. 車両幅方向中央部に貫通扉用開口部を挟んで一対の貫通路柱が垂直状に立設された妻構体と、前記貫通路柱の下端部と溶接接合された端梁を有する台枠と、前記端梁の後方で前記台枠に連結された衝撃吸収部材と、を備えた鉄道車両であって、
    前記妻構体には、下部が前記端梁の後端部と前記衝撃吸収部材の前端部との隙間に挿入され、上部が前記端梁より上方で前記貫通路柱の後端部と溶接接合された補強柱を備えたことを特徴とする鉄道車両。
  2. 請求項1に記載された鉄道車両において、
    前記台枠には、前記端梁の車両幅方向端部に接合され車両前後方向に延設された側梁と、前記端梁の車両幅方向中央部に接合され車両前後方向に延設された中梁と、前記端梁の後方で前記側梁と前記中梁とに接合され車両幅方向に延設された第2端梁と、前記第2端梁の後方で前記側梁と接合され車両幅方向に延設された枕梁とを備え、
    前記衝撃吸収部材の後端部は、前記第2端梁に連結されていること、
    前記第2端梁と前記枕梁との間には、前記衝撃吸収部材の略軸線上に軸力部材が連結されていることを特徴とする鉄道車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された鉄道車両において、
    前記妻構体の上部には、屋根構体との接合部に沿って車両幅方向に延設された上部補強梁を備え、
    前記貫通路柱の上端部は、前記上部補強梁に接合されていること、
    前記妻構体の前記台枠より高い位置に衝撃荷重が後方へ向けて作用したとき、前記貫通路柱は、前記上部補強梁に接合された上端部を回転中心として、その下端部が前記端梁から離間して車両後方向に回動することを特徴とする鉄道車両。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された鉄道車両において、
    前記衝撃吸収部材には、前端部と後端部との間に軸方向の長さが異なる複数の角パイプを備え、
    前記角パイプは、パイプ側壁が水平状に、かつ軸方向が車両前後方向に向いて配置されていること、
    前記補強柱の下部は、最下端の前記パイプ側壁より下方まで延設されていることを特徴とする鉄道車両。
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