JP2020092240A - 電気回路装置 - Google Patents

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田島 豊
Yutaka Tajima
豊 田島
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Abstract

【課題】コイルを含む薄型の回路を実現し、かつ、コイルに生じる磁束を有効に利用できる構造を提供する。【解決手段】電気回路装置1は、基板11、21と、基板の表面に設けられた複数のコイル12、22と、を有する。複数のコイルは、直列および並列の少なくともいずれか一方により接続される。複数のコイルは、それぞれ、基板に対して垂直な軸を中心として螺旋状に巻かれた導線からなる。複数のコイルは、基板の表面において、第1方向および第1方向に直交する第2方向にグリッド状に配列される。これにより、1つの大きなコイルと等価な薄型の回路を実現できる。また、隣り合う2つのコイルの通電時の磁束の向きは、互いに逆向きである。したがって、各コイルが、自身の導線により生じる磁束だけではなく、隣接するコイルの導線により生じる磁束を利用することができる。これにより、各コイルに生じる磁束を有効に利用できる。【選択図】図1

Description

本発明は、電気回路装置に関する。
従来、DC−DCコンバータ等の電力変換装置には、トランスが含まれている。トランスは、1次側のコイルと、2次側のコイルと、これらのコイルを相互誘導可能に磁気結合する円環状のコアとを有する。このような従来のトランスは、立体的な構造であるため、小型化が難しかった。このため、例えば自動車の内部のような限られたスペースに電力変換装置を搭載する場合にも、電力変換装置を小型化することが困難であった。
特開平6−61072号公報には、上述した一般的なトランスとは異なる薄型のトランスが記載されている。当該公報のトランスは、複数の導線を渦巻き状に巻回してなるコイル体を有する。そして、複数の導線のうちの一部を1次巻線、残りを2次巻線としている(請求項1,図1等参照)。
特開平6−61072号公報
しかしながら、特開平6−61072号公報のように、同一の平面上において導線を渦巻き状に巻回すると、コイルの中央の空間が小さくなる。したがって、コイルの中央に大きなコアを配置することができない。このため、当該公報の構造で、大電力を扱うトランスを構成することは難しい。
本発明の目的は、上記公報とは異なる構造で、コイルを含む薄型の回路を実現し、かつ、コイルに生じる磁束を有効に利用できる構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、基板と、前記基板の表面に設けられた複数のコイルと、を有する電気回路装置であって、前記複数のコイルは、直列および並列の少なくともいずれか一方により接続され、前記複数のコイルは、それぞれ、前記基板に対して垂直な軸を中心として螺旋状に巻かれた導線からなり、前記基板の表面において、前記複数のコイルが、第1方向および前記第1方向に直交する第2方向にグリッド状に配列され、隣り合う2つの前記コイルの通電時の磁束の向きが逆向きである。
本発明によれば、基板上に複数のコイルをグリッド状に配列することで、1つの大きなコイルと等価な薄型の回路を実現できる。また、各コイルが、自身の導線により生じる磁束だけではなく、隣接するコイルの導線により生じる磁束を利用することができる。これにより、各コイルに生じる磁束を有効に利用できる。
図1は、一実施形態に係る電気回路装置の斜視図である。 図2は、1次回路部の上面図である。 図3は、1次回路部の下面図である。 図4は、複数の1次コイルの電気的接続を示した回路図である。 図5は、1次回路部および2次回路部の縦断面図である。 図6は、第1変形例に係る1次回路部および2次回路部の縦断面図である。 図7は、第2変形例に係る1次回路部および2次回路部の縦断面図である。 図8は、第3変形例に係る1次回路部の2つの1次コイルの付近の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、コイルの中心軸と平行な方向を「軸方向」と称する。また、以下の説明においては、軸方向を上下方向とし、1次回路部に対して2次回路部側を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係る電気回路装置の使用時の姿勢を限定する意図はない。
<1.電気回路装置の構成>
図1は、一実施形態に係る電気回路装置1の斜視図である。この電気回路装置1は、例えば、電気自動車に搭載され、外部から入力された第1電圧値(例えば300ボルト)の直流電力を、第1電圧値とは異なる第2電圧値(例えば12ボルト)の直流電力に変換する、いわゆるDC−DCコンバータとして用いられる。ただし、本発明の電気回路装置は、DC−DCコンバータ以外の電力変換装置であってもよい。また、本発明の電気回路装置は、電気自動車以外の機器に搭載されるものであってもよい。
図1に示すように、本実施形態の電気回路装置1は、1次回路部10と2次回路部20とを備える。
図2は、1次回路部10の上面図である。図3は、1次回路部10の下面図である。図1〜図3に示すように、1次回路部10は、1次基板11、複数の1次コイル12、複数の1次コア13、および1次接続板14を有する。
1次基板11は、一般的なプリント配線用の基板である。1次基板11には、例えば、硬質のガラスエポキシ基板が用いられる。ただし、1次基板11は、ガラスエポキシ以外の材料からなるものであってもよい。本実施形態の1次基板11は、上面視において矩形の板状である。以下では、図2および図3に示すように、1次基板11の1つの辺に沿う方向を、第1方向と称する。また、1次基板11の当該辺に直交する辺に沿う方向を、第2方向と称する。第1方向および第2方向は、いずれも軸方向に対して直交し、かつ、互いに直交する。
1次基板11には、複数の1次コイル12を含む電力変換回路の1次側の回路が形成される。1次基板11の表面には、複数の1次コイル12の他に、電力変換回路の1次側の回路を構成する配線および種々の電子部品(図示省略)が設けられている。
複数の1次コイル12は、1次基板11の表面に、第1方向および第2方向にグリッド状(格子状)に配列されている。各1次コイル12は、1次基板11に対して垂直な軸を中心として、螺旋状に巻かれた導線からなる。1次コイル12を構成する導線には、例えば、絶縁膜に被覆された銅線またはアルミニウム線が用いられる。各1次コイル12の導線の端部は、1次基板11の表面に設けられた電極部に半田付けされる。
1次回路部10の製造時には、1次基板11に対して、コンデンサやスイッチング素子等の電子部品を実装する工程において、複数の1次コイル12も実装される。これにより、流れ作業で効率よく、1次回路部10を製造することができる。
複数の1次コイル12に通電すると、各1次コイル12の内側に、軸方向の磁束が生じる。したがって、1次基板11の表面に複数の1次コイル12を配列することで、1つの大きなコイルと等価な薄型の回路を形成することができる。また、複数の1次コイル12をグリッド状に配列すれば、1つの大きなコイルを用いる場合よりも、1次コイル12の周囲に、デッドスペースとなる領域が生じにくい。したがって、狭小なスペースにも配置可能な、薄型の1次回路部10を実現できる。
特に、本実施形態の複数の1次コイル12は、それぞれ、上面視(軸方向視)において矩形状である。そして、隣り合う2つの1次コイル12は、その直線部分同士が近接する。このような形状とすることで、複数の1次コイル12の間の隙間を低減できる。すなわち、1次基板11の上面のうち、磁束が形成されない領域を低減できる。したがって、1次回路部10を、より小型で高効率な構成とすることができる。
図2には、複数の1次コイル12への通電時に、各1次コイル12により形成される磁束の向きが、記号で示されている。○囲みの・印は、その部分に、軸方向上向きの磁束が形成されることを示す。○囲みの×印は、その部分に、軸方向下向きの磁束が形成されることを示す。図2の例では、第1方向および第2方向のいずれの方向においても、軸方向上向きの磁束を形成する1次コイル12と、軸方向下向きの磁束を形成する1次コイル12とが、交互に配列される。したがって、第1方向および第2方向のいずれの方向においても、隣り合う2つの1次コイル12の通電時の磁束の向きは、互いに逆向きである。
図2中に矢印で示したように、隣り合う2つの1次コイル12の互いに近接する導線には、同じ方向に電流が流れる。このため、各1次コイル12の内側には、自身の導線により生じる磁束だけではなく、第1方向または第2方向に隣接する1次コイル12の導線により生じる磁束も形成される。これにより、各1次コイル12の内側に、強い磁束を発生させることができる。この磁束を、後述する2次コイル22へ入力することで、複数の1次コイル12により生じる磁束を有効に利用できる。
図4は、複数の1次コイル12の電気的接続を示した回路図である。図4に示すように、本実施形態の複数の1次コイル12は、直列および並列に接続される。具体的には、直列に接続された2つ以上の1次コイル12により構成されるコイル列120が、互いに並列に複数接続される。複数の1次コイル12を直列に接続することにより、コイル列120のインダクタンスを増加させることができる。また、複数のコイル列120を並列に接続することにより、各コイル列120に流れる電流を低減できる。これにより、細い導線を用いて1次コイル12を形成することができる。その結果、1次回路部10をより薄型化できるとともに、1次回路部10の製造が容易となる。
複数の1次コア13は、各1次コイル12の内側において軸方向に延びる磁性体である。上述の通り、複数の1次コイル12に通電すると、各1次コイル12の内側に磁束が生じるが、この磁束は、もし1次コア13が無ければ、意図せぬ方向へ拡散しやすい。本実施形態では、各1次コイル12の内側に、空気よりも磁気抵抗が小さい1次コア13が配置されている。このため、1次コイル12の内側に生じる磁束は、1次コア13に沿って、軸方向に流れる。その結果、意図せぬ磁束の拡散を抑制し、後述する2次コイル22へ、より効率よく磁束を入力できる。
1次接続板14は、1次基板11の裏面に配置される磁性体である。1次コア13の下端部は、1次基板11に設けられた開口部を貫通している。1次接続板14は、複数の1次コア13の下端部に接続される。これにより、複数の1次コア13が、1次接続板14を介して、磁気的に接続される。すなわち、複数の1次コア13の間で、磁気回路が構成される。その結果、各1次コイル12に生じる磁束を、より有効に利用することができる。本実施形態では、1次基板11の表面ではなく、1次基板11の裏面に、1次接続板14が配置されている。これにより、1次基板11の表面における電子部品の実装面積を狭めることなく、1次接続板14を配置することができる。
図3に示すように、本実施形態の1次接続板14は、複数の1次接続板片141を有する。1次コア13の下端部と、1次接続板片141とは、例えば接着剤で固定される。複数の1次接続板片141の形状は、下面視において、同一の矩形状または六角形状である。各1次接続板片141は、その対角線が、複数の1次コイル12の境界線と重なるように、配置される。したがって、複数の1次接続板片141は、それぞれ、第1方向または第2方向に隣り合う2つの1次コア13を、磁気的に接続する。
このように、1次接続板14を複数の1次接続板片141に分けることで、各1次接続板片141を容易に製造できる。また、第1方向または第2方向に隣り合う2つの1次コア13の間は、1つの1次接続板片141で接続される。このため、当該2つの1次コア13の間を流れる磁束は、1次接続板片141の境界線と交差することなく、1つの1次接続板片141中を流れる。これにより、当該2つの1次コア13の間において、磁束を効率よく流すことができる。
2次回路部20は、1次回路部10と類似の構造を有する。すなわち、2次回路部20は、2次基板21、複数の2次コイル22、複数の2次コア23、および2次接続板24を有する。ただし、1次コイル12の導線の巻き数と、2次コイル22の導線の巻き数とは、互いに異なる。また、複数の2次コイル22の電気的接続の態様は、図4の複数の1次コイル12とは異なってもよい。また、2次基板21には、複数の2次コイル22を含む電力変換回路の2次側の回路が形成されている。2次接続板24は、1次接続板14と同様に、複数の2次接続板片241を有する。
図5は、1次回路部10および2次回路部20の縦断面図である。図1に示すように、1次回路部10と2次回路部20とは、1次コイル12と2次コイル22とが対向するように配置される。そして、1次コア13の軸方向の先端と、2次コア23の軸方向の先端とが、互いに接触する。1次コア13の軸方向の先端と、2次コア23の軸方向の先端とは、例えば、接着剤により固定される。その結果、複数の1次コイル12の各々と、複数の2次コイル22の各々とが、相互誘導可能に磁気結合される。これにより、1次コイル12と2次コイル22とで、トランスが構成される。
1次コイル12への通電により形成される磁束は、1次コア13から2次コア23へ入力される。すなわち、1次コイル12に通電すると、1次コア13に軸方向の磁束が形成されると同時に、2次コア23にも軸方向の磁束が形成される。そうすると、2次コイル22に誘導電流が生じる。そして、生じた誘導電流が、2次基板21に形成された2次側の回路を介して出力される。このように、1次コア13と2次コア23とを磁気的に結合することにより、1次回路部10から2次回路部20へ、効率よく磁束が流れる。したがって、電気回路装置1において、電力が効率よく変換される。
なお、1次側の第1電圧値と2次側の第2電圧値との差が大きい場合には、1次側の回路と2次側の回路とを絶縁分離することが、特に重要となる。この点において、本実施形態では、電力変換回路のうち、複数の1次コイル12を含む1次側の回路と、複数の2次コイル22を含む2次側の回路とが、別々の基板11,21に設けられている。このようにすれば、1次側の回路と2次側の回路との絶縁分離を、容易に行うことができる。
<2.変形例>
以上、一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。以下では、種々の変形例について、上記実施形態との差異を中心に説明する。
<2−1.第1変形例>
図6は、第1変形例に係る電気回路装置1の1次回路部10および2次回路部20の縦断面図である。この第1変形例では、1次回路部10は1次コアおよび1次接続板を有しておらず、2次回路部20も2次コアおよび2次接続板を有していない。また、2次コイル22の外径は、1次コイル12の内径よりも小さい。そして、1次コイル12の内側に、2次コイル22が、同心状に配置される。これにより、複数の1次コイル12の各々と、複数の2次コイル22の各々とが、相互誘導可能に磁気結合される。その結果、1次コイル12と2次コイル22とで、トランスが構成される。
この図6の電気回路装置1は、コアおよび接続板を有していないものの、1次コイル12への通電により生じる磁束は、必ず2次コイル22の内側を通る。したがって、コアおよび接続板を省略しつつ、1次コイル12に生じる磁束を、効率よく2次コイル22へ入力することができる。また、1次コイル12と2次コイル22とが、軸方向の同じ高さ位置に配置される。したがって、電気回路装置1の全体としての軸方向の寸法を抑制できる。その結果、電気回路装置1をより薄型化できる。
なお、1次コイル12よりも2次コイル22を大きくして、2次コイル22の内側に1次コイル12を配置するようにしてもよい。すなわち、1次コイル12および2次コイル22のいずれか一方を、他方の内側に配置すればよい。また、1次回路部10および2次回路部20のいずれか一方に、コアを設けてもよい。
<2−2.第2変形例>
図7は、第2変形例に係る電気回路装置1の1次回路部10および2次回路部20の縦断面図である。この第2変形例では、第1変形例と同じく、1次回路部10は1次コアおよび1次接続板を有しておらず、2次回路部20も2次コアおよび2次接続板を有していない。そして、1次コイル12の内側に、2次コイル22が配置される。これにより、複数の1次コイル12の各々と、複数の2次コイル22の各々とが、相互誘導可能に磁気結合される。
また、この第2変形例の電気回路装置1は、1次コイル12および2次コイル22を冷却するための冷却部30を有する。図7に示すように、冷却部30は、冷却基部31と複数の冷却突起32とを有する。冷却基部31は、1次基板11の裏面に沿って配置される。複数の冷却突起32は、冷却基部31から、1次基板11に設けられた開口を通って、軸方向上側へ突出する。そして、各冷却突起32は、1次コイル12および2次コイル22の内側に挿入される。また、冷却基部31および冷却突起32の内部には、冷媒を流すための流路33が形成されている。1次コイル12および2次コイル22に生じる熱は、冷却突起32を介して、流路33内の冷媒へ吸収される。これにより、1次コイル12および2次コイル22の発熱を抑制できる。なお、冷媒には、例えば水を用いればよい。
<2−3.第3変形例>
図8は、第3変形例に係る1次回路部10の2つの1次コイル12の付近の縦断面図である。この第3変形例では、1次基板11が、多層構造を有する。そして、1次基板11の複数の層の中に、導体からなる配線層111が含まれている。そして、1次コイル12を構成する導線の端部が、配線層111に電気的に接続されている。これにより、1次コイル12が、1次基板11の配線層111を介して、他の1次コイル12と電気的に接続される。このようにすれば、1次コイル12同士の接続のために、1次基板11の表面に、導線を配置する必要がない。したがって、1次基板11の表面の突出部分を、より減らすことができる。
また、図8中に破線矢印で示したように、1次コイル12を構成する導線は、1次基板11の表面付近から、1次コア13の外周面に沿って螺旋状に巻き上げられた後、螺旋状に巻き下げられて、再び1次基板11の表面付近に達する。このようにすれば、導線の両端部を、いずれも、1次基板11の表面付近に配置できる。したがって、導線の両端部を、それぞれ、1次基板11の配線層111に容易に接続できる。
<2−4.他の変形例>
上記の実施形態では、図4のように、複数の1次コイル12が、直列および並列に接続されていた。しかしながら、複数の1次コイル12は、直列のみで接続されていてもよい。また、複数の1次コイル12は、並列のみで接続されていてもよい。すなわち、複数の1次コイル12は、直列および並列の少なくともいずれか一方により接続されていればよい。また、同様に、複数の2次コイル22も、直列および並列の少なくともいずれか一方により接続されていればよい。
また、上記の実施形態では、1次接続板14が、複数の1次接続板片141を有していた。しかしながら、1次接続板14は、1枚の連続した板であってもよい。また、複数の1次コア13と1次接続板14とが、単一の部材により形成されていてもよい。また、上記の実施形態では、2次接続板24が、複数の2次接続板片241を有していた。しかしながら、2次接続板24は、1枚の連続した板であってもよい。また、複数の2次コア23と2次接続板24とが、単一の部材により形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、電気回路装置1は、1次回路部10と2次回路部20とを備えていた。しかしながら、電気回路装置1は、1枚の基板により構成されるものであってもよい。例えば、電気回路装置1は、1枚の基板と、当該基板の表面にグリッド状に配列された複数のコイルと、を有するチョッパ式の電力変換装置であってもよい。その場合、電力変換回路の1次側の回路および2次側の回路との双方を、同一基板上に実装すればよい。
また、各部品の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態および変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本願は、電気回路装置に利用できる。
1 電気回路装置
10 1次回路部
11 1次基板
12 1次コイル
13 1次コア
14 1次接続板
20 2次回路部
21 2次基板
22 2次コイル
23 2次コア
24 2次接続板
30 冷却部
31 冷却基部
32 冷却突起
33 流路
111 配線層
120 コイル列
141 1次接続板片
241 2次接続板片

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に設けられた複数のコイルと、
    を有する電気回路装置であって、
    前記複数のコイルは、直列および並列の少なくともいずれか一方により接続され、
    前記複数のコイルは、それぞれ、前記基板に対して垂直な軸を中心として螺旋状に巻かれた導線からなり、
    前記基板の表面において、前記複数のコイルが、第1方向および前記第1方向に直交する第2方向にグリッド状に配列され、
    隣り合う2つの前記コイルの通電時の磁束の向きが逆向きである、電気回路装置。
  2. 請求項1に記載の電気回路装置であって、
    前記複数のコイルは、それぞれ、軸方向視において矩形状であり、
    隣り合う2つの前記コイルは、その直線部分同士が近接する、電気回路装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気回路装置であって、
    直列に接続された2つ以上の前記コイルにより構成されるコイル列を、複数有し、
    前記複数のコイル列が、互いに並列に接続されている、電気回路装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電気回路装置であって、
    前記基板は、導体からなる配線層を有し、
    前記複数のコイルは、前記配線層を介して電気的に接続されている、電気回路装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電気回路装置であって、
    1次回路部と2次回路部とを備え、
    前記1次回路部は、
    前記基板である1次基板と、
    前記コイルである複数の1次コイルと、
    を有し、
    前記2次回路部は、
    前記基板である2次基板と、
    前記コイルである複数の2次コイルと、
    を有し、
    前記複数の1次コイルの各々と、前記複数の2次コイルの各々とが、相互誘導可能に磁気結合されている、電気回路装置。
  6. 請求項5に記載の電気回路装置であって、
    前記1次コイルおよび前記2次コイルのいずれか一方が、他方の内側に位置する、電気回路装置。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の電気回路装置であって、
    前記複数のコイルの各々の内側において軸方向に延びる磁性体のコア
    をさらに有する、電気回路装置。
  8. 請求項7に記載の電気回路装置であって、
    前記複数のコアを接続する磁性体の接続板
    をさらに有する、電気回路装置。
  9. 請求項8に記載の電気回路装置であって、
    前記接続板は、前記基板の裏面に配置される、電気回路装置。
  10. 請求項9に記載の電気回路装置であって、
    前記接続板は、複数の接続板片を有し、
    前記複数の接続板片は、それぞれ、前記第1方向または前記第2方向に隣り合う2つの前記コアを接続する、電気回路装置。
  11. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の電気回路装置であって、
    前記複数のコイルを冷却する冷却部
    をさらに有し、
    前記冷却部は、複数の冷却突起を有し、
    前記複数の冷却突起の各々が、前記コイルの内側に挿入される、電気回路装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の電気回路装置であって、
    前記複数のコイルを含む電力変換回路を有する、電気回路装置。
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