JP2020092010A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】多信号間の漏光を防止して多信号機能を個別的に分離して実現できる車両用灯具を提供する。【解決手段】インナレンズ1は、L字断面構造をなし、灯具の上下方向に延在する第1の発光部11、第1の発光部11の端部から灯具の後方向に延在する第2の発光部12、及び第1の発光部11側に設けられ第1の発光部11と第2の発光部12とを結合する中継部13よりなる。インナレンズ1の第1の発光部11の後方にリフレクタ部2及び第1の光源3を設け、インナレンズ1の第2の発光部12の後方端側方に第2の光源4を設け、インナレンズ1の第1、第2の発光部間の漏光を少なくするための遮光部材5を設ける。【選択図】 図3
Description
本発明は多信号機能を有する車両用灯具に関する。
第1の従来の車両用灯具は、単一の光源と、光源の前方に配置されたインナレンズと、インナレンズの前方に配置されたリフレクタと、リフレクタの前方に配置されたハーフミラーのアウタレンズとを有し、インナレンズは、入射した光を側方に反射させるための第1の反射面、第1の反射面からの光を個別に前方に反射させるための複数の第2の反射面、及び複数の第2の反射面に対応して前方に出射させるための複数の第1、第2の出射面を有する(参照:特許文献1)。これにより、第1の出射面からの光はリフレクタとアウタレンズとの間を多重反射して第1の配光パターンを形成し、それと同時に第2の出射面からの光はアウタレンズから直接出射されて第2の配光パターンを形成する。つまり、広い発光部の信号機能を実現する。
しかしながら、上述の第1の従来の車両用灯具においては、多信号機能を個別に実現できない。仮に、多信号機能を個別に実現するためには、複数の光源を搭載した基板、複数のインナレンズ/リフレクタ対を必要とし、従って、製造コストが高くなる。
第2の従来の車両用灯具は、インナレンズと、インナレンズの後方に配置された第1の光源と、インナレンズの側方に配置された複数の第2の光源とを有し、インナレンズは、第1の光源からの光を灯具前方に投影するための主発光部(第1の発光部)と、第1の発光部の外側に延出して一体形成され、第2の光源からの光を灯具前方に投影するための延出部(第2の発光部)とを有する(参照:特許文献2)。従って、第1の光源からの光はインナレンズの第1の発光部より出射されて第1の配光パターンを形成し、第2の光源からの光はインナレンズの第2の発光部で多重反射して出射されて第2の配光パターンを形成し、これにより、多信号機能を個別的に実現する。この場合、インナレンズは、延出部(第2の光源)からの光がインナレンズの主発光部(第1の発光部)へ積極的に漏光するように構成されている。
しかしながら、上述の第2の従来の車両用灯具においては、インナレンズにおいて第1、第2の発光部が連続しているので、第1の光源からの光はインナレンズの第1の発光部から第2の発光部へ漏光し、他方、第2の光源からの光はインナレンズの第2の発光部から第1の発光部へ漏光し、従って、多信号間で漏光して多信号機能を個別的に分離して実現できないという課題がある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る車両用灯具は、灯具の上下方向に延在する第1の発光部及び第1の発光部の端部から灯具の後方に延在する少なくとも1つの第2の発光部を有するインナレンズと、インナレンズの第1の発光部の後方に設けられた凹球面状リフレクタと、凹球面状リフレクタの焦点近傍に設けられた第1の光源と、インナレンズの第2の発光部の後方端側方に設けられた第2の光源とを具備し、インナレンズの第2の発光部は、第2の光源に対向する凸状入射面と、第2の光源の凸状入射面及び前記第2の発光部の前方に対向して傾斜した傾斜反射面とを有するものである。
本発明によれば、第1の光源からの光はインナレンズの第1の発光部へ水平平行光として入射されるようになり、また、第2の光源からの光はインナレンズの第2の発光部の前方で水平平行光となるので、第1の光源の光のインナレンズの第1の発光部から第2の発光部への漏光を少なくでき、同様に、第2の光源の光のインナレンズの第2の発光部から第1の発光部への漏光を少なくでき、多信号間の漏光を防止できる。従って、多信号機能を個別的に分離して実現できる。
図1は本発明に係る車両用灯具の実施の形態を示し、(A)は正面側斜視図、(B)は上面側斜視図である。図2は図1の車両用灯具の分解斜視図である。
図1、図2において、インナレンズ1は、L字断面構造をなし、灯具の上下方向に延在する第1の発光部11、第1の発光部11の端部から灯具の後方向に延在する第2の発光部12、及び第1の発光部11側に設けられ第1の発光部11と第2の発光部12とを結合する中継部13よりなる。この場合、第1、第2の発光部11、12の厚さは比較的大きくたとえば6mm程度、他方、中継部13の厚さは比較的小さくたとえば2mm程度である。従って、中継部13は第1、第2の発光部11、12間の漏光防止作用を発揮する。
インナレンズ1の第1の発光部11の後方にリフレクタ部2及び第1の光源3を設け、インナレンズ1の第2の発光部12の後方端側方に第2の光源4を設け、インナレンズ1の第1、第2の発光部11、12間の漏光をより少なくするための遮光部材5を設ける。遮光部材5は、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等よりなる黒色材で形成される。リフレクタ部2は凹球面状のリフレクタ21、22、23、24、25よりなり、第1の光源3は、基板30、及び基板30上にリフレクタ21、22、23、24、25に対応した発光ダイオード(LED)素子31、32、33、34、35よりなる。他方、第2の光源4は、基板40、基板40上に設けられたLED素子41、42、43、44、45よりなる。
次に、図1、図2の車両用灯具の動作を図3を参照して説明する。尚、図3は図1の(A)のIII−III線断面図である。
図3に示すように、リフレクタ部2のリフレクタ23は凹状球面をなし、その焦点近傍にLED素子33が位置している。従って、LED素子33からのランバーシアン光L11はリフレクタ23によって反射されて水平平行光L12となる。水平平行光L12はインナレンズ1の第1の発光部11を透過して出射される。この際、インナレンズ1の第1の発光部11の前面には微細なカット(図示せず)が施されており、水平平行光L12は拡散する。
他方、インナレンズ1の第2の発光部12においては、LED素子43に対向する入射面の中心が凸面状面121とされ、その側方面は円筒状面122とされ、さらにその側方面は円錐状面123とされている。つまり、面121、122、123は全体としてフレネル型の凸状入射面として作用する。従って、LED素子43からのランバーシアン光L21は、凸状入射面(121、122、123)によってインナレンズ1の第2の発光部12内で垂直平行光L22となる。さらに、この垂直平行光L22は凸状入射面(121、122、123)及び第2の発光部12の前方に対して45°傾斜した45°傾斜反射面124によって反射されて水平平行光L23となる。水平平行光L23はインナレンズ1の第2の発光部12の前面側から出射される。この際、インナレンズ1の第2の発光部12の前面にも微細なカット(図示せず)が施されており、水平平行光L23は拡散する。
このように、第1の光源3のLED素子31、32、33、34、35からの光L11はインナレンズ1の第1の発光部11内で水平平行光L12となるので、インナレンズ1の第2の発光部12への漏光は少ない。同様に、第2の光源4のLED素子41、42、43、44、45からの光L21はインナレンズ1の第2の発光部12内で水平平行光L23となるので、インナレンズ1の第1の発光部11への漏光は少ない。従って、第1の光源3による信号機能と第2の光源4による信号機能を個別的に分離して実現できる。
また、上述のごとく、インナレンズ1の第1の発光部11と第2の発光部12との間に第1、第2の発光部11、12の厚さより小さい厚さの中継部13を設けているので、インナレンズ1の第1の発光部11と第2の発光部12との間の漏光をさらに少なくできる。
図4は図3の遮光部材5の部分51の近傍拡大断面図である。
図4に示すように、LED素子43からの光のうちインナレンズ1の第2の発光部12に入射されず灯具前方に向う光L12’は僅かに存在する。しかし、この場合、光L12’は第2の発光部12の側方外側に設けられた遮光部材5の部分51に吸収される。従って、第2の発光部12の側方から第2の発光部12への入射光は減少し、この結果、第2の発光部12から第1の発光部11への漏光を少なくできる。
図5は図3の遮光部材5の部分52の近傍拡大断面図である。
図5に示すように、第1の発光部11内での水平平行成分でない光L11’は僅かに存在する。この場合でも、中継部13に向った光L11’は中継部13の前方側に設けられた遮光部材5の部分52に吸収される。従って、第1の発光部11から第2の発光部12への漏光はさらに少なくできる。同様に、第2の発光部12内での水平平行成分でない光L12”は僅かに存在する。この場合でも、中継部13に向った光L12”は中継部13の前方側に設けられた遮光部材5の部分52に吸収される。従って、第2の発光部12から第1の発光部11への漏光をさらに少なくできる。
尚、図3のインナレンズ1の第2の発光部12において、45°傾斜反射面124はLED素子43に対して左側半分の光L21のみを水平平行光L23に変換しているが、45°傾斜反射面124を大きくしてLED素子43の右側半分の光をも水平平行光L23とすることもできる。但し、この場合、第2の発光部12の厚さを大きくする必要が生じる。
また、上述の実施の形態において、インナレンズ1の第2の発光部12の数は2以上になし得る。この場合には、第2の光源4も2以上とする。
また、上述の実施の形態において、リフレクタ部2のリフレクタの数、第1の光源3のLED素子の数、第2の光源4のLED素子の数は、1〜4、又は6以上になし得る。
さらに、上述の実施の形態におけるLED素子として白色LED素子、青色LED素子、赤色LED素子等の種々のLED素子を用いることもでき、また、他の半導体発光素子たとえばレーザダイオード(LD)素子を用いることもできる。
さらにまた、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲のいかなる変更にも適用できる。
本発明は、フロントコンビネーションランプ、リアコンビネーションランプ等における昼間走行ランプ、ポジションランプ、ブレーキランプ、ターンシグナルランプ等の多信号機能の個別的かつ分離的な実現に利用できる。また、他のランプを組込んだ前照灯ランプにも利用できる。
1:インナレンズ
11:第1の発光部
12:第2の発光部
13:中継部
2:リフレクタ部
21、22、23、24、25:リフレクタ
3:第1の光源
31、32、33、34、35:LED素子
4:第2の光源
41、42、43、44、45:LED素子
5:遮光部材
51:遮光部材の第1の部分
52:遮光部材の第2の部分
121、122、123:凸状入射面
124:傾斜反射面
11:第1の発光部
12:第2の発光部
13:中継部
2:リフレクタ部
21、22、23、24、25:リフレクタ
3:第1の光源
31、32、33、34、35:LED素子
4:第2の光源
41、42、43、44、45:LED素子
5:遮光部材
51:遮光部材の第1の部分
52:遮光部材の第2の部分
121、122、123:凸状入射面
124:傾斜反射面
Claims (5)
- 車両用灯具であって、
前記灯具の上下方向に延在する第1の発光部及び該第1の発光部の端部から前記灯具の後方に延在する少なくとも1つの第2の発光部を有するインナレンズと、
前記インナレンズの前記第1の発光部の後方に設けられた凹球面状リフレクタと、
前記凹球面状リフレクタの焦点近傍に設けられた第1の光源と、
前記インナレンズの前記第2の発光部の後方端側方に設けられた第2の光源と
を具備し、
前記インナレンズの前記第2の発光部は、前記第2の光源に対向する凸状入射面と、前記第2の光源の該凸状入射面及び前記第2の発光部の前方に対して傾斜した傾斜反射面とを有する車両用灯具。 - 前記インナレンズは、さらに、前記第1の発光部側に設けられ、前記第1の発光部と前記第2の発光部とを結合する中継部を有し、前記中継部の厚さは前記第1、第2の発光部の厚さより小さい請求項1に記載の車両用灯具。
- さらに、前記インナレンズの前記第2の発光部の側方外側に第1の遮光部材を具備する請求項1に記載の車両用灯具。
- さらに、前記インナレンズの前記中継部の前方に第2の遮光部材を具備する請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記傾斜反射面は前記凸状入射面及び前記第2の発光部の前方に対して45°傾斜している請求項1に記載の車両用灯具。
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JP2018228674A JP2020092010A (ja) | 2018-12-06 | 2018-12-06 | 車両用灯具 |
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