JP2020091455A - 表示装置 - Google Patents

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伸彦 赤沼
Nobuhiko Akanuma
伸彦 赤沼
徳美 林
Noriyoshi Hayashi
徳美 林
尚宏 安達
Naohiro Adachi
尚宏 安達
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【課題】真空環境下に晒された場合でも膨らみが生じ難い表示装置を提供する【解決手段】画像を表示する表示パネル11と、前記表示パネル11の背面に配され、光を発する発光部材23と、前記発光部材23を外周から取り囲む枠状部30と、前記枠状部30のうち前記表示パネル11と反対側を塞ぐ底壁25と、を有する照明装置20と、を備え、前記表示パネル11および前記照明装置20が少なくとも外周領域において固着部材18により固着されており、前記枠状部30が、前記照明装置20の内部空間と外部とを連通させる開口部31を有する表示装置10。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、情報端末等の電子機器や自動車等の車両に設けられた計器等の装置においては、画像や情報を表示させる表示パネルとして例えば液晶パネルが汎用されている。これらの液晶パネルは自発光しないため、この種の液晶表示装置には、液晶パネルに対して光を供給するバックライト装置が搭載されている。液晶パネルとバックライト装置とは、それら周縁部が固定テープ等により貼り合わせられ、液晶表示装置を構成している。この貼り合わせ状態において、液晶表示装置は、密閉状態とされている。
また液晶表示装置には、液晶パネルの表側(バックライト装置の反対側)に重なる形で、タッチパネルやカバーガラス等が貼付される。これらのタッチパネルやカバーガラスの貼付作業は、液晶パネルとの間に気泡が入り込むのを防ぐために、真空中において行われる。
特開2013−238888号公報
しかし、密閉状態とされた液晶表示装置の内側には空気が存在しており、真空環境下においては装置内の空気が膨張し、装置の一部または全体に膨らみが生じて、タッチパネルやカバーガラスを正常に貼付できないという問題がある。すなわち、位置決めができずに正規の位置からずれたり、貼付自体ができない不良が発生する。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、真空環境下に晒された場合でも膨らみが生じ難い表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像を表示する表示パネルと、前記表示パネルの背面に配され、光を発する発光部材と、前記発光部材を外周から取り囲む枠状部と、前記枠状部のうち前記表示パネルと反対側を塞ぐ底壁と、を有する照明装置と、を備え、前記表示パネルおよび前記照明装置が少なくとも外周領域において固着部材により固着されており、前記枠状部が、前記照明装置の内部空間と外部とを連通させる開口部を有する表示装置である。
本発明によれば、真空環境下に晒された場合でも膨らみが生じ難い表示装置が得られる。
実施形態1に係るバックライト装置の平面図 図1のA−A線における液晶表示装置の断面図 図1のB−B線における液晶表示装置の断面図 光学シートの一部拡大斜視断面図 バックライト装置の一部拡大斜視図 実施形態2のバックライト装置の一部拡大斜視図 実施形態2の変形例のバックライト装置の一部拡大斜視図 実施形態3の光学シートの一部拡大斜視断面図 バックライト装置の一部拡大斜視図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図5によって説明する。本実施形態では、表示パネルとして液晶パネル11を備えた液晶表示装置(表示装置の一例)10について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、上下方向については、図2を基準とし、且つ同図上側を表側とするとともに同図下側を裏側とする。
液晶表示装置10は全体として平面視長方形の扁平なブロック状をなしており、図2に示すように、画像を表示可能な液晶パネル(表示パネルの一例)11と、液晶パネル11に対して裏側に配されるとともに液晶パネル11に表示のための光を供給するバックライト装置20(照明装置の一例)とを備えている。液晶パネル11およびバックライト装置20は、遮光性を有する枠状の遮光両面テープ18によって固着されている。本実施形態に係る液晶表示装置10は、携帯型情報端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ)、携帯型ゲーム機等の各種電子機器に用いられるものであり、液晶パネル11の画面サイズは、一般的には小型に分類される大きさ(例えば数インチ程度)とされている。
液晶パネル11は全体として平面視縦長な長方形の板状をなし、その短辺方向がX軸方向と一致し、長辺方向がY軸方向と一致し、さらに厚さ方向がZ軸方向と一致するように配されるものとする。液晶パネル11は表側の面が表示面とされ、その中央部に、画像が表示される表示領域(アクティブエリア)が画成される。表示領域を取り囲む額縁状(枠状、環状)の外周部は、画像が表示されない非表示領域(ノンアクティブエリア)とされる。
液晶パネル11は、一対の長方形状の基板11A,11Bが所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両基板11A,11B間に液晶層12が配された周知の構成とされる。両基板11A,11Bは、それぞれ無アルカリガラスや石英ガラス等からなる透光性に優れたガラス基板を備えており、それぞれのガラス基板上に既知のフォトリソグラフィ法等によって複数の膜が積層されてなる(詳細な図は省略する)。液晶パネル11は、液晶層12を取り囲むよう一対の基板11A,11Bの外周端部間に介在して液晶層12を封止するシール部13と、一対の基板11A,11Bの外面に貼り付けられる一対の偏光板14と、を有する。
一対の基板のうち裏側(図2の下方)に配される基板11Aはアレイ基板であり、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えばTFT)と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられている。また、表側(図2の上方)に配される基板11BはCF基板であり、R(赤色),G(緑色),B(青色)等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。また、このうち、ソース配線、ゲート配線、および対向電極などには、図示しない制御回路基板から画像を表示するのに必要な画像データや各種制御信号が供給されるようになっている。
アレイ基板11AおよびCF基板11Bは、短辺方向(X軸方向)の長さ寸法が概ね同等とされる一方、長辺方向(Y軸方向)の長さ寸法はアレイ基板11Aの方が長くなるように形成されており、長辺方向(Y軸方向)についての一方の端部(図2の左側の端部)においてアレイ基板11Aが露出している。この露出した領域には、表示領域に各種信号を供給するための部品としてドライバ(駆動回路部)15及びフレキシブル基板16が実装されている。液晶パネル11は、バックライト装置20から供給される光を利用して画像を表示することができ、その表側が出光側とされている。
バックライト装置20は、液晶パネル11と同様に、全体として平面視長方形とされた略ブロック状をなしており、その短辺方向がX軸方向と一致し、長辺方向がY軸方向と一致し、厚さ方向がZ軸方向と一致するように配されている。バックライト装置20は、光源である複数のLED21(Light Emitting Diode:発光ダイオード、発光部材の一例)が実装されたLED基板22(発光部材の一例)と、LED21から発せられる光を導光する導光板23(発光部材の一例)と、導光板23の表側に配置される光学シート24(発光部材の一例)と、導光板23の裏側に積層配置される反射シート25と、LED基板22および導光板23を外周から取り囲んで内側に収容するフレーム30(枠状部の一例)と、を備える。
バックライト装置20は、導光板23の一短辺側の端面(X軸方向に延びる端面)にLED21(LED基板22)が配されることで、導光板23に対して片側からのみ入光される片側入光タイプのエッジライト型(サイドライト型)とされる(図1参照)。バックライト装置20は、LED21からの光を面状の光に変換しつつ、表側の液晶パネル11に向けて出射するものとされる。つまり、バックライト装置20は表側が出光側とされる。LED21(LED基板22)は、液晶表示装置10のうち、ドライバ15が設けられた方の端部に配されている。以下、バックライト装置20の構成部品について順に説明する。
LED21は、後述するLED基板22の板面に固着される基板部上に半導体発光素子であるLEDチップ(LED素子)を樹脂材により封止した構成とされる。このLED21は、LED基板22に対する実装面に隣接する側面が発光面21Aとされる、いわゆる側面発光型とされている。
LED基板22は、絶縁材料製であり可撓性を有するフィルム状(シート状)の基材上に複数のLED21が間欠的に並ぶ形で表面実装されるとともに、LED21に対して給電するための、銅箔などの金属膜からなる配線パターンがパターニングされた構成とされている。LED基板22におけるLED21の実装面は、裏側(液晶パネル11側とは反対側)を向いた面とされている。
LED基板22は、その長辺寸法が後述する導光板23の短辺寸法(X軸方向の寸法)とほぼ同等とされた帯状とされている。またLED基板22は、一対の長辺の一方が導光板23の一対の短辺の一方に沿うように導光板23の表側に配され、導光板23に固定されている。すなわち、LED基板22は、バックライト装置20の短辺方向(X軸方向)に沿って延在しており、LED21はその発光面21Aが後述する導光板23の一短辺側の端面(光入射面23Aとする)と平行になるように対向配置されている。
導光板23は、例えばPMMAなどのアクリル系樹脂やポリカーボネイト等の透明な合成樹脂等からなり、屈折率が空気よりも十分に高くなっている。導光板23は、縦長の板状をなしていてフレーム30によりその周りが取り囲まれた形で収容されるとともに、液晶パネル11及び光学シート24の直下位置に配されており、長辺方向がY軸方向と、短辺方向がX軸方向とそれぞれ一致し、且つその板面と直交する板厚方向がZ軸方向と一致している。
導光板23の外周端面のうち図2に示す左側の短辺の端面は、上述したように、LED21の発光面21Aと平行に対向してLED21からの光が入射される光入射面23Aとされる。また、一対の板面のうち上面(表面)は光を液晶パネル11に向けて出射させる光出射面23Bとし、一対の板面のうち下面(裏面)は、導光板23の内部から当該下面(裏面)に向かう光を光出射面23B側に向けて反射する反射面23Cと称することとする。
光出射面23Bは、液晶パネル11の板面に並行しており、次述する光学シート24を挟んで液晶パネル11の板面と対向状をなしている。このような構成により、導光板23は、LED21からY軸方向に沿って発せられた光を光入射面23Aから導入するとともに、その光を内部で伝播させた後にZ軸方向に沿って立ち上げて光出射面23Bから光学シート24及び液晶パネル11側(表側)へ向けて出射させる機能を有している。
光学シート24は平坦な長方形のシート状であって、その長辺方向がY軸方向と、短辺方向がX軸方向とそれぞれ一致して、導光板23の光出射面23Bに積層されている。光学シート24は、導光板23と液晶パネル11との間に介在して配されることで、導光板23からの出射光を透過するとともにその透過光に所定の光学作用を付与しつつ液晶パネル11に向けて出射させる。本実施形態に係る光学シート24は3層構造とされており、下層側から順に、拡散シート24Aと、レンズシート(プリズムシート)24B、と、反射型偏光シート24Cとが重ねられてなる。
光学シート24の一対の長辺のうち、LED基板22が配された端部寄り(図1の下寄り)には、積層された3枚の各シート24A,24B,24Cが短辺方向に沿う階段状に露出した段差露出部26が設けられている。詳細には、図4に示すように、最上層の反射型偏光シート24Cに長辺から横長の矩形に切り欠かれた上層切欠部241が形成されており、中間層のレンズシート24Bの長辺の同位置には、上層切欠部241より短い矩形に切り欠かれた中間層切欠部242が形成されており、下層の拡散シート24Aには切欠部が形成されていない。このように、各シート24A,24B,24C毎に切り欠き深さを異ならせたり切り欠きを形成しないことで、3枚が積層された状態においては、各シート24A,24B,24Cが階段状に露出するようになっている。このような段差露出部26を設けることにより、各シート24A,24B,24Cが正規の順番で積層されているかどうかを視認することができる。なお、この段差露出部26は、液晶パネル11の非表示領域に対応する領域に設けられている。
導光板23の反射面23C(液晶パネル11とは反対側の面、裏面)は、反射シート25に重ねられている。反射シート25は、表面が光反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製のシート材からなるものとされ、導光板23内を伝播して反射面23Cから出射した光を表側(光出射面23B)に向けて効率的に立ち上げることができる。反射シート25は、平面視において次述するフレーム30より僅かに小さい長方形状をなしており、その中央の大部分が導光板23の裏面に重ね合わされている。また反射シート25の外周縁部は、導光板23の外周端面よりも外側に延出されており、フレーム30の下端面に図示しない固定テープにより固定されている。すなわち反射シート25は、フレーム30の開口方向(図2の上下方向)における一端側を塞いでフレーム30の底壁を構成している。
フレーム30(枠状部の一例)は合成樹脂製であって、全体的には導光板23より一回り大きな長方形の枠状をなしている。フレーム30は、その短辺方向がX軸方向と一致し、長辺方向がY軸方向と一致し、高さ方向がZ軸方向と一致するように配されて、LED基板22及び導光板23等を一括して外周から取り囲んでいる。フレーム30の高さ寸法は、導光板23の厚さ寸法と光学シート24の厚さ寸法を合計した寸法に設定されており、フレーム30の上面と光学シート24の上面はほぼ面一とされている。
フレームの上端面(表側の面)および光学シート24の上面(表面)の外周端部には、次述する遮光両面テープ18の裏面が両者を架け渡すように貼付されている。また、上述した液晶パネル11は、この遮光両面テープ18を介して、全周に亘ってフレーム30(バックライト装置20)と固着されている。
遮光両面テープ18(固着部材の一例)は、遮光性を有する黒色樹脂等により形成されており、全体としてはフレーム30の外周縁部に沿う外径を有する枠状とされて、フレーム30の上端面に貼付されている。遮光両面テープ18の一対の短辺のうち、LED基板22が配された側の短辺は、図1に示すように、他の3つの辺よりも幅寸法が広く形成された幅広部18Aとされている。幅広部18Aは、LED基板22の幅寸法より広い寸法に設定されており、LED基板22全体を上方から被覆している。また幅広部18Aの内周縁部は、上述したように、LED基板22より内側に配された光学シート24の端部を被覆する領域まで延びているとともに、他の3つの辺の内周縁部も光学シート24の端部を覆う領域まで延びており、これにより、遮光両面テープ18は周方向の全体においてフレーム30から光学シート24の外周端部にわたる領域を上方から被覆している(図2参照)。この枠状の遮光両面テープ18によって囲まれた内側の領域は、液晶パネル11の表示領域(アクティブエリア)に対応している。
また、幅広部18Aのうち短辺の延び方向(X軸方向)における両端部には、一対のテープ側第1切欠部19Aが形成されている。テープ側第1切欠部19Aは、長辺方向(Y方向)に延びるフレーム30を残しつつ幅広部18Aの内周縁部を凹形状に(U字形状)に切り欠いたものであって、その内側に上述した光学シート24の段差露出部26を露出させている。すなわち、遮光両面テープ18は、段差露出部26以外の非表示領域に対応する領域全体を覆うように設けられている。なお、段差露出部26以外とは、厳密には、テープ側第1切欠部19A内に露出した段差露出部26および段差露出部26の周辺領域以外、という意味である。
さらに、遮光両面テープ18の一対の長辺のうち、段差露出部26に隣接した領域からLED基板22が配された側の端部にかけては、外周縁部から内側に向けて細長く僅かに切り欠かれたテープ側第2切欠部19Bが形成されている(図5参照)。テープ側第2切欠部19Bは、図3に示すように、その切り欠き深さがフレーム30の上端面の幅寸法(フレーム30の板厚)の半分程度に設定されている。このテープ側第2切欠部19Bは、遮光両面テープ18をフレーム30に貼付する際に、両者の位置関係を目視するためのものである。
なお、遮光両面テープ18は、バックライト装置20における導光板23と光学シート24との間の段差や、フレーム30とLED基板22との間の段差等を吸収可能な、柔らかい樹脂により形成されている(図2参照)。
また、フレーム30には、LED基板22を外部の電源とを接続する延出部22Aを挿通させる図示しない挿通部が設けられているが、延出部22Aおよび挿通部は遮光両面テープ18により気密な状態で埋設されている。このような構成では、遮光両面テープ18および液晶パネル11により閉じられたバックライト装置20の内部空間は、密閉状態とされる。
ここで、本実施形態においては、上述したフレーム30の長辺のうち少なくとも段差露出部26に対応する領域に、その上端部(液晶パネル11側の端部)から下方(反射シート25側)に向けて切り欠かれた形態の開口部31が設けられている。開口部31は、図5に示すように、全体として扁平な溝状をなしており、その下端が導光板23の表面(液晶パネル11側の面、光出射面23B)と面一か、表面よりやや低い位置となるように設定されている。すなわち、開口部31内には、少なくとも、3層の各光学シート24の端面が、積層方向(Z軸方向)において全体が露出した状態とされている。より詳細には、導光板23の少なくとも上面(表面)を含む端面と、拡散シート24Aの端面と、レンズシート(プリズムシート)24Bの中間層切欠部242の端面と、反射型偏光シート24Cの上層切欠部241の端面とが露出している。この開口部31により、液晶表示装置10(バックライト装置20)の内部は密閉状態が解かれ、開口部31において空気の流通が可能とされている。なお本実施形態においては、開口部31の長辺方向(Y軸方向)の寸法は1mmであり、深さ寸法(Z軸方向の寸法)は0.15mmである。
本実施形態の液晶表示装置10は以上の構成であって、次に作用効果について説明する。本実施形態の液晶表示装置10は、画像を表示する液晶パネル11と、液晶パネル11の背面に配され、光を発する導光板23等と、導光板23等を外周から取り囲むフレーム30と、フレーム30のうち液晶パネル11と反対側を塞ぐ反射シート25と、を有するバックライト装置20と、を備え、液晶パネル11およびバックライト装置20が外周領域において遮光両面テープ18により固着されており、フレーム30が、バックライト装置20の内部空間と外部とを連通させる開口部31を有している。
このような構成によれば、液晶表示装置10がカバーガラスやタッチパネルを取り付ける際に真空環境下に置かれた場合でも、液晶表示装置10(バックライト装置20)は開口部31により内部空間と外部とが連通した状態とされているから、開口部31から内部空間の空気が抜かれる。よって、バックライト装置20がその内側に存在する空気の膨張により膨らむことが抑制される。
また、開口部31は、導光板23のうち液晶パネル11側の表面から複数の光学シート24のうち液晶パネル11側の表面まで設けられている。
このような構成によれば、導光板23と光学シート24との間や、複数の光学シート24の間に存在している空気を、より効果的に抜くことができる。従って、空気の膨らみによって光学シート24が撓んだり、撓んだ光学シート24が液晶パネル11に貼り付いたりすることが抑制され、明暗の表示ムラやニュートンリングの発生を抑制することができる。
また、複数の光学シート24の端部の一部が段差状に順に露出する段差露出部26を有しており、開口部31は段差露出部26に対応する領域に設けられている。このような構成によれば、段差露出部26が設けられていない構成と比較して、各光学シート24間の空気がより抜け易い。また、この領域に開口部31を設けることにより、より効果的に空気を抜くことができる。
また、液晶パネル11は、画像が表示される表示領域と、表示領域を取り囲む非表示領域とを有し、段差露出部26は、光学シート24のうち、非表示領域に対応する領域に設けられており、遮光両面テープ18は、段差露出部26以外の非表示領域に対応する領域に設けられている。
このような構成によれば、空気が抜かれ易い段差露出部26には遮光両面テープ18が貼付されていないから、空気抜きの効果を損なうことが回避される。
さらに、開口部31はフレーム30のうち液晶パネル11側の端縁部を切り欠いた形態とされている。このような構成によれば、孔状の開口部を設ける構成と比較して、開口部31を容易に形成することが可能である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図6によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態の液晶表示装置(バックライト装置120)は、フレーム130に設けられた開口部131の形態が上記実施形態1と相違している。本実施形態の開口部131は、上記実施形態1の開口部31と同範囲かつ同等の切り欠き深さで設けられているが、長さ方向(Y軸方向)において3つに分割されて、全体として矩形の凹凸形状とされている。
このような構成によれば、開口部131を通して空気は確実に流通させつつ、実施形態1と比較して異物がバックライト装置120の内部空間に侵入し難いという効果が得られる。
<実施形態2の変形例>
上記実施形態2では、矩形の凹凸形状となるように切り欠かれた開口部131を設ける構成としたが、開口部の切り欠き形態は上記実施形態2に限らず、例えば図7に示すように、複数のV字型の開口部231を設ける構成とすることもできる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図8および図9によって説明する。以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態の液晶表示装置(バックライト装置320)は、光学シート324の形態が上記実施形態1と相違している。本実施形態の光学シート324は、実施形態1と同様に、下層側から順に拡散シート324Aと、レンズシート(プリズムシート)324Bと、反射型偏光シート324Cとが重ねられた3層構造とされているが、段差露出部の代わりに、3枚の各シート324A,324B,324Cが同位置において同形状に切り欠かれた切欠部326を有している(図8参照)。すなわち、各シート324A,324B,324Cの切り欠き端面は面一となるように露出している。
このような切欠部326を設けることによっても、上記実施形態と同様に、光学シート324に切欠部326を設けない構成と比較して、開口部31からバックライト装置320内部の空気を円滑に抜き易い。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1) 上記実施形態では、フレーム30,130,230の上端(液晶パネル11側の端部)から下方(反射シート25側)に向けて切り欠かれた開口部31,131,231を設ける形態を示したが、開口部は切り欠きでなく、フレームの壁を貫通する孔でもよい。
(2)上記実施形態では、開口部31,131,231は、導光板23のうち液晶パネル11側の表面から光学シート24,324のうち液晶パネル11側の表面までを含むように設ける構成を示したが、開口部が設けられる範囲は上記実施形態に限るものでない。それ以外の領域に設けられた場合でも、バックライト装置の内外で空気を流通させる効果を得ることができる。
(3)光学シート24,324の種類は上記実施形態に限るものでなく、他の種類の光学シートを使用することも可能である。また、光学シートは3層構造に限らず、2層以下であったり、4層以上であってもよい。また積層順も上記実施形態に限るものではない。
(4) 上記実施形態では、光学シート24,324に切欠部(段差露出部26、切欠部326)を設ける構成としたが、光学シートに切欠部は必ずしも設けなくてもよい。切欠部が設けられない構成であっても、バックライト装置内部の空気を外部に抜くことができる。
(5)また、光学シートに切欠部を設けた場合でも、開口部は切欠部と対応する領域以外の領域に設けてもよい。また開口部の形態も、上記実施形態に限るものではない。
(6)上記実施形態では、液晶パネル11とバックライト装置20,120,220,320とを外周領域において遮光両面テープ18によって固着する構成を示したが、遮光両面テープ18以外の固着部材で固着する構成も本発明の技術的範囲に含まれる。また、外周領域だけでなく、透明な固着部材により全面を固着してもよい。要は、本発明の技術は、密閉状態とされたバックライト装置に対して有効である。
(7) また、遮光両面テープ18のテープ側第1切欠部19Aやテープ側第2切欠部19Bは省略してもよい。そのような構成でも、バックライト装置の内外で空気を流通させることが可能である。
(8) 上記実施形態では、別体とされたフレーム30と反射シート25とで、導光板23等を収容する浅皿状の筐体を構成したが、予め底壁が一体に形成された浅皿状の筐体を使用することもできる。
10:液晶表示装置(表示装置)、11:液晶パネル(表示パネル)、18:遮光両面テープ(固着部材)、20,120,220,320:バックライト装置(照明装置)、21:LED(発光部材)、22:LED基板(発光部材)、23:導光板(発光部材)、24,324:光学シート(発光部材)、25:反射シート(底壁)、26:段差露出部、30,130,230:フレーム(枠状部)、31,131,231:開口部

Claims (5)

  1. 画像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの背面に配され、光を発する発光部材と、前記発光部材を外周から取り囲む枠状部と、前記枠状部のうち前記表示パネルと反対側を塞ぐ底壁と、を有する照明装置と、を備え、
    前記表示パネルおよび前記照明装置が少なくとも外周領域において固着部材により固着されており、
    前記枠状部が、前記照明装置の内部空間と外部とを連通させる開口部を有する表示装置。
  2. 前記発光部材は光源から発せられた光を導光する板状の導光板と、前記導光板のうち前記表示パネル側に配され、前記導光板から前記表示パネル側に向けて発光された光に光学作用を付与する複数の光学シートと、を含み、
    前記開口部は、少なくとも、前記導光板のうち前記表示パネル側の表面から前記複数の光学シートのうち前記表示パネル側の表面まで設けられている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の光学シートの端部の一部が段差状に順に露出する段差露出部を有しており、前記開口部は前記段差露出部に対応する領域に設けられている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示パネルは、画像が表示される表示領域と、前記表示領域を取り囲む非表示領域とを有し、
    前記段差露出部は、前記光学シートのうち、前記非表示領域に対応する領域に設けられており、
    前記固着部材は、前記段差露出部以外の前記非表示領域に対応する領域に設けられている請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記開口部は前記枠状部のうち前記表示パネル側の端縁部を切り欠いた形態とされている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の表示装置。
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