JP2020090243A - 索道および索道の運行方法 - Google Patents

索道および索道の運行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の索道の一つひとつの搬器がこの索道の一つの停留場に進入する際の潜在的危険性を確実に査定してそれに応答できるようにする。【解決手段】センサ(12)を用いて停留場に進入する前に搬器(4)の振れ角が計測されて索道制御部(8)に向けて伝送され、それと同時に停留場進入口(9)に入る前に何らかの突風(B)が発生した場合は、これが索道制御部(8)により検知されて、索道制御部(8)は、伝送された振れ角(α)および検知された突風(B)に応じて、一つの索道原動装置(7)を制御する。【選択図】図1

Description

この発明は、少なくとも二つの停留場間で一本の曳索に吊り下げられた多数の搬器を移動させるために使用される索道の運行方法であって、索道の少なくとも一つの搬器に備えられる一つのセンサを用いてその搬器の垂線からの振れ角が計測される索道の運行方法に関するものであると共に、当該索道にも関するものである。
循環する一本の索条に吊り下げられた複数の搬器を有する索道には、それが固定循環式であるのかそれとも自動循環式であるのかに関係なく、安全性に関して様々な特段の要求が課せられている。それに当たるのは特に人員輸送用の各種索道であるが、しかしそれだけに限られるわけではない。そこでは安全面のリスクの一つとして、不特定の搬器の揺れ動きを挙げられるが、なぜならばその場合には、その搬器と、例えばいずれかの索道支柱、索道支柱間に張り渡されるエネルギおよび/またはデータの伝送用の各種架空線、または停留場進入口のところの何らかの構成部品などのような、索道の様々な定置式設備との衝突や、または別の搬器との衝突を来すことがあるからである。またその場合には、最悪のケースにおいては、搬器が索条から外れて墜落したり、索条が策輪から脱索したりする事態を来すことがある。搬器の揺れ動きは通例、例えば風や乗客がふざけて搬器を揺するなど、様々な外力が搬器に作用することによって発生する。しかし搬器にかかる荷重が片寄っている場合にも、特にこれに風が組み合わされると、搬器に揺れ動きを来すことがある。
通常は索道の運転員に搬器のこの揺れ動きを監視する義務があり、運転員は索道の運行時にそれぞれの搬器に危険な振り子運動を来す怖れがあるか否かを査定しなければならない。運転員は、場合によっては索条の速度を低下させたり、索道を完全に停止させたりしなければならない。そのために通常は、索道線路に備えられる複数の風センサの計測値が運転員に提供されるようになっている。とはいえ、運転員が索道線路全体を見渡せるのは極々稀なケースに限られているし、それに気象条件(例えば霧、降雪、降雨など)や光の状況(例えば夕暮れ時や夜間など)によっても、視界が妨げられることがある。それに加えて、風センサはいずれも、その直近の風の状況だけを検出するものであって、索道のそれ以外の地点の風に関しては何の参考にもならないという事情がある。したがって、索道の全ての過敏な地点(例えば強風に曝される各索道支柱)に風センサを取り付けることが不可欠となるが、それによりコストは増大する。通常は運行基準として、運転員には、所定の風力以上となると、輸送速度を低下したり、索道の運行を完全に停止したりすることが定められている。言うまでもなくこれはアプローチ法としては極めて保守的なものであって、それにより往々にして、必ずしも必要ではないような場合にも、輸送速度が低下されたり、ましてや索道がストップされたりするという事態を来している。
このため、各搬器の揺れ動きの監視がより確実かつ高信頼度で行われるようにするための様々な対策が既に知られるようになっている。
欧州特許出願公開公報第1837264号明細書には、一つひとつの搬器の任意の垂線からの振れ角を検出するために、それぞれの搬器に傾斜センサを備えて使用することが記載されている。さらにそれに追加して、搬器の風速と風向の検知を備える。これらの傾斜センサの計測値は、その搬器に備えられた一つの送信器から、それぞれの索道支柱に設けられた中継局を介して、または直接、一方の停留場の一つの受信局に向けて送信される。振れ角が大き過ぎるケースでは、速度が低下されるか、または索道がストップされるかのいずれかになっている。
オーストリア特許第411982号明細書にも同様に、一つひとつの搬器の振れ角を検出するために、それぞれの搬器に傾斜センサを備えて使用することが記載される。検出されたそれぞれのデータは、その搬器自体の内部で評価されて記憶される。ほかにも検出されたこれらのデータは、停留場を通過する際に一つの受信器に向けて伝送されて、索道を制御するために使用できるようになっている。
国際特許出願公開公報第95/30216号明細書においても、一つひとつの搬器の振れ角が、その搬器に備えられた一つの傾斜センサを利用して検出されるようになっている。さらにそれに追加して、それぞれの搬器には一つの明確な識別コードが含まれている。搬器は、一つひとつの索道支柱に設けられた一つの受信器に向けて傾斜情報と識別コードを伝送し、受信器はこの傾斜情報と識別コードを評価のために一つの索道制御部に向けて転送する。
非常に危険な地点の一つが、索道の一つひとつの停留場への進入口である、というのもそこには数多くの定置式設備が搬器の近傍に配置されているからである。さらにそれに追加して、停留場への進入口の領域には通常、いわゆるアウタ・ガイド・ファネルが複数配置されており、搬器を索条に連結している握索機は案内のためにこれらの中に入り込まなければならない。停留場に進入する際の搬器の振れ角が著しい場合は、このアウタ・ガイド・ファネルに入り損ねる事態を生じることがあり、それにより索道に、および/または問題の搬器に、様々な激しい損傷を来したり、搬器がなんと索条から外れたりすることすらある。このため、停留場に進入する際の揺れ動きを検出することは極めて重要であり、索道事業者は、例えば運転員が再び索道に沿ってそれぞれの風センサの情報を監視することによって、索道の運行時に危険な状況を一切来し得ないことを保証する義務を負う。
そのために欧州特許出願公開公報第2147843号明細書には、停留場進入口に入る前に、一つひとつの搬器の振り子運動を、停留場内の一つのセンサ、特に一つのレーザ・スキャナ、または一つのカメラにより検知すること、それと同時に同じセンサを用いてその搬器の停留場までの距離も検出することによって、索道の原動装置を振り子運動に応じて制御することが提案される。それにより確かに、停留場の手前にいる搬器の走行方向に対して横向きの何らかの搬器の振り子運動を確実に検出することができる。しかしそこでは、停留場に搬器が進入する際の何らかの潜在的危険性を検出することは不可能である。搬器が例えば振り子運動を行うことなく傾いた姿勢で停留場に向かっていたら、制御装置は応答しないかもしれないのである。
欧州特許出願公開公報第1837264号 オーストリア特許第411982号 国際特許出願公開公報第95/30216号 欧州特許出願公開公報第2147843号
従って、この発明の一つの課題は、任意の索道の停留場に一つひとつの搬器が進入する際の潜在的危険性をより確実に査定して、これに応答できるようにする一つの索道の運行方法を提示することにある。
この課題は、搬器の振れ角が、停留場に進入する前にセンサを用いて計測されて、索道制御部に向けて送信されること、それと同時に、停留場に進入する前に何らかの突風が発生した場合は、これが索道制御部によって検知されること、および索道制御部が、伝送された振れ角および検知した突風に応じて一つの索道原動装置を制御することにより解決される。そうすることによって索道制御部は、一つひとつの搬器の現在の振れ角を検出して評価するだけではなく、これからは様々な突風の発生についても索道原動装置の制御において配慮できることになる。停留場進入口の手前もしくは領域内では、搬器の振れに突風が重なり合うことがあるが、何よりも特にこれは大きな潜在的危険性を孕んでいることが分かっており、これからはこれについても適時に検出することが可能となる。索道制御部は、そのような潜在的危険性にこれからは適時に応答して、例えば索道の走行速度を低下させることができる。
さらにそれに追加して、突風の風向も検知することによって、索道制御部は、一つひとつの可能性のある潜在的危険性にさらに良好に応答できるようになる、というのも、ありとあらゆる任意の風向から吹き付けてくる突風が全て等しく危険であるとは限らないからである。このため、有利な構成形態の一例においては、明確に定義されたある一つの風向から吹き付けてくるそれぞれの突風だけに配慮できるようになっている、または、異なる風向から吹き付けてくるそれぞれの突風に異なる方式で配慮できるようになっている。
停留場進入口の手前での搬器の緊急停止をなおも可能とするためには、停留場進入口まで、搬器の制動距離よりも長い距離をおいたところで、搬器の振れ角と突風の発生が、場合によっては突風の風向も含めて、索道制御部により検知されるようにすると好適である。
非常に有利な構成形態の一例においては、搬器に一つの無線トランスポンダが送信装置として備えられており、また受信器は、この無線トランスポンダ用の読取り装置として実施されている。無線トランスポンダは、小型でコンパクトな構成部品であり、搬器に簡単に配置することができる。ひときわ有利な構成形態の一例においては、この無線トランスポンダが受動型の無線トランスポンダとして実施されているが、その場合は、この無線トランスポンダを介して搬器に電気エネルギを供給することができるために、搬器に何らかの独自のエネルギ供給装置を備えることを放棄することができる。そのためには読取り装置が一つの送信アンテナを介して一つの照会信号を送出するとよく、無線トランスポンダはこれを受信して、そこから無線トランスポンダとセンサを作動させるための電気エネルギを獲得する。
以下では、発明について、本発明の幾つかの有利な構成形態が略図で例示的に示される図1から4を参照しながら詳しく解説するが、本発明は図示の構成形態に限定されるものではない。
この発明は、搬器の振れ角が、停留場に進入する前にセンサを用いて計測されて、索道制御部に向けて送信されること、それと同時に、停留場に進入する前に何らかの突風が発生した場合は、これが索道制御部によって検知されること、および索道制御部が、伝送された振れ角および検知した突風に応じて一つの索道原動装置を制御することにより、任意の索道の停留場に一つひとつの搬器が進入する際の潜在的危険性をより確実に査定して、これに応答できる。
索道の搬器の振れ角の監視が行われる停留場の領域を示す図である。 搬器の振れ角を監視するための本発明にしたがったやり方を示す略式図である。 突風を評価する際に使用される様々な風向範囲を示す図である。 振れ角を索道制御部に伝送するための無線トランスポンダの使用方法を示す図である。
図1には、任意の索道1の一つの停留場2と、停留場進入口の手前の、一つの索道支柱3が備えられている索道1の輸送線路の一部が描かれている。索道1の各搬器4は、それぞれの停留場2内で滑車にかけられて転向される一本の曳索5を用いて輸送される。一方の滑車6は、一つの索道原動装置7により駆動されるが、その際にこの索道原動装置7は一つの索道制御部8により制御されるようになっている。停留場進入口9のところには、停留場2内で搬器4を案内するために搬器4の握索機11が入り込まなくてはならない、一つのアウタ・ガイド・ファネル10が配置されているとよい。それぞれの搬器4が曳索5に固定式に連結されているのかどうか、または、それぞれの搬器4が曳索5に(例えば十分に知られている握索機を利用して)握放索を可能として連結されているのかどうかは、本発明にとっては重要ではない。同様に、索道1により輸送されるのが人員および/または物資であるのかどうかも、本発明にとっては重要ではない。また各停留場間の支索などの索条についても、若干数を備えて、その上を各搬器4が走行するようにしてもよい。
一つひとつの搬器4には、その搬器4の任意の垂線からの振れ角を検知するための一つのセンサ12が配置されている。ここで注目されるのは、何よりも特に走行方向x(図2)に対して横向きyの振れ角αである。しかし、必ずしも横方向yに出現しなければならないわけではないが、最大振れ角αが検知されるようにしてもよい。そのためのセンサとしては、例えば位置センサであれ加速度センサであれ、基本的には適切なものであればありとあらゆるものが検討対象となる。加速度センサであれば、そのセンサ12から所定のサンプリング・レートで送られるそれぞれの値が、例えば搬器4に備えられた一つのメモリに書き込まれる。その後でこれらの値を用いて、一つの実振れ角αをいつでも推論することができる。
概してこの振れ角αはセンサ12を用いて検知されて、索道制御部8に向けて伝送される。これは、何らかのワイヤレス通信リンク、例えば無線を用いて、行われる。そのために搬器4には、搬器4の振れ角αの検出結果を停留場2内または停留場2の領域内にある一つの受信器14に向けて送信する一つの送信装置13が備えられているとよい。受信器14は、索道制御部8に接続されており、受信した信号もしくはその中で伝送された情報を索道制御部8に向けて転送する。
さらにそれに追加して、停留場進入口9の手前では、ほかにも様々な突風Bの発生も検知されるようになっている。そのためには例えば停留場進入口9の手前の、例えば停留場2の手前の最後の索道支柱3のところに、一つの風センサ15が備えられているとよい。この風センサ15は、検知したそれぞれの値を、いずれかの適切な通信リンクを介して索道制御部8に伝送する。そのために、何らかの有線または無線方式の通信リンクが備えられているとよい。何らかのワイヤレス通信リンクである場合は、この風センサ15から、そのそれぞれの値が、例えば無線を介して、停留場2内の受信器14に向けて送信されるようにしてもよい。この風センサ15は、風速vを計測するか、または突風Bを直接計測するかのいずれかとなっている。ここでは突風Bとは、この角速度vの時間変化率であると解釈される。風速vが検知される場合は、時間導関数
[数1] B=dv/dt
により、突風Bを表す一つの値を獲得することができる。これは、索道制御部8の内部で行われてもかまわない。基本的に搬器4にも、風速vまたは何らかの突風を表すある一つの値を検知するための、一つの風センサ15が備えられていてもよいが、その場合は、搬器4の走行風が計算から除外されるようにすると有利である。このケースでは、風速vまたは突風を表す値も同様に、送信装置13を用いて停留場2の受信器14に送信され、それにより索道制御部8にも送信されるようにするとよい。
ほかにも、この風センサ15を用いて風向も検知されるようにするとよい。それにより、様々な突風Bの発生が検知されるだけではなく、その突風Bがどの風向Rから吹き付けてくるのかも検知することができる。いずれの突風Bも、その風向Rは、搬器4の揺れ方にはかなりの影響を与えることがある。例えば、索道線路の軸線に沿った走行方向xに、またそれ故に前方または後方から搬器4に作用する突風Bの方が、横向きyの突風Bよりも遥かに始末が悪いことがある。搬器4に突風Bが横から吹き付けてくる場合は、確かに横方向yへの振れ角が直接与えられることになるものの、しかし搬器4が例えばチェアであれば、その作用面はごく僅かとなる。これとは逆に、乗客に風雪が当たるのを防ぐフードが開いている状態で、チェアに突風Bが前から吹き付けてくる場合は、作用面積が格段と大きくなり、走行方向xにも横方向yにも同じように激しい振れを来すことがある。
そこで索道制御部8は、この実振れ角αを様々な突風Bの発生と結び付けて、それに応じて、索道原動装置7を制御できるようになっている。その際には突風Bの風向Rについても配慮可能である。索道1の運行現場から、特に停留場進入口9の領域内で例えば搬器4にかかる荷重の片寄りを原因とする振れ角αに様々な突風Bの発生が重なり合うと、事と次第によってはその突風Bの風向Rに応じて非常に危険な状況を生じることが判明している。そうなると搬器4は、揺れ動きながら停留場進入口9への接近を余儀なくされるどころの話ではなくなってしまう。もっとも、搬器4が曳索5に吊り下げられて揺れ動く場合は、その振り子運動の最大振れ角を振れ角αとして援用することもできるかもしれない。しかしこの振れ角αがある一つの所定の値をとっており、そこに所定の突風Bが発生すると、搬器4の横方向yへの大きな振動を来すことがあり、その結果、搬器4は停留場進入口9に入る際に、停留場2のいずれかの固定式構成部品と接触したり、何とアウタ・ガイド・ファネル10に入り損ねたりすることすらある。そのいずれによっても、甚大な事故ならびに索道1および/または搬器4の損傷を来すことがある。本発明にしたがって、振れ角αを様々な突風Bの発生の検知と結び付けることによって、それを効果的に阻止することができる。
その際には、一つの許容振れ角αmaxと一つの許容最大突風Bmaxとが決定されると有意である(図2)。停留場進入口9に入る前にこれらの許容値を両方とも上回る場合は、索道制御部8により索道原動装置7の動作制御が行われることによって、例えば走行速度が低下されたり索道1が停止されたりするとよい。これについては当然ながら、振れ角αに関して、および/または突風Bに関して、複数の閾値が定義されるようにしてもよい。それにより、停留場進入口9に入る際の搬器4と風の実状態を、それほど危険ではないものから危険なものまで、クラス分けすることができる。それほど危険ではない場合は、例えば走行速度が低下され(数段階に分けて低下することも考えられる)、危険である場合は索道1がストップされることになる。当然ながら索道制御部8は、例えば一つひとつの索道1の特殊な状況や構造を斟酌するために、振れ角αと突風Bとでは異なる重み付け方式で評価を行ってもよい。この評価方法も、決定されているそれぞれの閾値も含めて、索道1の運行時の様々な経験値を活かせるようにするために、運行中に変更されるようにするとよい。
さらにそれに追加して、ほかにも突風Bの風向Rが検知されて、索道制御部8の内部で索道原動装置7の制御に際して配慮されるとよい。例えば異なる風向Rまたは風向Rの範囲ごとに、振れ角αおよび/または突風Bに関して別の閾値が保存されるようにするとよい。しかしそもそも所定の風向Rから、または風向Rの範囲から、吹き付けてくる突風Bだけに配慮してもよい。例えば、図3に描かれているように、走行方向xの突風Bだけ、または走行方向xを中心としたある一つの風向範囲RBの突風Bだけに配慮するとよい。ほかにも索道制御部8の内部では、突風Bの危険な風向Rが、それ以外の風向よりも危険であると評価されるようにするために、突風Bを風向R別に異なる方式で重み付けしてもよい。言うまでもなく、索道制御部8の内部でどの風向Rのどの突風Bにどのように配慮するとよいかについて、明確に定義されるとよいが、これは、索道のタイプ、索道1の設置環境、索道の各種運行パラメータ等々に応じて決められるとよい。当然ながらこれは、索道1の運行中にも変更できるようになっている。
風速vまたは突風B、さらに場合によっては風向Rおよび振れ角αの検知は、停留場進入口9に入る前に、場合によっては搬器4を減速して停留場2の手前でなおも安全に停止できるようなところで行われると好適である。この検知は、他方では、停留場進入口9からあまり離れ過ぎていないところで行われるようにすべきであるが、これは、離れ過ぎた場所で検知された値だと、停留場進入口9の状況にとっては関係もないものとなるからである。どれくらい離れたところまでが有意であるかは、当然ながらそれぞれの索道1により左右される。大半のケースで、停留場進入口9まで80m未満の範囲内で検知が行われるように模索すべきであろう。したがって、振れ角αの値、および、突風Bそして場合によっては風向Rの検知は、最低でも搬器4の制動距離BW分だけ、停留場2の手前(図1)で検知されるようになっている。その際に搬器4のこの制動距離BWは通常は既知となっている。最高走行速度が類型的に7m/sである従来型の索道1では、緊急停止時の制動距離BWは約25〜40mである。多くの場合、停留場2の手前のこの範囲内には一つの索道支柱3が位置することになる。したがって、風速vまたは突風B、場合によっては風向Rを含めての検知は、停留場2の手前のいずれかの索道支柱3のところで行われるとよい。
したがって受信器14は、十分に遠い距離からでも振れ角αを受信できるようにするために、送信ユニット13の送信エリアでも十分に間に合うように、配置されていると好適である。受信器14は停留場2内に配置されていると好適であるが、しかし停留場進入口9の手前の停留場2の領域内に配置されたものであってもよい。例えば受信器14は、停留場2の手前のいずれかの索道支柱3のところに配置されて、何らかの相応の通信ラインを介して索道制御部8に接続されたものであってもよい。
搬器4から停留場2に情報を伝達するためには、図4に基づき以下で解説するように、例えばRFID(Radio Frequency Identification)トランスポンダ(しばしばRFIDタグとも呼ばれる)などの各種無線トランスポンダRFを搬器4に備え、これを送信装置13として使用すると、ひときわ有利である。搬器4に備えられた無線トランスポンダRFの内部には、一つのメモリ・ユニット33が備えられ、その内部では、例えば振れ角αを表す様々な値、および場合によってはほかにも風速vを表す、または突風Bを表す様々な値、さらに場合によっては風向Rの値を記憶できるようになっている。振れ角αを検知するためのセンサ12は、そのそれぞれの値を、例えば無線トランスポンダのメモリ・ユニット33の内部で記憶できるようにするとよいが、搬器4にも風センサ15が備えられるのであれば、これについても同様である。そのような無線トランスポンダRFであれば、非常に小型の仕様とすることができるために、極めてフレキシブルに導入することができる。無線トランスポンダRFは、一つの照会信号34を送出するいずれかの送信アンテナ31の有効エリア内に入ると、これに応答して、振れ角α、および場合によってはほかにも突風Bの何らかの値、および事情によっては風向Rも含まれている、一つの応答信号35を発生する。この応答信号35は、送信アンテナ31により受信されて、一つの読取り装置30に向けて転送され、読取り装置30はこの応答信号35から必要なそれぞれの値を復号する。読取り装置30は索道制御部8に接続されており、取得したこれらの値を索道制御部8に向けて送信することができる。ほかにも任意の読取り装置30に、図4に示唆されるように、複数の送信アンテナ31を繋げることもできる。したがって停留場2内の受信器14は、送信アンテナ31を備えた読取り装置30として実施されるとよい。その場合この送信アンテナ31は、搬器4から可能な限り早い時点で情報を受け取れるようなところまで、停留場2から索道線路2に向けて照会信号34が送出されるように、実施する必要があるかもしれない。
しかし一つひとつの搬器4への電気エネルギの供給は、実地においては非常に煩雑でコスト高である、というのもそのためには通例、何らかのエネルギ蓄積装置を搬器4に備えて、例えば停留場を通過する際にこのエネルギ蓄積装置を充電しなければならないからである。このためいずれの索道においても、多くの場合は搬器4を電気エネルギの供給を受けない仕様とすることが望ましいとされている。言うまでもなくこれは、搬器4の振れ角αを検知して、これを索道制御部8に向けて伝送するという要求とは相容れないものである。
このため非常に有利な構成形態の一例においては、搬器4で一つの受動型無線トランスポンダ、例えば一つの受動型RFIDトランスポンダが使用されるようになっている、というのもこの場合は、搬器4に備えられる無線トランスポンダにエネルギを供給する必要が全くないからである。受動型無線トランスポンダであれば、その無線トランスポンダRFに内蔵される一つの受信アンテナ32を用いて受信される、送信アンテナ31から送出された電磁信号から、その受動型無線トランスポンダRFはその作動に必要な電気エネルギを獲得するために、これがアクティブとなるのは、いずれかの読取り装置30の、ある一つの電磁場を張り巡らしている一つの送信アンテナ31の有効エリア内だけに限られることになる。それにより、搬器4に備えられるセンサ12も、また搬器4に風センサ15が備えられるのであれば、その風センサ15も、必要な電気エネルギをこの受動型無線トランスポンダRFから受け取ることができるようになるかもしれない。
搬器4が停留場2に接近すると、搬器4に備えられたこの受動型無線トランスポンダRFが送信アンテナ31の有効エリア内に入り、それによりエネルギ供給が行われる。それを受けて、センサ12の読出しが、搬器4に風センサ15が備えられるのであれば、その読出しと合わせて行われて、振れ角αの検出値が、風センサ15が備えられるのであれば突風Bの発生および風向Rの検出値も合わせて、応答信号35を手段として用いて読取り装置30に送信される。無線トランスポンダRFの中にはセンサ入力が備えられたものもあるが、その場合は一つのセンサ12を、風センサ15が備えられるのであればそれも含めて、この無線トランスポンダRFに直接繋げることによって、この無線トランスポンダRFを介して読出しが直接行われるようにすることもできる。
無線トランスポンダRFのメモリ・ユニット33の中には、当然ながらほかにもさらに別の様々な情報が記憶されるようにするとよい。例えばそれぞれの搬器4の内部では、ある一つの明確な搬器識別子FIDがこのメモリ・ユニット33の中に記憶されているようにして、これも同様に索道制御部8に向けて伝送されるようにするとよい。
制動距離BWを残している、一つの無線トランスポンダRFが備えられた搬器4に照会して必要な情報を得ることができるほど、送信アンテナ31の有効エリアが十分に広いものではない場合は、読取り装置30を送信アンテナ31とともに停留場2の場外に、例えば停留場2の手前の最後の索道支柱3に、配置するようにしてもよい。その場合はこの読取り装置30が、振れ角αの値を、場合によってはほかにも突風Bと風向Rの値も含めて、伝送するために、停留場2内の索道制御部8または受信器14に(無線または有線方式で)接続されているとよい。
さらにそれに追加して、何らかの無線トランスポンダRFを用いて、各停留場2間の索道線路に沿った振れ角αの様々な値も収集されるとよい。搬器4にエネルギを供給することによって、例えば予め定められたある一つのサンプリング・レートでセンサ12の読出しを行って、メモリ・ユニット33に保存するとよい。その場合は停留場2の領域内でメモリ・ユニット33の読出しを行って、記憶されている様々な値が索道制御部8により評価されるとよい。そこから索道制御部8は、索道線路沿いの状況に関する重要な情報を獲得することができるが、これも同様に索道原動装置7の制御に使用することができる。いずれかの受動型無線トランスポンダRFを使用する場合は、索道線路沿いの少なくとも若干数の索道支柱3のところに一つの読取り装置30が配置されるとよいが、それによりこの索道支柱3の領域内で、センサ12および好適にはほかにも搬器識別子FIDを読み出すことが可能となる。そのようにして検知されたセンサ値は、メモリ・ユニット33の内部で記憶されるとよい、および/またはその索道支柱3から索道制御部8に向けて伝送されるとよい。その後で停留場2内で一つの読取り装置30を用いてメモリ・ユニット33の読出しが行われるとよい。このケースでは、その索道支柱3のところに何らかの電気エネルギ供給手段が、場合によっては索道制御部8への何らかのデータ・リンクも含めて、必要となる。
言うまでもなく搬器4と索道制御部8間の通信路、即ち例えば索道制御部8、読取り装置30、送信アンテナ31、無線トランスポンダRFは、例えば要求される安全インテグリティ・レベル(SIL)に応じて、(何らかの誤りが発生したら直ちに検出されて、続いてシステムが好適にもより安全な状態に切り替わるという意味での)安全な通信が、機能安全の趣意で保証されるようにするために、機能に関してもフェールセーフ仕様となっているとよい。そのためには、例えばハードウェアの内部のマルチチャンネル動作、各データの冗長性、データ伝送における各種誤り検出訂正手法等々、十分に知られている様々なメカニズムが備えられているとよい。例えばそれぞれの信号35、35またはその中で搬送される各データに、タイム・スタンプが一つずつ付け加えられるとよい。読取り装置30と索道制御部8のタイム・ベースが同期化される場合は、このタイム・スタンプに同期化された制御時間に対する何らかの偏差がある場合には、それが検出されるようにして、その結果、例えば索道1が停止されるとよい。さらに、送信された各データを検証するために、無線トランスポンダRFのメモリ・ユニット33が、予め定められたある一つの時間内に繰り返して読み出されることが要求されるようにするとよい。応答信号35の中で伝送された各データは、それぞれの冗長データ、例えば一つの巡回冗長コードCRC(Cyclic Redundancy Code)により、安全性が保証されるとよい。当然ながらさらに別の諸対策により機能安全を保証することも考えられる。
1 索道
2 停留場
3 索道支柱
4 搬器
5 曳索
6 滑車
7 索道原動装置
8 索道制御部
9 停留場進入口
10 アウタ・ガイド・ファネル
11 握索機
12 センサ
13 送信装置
14 受信器
15 風センサ
30 読取り装置
31 送信アンテナ
32 受信アンテナ
33 メモリ・ユニット
34 照会信号
35 応答信号
B 突風
max 許容最大突風
R 風向
x 走行方向
y 横向き
α 振れ角
αmax 許容振れ角
BW 制動距離
FID 搬器識別子
RB 風向範囲
RF 無線トランスポンダ
風速

Claims (14)

  1. 少なくとも二つの停留場(2)間で一本の曳索(5)に吊り下げられた複数の搬器(4)を移動させるために使用される索道(1)の運行方法であって、前記索道(1)の少なくとも一つの搬器(4)において、一つのセンサ(12)を用いて、前記搬器(4)の垂線からの振れ角(α)が計測される、索道の運行方法において、
    前記搬器(4)の前記振れ角(α)が、前記停留場に進入する前に、前記センサ(12)を用いて計測されて、索道制御部(8)に向けて伝送されること、
    それと共に、停留場進入口(9)に入る前に何らかの突風(B)が発生した場合は、それが検知されること、ならびに、
    前記索道制御部(8)が、前記伝送された振れ角(α)および前記検知された突風(B)に応じて、一つの索道原動装置(7)を制御すること、
    を特徴とする、索道の運行方法。
  2. 前記突風(B)の風向(R)が、前記索道制御部(8)により検知されて、前記索道原動装置(7)を制御する際に配慮されることを特徴とする、請求項1に記載の索道の運行方法。
  3. 前記索道制御部(8)の内部で、明確に定義されたある一つの風向(R)から吹き付けてくるそれぞれの突風(B)だけが配慮されることを特徴とする、請求項2に記載の索道の運行方法。
  4. 前記索道制御部(8)の内部で、異なる風向(R)から吹き付けてくるそれぞれの突風(B)が、異なる方式で配慮されることを特徴とする、請求項2に記載の索道の運行方法。
  5. 前記搬器(4)の前記振れ角および前記突風(B)の発生が、前記索道制御部(8)により、前記停留場進入口(9)まで、前記搬器(4)の制動距離(BW)よりも大きい距離をおいたところで検知されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の索道の運行方法。
  6. 前記突風(B)の風向(R)が、前記索道制御部(8)により、前記停留場進入口(9)まで、前記搬器(4)の制動距離(BW)よりも大きい距離をおいたところで検知されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の索道の運行方法。
  7. 前記搬器(4)の前記振れ角(α)が、前記搬器(4)に備えられた一つの無線トランスポンダ(RF)を用いて、前記索道制御部(8)に向けて伝送されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の索道の運行方法。
  8. 前記突風(B)の発生および/または前記突風(B)の風向(R)が、前記搬器(4)に備えられた一つの風センサ(15)を用いて検知されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の索道の運行方法。
  9. 前記突風(B)および/または前記突風(B)の風向(R)が、一つの無線トランスポンダ(RF)を用いて前記索道制御部(8)に向けて伝送されることを特徴とする、請求項8に記載の索道の運行方法。
  10. 一つの受動型無線トランスポンダ(RF)が使用されて、前記受動型無線トランスポンダ(RF)が、前記無線トランスポンダ(RF)により受信される一つの照会信号(34)から、前記振れ角(α)または前記突風(B)または前記風向(R)を伝送するための電気エネルギを獲得することを特徴とする、請求項7または8に記載の索道の運行方法。
  11. 前記搬器(4)が、前記搬器(4)に備えられた前記センサ(12)および/または前記風センサ(15)の読出しを行うための電気エネルギを、前記受動型無線トランスポンダ(RF)から受け取ることを特徴とする、請求項10に記載の索道の運行方法。
  12. 少なくとも二つの停留場(2)間を移動される、一本の曳索に吊り下げられた多数の搬器(4)を有する索道であって、前記道の少なくとも一つの搬器(4)に、前記搬器(4)の垂線からの振れ角(α)を検知するための一つのセンサ(12)が配置されている、索道において、
    一つの索道制御部(8)が備えられており、前記索道制御部(8)は一つの索道原動装置(7)に接続されており、さらに前記索道制御部(8)は前記索道原動装置(7)を制御すること、
    前記停留場進入口(9)の手前で前記センサ(12)により計測された前記搬器(4)の振れ角(α)を、前記停留場(2)の領域内にある一つの受信器(14)に向けて伝送するために、前記搬器(4)に一つの送信装置(13)が配置されていること、その際に前記受信器(14)は前記索道制御部(8)に接続されており、さらに前記受信器(14)は前記振れ角(α)を前記索道制御部(8)に向けて伝送すること、
    前記停留場進入口(9)の手前に一つの風センサ(15)が備えられており、前記風センサ(15)は前記索道制御部(8)に接続されており、さらに前記風センサ(15)は前記停留場進入口(9)に入る前に何らかの突風(B)が発生した場合は、それを検知して、前記索道制御部(8)に向けて伝送すること、ならびに、
    前記索道制御部(8)が、前記伝送された振れ角(α)および前記検知された突風(B)に応じて、前記索道原動装置(7)を制御すること、
    を特徴とする、索道。
  13. 前記搬器(4)に一つの無線トランスポンダ(RF)が送信装置(13)として備えられて、前記受信器(14)が前記無線トランスポンダ(RF)用の読取り装置(30)として実施されていることを特徴とする、請求項12に記載の索道。
  14. 無線トランスポンダ(RF)として一つの受動型無線トランスポンダ(RF)が備えられており、さらに前記読取り装置(30)が、一つの送信アンテナ(31)を介して一つの照会信号(34)を送出し、これを前記無線トランスポンダ(RF)が受信して、そこから前記無線トランスポンダ(RF)および前記センサ(12)を作動させるための前記電気エネルギを獲得することを特徴とする、請求項13に記載の索道。
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