JPH07125637A - 各種地上装置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制御装置 - Google Patents

各種地上装置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制御装置

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JPH07125637A
JPH07125637A JP27329393A JP27329393A JPH07125637A JP H07125637 A JPH07125637 A JP H07125637A JP 27329393 A JP27329393 A JP 27329393A JP 27329393 A JP27329393 A JP 27329393A JP H07125637 A JPH07125637 A JP H07125637A
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JP
Japan
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ground
vehicle
signal processing
processing device
control
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Pending
Application number
JP27329393A
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English (en)
Inventor
Nariyasu Kobayashi
成康 小林
Masahiro Kitatsume
正弘 北爪
Kazuya Honma
一哉 本間
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種地上装置の検知、識別、監視、制御を車
上から行う監視制御装置に関し、作業効率の向上、安全
の確保、人為ミスの排除を図ることを目的とする。 【構成】 軌道区間および軌道区間周辺の設備を制御す
る地上装置30と、地上装置30の状態を常に監視する
地上側信号処理装置32と、地上側信号処理装置32に
接続され地上装置30の種類および状態を送信する1つ
以上の地上側通信装置36,38と、地上側通信装置3
6,38からのデータを受信する車両内に設けられた車
上側通信装置42と、車上側通信装置42に接続され車
上側通信装置42からのデータを解析し地上装置30の
接近、種類および状態を確認する車上側信号処理装置4
4により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道区間を制御する地
上装置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の各種地上装置の接近検
知、識別、監視および制御を行う装置としては、以下に
示すようなものがある。ある軌道区間への車両の進入を
軌道区間および軌道区間周辺の設備の状態により制限す
るために、軌道区間および軌道区間周辺の設備の状態を
制御する地上装置の具体例として、ここでは鉄道におけ
る踏切保安装置および分岐点切り替え装置を例示する。 1.踏切保安装置 従来例1 現在一般車両における踏切制御装置としては、軌道を回
路の一部として使用する軌道回路方式や踏切制御子方式
が主に採用されている。これらの方式は、軌道間が車軸
により短絡されることで車両を検知する方式である。踏
切の前後にこれらの設備を設置し、車両が踏切に進入し
ようとしていることを検知すると踏切保安設備を警報状
態にし、車両が踏切を退出したことを検知すると警報状
態を解除している。
【0003】従来例2 保守用車両においては、車両重量が軽いことによる短絡
不良が起こることや、走行動作が不規則であることか
ら、従来例1は使われていない。保守用車両が踏切を通
過する際には踏切の手前で一旦停止し、保守作業員が踏
切の安全を確認した上で踏切を通過する方法が一般的で
ある。
【0004】従来例3 一部で採用され始めている保守用車両の踏切保安装置の
制御、監視方式として、光発信器を用いて車両の接近を
知らせる方式がある。保守用車両を踏切の手前で一旦停
止させ、受光器に対して作業員が光発信器を操作して車
両の接近を知らせる。制御装置は車両の接近を検知した
ら踏切保安設備を警報状態とし、踏切保安設備の状態を
車両側に知らせるための表示灯を点灯させる。車両側は
表示灯により踏切保安設備の状態を確認し、踏切を通過
する。そして、踏切の退出側でも同様の作業を行って踏
切保安装置を警報解除状態に戻し、車両の走行を再開す
る。 2.分岐点切り替え装置の制御監視装置 従来例4 列車ダイヤに組み込まれている車両の制御は、図18に
示すように、中央指令部10の列車集中管理装置(CT
C)12によって行われている。中央指令部10の指示
はCTC回線14を介してCTC駅装置16に伝えら
れ、継電連動装置18によって各種保安設備が動作して
おり、分岐点切り替え装置20の制御、監視もCTC1
2によってなされている。中央指令部10は各種地上設
備22のうちの車両検知設備からの車両走行状態と列車
ダイヤを見比べて、分岐点切り替え装置20の制御を行
う。列車ダイヤに組み決まれていない車両、例えば保守
用車両の走行時や貨物車両の入れ替え作業などを行う場
合には、駅からの要求によって各分岐点がCTC制御か
ら切り離され、駅員24が進路構成を行っている。
【0005】従来例5 CTC制御網から外れている分岐点(例えば、保線基地
内における電化されていない分岐点)を保守用車両など
が通過する場合には、分岐点の手前で一旦停止させて分
岐の接続状態を調べ、保守作業員が希望する方向に分岐
点を切り替えた上で走行している。
【0006】また、車両の運転員による分岐点接続状態
の確認は、分岐点手前に設置されている信号機や転轍標
識を運転員が目視確認することにより行うか(従来例
6)、無線によって接続状態を知らせてもらう方法(従
来例7)が取られている。 3.車両側の制御方式 従来例8 地上設備の状態に応じて車両側を制御する(地上装置の
現状態と車両の走行状態に応じた処置を行う)方式とし
ては、例えばATSなどを用いて、地上側から車上側に
制限速度パターンを送信し、車両の速度がこの制限速度
を越えると非常ブレーキが掛かる方式などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鉄道における各種地上装置の監視制御装置に
あっては、従来例1では車両重量の軽い車両の場合には
短絡不良による検知ミスが起こる危険がある。また、車
両の検知動作しか行えず、車両に対して踏切保安装置の
状態を知らせることができないために、車両の運転員は
踏切警報装置が正常に動作しているはずであるという前
提の元に車両を走行させている。
【0008】従来例2では、全ての作業が人手によるの
で、人為ミスが起こる可能性があり、踏切警報装置の警
報状態の切り替えを行うためには作業員が軌道に降りな
くてはならず危険が伴い、また、作業効率も悪い。これ
は天候の悪い日においては特に深刻である。従来例3で
は、踏切に対する保守用車両の接近と踏切からの退去を
知らせるために車両を一旦停止させて保守作業員が光発
信器を操作しなくてはならず、作業効率が悪い。また、
光発信器によって接近信号を送信し、表示灯の状態によ
って踏切保安装置の状態確認を行っているため天候によ
る影響が大きく、人手による操作が多いことによる人為
ミスが生じる可能性がある。踏切保安装置の動作として
も受信機に信号がくる毎に踏切保安装置の警報状態の反
転を行っているだけである。
【0009】従来例4では、列車ダイヤに従った一般車
両を制御、監視の対象としているため、ダイヤに含まれ
ていない車両が走行する場合には手続きが面倒である。
また、分岐点の切り替えは車両からの指示ではなく全て
中央指令部からの指示によって行われている。従来例5
では、全ての作業が人手によるので、人為ミスが起こる
可能性があり、分岐点切り替え装置の切り替えを行うた
めには作業員が軌道に降りなくてはならず危険が伴い、
また、作業効率も悪い。これは天候の悪い日においては
特に深刻である。
【0010】従来例6では、目視による確認であるため
見落としや見間違えが起こる可能性があり、また、進入
しようとしている1つの分岐点の状態しか確認できな
い。列車ダイヤに含まれている一般車両においては分岐
点が希望の方向にCTCによって切り替えられているは
ずという前提で走行しているため、分岐点が脱線する危
険のある方向に接続されていた場合の対応が遅れる危険
性がある。
【0011】従来例7では、確認のための手続きが面倒
であり、CTCの制御系が停止しているときには確認が
できない。従来例8では、対象となっている地上設備の
種類を車上側で確認することができない。また、地上側
から車上側へ制御信号を送信する方式であるため、車上
側から地上側設備の状態監視、状態制御などは行えな
い。
【0012】これら全ての従来例では、地上設備側が車
両を検知して地上設備、車両の制御を行っており、制御
の主体はあくまで地上設備である。これら全ての従来例
では、車上側が地上設備の接近、種類および状態を確認
するためには、車上の搭乗員による作業(目視、無線連
絡など)が必要になっていた。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、地上装置の接近、種類、状態
の確認を人手によらず行い、車両の種類や走行状態に適
した車両制御を行うとともに、地上装置の制御を車上側
から行うことで、作業効率の向上、安全の確認、人為ミ
スの排除を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、軌道区間および軌道区間周辺の
設備を制御する地上装置と、該地上装置の状態を常に監
視する地上側信号処理装置と、該地上側信号処理装置に
接続され前記地上装置の種類および状態を送信する1つ
以上の地上側通信装置と、該地上側通信装置からのデー
タを受信する車両側に設けられた車上側通信装置と、該
車上側通信装置に接続され車上側通信装置からのデータ
を解析し前記地上装置の接近、種類および状態を確認す
る車上側信号処理装置を備えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項2の発明は、軌道区間および
軌道区間周辺の設備を制御する地上装置と、該地上装置
の状態を監視するとともに制御指令を受信すると制御指
令を解析して制御指令に基づいて地上装置の制御を行う
地上側信号処理装置と、該地上側信号処理装置に接続さ
れ前記地上装置の種類および状態を車両側に送信すると
ともに車両側より制御指令を受信する1つ以上の地上側
通信装置と、該地上側通信装置からのデータを受信する
とともに地上側通信装置に制御指令を送信する車両側に
設けられた車上側通信装置と、該車上側通信装置に接続
され車上側通信装置からのデータを解析し前記地上装置
の接近、種類および状態を確認し、これに基づいて必要
な制御指令を出力する車上側信号処理装置を備えたこと
を特徴とする。
【0016】請求項3の発明は、前記車両内の車上側信
号処理装置に、前記地上装置の状態に応じた車両制御を
行う車両制御装置を接続したことを特徴とする。請求項
4の発明は、前記地上装置に、前記地上信号処理装置に
接続される表示手段や既存の車両制御装置などの他の装
置を追設したことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、軌道区間および軌
道区間周辺の設備を制御する地上装置の接近、種類、状
態の確認を車上側から人手によらず行うことができ、車
両の種類や走行状態に適した車両制御を行えることによ
り、作業効率の向上、地上装置が制御している軌道区間
への車両進入時における安全の確保、人為ミスの排除な
どの効果が得られる。
【0018】また、請求項2の発明においては、軌道区
間および軌道区間周辺の設備を制御する地上装置の接
近、種類、状態の確認を車上側から人手によらず行うこ
とができ、車両の種類や走行状態に適した車両制御を行
えることと、地上装置の制御を車上側から行えることに
より、作業効率の向上、地上装置が制御している軌道区
間への車両進入時における安全の確保、人為ミスの排
除、作業における危険の排除などの効果が得られる。車
上側から直接地上装置を制御できることの効果は保守用
車両などにおいて特に大きい。
【0019】また、請求項3の発明においては、軌道区
間および軌道区間周辺の設備を制御する地上設備の種
類、状態と車両の種類、状態に応じて車両を自動的に制
御することができるため、作業効率の向上、地上装置が
制御している軌道区間への車両進入時における安全の確
保、人為ミスの排除などの効果がより大きくなる。ま
た、請求項4の発明においては、踏切保安装置の状態監
視を目視等の別の手段によっても行えるようになるた
め、安全性をさらに高めることが可能となる。また、列
車集中監視装置との通信を行った場合、中央指令部で地
上設備の一括管理が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、ある軌道区間への車両の進入を軌道区間お
よび軌道区間周辺の設備の状態により制限するために、
軌道区間および軌道区間周辺の設備の状態を制御する地
上装置として、ここでは踏切保安装置を例に挙げて説明
する。その他の例としては、例えば、分岐点切り替え装
置や信号機などが考えられる。これらの地上装置におい
ても、それぞれに関して同様の構成で機能を実現するこ
とができる。
【0021】図1〜図5は本発明の第1実施例を示す図
である。図1は本発明の第1実施例に係る監視制御装置
の全体構成図である。まず、構成を説明すると、図1に
おいて、30は地上装置としての既存の踏切保安装置で
あり、踏切保安装置30には地上側信号処理装置32が
接続されており、踏切保安装置30の監視を地上側信号
処理装置32が行う。すなわち、地上側信号処理装置3
2は踏切保安装置30の状態(無警報状態か警報状態
か)を監視する。
【0022】34は軌道であり、軌道34の付近には一
対の地上側通信装置36,38がそれぞれ設置されてい
る。これらの地上側通信装置36,38は地上側信号処
理装置32にそれぞれ接続され、地上から車上へ監視デ
ータの送信を可能としている。なお、踏切保安装置3
0、地上側信号処理装置32および地上側通信装置3
6,38が全体として地上側設備を構成している。
【0023】40は軌道34を走行する車両であり、車
両40内には車上側設備として、車上側通信装置42と
車上側信号処理装置44が設置されている。車上側通信
装置42には車上側信号処理装置44が接続され、地上
から監視データの受信を可能としている。次に、図2に
地上側通信装置36,38の構成例を示す。
【0024】図2において、地上側通信装置36,38
は、インタフェース部46、変調回路48、増幅器50
および送信用アンテナ52により構成され、地上側信号
処理装置32からの信号をインタフェース部46を通し
て受け取り、変調回路48でこの信号を変調して増幅器
50で増幅し、送信用アンテナ52を駆動して車上側に
信号を送信する。
【0025】次に、図3に地上側信号処理装置32の構
成例を示す。図3において、地上側信号処理装置32
は、制御回路54、メモリ56、インタフェース部5
8,60により構成される。制御回路54は装置全体の
動作の制御や信号処理などを行うCPUその他により構
成され、踏切保安装置30の監視を行う。メモリ56に
は制御、処理に必要なデータ、CPUのプログラム、動
作状態などを示すデータが格納される。インタフェース
部58は地上側通信装置36,38へのデータ送信を行
う。インタフェース部60は踏切保安装置30の監視デ
ータを入力する。
【0026】次に、図4は車上側通信装置42の構成例
を示す。図4において、車上側通信装置42は、受信用
アンテナ62、増幅器64、復調回路66およびインタ
フェース部68により構成され、受信用アンテナ62に
よって受信した地上からの信号を増幅器64で増幅し、
復調回路66で復調した後インタフェース部68を通し
て車上側信号処理装置44に送信する。
【0027】次に、図5は車上側信号処理装置44の構
成例を示す。図5において、車上側信号処理装置44
は、制御回路70、メモリ72、表示器74、スイッチ
76およびインタフェース部78により構成される。制
御回路70は装置全体の動作の制御や信号処理などをC
PUその他によって構成され、データを解析し、地上装
置の接近、種類、状態を確認する。メモリ72には制
御、処理に必要なデータ、CPUのプログラム、地上装
置の動作状態などを示すデータが記憶される。
【0028】表示器74には、装置の動作状態などが表
示される。スイッチ76は動作認定や必要に応じて運転
員その他の搭乗員が指示を与えるためのものである。イ
ンタフェース部78は車上側通信装置42からのデータ
を受信する。次に、前記の実施例の作用を説明する。
【0029】地上側信号処理装置32は踏切保安装置3
0の状態を常に監視しておき、地上側通信装置36,3
8から地上装置の種類および状態を常に送信しておく。
車上側通信装置42が地上からのデータを受信すると車
上側信号処理装置44にデータが伝えられ、車上側信号
処理装置44によってデータが解析され、地上装置が接
近していること、地上装置の種類(踏切用保安装置30
であること)、地上装置の状態を確認する。そして、地
上装置の種類および状態を運転員その他の車両搭乗員に
(表示器74などによって)知らせる。車両搭乗員は車
両の状態と地上装置(踏切保安装置30)の状態に対応
した処理を行う。
【0030】具体的な一例として、車両40が踏切に進
入する場合を考えてみる。踏切保安装置30は車両40
が進入する時に無警報状態であったとする。地上側信号
処理装置32は踏切保安装置30が無警報状態であるこ
とを監視しておき、地上側通信装置36,38を通して
車上側に、地上装置が踏切保安装置30であることおよ
び現在踏切保安装置30が無警報状態にあることを常に
送信しておく。車上側通信装置42を通して車上側信号
処理装置44がこの情報を受け取り、データの解析を行
って地上装置が踏切保安装置30であることおよび現在
無警報状態であることを確認すると、搭乗員にこれらの
情報を知らせるため表示器74などを動作させる。搭乗
員はこれら地上設備の種類、状態と車両40の状態に応
じて、例えば、車両40を停止させるなどの車両制御を
行う。
【0031】また、例えば地上装置が分岐点切り替え装
置である場合には、地上から車上に送信されるデータと
しては、地上装置が分岐点切り替え装置であること、お
よび分岐点切り替え装置の現状態(どの方向の軌道に分
岐点切り替え装置が接続されているか)となる。また、
信号機であった場合には、地上装置が信号機であること
および信号機の状態となる。その他の地上装置において
も全く同様の作業で行われる。
【0032】次に、図6〜図10は本発明の第2実施例
を示す図である。図6は本発明の第2実施例に係る監視
制御装置の全体構成図である。図6において、80は地
上装置としての既存の踏切保安装置であり、踏切保安装
置80には地上側信号処理装置82が接続されており、
踏切保安装置80の監視を地上側信号処理装置82が行
う。すなわち、地上側信号処理装置82は踏切保安装置
80の状態(無警報状態か警報状態か)を監視する。
【0033】また、地上側信号処理装置82は、制御指
令を受信すると、この制御指令を解析し、解析した制御
指令に基づいて、踏切保安装置80の制御(例えば、無
警報状態から警報状態への切り替え制御)を行う。84
は軌道であり、軌道84の付近には一対の地上側通信装
置86,88がそれぞれ設置されている。これらの地上
側通信装置86,88は地上側信号処理装置82にそれ
ぞれ接続され、地上から車上へ監視データの送信を可能
とするとともに、車上から地上への制御指令の受信を可
能としている。なお、踏切保安装置80、地上側信号処
理装置82および地上側通信装置86,88が全体とし
て地上側設備を構成している。
【0034】90は軌道84を走行する車両であり、車
両90内には車上側設備として、車上側通信装置92と
車上側信号処理装置94が設置されている。車上側通信
装置92には車上側信号処理装置94が接続され、地上
からの監視データの受信を可能とするとともに、車上か
らの制御指令の送信を可能としている。次に、図7に地
上側通信装置86,88の構成例を示す。
【0035】図7において、地上側通信装置86,88
は、インタフェース部96、変調回路98、増幅器10
0、送信用アンテナ102および受信用アンテナ10
4、増幅器106、復調回路108、インタフェース部
110により構成され、地上側信号処理装置82からの
信号をインタフェース部96を通して受け取り、変調回
路98でこの信号を変調して増幅器100で増幅し、送
信用アンテナ102を駆動して車上側に信号を送信し、
また、受信用アンテナ104によって受信した車上から
の信号を増幅器106で増幅し、復調回路108で復調
した後インタフェース部110を通して地上側信号処理
装置82に送信する。
【0036】次に、図8に地上側信号処理装置82の構
成例を示す。図8において、地上側信号処理装置82
は、制御回路112、メモリ114、インタフェース部
116,118により構成される。制御回路112は装
置全体の動作の制御や信号処理などを行うCPUその他
により構成され、踏切保安装置80の監視と制御を行
う。メモリ114には制御、処理に必要なデータ、CP
Uのプログラム、動作状態、制御指令などを示すデータ
が格納される。インタフェース部116は地上側通信装
置86,88へのデータ送信、地上側通信装置86,8
8からのデータの受信を行う。インタフェース部118
は踏切保安装置80の監視データを入力するとともに、
踏切保安装置80に制御指令を出力する。
【0037】次に、図9は車上側通信装置92の構成例
を示す。図9において、車上側通信装置92は、受信用
アンテナ120、増幅器122、復調回路124、イン
タフェース部126およびインタフェース部128、変
調回路130、増幅器132、送信用アンテナ134に
より構成され、受信用アンテナ120によって受信した
地上からの信号を増幅器122で増幅し、復調回路12
4で復調した後インタフェース部126を通して車上側
信号処理装置94に送信し、また、車上側通信信号処理
装置96からの信号をインタフェース部128を通して
受け取り、変調回路130でこの信号を変調して増幅器
132で増幅し、送信用アンテナ134を駆動して地上
側に信号を送信する。
【0038】次に、図10は車上側信号処理装置94の
構成例を示す。図10において、車上側信号処理装置9
4は、制御回路136、メモリ138、表示器140、
スイッチ142およびインタフェース部144により構
成される。制御回路136は装置全体の動作の制御や信
号処理などをCPUその他によって構成され、監視デー
タを解析し、制御指令を出力する。メモリ138には制
御、処理に必要なデータ、CPUのプログラム、動作状
態、制御指令などを示すデータが記憶される。
【0039】表示器140には、装置の動作状態、制御
指令などが表示される。スイッチ142は動作認定や必
要に応じて運転員その他の搭乗員が制御指示を与えるた
めのものである。インタフェース部144は車上側通信
装置92からの監視データを受信し、車上側通信装置9
2に対して、制御指令を送信する。
【0040】次に、前記第2実施例の作用を説明する。
地上側信号処理装置82は踏切保安装置84の状態を常
に監視しておき、地上側通信装置86,88から地上装
置の種類および状態を常に送信しておく。車上側通信装
置92が地上からのデータを受信すると車上側信号処理
装置94にデータが伝えられ、車上側信号処理装置94
によってデータが解析され、地上装置が接近しているこ
と、地上装置の種類(踏切用保安装置80であるこ
と)、地上装置の状態を確認する。そして、地上装置の
種類および状態を運転員その他の車両搭乗員に(表示器
140などによって)知らせるとともに、搭乗員の指示
もしくは車上側信号処理装置94のプログラムに従って
地上側に対して制御指令を送信する。また、車両搭乗員
は車両の状態と地上装置(踏切保安装置80)の状態に
対応した処理を行う。地上側通信装置86,88を介し
て地上側信号処理装置82が車上からの制御指令を受信
すると、この指令を解析し、指令に対応した踏切保安装
置80の制御を行う。制御を行った結果による踏切保安
装置80の状態を地上側通信装置86,88から車上側
に送信することで、車上側で制御指令が正しく行われた
かどうかを確認することができる。
【0041】具体的な一例として、車両90が踏切に進
入する場合を考えてみる。踏切保安装置80は車両90
が進入する時に無警報状態であったとする。地上側信号
処理装置82は踏切保安装置80が無警報状態であるこ
とを監視しておき、地上側通信装置86,88を通して
車上側に、地上装置が踏切保安装置80であることおよ
び現在踏切保安装置80が無警報状態にあることを常に
送信しておく。車上側通信装置92を通して車上側信号
処理装置94がこの情報を受け取り、データの解析を行
って地上装置が踏切保安装置80であることおよび現在
無警報状態であることを確認すると、搭乗員にこれらの
情報を知らせるため表示器140などを動作させる。搭
乗員はこれら地上設備の種類、状態と車両の状態に応じ
て、適切な車両制御を行う。これと共に、例えばプログ
ラムに従って車上側信号処理装置82から踏切保安装置
80の警報指令を地上側に送信する。地上側通信装置8
6,88を介して警報指令を受け取った地上側信号処理
装置82は踏切保安装置80を無警報状態から警報状態
に切り替える。そして、状態監視により踏切保安装置8
0が警報状態になったことが確認されるので、車上側に
対して地上側通信装置86,88から、地上装置が踏切
保安装置80であることおよび現在踏切保安装置80が
警報状態であることを送信する。地上側信号処理装置8
2はこのデータを解析し、指令が正しく行われたことを
確認するとともに表示器140などを動作させ搭乗員に
これらの情報を知らせる。搭乗員はこれらの情報を確認
し(踏切保安装置80が警報状態になったことを確認
し)踏切に対して車両90を進入させる。
【0042】また、例えば地上装置が分岐点切り替え装
置である場合には、地上から車上に送信されるデータと
しては、地上装置が分岐点切り替え装置であることおよ
び分岐点切り替え装置の現状態(どの方向の軌道84に
分岐点切り替え装置が接続されているか)となり、車上
から地上に送信される例としては、分岐点切り替え装置
の切り替え指令となる。また、信号機であった場合に
は、地上装置が信号機であることおよび信号機の状態と
なる。信号機であった場合には、車上から信号機の状態
を変化させることは通常許されていないので、状態の切
り替え指令は送られない。その他の地上装置においても
全く同様の作業が行われる。
【0043】なお、この実施例では地上側通信装置8
6,88から常に状態を送信しているが、車上側通信装
置92からの指令に従って地上側通信装置86,88か
ら車両90に対して状態の送信を行うことも可能であ
る。次に、図11および図12は本発明の第3実施例を
示す図である。第3実施例は第2実施例に車両制御装置
を追加したものである。
【0044】図11は本発明の第3実施例に係る監視制
御装置の全体構成図である。図11において、地上側設
備として、既存の踏切保安装置80に地上側信号処理装
置82を接続し、踏切保安装置80の監視、制御を地上
側信号処理装置82が行う。また、軌道84の付近に設
置した地上側通信装置86,88と地上側信号処理装置
82も接続しておき、地上、車上間のデータ通信を可能
とする。車上側設備として、車上側信号処理装置95と
車上側通信装置92を接続しておき、車上、地上間のデ
ータ通信を可能とすると共に、車上側信号処理装置95
と既存の車両制御装置150を接続しておき、車両制御
装置150を通して車両90の走行状態を監視すると共
に、車両制御装置150に制御信号を送信することで、
車両90の制御を行う。
【0045】地上側通信装置86,88の構成は、図7
と同様であり、また、地上側信号処理装置82の構成も
図8と同様である。また、車上側通信装置92の構成も
図9と同様である。車上側信号処理装置95の構成例を
図12に示す。図12において、車両制御装置150と
の通信を行うために、インタフェース部152が追加し
て設けられている。また、制御回路154は踏切保安装
置80の状態に基づいて車両制御装置150に対して走
行速度などの制御を行う。
【0046】第3実施例においては、車両制御が車上側
信号処理装置95のプログラムによって行われる場合の
一例を説明する。車上、地上間のやり取りに関しては第
2実施例の場合と同様である。追加される作用として、
まず、最初に踏切保安装置80が無警報状態であること
を車上側が確認した時点で、車両制御装置150に対し
て、例えば徐行指令を送信し、車両90の走行速度を遅
くする。そして、車上からの指示に従って踏切保安装置
80が警報状態になったことが確認されたら徐行指令を
解除し、踏切に対して車両90を進入させる。また、制
御指令が正しく行われなかったら、車両制御装置150
に対して停止指令を送信するなどして、踏切への進入を
中止させる。
【0047】また、例えば地上装置が分岐点切り替え装
置である場合には、地上から車上に送信されるデータと
しては、地上装置が分岐点切り替え装置であることおよ
び分岐点切り替え装置の現状態(どの方向の軌道に分岐
点切り替え装置が接続されているか)となり、車上から
地上に送信される制御指令としては、分岐点切り替え装
置の切り替え指令となる。そして、分岐点切り替え装置
の接続状態に応じた車両制御を行う。また、信号機であ
った場合には、地上装置が信号機であることおよび信号
機の状態となる。信号機であった場合には、車上から信
号機の状態を変化させることは通常許されていないの
で、状態の切り替え指令は送られない。信号機の状態に
応じた車両制御を行う。その他の地上装置においても全
く同様の作業が行われる。
【0048】次に、図13および図14は本発明の第4
実施例を示す図である。第4実施例は、軌道の分岐点が
集合している地点において、各分岐点ごとに設けられた
地上装置を一括して車上から監視、制御を行う。図13
において、34は車両40が走行する軌道であり、軌道
34は第1の分岐点160で分岐している。分岐した第
2の軌道162は、第2の分岐点164で分岐し、第3
の軌道166となっている。
【0049】第1の分岐点160の付近には地上装置と
しての分岐点切り替え装置168が設けられ、第2の分
岐点164の付近には地上装置としての分岐点切り替え
装置170が設けられる。分岐点切り替え装置168,
170は、地上側信号処理装置172に接続され、地上
側信号処理装置172は分岐点切り替え装置168,1
70の監視を行う。
【0050】また、軌道34の付近には第1実施例と同
様の一対の地上通信装置36,38がそれぞれ設けら
れ、これらの地上通信装置36,38は地上側信号処理
装置172にそれぞれ接続されている。また、第2の軌
道162の付近には第1実施例と同様の地上側通信装置
174が設けられ、第3の軌道166の付近には第1実
施例と同様の地上側通信装置176が設けられ、これら
の地上通信装置174,176は地上側信号処理装置1
72にそれぞれ接続されている。
【0051】また、第1,第2の分岐点160,164
を通過する車両40には、第1実施例と同様な車上側通
信装置42および車上側信号処理装置44が設けられて
いる。第1,第2の分岐点160,164が集合してい
る地点において、分岐点切り替え装置168,170の
接近検知、種類識別、状態監視を車上から一括して行う
ようにしている。
【0052】なお、分岐点が集合している地点として
は、例えばシーサースクロッシングや保線基地内などが
挙げられる。また、第2実施例と同様に、分岐点切り替
え装置168,170の制御を行う場合の全体構成例を
図14に示す。図14においては、どの方向の軌道に分
岐点切り替え装置168,170が接続されているかを
監視し、車上から地上に分岐点切り替え装置168,1
70の切り替え指令を行って目的とする方向に制御を行
う。
【0053】なお、第4実施例では分岐点が集合してい
る場合について述べたが、例えば分岐点と踏切のよう
に、2種類もしくはそれ以上の地上設備が複数ある場合
にそれらをまとめて処理することも全く同様に可能であ
る。次に、図15は本発明の第5実施例を示す。本実施
例は第2実施例において地上側通信装置を2重化した例
である。
【0054】図15において、軌道84の付近には2個
の地上側通信装置86,190および2個の地上側通信
装置88,192がそれぞれ設置されている。地上側通
信装置86,190および地上側通信装置88,192
はそれぞれ地上側信号処理装置82に接続されている。
第2実施例においては、車上から地上に制御指令を送信
した場合、制御を行った結果の状態(フィードバック)
を同一の地上側通信装置から受信しているが、車両の走
行速度が速い場合や制御動作に時間が掛かってしまう場
合、一つの地上側通信装置だけではフィードバックを受
信できない場合が考えられる。この時地上側通信装置を
複数個設置しておけば、一つの地上側通信装置において
制御指令のフィードバックが受け取れなくても次の地上
側通信装置においてフィードバックを受け取ることがで
きる。
【0055】この他にも、複数個設置することにより地
上側通信装置のいずれかが故障した場合における安全性
の向上、複数の受信情報を比較処理を行った場合の通信
の信頼性の向上などの効果が得られることは、第2実施
例に限らず他の実施例においても明らかである。なお、
この実施例では地上側通信装置を複数個設置した場合を
示したが、車上側通信装置を複数個設置した場合でも同
様の効果が期待できる。
【0056】次に、図16,および図17は本発明の第
6実施例を示す図である。本実施例は、地上側設備に表
示手段を追加した例である。図16において、200,
202は表示手段としての表示灯であり、表示灯20
0,202は踏切保安装置30の状態を表示するために
設けられている。表示灯200,202は地上側信号処
理装置204にそれぞれ接続されている。
【0057】地上側通信装置の内部構成は、図2と同様
である。地上側信号処理装置204の内部構成例を図1
7に示す。図17において、図3の構成に対してインタ
フェース部206が追加されており、インタフェース部
206は表示灯200,202との通信を行うために設
けられている。制御回路208はインタフェース部20
6を介して表示灯200,202の点灯の制御および点
灯状態の監視を行う。
【0058】車上側通信装置42の内部構成は、図4と
同様であり、また、車上側信号処理装置40の内部構成
は、図5と同様である。また、追設するインターフェー
スの制御、通信の対象は、表示灯200,202に限ら
ず、既存の車両制御装置等にすることも考えられる。例
えば、通信の対象を列車集中管理装置(CTC)とした
場合、これにより、中央指令部で地上設備の一括管理が
可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、以下に列挙する効果が得られる。ある軌道区間への
車両の進入を軌道区間および軌道区間周辺の設備の状態
により制限するために、軌道区間および軌道区間周辺の
設備の状態を制御する各種地上設備の接近検知、種類識
別、状態監視および制御を車上から直接行えるため、車
両走行の安全性、効率性を高めることができる。また、
通信と信号処理が人手を介さずに行われるため、人為ミ
スを排除することができる。さらに、装置構成として、
対象となる地上装置が変わった場合でも車上側設備の構
成には基本的に変更の必要がないため、同一の車上側装
置によって様々な地上装置の検知、識別、監視および制
御を行うことができる。
【0060】実施例1においては、軌道区間を制御する
地上装置の接近検知、種類識別、状態監視を車上側から
人手によらず行うことができ、車両の種類や走行状態に
適した車両制御を行えることにより、作業効率の向上、
地上装置が制御している軌道区間への車両進入時におけ
る安全の確保、人為ミスの排除などの効果が得られる。
【0061】実施例2においては、軌道区間を制御する
地上設備の接近検知、種類識別、状態監視および制御を
車上側から人手によらず行うことができ、車両の種類や
走行状態に適した車両制御を行えることと、地上装置の
制御を車上側から行うことができることにより、作業効
率の向上、地上装置が制御している軌道区間への車両進
入時における安全の確保、人為ミスの排除、作業におけ
る危険の排除などの効果が得られる。車上側から直接地
上装置を制御できる効果は、列車ダイヤに含まれていな
い車両(例えば、走行時間や走行方向などが不規則な保
守用車両など)において特に大きい。
【0062】実施例3において、実施例1または実施例
2で述べた効果の他に、軌道区間を制御する地上設備の
種類、状態と車両の種類、状態に応じて車両を自動的に
制御することができるため、作業効率の向上、地上装置
が制御している軌道区間への進入時における安全の確
保、人為ミスの排除などの効果がより大きくなる。実施
例4においては、いくつかの地上装置をまとめて扱うこ
とにより、作業効率がさらに向上する。例えば、分岐点
切り替え装置にこの装置を使用した図13の場合、車両
の進入の可、不可や、車両が最終的に到達する軌道を知
ることができる。また、図14に示した装置の場合、車
上側から地上側へ分岐点切り替え装置の切り替え指令を
送信することにより、車両が最終的に到達したい軌道に
正しく到達できるように分岐点切り替え装置をまとめて
制御することができる。
【0063】実施例5においては、通信装置を複数個設
置することにより、故障などの場合の通信の信頼性を高
めることができる。また、一つの地上側通信装置におい
て、フィードバックを受け取れなくても、次の地上側通
信装置においてフィードバックを受け取ることができ、
制御精度を向上させることができる。実施例6において
は、例えば図16に示した装置の場合、踏切保安装置の
状態監視を目視によっても行えるようになるため、安全
性をさらに高めることが可能となる。また、列車集中管
理装置との通信を行った場合、中央指令部で地上設備の
一括管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る全体構成図
【図2】地上側通信装置のブロック図
【図3】地上側信号処理装置のブロック図
【図4】車上側通信装置のブロック図
【図5】車上側信号処理装置のブロック図
【図6】本発明の第2実施例に係る全体構成図
【図7】地上側通信装置のブロック図
【図8】地上側信号処理装置のブロック図
【図9】車上側通信装置のブロック図
【図10】車上側信号処理装置のブロック図
【図11】本発明の第3実施例に係る全体構成図
【図12】車上側信号処理装置のブロック図
【図13】本発明の第4実施例に係る全体構成図
【図14】本発明の第4実施例に係る他の全体構成図
【図15】本発明の第5実施例に係る全体構成図
【図16】本発明の第6実施例に係る全体構成図
【図17】地上側信号処理装置のブロック図
【図18】従来例4を示すブロック図
【符号の説明】
30,80:踏切保安装置(地上装置) 32,82,172,178,204:地上側信号処理
装置 34,84:軌道 36,38,86,88,174,176,180,1
82,190,192:地上側通信装置 40,90:車両 42,92:車上側通信装置 44,94,95:車上側信号処理装置 46,58,60,68,78,96,110,11
6,118,126,128,144,152,20
6:インタフェース部 48,98,130:変調回路 50,64,100,106,122,132:増幅器 52,102,134:送信用アンテナ 54,70,112,136,154,208:制御回
路 56,72,114,138:メモリ 62,104,120:受信用アンテナ 66,108,124:復調回路 74,140:表示器 76,142:スイッチ 150:車両制御装置 160:第1の分岐点 162:第2の軌道 164:第2の分岐点 166:第3の軌道 168,170:分岐点切り替え装置 200,202:表示灯(表示手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道区間および軌道区間周辺の設備を制御
    する地上装置と、 該地上装置の状態を常に監視する地上側信号処理装置
    と、 該地上側信号処理装置に接続され前記地上装置の種類お
    よび状態を送信する1つ以上の地上側通信装置と、 該地上側通信装置からのデータを受信する車両側に設け
    られた車上側通信装置と、 該車上側通信装置に接続され車上側通信装置からのデー
    タを解析し前記地上装置の接近、種類および状態を確認
    する車上側信号処理装置を備えたことを特徴とする、各
    種地上装置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監
    視制御装置。
  2. 【請求項2】軌道区間および軌道区間周辺の設備を制御
    する地上装置と、 該地上装置の状態を常に監視するとともに制御指令を受
    信すると制御指令を解析して制御指令に基づいて地上装
    置の制御を行う地上側信号処理装置と、 該地上側信号処理装置に接続され前記地上装置の種類お
    よび状態を車両側に送信するとともに車両側より制御指
    令を受信する1つ以上の地上側通信装置と、 該地上側通信装置からのデータを受信するとともに地上
    側通信装置に制御指令を送信する車両側に設けられた車
    上側通信装置と、 該車上側通信装置に接続され車上側通信装置からのデー
    タを解析し前記地上装置の接近、種類および状態を確認
    し、これに基づいて必要な制御指令を出力する車上側信
    号処理装置を備えたことを特徴とする、各種地上装置の
    検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制御装置。
  3. 【請求項3】前記車両内の車上側信号処理装置に、前記
    地上装置の状態に応じた車両制御を行う車両制御装置を
    接続したことを特徴とする、請求項1,2の各種地上装
    置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記地上装置に、前記地上信号処理装置に
    接続される表示手段や既存の車両制御装置などの他の装
    置を追設したことを特徴とする、請求項1,2の各種地
    上装置の検知、識別、監視、制御を車上から行う監視制
    御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011143779A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Hitachi Ltd 信号設備保守システム
JP2011250512A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線システム
CN103448755A (zh) * 2013-05-28 2013-12-18 武汉钢铁(集团)公司 轨道机车运行监测诊断方法及系统
CN108216310A (zh) * 2017-11-29 2018-06-29 广西大学 列车追踪预警系统

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