JP2020089953A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ユニットから離脱しないチップを抑制することができること。【解決手段】切削装置は、被加工物を切削ブレードで分割する切削ユニットと、被加工物が分割された複数のCSPをチャックテーブルから搬出しチップ収容部へ収容する搬送ユニット70とを備える。搬送ユニット70は、内部の空間72が吸引源78と連通し、下面741には、空間72と連通する複数の吸引孔75がCSPに対応して形成される箱状の吸引パッド71と、吸引パッド71の内部の空間72に配置され吸引孔75で吸引したCSPに接触して下面741から離脱させるチップ離脱ユニット80と、を備える。チップ離脱ユニット80は、吸引孔75に対応して配置され、吸引孔75に挿通可能な複数の突き落としピン81と、突き落としピン81を下面741から突出する突出位置と、内部の空間72に収容される退避位置とに進退させる移動機構83とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、切削装置に関する。
分割予定ラインに区画された基板の各領域にデバイスが配置され、モールド樹脂で被覆された樹脂パッケージ基板や、キャパシタなどになるセラミックス基板など、各種基板を分割するために切削ブレードを用いる切削装置が利用されている。
切削装置は、これら被加工物を分割する際に通常はダイシングテープで被加工物を保持し、分割後もチップが飛散しないようにするのが一般的である。しかしながら、ダイシングテープのコストが係るため、ダイシングテープを使用しない装置として、分割予定ラインに沿って切削ブレードの逃げ溝が形成されたチャックテーブルと、チャックテーブルで分割された複数のチップを一括で搬送できる搬送ユニットを備えた切削装置(例えば、特許文献1参照)が開発された。
特許第5947010号公報
前述した特許文献1に示された切削装置は、ダイシングテープのコストを削減でき、収容ケースに直接チップを収容出来るため、非常に効率的ではあるが、チップが搬送ユニットに貼り付いて離脱されず、オペレータによる清掃が必要になる場合があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送ユニットから離脱しないチップを抑制することができる切削装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードで切削して分割する切削ユニットと、該被加工物が分割された複数のチップを該チャックテーブルから搬出しチップ収容部へ収容する搬送ユニットと、を備える切削装置であって、該搬送ユニットは、内部の空間が吸引源と連通し、下面には、該空間と連通する複数の吸引孔が該チップに対応して形成されて保持面を構成する箱状の吸引パッドと、該吸引パッドの該内部の空間に配置され、該吸引孔で吸引した該チップを離脱させる際に該チップに接触して該保持面から離脱させるチップ離脱ユニットと、を備え、該チップ離脱ユニットは、該吸引孔に対応して配置され、該吸引孔に挿通可能な複数の突き落としピンと、該突き落としピンを、該保持面から該突き落としピンが突出する突出位置と、該突き落としピンが該内部の空間に収容される退避位置とに進退させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
本願発明は、搬送ユニットから離脱しないチップを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る切削装置の構成例を示す図である。 図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物の一例を示す斜視図である。 図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。 図4は、図1に示された切削装置のチャックテーブルを示す斜視図である。 図5は、図1に示された切削装置の搬送ユニットの構成を一部断面で示す図である。 図6は、図5に示された搬送ユニットを下方からみた斜視図である。 図7は、図1に示された切削装置の搬送ユニットの緩衝シートをチャックテーブル上の個々に分割されたCSPに対向させた状態を一部断面で示す図である。 図8は、図1に示された切削装置の搬送ユニットが緩衝シートにCSPを吸引保持した状態を一部断面で示す図である。 図9は、図1に示された切削装置の搬送ユニットがCSPをチップ収容部まで搬送した状態を一部断面で示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る切削装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る切削装置の構成例を示す図である。図2は、図1に示された切削装置の加工対象の被加工物の一例を示す斜視図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図1に示された切削装置のチャックテーブルを示す斜視図である。図5は、図1に示された切削装置の搬送ユニットの構成を一部断面で示す図である。図6は、図5に示された搬送ユニットを下方からみた斜視図である。
実施形態1に係る図1に示す切削装置1は、図2及び図3に示す被加工物200を切削加工する装置である。実施形態1に係る切削装置1の加工対象の被加工物200は、図2及び図3に示すように、平面形状が矩形の平板状に形成されている。被加工物200は、電極板201を備え、電極板201の表面202に複数の分割予定ライン203が格子状に形成されている。被加工物200は、複数の分割予定ライン203によって区画された複数の領域を備え、これらの領域それぞれにチップであるCSP(Chip Size Package)204が配置されている。CSP204は、電極板201の裏面側からモールド樹脂205によって外表面の少なくとも一部が被覆されている。CSP204は、個々にパッケージされたパッケージデバイスチップである。このように、実施形態1において、被加工物200は、モールド樹脂205により被覆された複数のCSP204を含む所謂パッケージ基板である。
前述したように構成された被加工物200は、図1に示す切削装置1によって、分割予定ライン203に沿って切削加工され、複数のCSP204に分割される。CSP204は、分割予定ライン203が図1に示す切削装置1の切削ブレード21によって切断されるために、図示しないバリが形成される。バリは、CSP204の表面から突出した突起物である。
次に、被加工物200をCSP204に分割する切削装置1を説明する。切削装置1は、被加工物200をチャックテーブル10に保持して複数の分割予定ライン203に沿って切削加工する装置である。実施形態1において、切削装置1は、ダイシングテープが貼着されない被加工物200をチャックテーブル10に保持して、被加工物200を所謂フルカットしてCSP204に分割する装置である。切削装置1は、図1に示すように、被加工物200を保持面11で吸引保持するチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持された被加工物200の分割予定ライン203を切削ブレード21で切削して分割する切削ユニット20と、制御ユニット100と、を備える。
チャックテーブル10は、図4に示すように、矩形状に形成され、かつ被加工物200を保持する保持面11を備える。保持面11は、被加工物200及びCSP204を吸引するための吸引口12と、切削ブレード21を逃がすための逃がし溝13とを保持面11に設けている。吸引口12は、CSP204に対応する位置に設けられかつ保持面11に開口している。逃がし溝13は、分割予定ライン203に対応する位置に設けられかつ保持面11から凹に形成されている。なお、本明細書において、対応する位置とは、Z軸方向に重なる位置を示している。
チャックテーブル10は、吸引口12が図示しない真空吸引源と接続され、真空吸引源により吸引口12が吸引されることで、被加工物200を保持面11に吸引、保持する。また、チャックテーブル10は、図示しない加工送りユニットによりX軸方向に移動自在で図示しない回転駆動源によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転自在に設けられている。
切削ユニット20は、被加工物200を切削するものである。切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削する切削ブレード21を装着する図示しないスピンドルを備える。
切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。スピンドルは、切削ブレード21を回転させることで被加工物200を切削する。スピンドルは、スピンドルハウジング内に収容されている。切削ユニット20のスピンドル及び切削ブレード21の軸心は、Y軸方向と平行に設定されている。
切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対して、図示しない割り出し送りユニットによりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、図示しない切り込み送りユニットによりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削ユニット20は、割り出し送りユニット及び切り込み送りユニットにより、チャックテーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。切削ユニット20は、割り出し送りユニット及び切り込み送りユニットによりY軸方向及びZ軸方向に移動されることによって、加工送りユニットによりX軸方向に移動されるチャックテーブル10に保持された被加工物200の分割予定ライン203を切削して、被加工物200を複数のCSP204に分割する。
また、切削装置1は、加工前の被加工物200を複数収容するカセット30と、カセット30から被加工物200を取り出す搬出ユニット40と、カセット30から取り出された加工前の被加工物200をチャックテーブル10に搬送するパッケージ搬送ユニット50と、加工前の被加工物200を撮像してアライメントのための画像を取得する撮像ユニット90と、個々に分割されたCSP204の下面を洗浄する洗浄ユニット110と、個々に分割されたCSP204を収容するチップ収容部60と、搬送ユニット70とを備える。
カセット30は、被加工物200を複数枚収容するものである。カセット30は、複数枚の被加工物200をZ軸方向に間隔をあけて重ねる。カセット30は、被加工物200を出し入れ自在とする開口31を備える。カセット30は、図示しないカセットエレベータによりZ軸方向に昇降自在に設けられている。
搬出ユニット40は、加工前の被加工物200をカセット30から1枚取り出す搬出手段41と、カセット30から取り出された被加工物200を一時的に載置する一対のレール42とを備える。パッケージ搬送ユニット50は、一対のレール42上の被加工物200を吸引する。パッケージ搬送ユニット50は、吸引した被加工物200をチャックテーブル10上に載置する。実施形態1において、撮像ユニット90は、パッケージ搬送ユニット50に取り付けられている。チップ収容部60は、上方に開口61を有する箱状に形成されている。
搬送ユニット70は、被加工物200が分割された複数のCSP204をチャックテーブル10から搬出し、チップ収容部60へ搬送するものである。搬送ユニット70は、図5に示すように、箱状の吸引パッド71と、吸引パッド71の内部の空間72に配置されたチップ離脱ユニット80とを備える。
吸引パッド71は、図5及び図6に示すように、ステンレス鋼等の金属により構成されかつ箱状に形成されたパッド本体73と、パッド本体73の下面731に取り付けられた緩衝シート74とを備える。
パッド本体73は、下面731及び上面732が平坦に形成され、平面形状が矩形状に形成されている。パッド本体73は、内部の空間72が密閉されている。パッド本体73は、少なくとも下面731が被加工物200の平面形状と同等の形状に形成されている。
緩衝シート74は、平面形状が矩形状に形成され、パッド本体73の下面731と同じ大きさに形成されている。実施形態1では、パッド本体73の下面731と緩衝シート74とは、互いに全体が重ねられている。緩衝シート74の下面741は、吸引パッド71の下面であるとともに、CSP204を保持する保持面でもある。緩衝シート74の下面741は、平坦でありかつ水平方向と平行である。緩衝シート74は、気密性と弾性とを有する合成樹脂により構成されている。実施形態1において、緩衝シート74は、ゴムにより構成されるが、ゴムにより構成されることに限定されない。
また、緩衝シート74の下面741には、図5及び図6に示すように、空間72と連通する複数の吸引孔75が形成されている。吸引孔75は、緩衝シート74の下面741及びパッド本体73の下面731を貫通し、かつCSP204と1対1で対応する位置に形成されている。即ち、吸引孔75は、搬送ユニット70がCSP204を搬送する際に、対応するCSP204により塞がれる位置に配置されている。実施形態1において、吸引孔75は、CSP204と1対1で対応しているが、一つのCSP204に複数の吸引孔75が対応しても良い。実施形態1において、吸引孔75は、平面形状が丸形に形成されている。
また、吸引孔75は、空間72と、パッド本体73の空間72に連結した吸引通路76と、開閉弁77とを介して、吸引源78と連通している。即ち、空間72は、吸引源78と連通している。開閉弁77は、開閉することで、吸引源78と吸引通路76とを連通、又は遮断する。吸引源78は、開閉弁77を介して吸引孔75と連通する。吸引源78は、吸引通路76を通してエアを吸引して、吸引孔75からエアを吸引する装置である。
吸引パッド71は、開閉弁77が吸引源78と吸引通路76とを連通させて、吸引孔75が吸引源78により吸引されることで、CSP204を緩衝シート74に吸引、保持する。
チップ離脱ユニット80は、吸引孔75で吸引したCSP204を緩衝シート74の下面741から離脱させる際に、CSP204に接触して下面741から離脱させるものである。チップ離脱ユニット80は、吸引孔75に対応して配置された突き落としピン81と、突き落としピン81同士を連結する連結部材82と、連結部材82をスライド自在に支持するレール86と、移動機構83とを備える。
突き落としピン81は、実施形態1では、円柱状に形成され、吸引孔75と1対1で対応している。突き落としピン81は、対応する吸引孔75に挿通可能であり、移動機構83により吸引孔75を通って吸引パッド71の緩衝シート74の下面741から突没自在に設けられている。
連結部材82は、実施形態1では、平板状に形成され、かつ突き落としピン81の上端が取り付けられて、パッド本体73の内部の空間72に配置されている。レール86は、Z軸方向に連結部材82を移動自在にしている。
移動機構83は、突き落としピン81を、下面741から突き落としピン81が突出する突出位置と、突き落としピン81がパッド本体73の内部の空間72に収容される退避位置とに亘って進退させるものである。実施形態1では、移動機構83は、吸引パッド71のパッド本体73の上面732に取り付けられたシリンダ84と、シリンダ84から突没自在でかつパッド本体73の上面732を貫通して連結部材82に取り付けられた伸縮ロッド85とを備えるエアシリンダであるが、本発明では、エアシリンダに限定されない。伸縮ロッド85は、Z軸方向と平行に配置されている。実施形態1では、移動機構83は、伸縮ロッド85を伸張することにより突き落としピン81を突出位置に位置付け、伸縮ロッド85を縮小することにより突き落としピン81を退避位置に位置付ける。
また、搬送ユニット70の吸引パッド71は、搬送移動ユニット79によりZ軸方向とY軸方向とに沿って移動自在に設けられている。
搬送ユニット70は、移動機構83により突き落としピン81を退避位置に位置付けて、緩衝シート74にチャックテーブル10上の個々に分割されたCSP204を吸引し、移動機構83によりCSP204を吸引した吸引パッド71をチャックテーブル10上からチップ収容部60の上方に移動させた後に、CSP204の吸引を停止し移動機構83により突き落としピン81を突出位置に位置付けて、CSP204をチップ収容部60に搬送する。
制御ユニット100は、切削装置1の各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する加工動作を切削装置1に実施させるものである。なお、制御ユニット100は、コンピュータである。制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、切削装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して切削装置1の上述した構成要素に出力する。
制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される表示装置101及びオペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力装置102と接続されている。入力装置102は、表示装置101に設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置103とにより構成される。
次に、実施形態1に係る切削装置1の加工動作を説明する。図7は、図1に示された切削装置の搬送ユニットの緩衝シートをチャックテーブル上の個々に分割されたCSPに対向させた状態を一部断面で示す図である。図8は、図1に示された切削装置の搬送ユニットが緩衝シートにCSPを吸引保持した状態を一部断面で示す図である。図9は、図1に示された切削装置の搬送ユニットがCSPをチップ収容部まで搬送した状態を一部断面で示す図である。
オペレータが加工前の被加工物200をカセット30内に収容し、入力装置102を操作して加工内容情報を制御ユニット100に登録し、オペレータからの加工動作の開始指示を制御ユニット100が受け付けると、切削装置1は加工動作を開始する。加工動作では、制御ユニット100が、搬出ユニット40にカセット30から被加工物200を1枚取り出させて、パッケージ搬送ユニット50にレール42上からチャックテーブル10に被加工物200を搬送させる。制御ユニット100が、真空吸引源にチャックテーブル10の保持面11に被加工物200を吸引保持させる。
次に、制御ユニット100は、加工送りユニットによりチャックテーブル10を撮像ユニット90の下方に向かって移動して、撮像ユニット90に被加工物200を撮像させて、アライメントを遂行する。
そして、制御ユニット100は、加工内容情報に基づいて、加工送りユニットと割り出し送りユニットと切り込み送りユニットと回転駆動源とにより、切削ユニット20とチャックテーブル10とを分割予定ライン203に沿って相対的に移動させながら切削ブレード21を分割予定ライン203に逃がし溝13に到達するまで切り込ませて、分割予定ライン203を切断する。
制御ユニット100は、切削ブレード21を全ての分割予定ライン203を切断すると、図7に示すように、制御ユニット100は、チャックテーブル10にCSP204を吸引保持させたまま、移動機構83に突き落としピン81を退避位置に位置付けさせ、開閉弁77を閉じた状態でチャックテーブル10の保持面11上の複数のCSP204に搬送ユニット70の吸引パッド71の緩衝シート74の下面741に設けられた吸引孔75を相対させる。制御ユニット100は、搬送ユニット70を下降させて、チャックテーブル10の保持面11上の複数のCSP204に搬送ユニット70の吸引パッド71の緩衝シート74の下面741を重ねる。このとき、制御ユニット100は、吸引パッド71の緩衝シート74に設けられた吸引孔75を対応するCSP204が塞ぐ位置に、吸引パッド71を位置付ける。
制御ユニット100は、開閉弁77に吸引源78と吸引通路76とを連通させて、吸引源78に吸引孔75からエアを吸引させて、吸引パッド71の緩衝シート74の下面741にCSP204を吸引保持させるとともに、真空吸引源にチャックテーブル10の吸引を解放(解除又は停止ともいう)させる。制御ユニット100は、CSP204を吸引保持した吸引パッド71を洗浄ユニット110の上方まで移動させた後、洗浄ユニット110によりCSP204の下面を洗浄させた後、チップ収容部60の上方まで移動させる。
制御ユニット100は、図8に示すように、CSP204を吸引保持した吸引パッド71をチップ収容部60の上方で停止させて、吸引パッド71をチップ収容部60の上方に位置付ける。制御ユニット100は、開閉弁77を閉じるとともに、移動機構83により突き落としピン81を突出位置に位置付けて、図9に示すように、緩衝シート74に吸引保持されたCSP204をチップ収容部60に向けて落下させる。
そして、一部のCSP204が吸引源78からの吸引により緩衝シート74に密着して、開閉弁77により吸引源78と吸引通路76とを遮断しても下面741から落下しなくても、突き落としピン81が緩衝シート74の下面741よりも突出してCSP204を下方に押圧するので、緩衝シート74への密着が解除されて、CSP204がチップ収容部60に向けて落下される。切削装置1は、次の被加工物200を切削加工し、カセット30内の被加工物200を順に切削加工して、カセット30内の被加工物200を全て切削加工すると、加工動作を終了する。
実施形態1に係る切削装置1は、突出位置に位置付けられると、緩衝シート74の下面741から突出する突き落としピン81を備えているので、吸引源78からの吸引により緩衝シート74に密着したCSP204が生じても、移動機構83により突き落としピン81を突出位置に位置付けるので、CSP204を強制的に緩衝シート74から剥がすことができる。その結果、切削装置1は、搬送ユニット70から離脱しないCSP204を抑制することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置
10 チャックテーブル
20 切削ユニット
21 切削ブレード
60 チップ収容部
70 搬送ユニット
71 吸引パッド
72 空間
75 吸引孔
78 吸引源
80 チップ離脱ユニット
81 突き落としピン
83 移動機構
200 被加工物
204 CSP(チップ)
741 下面(保持面)

Claims (1)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削ブレードで切削して分割する切削ユニットと、該被加工物が分割された複数のチップを該チャックテーブルから搬出しチップ収容部へ収容する搬送ユニットと、を備える切削装置であって、
    該搬送ユニットは、
    内部の空間が吸引源と連通し、下面には、該空間と連通する複数の吸引孔が該チップに対応して形成されて保持面を構成する箱状の吸引パッドと、
    該吸引パッドの該内部の空間に配置され、該吸引孔で吸引した該チップを離脱させる際に該チップに接触して該保持面から離脱させるチップ離脱ユニットと、を備え、
    該チップ離脱ユニットは、
    該吸引孔に対応して配置され、該吸引孔に挿通可能な複数の突き落としピンと、
    該突き落としピンを、該保持面から該突き落としピンが突出する突出位置と、該突き落としピンが該内部の空間に収容される退避位置とに進退させる移動機構と、を備える切削装置。
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