JP2020089747A - 環境制御システムおよび環境制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施の形態において、集中とは、一つの事柄に注意を集中して物事に取り組むことを意味する。また、集中度とは、集中の度合いを意味する。すなわち、集中度とは、物事に取り組む際に、どの程度、一つの事柄に注意を集中しているかの度合いを意味する。また、集中度は、単位時間あたりの知的作業量に影響を与える。集中度が高いほど、単位時間あたりの知的作業量が大きくなり、集中度が低いほど、単位時間あたりの知的作業量が小さくなる。
本発明の一態様に係る環境制御システム10は、知的作業を行うユーザの集中度の低下を検出する検出部11と、ユーザの集中度の低下が検出された場合、ユーザの環境を変化させることにより、ユーザの集中度を回復させる回復部13とを備える。そして、検出部11は、ユーザが知的作業を行うための方向から回復部13へ視線を向けたことをユーザの集中度の低下として検出する。
例えば、回復部13は、送風を行う送風部14を備え、ユーザの集中度の低下が検出された場合、送風の状態を変化させることにより、ユーザの環境を変化させてもよい。これにより、環境制御システム10は、ユーザの集中度が低下した場合に、送風の状態を変化させることで、ユーザの集中度を回復させることができる。
例えば、回復部13は、照明を行う照明部15を備え、ユーザの集中度の低下が検出された場合、照明の状態を変化させることにより、ユーザの環境を変化させてもよい。これにより、環境制御システム10は、ユーザの集中度が低下した場合に、照明の状態を変化させることで、ユーザの集中度を回復させることができる。
例えば、回復部13は、香りを発生させる発香部16を備え、ユーザの集中度の低下が検出された場合、香りの発生の状態を変化させることにより、ユーザの環境を変化させてもよい。これにより、環境制御システム10は、ユーザの集中度が低下した場合に、香りの発生の状態を変化させることで、ユーザの集中度を回復させることができる。
例えば、回復部13は、音を発生させる発音部17を備え、ユーザの集中度の低下が検出された場合、音の発生の状態を変化させることにより、ユーザの環境を変化させてもよい。これにより、環境制御システム10は、ユーザの集中度が低下した場合に、音の発生の状態を変化させることで、ユーザの集中度を回復させることができる。
例えば、回復部13は、ユーザの集中度の低下が検出された場合、ユーザの環境を変化させること、および、ユーザの環境を変化させてから所定の期間経過後にユーザの環境の変化を元に戻すことにより、ユーザの集中度を回復させてもよい。これにより、環境制御システム10は、一時的に環境を変化させることで、ユーザの集中度を適切に回復させることができる。
本発明の一態様に係る環境制御方法は、知的作業を行うユーザの集中度の低下を検出する検出ステップ(S11)と、ユーザの集中度の低下が検出された場合、ユーザの環境を変化させることにより、ユーザの集中度を回復させる回復ステップ(S12)とを含む。そして、検出ステップ(S11)では、ユーザが知的作業を行うための方向から回復ステップ(S12)を行う回復部13へ視線を向けたことをユーザの集中度の低下として検出する。
本発明の一態様に係るプログラムは、回復部13を備える環境制御システム10に環境制御方法を実行させる。これにより、環境制御方法を環境制御システム10に実行させることが可能である。
11 検出部
12 撮像部
13 回復部
14 送風部
15 照明部
16 発香部
17 発音部
Claims (13)
- 知的作業を行うユーザの集中度の低下を検出する検出部と、
前記ユーザの集中度を回復させる回復部とを備え、
前記回復部は、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記ユーザの環境を変化させることにより、前記ユーザの集中度を一時的にさらに低下させ、前記ユーザの環境を変化させてから所定の期間経過後に前記ユーザの環境の変化を元に戻すことにより、前記ユーザの集中度を回復させる
環境制御システム。 - 前記回復部は、さらに、前記検出部の検出結果にかかわらず、前記ユーザの環境を変化させる
請求項1に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、送風を行う送風部を備え、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記送風の状態を変化させることにより、前記ユーザの環境を変化させる
請求項1または2に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、照明を行う照明部を備え、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記照明の状態を変化させることにより、前記ユーザの環境を変化させる
請求項1〜3のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、前記照明の照度の低下、前記照明の色温度の低下、および、前記照明の照射範囲の拡大のいずれか、または、少なくとも2つの組み合わせにより、前記ユーザの集中度を一時的に低下させる
請求項4に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、香りを発生させる発香部を備え、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記香りの発生の状態を変化させることにより、前記ユーザの環境を変化させる
請求項1〜5のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、集中度を低下させる香りを発生させる発香部を備え、前記発香部から前記香りを発生させることで前記ユーザの集中度を一時的に低下させる
請求項1〜5のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、音を発生させる発音部を備え、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記音の発生の状態を変化させることにより、前記ユーザの環境を変化させる
請求項1〜7のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 前記回復部は、集中度を低下させる音を発生させる発音部を備え、前記発音部から前記音を発生させることで前記ユーザの集中度を一時的に低下させる
請求項1〜7のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 前記検出部は、前記ユーザが前記知的作業を行うための方向から前記回復部へ視線を向けたことを前記ユーザの集中度の低下として検出する
請求項1〜9のいずれか1項に記載の環境制御システム。 - 知的作業を行うユーザの集中度の低下を検出する検出ステップと、
前記ユーザの集中度を回復させる回復ステップとを含み、
前記回復ステップでは、前記ユーザの集中度の低下が検出された場合、前記ユーザの環境を変化させることにより、前記ユーザの集中度を一時的にさらに低下させ、前記ユーザの環境を変化させてから所定の期間経過後に前記ユーザの環境の変化を元に戻すことにより、前記ユーザの集中度を回復させる
環境制御方法。 - 前記検出ステップでは、前記ユーザが前記知的作業を行うための方向から前記回復ステップを行う回復部へ視線を向けたことを前記ユーザの集中度の低下として検出する
請求項11に記載の環境制御方法。 - 請求項11または12に記載の環境制御方法をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
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