JP2020089104A - レゾルバ - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化による検出精度悪化を低減できるレゾルバを提供する。【解決手段】ハウジング4と、ハウジング4の内部に回転自在に取り付けられ、磁性体を備えるロータ2と、ハウジング4の内部でロータ2の外周に配置され、内周部に複数の磁極歯を備える環状のステータコア31と磁極歯に巻装された巻線33とを備えるステータ3と、を含むレゾルバ1であって、ハウジング4と離間するように板金41を介してステータ3をハウジング4に固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の磁極歯それぞれに電線を巻回して形成される巻線を有するステータと、ロータとを備え、ステータとロータの間のリラクタンスの変化を検出することにより、入力軸の回転位置を検出するレゾルバに関する。なお、ステータの複数の磁極歯は環状に配設されている。
磁性体部分を備えてケーシングに回転自在に取り付けられたロータと、巻線が巻装された複数の磁極歯を備えてケーシングに固定された環状のステータと、を備えるレゾルバが特許文献1で開示されている。
特開平10―146033号公報
従来のレゾルバのロータ部は、軸受の内輪に圧入された入力軸と、磁性体から成り、前記入力軸に固定されたロータコアとで構成される。また、ステータ部は、軸受の外輪が固定されたハウジングと、そのハウジングに固定されたステータとで構成される。更にステータは内周部に巻線を巻装する複数の磁極歯を持ち、ステータコアは環状の珪素鋼板から成る。一般的にハウジングの材質としては、ダイキャスト成形により低コストに形状成形でき、さらに軽量であるアルミ合金が用いられる。
しかし、珪素鋼板よりも熱膨張率が2倍近いアルミ合金製のハウジングに珪素鋼板製のステータコアを固定すると、温度が変化した時にステータコアは、アルミ合金製のハウジングとの熱膨張差による応力を受け、いびつな形状に変形することがある。すると、応力を受けた箇所の磁気特性が変化し、レゾルバの検出精度が悪化する。このように、温度変化によりステータコアの形状が変化し、レゾルバの検出精度が悪化するという問題があった。
本発明は、上述のような事情から成されたものであり、本発明の目的は、温度変化によるレゾルバの検出精度の悪化を低減することにある。
本発明に係るレゾルバは、ハウジングと、前記ハウジングの内部に回転自在に取り付けられ、磁性体を備えるロータと、前記ハウジングの内部で前記ロータの外周に配置され、内周部に複数の磁極歯を備える環状のステータコアと前記磁極歯に巻装された巻線とを備えるステータと、を含むレゾルバであって、前記ステータは、前記ハウジングと離間するようにステータ保持部材を介して前記ハウジングに固定されていること、を特徴とする。
このように、ステータが熱膨張率の大きいハウジングから離間しており、ハウジングの変形がステータに直接及ばないため、温度変化によるステータコアの変形を抑制し、レゾルバの検出精度の悪化を低減することができる。
本発明のレゾルバの一態様において、前記ステータ保持部材は、前記ステータコアよりも剛性が高く、かつ熱膨張率が前記ステータコアと略同等の材料で構成されていてもよい。
この態様によれば、温度が変化した時にステータコアとハウジングとの熱膨張差による応力をステータコアよりも剛性が高いステータ保持部材が受けることになるため、ステータが直接ハウジングに固定された場合よりも、ステータコアの変形を抑制することができる。そして、ステータ保持部材の熱膨張率がステータコアと略同等であるため、温度が変化した時のステータコアとステータ保持部材との熱膨張差がほとんどなく、ステータコアが受ける熱応力が小さい。そのため、温度変化によるステータコアの変形を抑制し、レゾルバの検出精度の悪化を低減することができる。
本発明のレゾルバの一態様において、前記ステータは、軸方向に前記ハウジングと前記ステータ保持部材との間に配置されており、前記ステータ保持部材は、スチールと同等以上の透磁率を有する材料で構成されていてもよい。
この態様によれば、外部からステータに入って来る磁束をステータ保持部材に誘導することができ、外来磁束によるステータの磁気特性の変化を抑制するシールドの効果を得られる。そのため、外来磁束によるレゾルバの検出精度の悪化を低減することができる。
本発明は、ステータが直接ハウジングに固定された場合よりも、温度変化によるステータコアの変形を抑制し、レゾルバの検出精度の悪化を低減することができる。
本発明の一実施形態であるレゾルバを示す断面図である。 図1に示すレゾルバのロータ及びステータの一部を上から見た上面図である。 比較例1のレゾルバを示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態のレゾルバ1について説明する。図1は、本発明の実施形態のレゾルバ1を示す断面図である。図2は、図1に示すレゾルバ1のロータ2及びステータ3の一部を上から見た上面図である。
図1に示すように、レゾルバ1の入力軸21は、軸受22の内輪に圧入固定され、軸受22を介してハウジング4に回転自在に取り付けられている。そして、入力軸21には、磁性体から成る円盤状のロータ2が固定されている。つまり、ロータ2は入力軸21及び軸受22を介してハウジング4の内部に回転自在に取り付けられていることになる。図2に示すように、ロータ2の外周部は凹凸のある形状をしている。
図1に示すように、ハウジング4は、軸受22の外輪を接着固定するための穴が開けられた環状の形状をしており、珪素鋼板よりも熱膨張率が2倍近いアルミ合金をダイキャスト成形して製造される。軸受22の外輪はハウジング4に接着固定されている。
図1及び図2に示すように、環状のステータ3は、軸方向にハウジング4とステータ保持部材である板金41との間で、ハウジング4の内部でロータ2の外周に配置される。ステータコア31は珪素鋼板でできており、その内周部に複数の磁極歯を備える。そして、磁極歯の部分とステータコア31の一方の面には、射出成型による一体成型により、樹脂製のインシュレータ32が形成されている。更に、樹脂製のインシュレータ32で覆われた磁極歯の部分には、巻線33が巻装されている。ステータ3は、樹脂製のインシュレータ32が形成された面側が板金41と接触するように、円板形状の板金41にステータ固定ボルト34で固定される。樹脂製のインシュレータ32は、巻線33が板金41に接触しないようにするためのスペーサとしての機能も持つ。
巻線33は、図示しない位置検出回路に接続され、交流電流による励磁が行われる。そして、ロータ2とステータ3との間のロータ2の回転によるリラクタンスの変化を巻線間電圧により検出することにより、入力軸21の回転位置を検出することができる。
板金41はスチール製の板材を打ち抜いて製造され、ステータコア31よりも剛性が高い。図1に示すように、板金41は、ステータ3の外径よりも大きな外径であり、ステータ3の上方を覆っている。なお、板金41を円盤形状ではなく中心部に穴が形成された環状とすることも考えられるが、その場合でも、中心部の穴径をロータ2の外径よりも小さくして、板金41がステータ3の上方を覆うようにする。
ステータ3は、ハウジング4には接触せずハウジング4とは離間した状態で、板金41にステータ固定ボルト34で固定される。そして、板金41はハウジング4に板金固定ボルト42で固定される。そのため、ステータ3はハウジング4とは離間した状態で、板金41を介してハウジング4に固定されることになる。
このように、ステータ3が熱膨張率の大きいアルミ合金製のハウジング4とは離間しており、ハウジング4の変形がステータ3に直接及ばないため、温度変化によるステータコア31の変形を抑制し、レゾルバ1の検出精度の悪化を低減することができる。
また、温度が変化した時にステータコア31とハウジング4との熱膨張差による応力をステータコア31よりも剛性が高い板金41が受けることになるため、ステータ3が直接ハウジング4に固定された場合よりも、ステータコア31の変形を抑制することができる。更に、板金41は、珪素鋼板製のステータコア31と熱膨張率が略同等のスチール製であるため、温度が変化した時のステータコア31と板金41との熱膨張差がほとんどなく、ステータ3が受ける熱応力が小さい。そのため、本実施形態のレゾルバ1では、後述する比較例1のレゾルバ10のようにステータ13が直接ハウジング14に固定された場合よりも、温度変化によるステータコア31の変形を抑制し、レゾルバ1の検出精度の悪化を低減することができる。
また、板金41の材料が透磁率が高い磁性材であるスチールであるため、外部からステータ3に入って来る磁束を板金41に誘導することができ、外来磁束によるステータ3の磁気特性の変化を抑制するシールドの効果を得られる。そのため、外来磁束によるレゾルバ1の検出精度の悪化を低減することができる。
更に、スチール製の板金41は大量に量産され安く入手できる上、プレス加工等によって安価に形状加工が可能である。このため、高精度で安価なレゾルバ1を提供できる。
なお、樹脂製のインシュレータ32をスペーサとして使用せず、プレス加工等で板金41に穴や曲げを設けて、巻線33が板金41に干渉しないようにする方法も考えられる。しかし、この場合は、ステータ3と板金41が直接接触するため、板金41側へ漏れる磁束が増加し悪影響する。これを防止するためには、板金41には非磁性のオーステナイト系のステンレス等の材料が適しているが、磁性材である一般の鉄材やマルテンサイト系ステンレス材及び珪素鋼板等のスチール製板金と比較し、オーステナイト系のステンレス材は、珪素鋼板との熱膨張差が多少大きくなる欠点がある。
ここで、本実施形態のレゾルバ1と比較するための比較例1のレゾルバ10について述べる。図3に示す比較例1のレゾルバ10では、本実施形態のレゾルバ1と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
比較例1のレゾルバ10では、ステータ13及びカバー5はステータ固定ボルト134によってハウジング14に固定される。そして、環状のステータコア131は珪素鋼板からできており、ハウジング14はアルミ合金をダイキャスト成形して製造される。
そのため、珪素鋼板よりも熱膨張率が2倍近いアルミ合金製のハウジング14に珪素鋼板製のステータコア131を直に固定することになり、温度が変化した時にステータコア131がハウジング14との熱膨張差による応力を受け、いびつな形状に変形することがある。このようにステータコア131がいびつな形状に変形すると、応力を受けた箇所の磁気特性が変化し、レゾルバ10の検出精度が悪化することになる。
これに対して、実施形態のレゾルバ1では、温度が変化した時にステータコア31とハウジング4の熱膨張差による応力を板金41が受けるので、ステータコア31の変形を抑制し、レゾルバ1の検出精度の悪化を低減することができる。
1、10 レゾルバ、2 ロータ、3、13 ステータ、4、14 ハウジング、5 カバー、21 入力軸、22 軸受、31、131 ステータコア、32 インシュレータ、33 巻線、34、134 ステータ固定ボルト、41 板金(ステータ保持部材)、42 板金固定ボルト。

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部に回転自在に取り付けられ、磁性体を備えるロータと、
    前記ハウジングの内部で前記ロータの外周に配置され、内周部に複数の磁極歯を備える環状のステータコアと前記磁極歯に巻装された巻線とを備えるステータと、を含むレゾルバであって、
    前記ステータは、前記ハウジングと離間するようにステータ保持部材を介して前記ハウジングに固定されていること、
    を特徴とするレゾルバ。
  2. 請求項1に記載のレゾルバであって、
    前記ステータ保持部材は、前記ステータコアよりも剛性が高く、かつ熱膨張率が前記ステータコアと略同等の材料で構成されていること、
    を特徴とするレゾルバ。
  3. 請求項1又は2に記載のレゾルバであって、
    前記ステータは、軸方向に前記ハウジングと前記ステータ保持部材との間に配置されており、前記ステータ保持部材は、スチールと同等以上の透磁率を有する材料で構成されていること、
    を特徴とするレゾルバ。
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