JP2020088915A - 電圧均等化装置及び電圧均等化方法 - Google Patents

電圧均等化装置及び電圧均等化方法 Download PDF

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正彰 鈴木
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慎司 広瀬
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Toshio Odagiri
俊雄 小田切
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Abstract

【課題】直列接続される複数の電池の電圧を均等化させるためのスイッチをオンさせることができない場合であっても、各電池の電圧の均等化を実施させる。【解決手段】スイッチSW1〜SW3と、抵抗R1〜R3と、電圧検出部Sv1〜Sv3と、制御部2とを備え、電池B1〜B3が使用されていない時に、スイッチSW1、SW2をオンさせるとともにスイッチSW3をオフさせることにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させ、スイッチSW1をオンさせることができない場合、電圧検出部Sv2の電圧検出頻度に比べて電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を高くすることにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池の電圧を均等化する技術に関する。
電圧均等化装置として、直列接続される複数の電池にそれぞれ並列接続されるスイッチのうち、最も低い電圧の電池以外の電池に並列接続されるスイッチをオンさせることで、そのスイッチに直列接続される抵抗により、最も低い電圧の電池以外の電池を強制的に放電させて各電池の電圧を均等化させるものがある。
関連する技術として、例えば、特許文献1がある。
特開2014−223003号公報
しかしながら、上述の電圧均等化装置では、強制的に放電させる必要がある電池に並列接続されるスイッチをオンさせることができない場合、各電池の電圧の均等化を実施させることができないという懸念がある。
そこで、本発明の一側面に係る目的は、直列接続される複数の電池の電圧を均等化させるためのスイッチをオンさせることができない場合であっても、各電池の電圧の均等化を実施させることである。
本発明に係る一つの形態である電圧均等化装置は、互いに直列接続され、第1の電池に並列接続される第1のスイッチ及び第1の抵抗と、互いに直列接続され、第1の電池に直列接続される第2の電池に並列接続される第2のスイッチ及び第2の抵抗と、第1の電池に並列接続され、第1の電池の電圧を検出するとき、第1の電池から供給される電力を消費する第1の電圧検出部と、第2の電池に並列接続され、第2の電池の電圧を検出するとき、第2の電池から供給される電力を消費する第2の電圧検出部と、第1及び第2の電池が使用されていない時に、第1のスイッチをオンさせるとともに第2のスイッチをオフさせて第1の抵抗により第1の電池を放電させることにより、第1及び第2の電池の電圧を均等化させる制御部とを備える。
上記制御部は、第1のスイッチをオンさせることができない場合、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、第1及び第2の電池の電圧を均等化させる。
これにより、強制的に放電させる必要がある第1の電池に並列接続される第1のスイッチをオンさせることができない場合であっても、第1の電池に並列接続される第1の電圧検出部により第1の電池を強制的に放電させることができるため、第1及び第2の電池の電圧の均等化を実施させることができる。
また、上記制御部は、第1のスイッチをオンさせることができない場合、第1及び第2の電池の電圧を均等化させるために必要な第1の電圧検出部の電圧検出回数を算出し、その算出した電圧検出回数分、第1の電圧検出部が電圧を検出する間、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、第1及び第2の電池の電圧を均等化させ、第1及び第2の電池の電圧を均等化させている間に第1及び第2の電池の使用が開始された時、第1のスイッチをオンさせることができる場合には、第1のスイッチをオフさせて均等化を停止し、第1のスイッチをオンさせることができない場合には、電圧検出回数分、第1の電圧検出部が電圧を検出する間、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くする状態を維持するように構成してもよい。
これにより、第1及び第2の電池が使用されていない状態から第1及び第2の電池が使用される状態に切り替わっても、第1及び第2の電池の電圧の均等化を継続して実施することができる。
本発明によれば、直列接続される複数の電池の電圧を均等化させるためのスイッチをオンさせることができない場合であっても、各電池の電圧の均等化を実施させることができる。
実施形態の電圧均等化装置を含む電池パックの一例を示す図である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の電圧均等化装置を含む電池パックの一例を示す図である。
電池パック1は、複数の電池B(電池B1〜B3)と、複数の抵抗R(抵抗R1〜R3)と、複数のスイッチSW(スイッチSW1〜SW3)と、複数の電圧検出部Sv(電圧検出部Sv1〜Sv3)と、電流検出部Siと、制御部2とを備える。すなわち、抵抗R1の一方の端子が電池B1のプラス端子及び電圧検出部Sv1の一方の入力端子に接続され、抵抗R1の他方の端子がスイッチSW1の一方の端子に接続されている。スイッチSW1の他方の端子が電池B1のマイナス端子、電池B2のプラス端子、抵抗R2の一方の端子、電圧検出部Sv1の他方の入力端子、及び電圧検出部Sv2の一方の入力端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子がスイッチSW2の一方の端子に接続されている。スイッチSW2の他方の端子が電池B2のマイナス端子、電池B3のプラス端子、抵抗R3の一方の端子、電圧検出部Sv2の他方の入力端子、及び電圧検出部Sv3の一方の入力端子に接続されている。抵抗R3の他方の端子がスイッチSW3の一方の端子に接続されている。スイッチSW3の他方の端子が電池B3のマイナス端子及び電圧検出部Sv3の他方の入力端子に接続されている。
なお、実施形態の電圧均等化装置は、複数の抵抗Rと、複数のスイッチSWと、複数の電圧検出部Svと、制御部2とを備えて構成される。また、図1に示す電池パック1では、電池B、抵抗R、スイッチSW、及び電圧検出部Svがそれぞれ3つ備えられているが、電池B、抵抗R、スイッチSW、及び電圧検出部Svがそれぞれ2つ、または、4つ以上備えられていてもよい。
電池B1〜B3は、それぞれ、リチウムイオン電池またはニッケル水素電池などにより構成され、互いに直列接続されている。また、電池パック1の外部の充電器Chまたは負荷Loから電池B1〜B3へ充電電流が流れると、電池B1〜B3が充電して電池B1〜B3の電圧が増加する。また、電池B1〜B3から負荷Loへ放電電流が流れると、電池B1〜B3が放電して電池B1〜B3の電圧が低下する。
スイッチSW1〜SW3は、それぞれ、電磁リレーまたは半導体リレーなどにより構成される。抵抗R1及びスイッチSW1は、互いに直列接続され、電池B1に並列接続されている。抵抗R2及びスイッチSW2は、互いに直列接続され、電池B2に並列接続されている。抵抗R3及びスイッチSW3は、互いに直列接続され、電池B3に並列接続されている。
電圧検出部Sv1〜Sv3は、それぞれ、IC(Integrated Circuit)などにより構成される。電圧検出部Sv1は、電池B1に並列接続され、一定時間T経過毎に電池B1の電圧を検出する。また、電圧検出部Sv1は、電池B1の電圧を検出するとき、電池B1から供給される電力を消費する。そして、その消費電力に対応する電流が電池B1から電圧検出部Sv1へ流れると、電池B1の電圧が低下する。電圧検出部Sv2は、電池B2に並列接続され、一定時間T経過毎に電池B2の電圧を検出する。また、電圧検出部Sv2は、電池B2の電圧を検出するとき、電池B2から供給される電力を消費する。そして、その消費電力に対応する電流が電池B2から電圧検出部Sv2へ流れると、電池B2の電圧が低下する。電圧検出部Sv3は、電池B3に並列接続され、一定時間T経過毎に電池B3の電圧を検出する。また、電圧検出部Sv3は、電池B3の電圧を検出するとき、電池B3から供給される電力を消費する。そして、その消費電圧に対応する電流が電池B3から電圧検出部Sv3へ流れると、電池B3の電圧が低下する。
電流検出部Siは、ホール素子などを用いて構成され、電池B1と充電器Chまたは負荷Loとの間の電流経路に設けられ、充電器Chまたは負荷Loから電池B1〜B3へ流れる充電電流、または、電池B1〜B3から負荷Loへ流れる放電電流を検出する。なお、電流検出部Siは、電池B3と充電器Chまたは負荷Loとの間の電流経路に設けられてもよい。
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device))などにより構成され、スイッチSW1〜SW3の動作を制御する。
図2は、制御部2の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、制御部2は、電池B1〜B3が使用されていない時に、電池B1〜B3のうちの各電池について、電圧を均等化させる必要があるか否かを判断する。
例えば、制御部2は、充電器Chまたは負荷Loが稼働していない場合に、電池B1〜B3が使用されていないと判断する。また、制御部2は、電流検出部Siにより検出される電流がゼロまたは略ゼロである場合、電池B1〜B3が使用されていないと判断してもよい。
また、制御部2は、電圧検出部Sv1〜Sv3により検出される各電圧のうちの最も低い電圧と、電圧検出部Sv1〜Sv3により検出される各電圧との差の絶対値を算出する。そして、その差の絶対値が閾値Vdth以上である電圧について、該電圧を有する電池Bの電圧を均等化させる必要があると判断し、その差の絶対値が閾値Vdthより小さい電圧について、該電圧を有する電池Bの電圧を均等化させる必要がないと判断する。なお、閾値Vdthは、電池B1〜B3間の電圧にバラツキが有ると判断できる電圧差に基づいて、電圧検出部Sv1〜Sv3の測定誤差等を加味して決定される。
次に、制御部2は、電池B1〜B3の各電池Bについて、電圧を均等化させる必要がある電池B(強制的に放電させる必要がある電池B)が有ると判断すると(ステップS1:Yes)、強制的に放電させる必要がある電池Bに並列接続されるスイッチSWをオンさせることができないか否かを判断する(ステップS2)。
例えば、制御部2は、電圧検出部Sv1〜Sv3により検出される各電圧のうち、電圧検出部Sv3により検出される電圧が最も低い場合、電池B1、B2を、強制的に放電させる必要がある電池Bとする。
また、制御部2は、スイッチSW1〜SW3にかかる電圧を検出する機能を備え、スイッチSW1をオンさせ、スイッチSW2、SW3をオフさせているときにスイッチSW1にかかる電圧が閾値Vth1以上である場合、スイッチSW1をオンさせることができないと判断する。また、制御部2は、スイッチSW2をオンさせ、スイッチSW1、SW3をオフさせているときにスイッチSW2にかかる電圧が閾値Vth2以上である場合、スイッチSW2をオンさせることができないと判断する。また、制御部2は、スイッチSW3をオンさせ、スイッチSW1、SW2をオフさせているときにスイッチSW3にかかる電圧が閾値Vth3以上である場合、スイッチSW3をオンさせることができないと判断する。なお、閾値Vth1は、スイッチSW1〜SW3がオフしているときに、スイッチSW1にかかる電圧とし、閾値Vth2は、スイッチSW1〜SW3がオフしているときに、スイッチSW2にかかる電圧とし、閾値Vth3は、スイッチSW1〜SW3がオフしているときに、スイッチSW3にかかる電圧とする。
また、電池B1〜B3のうち、強制的に放電させる必要がある電池Bを、第1の電池とし、強制的に放電させる必要がない電池Bを、第2の電池とする。また、第1の電池に並列接続されるスイッチSW及び抵抗Rを、第1のスイッチ及び第1の抵抗とし、第2の電池に並列接続されるスイッチSW及び抵抗Rを、第2のスイッチ及び第2の抵抗とする。また、第1の電池に並列接続される電圧検出部Svを、第1の電圧検出部とし、第2の電池に並列接続される電圧検出部Svを、第2の電圧検出部とする。
次に、制御部2は、第1のスイッチをオンさせることができる場合(ステップS2:No)、第1のスイッチをオンさせるとともに第2のスイッチをオフさせて第1の抵抗により第1の電池を放電させることにより、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧の均等化を開始する(ステップS3)。
例えば、電圧均等化時に電池B1、B2を強制的に放電させる必要がある場合で、かつ、スイッチSW1、SW2を正常にオンさせることができる場合で、かつ、電圧検出部Sv3により検出される電圧OCV3が最も低く、電圧検出部Sv1により検出される電圧OCV1が電圧検出部Sv2により検出される電圧OCV2より高い場合を想定する。すなわち、電圧OCV1>電圧OCV2>電圧OCV3を、抵抗R1、R2を用いた電圧均等化を実施することで、電圧OCV1=電圧OCV2=電圧OCV3にさせる場合を想定する。
このような場合、まず、制御部2は、スイッチSW1、SW2をオンさせるとともにスイッチSW3をオフさせる。すると、電池B1から抵抗R1へ常時電流が流れるとともに電池B2から抵抗R2へ常時電流が流れる。また、電池B1から電圧検出部Sv1へ一定時間T経過毎に電流が流れ、電池B2から電圧検出部Sv2へ一定時間T経過毎に電流が流れ、電池B3から電圧検出部Sv3へ一定時間T経過毎に電流が流れる。これにより、電池B3の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B3から電圧検出部Sv3へ流れる電流の積算値[Ah])に比べて、電池B1の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B1から抵抗R1へ流れる電流の積算値[Ah]と単位時間あたりに電池B1から電圧検出部Sv1へ流れる電流の積算値[Ah]との合計値)及び電池B2の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B2から抵抗R2へ流れる電流の積算値[Ah]と単位時間あたりに電池B2から電圧検出部Sv3へ流れる電流の積算値[Ah]との合計値)が大きくなるため、電池B3の電圧の単位時間あたりの低下量に比べて、電池B1の電圧の単位時間あたりの低下量及び電池B2の電圧の単位時間あたりの低下量が大きくなる。そのため、電圧検出部Sv1、Sv2により検出される各電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧に近づいていく。
制御部2は、均等化を開始した後、ステップS4において、電池B1〜B3の使用が開始されたか否かを判断する。そして、電池B1〜B3の使用が開始されていない場合(ステップS4:No)、ステップS5において、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくまたは略等しくなったかを判断する。
次に、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくないまたは略等しくない場合(ステップS5:No)、ステップS4に戻る。第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくまたは略等しくなった場合(ステップS5:Yes)、第1のスイッチをオフさせて均等化を終了する(ステップS6)。
なお、電池B1〜B3の使用が開始された場合(ステップS4:Yes)、第1のスイッチをオフさせて均等化を終了する(ステップS6)。
例えば、制御部2は、電圧検出部Sv2により検出される電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧と等しくまたは略等しくなる(ステップS5:Yes)と、スイッチSW2をオフさせて抵抗R2による電池B2の電圧低下を停止させる(ステップS6)。
そして、制御部2は、電圧検出部Sv1により検出される電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧と等しくまたは略等しくなる(ステップS5:Yes)と、スイッチSW1をオフさせて抵抗R1による電池B1の電圧低下を停止させる(ステップS6)。
これにより、電池B1〜B3の各電圧を均等化させることができる。
一方、制御部2は、第1のスイッチをオンさせることができない場合(ステップS2:Yes)、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて、第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧の均等化を開始する(ステップS7)。
例えば、電圧均等化時に電池B1、B2を強制的に放電させる必要がある場合で、かつ、スイッチSW1を正常にオンさせることができない場合で、スイッチSW2を正常にオンさせることができる場合で、かつ、電圧検出部Sv3により検出される電圧OCV3が最も低く、電圧検出部Sv1により検出される電圧OCV1が電圧検出部Sv2により検出される電圧OCV2より高い場合を想定する。すなわち、電圧OCV1>電圧OCV2>電圧OCV3を、抵抗R2や電圧検出部Sv1を用いた電圧均等化を実施することで、電圧OCV1=電圧OCV2=電圧OCV3にさせる場合を想定する。
このような場合、まず、制御部2は、スイッチSW2をオンさせ、スイッチSW1、SW3をオフさせ、電圧検出部Sv3の電圧検出頻度に比べて、電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を高くする。言い換えると、制御部2は、スイッチSW2をオンさせ、スイッチSW1、SW3をオフさせ、電圧検出部Sv3の単位時間あたりの電圧検出回数に比べて、電圧検出部Sv1の単位時間あたりの電圧検出回数を多くする。すると、電池B2から抵抗R2へ常時電流が流れる。また、電池B1から電圧検出部Sv1へ一定時間Tより短い一定時間T´経過毎に電流が流れ、電池B2から電圧検出部Sv2へ一定時間T経過毎に電流が流れ、電池B3から電圧検出部Sv3へ一定時間T経過毎に電流が流れる。これにより、電池B3の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B3から電圧検出部Sv3へ流れる電流の積算値[Ah])に比べて、電池B1の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B1から電圧検出部Sv1へ流れる電流の積算値[Ah])及び電池B2の単位時間あたりの放電量(単位時間あたりに電池B2から抵抗R2へ流れる電流の積算値[Ah]と単位時間あたりに電池B2から電圧検出部Sv3へ流れる電流の積算値[Ah]との合計値)が大きくなるため、電池B3の電圧の単位時間あたりの低下量に比べて、電池B1の電圧の単位時間あたりの低下量及び電池B2の電圧の単位時間あたりの低下量が大きくなる。そのため、電圧検出部Sv1、Sv2により検出される各電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧に近づいていく。
制御部2は、均等化を開始した後、ステップS8において、電池B1〜B3の使用が開始されたか否かを判断する。そして、電池B1〜B3の使用が開始されていない場合(ステップS8:No)、ステップS9において、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくまたは略等しくなったかを判断する。
次に、第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくないまたは略等しくない場合(ステップS9:No)、ステップS8に戻る。第1の電池の電圧と第2の電池の電圧が等しくまたは略等しくなった場合(ステップS9:Yes)、第1の電圧検出部の電圧検出頻度を元に戻して第2の電圧検出部の電圧検出頻度と同じにし、均等化を終了する(ステップS10)。
なお、電池B1〜B3の使用が開始された場合(ステップS8:Yes)、第1の電圧検出部の電圧検出頻度を元に戻して第2の電圧検出部の電圧検出頻度と同じにし、均等化を終了する(ステップS10)。
例えば、制御部2は、電圧検出部Sv2により検出される電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧と等しくまたは略等しくなると(ステップS5:Yes)、スイッチSW2をオフさせて抵抗R2による電池B2の電圧低下を停止させる(ステップS6)。
そして、制御部2は、電圧検出部Sv1により検出される電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧と等しくまたは略等しくなると(ステップS9:Yes)、電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を元に戻して電圧検出部Sv1、Sv3の電圧検出頻度を互いに同じにする(ステップS10)。
これにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させることができる。
このように、本実施形態の電圧均等化装置では、電圧均等化時に強制的に放電させる必要がある第1の電池に並列接続される第1のスイッチをオンさせることができないと判断すると、電圧均等化時に強制的に放電させる必要がない第2の電池に並列接続される第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて、第1の電池に並列接続される第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、電圧検出部Sv1〜Sv3により検出される各電圧を均等化させる構成であるため、第1のスイッチをオンさせることができない場合においても、電池B1〜B3の電圧の均等化を実施させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
図3は、制御部2の動作の他の例を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートのステップS1〜S6は、図2に示すフローチャートのステップS1〜S6と同等であるため、その説明を省略する。
制御部2は、第1のスイッチをオンさせることができない場合(ステップS2:Yes)、電池B1〜B3の電圧を均等化させるために必要な第1の電圧検出部の電圧検出回数を算出し(ステップS11)、その算出した電圧検出回数分、第1の電圧検出部が電圧を検出する間、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させる(ステップS12)。ステップS12において、制御部2は電池の使用の開始の有無に関わらず、算出した電圧検出回数分だけ第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くする。
例えば、電圧均等化時に電池B1、B2を放電させる必要がある場合で、かつ、スイッチSW1を正常にオンさせることができない場合で、スイッチSW2を正常にオンさせることができる場合で、かつ、電圧検出部Sv3により検出される電圧OCV3が最も低く、電圧検出部Sv1により検出される電圧OCV1が電圧検出部Sv2により検出される電圧OCV2より高い場合を想定する。すなわち、電圧OCV1>電圧OCV2>電圧OCV3を、抵抗R2や電圧検出部Sv1を用いた電圧均等化を実施することで、電圧OCV1=電圧OCV2=電圧OCV3にさせる場合を想定する。
このような場合、まず、制御部2は、電池B1〜B3が使用されていない時に、電圧検出部Sv1により検出される電池B1の電圧OCV1、電圧検出部Sv2により検出される電池B2の電圧OCV2、及び電圧検出部Sv3により検出される電池B3の電圧OCV3を取得する。
次に、制御部2は、電池B1の開回路電圧と電池B1の充電率(電池Bの満充電容量に対する電池Bの現在の容量の割合[%])との対応関係を示す情報を参照し、電圧OCV1に対応する充電率を、電池B1の充電率SOC1[%]とする。また、制御部2は、電池B3の開回路電圧と電池B3の充電率との対応関係を示す情報を参照し、電圧OCV3に対応する充電率を、電池B3の充電率SOC3[%]とする。
次に、制御部2は、「((充電率SOC1[%]−充電率SOC3[%])×電池B1の満充電容量[Ah])÷100」の計算結果を、電圧均等化時に必要な電池B1の放電量ΔSOC1[Ah]とする。
次に、制御部2は、「電池B1の放電量ΔSOC1[Ah]÷電圧検出部Sv1の1回の電圧検出により放電される電池B1の放電量(電圧検出部Sv1の1回の電圧検出により電池B1から電圧検出部Sv1へ流れる電流の積算値[Ah])」の計算結果を、電池B1〜B3の電圧を均等化させるために必要な電圧検出部Sv1の電圧検出回数とする(ステップS11)。
次に、制御部2は、スイッチSW2をオンさせ(ステップS3)、スイッチSW1、SW3をオフさせ、電圧検出部Sv1の電圧検出回数分、電圧検出部Sv1が電圧を検出する間、電圧検出部Sv3の電圧検出頻度に比べて電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を高くする(ステップS12)。これにより、図2のステップS7の動作例と同様に、電池B3の電圧の単位時間あたりの低下量に比べて、電池B1の電圧の単位時間あたりの低下量及び電池B2の電圧の単位時間あたりの低下量が大きくなるため、電圧検出部Sv1、Sv2により検出される各電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧に近づいていく。
次に、制御部2は、電圧検出部Sv2により検出される電圧が電圧検出部Sv3により検出される電圧と等しくまたは略等しくなると(ステップS5:Yes)、スイッチSW2をオフさせて抵抗R2による電池B2の電圧低下を停止させる(ステップS6)。
そして、制御部2は、電圧検出部Sv1の電圧検出回数分、電圧検出部Sv1が電圧を検出すると、電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を元に戻して電圧検出部Sv1、Sv3の電圧検出頻度を互いに同じにする。
これにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させることができる。
また、制御部2による均等化中に電池B1〜B3の使用が開始された場合、電池B2についてはスイッチSW2がオフされて均等化が終了する一方、電池B1については電圧検出部Sv1の電圧検出回数分、電圧検出部Sv1が電圧を検出するまで、電圧検出部Sv1の電圧検出頻度を高くした状態を維持する。
このように、図3に示す制御部2の動作では、第1のスイッチをオンさせることができない場合、電池B1〜B3の電圧を均等化させるために必要な第1の電圧検出部の電圧検出回数を算出し、その算出した電圧検出回数分、第1の電圧検出部が電圧を検出する間、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させている。すなわち、図3に示す制御部2の動作では、電圧検出部Svにより検出される電圧同士が等しくなるか否かで電圧均等化を停止させているのではなく、電圧均等化に必要な電圧検出部Svの電圧検出回数分、電圧検出部Svが動作したか否かで電圧均等化を停止させている。これにより、電池B1〜B3が使用されていない期間が比較的短い場合など、電池B1〜B3が使用されていない状態から電池B1〜B3が使用される状態にすぐに切り替わり、電圧検出部Svの検出電圧が過渡的に変動する状態になったとしても、電圧検出部Svの検出電圧を用いずに電池B1〜B3の電圧の均等化を実施させることができる。すなわち、電池B1〜B3が使用されていない状態から電池B1〜B3が使用される状態に切り替わっても、電池B1〜B3の電圧の均等化を継続して実施することができる。
また、図3に示す制御部2の動作では、電池パック1に備えられる各構成のうち、少なくとも電圧検出部Svが動作するスリープ状態においても、電池B1〜B3の電圧を均等化させるために必要な第1の電圧検出部の電圧検出回数分、第1の電圧検出部が電圧を検出する間、第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、電池B1〜B3の電圧を均等化させることができる。
1 電池パック
2 制御部
B 電池
SW スイッチ
R 抵抗
Sv 電圧検出部
Si 電流検出部
Ch 充電器
Lo 負荷

Claims (3)

  1. 互いに直列接続され、第1の電池に並列接続される第1のスイッチ及び第1の抵抗と、
    互いに直列接続され、前記第1の電池に直列接続される第2の電池に並列接続される第2のスイッチ及び第2の抵抗と、
    前記第1の電池に並列接続され、前記第1の電池の電圧を検出するとき、前記第1の電池から供給される電力を消費する第1の電圧検出部と、
    前記第2の電池に並列接続され、前記第2の電池の電圧を検出するとき、前記第2の電池から供給される電力を消費する第2の電圧検出部と、
    前記第1及び第2の電池が使用されていない時に、前記第1のスイッチをオンさせるとともに前記第2のスイッチをオフさせることにより、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1のスイッチをオンさせることができない場合、前記第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて前記第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させる
    ことを特徴とする電圧均等化装置。
  2. 請求項1に記載の電圧均等化装置であって、
    前記制御部は、前記第1のスイッチをオンさせることができない場合、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させるために必要な前記第1の電圧検出部の電圧検出回数を算出し、その算出した電圧検出回数分、前記第1の電圧検出部が電圧を検出する間、前記第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて前記第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させ、
    前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させている間に前記第1及び第2の電池の使用が開始された時、前記第1のスイッチをオンさせることができる場合には、前記第1のスイッチをオフさせて前記均等化を停止し、前記第1のスイッチをオンさせることができない場合には、前記電圧検出回数分、前記第1の電圧検出部が電圧を検出する間、前記第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて前記第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くする状態を維持する
    ことを特徴とする電圧均等化装置。
  3. 互いに直列接続され、第1の電池に並列接続される第1のスイッチ及び第1の抵抗と、互いに直列接続され、前記第1の電池に直列接続される第2の電池に並列接続される第2のスイッチ及び第2の抵抗と、前記第1の電池に並列接続され、前記第1の電池の電圧を検出するとき、前記第1の電池から供給される電力を消費する第1の電圧検出部と、前記第2の電池に並列接続され、前記第2の電池の電圧を検出するとき、前記第2の電池から供給される電力を消費する第2の電圧検出部と、前記第1及び第2の電池が使用されていない時に、前記第1のスイッチをオンさせるとともに前記第2のスイッチをオフさせることにより、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させる制御部とを備える電圧均等化装置における電圧均等化方法であって、
    前記制御部は、前記第1のスイッチをオンさせることができない場合、前記第2の電圧検出部の電圧検出頻度に比べて前記第1の電圧検出部の電圧検出頻度を高くすることにより、前記第1及び第2の電池の電圧を均等化させる
    ことを特徴とする電圧均等化方法。
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