JP2020088897A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の価値を示す指標を、できるだけユーザに違和感を与えることなく表示する電動車両を提供することである。【解決手段】電動車両は、コントローラと、表示部とを備える。コントローラは、メインバッテリ10の満充電容量Cを算出し(S1)、算出した満充電容量Cが閾値Cthより大きいか否かを判定する(S2)。コントローラは、算出した満充電容量Cが閾値Cthより大きい場合(S2においてYES)、バッテリ価値維持率として一定値Dxを表示部に表示させる(S3)。一方、コントローラは、算出した満充電容量Cが閾値Cth以下である場合(S2においてNO)、バッテリ価値維持率Dを算出して、算出したバッテリ価値維持率Dを表示部に表示させる(S7)。【選択図】図6

Description

本開示は、二次電池が搭載された電動車両に関する。
電気自動車等の電動車両には、モータの駆動電源(動力源)として二次電池が搭載されている。二次電池は、時間の経過とともに劣化し、満充電容量が減少することが知られている。二次電池が劣化して満充電容量が減少すると、二次電池に蓄えられた電力により車両が航続可能な距離(いわゆるEV航続距離)が低下してしまう。そのため、二次電池の劣化度を推定するための様々な技術が提案されている。たとえば特開2018−029430号公報(特許文献1)には、二次電池の測定データを用いて、二次電池の劣化度を算出する技術が開示されている。
特開2018−029430号公報
ところで、中古市場における電動車両の価値は、車両本体の価値と二次電池の価値とを考慮して定められる場合がある。中古市場における二次電池の価値は、二次電池の劣化度に基づいて定められることが想定される。二次電池の価値は、電動車両の価値に直結するため、ユーザにとって重大な関心事であるが、まだ馴染みが浅く、ユーザにとって認識し難い面が存在し得る。
電動車両を所有するユーザにとっては、二次電池の現在の価値を認識できることが望ましい。そこで、二次電池の価値を示す指標を車両に備わる表示部(たとえば、インパネやナビゲーション装置等)に表示させることが考えられる。具体的な表示手法としては、現時点の満充電容量に基づく価格を表示させたり、新車販売時における二次電池の価格(販売価格)に対する現時点の価格をパーセンテージ表示したりすることなどが挙げられる。これによって、ユーザは、自身の電動車両に搭載された二次電池の現在の価値を認識することが可能となる。
しかしながら、二次電池は、一般的に、製造後の初期期間において劣化の進行が速く(満充電容量の減少が大きく)、その後、劣化進行ペースが安定する劣化特性を有する場合が多い。そのため、上記のように電動車両に二次電池の価値を示す指標を表示させる場合、たとえば、初期期間が経過するまでの間においては、表示される二次電池の価値を示す指標の下落が大きく進み得る。ユーザは、一般的に、二次電池の劣化特性を認識していないところ、初期期間においては、新車を購入したユーザが、表示される二次電池の価値を示す指標の下落が大きく進むことに対して違和感を覚える可能性がある。
本開示は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、二次電池の価値を示す指標を、できるだけユーザに違和感を与えることなく表示する電動車両を提供することである。
この開示に係る電動車両は、経時とともに満充電容量が低下する二次電池と、二次電池の満充電容量に応じた価値を示す指標を表示する表示装置とを備える。表示装置は、指標が閾値より大きい場合は、指標として、指標の初期値から低下させた一定値を表示させる。
上記構成によれば、二次電池の価値を示す指標が閾値より大きい場合には、二次電池の価値を示す指標として一定値が表示される。この場合において表示される一定値は、新車販売時の二次電池の価値(初期値)よりも低下した価値を示すものである。つまり、表示される二次電池の価値を示す指標の下落が大きく進み得る領域においては、変動する指標を表示させることなく、一定値が表示される。
新車を購入した場合、購入とともに市場価値が低下することは、ユーザにとって共通の認識であるといえる。この共通の認識に従えば、新車購入時において二次電池の価値を示す指標が、初期値から低下した一定値であっても、ユーザが違和感を覚える可能性は低い。
二次電池の価値を示す指標が閾値より大きい場合、つまり、表示される二次電池の価値を示す指標の下落が大きく進み得る領域においては、二次電池の価値を示す指標として一定値が表示されることによって、二次電池の価値を示す指標の表示によりユーザに違和感を与えてしまうとを低減することができる。
本開示の表示装置及び車両によれば、二次電池の価値を示す指標を、できるだけユーザに違和感を与えることなく表示する電動車両を提供することができる。
実施の形態に係る電動車両の構成例を示すブロック図である。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 満充電容量とバッテリ価格との関係を示すマップの一例を説明するための図である。 メインバッテリの経時的な劣化による満充電容量の変化を示す劣化カーブの一例を示した図である。 表示部に表示されるバッテリ価格維持率を説明するための図である。 実施の形態に係るコントローラにより実行されるバッテリ価格維持率の表示処理の一例を示すフローチャートである。 表示部に表示される画面の他の例を示す図である。 電動車両のコントローラおよびサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 変形例4に係る電動車両の構成例を示すブロック図である。 変形例5に係る電動車両の構成例を示すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係る電動車両100の構成例を示すブロック図である。本実施の形態においては、電動車両100が電気自動車である例について説明するが、電動車両100は電気自動車であることに限られるものではなく、たとえば、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車などであってもよい。
図1を参照して、電動車両100は、メインバッテリ10と、昇圧コンバータ22と、インバータ23と、モータジェネレータ25と、伝達ギヤ26と、駆動輪27と、コントローラ30と、表示部35とを備える。
メインバッテリ10は、電動車両100の駆動電源(すなわち動力源)として電動車両100に搭載される。メインバッテリ10は、複数の電池モジュール11を含む組電池(バッテリパック)20によって構成される。各電池モジュール11は、リチウムイオン二次電池に代表される、再充電可能な二次電池セルを含んで構成される。
バッテリパック20には、さらに、電流センサ15、温度センサ16、電圧センサ17、および電池監視ユニット18が配置される。電池監視ユニット18は、たとえば、電子制御ユニット(ECU)によって構成される。以下では、電池監視ユニット18を「監視ECU18」とも称する。
電流センサ15は、メインバッテリ10の入出力電流(以下、「電池電流Ib」とも称する)を検出する。以下では、電池電流Ibに関して、放電電流を正の値とし、充電電流を負の値として表すこととする。
温度センサ16は、メインバッテリ10の温度(以下、「電池温度Tb」とも称する)を検出する。なお、温度センサ16は、複数個配置してもよい。この場合には、複数の温度センサ16による検出温度の加重平均値、最高値、または最低値を電池温度Tbとして用いたり、特定の温度センサ16による検出温度を電池温度Tbとして用いたりすることができる。電圧センサ17は、メインバッテリ10の出力電圧(以下、「電池電圧Vb」とも称する)を検出する。
監視ECU18は、電流センサ15、温度センサ16、および電圧センサ17の検出値を受ける。監視ECU18は、電池電圧Vb、電池電流Ib、および電池温度Tbをコントローラ30へ出力する。あるいは、監視ECU18は、内蔵されたメモリ(図示せず)に、電池電圧Vb、電池電流Ib、および電池温度Tbのデータを記憶することも可能である。
さらに、監視ECU18は、電池電圧Vb、電池電流Ib、および電池温度Tbの少なくとも一部を用いて、メインバッテリ10の充電状態(SOC:State Of Charge)を算出する機能を有する。SOCは、メインバッテリ10の満充電容量に対する現在の蓄電量を百分率で示したものである。SOCの算出機能は、後述するコントローラ30に持たせることも可能である。なお、以下においては、電池電圧Vb、電池電流Ib、電池温度Tb、SOC等のメインバッテリ10に関するデータを総称して「測定データ」とも称する。
メインバッテリ10は、システムメインリレー21a,21bを経由して昇圧コンバータ22に接続される。昇圧コンバータ22は、メインバッテリ10の出力電圧を昇圧する。昇圧コンバータ22は、インバータ23と接続されており、インバータ23は、昇圧コンバータ22からの直流電力を交流電力に変換する。
モータジェネレータ(三相交流モータ)25は、インバータ23からの交流電力を受けることにより、電動車両100を走行させるための運動エネルギーを生成する。モータジェネレータ25によって生成された運動エネルギーは、駆動輪27に伝達される。一方で、電動車両100を減速させるときや、電動車両100を停止させるとき、モータジェネレータ25は、電動車両100の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。モータジェネレータ25で生成された交流電力は、インバータ23によって直流電力に変換され、昇圧コンバータ22を通じてメインバッテリ10に供給される。これにより、回生電力をメインバッテリ10に蓄えることができる。このように、モータジェネレータ25は、メインバッテリ10との間での電力の授受(すなわち、メインバッテリ10の充放電)を伴なって、車両の駆動力または制動力を発生するように構成される。
なお、昇圧コンバータ22は、省略することができる。また、モータジェネレータ25として直流モータを用いるときには、インバータ23を省略することができる。
なお、動力源としてエンジン(図示せず)がさらに搭載されたハイブリッド自動車として電動車両100が構成される場合には、モータジェネレータ25の出力に加えて、エンジンの出力を走行のための駆動力に用いることができる。あるいは、エンジン出力によって発電するモータジェネレータ(図示せず)をさらに搭載して、エンジン出力によってメインバッテリ10の充電電力を発生させることも可能である。
コントローラ30は、たとえば電子制御ユニット(ECU)によって構成されて、制御部31および記憶部32を含む。記憶部32には、制御部31を動作させるためのプログラムや各種データが記憶される。なお、記憶部32については、制御部31によるデータの読出および書込を可能として、コントローラ30の外部に設けることも可能である。
コントローラ30は、システムメインリレー21a,21b、昇圧コンバータ22、およびインバータ23の動作を制御する。コントローラ30は、スタートスイッチ(図示せず)がオフからオンに切り替わると、システムメインリレー21a,21bをオフからオンに切り替えたり、昇圧コンバータ22およびインバータ23を動作させたりする。また、コントローラ30は、スタートスイッチがオンからオフに切り替わると、システムメインリレー21a,21bをオンからオフに切り替えたり、昇圧コンバータ22やインバータ23の動作を停止させたりする。
コントローラ30は、メインバッテリ10の満充電容量Cを算出する機能を有する。満充電容量Cの算出方法として、本実施の形態においては、電流積算法により満充電容量Cが算出される例については後に説明する。満充電容量Cの算出機能については、監視ECU18に持たせることも可能である。
表示部35は、コントローラ30からの制御指令に応じて、電動車両100のユーザに対して所定の情報を表示するように構成される。表示部35は、たとえば、液晶パネルを用いたタッチパネルディスプレイ等によって構成することができる。
さらに、電動車両100は、外部電源40によってメインバッテリ10を充電するための外部充電機能を具備するように構成される。電動車両100は、充電器28および充電リレー29a,29bをさらに備える。以下においては、外部電源40を用いたメインバッテリ10の充電を「外部充電」とも称する。
外部電源40は、車両の外部に設けられた電源であり、外部電源40としては、たとえば商用交流電源を適用することができる。充電器28は、外部電源40からの電力をメインバッテリ10の充電電力に変換する。充電器28は、充電リレー29a,29bを経由してメインバッテリ10に接続されている。充電リレー29a,29bがオンであるとき、外部電源40からの電力によってメインバッテリ10を充電することができる。
外部電源40および充電器28は、たとえば、充電ケーブル45によって接続可能である。すなわち、充電ケーブル45の装着時に、外部電源40および充電器28が電気的に接続されることにより、メインバッテリ10を外部電源40を用いて充電することができる。あるいは、外部電源40および充電器28の間で、非接触に電力が伝送されるように電動車両100が構成されてもよい。たとえば、外部電源側の送電コイル(図示せず)および電動車両側の受電コイル(図示せず)を経由して、電力を伝送することによって、外部電源40によりメインバッテリ10を充電することができる。
このように、外部電源40から交流電力が供給される場合には、充電器28は、外部電源40からの供給電力(交流電力)を、メインバッテリ10の充電電力(直流電力)に変換する機能を有するように構成される。あるいは、外部電源40がメインバッテリ10の充電電力を直接供給する場合には、充電器28は、外部電源40からの直流電力をメインバッテリ10へ伝達するだけでよい。電動車両100の外部充電の態様については特に限定されるものではない。
さらに、電動車両100は、通信部50を備える。通信部50は、電動車両100の外部に設けられるサーバ230との間で通信経路210を形成して、無線通信を実行する機能を有する。たとえば、通信部50は、車載の無線通信モジュールによって構成することができる。
電動車両100は、通信部50による通信経路210を経由して広域通信網220(代表的にはインターネット)に接続することにより、サーバ230との間で双方向のデータ通信が可能である。
<バッテリ価格維持率の表示>
中古市場における電動車両100の価値は、車両本体の価値とメインバッテリ10の価値とを考慮して定められる場合がある。中古市場におけるメインバッテリ10の価値は、メインバッテリ10の劣化度に基づいて定められることが想定される。メインバッテリ10の価値は、電動車両100の価値に直結するところ、ユーザにとって重大な関心事である。しかしながら、メインバッテリ10の価値というものは、ユーザにとって馴染みが浅く、認識し難い面が存在し得る。そこで、メインバッテリ10の価値を示す指標を電動車両100の表示部35に表示させる。
図2は、表示部35に表示される画面の一例を示す図である。図2には、一例として、ある時点におけるSOCおよびバッテリ価格維持率Dが表示されている。バッテリ価格維持率Dは、メインバッテリ10の価値を示す指標の一例に相当する。バッテリ価格維持率Dは、新車販売時のメインバッテリ10の価格に対する現在のメインバッテリ10の価格の百分率で定義される。新車販売時のメインバッテリ10の価格は、後述するメインバッテリ10の設計値である満充電容量Cfullに対応するもの(後述するPfull)であり、代表的には販売価格である。本実施の形態におけるバッテリ価格維持率Dは、必ずしも中古市場における現時点のメインバッテリ10の価値を正確に反映しているものではなく、目安としてユーザに表示することを意図するものである。
図2を参照して、表示部35の領域36には、メインバッテリ10の現在のSOCが示される。SOCの上限値(たとえば100%)から下限値(たとえば0%)までのSOCが所定数のセグメントに分割されて表示される。この例では、10個のセグメントを用いてSOCが表示される。図2においてはSOCが90%であることが表示されている。
表示部35の領域37には、バッテリ価格維持率Dが表示される。本実施の形態に係るメインバッテリ10の価格は、メインバッテリ10の満充電容量Cに基づいて算出される。以下においては、メインバッテリ10の価格を「バッテリ価格P」とも称する。
<バッテリ価格維持率の算出>
図3は、満充電容量Cとバッテリ価格Pとの関係を示すマップの一例を説明するための図である。図3の縦軸には、満充電容量Cが示され、横軸には、バッテリ価格Pが示されている。図3に示されるマップは、たとえば、コントローラ30の記憶部32に記憶されている。
図3の実線L1に示されるように、本実施の形態に係るマップにおいては、バッテリ価格Pは、満充電容量Cの減少に伴なって、減少する。
図3に示される、満充電容量Cfullは、たとえば、メインバッテリ10の製造時における満充電容量の仕様上の値(設計値)である。仕様の許容範囲におけるメインバッテリ10の製造ばらつきは存在するものの、本実施の形態においては、設計値が満充電容量Cfullとして設定されることを想定する。つまり、満充電容量Cfullは、同一型番のメインバッテリを搭載した車両間において共通の値である。図3から認識し得るように、満充電容量Cfullに対応するバッテリ価格Pが、Pmaxとなっている。満充電容量Cfullに対応するバッテリ価格Pmaxも、同一型番のメインバッテリを搭載した車両間において共通の値である。本実施の形態においては、バッテリ価格Pmaxが、新車販売時のメインバッテリ10の価格(販売価格)として定義される。
メインバッテリ10は、その製造時から劣化が進行し、経時とともに満充電容量Cが低下する。たとえば、現時点におけるメインバッテリ10の満充電容量CがC1に低下した場合には、満充電容量C1をマップ(実線L1)に照合させることによって、現時点におけるバッテリ価格PがP1であることがわかる。現時点におけるバッテリ価格維持率D1は、以下の式(1)により算出される。
D1=P1/Pmax×100…(1)
上記の式(1)により算出された結果が、現時点におけるバッテリ価格維持率D1として表示部35の領域37に表示される(図2参照)。
図4は、メインバッテリ10の経時的な劣化による満充電容量Cの変化を示す劣化カーブの一例を示した図である。図4において、縦軸には、メインバッテリ10の満充電容量(Ah)が示されており、横軸には、メインバッテリ10あるいは電動車両100の製造時からの経過時間(年)が示されている。
二次電池の劣化については、一般的に、製造後の初期期間において劣化の進行が速く、その後、劣化進行ペースが安定する劣化特性を有する場合が多い。メインバッテリ10も、そのような劣化進行ペースを有するものである。メインバッテリ10の満充電容量Cは、メインバッテリ10の劣化に伴なって減少する。図4に示されるように、製造時点(時刻t0)後の初期期間(たとえば、時刻t0から時刻t2)において、劣化カーブの傾きが大きくなっている。
たとえば、時刻t1において、電動車両100がユーザに納車されたことを想定する。すなわち、時刻t1は、ユーザによる電動車両100の使用開始タイミングである。ユーザは、時刻t1から電動車両100の使用を開始するわけであるが、時刻t2までの初期期間においては、メインバッテリ10の劣化の進行が速い。換言すると、初期期間においては、メインバッテリ10の満充電容量Cが大きく低下する。そのため、納車タイミング(時刻t1)から、低下する満充電容量Cに対応したバッテリ価格維持率Dが表示部35に表示されると、初期期間におけるバッテリ価格維持率Dの低下の速度に対してユーザが違和感を覚える可能性がある。
そこで、本実施の形態に係る電動車両100においては、バッテリ価格維持率Dが所定以上である場合には、バッテリ価格維持率Dの値に関わらず、表示部35に一定値Dxを表示させるようにする。具体的な手法の一例としては、同一型番のメインバッテリ10同士においては、バッテリ価格維持率Dの基準となる満充電容量Cfullが共通であるところ、メインバッテリ10の満充電容量Cに対して閾値Cthを設定する。そして、ある時点におけるメインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cth(<Cfull)より大きい場合には、表示部35には、バッテリ価格維持率Dの値に関わらず一定値Dx(後述の図5)を表示させ、ある時点におけるメインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cth以下である場合には、表示部35には、算出されたバッテリ価格維持率Dを表示させる。
なお、本実施の形態においては、劣化カーブにおいて初期期間の終わりの時刻t2に対応した満充電容量を閾値Cthとして設定する例について説明するが、閾値Cthは、劣化カーブにおいて初期期間の終わりの時刻t2に対応する満充電容量に限られるものではない。たとえば、劣化カーブにおいて時刻t2以降の時刻t3に対応する満充電容量を閾値Cthとして設定してもよい。
図5は、表示部35に表示されるバッテリ価格維持率Dを説明するための図である。図5において、縦軸には、バッテリ価格維持率D(%)が示されており、横軸には、メインバッテリ10あるいは電動車両100の製造時からの経過時間(年)が示されている。
図5に示されるように、メインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cth以下に低下するまで(時刻t2までのメインバッテリ10の劣化進行ペースが速い領域)は、100%よりも小さい一定値Dx(<100%)がバッテリ価格維持率Dとして示される。一定値Dxは、閾値Cthに応じて上述の式(1)により定まるバッテリ価格維持率Dである。本実施の形態においては、初期期間の終わりの時刻t2に対応したバッテリ価格維持率Dである。具体的には、図4に示した劣化カーブにおいて、初期期間の終わりの時刻t2に対応した満充電容量Cth(閾値)を、図3に示したマップに照合させて得られたバッテリ価格を上述の式(1)に代入することで得られる。なお、本実施の形態においては、バッテリ価格維持率100%が、本開示の「初期値」の一例に相当する。
一方、メインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cth以下に低下した以降(メインバッテリ10の劣化進行ペースが安定した領域)は、都度算出されるバッテリ価格維持率Dの値が示される。つまり、図5における実線で示されるバッテリ価格維持率Dが表示部35に表示される。
新車を購入した場合、購入とともに市場価値が低下することは、ユーザにとって共通の認識であるといえる。この共通の認識に従えば、メインバッテリ10の価値についても同様のことがいえ、納車時におけるバッテリ価格維持率Dが100%よりも小さい値(たとえば、90%や80%)であっても、ユーザが違和感を覚える可能性は小さい。
メインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cthより大きい間は、表示部35にバッテリ価格維持率Dの値に関わらず一定値Dth(<100%)を表示させることによって、初期期間においてバッテリ価格維持率Dの低下速度が速いことに対してユーザが違和感を覚えることを抑制することができる。
<バッテリ価格維持率の表示処理のフロー>
図6は、実施の形態に係るコントローラ30により実行されるバッテリ価格維持率Dの表示処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される各ステップは、所定周期毎にコントローラ30により繰り返し実行される。図6に示すフローチャートの各ステップは、コントローラ30によるソフトウェア処理によって実現される場合について説明するが、その一部あるいは全部がコントローラ30内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
このフローチャートが開始されると、コントローラ30は、現時点のメインバッテリ10の満充電容量Cを算出する(ステップ1、以下ステップを「S」と略す)。メインバッテリ10の満充電容量Cは、種々の公知の手法により算出することができる。一例を説明すると、コントローラ30は、今回のタイミングにおけるメインバッテリ10のSOCを推定する。そして、前回のメインバッテリ10のSOCを推定したタイミングから今回のタイミングまでの間にメインバッテリ10に充放電された電力量ΔAhを電流センサを用いた電流積算により取得する。この場合において、ECU100は、前回のタイミングにおいて推定されたSOC1、今回のタイミングにおいて推定されたSOC2および電力量ΔAhとを用いて、メインバッテリ10の満充電容量Cを以下の式(2)に従って算出することができる。
C=ΔAh/(SOC1−SOC2)×100…(2)
コントローラ30は、S1で算出した満充電容量Cが閾値Cthより大きいか否かを判定する(S2)。満充電容量Cが閾値Cthより大きい場合(S2においてYES)、コントローラ30は、バッテリ価格維持率Dとして一定値Dxを表示部35に表示させる(S3)。
一方、満充電容量Cが閾値Cth以下である場合(S2においてNO)、コントローラ30は、記憶部32からマップ(図3)を読み出す(S4)。コントローラ30は、S1で算出した満充電容量Cをマップに照合し、満充電容量Cに対応するバッテリ価格Pを取得する(S5)。なお、S5において、マップに代えて、満充電容量Cとバッテリ価格Pとの関係を示す式が用いられてもよい。この場合には、満充電容量Cとバッテリ価格Pとの関係を示す式が記憶部32に記憶されている。
コントローラ30は、照合結果として、S1で算出した満充電容量Cに対応したバッテリ価格Pを得ると、当該バッテリ価格Pを用いてバッテリ価格維持率Dを算出する(S6)。具体的には、上述の式(1)を用いてバッテリ価格維持率Dを算出する。
コントローラ30は、S6で算出したバッテリ価格維持率Dを表示部35に表示させる(S7)。
以上のように、本実施の形態に係る電動車両100は、メインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cthより大きい間は、バッテリ価格維持率Dの値に関わらず、表示部35に一定値(<100%)を表示させる。ある電動車両を新車で購入した場合、購入とともにその市場価値が低下するという共通の認識に従えば、納車時におけるバッテリ価格維持率Dが100%よりも小さい値であっても、ユーザが違和感を覚える可能性は小さい。メインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cthより大きい間は、バッテリ価格維持率Dの値に関わらず、表示部35に一定値を表示させる、つまり、初期期間におけるバッテリ価格維持率Dの著しい低下をユーザに対して表示させないことによって、表示されるバッテリ価格維持率Dに対してユーザが違和感を覚えることを抑制することができる。
(変形例1)
実施の形態においては、メインバッテリ10の価値を示す指標として、バッテリ価格維持率Dが表示部35に表示される例について説明した。しかしながら、メインバッテリ10の価値を示す指標は、バッテリ価格維持率Dに限られるものではなく、たとえば、バッテリ価格Pが表示されてもよい。
図7は、表示部35に表示される画面の他の例を示す図である。図7には、ある時点におけるSOCおよびバッテリ価格Pが表示されている。表示部35の領域36には、本実施の形態と同様にSOCが表示される。
表示部35の領域37には、バッテリ価格Pが表示される。バッテリ価格Pの表示についても、本実施の形態と同様に考えることができる。具体的には、ある時点において算出されたメインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cthより大きい場合には、バッテリ価格Pとして一定値Px(<Pmax)を表示させる。一方、ある時点において算出されたメインバッテリ10の満充電容量Cが閾値Cth以下である場合には、算出された満充電容量Cをマップ(図3)に照合させて得られたバッテリ価格Pを表示部35に表示させる。なお、変形例1においては、バッテリ価格Pmaxが、本開示の「初期値」の一例に相当する。
さらに、バッテリ価格Pを表示させるにあたって過去の履歴を表示させるようにしてもよい。たとえば、月単位ごとのバッテリ価格P(たとえば、月の初日、あるいは、月の最終日のバッテリ価格P)を表示させてもよい。表示態様は、たとえば、プロット表示であってもよい。
(変形例2)
実施の形態においては、満充電容量Cとバッテリ価格Pとの関係を示すマップ(図3)は、予めコントローラ30の記憶部32に記憶されている例について説明した。しかしながら、メインバッテリ10の価値は、たとえば、時期等によっても変動し得るものである。具体的には、中古市場において、需要と供給は常に一定に保たれているわけではなく、たとえば、時期によって供給過多になりやすい時期や供給不足になりやすい時期が存在し得る。中古市場において供給過多になる時期には、メインバッテリ10の価値は低下し得るし、供給不足になる時期には、メインバッテリ10の価値は上昇し得る。このような状況を鑑みて、電動車両100は、一定周期毎に、通信部50を介してサーバ230から中古市場の需要と供給に応じて更新されたマップを取得してもよい。この場合には、電動車両100は、通信部50を介して、たとえば、メインバッテリ10の型番を特定するための情報をサーバ230に送信する。
電動車両100は、通信部50を介してサーバ230から更新されたマップを取得すると、コントローラ30の記憶部32に記憶されているマップを上書きする。これによって、電動車両100の表示部35に表示されるメインバッテリ10の価値と、中古市場における現時点のメインバッテリ10の価値との乖離を小さくすることが可能となる。
(変形例3)
実施の形態においては、電動車両100においてバッテリ価格維持率Dの表示処理が行なわれたが、の表示処理の一部がサーバ230で行なわれてもよい。変形例2で説明したように、サーバ230には、中古市場の需要と供給に応じて更新されたマップが格納されているものとする。そして、サーバ230には、実施の形態で説明した閾値Cthが格納されている。
図8は、電動車両100のコントローラ30およびサーバ230で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される各ステップは、所定周期毎にコントローラ30およびサーバ230により繰り返し実行される。
このフローチャートが開始されると、コントローラ30は、現時点のメインバッテリ10の満充電容量Cを算出する(S10)。なお、満充電容量Cは、種々の公知の手法により算出することができ、その一例は、図6で説明したとおりである。
コントローラ30は、メインバッテリ10の満充電容量Cを算出すると、算出した満充電容量Cを通信部50を介してサーバ230に送信する(S11)。なお、この場合において、コントローラ30は、たとえば、メインバッテリ10の型番を特定するための情報をサーバ230に送信する。
サーバ230は、電動車両100から現時点のメインバッテリ10の満充電容量Cを取得すると、取得した満充電容量Cが閾値Cthより大きいか否かを判定する(S20)。取得した満充電容量Cが閾値Cthより大きい場合(S20においてYES)、サーバ230は、バッテリ価格維持率Dとして一定値Dxを表示するように表示設定を行なう(S21)。
一方、取得した満充電容量Cが閾値Cth以下である場合(S20においてNO)、サーバ230は、マップを読み出す(S22)。そして、サーバ230は、取得した満充電容量Cをマップに照合させ、満充電容量Cに対応するバッテリ価格Pを取得する(S23)。
サーバ230は、照合結果として、取得した満充電容量Cに対応したバッテリ価格Pを得ると、当該バッテリ価格Pを用いてバッテリ価格維持率Dを算出する(S24)。そして、サーバ230は、S23で算出したバッテリ価格維持率Dを表示するように表示設定を行なう(S25)。
サーバ230は、S21あるいはS25で設定した表示設定を電動車両100に送信する(S26)。
電動車両100は、通信部50を介してサーバ230から表示設定を取得すると、表示設定に基づいたバッテリ価格維持率Dを表示する(S13)。
これによって、電動車両100の表示部35に表示されるメインバッテリ10の価値と、中古市場における現時点のメインバッテリ10の価値との乖離を小さくすることが可能となる。
(変形例4)
実施の形態においては、電動車両100の表示部35にバッテリ価格維持率D(メインバッテリ10の価値を示す指標)が表示されることを説明した。そして、当該バッテリ価格維持率Dは、必ずしも中古市場における現時点のメインバッテリ10の価値を正確に反映しているものではなく、目安としてユーザに表示するものであることを説明した。しかしながら、たとえば、電動車両100の買い換えを検討しているユーザ等にとっては、正確な(実際に買い取ってもらえる)メインバッテリ10の価値を知りたい場合がある。
図9は、変形例4に係る電動車両100Aの構成例を示すブロック図である。電動車両100Aの通信部50Aは、電動車両100Aの外部に設けられるサービスツール200との間で通信を実行する機能を有する。サービスツール200との通信は、有線であってもよいし、無線であってもよい。通信部50Aは、たとえば、車載の通信モジュールによって構成することができる。
サービスツール200は、たとえばディーラー等に備えられており、電動車両100の異常(バッテリの劣化状態を含む)の有無の診断を実行したりするために用いられる。サービスツール200は、広域通信網220に接続することにより、ディーラのサーバ400との間で双方向のデータ通信が可能である。サービスツール200は、たとえば、メインバッテリ10の劣化度に応じて、現時点でディーラーで買い取ることが可能な価格を表示することが可能に構成される。具体的には、サービスツール200は、メインバッテリの型番毎に、満充電容量に応じた買取価格マップを記憶している。買取価格マップは、更新される毎に、ディーラのサーバ400からサービスツール200に送信されて、サービスツール200に記憶される。あるいは、サービスツール200は、買取価格マップを記憶せずに、都度、サーバ400に記憶されている買取価格マップを参照するように構成されてもよい。
たとえば、サービスツール200は、電動車両100Aから取得したバッテリ価格維持率Dから、現時点における満充電容量Cを算出して、当該満充電容量Cを買取マップに照合させることによって、メインバッテリ10の買取価格を表示することができる。これによって、ユーザは、正確なメインバッテリ10の価値を知ることができる。なお、買取マップは、バッテリ価格維持率Dと買取価格との関係を示すものであってもよい。
なお、サービスツール200は、電動車両100Aからバッテリ価格維持率Dを取得するのではなく、電動車両100Aからメインバッテリ10の測定データを取得して、サービスツール200で現時点のメインバッテリ10の満充電容量Cを算出してもよい。この場合には、サービスツール200と通信部50との間で通信が確立されると、電動車両100Aは、記憶部32に蓄積されているメインバッテリ10の測定データを通信部50Aを介してサービスツール200へ送信する。
(変形例5)
実施の形態においては、電動車両100の表示部35にバッテリ価格維持率D(メインバッテリ10の価値を示す指標)が表示されることを説明した。しかしながら、電動車両のユーザにとっては、自身の通信端末(たとえば、スマートフォンやパーソナルコンピュータ等)にメインバッテリ10の価値を示す指標を表示させたい場合がある。
図10は、変形例5に係る電動車両100Bの構成例を示すブロック図である。電動車両100Bの通信部50Bは、電動車両100Bの外部に設けられるユーザの通信端末300との間で通信経路210を形成して、無線通信を実行する機能を有する。たとえば、通信部50Bは、車載の無線通信モジュールによって構成することができる。
電動車両100Bは、通信部50Bによる通信経路210を経由して広域通信網220に接続することにより、通信端末300との間で双方向のデータ通信が可能である。
通信端末300は、たとえば、スマートフォンやパーソナルコンピュータである。通信端末300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330と、表示部340とを含む。
通信部310は、広域通信網220に接続することにより、電動車両100Bとの間で双方向のデータ通信が可能となる。
記憶部320は、たとえば、ROMおよびRAM等のメモリと、ハードディスクあるいはソリッドステートドライブ等の大容量の記憶装置とを含む。
制御部330は、たとえば、記憶部320に記憶された情報や通信部310を介して外部から取得した情報に基づいて所定の演算処理を実行するように構成される。
表示部340は、制御部330の制御に従って画像を表示する表示装置である。表示部340は例えば液晶パネルなどで実現される。表示部340は、通信部310を介して電動車両100Bから取得したバッテリ価格維持率Dを表示可能に構成される。
電動車両100Bは、通信部50Bを介して、通信端末300からバッテリ価格維持率Dの送信の要求を受けると、バッテリ価格維持率Dを通信端末300へ送信する。通信端末300は、通信部310を介して、電動車両100Bからバッテリ価格維持率Dを取得すると、取得したバッテリ価格維持率Dを表示部340に表示させる。
これによって、ユーザは、自身の通信端末300にバッテリ価格維持率Dを表示させることが可能となり、利便性が向上される。
また、通信端末300は、広域通信網220に接続することにより、ディーラのサーバ400との間で双方向のデータ通信が可能である。ユーザは、通信端末300を用いてディーラのサーバ400に接続し、上述のようにして通信端末300に表示されたバッテリ価格維持率Dをディーラのサーバ400に送信する。
ディーラのサーバ400は、通信端末300から取得したバッテリ価格維持率Dから、現時点における満充電容量Cを算出して、当該満充電容量Cを買取マップに照合させて、メインバッテリ10の買取価格を算出する。そして、算出した買取価格を通信端末300に送信する。
通信端末300は、ディーラのサーバ400から買取価格を受信すると、受信した買取価格を表示部340に表示させる。これによって、バッテリ価格維持率Dに応じたディーラでの買取価格を通信端末300に表示させることができる。
なお、上記では、ユーザは、まず通信端末300を用いて電動車両100からバッテリ価格維持率Dを取得し、取得したバッテリ価格維持率Dをディーラのサーバ400に送信することで、バッテリ価格維持率Dに応じたディーラでの買取価格を取得した。ユーザは、通信端末300を用いてディーラのサーバ400にのみ接続し、電動車両100に表示されているバッテリ価格維持率Dを通信端末300に入力することで、ディーラのサーバ400にバッテリ価格維持率Dを送信してもよい。
(変形例6)
実施の形態においては、メインバッテリ10の満充電容量の単位を「Ah」として説明したが、たとえば、メインバッテリ10の満充電容量の単位を「Wh」としてもよい。
なお、上記した実施の形態および変形例1〜5は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 メインバッテリ、11 電池モジュール、15 電流センサ、16 温度センサ、17 電圧センサ、18 電池監視ユニット、20 バッテリパック、21a,21b システムメインリレー、22 昇圧コンバータ、23 インバータ、25 モータジェネレータ、26 伝達ギヤ、27 駆動輪、28 充電器、29a,29b 充電リレー、30 コントローラ、31 制御部、32 記憶部、35 表示部、40 外部電源、45 充電ケーブル、50,50A,50B 通信部、100,100A,100B 電動車両、200 サービスツール、210 通信経路、220 広域通信網、230,400 サーバ、300 通信端末、310 通信部、320 記憶部、330 制御部、340 表示部。

Claims (1)

  1. 経時とともに満充電容量が低下する二次電池と、
    前記二次電池の満充電容量に応じた価値を示す指標を表示する表示装置とを備え、
    前記表示装置は、前記指標が閾値より大きい場合は、前記指標として、前記指標の初期値から低下させた一定値を表示させる、電動車両。
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