JP2020088460A - 状態表示システム、通信障害特定方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信障害の原因を容易に特定可能とする。【解決手段】対象物の状態を検出するセンサからデータを取得して無線送信する複数の通信端末と、前記複数の通信端末から送信されるデータを収集して無線送信する中継装置と、前記中継装置から送信されるデータを受信して、前記対象物の状態変化を表す画像を生成し、表示装置に表示させる信号処理装置と、を有し、前記信号処理装置は、前記複数の通信端末と前記中継装置との間の第1電波強度と、前記中継装置と前記信号処理装置との間の第2電波強度とを含む電波強度情報を取得する電波強度情報取得部と、前記電波強度情報と、前記中継装置及び前記通信端末との通信の可否とに基づいて、通信障害の原因を特定する通信障害原因特定部と、を有する状態表示システム。【選択図】図9

Description

本発明は、状態表示システム、通信障害特定方法、及びプログラムに関する。
病院等の施設において、センサを用いてベッド上の在床者の状態を遠隔地からモニタリングする状態表示システムが知られている。この状態表示システムでは、ベッドに在床者の状態を検出するセンサが設けられ、センサの検出データは、データロガーで処理された後、サーバへ送信される。設置の簡便性から、データロガーからサーバへの送信は、中継器を介して無線通信により行われる。
この状態表示システムと同様に、検出部により検出された検出対象の状態を表すデータを送信する複数の通信端末と、複数の通信端末から無線送信されたデータを受信するとともに受信したデータをサーバに無線送信する中継装置とを含む通信システムが知られている(特許文献1参照)。
上記システムでは、サーバ等から対象物の状態を監視することが可能であるが、通信障害が生じてサーバにデータが受信されなくなった場合に、システム中のどの機器で通信障害が生じたのかを特定することが困難である。この通信障害には、機器が故障することの他に、単に機器の電源がオフとなっている場合や、無線通信の通信設定が不用意に変更されている場合等、比較的容易に復旧可能な場合も多い。
このような場合に復旧までに長い時間が要されると、例えば、上記のように病院等で使用されるシステムの場合には、在床者の状態を継続して監視する必要があるので不都合が大きい。
開示の技術は、上記事情に鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、通信障害の原因を容易に特定可能とすることを目的としている。
開示の技術は、対象物の状態を検出するセンサからデータを取得して無線送信する複数の通信端末と、前記複数の通信端末から送信されるデータを収集して無線送信する中継装置と、前記中継装置から送信されるデータを受信して、前記対象物の状態変化を表す画像を生成し、表示装置に表示させる信号処理装置と、を有し、前記信号処理装置は、前記複数の通信端末と前記中継装置との間の第1電波強度と、前記中継装置と前記信号処理装置との間の第2電波強度とを含む電波強度情報を取得する電波強度情報取得部と、前記電波強度情報と、前記中継装置及び前記通信端末との通信の可否とに基づいて、通信障害の原因を特定する通信障害原因特定部と、を有する状態表示システムである。
本発明によれば、通信障害の原因を容易に特定することができる。
第1実施形態に係る状態表示システムの構成図である。 データロガーのハードウェア構成を示すブロック図である。 信号処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 信号処理装置の各機能部を例示するブロック図である。 記憶部に記憶される各種情報を例示する図である。 表示動作を説明するフローチャートである。 一覧画像の表示例を示す図である。 アイコンの一例を示す図である。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る状態表示システムの構成図である。 通信障害原因特定部が子機の通信障害を特定する動作を説明するフローチャートである。 施設外に設置されたクラウドサーバを含む状態表示システムの構成図である。 第2適用例に係る状態表示システムの構成図である。 第2適用例に係る通信障害原因特定部の動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
なお、本明細書においては、病院や介護施設等において看護されている患者、高齢者、被介護者等の見守りが必要な者、及び監視を必要とする者等を総称して、「在床者」という。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。
<状態表示システムの概略構成>
図1は、第1実施形態に係る状態表示システム100の構成図である。図1に示すように、状態表示システム100は、複数のデータロガー1、中継装置2、信号処理装置3、及び表示装置4を有する。状態表示システム100は、病院や介護施設等で利用される。ベッド6は、病院や介護施設等の各部屋に設置される。
各データロガー1にはセンサ5が有線で接続されている。データロガー1及びセンサ5は、ベッド6毎に設けられている。
センサ5には、ベッド6上の在床者(対象物)の状態を検出するセンサであり、荷重センサ5a及びバイタルセンサ5bが含まれる。荷重センサ5aは、ベッド6の4つの脚の下にそれぞれ配置される。荷重センサ5aは、例えば、ビーム型ロードセルを用いてベッド6に加わる荷重を検出する荷重検出器である。バイタルセンサ5bは、在床者の体温、血圧、脈拍及び呼吸数等の生体情報を検出するセンサである。
複数のデータロガー1と、中継装置2と、信号処理装置3との間は、WiFi等の無線通信方式により無線でデータ通信を行う。
データロガー1は、センサ5に含まれる荷重センサ5a及びバイタルセンサ5bにより検出される検出データを記録し、記録した検出データを中継装置2に無線送信する通信端末である。
中継装置2は、複数のデータロガー1から検出データを収集し、収集したデータを信号処理装置3に無線送信する収集機である。中継装置2は、例えば、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントである。
信号処理装置3は、病院や介護施設等のステーション等に配置される。信号処理装置3は、荷重センサ5aからの検出信号に基づき、ベッド6上の在床者の位置、姿勢等を表す状態情報の算出や、在床者の状態を表す一覧画像の生成等を行うサーバ装置である。
表示装置4は、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の表示部を有する電子機器であり、信号処理装置3から送信される一覧画像等を表示する。表示装置4は、信号処理装置3に無線で接続されるものであってもよい。本実施形態では、表示装置4は、信号処理装置3に有線で接続されたPCとする。
なお、本実施形態では、信号処理装置3で在床者の状態情報の算出を行うことするが、データロガー1で状態情報の算出を行い、データロガー1が算出した状態情報を、中継装置2を介して信号処理装置3に送信するように構成してもよい。
<データロガーのハードウェア構成>
図2は、データロガー1のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、データロガー1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14、入出力インタフェース(入出力I/F)15、無線通信部16、及び操作表示部17を、バスライン18を介して相互に接続することにより構成されている。
入出力I/F15には、センサ5に含まれる荷重センサ5a及びバイタルセンサ5bが接続されている。
記憶部14は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、センサ5から入力される検出データを記憶する。
また、記憶部14には制御プログラムが格納されている。CPU11は、記憶部14に記憶された制御プログラムに基づく処理を実行することで、センサ5から入力される検出データの記憶部14への記録制御、無線通信部16を介した検出データの無線送信制御等を行う。
また、記憶部14は、IPアドレスやSSID(Service Set Identifier)等の通信設定情報を記憶している。
操作表示部17は、ユーザインタフェースのための入力部及び表示部を含む装置である。操作表示部17は、記憶部14に記憶された通信設定情報の変更操作等を可能とする。
<中継装置のハードウェア構成>
中継装置2のハードウェア構成は、図2に示すデータロガー1の構成と同様である。中継装置2では、各データロガー1から送信される検出データを、無線通信部を介して受信し、記憶部に記憶させる。記憶部には、各データロガー1からの検出データが収集される。記憶部に収集された収集データは、無線通信部を介して信号処理装置3へ送信される。 中継装置2においても、操作表示部により記憶部に記憶された通信設定情報の変更操作等が可能である。
<信号処理装置のハードウェア構成>
図3は、信号処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、信号処理装置3は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、入出力インタフェース25、及び無線通信部26を、バスライン27を介して相互に接続することにより構成されている。
入出力I/F25には、上述の表示装置4の他、操作部28、スピーカ部29等が接続されている。
記憶部24は、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であり、中継装置2から受信した収集データ、収集データに基づいて算出される状態情報、制御プログラム、通信設定情報等の各種情報を記憶する。
操作部28は、操作者が入力操作を行うことを可能とするキーボードやマウス等であり、通信設定情報の変更操作等、各種の操作を可能とする。
詳しくは後述するが、CPU21は、HDD14に記憶されている制御プログラムに基づく処理を実行することで、各在床者の一覧情報及び詳細情報の表示制御や、状態表示システム100において通信障害が生じた場合における通信障害の原因特定制御等を行う。
<信号処理装置の機能>
図4は、信号処理装置3の各機能部を例示するブロック図である。信号処理装置3の各機能部は、CPU21が制御プログラムに基づいて処理を実行することで実現される。
図4に示すように、CPU21は、制御プログラムに基づいて処理を実行することで、データ取得部30、状態判定部31、記憶制御部32、状態変化検出部33、表示制御部34、報知制御部35、操作検出部36、電波強度情報取得部37、通信障害原因特定部38等として機能する。
なお、これらの機能部は、ソフトウェアで実現することに限られず、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、CD−R、DVD、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でダウンロードすることにより提供されるものであってもよい。また、制御プログラムは、機器内のROM等に予め格納されていてもよい。
データ取得部30は、無線通信部26を介して、中継装置2により収集された収集データを取得する。状態判定部31は、データ取得部30により取得された収集データに含まれる各センサ5の検出データを用いて、在床者のベッド6上における位置、姿勢等の状態を判定する。
記憶制御部32は、記憶部24、RAM23等に対して情報の書き込み、読み出し、消去等の制御を行う。データ取得部30により取得された収集データ、状態判定部31により判定された状態情報等は、記憶制御部32により記憶部24に書き込まれる。
状態変化検出部33は、状態判定部31により前回得られた状態情報と、今回得られた状態情報を比較することにより、在床者の状態の変化を検出する。
表示制御部34は、表示装置4の表示画面に対して各在床者の一覧情報及び詳細情報等を表示する制御を行う。報知制御部35は、在床者に緊急を要する場合に所定の報知制御を行う。
操作検出部36は、操作部28による操作者の操作を検出し、所望の在床者をして行う詳細情報の表示操作等を可能とする。
電波強度情報取得部37は、各装置間における無線通信における電波の強度を表す電波強度情報を取得する。例えば、電波強度情報取得部37は、信号処理装置3及び中継装置2に設けられた電波強度計測部から無線通信における電波強度情報を取得する。電波強度情報取得部37が取得した電波強度情報は、記憶制御部32により記憶部24に書き込まれる。
詳しくは後述するが、通信障害原因特定部38は、電波強度情報に基づいて通信障害の原因を特定する。表示制御部34は、電波強度情報や、通信障害原因特定部38により特定された通信障害の原因等を表示装置4の表示画面に対して表示する制御を行う。
<記憶部に記憶される各種情報>
図5は、記憶部24に記憶される各種情報を例示する図である。記憶部24は、上述の制御プログラムと共に、収集データ50、状態情報51、在床者情報52、緊急度情報53、表示設定情報54、電波強度情報55、障害原因情報56等を記憶する。
収集データ50は、データ取得部30により中継装置2から取得された情報であり、各荷重センサ5aにより検出された荷重情報と、各バイタルセンサ5bにより検出された生体情報とが含まれる。時間軸に沿った生体情報の変化は、在床者の容態の変化を示すものとなる。
状態情報51は、状態判定部31により判定された在床者の現在の状態を示す情報である。時間軸に沿った状態情報51の変化は、在床者の状態の変化を示すものとなる。
在床者情報52は、各在床者の氏名、識別番号(ID)等の情報を含む個人情報である。
緊急度情報53は、状態判定部31により判定された在床者の現在の状態に応じた緊急度(正常、注意、警告)を表す情報である。
収集データ50、状態情報51、在床者情報52、及び緊急度情報53は、それぞれ在床者に関連付けされて記憶されている。
表示設定情報54は、複数の在床者の一覧画像を表示するための表示形態の設定情報である。この表示形態は、デフォルト又は操作者により予め設定されたものである。例えば、在床者の氏名を50音順やアルファベット順に一覧表示する表示形態や、緊急度が高い順に一覧表示する表示形態がある。
電波強度情報55は、電波強度情報取得部37により取得された情報であり、中継装置2と各データロガー1との間の電波強度(第1電波強度)と、中継装置2と信号処理装置3との間の電波強度(第2電波強度)とが含まれる。例えば、第1電波強度は、中継装置2がデータロガー1から受信する電波の強度である。第2電波強度は、信号処理装置3が中継装置2から受信する電波の強度である。
障害原因情報56は、通信障害原因特定部38により特定された通信障害の原因等を表す情報である。
<一覧画像及び詳細情報の表示動作>
図6は、状態表示システム100における表示動作を説明するフローチャートである。図6のフローチャートに沿って、複数の在床者の状態の一覧画像及び詳細情報の表示動作を説明する。
まず、信号処理装置3のCPU21が、記憶部24に記憶されている制御プログラムに基づいて、ステップS1から順に各処理を実行する。ステップS1では、データ取得部30が中継装置2から収集データを取得する。取得された収集データは、記憶制御部32により記憶部24に記録される。なお、収集データに含まれる荷重情報と生体情報とは、異なるタイミングで取得されてもよい。
ステップS2では、収集データに含まれる荷重情報に基づいて、各在床者のベッド6上における位置、姿勢等の現在の状態を判定する。この判定された状態を表す状態情報51は、記憶制御部32により記憶部24に記録される。
ここでは、例えば、在床者の状態には、在床者がベッド6から落ちる可能性について、ベッド6から落ちる可能性がない「正常」、ベッド6から落ちる可能性がある「注意」、ベッド6から落ちる可能性が高い「警告」という3段階が含まれる。
ステップS3では、表示制御部34は、記憶部24に記憶された各在床者の状態情報51に基づいて、各在床者のオブジェクトの一覧画像を生成して、表示装置4の表示画面に表示させる。
ステップS4では、データ取得部30が中継装置2から収集データを新たに取得したか否かが判定され、新たなデータが取得された場合には(Yes判定)、処理がステップS5に移行する。データ取得部30は、新たなデータを、所定時間ごと、又はランダム(不定期)に取得する。取得された新たなデータは、記憶制御部32により記憶部24に記録される。これにより、記憶部24には、現在及び過去の荷重情報及び生体情報が在床者ごとに記録される。
ステップS5では、状態判定部31が、ステップS2と同様の状態判定を行い、状態情報51を生成する。この状態情報51は、現在の状態情報として、記憶制御部32により記憶部24に記録される。これにより、記憶部24には、新旧の状態情報51が在床者ごとに記録される。
ステップS6では、状態変化検出部33が、新旧の状態情報51を比較することにより、在床者の状態の変化を検出し、状態に変化がある場合には(Yes判定)、処理がステップS7に移行し、状態に変化がない場合には(No判定)、処理がステップS8に移行する。
ステップS7では、表示制御部34が、一覧画像中のオブジェクトについて、状態に変化のあった在床者のオブジェクトの表示形態を変更する。
ステップS8では、操作検出部36が、詳細情報の表示操作の有無を判定する。具体的には、操作者は、各在床者のオブジェクトの一覧画像のうち、所望の在床者のオブジェクトを選択操作することで、詳細情報の表示を指定し、この指定操作の有無を操作検出部36が判定する。操作検出部36により、詳細情報の表示操作が検出されない場合(ステップS8:No)、処理はステップS3に戻り、一覧画像の表示が継続される。
これに対して、操作検出部36により、詳細情報の表示操作が検出された場合(ステップS8:Yes)、表示制御部34は、操作者により指定された在床者の詳細情報を表示する。
この後、表示制御部34は、詳細情報を表示してから経過した時間をカウントし(ステップS10)、例えば60秒等の一定時間が経過(タイムアウト)すると(Yes判定)、詳細情報の表示を終了して、処理をステップS3に戻す。なお、タイムアウトの前に操作検出部36により終了操作が検出された場合においても、詳細情報の表示を終了して、処理をステップS3に戻す。
<一覧画像の表示例>
図7は、一覧画像の表示例を示す図である。図7に示すように、表示制御部34は、各在床者の状態をオブジェクト60とし、在床者の氏名、及び、在床者の位置(又は姿勢)を示す情報を表示する。更にオブジェクト60においては、現在の状態及び過去の状態を示すマーカ61が重ねて表示される。各オブジェクト60では、在床者の現在の状態がアイコンで表されている。オブジェクトの背景色は、現在の状態に対応する色である。オブジェクト60内のマーカ61の色は、過去(例えば10分前)の状態に対応する色である。
また、表示制御部34は、上述の電波強度情報55に基づき、オブジェクト60内に電波強度を表す電波マーク62を表示する。この電波マーク62は、オブジェクト60に対応するベッド6に設けられたデータロガー1と中継装置2との間の第1電波強度を表している。
また、表示制御部34は、一覧画像の右下に、信号処理装置3(本機)に対応するオブジェクト65を表示する。さらに、表示制御部34は、電波強度情報55に基づき、オブジェクト65に電波マーク66を表示する。この電波マーク66は、信号処理装置3と中継装置2との間の第2電波強度を表している。
<アイコンの説明>
図8は、在床者の現在の状態に応じて用いられるアイコンの一例を示す図である。図8に示すように、在床者の体動がなく、在床者のベッド6上の位置が中央の場合は、背景が白で、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄で「安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者がベッド6から起き上がった状態である場合は、背景が白で、ベッドから人間が起床している絵柄で「起き上がり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者がベッド6に腰掛けている状態である場合は、背景が白で、ベッドに人間が腰かけている絵柄で「端座位」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者の状態が「正常」の場合、上述のように「白」の背景が用いられるが、在床者の状態が「注意」の場合、「黄色(左斜線で示す)の背景が用いられる。すなわち、在床者の体動がなく安静にしている場合でも、在床者のベッド6上の位置が左端の場合、背景が黄色で、ベッドの左端に人間が寝ている絵柄で「左端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
同様に、在床者の体動がなく安静にしている場合でも、在床者のベッド6上の位置が右端の場合は、背景が黄色で、ベッドの右端に人間が寝ている絵柄で「右端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者のベッド6上の位置が中央であっても体動がある場合は、背景が黄色で、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ている絵柄で「中央 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者がベッド6から離れている場合(ベッド6に寝ていない場合)は、背景が白色で長方形の枠内に「離床」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
さらに、在床者の状態が「警告」の場合は、「赤(黒の塗りつぶしで示す)」の背景が用いられる。すなわち、在床者のベッド上の位置が左端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの左端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「左端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者のベッド6上の位置が右端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの右端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「右端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
なお、通信障害等により通信が切断している場合、灰色(右斜線で示す)の背景が用いられ、コネクタが斜めに切断された絵柄で、「切断」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者が例えば一時帰宅中のように、不在の場合、白の背景が用いられ、「不在」の文字のアイコンが用いられる。
このように、在床者の一覧画像で在床者の状態を表示し、また、オブジェクト60やアイコンの背景色を在床者の状態に対応させることで、看護者や介護者は、一目で在床者の現在の状態、状態変化や、各ベッド6との通信状態を正確に把握することができる。
<通信障害原因特定部の詳細>
次に、通信障害原因特定部38の動作を説明する。図9〜図13は、通信障害原因特定部38の動作を説明するフローチャートである。
通信障害原因特定部38は、制御プログラムに基づいて、ステップS20から順に各処理を実行する。ステップS20では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3の無線通信部26が中継装置2から正常に収集データを受信しているか否かを判定し、収集データが正常に受信されず、異常がある場合には(Yes判定)、処理をステップS21に移行する。なお、収集データの受信に異常がある場合として、収集データが全く受信されない場合の他に、受信に所定以上の時間が要されてタイムアウトする場合等も含まれる。
ステップS21では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3が中継装置2と通信が可能であるか否かを判定し、通信が可能である場合には(Yes判定)、処理をステップS22に移行する。すなわち、ステップS21では、無線通信部26により収集データが正常に受信されないが、中継装置2との通信自体が可能である場合には、Yes判定となる。
ステップS22では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3が中継装置2を介して全てのデータロガー1と通信が不可能であるか否かを判定し、全てのデータロガー1と通信が不可能である場合には(Yes判定)、処理をステップS23に移行する。ステップS23では、通信障害原因特定部38は、中継装置2に通信設定エラーが存在すると判断する。
一方、ステップS22において、通信障害原因特定部38は、全てのデータロガー1と通信が不可能ではなく、少なくとも一部のデータロガー1と通信が可能であると判定した場合には(No判定)、処理をステップS24に移行する。
ステップS24では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3が中継装置2を介して対象のデータロガー1と通信が可能であるか否かを判定し、通信が可能である場合には、処理をステップS25に移行する。
ステップS25では、通信障害原因特定部38は、対象のデータロガー1とセンサ5との間に断線があると判断する。
一方、ステップS24において、通信障害原因特定部38は、対象のデータロガー1との通信が不可能であると判定した場合には(No判定)、処理をステップS26に移行する。
ステップS26では、通信障害原因特定部38は、電波強度情報55に基づき、中継装置2と対象のデータロガー1との間の第1電波強度が低下しているか否かを判定し、低下していないと判定した場合には(No判定)、処理をステップS27に移行する。ステップS27では、通信障害原因特定部38は、対象のデータロガー1に通信設定エラーが存在すると判断する。
一方、ステップS26において、通信障害原因特定部38は、中継装置2と対象のデータロガー1との間の第1電波強度が低下していると判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS28に移行する。
ステップS28では、通信障害原因特定部38は、中継装置2と対象のデータロガー1との間の第1電波強度がゼロであるか否かを判定し、第1電波強度がゼロの場合、すなわち対象のデータロガー1からの電波を受信していない場合には(Yes判定)、処理をステップS29に移行する。ステップS29では、通信障害原因特定部38は、対象のデータロガー1に電源がオフにされている等の異常があると判断する。
一方、ステップS28において、通信障害原因特定部38は、第1電波強度がゼロでないと判定した場合には(No判定)、処理をステップS30に移行する。ステップS30では、通信障害原因特定部38は、中継装置2と対象のデータロガー1との間の電波強度不足が原因であると判断する。
また、ステップS21において、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3が中継装置2と通信が不可能であると判定した場合には(No判定)、処理を図10に示すステップS31に移行する。
ステップS31では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3と中継装置2との間の第2電波強度が低下しているか否かを判定し、低下していないと判定した場合には(No判定)、処理をステップS32に移行する。ステップS32では、通信障害原因特定部38は、中継装置2に通信設定エラーが存在すると判断する。
一方、ステップS31において、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3と中継装置2の間の第2電波強度が低下していると判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS33に移行する。
ステップS33では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3と中継装置2の間の第2電波強度がゼロであるか否かを判定し、第2電波強度がゼロの場合、すなわち中継装置2からの電波を受信していない場合には(Yes判定)、処理をステップS34に移行する。ステップS34では、通信障害原因特定部38は、中継装置2に電源がオフにされている等の異常があると判断する。
一方、ステップS33において、通信障害原因特定部38は、第2電波強度がゼロでないと判定した場合には(No判定)、処理をステップS35に移行する。ステップS35では、通信障害原因特定部38は、信号処理装置3と中継装置2との間の電波強度不足が原因であると判断する。
通信障害原因特定部38は、ステップS23、ステップS27、及びステップS32の後、処理を、図11に示すステップS36に移行する。ステップS36では、通信障害原因特定部38は、ユーザに通信設定(SSID、IPアドレス等)の確認を促すメッセージを、表示制御部34を介して表示装置4に表示させ、処理をステップS37に移行する。
このメッセージの内容は、ステップS23、ステップS27、及びステップS32の各ステップにおいて特定した原因の内容に応じて変更される。例えば、ステップS23又はステップS32から移行した場合には、ステップS36では、「中継装置の通信設定を確認してください」とのメッセージ表示が行われる。また、ステップS27から移行した場合には、ステップS36では、「データロガーの通信設定を確認してください」とのメッセージ表示が行われる。
ステップS37では、通信障害原因特定部38は、通信設定が変更されたか否かを判定し、通信設定が変更された場合には(Yes判定)、通信設定を再設定して接続する処理を行って通信を開始させ(ステップS38)、処理をステップS39に移行する。なお、ステップS37では、通信障害原因特定部38は、表示装置4等に設けられた操作部等から設定変更が完了したことを示す操作信号を受信したことに基づいて通信設定が変更されたと判定してもよい。ステップS39では、表示制御部34により一覧画像の表示が更新され、処理が終了する。
一方、ステップS33において、通信障害原因特定部38は、通信設定が変更されないと判定した場合には(No判定)、処理をステップS40に移行する。ステップS40では、通信障害原因特定部38は、通信設定が変更されない時間が一定時間経過したか否かを判定し、一定時間経過していない場合には(No判定)、処理をステップS36に戻す。
一方、ステップS40において、通信障害原因特定部38は、通信設定が変更されない時間が一定時間経過したと判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS41に移行する。
ステップS41では、通信障害原因特定部38は、ユーザにコールセンタへの連絡を促すメッセージを、表示制御部34を介して表示装置4に表示させ、処理を終了する。なお、信号処理装置3からの制御により中継装置2又はデータロガー1の通信設定を変更することが可能な場合には、ステップS41のメッセージ表示に代えて、信号処理装置3が中継装置2又はデータロガー1の通信設定を自動的に変更してもよい。
また、通信障害原因特定部38は、ステップS25及びステップS29の後、処理を、図12に示すステップS42に移行する。ステップS42では、通信障害原因特定部38は、データロガー1の確認(電源がオンか否か、ケーブルが抜けていないか等)を促すメッセージを、表示制御部34を介して表示装置4に表示させ、処理を終了する。
また、通信障害原因特定部38は、ステップS34の後、処理を、図13に示すステップS43に移行する。ステップS34では、通信障害原因特定部38は、中継装置2の確認(電源がオンか否か等)を促すメッセージを、表示制御部34を介して表示装置4に表示させ、処理を終了する。
そして、通信障害原因特定部38は、ステップS30及びステップS35の後、処理を、図14に示すステップS44に移行する。ステップS41では、通信障害原因特定部38は、表示制御部34を介して表示装置4に表示される一覧画像中の電波マークをエラー表示に変更することにより警告報知を行い、処理をステップS45に移行する。なお、ステップS41では、ステップS30から移行し、第1電波強度が不足している場合には、対応するオブジェクト60内の電波マーク62にエクスクラメーションマーク等を付することによりエラー表示を行う。また、ステップS41では、ステップS35から移行し、第2電波強度が不足している場合には、オブジェクト65内の電波マーク66にエクスクラメーションマーク等を付することによりエラー表示を行う。
ステップS45では、通信障害原因特定部38は、中継装置2又はデータロガー1の通信状態(電波状態)の改善を促すメッセージを、表示制御部34を介して表示装置4に表示させ、処理を終了する。
<効果>
以上のように、本実施形態によれば、中継装置2からデータが受信されない通信障害が生じた場合に、通信障害原因特定部38が、各装置間における電波強度情報と通信の可否とに基づいて原因を特定して特定結果を表示するので、ユーザは、通信障害に対して適切に対処することができる。これにより、状態表示システム100に通信障害が生じた場合に、システムを早期に復帰させることが可能となり、通信障害により在床者の監視が中断される時間を短縮することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る状態表示システムについて説明する。図15は、第2実施形態に係る状態表示システム100aの構成図である。図15に示すように、状態表示システム100aは、データロガー1が複数の中継装置を介して信号処理装置3に接続されている点が、第1実施形態に係る状態表示システム100と異なる。
図15では、信号処理装置3に接続される中継装置を親機2aとし、データロガー1に接続される中継装置を子機2bとしている。親機2a及び子機2bは、第1実施形態の中継装置2と同様の構成である。親機2aと子機2bは、無線通信により通信を行う。
本実施形態の状態表示システム100aは、病院等の施設において部屋が多数存在する場合に有用である。
図16は、通信障害原因特定部38が子機2bの通信障害を特定する動作を説明するフローチャートである。図16に示すフローチャートは、第1実施形態で説明した図9に示すステップS21の後に追加される。その他の処理は、第1実施形態と同様である。
ステップS50〜S57は、図9のステップS22〜S24,S26〜S30にそれぞれ対応しており、データロガー1を子機2bに置き換えたものであるので、説明は省略する。子機2bの通信障害が発生した場合には、第1実施形態と同様の処理により、原因が、通信設定エラー、電源オフ等の異常、電波強度不足のいずれであるかが特定される。特定された原因に対するメッセージ表示等は第1実施形態と同様である。
なお、ステップS52において、対象の子機2bと通信が可能であると判定された場合には(Yes判定)、処理は、図9に示すステップS22に移行される。対象の子機2bとは、データが受信されないデータロガー1が接続されている子機2bである。
<効果>
信号処理装置3とデータロガー1との間に中継装置が複数接続されている場合には、通信障害が発生した場合には、障害原因の特定がより困難になるが、本実施形態によれば、障害原因を容易に特定することが可能であり、システムを早期に復帰させることができる。
なお、本実施形態の場合には、子機2bに通信障害が発生した場合に、当該子機2bに接続されていたデータロガー1が親機2aに直接接続され、電波強度が低下する場合がある。通信障害原因特定部38は、データロガー1が親機2aに直接接続されているか否かを判定し、親機2aに直接接続されている場合に、このことを表すメッセージや記号をオブジェクト60内等に表示するように構成されていてもよい。
また、本発明は、中継装置を3層以上の階層としたシステムにも適用可能である。
<他の適用例>
次に、本発明のその他のシステムへの適用例について説明する。
(第1適用例)
図17は、施設外に設置されたクラウドサーバ9を含む状態表示システム100cの構成図である。図17に示すように、状態表示システム100cは、施設内に設置されるサーバ7を、インターネット等のネットワークNを介して施設外のクラウドサーバ9に接続したものである。
第1実施形態で示した信号処理装置3は、サーバ7又はクラウドサーバ9に適用可能である。また、信号処理装置3内の機能を、サーバ7とクラウドサーバ9とに分散して割り当てることも可能である。また、表示装置4は、サーバ7に接続されるPC8や、クラウドサーバ9に接続されるPC10等に適用可能である。
通信障害原因特定部38を、例えばクラウドサーバ9内に設けた場合には、施設内のシステムにおける通信障害原因を施設外から特定することが可能となる。また、クラウドサーバ9で特定した通信障害原因の特定結果を、施設内のPC8等に施設外から通知することが可能となる。このように、施設内にシステムに精通したシステム管理者等がいない場合であっても、施設内のシステムで通信障害が生じた場合に遠隔地で通信障害原因を特定して通知することにより、施設内のユーザのみで障害内容を容易に把握して迅速に対応することができる。
また、PC8,10に代えて、タブレット端末、スマートフォン等の表示部を有する電子機器を用いてもよい。
(第2適用例)
図18は、第2適用例に係る状態表示システム100dの構成図である。図18に示すように、状態表示システム100dは、表示装置4aを中継装置2を介してサーバ7に無線で接続し、表示装置4bを無線でクラウドサーバ9に接続したものである。表示装置4a,4bは、第1実施形態の表示装置4と同様に、PC、タブレット端末、スマートフォン等の表示部を有する電子機器であり、無線通信を可能とするものである。
このような構成の状態表示システム100dでは、表示装置4aやサーバ7に通信障害が生じることがある。
本適用例では、通信障害原因特定部38を、例えばクラウドサーバ9内に設けることにより、表示装置4aに異常が生じた場合の原因特定を行う。
図19は、第2適用例に係る通信障害原因特定部38の動作を説明するフローチャートである。通信障害原因特定部38は、制御プログラムに基づいて、ステップS61から順に各処理を実行する。
ステップS61では、通信障害原因特定部38は、クラウドサーバ9がサーバ7と通信が可能であるか否かを判定し、通信が可能である場合には(Yes判定)、処理をステップS62に移行する。ステップS62では、第1実施形態のステップS21と同様に、通信障害原因特定部38は、サーバ7が中継装置2と通信が可能であるか否かを判定し、通信が不可能であると判定した場合には(No判定)、処理を図10に示すステップS31に移行する。ステップS31以降の処理は、第1実施形態と同様である。
一方、ステップS61において、通信障害原因特定部38は、サーバ7が中継装置2と通信が可能であると判定した場合には(Yes判定)、処理をステップS63に移行する。
ステップS63では、中継装置2が表示装置4aと通信が可能であるか否かを判定し、通信が不可能である場合には(No判定)、処理をステップS64に移行する。
ステップS64では、通信障害原因特定部38は、表示装置4aの通信障害の原因を推定し、この内容をクラウドサーバ9に接続された表示装置4b等に表示させる。表示装置4aの通信障害の原因として、表示装置4aの電源がオフであること、表示装置4aのSSID等の通信設定が変更されていること、表示装置4aのフリーズや故障が考えられる。クラウドサーバ9に接続された表示装置4b等に障害の原因が示されることにより、クラウドサーバ9の管理者等が、施設の担当者に電話や電子メール等により連絡し、表示装置4aに異常があることを伝えることができる。
ステップS63において、通信障害原因特定部38は、中継装置2が表示装置4aと通信が可能であると判定した場合には(Yes判定)、処理を図9に示すステップS22に移行する。ステップS22以降の処理は、第1実施形態と同様である。
一方、ステップS61において、通信障害原因特定部38は、クラウドサーバ9がサーバ7と通信が不可能であると判定した場合には(No判定)、処理をステップS65に移行する。ステップS65では、通信障害原因特定部38は、サーバ7が電源オンの状態であるか否かを判定し、電源がオンの状態であると判定した場合には(Yes判定)、表示装置4aや表示装置4bに、サーバ7の通信設定の確認を促すメッセージを表示させる。一方、ステップS65において、通信障害原因特定部38は、サーバ7が電源オンの状態でないと判定した場合には(No判定)、表示装置4aや表示装置4bに、サーバ7の電源の確認を促すメッセージを表示させる。
また、上記各実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 データロガー(通信装置)
2 中継装置
2a 中継装置(親機)
2b 中継装置(子機)
3 信号処理装置
4 表示装置
5 センサ
5a 荷重センサ
5b バイタルセンサ
6 ベッド
24 記憶部
26 無線通信部
30 データ取得部
31 状態判定部
33 状態変化検出部
34 表示制御部
35 報知制御部
37 電波強度情報取得部
38 通信障害原因特定部
62 電波マーク
66 電波マーク
100,100a,100c,100d 状態表示システム
特開2018−082354号公報

Claims (11)

  1. 対象物の状態を検出するセンサからデータを取得して無線送信する複数の通信端末と、
    前記複数の通信端末から送信されるデータを収集して無線送信する中継装置と、
    前記中継装置から送信されるデータを受信して、前記対象物の状態変化を表す画像を生成し、表示装置に表示させる信号処理装置と、を有し、
    前記信号処理装置は、
    前記複数の通信端末と前記中継装置との間の第1電波強度と、前記中継装置と前記信号処理装置との間の第2電波強度とを含む電波強度情報を取得する電波強度情報取得部と、
    前記電波強度情報と、前記中継装置及び前記通信端末との通信の可否とに基づいて、通信障害の原因を特定する通信障害原因特定部と、
    を有する状態表示システム。
  2. 前記通信障害原因特定部は、前記中継装置からデータが正常に受信されない場合に、少なくとも前記原因が、前記第1電波強度又は前記第2電波強度の低下、前記通信端末又は前記中継装置の異常、前記通信端末又は前記中継装置の通信設定エラーのいずれであるかを特定する請求項1に記載の状態表示システム。
  3. 前記信号処理装置は、前記通信障害原因特定部による前記原因の特定結果を前記表示装置に表示させる請求項2に記載の状態表示システム。
  4. 前記信号処理装置は、前記原因が前記通信端末又は前記中継装置の通信設定エラーである場合には、通信設定の変更を促すメッセージを前記表示装置に表示させる請求項3に記載の状態表示システム。
  5. 前記信号処理装置は、前記表示装置から前記通信設定の変更が完了したことを示す信号を受信した場合に、前記状態変化を表す画像の表示を更新させる請求項4に記載の状態表示システム。
  6. 前記信号処理装置は、前記第1電波強度を表す電波マークを、前記状態変化を表す画像中に表示させる請求項1ないし5いずれか1項に記載の状態表示システム。
  7. 前記信号処理装置は、前記第1電波強度及び前記第2電波強度を表す電波マークを、前記状態変化を表す画像中に表示させる請求項1ないし5いずれか1項に記載の状態表示システム。
  8. 前記複数の通信端末と前記信号処理装置との間に前記中継装置が複数接続されている請求項1ないし7いずれか1項に記載の状態表示システム。
  9. 前記センサは、ベッドに加わる荷重を検出する荷重センサを含み、
    前記通信端末は、前記荷重センサにより検出される検出データを記録して送信するデータロガーである請求項1ないし8いずれか1項に記載の状態表示システム。
  10. 対象物の状態を検出するセンサからデータを取得して無線送信する複数の通信端末と、
    前記複数の通信端末から送信されるデータを収集して無線送信する中継装置と、
    前記中継装置から送信されるデータを受信して、前記対象物の状態変化を表す画像を生成し、表示装置に表示させる信号処理装置と、を有する状態表示システムの通信障害特定方法であって、
    前記複数の通信端末と前記中継装置との間の第1電波強度と、前記中継装置と前記信号処理装置との間の第2電波強度とを含む電波強度情報を取得するステップと、
    前記電波強度情報と、前記中継装置及び前記通信端末との通信の可否とに基づいて、通信障害の原因を特定するステップと、
    を有する通信障害特定方法。
  11. 対象物の状態を検出するセンサからデータを取得して無線送信する複数の通信端末と、
    前記複数の通信端末から送信されるデータを収集して無線送信する中継装置と、
    前記中継装置から送信されるデータを受信して、前記対象物の状態変化を表す画像を生成し、表示装置に表示させる信号処理装置と、を有する状態表示システムの通信障害が特定するプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記複数の通信端末と前記中継装置との間の第1電波強度と、前記中継装置と前記信号処理装置との間の第2電波強度とを含む電波強度情報を取得する処理と、
    前記電波強度情報と、前記中継装置及び前記通信端末との通信の可否とに基づいて、通信障害の原因を特定する処理と、
    を実行させるプログラム。
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