以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。各図において、同一符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その構成について、既に説明している内容については、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
実施形態に係る被監視者監視システムは、監視すべき監視対象である被監視者(言い換えれば、見守るべき見守り対象である見守り対象者)を複数の装置を用いて監視するシステムであり、端末装置と、前記端末装置と通信可能に接続され、被監視者に関わる所定のイベント(事象)を検知して前記イベントを前記端末装置へ通知する被監視者監視装置と、を備える。前記被監視者監視装置は、1個の装置で一体に構成されて良いが、本明細書では、被監視者監視装置は、センサ装置と、前記センサ装置及び前記端末装置それぞれと通信可能に接続される管理サーバ装置とを備えることで、2種類の各装置で別体に構成される。前記センサ装置は、被監視者に関わる前記所定のイベントを検知して前記管理サーバ装置へ通知(報知、送信)する。前記管理サーバ装置は、前記センサ装置から前記通知を受けると、前記通知を受けた前記イベントを管理するとともに前記イベントを前記センサ装置に対応付けられた所定の端末装置へ再通知(再報知、再送信)する。前記端末装置は、1種類の装置であって良いが、本明細書では、前記端末装置は、固定端末装置と携帯端末装置との2種類の装置である。これら固定端末装置と携帯端末装置との主な相違は、固定端末装置が固定的に運用され、携帯端末装置が例えば看護師や介護士等の監視者NS(ユーザ)に携行されて運用される点である。これら固定端末装置と携帯端末装置とは、略同様であるので、以下では、携帯端末装置を主に説明する。
図1は、実施形態に係る被監視者監視システムMSの構成を説明する説明図である。被監視者監視システムMSは、より具体的には、例えば、1または複数のセンサ装置SU(SU−1,SU−2)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、構内交換機(PBX、Private Branch eXchange)CXとを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ及びルーター等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SU−1,SU−2、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2及び構内交換機CXは、L2スイッチの集線装置(ハブ、HUB)LS及びアクセスポイントAPを含む有線及び無線の混在したLAN(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN等)によって互いに通信可能に接続されている。より詳しくは、複数のセンサ装置SU−1,SU−2、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP及び構内交換機CXは、集線装置LSに接続され、複数の携帯端末装置TA−1,TA−2は、アクセスポイントAPを介して集線装置LSに接続されている。そして、ネットワークNWは、TCP(Transimission Control Protocol)及びIP(Internet Protocol)等のインターネットプロトコル群が用いられることによっていわゆるイントラネットを構成する。構内交換機CXは、公衆電話網PNによって電話TLと接続されている。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合なイベントがその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設及び住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
センサ装置SUは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベントを検知してこの検知した前記イベントを管理サーバ装置SVへ通知し、ナースコール子機NCから送信されてきたナースコールを管理サーバ装置SVへ通知し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信する装置である。前記所定のイベントは、好ましくは、対処が必要なイベントを含む。
図1には、一例として、2個のセンサ装置SU(第1センサ装置SU−1、第2センサ装置SU−2)が示されており、第1センサ装置SU−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SU−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設されている。
ナースコール子機NCは、各居室RMに配置されている。ナースコール子機NCは、被監視者Obが監視者NSを呼びたいときに用いられる装置である。ナースコール子機NCは、センサ装置SUと無線通信によって通信する。ナースコール子機NCのナースコールボタンが押下されると、ナースコールは、センサ装置SU及び管理サーバ装置SVを経由して、固定端末装置SP及び各携帯端末装置TAに送られる。固定端末装置SP及び各携帯端末装置TAは、ナースコール親機として機能する。
管理サーバ装置SVは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能等を備え、センサ装置SUから、被監視者Obに関わる所定のイベントの通知を受信すると被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報)を管理する装置である。管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから前記イベントの通知として第1イベント通知通信信号を受信すると、前記第1イベント通知通信信号に収容された各情報に基づいて、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を記憶(記録)し、そして、被監視者Obに対する監視に関する前記監視情報を収容した通信信号(第2イベント通知通信信号)を、前記センサ装置SUに予め対応付けられた所定の端末装置SP、TAに送信する。このために、管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから送信された第1イベント通知通信信号等の通知先(再通知先、再報知先、送信先)を示す、送信元であるセンサIDと通知先(再通知先)である端末IDとの対応関係(通知先対応関係)、及び、その通信アドレスを記憶する。端末ID(端末装置識別子)は、端末装置SP、TAを特定し識別するための識別子である。そして、管理サーバ装置SVは、クライアント(本実施形態では固定端末装置SP及び携帯端末装置TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供する。このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
固定端末装置SPは、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する装置である。この機能を達成するために、固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、及び、所定の指示及びデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SV及び携帯端末装置TAに与える所定の指示及びデータが入力されたり、センサ装置SUで得られた監視情報を表示したりする。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
実施形態では、固定端末装置SP、センサ装置SU、管理サーバ装置SVがそれぞれ、有線LANによって集線装置LSと接続されているが、有線LANの替わりに無線LANを用いてもよい。
携帯端末装置TAは、監視者NSが携帯している。携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、及び、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SV及びセンサ装置SUに与える所定の指示及びデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通知によってセンサ装置SUで得られた監視情報(動画を含む)を表示したり、センサ装置SUとの間で音声通話によってナースコールの応答や声かけしたり等をするための機器である。
センサ装置SUについて詳しく説明する。センサ装置SUは、上述した機能(例えば、被監視者Obの動画を生成する機能、端末装置SP、TAとの間で音声通話をする機能)に加えて、被監視者Obの予め定められた行動を検知する機能、及び、ナースコールを転送する機能を有する。これらの機能の観点からセンサ装置SUについて詳しく説明する。
図2は、実施形態に係る被監視者監視システムMSに備えられるセンサ装置SUの構成を示すブロック図である。センサ装置SUは、センサ側制御処理部(SU制御処理部)10、センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)11、SU通信IF部12、撮像部13、及び、行動検知部14を備える。
SU制御処理部10は、センサ装置SUの全体を統括し、SU制御処理部10の制御に従って、センサ装置SUの各部(SU通信IF部11、SU通信IF部12、撮像部13、行動検知部14)がそれぞれ機能を実行する。SU制御処理部10、及び、後で説明する機能ブロック(行動検知部14)は、ハードウェア(CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等)、及び、ソフトウェア等によって実現される。
SU通信IF部11(第5通信部)は、SU制御処理部10の制御に従って、ネットワークNWを介して、管理サーバ装置SV、固定端末装置SP、携帯端末装置TAと通信を行うための通信インターフェースである。SU通信IF部11は、有線LANによって集線装置LS(図1)と接続されているので、SU通信IF部11は、有線LANの通信インターフェースである。
SU通信IF部12(第4通信部)は、SU制御処理部10の制御に従って、ナースコール子機NCと無線通信を行うための通信インターフェースである。無線通信の方式として、例えば、Bluetooth(登録商標)や無線LANがある。実施形態では、Bluetooth(登録商標)を例にして説明する。SU通信IF部12は、センサ装置SUを送信先としてナースコール子機NCが送信したナースコールを受信する。
撮像部13は、撮像対象を撮像し、撮像対象の画像を生成する装置である。画像には、静止画及び動画が含まれる。撮像部13は、被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の居室RM)を監視可能に配置され、所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、撮像対象を俯瞰した画像を生成する。好ましくは、被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部13は、被監視者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。センサ装置SUは、この撮像部13によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上から撮像した画像を取得する。
このような撮像部13は、可視光の画像を生成する装置で良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このような撮像部13は、例えば、実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するイメージセンサ、及び、イメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。撮像部13の前記結像光学系は、実施形態では、その配設された居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。
行動検知部14(検知部)は、被監視者Obにおける、予め定められた行動を検知し、検知したことを示す検知情報(言い換えれば、検知結果を示す情報)を前記所定のイベントの一例として管理サーバ装置SVへ通知する。より具体的には、実施形態では、前記所定の行動は、例えば、被監視者Obが起きた起床、被監視者Obが寝床から離れた離床、被監視者Obが寝床から落ちた転落、及び、被監視者Obが倒れた転倒の4つの行動である。そして、行動検知部14は、例えば、撮像部13で撮像した画像に基づいて被監視者Obの頭部を検出し、この検出した被監視者Obの頭部における大きさの時間変化に基づいて被監視者Obの起床、離床、転倒及び転落を検知する。
より詳しくは、居室RMの寝床の所在領域、寝床の所在領域内における横臥姿勢の頭部の大きさと座位姿勢の頭部の大きさとを識別するための第1閾値Th1、寝床の所在領域を除く居室RM内における立位姿勢の頭部の大きさであるか否かを識別するための第2閾値Th2、及び、寝床の所在領域を除く居室RM内における横臥姿勢の頭部の大きさであるか否かを識別するための第3閾値Th3が、予め行動検知部14に記憶される。そして、行動検知部14は、撮像部13で撮影した画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人物の領域として動体領域を抽出し、この抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、また例えば予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、また例えば頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって、被監視者Obの頭部領域を抽出し、この抽出した頭部の位置および大きさから起床、離床、転倒及び転落を検知する。
例えば、行動検知部14は、この抽出した頭部の位置が寝床の所在領域内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへ時間変化した場合には、起床と判定し、前記起床を検知する。例えば、行動検知部14は、この抽出した頭部の位置が寝床の所在領域内から寝床の所在領域外へ時間変化した場合であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第2閾値Th2を用いることによって或る大きさから立位姿勢の大きさへ時間変化した場合には、離床と判定し、前記離床を検知する。例えば、行動検知部14は、この抽出した頭部の位置が寝床の所在領域内から寝床の所在領域外へ時間変化した場合であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへ時間変化した場合には、転落と判定し、前記転落を検知する。例えば、行動検知部14は、この抽出した頭部の位置が寝床の所在領域を除く居室RM内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへ時間変化した場合には、転倒と判定し、前記転倒を検知する。なお、横臥姿勢は、横たわっている姿勢に限らず、仰向き姿勢、うつ伏せ姿勢を含む。
以上説明したように、行動検知部14は、撮像部13が撮像した被監視者Obの画像に対して、所定の画像処理をして、被監視者Obが予め定められた行動をしたことを検知する。
SU制御処理部10(第3制御部)は、行動検知部14が、上記行動(起床、離床、転倒、転落)を検知したとき、検知情報及び検知画像を、SU通信IF部11(第5通信部)に送信させる。検知情報は、検知結果を示す情報であり、例えば、起床が検知されたとき、起床を示すインベントである。検知画像は、行動検知部14によって被監視者Obの予め定められた行動が検知されたときに、撮像部13で撮像された画像、すなわち、撮像部13が撮像した被監視者Obを含む撮影対象の画像のうち、被監視者Obが予め定められた行動をしたときの画像である。例えば、起床が検知されたときに、撮像部13で撮像された画像である(この画像には、起床している被監視者Obが写されている)。
SU制御処理部10は、SU通信IF部12(第4通信部)が、ナースコール子機NCからナースコールを受信したとき、ナースコールをSU通信IF部11(第5通信部)に送信させる。
ナースコール子機NCについて詳しく説明する。図3は、実施形態に係る被監視者監視システムMSに備えられるナースコール子機NCの構成を示すブロック図である。ナースコール子機NCは、ナースコール側制御処理部(NC制御処理部)20、ナースコール側通信インターフェース部(NC通信IF部)21、ナースコールボタン22、通信判定部23、非常用電源24、及び、電源選択部25を備える。
NC制御処理部20は、ナースコール子機NCの全体を統括し、NC制御処理部20の制御に従って、ナースコール子機NCの各部(NC通信IF部21、通信判定部23、及び、電源選択部25)がそれぞれ機能を実行する。NC制御処理部20は、ハードウェア(CPU、RAM、ROM等)、及び、ソフトウェア等によって実現される。
NC通信IF部21(第1通信部)は、NC制御処理部20の制御に従って、無線通信を行うための通信インターフェースである。NC通信IF部21は、センサ装置SUのSU通信IF部12、又は、携帯端末装置TAのTA通信IF部32と通信するので、Bluetooth(登録商標)規格の通信モジュールである。
ナースコールボタン22は、ナースコールをナースコール子機NCに入力するためのスイッチ回路である。ナースコールボタン22は、例えば、押しボタン式のスイッチである。ナースコールボタン22が押下されると(言い換えれば、ナースコール子機NCが操作されてナースコールが要求されたとき)、NC通信IF部21は、ナースコールを示す無線信号を送信する。
ナースコール子機NCとセンサ装置SUとは、ペアリングされている。センサ装置SUがマスターに設定され、ナースコール子機NCがスレーブに設定されている。1つのナースコール子機NCは、1つのセンサ装置SUとペアリングされている。実施形態では、ナースコール子機NC−1が、センサ装置SU−1とペアリングされており、ナースコール子機NC−2が、センサ装置SU−2とペアリングされている。
ナースコール子機NCと携帯端末装置TAとは、ペアリングされている。1つのナースコール子機NCは、複数の携帯端末装置TAとペアリングされている。実施形態では、1つのナースコール子機NCが、2つの携帯端末装置TA−1,TA−2とペアリングされている。ナースコール子機NCがマスターに設定され、携帯端末装置TA−1,TA−2がスレーブに設定されている。
通信判定部23(判定部)は、ナースコール子機NCがセンサ装置SUと通信可能であるか否かを判定する。通信可能か否かの判定方法は、いくつかある。例えば、通信判定部23は、NC通信IF部21がSU通信IF部12と通信を試み、SU通信IF部12からNC通信IF部21に応答があるとき(例えば、NC通信IF部21が、SU通信IF部12からのACK(acknowledgement)パケットを受信する)、通信可能と判定する。これに対して、通信判定部23は、SU通信IF部12からNC通信IF部21に応答がないとき(例えば、NC通信IF部21が、SU通信IF部12からのACKパケットを受信できない)、通信可能でないと判定する。
また、例えば、通信判定部23が、NC通信IF部21とSU通信IF部12とのコネクションが確立していると判断したとき、通信可能と判定する。これに対して、通信判定部23が、NC通信IF部21とSU通信IF部12とのコネクションが確立していないと判断したとき、通信可能でないと判定する。
NC制御処理部20(第1制御部)は、通信判定部23が通信可能と判定し、かつ、ナースコールボタン22が押下されたとき(ナースコール子機NCが操作されてナースコールが要求されたとき)、センサ装置SUを送信先として、NC通信IF部21(第1通信部)にナースコールを送信させる。
NC制御処理部20(第2制御部)は、第1送信と第2送信とを実行することができる。第1送信は、通信判定部23が通信可能でないと判定したとき、携帯端末装置TAを送信先として、NC通信IF部21(第1通信部)に、通信可能でないことを示す情報を送信させることである。第2送信は、通信判定部23が通信可能でないと判定し、かつ、ナースコールボタン22が押下されたとき、携帯端末装置TAを送信先として、NC通信IF部21(第1通信部)にナースコールを送信させることである。なお、第1送信と第2送信のうち、一方だけ実行できる態様(モード)でもよい。
ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でない原因の1つとして、停電がある。この対策として、ナースコール子機NCは、非常用電源24及び電源選択部25を備える。ナースコール子機NCの電源は、外部電源である。通信判定部23が通信可能でないと判定したとき、その原因が停電であれば、外部電源からナースコール子機NCに電力が供給されなくなる。そこで、電源選択部25は、ナースコール子機NCの電源として、非常用電源24を選択することができ、非常用電源24を選択する条件として、通信判定部23による通信可能でない判定を含む。
非常用電源24は、蓄電池(例えば、リチウムイオン電池)である。電源選択部25は、ナースコール子機NCの電源を外部電源から非常用電源24に切り替えるスイッチと、通信判定部23が、通信可能でないと判定したとき、スイッチを制御して、ナースコール子機NCの電源を外部電源から非常用電源24に切り替えるスイッチ制御部と、を備える。非常用電源24は、通常時、外部電源から電力が供給されており、これにより、非常用電源24が充電される。
実施形態では、通常時、ナースコール子機NCの電源として、外部電源が用いられるが、電池が用いられてもよい。これを変形例として説明する。図4は、ナースコール子機NCの変形例の構成を示すブロック図である。ナースコール子機NCの変形例について、図3に示すナースコール子機NCとの相違点を説明する。ナースコール子機NCの変形例は、NC制御処理部20、NC通信IF部21、ナースコールボタン22、通信判定部23、非常用電源24、及び、電源選択部25に加えて、電池収容部26を備える。
電池収容部26は、電池27を収容する電池ホルダーである。電池27は、通常時、ナースコール子機NCの電源となる。
電源選択部25は、ナースコール子機NCの電源を電池27から非常用電源24に切り替えるスイッチと、通信判定部23が、通信可能でないと判定したとき、スイッチを制御して、ナースコール子機NCの電源を電池27から非常用電源24に切り替えるスイッチ制御部と、を備える。なお、通信判定部23が、通信可能でないと判定し、かつ、電池27が消耗したときに、スイッチ制御部は、ナースコール子機NCの電源を電池27から非常用電源24に切り替えてもよい。電池27が消耗したか否かは、電源選択部25が電池27の電圧を測定し、その値が所定値以下のとき、電池27が消耗したと判断する。
携帯端末装置TAについて詳しく説明する。図5は、実施形態に係る被監視者監視システムMSに備えられる携帯端末装置TAの構成を示すブロック図である。携帯端末装置TAは、端末側制御処理部(TA制御処理部)30、端末側通信インターフェース部(TA通信IF部)31、TA通信IF部32、表示部33、表示制御部34、及び、操作部35を備える。
TA制御処理部30は、携帯端末装置TAの全体を統括し、TA制御処理部30の制御に従って、携帯端末装置TAの各部(TA通信IF部31、TA通信IF部32、表示部33、表示制御部34、及び、操作部35)がそれぞれ機能を実行する。TA制御処理部30は、ハードウェア(CPU、RAM、ROM等)、及び、ソフトウェア等によって実現される。
TA通信IF部31(第2通信部)は、TA制御処理部30の制御に従って、ネットワークNWを介して、センサ装置SU、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPと通信を行うための通信インターフェースである。TA通信IF部31は、無線LANによってアクセスポイントAP(図1)と接続されているので、TA通信IF部31は、無線LANの通信インターフェースである。
図3に示す通信判定部23がナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能と判定した状態で、図3に示すNC通信IF部21(第1通信部)がセンサ装置SUを送信先として、ナースコールを送信したとき、TA通信IF部31(第2通信部)は、センサ装置SU及び管理サーバ装置SVを介して、ナースコールを受信する。被監視者監視システムMSが管理サーバ装置SVを備えない態様の場合、NC通信IF部21がセンサ装置SUを送信先として、ナースコールを送信したとき、TA通信IF部31は、センサ装置SUを介して、ナースコールを受信する。
TA通信IF部32(第3通信部)は、TA制御処理部30の制御に従って、無線通信を行うための通信インターフェースである。TA通信IF部32は、ナースコール子機NCのNC通信IF部21と通信するので、Bluetooth(登録商標)規格の通信モジュールである。
TA通信IF部32(第3通信部)は、上記第1送信がされたとき、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でないことを示す情報を受信し、上記第2送信がされたとき、ナースコールを受信する。
表示部33は、液晶ディスプレイ等により実現される。表示制御部34は、表示部33に画像(例えば、動画)を表示させる制御をする。表示制御部34は、ハードウェア(CPU、RAM、ROM等)、及び、ソフトウェア等によって実現される。操作部35は、携帯端末装置TAを操作するための命令等を入力するための装置である。操作部35は、タッチパネル等により実現される。
実施形態に係る被監視者監視システムMSによって実行される行動検知、及び、検知した行動の通知について説明する。図6は、それを説明するフローチャートである。センサ装置SU、被監視者Obとして、図1に示すセンサ装置SU−1、被監視者Ob−1を例にして説明する。
図2及び図6を参照して、行動検知部14は、被監視者Ob−1が予め定められた行動(起床、離床、転倒、転落)したか否かを判断する(ステップS1)。行動検知部14が、被監視者Ob−1が予め定められた行動していないと判断したとき(ステップS1でNo)、行動検知部14は、ステップS1の処理を繰り返す。
行動検知部14が、被監視者Ob−1が予め定められた行動したと判断したとき(ステップS1でYes)、すなわち、被監視者Ob−1が予め定められた行動をしたことを検知したとき、行動検知部14は、この行動を示す検知情報を生成する(ステップS2)。例えば、起床が検知されたとき、起床を示す検知情報が生成される。
SU制御処理部10は、管理サーバ装置SVを送信先として、ステップS2で生成された検知情報、及び、検知画像(ステップS1で行動が検知されたときに、撮像部13で撮像された画像)を、SU通信IF部11に送信させる(ステップS3)。
管理サーバ装置SVは、ステップS3で送信されてきた検知情報及び検知画像を受信する(ステップT1)。管理サーバ装置SVは、ステップT1で受信した検知情報及び検知画像を、固定端末装置SP、及び、全ての携帯端末装置TAに送信する(ステップT2)。
図5及び図6を参照して、携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれのTA通信IF部31は、ステップT2で送信されてきた検知情報及び検知画像を受信する(ステップU1)。携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれは、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれの表示制御部34は、検知された行動を示す文字画像又はアイコンを表示部33に表示させる。例えば、ステップS1で被監視者Ob−1の起床が検知されたとき、被監視者Ob−1の起床を示す文字画像又はアイコンが表示部33に表示される。
監視者NSが操作部35を操作して、ステップU1で受信した検知画像の表示命令を操作部35に入力したとき、表示制御部34は、ステップU1で受信された検知画像を表示部33に表示される。これにより、ステップS1において、被監視者Ob−1の行動検知がされたときに、撮像部13によって撮像された被監視者Ob−1の画像(検知画像)が表示部33に表示される。例えば、ステップS1で被監視者Ob−1の起床が検知されたとき、被監視者Ob−1が起床している状態の画像が、表示部33に表示される。
実施形態に係る被監視者監視システムMSによって実行されるナースコールの通知について説明する。図7〜図9は、それを説明するフローチャートである。センサ装置SU、被監視者Ob、ナースコール子機NCとして、図1に示すセンサ装置SU−1、被監視者Ob−1、ナースコール子機NC−1を例にして説明する。センサ装置SU−1は、マスターに設定され、ナースコール子機NC−1は、スレーブに設定されている。
図2、図3及び図7を参照して、ナースコール子機NC−1は、センサ装置SU−1と通信可能か否かを判定する(ステップR1)。詳しくは、NC制御処理部20は、NC通信IF部21を用いて、SU通信IF部12と通信を試みる。SU通信IF部12からNC通信IF部21にACK信号が送られてきたとき、通信判定部23は、通信可能と判定する。SU通信IF部12からNC通信IF部21にACK信号が送られてこないとき、通信判定部23は、通信可能でないと判定する。
ナースコール子機NC−1がセンサ装置SU−1と通信可能と判定したとき(ステップR1でYes)、ナースコール子機NC−1は、ナースコールボタン22が押下されるのを待ち受ける(ステップR2)。ナースコールボタン22が押下されるとは、言い換えれば、ナースコール子機NC−1が操作されてナースコールが要求されることである。ナースコールボタン22が押下されたとき(ステップR2でYes)、NC制御処理部20は、それを検知し、センサ装置SU−1を送信先として、ナースコールを示す信号(以下、ナースコールと記載する)を、NC通信IF部21に送信させる(ステップR3)。ナースコールボタン22が押下されないとき(ステップR2でNo)、ナースコール子機NC−1は、ナースコールボタン22が押下されるのを待ち受ける(ステップR2)
図2及び図7を参照して、センサ装置SU−1のSU通信IF部12は、ステップR3で送信されてきたナースコールを受信する(ステップS11)。
SU制御処理部10は、管理サーバ装置SVを送信先として、ステップS11で受信したナースコールを、SU通信IF部11に送信させる(ステップS12)。
管理サーバ装置SVは、ステップS12で送信されてきたナースコールを受信する(ステップT11)。管理サーバ装置SVは、ステップT11で受信したナースコールを、固定端末装置SP、及び、全ての携帯端末装置TAに送信する(ステップT12)。
図5及び図7を参照して、携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれのTA通信IF部31は、ステップT12で送信されてきたナースコールを受信する(ステップU11)。携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれは、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−1,TA−2のそれぞれの表示制御部34は、ナースコールがされた居室RMの番号を表示部33に表示させる。
図3及び図7を参照して、ナースコール子機NC−1が、センサ装置SU−1と通信可能でないと判定したとき(ステップR1でNo)、電源選択部25は、ナースコール子機NC−1の電源として、非常用電源24を選択する(ステップR4)。これにより、通信可能でない原因が停電の場合であっても、ナースコール子機NC−1に、所定時間、電力を供給することができる。
NC制御処理部20は、ナースコール子機NC−1の設定を、スレーブからマスターに切り換える。
図3及び図8を参照して、ナースコール子機NC−1は、まず、スレーブである携帯端末装置TA−1と通信可能か否かを判定する(ステップR11)。この判定の仕方は、ステップR1と同様である。NC制御処理部20は、NC通信IF部21を用いて、携帯端末装置TA−1のTA通信IF部32と通信を試みる。TA通信IF部32からNC通信IF部21にACK信号が送られてきたとき、通信判定部23は、通信可能と判定する。TA通信IF部32からNC通信IF部21にACK信号が送られてこないとき、通信判定部23は、通信可能でないと判定する。
ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−1と通信可能と判定したとき(ステップR11でYes)、NC制御処理部20は、携帯端末装置TA−1を送信先として、ナースコール子機NC−1とセンサ装置SU−1とが通信可能でないことを示す情報(通信不可能情報)を、NC通信IF部21に送信させる(ステップR12)。
図5及び図8を参照して、携帯端末装置TA−1のTA通信IF部32は、ステップR12で送信されてきた情報(通信不可能情報)を受信する(ステップU21)。携帯端末装置TA−1は、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−1の表示制御部34は、通信可能でないことを示す文字画像又はアイコンを表示部33に表示させる。
図3及び図8を参照して、ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−1と通信可能でないと判定したとき(ステップR11でNo)、ナースコール子機NC−1は、スレーブである携帯端末装置TA−2と通信可能か否かを判断する(ステップR13)。通信可能か否かは、上述した携帯端末装置TA−1の場合と同じ方法で判定される。NC制御処理部20は、NC通信IF部21を用いて、携帯端末装置TA−2のTA通信IF部32と通信を試みる。TA通信IF部32からNC通信IF部21にACK信号が送られてきたとき、通信判定部23は、通信可能と判定する。TA通信IF部32からNC通信IF部21にACK信号が送られてこないとき、通信判定部23は、通信可能でないと判定する。
ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能と判定したとき(ステップR13でYes)、NC制御処理部20は、携帯端末装置TA−2を送信先として、ナースコール子機NC−1とセンサ装置SU−1とが通信可能でないことを示す情報(通信不可能情報)を、NC通信IF部21に送信させる(ステップR14)。
図5及び図8を参照して、携帯端末装置TA−2のTA通信IF部32は、ステップR14で送信されてきた情報(通信不可能情報)を受信する(ステップU22)。携帯端末装置TA−2は、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−2の表示制御部34は、通信可能でないことを示す文字画像又はアイコンを表示部33に表示させる。
ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能でないと判定したとき(ステップR13でNo)、ナースコール子機NC−1は、通信不可能情報の送信を中止する。なお、ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能でないと判定したとき、ナースコール子機NC−1は、ステップR11に戻り、再度、ステップR11〜ステップR14の処理をしてもよい。
ステップU21又はステップU22の後、図3及び図9を参照して、ナースコール子機NC−1は、ナースコールボタン22が押下されるのを待ち受ける(ステップR21)。ナースコールボタン22が押下されないとき(ステップR21でNo)、ナースコール子機NC−1は、ステップR21の処理を繰り返す。
ナースコールボタン22が押下されたとき(ステップR21でYes)、NC制御処理部20は、それを検知し、ナースコール子機NC−1は、まず、スレーブである携帯端末装置TA−1と通信可能か否かを判定する(ステップR22)。これは、ステップR11と同じである。ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−1と通信可能と判定したとき(ステップR22でYes)、NC制御処理部20は、携帯端末装置TA−1を送信先として、ナースコールを、NC通信IF部21に送信させる(ステップR23)。
図5及び図9を参照して、携帯端末装置TA−1のTA通信IF部32は、ステップR23で送信されてきたナースコールを受信する(ステップU31)。携帯端末装置TA−1は、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−1の表示制御部34は、ナースコールがされた居室RMの番号を表示部33に表示させる。
ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−1と通信可能でないと判定したとき(ステップR22でNo)、ナースコール子機NC−1は、スレーブである携帯端末装置TA−2と通信可能か否かを判定する(ステップR24)。これは、ステップR13と同じである。ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能と判定したとき(ステップR24でYes)、NC制御処理部20は、携帯端末装置TA−2を送信先として、ナースコールを、NC通信IF部21に送信させる(ステップR25)。
図5及び図9を参照して、携帯端末装置TA−2のTA通信IF部32は、ステップR25で送信されてきたナースコールを受信する(ステップU32)。携帯端末装置TA−2は、アラームを鳴らし、携帯端末装置TA−2の表示制御部34は、ナースコールがされた居室RMの番号を表示部33に表示させる。
ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能でないと判定したとき(ステップR24でNo)、ナースコール子機NC−1は、ナースコールの送信を中止する。なお、ナースコール子機NC−1が、携帯端末装置TA−2と通信可能でないと判定したとき、ナースコール子機NC−1は、ステップS22に戻り、再度、ステップS22〜ステップS25の処理をしてもよい。
実施形態の主な効果を説明する。実施形態に係る被監視者監視システムMSでは、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でないとき(図7のステップR1でNo)、停電又はセンサ装置SUの故障等とみなす。ナースコール子機NCは、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でない判定されたとき(図7のステップR1でNo)、携帯端末装置TAを送信先として、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でないことを示す情報を送信する(図8のステップR12,R14)。さらに、ナースコール子機NCは、ナースコール子機とセンサ装置とが通信可能でないと判定され(図7のステップR1でNo)、かつ、ナースコールボタン22が押下されたとき(図9のステップR21でYes)、携帯端末装置TAを送信先として、ナースコールを送信する(図9のステップR23,R25)。以上説明したように、実施形態に係る被監視者監視システムMSによれば、停電やセンサ装置SUの故障等により、ナースコール子機NCがセンサ装置SUと通信できない場合に対処することができる。
また、図3及び図7を参照して、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でない原因の1つとして、停電がある。実施形態では、非常用電源24をナースコール子機NCの電源にする条件として、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でない判定を含む(ステップR1でNo)。従って、この判定がされたとき、所定時間、ナースコール子機NCを使用することができる。
実施形態に係る被監視者監視システムMSの変形例を説明する。変形例は、ナースコールの割り込みをすることができる。詳しく説明すると、図8及び図9を参照して、NC通信IF部21が、ナースコール子機NCとセンサ装置SUとが通信可能でないことを示す情報(通信不可能情報)を送信中に(ステップR12,R14)、ナースコールボタン22が押下されたとき(ステップR21でYes)、NC制御処理部20は、NC通信IF部21を制御して、通信不可能情報の送信を中断させ、ナースコールを送信させる(ステップR23,R25)。NC制御処理部20は、ナースコールの送信が完了した後、NC通信IF部21に通信不可能情報を送信させる。
通信不可能情報とナースコールでは、ナースコールの方が、緊急性が高い。変形例によれば、ナースコールを優先することができる。