JP2019212172A - 被監視者監視支援システムおよび該方法ならびに中央管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】災いの発生の通知や発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システム、該方法および中央管理装置を提供する。【解決手段】被監視者監視支援システムMSaは、監視対象である被監視者Ob−1〜Ob−4に関わる所定のイベントを検知して固定端末装置SP、携帯端末装置TA−1、TA−2へ通知することによって、被監視者の監視を支援する。管理サーバSVaは、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、災い情報通知判定部で災い情報の通知有りを判定した場合に、各端末装置が受けるイベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムおよび被監視者監視支援方法、ならびに、前記被監視者監視支援システムに用いられる中央管理装置に関する。
近年、超高齢社会の突入に伴って、看護業界や介護業界等の業務を補完する技術が、研究、開発されており、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。
この特許文献1に開示された被監視者監視システムは、監視対象である複数の被監視者それぞれに対応して設けられ、前記被監視者を検知する複数のセンサ装置、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され前記複数のセンサ装置それぞれから受信した各検知結果に基づく前記各被監視者に関する各監視情報を管理する中央処理装置、および、前記中央処理装置と通信可能に接続され前記監視情報を受信して表示する複数の端末装置を備える。そして、このような被監視者監視システムでは、起床、離床、転落、転倒およびナースコールを監視している。
前記特許文献2に開示されたナースコール装置は、地震計P波(Primary Wave)センサーが予め設定した強度を超えるレベルを検出すると超過を知らせる信号を出力する手段と、前記地震計P波センサーを装備したナースコール親機が超過を知らせる信号を受け取るとナースコール子機へ地震発生を知らせる一斉放送を出力し、看護師が所有する携帯電話(PHS:Personal Handyphone System)へ一斉呼び出しを行い前記携帯電話の表示部に地震情報を表示すると共に病室の出入り口近傍に設けられている廊下灯に担送・護送の必要がある患者を報知する表示を行う。
特開2017−151675号公報 特開2007−117459号公報
ところで、前記特許文献1に開示された被監視者監視システムでは、被監視者に対し、起床、離床、転落、転倒およびナースコールのうちのいずれかが生じると、前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置が検知し、この検知結果に基づく被監視者に関する監視情報が中央処理装置を介して端末装置へ通知され、前記監視情報が端末装置に表示される。このようなシステムにおいて、地震、津波および火災等の災いの発生の通知あるいは前記発生の予告の通知があると、その避難のために、各被監視者が起床や離床等の行動を行うため、これら各被監視者の各行動が各センサ装置それぞれによって次々に検知され、各センサ装置それぞれから次々に中央処理装置へ通知される。このため、中央処理装置の情報処理が大量となり、中央処理装置の情報処理能力によっては、情報処理が追いつかず、システムダウンしてしまう虞がある。中央処理装置の情報処理が追いついても、端末装置に、これら各被監視者の各行動が各センサ装置それぞれから次々に中央処理装置を介して通知される。このため、端末装置を扱う監視者は、通知に対し対応しきれない虞がある。
前記特許文献2に開示されたナースコール装置は、ナースコール子機へ地震発生を知らせる一斉放送を出力するので、上述の状況を生じさせてしまいかねず、回避することが難しい。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムおよび被監視者監視支援方法、ならびに、前記被監視者監視支援システムに用いられる中央管理装置を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる被監視者監視支援システムは、監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムであって、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備える。好ましくは、上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者に関わる所定のイベントを検知するセンサ装置と、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置とを備え、前記端末装置は、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受ける。
このような被監視者監視支援システムは、災い情報の通知有りを判定した場合に、端末装置が受けるイベントの通知を停止するので、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部および前記イベント通知停止部を備え、前記イベント通知停止部は、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合であって、前記センサ装置からイベントの通知を受けた場合に、前記端末装置へのイベントの通知を停止する。
このような被監視者監視支援システムは、前記センサ装置からイベントの通知を受けた場合に、前記端末装置へのイベントの通知を停止するので、前記端末装置へのイベントの通知を処理する必要がないため、システムダウンを低減でき、また、通知の集中をより確実に低減できる。一方、前記センサ装置からイベントの通知を受けるので、中央管理装置は、イベントの検知を記録することが可能となる。
他の一態様では、上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置をさらに備え、前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報を前記センサ装置へ通知する災い情報通知部を備え、前記センサ装置は、前記中央管理装置から前記災い情報通知情報の通知を受けた場合であって、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部を備え、前記中央管理装置は、前記センサ装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記端末装置へ通知する第2滞在通知部を備える。
前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があった場合に、自力で移動できる被監視者は、避難できるが、身体の不自由等により元々自力で移動できない被監視者や、避難中に転倒してしまった結果、自力で移動できなくなった被監視者は、取り残される虞がある。上記被監視者監視支援システムは、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を、センサ装置から中央管理装置を介して端末装置へ通知するので、前記端末装置を扱う監視者は、このような自力で移動できない被監視者の避難に対処することが可能となる。
他の一態様では、上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部を備え、前記イベント通知停止部は、前記中央管理装置に備えられ、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記センサ装置に、前記中央管理装置へのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する第1イベント通知停止部と、前記センサ装置に備えられ、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合に、前記イベントを検知した際に前記検知したイベントの前記中央管理装置への通知を停止する第2イベント通知停止部とを備える。
このような被監視者監視支援システムは、イベントを検知して前記イベントを通知するセンサ装置で前記検知したイベントの中央管理装置への通知を停止するので、システムダウンや通知の集中をより確実に低減でき、システムの通信トラフィックの増加も回避できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置をさらに備え、前記センサ装置は、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合であって、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部を備え、前記中央管理装置は、前記センサ装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記端末装置へ通知する第2滞在通知部を備える。
このような被監視者監視支援システムは、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を、センサ装置から中央管理装置を介して端末装置へ通知するので、前記端末装置を扱う監視者は、上述の自力で移動できない被監視者の避難に対処することが可能となる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記イベントは、前記被監視者が起きた起床および前記被監視者が寝具から離れた離床を含む。
前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があった場合に、被監視者は、避難行動を取るため、起床や離床のイベントが生じ易い。上記被監視者監視支援システムは、前記イベントが前記起床および前記離床を含むので、効果的に、システムダウンや通知の集中を低減できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記災い情報は、緊急地震速報によって通知される地震発生である。
これによれば、緊急地震速報の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムが提供できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視支援システムにおいて、火災の発生を検知し、火災発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する火災発生検知部をさらに備え、前記災い情報は、火災発生検知部によって通知される火災発生の検知結果である。
これによれば、火災発生検知部で検知した火災発生の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムが提供できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視支援システムにおいて、地震の発生を検知し、地震発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する地震発生検知部をさらに備え、前記災い情報は、地震発生検知部によって通知される地震発生の検知結果である。
これによれば、地震発生検知部で検知した地震発生の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムが提供できる。
他の一態様では、これら上述の被監視者監視支援システムにおいて、前記災い情報を放送する放送部を備える。
このような被監視者監視支援システムは、放送部を備えるので、当該被監視者監視支援システムの配設されたところの被監視者および監視者等に、災い情報を報知できる。
本発明の他の一態様にかかる被監視者監視支援方法は、監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける方法であって、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定工程と、前記災い情報通知判定工程で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止工程とを備える。
このような被監視者監視支援方法は、災い情報の通知有りを判定した場合に、端末装置が受けるイベントの通知を停止するので、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。
本発明の他の一態様にかかる中央管理装置は、監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける前記イベントを管理する中央管理装置であって、前記端末装置は、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受け、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置へのイベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備える。
これによれば、被監視者監視支援システムに用いられる中央管理装置が提供できる。上記中央管理装置は、前記端末装置へのイベントの通知を停止するので、前記端末装置へのイベントの通知を処理する必要がないため、システムダウンを低減でき、また、通知の集中をより確実に低減できる。一方、中央管理装置は、イベントの検知を記録することが可能となる。
本発明の他の一態様にかかる中央管理装置は、監視対象である被監視者に対応して設けられ、前記被監視者に関わる所定のイベントを検知するセンサ装置、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置、および、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受ける端末装置を備え、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける前記中央管理装置であって、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記センサ装置に、前記中央管理装置へのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するイベント通知停止部とを備える。
これによれば、な被監視者監視支援システムに用いられる中央管理装置が提供できる。上記中央管理装置は、イベントを検知して前記イベントを通知するセンサ装置で前記検知したイベントの中央管理装置への通知を停止するので、システムダウンや通知の集中をより確実に低減でき、システムの通信トラフィックの増加も回避できる。
本発明にかかる被監視者監視支援システムおよび被監視者監視支援方法は、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。本発明によれば、このような被監視者監視支援システムに用いられる中央管理装置が提供できる。
実施形態における被監視者監視支援システムの構成を示す図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第1実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第1実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の無い場合でのイベントの通知に関する動作を示すシーケンス図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第1実施形態の動作を示すシーケンス図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第2実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第2実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第2実施形態の動作を示すシーケンス図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第3実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第3実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第3実施形態の動作を示すシーケンス図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第4実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第4実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第4実施形態の動作を示すシーケンス図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第5実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおける第5実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第5実施形態の動作を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の1または複数の実施形態が説明される。しかしながら、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
実施形態における被監視者監視支援システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者、対象者)に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者を監視する監視者(ユーザ)の前記監視を支援するものである。この被監視者監視支援システムは、例えば、前記イベントを検知して前記端末装置へ通知し、前記イベントを管理する中央管理装置を備えて良く、あるいは、被監視者監視支援システムは、例えば、前記イベントを検知するセンサ装置と、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置とを備えても良い。より詳しくは、この被監視者監視支援システムは、被監視者に対応して設けられ、前記被監視者に関わる所定のイベントを検知するセンサ装置、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置、および、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受ける端末装置を備える。そして、本実施形態では、前記被監視者監視支援システムは、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備えている。前記端末装置は、1種類の装置であって良いが、本実施形態態では、前記端末装置は、固定端末装置と携帯端末装置との2種類の装置である。これら固定端末装置と携帯端末装置との主な相違は、固定端末装置が固定的に運用される一方、携帯端末装置が例えば看護師や介護士等の監視者(ユーザ)に携行されて運用される点であり、これら固定端末装置と携帯端末装置とは、略同様である。このような被監視者監視支援システムについて、以下、第1ないし第5実施形態でより具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、実施形態における被監視者監視支援システムの構成を示す図である。なお、図1には、第1実施形態の被監視者監視支援システムMSaだけでなく、後述の第2ないし第5実施形態の被監視者監視支援システムMSb〜MSeも示されている。図2は、前記被監視者監視支援システムにおける第1実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。図3は、前記被監視者監視支援システムにおける第1実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
より具体的には、被監視者監視支援システムMSaは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SUa(SUa−1〜SUa−4)と、管理サーバ装置SVaと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、ゲートウェイ(Gate way)GWと、館内放送設備BCとを備え、これらは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWは、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよび交換機等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、これら複数のセンサ装置SUa−1〜SUa−4、管理サーバ装置SVa、固定端末装置SP、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2、ゲートウェイGWおよび館内放送設備BCは、L2スイッチの集線装置(ハブ、HUB)LSおよびアクセスポイントAPを含む有線および無線の混在したLAN(例えばIEEE802.11やIEEE802.3等のIEEE802シリーズの規格に従ったLAN等)NWによって互いに通信可能に接続されている。より詳しくは、複数のセンサ装置SUa−1〜SUa−4、管理サーバ装置SVa、固定端末装置SP、ゲートウェイGWおよび館内放送設備BCは、集線装置LSに接続され、複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを介して集線装置LSに接続されている。そして、ネットワークNWは、TCP(Transmission control protocol)およびIP(Internet protocol)等のインターネットプロトコル群が用いられることによっていわゆるイントラネットを構成する。
被監視者監視支援システムMSaは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者、対象者)Obは、本実施形態では、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視支援システムMSaは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視支援システムMSaは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
ゲートウェイGWは、ネットワークNWをいわゆるインターネットINと接続するためのネットワークノードである。管理サーバ装置SVaは、ゲートウェイGWを介してインターネットINに通信可能に接続される。日本の気象庁が発報した緊急地震速報の電子メール(緊急地震速報メール)は、インターネットINからゲートウェイGWを介して管理サーバ装置SVaに受信される。
館内放送設備BCは、前記介護施設の建物内に所定の内容を放送するための設備である。館内放送設備BCは、管理サーバ装置SVaの指示に従い、緊急地震速報を受信した旨等の、災いの発生に関する災い情報を前記介護施設の建物内に放送する。
センサ装置SUaは、ネットワークNWを介して他の装置SVa、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVaへ通知する装置である。前記所定のイベント(事象)は、好適には対処が必要な所定のイベントであり、例えば、本実施形態では、被監視者Obにおける予め設定された所定の行動およびナースコールである。このため、本実施形態では、センサ装置SUaは、被監視者Obにおける所定の行動を検知して検知結果を前記所定のイベントの一例として管理サーバ装置SVaへ通知(送信)し、ナースコールを受け付けて前記ナースコールを前記所定のイベントの他の一例として管理サーバ装置SVaへ通知(送信)し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、そして、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信する装置である。このようなセンサ装置SUaは、例えば、図2に示すように、撮像部11と、音入出力部12と、ナースコール受付操作部13と、センサ側制御処理部(SU制御処理部)14aと、センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)15と、センサ側記憶部(SU記憶部)16とを備える。
撮像部11は、SU制御処理部14aに接続され、SU制御処理部14aの制御に従って、画像(画像データ)を生成する装置である。前記画像には、静止画(静止画データ)および動画(動画データ)が含まれる。撮像部11は、監視すべき監視対象である被監視者Obが所在を予定している空間(所在空間、図1に示す例では配設場所の居室(部屋)RM)を監視可能に配置され、前記所在空間を撮像対象としてその上方から撮像し、前記撮像対象を俯瞰した画像(画像データ)を生成し、前記撮像対象の画像(対象画像)をSU制御処理部14aへ出力する。好ましくは、監視対象の被監視者Ob全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部11は、例えば、被監視者Obが横臥する寝具(例えばベッド等)における、被監視者Obの頭部が位置すると予定されている予め設定された頭部予定位置(通常、枕の配設位置)の直上から撮像対象を撮像できるように配設される。あるいは、例えば、前記所在空間全体を撮像できる蓋然性が高いことから、撮像部11は、天井面の略中央位置に配設される。センサ装置SUaは、この撮像部11によって、被監視者Obを、被監視者Obの上方から撮像した画像、好ましくは前記頭部予定位置の直上や前記天井面の略中央位置から撮像した画像を取得する。
このような撮像部11は、可視光の画像を生成する装置であって良いが、比較的暗がりでも被監視者Obを監視できるように、本実施形態では、赤外線の画像を生成する装置である。このような撮像部11は、例えば、本実施形態では、撮像対象における赤外の光学像を所定の結像面上に結像する結像光学系、前記結像面に受光面を一致させて配置され、前記撮像対象における赤外の光学像を電気的な信号に変換するエリアイメージセンサ、および、エリアイメージセンサの出力を画像処理することで前記撮像対象における赤外の画像を表すデータである画像データを生成する画像処理部等を備えるデジタル赤外線カメラである。撮像部11の前記結像光学系は、本実施形態では、その配設された居室RM全体を撮像できる画角を持つ広角な光学系(いわゆる広角レンズ(魚眼レンズを含む))であることが好ましい。
音入出力部12は、音を入出力する回路である。すなわち、音入出力部12は、SU制御処理部14aに接続され、SU制御処理部14aの制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するための回路であって、外部の音を取得してセンサ装置SUに入力するための回路である。音入出力部12は、例えば、音の電気信号(音データ)を音の機械振動信号(音響信号)に変換するスピーカ等と、可聴領域の音の機械振動信号を電気信号に変換するマイクロフォン等とを備えて構成される。音入出力部12は、外部の音を表す電気信号をSU制御処理部14aへ出力し、また、SU制御処理部14aから入力された電気信号を音の機械振動信号に変換して出力する。
ナースコール受付操作部13は、SU制御処理部14aに接続され、ナースコールを当該センサ装置SUaに入力するための例えば押しボタン式スイッチ等のスイッチ回路である。なお、ナースコール受付操作部13は、有線でSU制御処理部14aに接続されて良く、また、例えばBluetooth(登録商標)規格等の近距離無線通信でSU制御処理部14aに接続されて良い。
SU通信IF部15は、SU制御処理部14aに接続され、SU制御処理部14aの制御に従って通信を行うための通信回路である。SU通信IF部15は、SU制御処理部14aから入力された転送すべきデータを収容した通信信号を、この被監視者監視支援システムMSaのネットワークNWで用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をネットワークNWを介して他の装置SVa、SP、TAへ送信する。SU通信IF部15は、ネットワークNWを介して他の装置SVa、SP、TAから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをSU制御処理部14aが処理可能な形式のデータに変換してSU制御処理部14aへ出力する。SU通信IF部15は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SU記憶部16は、SU制御処理部14aに接続され、SU制御処理部14aの制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、センサ装置SUaの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSU制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行するSU監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記SU監視処理プログラムには、被監視者Obにおける所定の行動を検知して検知結果を前記所定のイベント(事象)の一例として管理サーバ装置SVaを介して所定の端末装置SP、TAへ通知する行動検知処理プログラムや、ナースコール受付操作部13でナースコールを受け付けた場合にその旨を前記所定のイベントの他の一例として管理サーバ装置SVaへ通知し、SU音入出力部12等を用いることで端末装置SP、TAとの間で音声通話を行うナースコール処理プログラムや、撮像部11で生成した動画を、その動画を要求した端末装置SP、TAへストリーミングで配信するストリーミング処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、センサ装置SUaを特定し識別するための識別子であるセンサ装置識別子(センサID)、および、管理サーバ装置SVaの通信アドレス等の、各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。SU記憶部16は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、SU記憶部16は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるSU制御処理部14aのワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
SU制御処理部14aは、センサ装置SUaの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVaへ通知するための回路である。より具体的には、本実施形態では、SU制御処理部14aは、被監視者Obにおける所定の行動を検知してその検知結果を前記所定のイベントの一例として管理サーバ装置SVaへ通知(報知、送信)し、ナースコールを受け付けてそのナースコールを前記所定のイベントの他の一例として管理サーバ装置SVaへ通知(報知、送信)し、端末装置SP、TAとの間で音声通話を行い、動画を含む画像を生成して端末装置SP、TAへ動画を配信する。SU制御処理部14aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14aは、前記制御処理プログラムが実行されることによって、センサ側制御部(SU制御部)141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144を機能的に備える。
SU制御部141は、センサ装置SUaの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUaの全体制御を司るものである。
行動検知処理部142は、被監視者Obにおける、予め設定された所定の行動を検知して検知結果を前記所定のイベントの一例として管理サーバ装置SVaへ通知するものである。より具体的には、本実施形態では、前記所定の行動は、例えば、被監視者Obが起きた起床、被監視者Obが寝具から離れた離床、被監視者Obが寝具から落ちた転落、および、被監視者Obが倒れた転倒の4つの行動である。そして、行動検知処理部142は、例えば、撮像部11で撮像した対象画像に基づいて被監視者Obの頭部を検出し、この検出した被監視者Obの頭部における大きさの時間変化に基づいて被監視者Obの起床、離床、転倒および転落を検知する。より詳しくは、まず、寝具BDの所在領域、寝具BDの所在領域内における横臥姿勢の頭部の大きさと座位姿勢の頭部の大きさとを識別するための第1閾値Th1、寝具BDの所在領域を除く居室RM内における立位姿勢の頭部の大きさであるか否かを識別するための第2閾値Th2、および、寝具BDの所在領域を除く居室RM内における横臥姿勢の頭部の大きさであるか否かを識別するための第3閾値Th3が前記各種の所定のデータの1つとして予めSU記憶部16に記憶される。そして、行動検知処理部142は、対象画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人物の領域として動体領域を抽出する。次に、行動検知処理部142は、この抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、また例えば予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、また例えば頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって、被監視者Obの頭部領域を抽出する。次に、行動検知処理部142は、この抽出した頭部の位置および大きさから起床、離床、転倒および転落を検知する。例えば、行動検知処理部142は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへ時間変化した場合には、起床と判定し、前記起床を検知する。例えば、行動検知処理部142は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域内から寝具の所在領域外へ時間変化した場合であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第2閾値Th2を用いることによって或る大きさから立位姿勢の大きさへ時間変化した場合には、離床と判定し、前記離床を検知する。例えば、行動検知処理部142は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域内から寝具BDの所在領域外へ時間変化した場合であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへ時間変化した場合には、転落と判定し、前記転落を検知する。例えば、行動検知処理部142は、この抽出した頭部の位置が寝具BDの所在領域を除く居室RM内であって、前記抽出した頭部の大きさが前記第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへ時間変化した場合には、転倒と判定し、前記転倒を検知する。
このように前記所定の行動を検知すると、行動検知処理部142は、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)の内容を表すイベント情報(事象情報)を収容した、前記イベントを通知するための通信信号(第1イベント通知通信信号)をSU通信IF部15で管理サーバ装置SVaへ通知する。より詳しくは、行動検知処理部142は、自機のセンサID、前記イベントの内容を表すイベント情報、前記所定の行動の検知に用いられた対象画像を収容した第1イベント通知通信信号を、SU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVaへ送信する。前記イベント情報は、本実施形態では、起床、離床、転落、転倒およびナースコール(NC)のうちの1または複数であり、ここでは、行動検知処理部142は、検知した起床、離床、転落および転倒のうちの1または複数を前記イベント情報として第1イベント通知通信信号に収容する。前記画像は、静止画および動画のうちの少なくとも一方であって良く、本実施形態では、まず、静止画が報知され、ユーザの要求に応じて動画が配信される。なお、まず、動画が配信されても良く、また、静止画および動画が送信され、画面分割で静止画および動画が端末装置SP、TAに表示されても良い。
ナースコール処理部143は、ナースコール受付操作部13でナースコールを受け付けた場合にその旨を前記所定のイベントの他の一例として収容した第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVへ通知し、音入出力部12等を用いることで端末装置SP、TAとの間で音声通話を行うものである。より具体的には、ナースコール処理部143は、ナースコール受付操作部13が入力操作されると、自機のセンサIDおよび前記イベント情報としてナースコールを収容した第1イベント通知通信信号をSU通信IF部15を介して管理サーバ装置SVaへ送信する。そして、ナースコール処理部143は、音入出力部12等を用い、端末装置SP、TAとの間で例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)によって音声通話を行う。
ストリーミング処理部144は、SU通信IF部15を介して固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAから動画の配信の要求があった場合に、この要求のあった固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAへ、撮像部11で生成した動画(例えばライブの動画)をストリーミング再生でSU通信IF部15を介して配信するものである。
図1には、一例として、第1ないし第4センサ装置SUa−1〜SUa−4が示されており、第1センサ装置SUa−1は、被監視者Obの一人であるAさんOb−1の居室RM−1(不図示)に配設され、第2センサ装置SUa−2は、被監視者Obの一人であるBさんOb−2の居室RM−2(不図示)に配設され、第3センサ装置SUa−3は、被監視者Obの一人であるCさんOb−3の居室RM−3(不図示)に配設され、そして、第4センサ装置SUa−4は、被監視者Obの一人であるDさんOb−4の居室RM−4(不図示)に配設されている。
管理サーバ装置SVaは、ネットワークNWを介して他の装置SUa、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUaから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する情報(監視情報(本実施形態では例えば前記所定のイベント(センサ装置SUaで検知した所定の行動の種類やセンサ装置SUaで受け付けたナースコール)、被監視者Obの画像(静止画および動画)、および、前記通知を受けた時刻等))を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知(再通知、再報知、送信)し、クライアント(本実施形態では端末装置SP、TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSa全体を管理する装置である。そして、本実施形態では、前記所定のイベントの端末装置SP、TAへの通知は、前記災い情報の一例としての前記緊急地震速報メールを受信していない場合に実行され、前記緊急地震速報メールを受信している場合には停止される。このような管理サーバ装置SVaは、例えば、図3に示すように、サーバ側通信インターフェース部(SV通信IF部)21と、サーバ側制御処理部(SV制御処理部)22aと、サーバ側記憶部(SV記憶部)23とを備える。
SV通信IF部21は、SU通信IF部15と同様に、SV制御処理部22aに接続され、SV制御処理部22aの制御に従って通信を行うための通信回路である。SV通信IF部21は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SV記憶部23は、SV制御処理部22aに接続され、SV制御処理部22aの制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、管理サーバ装置SVaの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSV制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の情報処理を実行する監視処理プログラムや、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定プログラムや、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止プログラムや、前記災い情報を館内放送設備BCに放送させる館内放送処理プログラムや、年月日時分秒で計時を行う時計プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、管理サーバ装置SVaを特定し管理サーバ装置SVaを識別するためのサーバ識別子(サーバID)や、被監視者Obの前記監視情報や、前記所定の事象の通知先等の装置SUa、SP、TA間の情報を表す装置間情報や、センサ装置SUaに関するセンサ情報や、端末装置SP、TAに関する端末情報等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。SV記憶部23は、例えばROMやEEPROMやRAM等を備える。これら監視情報、装置間情報、センサ情報および端末情報それぞれを記憶するために、SV記憶部23は、監視情報記憶部231、装置間情報記憶部232、センサ情報記憶部233および端末情報記憶部234を機能的に備える。
SV監視情報記憶部231は、各装置SUa、SP、TAそれぞれとの間で送受信した被監視者Obの監視情報を記憶するものである。より具体的には、SV監視情報記憶部231には、本実施形態では、前記監視情報として、第1イベント通知通信信号等の通信信号に収容された各情報に基づいて、センサID、イベント情報(事象情報、本実施形態では起床、離床、転落、転倒およびナースコール)、受信時刻、対象画像、ライブ動画の取得先としてセンサ装置SUaの通信アドレスおよび対処の有無(対応の受付の有無)が互いに対応付けて記憶される。前記対処の有無は、端末装置SP、TAで受信した通信信号に収容されたイベント情報に対する対処(対応、処置、措置)する意思が前記端末装置SP、TAを扱う監視者にある旨を、前記端末装置SP、TAで受け付けたか否かを表す情報である。なお、第1イベント通知通信信号に、前記所定の行動を検知した検知時刻または前記ナースコールを受け付けたナースコール受付時刻が収容されている場合には、受信時刻に代え、前記検知時刻または前記ナースコール受付時刻が登録されても良い。
装置間情報記憶部232は、前記装置間情報として、本実施形態では、センサ装置SUaから送信された第1イベント通知通信信号等の通知先(再通知先、再報知先、送信先)を示す、送信元であるセンサIDと通知先(再通知先)である端末IDとの対応関係(通知先対応関係)、および、各装置SUa、SP、TAのID(センサID、端末ID)とその通信アドレスとの対応関係(通信アドレス対応関係)等を記憶するものである。端末IDは、端末装置SP、TAを特定し端末装置SP、TAを識別するための端末識別子である。
なお、センサID、サーバIDおよび端末IDそれぞれは、例えば所定の記号列から成るシリアル番号等であって良く、また例えば通信アドレスであって良い(この場合通信アドレス対応関係は省略できる)。
センサ情報記憶部233は、前記センサ情報を記憶するものである。本実施形態では、前記センサ情報は、センサ装置SUaに関する情報であり、センサ装置SUaのセンサIDと被監視者Obの被監視者名とを互いに対応付けた情報である。
端末情報記憶部234は、前記端末情報として、本実施形態では、端末装置SP、TAにログインしている監視者(ユーザ)(端末装置SP、TAを扱っている監視者)を示すログイン監視者情報、および、監視者の勤務状況(勤務シフト、勤務時間)を示す監視者勤務情報等を記憶するものである。
SV制御処理部22aは、管理サーバ装置SVaの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUaから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知(再通知、再報知、送信)し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSa全体を管理するための回路である。そして、本実施形態では、SV制御処理部22aは、前記所定のイベントの端末装置SP、TAへの通知を、前記緊急地震速報メールを受信していない場合に実行する一方、前記緊急地震速報メールを受信している場合に停止する。SV制御処理部22aは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22aは、前記制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ側制御部(SV制御部)221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225および時計部226を機能的に備える。
SV制御部221は、管理サーバ装置SVaの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVaの全体制御を司るものである。
監視処理部222aは、センサ装置SUaから前記所定のイベントの通知を受信すると被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、イベント通知停止部224aの指示に従って前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知するものである。
より具体的には、監視処理部222aは、センサ装置SUaから前記第1イベント通知通信信号を受信すると、この受信した第1イベント通知通信信号に収容された、被監視者Obに対する監視に関する監視情報をSV監視情報記憶部231に記憶(記録)する。監視処理部222aは、イベント通知停止部224aから停止指示がない場合に、前記受信した第1イベント通知通信信号を送信したセンサ装置SUaに対応する通知先(再通知先、転送先、送信先)を、装置間情報記憶部232に記憶された前記通知先対応関係から選定(検索)し、これら選定結果に基づいて第2イベント通知通信信号を生成し、この生成した第2イベント通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。この通知先の端末装置SP、TAの選定(検索処理)は、前記受信した第1イベント通知通信信号を送信したセンサ装置SUaに対応するセンサIDに基づいて実施される。前記第1イベント通知通信信号に収容されたイベント情報が前記所定の行動(起床、離床、転落および転倒のうちの1または複数)である場合には、前記第2イベント通知通信信号には、第1イベント通知通信信号に収容されたセンサID、イベント情報および対象画像、ならびに、動画のダウンロード先として、第1イベント通知通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUaに対応する通信アドレスが収容される。前記第1イベント通知通信信号に収容されたイベント情報が前記ナースコールである場合には、前記第2イベント通知通信信号には、第1イベント通知通信信号に収容されたセンサIDおよびイベント情報が収容される。監視処理部222aは、イベント通知停止部224aから停止指示がある場合には、上述の第2イベント通知通信信号を生成せず、したがって、上述の第2イベント通知通信信号を送信しない。
災い情報通知判定部223aは、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定するものである。前記災い情報の通知を受けた場合には、災い情報通知判定部223aは、その旨(災い情報の通知有り)をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する。本実施形態では、災い情報通知判定部223aは、インターネットINから緊急地震速報メールを受信したか否かを判定し、緊急地震速報メールを受信した場合には、緊急地震速報メールの受信をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する。
イベント通知停止部224aは、災い情報通知判定部223aで前記災い情報の通知有りを判定した場合に、端末装置SP、TAが受けるイベントの通知を停止するものである。より具体的には、イベント通知停止部224aは、災い情報通知判定部223aで前記災い情報の通知有りを判定した場合であって、センサ装置SUaからイベントの通知を受けた場合に、端末装置SP、TAへのイベントの通知を停止する。より詳しくは、災い情報通知判定部223aから災い情報の通知有りが通知されると、監視処理部222aに対し、第2イベント通知通信信号の生成またはその送信の停止を指示する。本実施形態では、イベント通知停止部224aは、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、監視処理部222aに対し、第2イベント通知通信信号の生成の停止を指示することで第2イベント通知通信信号の送信の停止を指示する。
館内放送処理部225は、館内放送設備BCに所定の内容を放送させるものである。より具体的には、館内放送処理部225は、前記災い情報通知判定部223aで前記災い情報の通知有りを判定した場合に、その旨を館内放送設備BCに放送させるものである。本実施形態では、館内放送処理部225は、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、その旨を表す放送内容および前記放送内容の放送を指示する命令(コマンド)等を収容する通信信号(館内放送指示通信信号)を館内放送設備BCへ送信する。前記緊急地震速報メールの受信有りを表す前記放送内容は、例えば、「緊急地震速報が発報されました。避難行動をお取り下さい。」等のメッセージである。館内放送設備BCは、館内放送指示通信信号を受信すると、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する。
時計部226は、年月日時分秒で計時を行うものである。
なお、管理サーバ装置SVaは、図3に破線で示すように、必要に応じて、さらに、SV制御処理部22aに接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ側入力部(SV入力部)24、SV入力部24で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する監視に関する監視情報等を出力するサーバ側出力部(SV出力部)25、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバ側インターフェース部(SVIF部)26等を備えても良い。
このような管理サーバ装置SVaは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
この管理サーバ装置SVaは、中央処理装置の一例に相当する。
固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SUa、SVa、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVaや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVaからの通知によってセンサ装置SUaで得られた監視情報を表示したり等することによって、被監視者監視支援システムMSaのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SVa、SP、SUaと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVaやセンサ装置SUaに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVaからの通知によってセンサ装置SUaで得られた前記監視情報を表示したり、センサ装置SUaとの間で音声通話によってナースコールの応答や声かけしたり等するための機器である。このような携帯端末装置TAは、例えば、通信機能付きのタブレット型コンピュータや、いわゆるスマートフォンによって構成可能である。
次に、本実施形態における被監視者監視支援システムMSaの動作について説明する。図4は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の無い場合でのイベントの通知に関する動作を示すシーケンス図である。図5は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第1実施形態の動作を示すシーケンス図である。
このような被監視者監視支援システムMSaでは、各装置SUa、SVa、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。センサ装置SUaでは、その制御処理プログラムの実行によって、SU制御処理部14aには、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびSUストリーミング処理部144が機能的に構成される。管理サーバ装置SVaでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部22aには、SV制御部221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225および時計部226が機能的に構成される。
まず、災いの通知の無い場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信していない場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図4において、センサ装置SUaは、イベントを検知すると(C1)、この検知したイベントを通知するために、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVaへ送信する(C2)。より具体的には、センサ装置SUaは、その稼働を始めると、各フレームごとに、あるいは、数フレームおきに、次のように動作することで、前記所定のイベントを検知し、前記所定のイベントを検知した場合に第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVaへ送信する。センサ装置SUaは、撮像部11から1フレーム分の画像(画像データ)を対象画像として取得し、この取得した対象画像に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知し、前記所定の行動を検知すると、その検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するために、前記イベント情報として検知した前記所定の行動を収容した、行動検知の第1イベント通知通信信号を、SU通信IF部15で管理サーバ装置SVaへ送信する。このように動作している間に、センサ装置SUaは、ナースコールを受け付けているか否かを判定し、ナースコールを受け付けると、そのナースコールの受付を所定の端末装置SP、TAへ通知するために、センサ装置SUaは、前記イベント情報として前記受け付けたナースコールを収容した、ナースコール検知の第1イベント通知通信信号を、SU通信IF部15で管理サーバ装置SVaへ送信する。
続いて、センサ装置SUaから第1イベント通知通信信号を受信すると(C3)、管理サーバ装置SVaは、監視処理部222aによって、この受信した第1イベント通知通信信号による監視情報を記録(記憶)し(C4)、前記受信した第1イベント通知通信信号に応じた第2イベント通知通信信号を所定の端末装置SP、TAへ送信する(C5)。より具体的には、監視処理部222aは、第1イベント通知通信信号をネットワークNWを介してセンサ装置SUaから受信すると、この受信した第1イベント通知通信信号に収容されたセンサIDおよびイベント情報等の各情報を、このセンサIDを持つセンサ装置SUaで監視されている被監視者Obの監視情報としてSV記憶部23に記憶(記録)する。そして、監視処理部222aは、前記受信した第1イベント通知通信信号に収容されたセンサIDに対応する端末IDを持つ端末装置SP、TA宛に第2イベント通知通信信号を生成し、この生成した第2イベント通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。
続いて、管理サーバ装置SVaから第2イベント通知通信信号を受信すると(C6)、この第2イベント通知通信信号を受信した端末装置SP、TAは、この第2イベント通知通信信号に収容されたセンサIDおよびイベント情報等の各情報を、このセンサIDを持つセンサ装置SUaで監視されている被監視者Obの監視情報として記憶し、前記監視情報を表示する(C7)。これによってセンサ装置SUaで検知されたイベントが管理サーバ装置SVaを介して所定の端末装置SP、TAに表示される。
前記監視情報を参照した看護師や介護士等の監視者NSは、例えば通話するために、通話要求を端末装置SP、TAに入力する。この入力を受け付けると、端末装置SP、TAは、表示中の監視情報にかかるセンサIDを持つセンサ装置SUに通話を要求するための通信信号(通話要求通信信号)を送信する。この通話の要求に応じて端末装置SP、TAとセンサ装置SUとは、VoIPで通話可能に接続され、監視者NSは、被監視者Obと通話する。
また例えば、動画をライブで参照するために、監視者NSは、動画要求を端末装置SP、TAに入力する。この入力を受け付けると、端末装置SP、TAは、表示中の監視情報にかかるセンサIDを持つセンサ装置SUに動画を要求するための通信信号(動画要求通信信号)を送信する。この動画の要求に応じて端末装置SP、TAとセンサ装置SUとは、ストリーミングで動画を再生可能に接続され、監視者NSは、端末装置SP、TAに表示された動画を参照する。
次に、災いの通知の有る場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信した場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図5において、緊急地震速報メールがインターネットINに配信され(C11)、管理サーバ装置SVaがこの緊急地震速報メールを受信し、災い情報通知判定部223aは、緊急地震速報メールの受信を判定すると、緊急地震速報メールの受信をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する(C12)。
続いて、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、館内放送処理部225は、前記館内放送指示通信信号を館内放送設備BCへ送信し、館内放送指示通信信号を受信すると、館内放送設備BCは、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する(C13)。
一方、上述の処理C1および処理C2それぞれと同様に、センサ装置SUaは、イベントを検知すると(C14)、この検知したイベントを通知するために、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVaへ送信する(C15)。
続いて、センサ装置SUaから第1イベント通知通信信号を受信すると(C16)、管理サーバ装置SVaは、監視処理部222aによって、この受信した第1イベント通知通信信号による監視情報を記録(記憶)する(C17)。
ここで、監視処理部222aは、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されているので、上述のような第2イベント通知通信信号を生成せず、したがって、上述の第2イベント通知通信信号を送信しない。
本実施形態における被監視者監視支援システムMSaは、イベントの通知に関し、上述のように動作する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視支援システムMSaおよびこれに実装された被監視者監視支援方法ならびにこれに用いられた管理サーバ装置SVaは、災い情報の通知有り(本実施形態では緊急地震速報メールの受信有り)を判定した場合に、端末装置SP、TAが受けるイベントの通知を停止するので、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSa、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVaは、センサ装置SUaからイベントの通知を受けた場合に、端末装置SP、TAへのイベントの通知を停止するので、端末装置SP、TAへのイベントの通知を処理する必要がないため、システムダウンを低減でき、また、通知の集中をより確実に低減できる。一方、センサ装置SUaからイベントの通知を受けるので、管理サーバ装置SVaは、イベントの検知を記録することが可能となる。
前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があった場合に、被監視者Obは、避難行動を取るため、起床や離床のイベントが生じ易い。上記被監視者監視支援システムMSa、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVaは、前記イベンが前記起床および前記離床を含むので、効果的に、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSa、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVaは、館内放送処理部225を備えるので、当該被監視者監視支援システムMSaの配設されたところの被監視者Obおよび監視者NS等に、災い情報、本実施形態では緊急地震速報の受信を報知できる。
上述の実施形態によれば、緊急地震速報の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムMSaが提供できる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図6は、前記被監視者監視支援システムにおける第2実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。図7は、前記被監視者監視支援システムにおける第2実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
第1実施形態における被監視者監視支援システムMSaは、管理サーバ装置SVaが災い情報通知判定部223aおよびイベント通知停止部224aを備え、管理サーバ装置SVaがセンサ装置SUaから受け付けたイベントの通知を端末装置SP、TAへの再通知することを停止したが、第2実施形態における被監視者監視支援システムMSbは、センサ装置SUbがイベントの通知を停止するものである。
このような第2実施形態における被監視者監視支援システムMSbは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SUb(SUb−1〜SUb−4)と、管理サーバ装置SVbと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、ゲートウェイ(Gate way)GWと、館内放送設備BCとを備え、これらは、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。これら第2実施形態の被監視者監視支援システムMSbにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWは、それぞれ、第1実施形態の被監視者監視支援システムMSaにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWと同様であるので、その説明を省略する。
センサ装置SUbは、ネットワークNWを介して他の装置SVb、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVbの指示に従って管理サーバ装置SVbへ通知する装置である。本実施形態では、管理サーバ装置SVbから通知の停止が指示されると、センサ装置SUbは、イベントを検知してもイベントを通知しない。管理サーバ装置SVbから通知の停止が指示されてない場合に、センサ装置SUbは、イベントを検知してイベントを通知する。このようなセンサ装置SUbは、例えば、図6に示すように、撮像部11と、音入出力部12と、ナースコール受付操作部13と、SU制御処理部14bと、SU通信IF部15と、SU記憶部16とを備える。これら第2実施形態のセンサ装置SUbにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16は、それぞれ、SU記憶部16が前記各種の所定のプログラムの1つとして管理サーバ装置SVbから後述の停止指示情報の通知を受けた場合に、イベントを検知した際にこの検知したイベントの管理サーバ装置SVbへの通知を停止するSUイベント通知停止プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態のセンサ装置SUaにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16と同様であるので、その説明を省略する。
SU制御処理部14bは、センサ装置SUbの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVbの指示に従って管理サーバ装置SVbへ通知するための回路である。SU制御処理部14bは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14bは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、ストリーミング処理部144およびセンサ側イベント通知停止部(SUイベント通知停止部)145を機能的に備える。これら第2実施形態のSU制御処理部14bにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144は、それぞれ、行動検知部142がSUイベント通知停止部145の指示に従って第1イベント通知通信信号の生成や送信を実行する点を除き、第1実施形態のSU制御処理部14aにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144と同様であるので、その説明を省略する。
SUイベント通知停止部145は、管理サーバ装置SVbから後述の停止指示情報の通知を受けた場合に、イベントを検知した際にこの検知したイベントの管理サーバ装置SVbへの通知を停止するものである。より具体的には、SUイベント通知停止部145は、管理サーバ装置SVbから停止指示情報の通知を受けた場合に、行動検知処理部142に対し、第1イベント通知通信信号の生成またはその送信の停止を指示する。本実施形態では、SUイベント通知停止部145は、管理サーバ装置SVbから停止指示情報の通知を受けた場合に、行動検知処理部142に対し、第1イベント通知通信信号の生成の停止を指示することで第1イベント通知通信信号の送信の停止を指示する。
このため、第1イベント通知通信信号の生成およびその送信に関し、行動検知処理部142は、SUイベント通知停止部145から生成の停止を指示されると、第1イベント通知通信信号を生成せず、したがって、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVbへ送信しない。一方、行動検知処理部142は、SUイベント通知停止部145から生成の停止を指示されていない場合には、第1実施形態と同様に、第1イベント通知通信信号を生成し、この第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVbへ送信する。
管理サーバ装置SVbは、ネットワークNWを介して他の装置SUb、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUbから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSb全体を管理する装置である。そして、本実施形態では、災い情報の一例として緊急地震速報メールを受信した場合に、管理サーバ装置SVbは、センサ装置SUbに、管理サーバ装置SVbへのイベントの通知を停止させる。このような管理サーバ装置SVbは、例えば、図7に示すように、SV通信IF部21と、SV制御処理部22bと、SV記憶部23とを備える。これら第2実施形態の管理サーバ装置SVbにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23は、それぞれ、SV記憶部23が前記各種の所定のプログラムの1つとして災い情報通知判定部223aで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUbに、管理サーバ装置SVbへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するSVイベント通知停止プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態の管理サーバ装置SVaにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23と同様であるので、その説明を省略する。
SV制御処理部22bは、管理サーバ装置SVbの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUbから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSb全体を管理するための回路である。そして、本実施形態では、SV制御処理部22bは、災い情報通知判定部223aで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUbに、管理サーバ装置SVbへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する。SV制御処理部22bは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22bは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223a、サーバ側イベント通知停止部(SVイベント通知停止部)224b、館内放送処理部225および時計部226を機能的に備える。これら第2実施形態のSV制御処理部22bにおけるSV制御部221、災い情報通知判定部223a、館内放送処理部225および時計部226は、それぞれ、第1実施形態のSV制御処理部22aにおけるSV制御部221、災い情報通知判定部223a、館内放送処理部225および時計部226と同様であるので、その説明を省略する。
監視処理部222bは、センサ装置SUbから前記所定のイベントの通知を受信すると被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知するものである。より具体的には、監視処理部222bは、センサ装置SUbから前記第1イベント通知通信信号を受信すると、この受信した第1イベント通知通信信号に収容された、被監視者Obに対する監視に関する監視情報をSV監視情報記憶部231に記憶(記録)する。監視処理部222bは、前記受信した第1イベント通知通信信号を送信したセンサ装置SUaに対応する通知先(再通知先、転送先、送信先)を、装置間情報記憶部232に記憶された前記通知先対応関係から選定(検索)し、これら選定結果に基づいて第2イベント通知通信信号を生成し、この生成した第2イベント通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。
SVイベント通知停止部224bは、災い情報通知判定部223aで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUbに、管理サーバ装置SVbへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するものである。より具体的には、本実施形態では、SVイベント通知停止部224bは、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、被監視者監視支援システムMSbにおける複数のセンサ装置SUb−1〜SUb−4それぞれ宛に、前記停止指示情報を収容する通信信号(停止指示通知通信信号)を生成し、この生成した停止指示通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。
なお、SVイベント通知停止部224bは、前記中央管理装置に備えられ、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記センサ装置に、前記中央管理装置へのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する第1イベント通知停止部の一例に相当し、SUイベント通知停止部145は、前記センサ装置に備えられ、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合に、前記イベントを検知した際に前記検知したイベントの前記中央管理装置への通知を停止する第2イベント通知停止部の一例に相当する。
次に、本実施形態における被監視者監視支援システムMSbの動作について説明する。図8は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第2実施形態の動作を示すシーケンス図である。
このような被監視者監視支援システムMSbでは、各装置SUb、SVb、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。センサ装置SUbでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SU制御処理部14bには、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、SUストリーミング処理部144およびSUイベント通知停止部145が機能的に構成される。管理サーバ装置SVbでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SV制御処理部22bには、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223a、SUイベント通知停止部224b、館内放送処理部225および時計部226が機能的に構成される。
災いの通知の無い場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信していない場合)でのイベントの通知に関する動作は、図4を用いて説明した第1実施形態の動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に、災いの通知の有る場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信した場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図8において、上述の処理C11および処理C12それぞれと同様に、緊急地震速報メールがインターネットINに配信され(C21)、管理サーバ装置SVbがこの緊急地震速報メールを受信し、災い情報通知判定部223aは、緊急地震速報メールの受信を判定すると、緊急地震速報メールの受信をSUイベント通知停止部224bおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する(C22)。
続いて、上述の処理C13と同様に、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、館内放送処理部225は、前記館内放送指示通信信号を館内放送設備BCへ送信し、館内放送指示通信信号を受信すると、館内放送設備BCは、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する(C23)。
続いて、本実施形態では、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、SVイベント通知停止部224bは、被監視者監視支援システムMSbにおける複数のセンサ装置SUb−1〜SUb−4それぞれ宛に、前記停止指示情報を収容する停止指示通知通信信号を生成し、この生成した停止指示通知通信信号をSV通信IF部21で送信し(C24)、管理サーバ装置SVbから停止指示通知通信信号の受信によって前記停止指示情報の通知を受け付けると、センサ装置SUbは、SUイベント通知停止部145によって、行動検知処理部142に対し、第1イベント通知通信信号の生成の停止を指示する(C25)。
一方、上述の処理C1と同様に、センサ装置SUbは、イベントを検知すると(C26)、行動検知処理部142は、SUイベント通知停止部145から生成の停止を指示されているので、第1イベント通知通信信号を生成せず、したがって、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVbへ送信しない。この結果、第2イベント通知通信信号も管理サーバ装置SVbによって生成されず、したがって、第2イベント通知通信信号は、端末装置SP、TAに受信されない。
本実施形態における被監視者監視支援システムMSbは、イベントの通知に関し、上述のように動作する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視支援システムMSbおよびこれに実装された被監視者監視支援方法ならびにこれに用いられた管理サーバ装置SVbは、災い情報の通知有り(本実施形態では緊急地震速報メールの受信有り)を判定した場合に、端末装置SP、TAが受けるイベントの通知を停止するので、前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSb、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVbは、イベントを検知して前記イベントを通知するセンサ装置SUbで前記検知したイベントの管理サーバ装置SVbへの通知を停止するので、システムダウンや通知の集中をより確実に低減でき、システムの通信トラフィックの増加も回避できる。
上記被監視者監視支援システムMSb、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVbは、前記イベンが前記起床および前記離床を含むので、効果的に、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSb、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVbは、館内放送処理部225を備えるので、当該被監視者監視支援システムMSbの配設されたところの被監視者Obおよび監視者NS等に、災い情報、本実施形態では緊急地震速報の受信を報知できる。
上述の実施形態によれば、緊急地震速報の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムMSbが提供できる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第3実施形態)
図9は、前記被監視者監視支援システムにおける第3実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。図10は、前記被監視者監視支援システムにおける第3実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
第3実施形態における被監視者監視支援システムMScは、第1実施形態における被監視者監視支援システムMSaにおいて、被監視者Obの居室RMに被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するものである。
このような第3実施形態における被監視者監視支援システムMScは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SUc(SUc−1〜SUc−4)と、管理サーバ装置SVcと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、ゲートウェイGWと、館内放送設備BCとを備え、これらは、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。これら第3実施形態の被監視者監視支援システムMScにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWは、それぞれ、第1実施形態の被監視者監視支援システムMSaにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWと同様であるので、その説明を省略する。
センサ装置SUcは、ネットワークNWを介して他の装置SVc、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVbへ通知する装置である。本実施形態では、センサ装置SUcは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知する。そして、センサ装置SUcは、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報の通知を管理サーバ装置SVcから受けた場合であって、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVcへ通知する。このようなセンサ装置SUcは、例えば、図9に示すように、撮像部11と、音入出力部12と、ナースコール受付操作部13と、SU制御処理部14cと、SU通信IF部15と、SU記憶部16とを備える。これら第3実施形態のセンサ装置SUcにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16は、それぞれ、SU記憶部16が前記各種の所定のプログラムの1つとして、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記災い情報通知情報の通知を管理サーバ装置SVcから受けた場合であって前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVcへ通知するSU滞在通知プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態のセンサ装置SUaにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16と同様であるので、その説明を省略する。
SU制御処理部14cは、センサ装置SUcの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVbへ通知するための回路である。そして、本実施形態では、SU制御処理部14cは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記災い情報通知情報の通知を管理サーバ装置SVcから受けた場合であって前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVcへ通知する。SU制御処理部14cは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14cは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、ストリーミング処理部144およびセンサ側滞在通知部(SU滞在通知部)146cを機能的に備える。これら第3実施形態のSU制御処理部14cにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144は、それぞれ、第1実施形態のSU制御処理部14aにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144と同様であるので、その説明を省略する。
SU滞在通知部146cは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記災い情報通知情報の通知を管理サーバ装置SVcから受けた場合であって前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVcへ通知するものである。より具体的には、SU滞在通知部146cは、まず、前記災い情報通知情報の通知を管理サーバ装置SVcから受けた場合に、前記所定の時間の経過を計るタイマーをセットする。前記所定の時間は、身体の不自由等により元々自力で移動できない被監視者Obや、避難中に転倒してしまった結果、自力で移動できなくなった被監視者Ob等を発見するために設定されるので、例えば、自力で移動できる被監視者Obが避難行動を完了できる時間等を考慮して適宜に設定される。次に、前記タイマーがタイムアップすると(すなわち、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に)、SU滞在通知部146cは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知する。例えば、SU滞在通知部146cは、撮像部11から対象画像を取得し、対象画像から例えば背景差分法やフレーム差分法によって被監視者Obの人物の領域として動体領域を抽出する。この結果、動体領域が抽出された場合には、SU滞在通知部146cは、被監視者Obの滞在有りを検知し、一方、動体領域が抽出されない場合には、SU滞在通知部146cは、被監視者Obの滞在無しを検知する。次に、滞在有りを検知した場合に、SU滞在通知部146cは、自機のセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する通信信号(第1滞在通知通信信号)を管理サーバ装置SVc宛に生成し、この生成した第1滞在通知通信信号をSU通信IF部15で送信する。
なお、撮像部11およびSU滞在通知部146cは、前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置の一例に相当し、SU滞在通知部146cは、さらに、前記中央管理装置から前記災い情報通知情報の通知を受けた場合であって、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部の一例にも相当する。このように本実施形態では、滞在検知装置は、センサ装置SUcに組み込まれたが、センサ装置SUcとは別体で構成されても良い。例えば、滞在検知装置は、ドップラセンサや焦電センサ等を用いた人感センサであって良く、また例えば、睡眠、覚醒、起床および離床を検知する眠りSCAN(パラマウントベッド株式会社製)であっても良い。前記眠りSCANでは、睡眠、覚醒および起床の検知結果は、滞在有りの検知結果とされ、離床の検知結果は、滞在無しの検知結果とされる。このような人感センサや眠りSCANは、被監視者Obに対応して設けられ、検知結果を前記被監視者Obに対応して設けられたセンサ装置SUcへ通知する。後述の第4実施形態も同様である。
管理サーバ装置SVcは、ネットワークNWを介して他の装置SUc、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUcから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSc全体を管理する装置である。そして、本実施形態では、前記所定のイベントの端末装置SP、TAへの通知は、前記災い情報の一例としての前記緊急地震速報メールを受信していない場合に実行され、前記緊急地震速報メールを受信している場合には停止される。さらに、本実施形態では、前記緊急地震速報メールを受信すると、管理サーバ装置SVcは、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報をセンサ装置SUcへ通知し、センサ装置SUcから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知する。このような管理サーバ装置SVcは、例えば、図10に示すように、SV通信IF部21と、SV制御処理部22cと、SV記憶部23とを備える。これら第3実施形態の管理サーバ装置SVcにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23は、それぞれ、SV記憶部23が、前記各種の所定のプログラムの1つとして、災い情報通知判定部223aで前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報をセンサ装置SUcへ通知する災い情報通知プログラム、および、センサ装置SUcから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するSV滞在通知プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態の管理サーバ装置SVaにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23と同様であるので、その説明を省略する。
SV制御処理部22cは、管理サーバ装置SVcの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUcから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知(再通知、再報知、送信)し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSc全体を管理するための回路である。そして、本実施形態では、SV制御処理部22cは、前記所定のイベントの端末装置SP、TAへの通知を、前記緊急地震速報メールを受信していない場合に実行する一方、前記緊急地震速報メールを受信している場合に停止する。さらに、本実施形態では、SV制御処理部22cは、前記緊急地震速報メールを受信すると、管理サーバ装置SVcは、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報をセンサ装置SUcへ通知し、センサ装置SUcから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知する。SV制御処理部22cは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22cは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SV制御部221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225、時計部226、災い情報通知部227およびサーバ側滞在通知部(SV滞在通知部)228を機能的に備える。これら第3実施形態のSV制御処理部22cにおけるSV制御部221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225および時計部226は、それぞれ、第1実施形態のSV制御処理部22aにおけるSV制御部221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225および時計部226と同様であるので、その説明を省略する。
災い情報通知部227は、災い情報通知判定部223aで前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報をセンサ装置SUcへ通知するものである。より具体的には、本実施形態では、災い情報通知部227は、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、被監視者監視支援システムMScにおける複数のセンサ装置SUc−1〜SUc−4それぞれ宛に、前記災い情報通知情報を収容する通信信号(災い情報通知通信信号)を生成し、この生成した災い情報通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。
SV滞在通知部228は、センサ装置SUcから、滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するものである。より具体的には、本実施形態では、SV滞在通知部228は、センサ装置SUcから、第1滞在通知通信信号を受信すると、この受信した第1滞在通知通信信号の送信元のセンサ装置SUcに対応する送信先の端末装置SP、TA宛に、第1滞在通知通信信号に収容されたセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する通信信号(第2滞在通知通信信号)を生成し、この生成した第2滞在通知通信信号をSV通信IF部21で送信する。
なお、SV滞在通知部228は、前記センサ装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記端末装置へ通知する第2滞在通知部の一例に相当する。
次に、本実施形態における被監視者監視支援システムMScの動作について説明する。図11は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第3実施形態の動作を示すシーケンス図である。
このような被監視者監視支援システムMScでは、各装置SUc、SVc、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。センサ装置SUcでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SU制御処理部14cには、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、SUストリーミング処理部144およびSU滞在通知部146cが機能的に構成される。管理サーバ装置SVcでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SV制御処理部22cには、SV制御部221、監視処理部222a、災い情報通知判定部223a、イベント通知停止部224a、館内放送処理部225、時計部226、災い情報通知部227およびSV滞在通知部228が機能的に構成される。
災いの通知の無い場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信していない場合)でのイベントの通知に関する動作は、図4を用いて説明した第1実施形態の動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に、災いの通知の有る場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信した場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図11において、上述の処理C11および処理C12それぞれと同様に、緊急地震速報メールがインターネットINに配信され(C31)、管理サーバ装置SVcがこの緊急地震速報メールを受信し、災い情報通知判定部223aは、緊急地震速報メールの受信を判定すると、緊急地震速報メールの受信をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する(C32)。
続いて、上述の処理C13と同様に、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、館内放送処理部225は、前記館内放送指示通信信号を館内放送設備BCへ送信し、館内放送指示通信信号を受信すると、館内放送設備BCは、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する(C33)。
続いて、本実施形態では、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、災い情報通知部227は、被監視者監視支援システムMScにおける複数のセンサ装置SUc−1〜SUc−4それぞれ宛に、前記災い情報通知情報を収容する災い情報通知通信信号を生成し、この生成した災い情報通知通信信号をSV通信IF部21で送信し(C34)、管理サーバ装置SVcから災い情報通知通信信号の受信によって前記災い情報通知情報の通知を受け付けると、センサ装置SUcは、SU滞在通知部146cによって、前記所定の時間の経過を計るタイマーをセットする(C35)。
一方、上述の処理C1および処理C2それぞれと同様に、センサ装置SUcは、イベントを検知すると(C36)、この検知したイベントを通知するために、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVcへ送信する(C37)。
続いて、上述の処理C16および処理C17それぞれと同様に、センサ装置SUcから第1イベント通知通信信号を受信すると(C38)、管理サーバ装置SVcは、監視処理部222aによって、この受信した第1イベント通知通信信号による監視情報を記録(記憶)する(C39)。
ここで、監視処理部222aは、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されているので、上述のような第2イベント通知通信信号を生成せず、したがって、上述の第2イベント通知通信信号を送信しない。
センサ装置SUcでは、前記タイマーがタイムアップすると(すなわち、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に)、SU滞在通知部146cは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、滞在有りを検知した場合に、SU滞在通知部146cは、自機のセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する第1滞在通知通信信号を管理サーバ装置SVc宛に生成し、この生成した第1滞在通知通信信号をSU通信IF部15で送信する(C40)。なお、滞在有りを検知しない場合(滞在無しを検知した場合)には、SU滞在通知部146cは、第1滞在通知通信信号を生成せずに、処理を終了する。
続いて、センサ装置SUcから第1滞在通知通信信号を受信すると(C41)、管理サーバ装置SVcは、SV滞在通知部228によって、この受信した第1滞在通知通信信号の送信元のセンサ装置SUcに対応する送信先の端末装置SP、TA宛に、第1滞在通知通信信号に収容されたセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する第2滞在通知通信信号を生成し、この生成した第2滞在通知通信信号をSV通信IF部21で送信する(C42)。
続いて、管理サーバ装置SVcから第2滞在通知通信信号を受信すると(C43)、端末装置SP、TAは、第2滞在通知通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUcで滞在有りを検知したことを表示する(C44)。
本実施形態における被監視者監視支援システムMScは、イベントの通知に関し、上述のように動作する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視支援システムMScおよびこれに実装された被監視者監視支援方法ならびにこれに用いられた管理サーバ装置SVcは、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
前記災いの発生の通知や前記発生の予告の通知があった場合に、自力で移動できる被監視者Obは、避難できるが、身体の不自由等により元々自力で移動できない被監視者Obや、避難中に転倒してしまった結果、自力で移動できなくなった被監視者Obは、取り残される虞がある。上記被監視者監視支援システムMSc、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVcは、災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在有りを検知すると、前記滞在有りの検知結果を、センサ装置SUcから管理サーバ装置SVcを介して所定の端末装置SP、TAへ通知するので、前記端末装置SP、TAを扱う監視者NSは、このような自力で移動できない被監視者Obの避難に対処することが可能となる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第4実施形態)
図12は、前記被監視者監視支援システムにおける第4実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。図13は、前記被監視者監視支援システムにおける第4実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
第4実施形態における被監視者監視支援システムMSdは、第2実施形態における被監視者監視支援システムMSbにおいて、被監視者Obの居室RMに被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するものである。
このような第4実施形態における被監視者監視支援システムMSdは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SUd(SUd−1〜SUd−4)と、管理サーバ装置SVdと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、ゲートウェイGWと、館内放送設備BCとを備え、これらは、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。これら第4実施形態の被監視者監視支援システムMSdにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWは、それぞれ、第1実施形態の被監視者監視支援システムMSaにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWと同様であるので、その説明を省略する。
センサ装置SUdは、ネットワークNWを介して他の装置SVd、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVdの指示に従って管理サーバ装置SVdへ通知する装置である。本実施形態では、第2実施形態と同様に、管理サーバ装置SVdから通知の停止が指示されると、センサ装置SUdは、イベントを検知してもイベントを通知しない。管理サーバ装置SVdから通知の停止が指示されてない場合に、センサ装置SUdは、イベントを検知してイベントを通知する。そして、本実施形態では、センサ装置SUdは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知する。センサ装置SUdは、管理サーバ装置SVcから前記停止指示情報の通知を受けた場合であって、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVdへ通知する。このようなセンサ装置SUdは、例えば、図12に示すように、撮像部11と、音入出力部12と、ナースコール受付操作部13と、SU制御処理部14dと、SU通信IF部15と、SU記憶部16とを備える。これら第4実施形態のセンサ装置SUdにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16は、それぞれ、SU記憶部16が、前記各種の所定のプログラムの1つとして、管理サーバ装置SVdから停止指示情報の通知を受けた場合に、イベントを検知した際にこの検知したイベントの管理サーバ装置SVdへの通知を停止するSUイベント通知停止プログラム、および、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記停止指示情報の通知を管理サーバ装置SVdから受けた場合であって前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVdへ通知するSU滞在通知プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態のセンサ装置SUaにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16と同様であるので、その説明を省略する。
SU制御処理部14dは、センサ装置SUdの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVdの指示に従って管理サーバ装置SVdへ通知するための回路である。SU制御処理部14dは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14dは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、ストリーミング処理部144、SUイベント通知停止部145およびセンサ側滞在通知部(SU滞在通知部)146dを機能的に備える。これら第4実施形態のSU制御処理部14cにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144は、それぞれ、行動検知部142がSUイベント通知停止部145の指示に従って第1イベント通知通信信号の生成や送信を実行する点を除き、第1実施形態のSU制御処理部14aにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144と同様であるので、その説明を省略する。第4実施形態のSU制御処理部14dにおけるSUイベント通知停止部145は、第2実施形態のSU制御処理部14bにおけるSUイベント通知停止部145と同様であるので、その説明を省略する。
SU滞在通知部146dは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、前記停止指示情報の通知を管理サーバ装置SVdから受けた場合であって前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に滞在有りを検知した場合に、前記滞在有りの検知結果を前記管理サーバ装置SVdへ通知するものである。より具体的には、SU滞在通知部146dは、まず、前記停止指示情報の通知を管理サーバ装置SVdから受けた場合に、前記所定の時間の経過を計るタイマーをセットする。前記所定の時間は、第3実施形態と同様に、例えば、自力で移動できる被監視者Obが避難行動を完了できる時間等を考慮して適宜に設定される。次に、前記タイマーがタイムアップすると(すなわち、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に)、SU滞在通知部146dは、第3実施形態と同様に、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知する。次に、滞在有りを検知した場合に、SU滞在通知部146dは、第3実施形態と同様に、自機のセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する第1滞在通知通信信号を管理サーバ装置SVd宛に生成し、この生成した第1滞在通知通信信号をSU通信IF部15で送信する。
なお、SU滞在通知部146dは、前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置の一例に相当し、SU滞在通知部146dは、さらに、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合であって、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部の一例にも相当する。
管理サーバ装置SVdは、ネットワークNWを介して他の装置SUd、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUdから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSd全体を管理する装置である。そして、本実施形態では、災い情報の一例として緊急地震速報メールを受信した場合に、管理サーバ装置SVdは、センサ装置SUdに、管理サーバ装置SVdへのイベントの通知を停止させる。さらに、本実施形態では、管理サーバ装置SVdは、センサ装置SUdから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知する。このような管理サーバ装置SVdは、例えば、図13に示すように、SV通信IF部21と、SV制御処理部22dと、SV記憶部23とを備える。これら第4実施形態の管理サーバ装置SVdにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23は、それぞれ、SV記憶部23が、前記各種の所定のプログラムの1つとして、災い情報通知判定部223aで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUdに、管理サーバ装置SVdへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するSVイベント通知停止プログラム、および、センサ装置SUdから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知するSV滞在通知プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態の管理サーバ装置SVaにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23と同様であるので、その説明を省略する。
SV制御処理部22dは、管理サーバ装置SVdの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUdから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSd全体を管理するための回路である。そして、本実施形態では、SV制御処理部22dは、災い情報通知判定部223aで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUdに、管理サーバ装置SVdへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する。さらに、本実施形態では、SV制御処理部22dは、センサ装置SUdから、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を所定の端末装置SP、TAへ通知する。SV制御処理部22dは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22dは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223a、SVイベント通知停止部224b、館内放送処理部225、時計部226およびSV滞在通知部228を機能的に備える。これら第4実施形態のSV制御処理部22dにおけるSV制御部221、災い情報通知判定部223a、館内放送処理部225および時計部226は、それぞれ、第1実施形態のSV制御処理部22aにおけるSV制御部221、災い情報通知判定部223a、館内放送処理部225および時計部226と同様であるので、その説明を省略する。第4実施形態のSV制御処理部22dにおける監視処理部222bおよびSVイベント通知停止部224bは、それぞれ、第2実施形態のSV制御処理部22bにおける監視処理部222bおよびSVイベント通知停止部224bと同様であるので、その説明を省略する。第4実施形態のSV制御処理部22dにおけるSV滞在通知部228は、第3実施形態のSV制御処理部22cにおけるSV滞在通知部228と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態における被監視者監視支援システムMSdの動作について説明する。図14は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第4実施形態の動作を示すシーケンス図である。
このような被監視者監視支援システムMSdでは、各装置SUd、SVd、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。センサ装置SUdでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SU制御処理部14dには、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、SUストリーミング処理部144、SUイベント通知停止部145およびSU滞在通知部146dが機能的に構成される。管理サーバ装置SVdでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SV制御処理部22dには、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223a、SVイベント通知停止部224b、館内放送処理部225、時計部226およびSV滞在通知部228が機能的に構成される。
災いの通知の無い場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信していない場合)でのイベントの通知に関する動作は、図4を用いて説明した第1実施形態の動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に、災いの通知の有る場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信した場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図14において、上述の処理C11および処理C12それぞれと同様に、緊急地震速報メールがインターネットINに配信され(C51)、管理サーバ装置SVdがこの緊急地震速報メールを受信し、災い情報通知判定部223aは、緊急地震速報メールの受信を判定すると、緊急地震速報メールの受信をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する(C52)。
続いて、上述の処理C13と同様に、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、館内放送処理部225は、前記館内放送指示通信信号を館内放送設備BCへ送信し、館内放送指示通信信号を受信すると、館内放送設備BCは、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する(C53)。
続いて、上述の処理C24と同様に、災い情報通知判定部223aから緊急地震速報メールの受信有りが通知されると、SVイベント通知停止部224bは、被監視者監視支援システムMSdにおける複数のセンサ装置SUd−1〜SUd−4それぞれ宛に、前記停止指示情報を収容する停止指示通知通信信号を生成し、この生成した停止指示通知通信信号をSV通信IF部21で送信し(C54)、管理サーバ装置SVdから停止指示通知通信信号の受信によって前記停止指示情報の通知を受け付けると、センサ装置SUdは、SUイベント通知停止部145によって、行動検知処理部142に対し、第1イベント通知通信信号の生成の停止を指示し、SU滞在通知部146dによって、前記所定の時間の経過を計るタイマーをセットする(C55)。
一方、上述の処理C1と同様に、センサ装置SUdは、イベントを検知すると(C56)、行動検知処理部142は、SUイベント通知停止部145から生成の停止を指示されているので、第1イベント通知通信信号を生成せず、したがって、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVdへ送信しない。この結果、第2イベント通知通信信号も管理サーバ装置SVdによって生成されず、したがって、第2イベント通知通信信号は、端末装置SP、TAに受信されない。
センサ装置SUdでは、前記タイマーがタイムアップすると(すなわち、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に)、上述の処理C40と同様に、SU滞在通知部146dは、被監視者Obの部屋RMに前記被監視者Obが滞在しているか否かを検知し、滞在有りを検知した場合に、SU滞在通知部146dは、自機のセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する第1滞在通知通信信号を管理サーバ装置SVd宛に生成し、この生成した第1滞在通知通信信号をSU通信IF部15で送信する(C57)。なお、滞在有りを検知しない場合(滞在無しを検知した場合)には、SU滞在通知部146dは、第1滞在通知通信信号を生成せずに、処理を終了する。
続いて、上述の処理C41および処理C42と同様に、センサ装置SUdから第1滞在通知通信信号を受信すると(C58)、管理サーバ装置SVdは、SV滞在通知部228によって、この受信した第1滞在通知通信信号の送信元のセンサ装置SUdに対応する送信先の端末装置SP、TA宛に、第1滞在通知通信信号に収容されたセンサID、および、前記滞在有りの検知結果を収容する第2滞在通知通信信号を生成し、この生成した第2滞在通知通信信号をSV通信IF部21で送信する(C59)。
続いて、上述の処理C43および処理C44と同様に、管理サーバ装置SVdから第2滞在通知通信信号を受信すると(C60)、端末装置SP、TAは、第2滞在通知通信信号に収容されたセンサIDを持つセンサ装置SUdで滞在有りを検知したことを表示する(C61)。
本実施形態における被監視者監視支援システムMSdは、イベントの通知に関し、上述のように動作する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視支援システムMSdおよびこれに実装された被監視者監視支援方法ならびにこれに用いられた管理サーバ装置SVdは、第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
上記被監視者監視支援システムMSd、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVdは、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在有りを検知すると、前記滞在有りの検知結果を、センサ装置SUdから管理サーバ装置SVdを介して所定の端末装置SP、TAへ通知するので、前記端末装置SP、TAを扱う監視者NSは、上述の自力で移動できない被監視者Obの避難に対処することが可能となる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第5実施形態)
図15は、前記被監視者監視支援システムにおける第5実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。図16は、前記被監視者監視支援システムにおける第5実施形態の管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。
第1ないし第4実施形態では、前記災い情報は、緊急地震速報メールによって通知される地震発生であったが、これに限定されるものではない。例えば、被監視者監視支援システムMSは、火災の発生を検知し、火災発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する火災発生検知部をさらに備え、前記災い情報は、前記火災発生検知部によって通知される火災発生の検知結果であっても良い。あるいは、例えば、被監視者監視支援システムMSは、地震の発生を検知し、地震発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する地震発生検知部をさらに備え、前記災い情報は、前記地震発生検知部によって通知される地震発生の検知結果であっても良い。これら上述の第1ないし第4実施形態における被監視者監視支援システムMSa〜MSdは、緊急地震速報メールの受信に代え、前記火災発生検知部による火災発生の受信や、前記地震発生検知部による地震発生の受信を利用できるが、ここでは、その一例として、第2実施形態の被監視者監視支援システムMSbにおいて、緊急地震速報メールの受信に代え、前記火災発生検知部による火災発生の受信を利用する実施形態について以下に説明する。なお、第1、第3および第4実施形態の被監視者監視支援システムMSa、MSb、MSdにおいて、緊急地震速報メールの受信に代え、前記火災発生検知部による火災発生の受信を利用する実施形態も以下と同様に説明できる。
このような第5実施形態における被監視者監視支援システムMSeは、例えば、図1に示すように、1または複数のセンサ装置SUe(SUe−1〜SUb−e)と、管理サーバ装置SVeと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)と、ゲートウェイ(Gate way)GWと、館内放送設備BCとを備え、これらは、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。これら第5実施形態の被監視者監視支援システムMSeにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWは、それぞれ、第1実施形態の被監視者監視支援システムMSaにおける固定端末装置SP、携帯端末装置TA、ゲートウェイGW、館内放送設備BCおよびネットワークNWと同様であるので、その説明を省略する。
そして、第5実施形態における被監視者監視支援システムMSeは、さらに、火災の発生を検知し、火災発生の検知結果を、管理サーバ装置SVeにおける後述の災い情報通知判定部223eへ通知する火災発生検知部FAをさらに備える。火災発生検知部FAは、例えば、前記1または複数のセンサ装置SUe(SUe−1〜SUe−4)に対応して設けられ、センサ装置SUeと通信可能に接続される火災報知器FA(FA−1〜FA−4)である。火災報知器FAは、有線でセンサ装置SUeと通信可能に接続されて良く、あるいは、前記ネットワークNWや前記近距離無線通信でセンサ装置SUeと通信可能に接続されて良い。火災報知器FAは、火災の発生を検知すると、火災発生の検知結果をセンサ装置SUeへ送信し、前記火災発生の検知結果をセンサ装置SUeを介して管理サーバ装置SVeの災い情報通知判定部223eへ通知する。より具体的には、火災報知器FAは、火災の発生を検知すると、火災発生の検知結果を収容する通信信号(第1火災検知通知通信信号)をセンサ装置SUeへ送信する。
なお、火災発生検知部FAは、当該被監視者監視支援システムMSeが配設された建物に配置され、ネットワークNWを介して管理サーバ装置SUeと通信可能に接続される1または複数の火災報知器FAであっても良い。この火災報知器FAは、火災の発生を検知すると、火災発生の検知結果をネットワークNWを介して管理サーバ装置SVeの災い情報通知判定部223eへ通知する。
センサ装置SUeは、ネットワークNWを介して他の装置SVe、SP、TAと通信する通信機能等を備え、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVeの指示に従って管理サーバ装置SVeへ通知する装置である。本実施形態では、管理サーバ装置SVeから通知の停止が指示されると、センサ装置SUeは、イベントを検知してもイベントを通知しない。管理サーバ装置SVeから通知の停止が指示されてない場合に、センサ装置SUeは、イベントを検知してイベントを通知する。そして、本実施形態では、当該センサ装置SUeに対応して設けられた火災報知器FAから火災発生の検知結果の通知を受け付けると、センサ装置SUeは、火災発生の検知結果を管理サーバ装置SVeへ通知する。このようなセンサ装置SUeは、例えば、図15に示すように、撮像部11と、音入出力部12と、ナースコール受付操作部13と、SU制御処理部14eと、SU通信IF部15と、SU記憶部16とを備える。これら第5実施形態のセンサ装置SUeにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16は、それぞれ、SU記憶部16が、前記各種の所定のプログラムの1つとして、管理サーバ装置SVeから停止指示情報の通知を受けた場合に、イベントを検知した際にこの検知したイベントの管理サーバ装置SVeへの通知を停止するSUイベント通知停止プログラム、および、火災報知器FAから火災発生の検知結果の通知を受けた場合に、火災発生の検知結果を管理サーバ装置SVeへ通知する火災検知通知プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態のセンサ装置SUaにおける撮像部11、音入出力部12、ナースコール受付操作部13、SU通信IF部15およびSU記憶部16と同様であるので、その説明を省略する。
SU制御処理部14eは、センサ装置SUeの各部11〜13、15、16を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、被監視者Obに関わる所定のイベント(事象)を、管理サーバ装置SVeの指示に従って管理サーバ装置SVeへ通知するための回路である。そして、本実施形態では、SU制御処理部14eは、火災報知器FAから火災発生の検知結果の通知を受けた場合に、火災発生の検知結果を管理サーバ装置SVeへ通知する。SU制御処理部14eは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部14eは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、ストリーミング処理部144、SUイベント通知停止部145および火災検知通知部147を機能的に備える。これら第5実施形態のSU制御処理部14eにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144は、それぞれ、行動検知部142がSUイベント通知停止部145の指示に従って第1イベント通知通信信号の生成や送信を実行する点を除き、第1実施形態のSU制御処理部14aにおけるSU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143およびストリーミング処理部144と同様であるので、その説明を省略する。第5実施形態のSU制御処理部14eにおけるSUイベント通知停止部145は、第2実施形態のSU制御処理部14bにおけるSUイベント通知停止部145と同様であるので、その説明を省略する。
火災検知通知部147は、火災報知器FAから火災発生の検知結果の通知を受けた場合に、火災発生の検知結果を管理サーバ装置SVeへ通知するものである。より具体的には、火災検知通知部147は、火災報知器FAから第1火災検知通知通信信号を受信した場合に、自機のセンサIDおよび火災発生の検知結果を収容する通信信号(第2火災検知通知通信信号)を管理サーバ装置SVe宛に生成し、この生成した第2火災検知通知通信信号をSU通信IF部15で送信する。
管理サーバ装置SVeは、ネットワークNWを介して他の装置SUe、TA、SPと通信する通信機能を備え、センサ装置SUeから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSe全体を管理する装置である。そして、本実施形態では、災い情報の一例として火災発生の検知結果をセンサ装置SUeを介して火災報知器FAから受け付けた場合に、管理サーバ装置SVeは、センサ装置SUeに、管理サーバ装置SVeへのイベントの通知を停止させる。このような管理サーバ装置SVeは、例えば、図16に示すように、SV通信IF部21と、SV制御処理部22eと、SV記憶部23とを備える。これら第5実施形態の管理サーバ装置SVeにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23は、それぞれ、SV記憶部23が、インターネットINから緊急地震速報メールを受信したか否かを判定し、緊急地震速報メールを受信した場合には、緊急地震速報メールの受信をイベント通知停止部224aおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する災い情報通知判定プログラムに代え、センサ装置SUeから第2火災検知通知通信信号を受信したか否かを判定し、第2火災検知通知通信信号を受信した場合には、災い情報の通知有り(火災発生の検知結果の受信)をSVイベント通知停止部224bおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する災い情報通知判定プログラムを記憶し、前記各種の所定のプログラムの1つとして、災い情報通知判定部223eで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUeに、管理サーバ装置SVeへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するSVイベント通知停止プログラムをさらに記憶する点を除き、第1実施形態の管理サーバ装置SVaにおけるSV通信IF部21およびSV記憶部23と同様であるので、その説明を省略する。
SV制御処理部22eは、管理サーバ装置SVeの各部21、23を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUeから前記所定のイベントの通知を受けると、被監視者Obに対する監視に関する監視情報を管理し、前記所定のイベントを所定の端末装置SP、TAへ通知し、クライアントの要求に応じたデータを前記クライアントに提供し、被監視者監視支援システムMSe全体を管理するための回路である。そして、本実施形態では、SV制御処理部22eは、災い情報通知判定部223eで災い情報(火災発生の検知結果)の通知を受けたか否かを判定し、災い情報通知判定部223eで災い情報の通知有りを判定した場合に、センサ装置SUeに、管理サーバ装置SVeへのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する。SV制御処理部22eは、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部22eは、前記各種の所定のプログラムが実行されることによって、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223e、SVイベント通知停止部224b、館内放送処理部225および時計部226を機能的に備える。これら第5実施形態のSV制御処理部22eにおけるSV制御部221、館内放送処理部225および時計部226は、それぞれ、第1実施形態のSV制御処理部22aにおけるSV制御部221、館内放送処理部225および時計部226と同様であるので、その説明を省略する。第5実施形態のSV制御処理部22eにおける監視処理部222bおよびSVイベント通知停止部224bは、それぞれ、第2実施形態のSV制御処理部22eにおける監視処理部222bおよびSVイベント通知停止部224bと同様であるので、その説明を省略する。
災い情報通知判定部223eは、災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定するものである。前記災い情報の通知を受けた場合には、災い情報通知判定部223eは、その旨(災い情報の通知有り)をSVイベント通知停止部224bおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する。本実施形態では、災い情報通知判定部223eは、センサ装置SUeから第2火災検知通知通信信号を受信したか否かを判定し、第2火災検知通知通信信号を受信した場合には、災い情報の通知有り(火災発生の検知結果の受信)をSVイベント通知停止部224bおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する。
次に、本実施形態における被監視者監視支援システムMSeの動作について説明する。図17は、前記被監視者監視支援システムにおいて、災いの通知の有る場合でのイベントの通知に関する第5実施形態の動作を示すシーケンス図である。
このような被監視者監視支援システムMSeでは、各装置SUe、SVe、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。センサ装置SUeでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SU制御処理部14eには、SU制御部141、行動検知処理部142、ナースコール処理部143、SUストリーミング処理部144、SUイベント通知停止部145および火災検知通知部147が機能的に構成される。管理サーバ装置SVeでは、その各種の所定のプログラムの実行によって、SV制御処理部22eには、SV制御部221、監視処理部222b、災い情報通知判定部223e、SUイベント通知停止部224b、館内放送処理部225および時計部226が機能的に構成される。
災いの通知の無い場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信していない場合)でのイベントの通知に関する動作は、図4を用いて説明した第1実施形態の動作と同様であるので、その説明を省略する。
次に、災いの通知の有る場合(本実施形態では緊急地震速報メールを受信した場合)でのイベントの通知に関する動作について説明する。
図17において、火災報知器FAは、火災発生を検知すると(C71)、火災発生の検知結果を収容する第1火災検知通知通信信号を、自機に対応するセンサ装置SUeへ送信する(C72)。
続いて、第1火災検知通知通信信号を火災報知器FAから受信すると(C73)、センサ装置SUeは、火災検知通知部147によって、自機のセンサIDおよび火災発生の検知結果を収容する第2火災検知通知通信信号を管理サーバ装置SVe宛に生成し、この生成した第2火災検知通知通信信号をSU通信IF部15で送信する(C74)。
続いて、管理サーバ装置SVeがこの第2火災検知通知通信信号を受信し、災い情報通知判定部223eは、第2火災検知通知通信信号の受信を判定すると、火災発生の検知結果の受信をSVイベント通知停止部224bおよび館内放送処理部225それぞれへ通知する(C75)。
続いて、災い情報通知判定部223eから火災発生の検知結果の受信有りが通知されると、館内放送処理部225は、火災発生の検知結果の受信有り表す放送内容および前記放送内容の放送を指示する命令(コマンド)等を収容する館内放送指示通信信号を館内放送設備BCへ送信し、前記館内放送指示通信信号を受信すると、館内放送設備BCは、この受信した館内放送指示通信信号に収容された前記放送内容を館内放送する(C76)。
続いて、本実施形態では、災い情報通知判定部223eから火災発生の検知結果の受信有りが通知されると、SVイベント通知停止部224bは、被監視者監視支援システムMSeにおける複数のセンサ装置SUe−1〜SUe−4それぞれ宛に、前記停止指示情報を収容する停止指示通知通信信号を生成し、この生成した停止指示通知通信信号をSV通信IF部21で送信し(C77)、管理サーバ装置SVeから停止指示通知通信信号の受信によって前記停止指示情報の通知を受け付けると、センサ装置SUeは、SUイベント通知停止部145によって、行動検知処理部142に対し、第1イベント通知通信信号の生成の停止を指示する(C78)。
一方、上述の処理C1と同様に、センサ装置SUeは、イベントを検知すると(C79)、行動検知処理部142は、SUイベント通知停止部145から生成の停止を指示されているので、第1イベント通知通信信号を生成せず、したがって、第1イベント通知通信信号を管理サーバ装置SVeへ送信しない。この結果、第2イベント通知通信信号も管理サーバ装置SVeによって生成されず、したがって、第2イベント通知通信信号は、端末装置SP、TAに受信されない。
本実施形態における被監視者監視支援システムMSeは、イベントの通知に関し、上述のように動作する。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視支援システムMSeおよびこれに実装された被監視者監視支援方法ならびにこれに用いられた管理サーバ装置SVeは、災い情報の通知有り(本実施形態では火災発生の検知結果の受信有り)を判定した場合に、端末装置SP、TAが受けるイベントの通知を停止するので、前記災いの発生の通知があっても、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSe、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVeは、イベントを検知して前記イベントを通知するセンサ装置SUeで前記検知したイベントの管理サーバ装置SVeへの通知を停止するので、システムダウンや通知の集中をより確実に低減でき、システムの通信トラフィックの増加も回避できる。
上記被監視者監視支援システムMSe、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVeは、前記イベンが前記起床および前記離床を含むので、効果的に、システムダウンや通知の集中を低減できる。
上記被監視者監視支援システムMSe、被監視者監視支援方法および管理サーバ装置SVeは、館内放送処理部225を備えるので、当該被監視者監視支援システムMSeの配設されたところの被監視者Obおよび監視者NS等に、災い情報、本実施形態では緊急地震速報の受信を報知できる。
上述の実施形態によれば、火災報知器FAで検知した火災発生の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムMSeが提供できる。
なお、上述において、火災報知器FAに代え、地震計や振動センサ等を備えて構成された、地震の発生を検知し、地震発生の検知結果を災い情報通知判定部223eへ通知する地震発生検知部を備えることで、前記地震発生検知部で検知した地震発生の際にシステムダウンや通知の集中を低減できる被監視者監視支援システムMSeが提供できる。なお、振動センサを備えて前記地震発生検知部が構成される場合には、前記地震発生検知部は、センサ装置SUeに組み込まれても良い。
また、これら第1ないし第5実施形態では、センサ装置SU(SUa〜SUe)が前記所定のイベントを検知する検知機能を備えたが、上述したように、管理サーバ装置SV(SVa〜SVe)が前記検知機能を備えても良い。例えば、センサ装置SUの撮像部11で生成された画像がセンサ装置SUから管理サーバ装置SVへ送信され、管理サーバ装置SVがこの受信した画像に基づいて前記所定の行動を検知し、センサ装置SUのナースコール受付操作部13で受け付けたナースコールがセンサ装置SUから管理サーバ装置SVへ送信され、管理サーバ装置SVがこの受信したナースコールで前記ナースコールを検知しても良い。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
MSa〜MSe 被監視者監視支援システム
SUa−1〜SUa−4、SUb−1〜SUb−4、SUc−1〜SUc−4、SUd−1〜SUd−4、SUe−1〜SUe−4、 センサ装置
SVa〜SVe 管理サーバ装置
SP 固定端末装置
TA−1、TA−2 携帯端末装置
FA−1〜FA−4 火災報知器
11 撮像部
12 音入出力部
13 ナースコール受付操作部
14a〜14e センサ側制御処理部(SU制御処理部)
15 センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)
16 センサ側記憶部(SU記憶部)
21 サーバ側通信インターフェース部(SV通信IF部)
22a〜22e サーバ側制御処理部(SV制御処理部)
23 サーバ側記憶部(SV記憶部)
141 センサ側制御部(SU制御部)
142 行動検知処理部
143 ナースコール処理部
144 ストリーミング処理部
145 センサ側イベント通知停止部(SUイベント通知停止部)
146c、146d センサ側滞在通知部(SU滞在通知部)
147 火災検知通知部(地震検知通知部)
221 サーバ側制御部(SV制御部)
222a、222b サーバ側監視処理部(SV監視処理部)
223a、223e 災い情報通知判定部
224a イベント通知停止部
224b サーバ側イベント通知停止部(SVイベント通知停止部)
225 館内放送処理部
226 時計部
227 災い情報通知部
228 サーバ側滞在通知部(SV滞在通知部)
231 監視情報記憶部
232 装置間情報記憶部
233 センサ情報記憶部
234 端末情報記憶部

Claims (14)

  1. 監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムであって、
    災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、
    前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備える、
    被監視者監視支援システム。
  2. 前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者に関わる所定のイベントを検知するセンサ装置と、
    前記センサ装置と通信可能に接続され、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置とを備え、
    前記端末装置は、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受ける、
    請求項1に記載の被監視者監視支援システム。
  3. 前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部および前記イベント通知停止部を備え、
    前記イベント通知停止部は、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合であって、前記センサ装置からイベントの通知を受けた場合に、前記端末装置へのイベントの通知を停止する、
    請求項2に記載の被監視者監視支援システム。
  4. 前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置をさらに備え、
    前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記災い情報の通知を受けたことを表す災い情報通知情報を前記センサ装置へ通知する災い情報通知部を備え、
    前記センサ装置は、前記中央管理装置から前記災い情報通知情報の通知を受けた場合であって、前記災い情報通知情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部を備え、
    前記中央管理装置は、前記センサ装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記端末装置へ通知する第2滞在通知部を備える、
    請求項3に記載の被監視者監視支援システム。
  5. 前記中央管理装置は、前記災い情報通知判定部を備え、
    前記イベント通知停止部は、
    前記中央管理装置に備えられ、前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記センサ装置に、前記中央管理装置へのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知する第1イベント通知停止部と、
    前記センサ装置に備えられ、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合に、前記イベントを検知した際に前記検知したイベントの前記中央管理装置への通知を停止する第2イベント通知停止部とを備える、
    請求項2に記載の被監視者監視支援システム。
  6. 前記被監視者に対応して設けられ、前記被監視者の部屋に前記被監視者が滞在しているか否かを検知し、滞在有りの検知結果を前記被監視者に対応して設けられたセンサ装置へ通知する滞在検知装置をさらに備え、
    前記センサ装置は、前記中央管理装置から前記停止指示情報の通知を受けた場合であって、前記停止指示情報の通知を受けた時刻から所定の時間の経過後に、前記滞在検知装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記中央管理装置へ通知する第1滞在通知部を備え、
    前記中央管理装置は、前記センサ装置から、前記滞在有りの検知結果の通知を受けた場合に、前記滞在有りの検知結果を前記端末装置へ通知する第2滞在通知部を備える、
    請求項5に記載の被監視者監視支援システム。
  7. 前記イベントは、前記被監視者が起きた起床および前記被監視者が寝具から離れた離床を含む、
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の被監視者監視支援システム。
  8. 前記災い情報は、緊急地震速報によって通知される地震発生である、
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の被監視者監視支援システム。
  9. 火災の発生を検知し、火災発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する火災発生検知部をさらに備え、
    前記災い情報は、前記火災発生検知部によって通知される火災発生の検知結果である、
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の被監視者監視支援システム。
  10. 地震の発生を検知し、地震発生の検知結果を前記災い情報通知判定部へ通知する地震発生検知部をさらに備え、
    前記災い情報は、前記地震発生検知部によって通知される地震発生の検知結果である、
    請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の被監視者監視支援システム。
  11. 前記災い情報を放送する放送部を備える、
    請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の被監視者監視支援システム。
  12. 監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける被監視者監視支援方法であって、
    災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定工程と、
    前記災い情報通知判定工程で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置が受ける前記イベントの通知を停止するイベント通知停止工程とを備える、
    被監視者監視支援方法。
  13. 監視対象である被監視者に関わる所定のイベントを検知して端末装置へ通知することによって、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける前記イベントを管理する中央管理装置であって、
    前記端末装置は、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受け、
    災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、
    前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記端末装置へのイベントの通知を停止するイベント通知停止部とを備える、
    中央管理装置。
  14. 監視対象である被監視者に対応して設けられ、前記被監視者に関わる所定のイベントを検知するセンサ装置、前記センサ装置と通信可能に接続され、前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受けて前記イベントを管理する中央管理装置、および、前記中央管理装置と通信可能に接続され前記中央管理装置を介して前記センサ装置で検知されたイベントの通知を受ける端末装置を備え、前記被監視者の監視を支援するための被監視者監視支援システムにおける前記中央管理装置であって、
    災いの発生に関する災い情報の通知を受けたか否かを判定する災い情報通知判定部と、
    前記災い情報通知判定部で前記災い情報の通知有りを判定した場合に、前記センサ装置に、前記中央管理装置へのイベントの通知の停止を指示する停止指示情報を通知するイベント通知停止部とを備える、
    中央管理装置。
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