JP2020087679A - 表示装置、検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトの制御状態を適切に検査する。【解決手段】表示装置は、複数に分割された光源が配置され、光源から透過光を変調可能な表示パネルに照射するバックライトと、表示する画像を示す画像情報に基づいて、複数に分割された各光源の点灯情報を生成する画像処理部と、画像処理部が生成した点灯情報に基づいて、複数に分割された各光源を制御する分割光源制御部と、複数に分割された光源の特徴量を測定する測定部と、画像情報に対応する光源の特徴量である第1特徴量と、画像情報が示す画像を表示する際に測定部が測定した光源の特徴量である第2特徴量とに基づいて、バックライトの制御状態を判定する判定部とを備える。【選択図】図15

Description

本発明は、表示装置、及び検査方法に関する。
近年、表示装置のバックライトの故障を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載の技術では、バックライトであるLEDアレイに流れる電流を検出し、LEDアレイの通常動作時における駆動電流値とLEDアレイの初期設定動作時における初期電流値とを比較してLEDアレイの故障を検出する。
国際公開第2014/174635号
ところで、近年、消費電力低減や高コントラスト実現のためにバックライトの光源を複数に分割し、この分割したエリア毎にバックライトを点灯するエリア制御を行う表示装置が提案されている。しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、このようなバックライトのエリア制御を行う場合には、画像によってエリアや輝度が変動するため、例えば、バックライトの制御状態を適切に検査することは困難であった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、バックライトの制御状態を適切に検査することができる表示装置、及び検査方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、複数に分割された光源が配置され、前記光源から透過光を変調可能な表示パネルに照射するバックライトと、表示する画像を示す画像情報に基づいて、前記複数に分割された各光源の点灯情報を生成する画像処理部と、前記画像処理部が生成した前記点灯情報に基づいて、前記複数に分割された各光源を制御する分割光源制御部と、前記複数に分割された光源の特徴量を測定する測定部と、前記画像情報に対応する前記光源の特徴量である第1特徴量と、前記画像情報が示す前記画像を表示する際に測定部が測定した前記光源の特徴量である第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する判定部とを備えることを特徴とする表示装置である。
また、本発明の一態様は、複数に分割された光源が配置され、前記光源から透過光を変調可能な表示パネルに照射するバックライトを備える表示装置の検査方法であって、画像処理部が、表示する画像を示す画像情報に基づいて、前記複数に分割された各光源の点灯情報を生成する画像処理ステップと、分割光源制御部が、前記画像処理ステップによって生成された前記点灯情報に基づいて、前記複数に分割された各光源を制御する分割光源制御ステップと、測定部が、前記複数に分割された光源の特徴量を測定する測定ステップと、判定部が、前記画像情報に対応する前記光源の特徴量である第1特徴量と、前記測定ステップによって前記画像情報が示す前記画像を表示する際に測定された前記光源の特徴量である第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する判定ステップとを含むことを特徴とする検査方法である。
本発明によれば、バックライトの制御状態を適切に検査することができる。
第1の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における液晶モジュールの一例を示す断面図である。 第1の実施形態におけるバックライトの一例を示す斜視図である。 第1の実施形態における特徴量の一例を示す図である。 第1の実施形態における特徴量記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における検査パターン及び輝度の測定値の一例を示す図である。 第1の実施形態による表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるWindowサイズと輝度との特性カーブの一例を示す図である。 第2の実施形態における特徴量の補正処理の一例を示す図である。 第2の実施形態による表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態における輝度の均一性の経時変化の一例を示す図である。 第3の実施形態による表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態による表示装置の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による表示装置、及び検査方法について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による表示装置1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置1は、画像処理部11と、記憶部12と、判定部13と、液晶モジュール20とを備える。
画像処理部11は、表示する画像を示す画像情報に基づいて、後述するバックライト30の複数に分割された各光源31の点灯情報を生成するとともに、点灯情報に対応して変換した画像情報を生成する。ここで、画像情報には、例えば、外部から入力される映像信号や、記憶部12などから取得される検査パターンの画像情報(映像信号)等が含まれる。また、点灯情報には、例えば、複数に分割された各光源31の点灯値などが含まれる。画像処理部11は、生成した点灯情報、及び点灯情報に対応して変換した画像情報を液晶モジュール20に出力する。
液晶モジュール20は、図1及び図2に示すように、分割光源制御部21と、画像表示制御部22と、表示パネル23と、特徴量測定部24と、バックライト30とを備える。
図2は、本実施形態における液晶モジュール20の一例を示す断面図である。図2に示すように、表示パネル23とバックライト30とは、重ねて配置され、バックライト30から照射された透過光を表示パネル23が変調して、表示パネル23に画像を表示する。
バックライト30は、複数に分割された光源31が配置され、光源31から透過光を変調可能な表示パネル23に照射する。バックライト30は、図3に示すように、複数に分割された光源31と、導光板32(発光部)と、複数のセンサ部33とを備える。
図3は、本実施形態におけるバックライト30の一例を示す斜視図である。図3に示すように、バックライト30には、導光板32の1つの側面に複数に分割された光源31が配置され、反対側の御側面に、複数のセンサ部33が配置されている。
光源31は、例えば、発光ダイオードなどであり、本実施形態では、例えば、6個に分割されている。なお、6個に分割された光源31は、後述する分割光源制御部21によって、個別に点灯が制御される。なお、1個の光源31が証明する表示領域をブロックとする。
導光板32は、光源31が生成した光を透過光として、表示パネル23に照射する。
センサ部33は、例えば、受光素子であり、図3に示す光線L1のように、光源31から導光板32を通過した光を受光して輝度(光の強さ)を検出する。なお、本実施形態では、センサ部33は、導光板32を間に挟んで、光源31と対応して配置されており、分割された光源31と同様に、6個が備えられている。
図1の説明に戻り、分割光源制御部21は、画像処理部11が生成した点灯情報に基づいて、複数に分割された各光源31を制御する。すなわち、分割光源制御部21は、画像処理部11が生成した各光源31の点灯値により、各光源31の点灯を制御する。ここで、分割光源制御部21は、画像情報に応じて、複数に分割された各光源31を異なる点灯値にて発光させる制御を行う。ここでの点灯の制御には、光源31を消灯する制御も含まれる。
画像表示制御部22は、表示パネル23を透過する透過光の変調を制御する。画像表示制御部22は、入力された画像情報に基づいて、表示パネル23の駆動を制御する制御情報を生成し、当該制御情報を表示パネル23に供給する。
表示パネル23は、例えば、液晶ディスプレイパネルであり、画像表示制御部22からの制御情報に基づいて、バックライト30から照射された透過光を変調して出力して画像を表示する。
特徴量測定部24(測定部の一例)は、複数に分割された光源31の特徴量を測定する。特徴量測定部24は、センサ部33が検出した輝度(光の強さ)を取得し、取得した当該輝度の分布に基づいて、光源31の特徴量を抽出する。ここで、特徴量には、例えば、輝度の分布を正規分布にあてはめた場合(正規分布にフィッティングした場合)の特徴量(例えば、中心位置、半値全幅(FWHM)、ピーク輝度、など)が含まれる。このように、特徴量測定部24は、センサ部33が検出した光源31の輝度の分布に基づいて、光源31の特徴量を測定する。なお、特徴量には、取得した輝度の分布を含めてもよい。ここで、図4を参照して、正規分布にフィッティングした場合の特徴量の具体例について説明する。
図4は、本実施形態における特徴量の一例を示す図である。
図4に示すように、正規分布の波形W1において、中心位置Xの高さが、輝度のピーク値(最大値)であるピーク輝度Ysであり、波形W1において、ピーク輝度Ysの半分の値となる2点の幅を、半値全幅(FWHM)である。特徴量測定部24は、輝度の分布を正規分布にフィッティングさせて、図4に示すような半値全幅(FWHM)、中心位置X、ピーク輝度Ysなどを特徴量として抽出する。特徴量測定部24は、抽出した特徴量を判定部13に出力する。
図1の説明に戻り、記憶部12は、表示装置1の処理に利用する各種情報を記憶する。記憶部12は、特徴量記憶部121を備えている。
特徴量記憶部121は、検査パターンである画像情報と、バックライト30の光源31の特徴量(第1特徴量)とを対応付けて記憶する。ここで、図5を参照して、特徴量記憶部121のデータ例について説明する。
図5は、本実施形態における特徴量記憶部121のデータ例を示す図である。
図5において、特徴量記憶部121は、「画像情報」と、「特徴量」とを対応付けて記憶する。ここで、「画像情報」は、予め定められた検査パターンの画像情報である。また、「特徴量」は、上述した半値全幅(FWHM)、中心位置X、ピーク輝度Ysなどの光源31の特徴量である。
図5に示す例では、「画像情報」が“検査パターンA”である場合に、「特徴量」が“XXX、YYY、・・・”であることを示している。
なお、特徴量記憶部121には、このような「画像情報」と「特徴量」とが対応付けられて、予め記憶されているものとする。
再び、図1の説明に戻り、判定部13は、画像情報に対応する光源31の特徴量である第1特徴量と、当該画像情報が示す画像を表示する際に特徴量測定部24が測定した光源31の特徴量である第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。すなわち、判定部13は、特徴量記憶部121から取得した画像情報に対応する第1特徴量と、特徴量測定部24が測定した第2特徴量とを比較し、当該比較結果に基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
判定部13は、例えば、第1特徴量と第2特徴量とが一致する場合に、バックライト30の制御状態が正常であると判定する。また、判定部13は、例えば、第1特徴量と第2特徴量とが一致しない場合に、バックライト30の制御状態に異常(例えば、故障)が発生していると判定し、例えば、外部に故障警告を出力する。ここで、図6を参照して、判定部13がバックライト30の制御状態を判定する際に表示する画像の検査パターンについて説明する。
図6は、本実施形態における検査パターン及び輝度の測定値の一例を示す図である。
図6(a)〜(f)は、左から順に、検査パターン、バックライト30の光量分布(輝度分布)、及び輝度の測定値の分布を示している。
検査パターンPT1〜検査パターンPT6は、6つに分割された光源31のそれぞれを1つずつ点灯させるパターンであり、分割された1つの光源31の領域(1ブロック)を白色とし、その他の領域を黒色で表示する。ここで、黒色を表示する領域の光源31は、非点灯となる。すなわち、検査パターンPT1〜検査パターンPT6は、複数に分割された光源31のうちの1つを点灯し、当該点灯した光源31以外を非点灯にする検査パターンである。
なお、以下の説明において、白色の表示領域をWindowということがある。検査パターンPT1〜検査パターンPT6において、白色の表示領域(Window)は、6つに分割された光源31の点灯を順番に面したパターンである。
また、図6の(a)〜(f)に示す輝度の測定値のグラフは、検査パターンPT1〜検査パターンPT6を表示した場合に検出したセンサ部33の検出値を棒グラフにより示している。
上述した特徴量測定部24は、図6の(a)〜(f)の棒グラフのような輝度の分布を正規分布にフィッティングして、波形W2〜波形W7の様な波形を生成し、特徴量を抽出(測定)する。そして、判定部13は、特徴量測定部24が抽出(測定)した特徴量である第2特徴量と、特徴量記憶部121が各検査パターン(PT1〜PT6)に対応する第1特徴量とを比較して、バックライト30の制御状態を判定する。
特徴量測定部24は、検査パターンPT1〜検査パターンPT6のような画像情報による判定処理を、例えば、出荷検査の際、及び出荷後に使用開始してから定期的に実行する。また、検査パターンPT1〜検査パターンPT6のような画像情報は、検査の際に、外部から映像信号として入力されてもよいし、記憶部12に予め記憶されているものを取得するようにしてもよい。
次に、図面を参照して、本実施形態による表示装置1の動作について説明する。
図7は、本実施形態による表示装置1の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、表示装置1の検査処理の一例について説明する。
図7において、表示装置1の画像処理部11に、例えば、外部から映像信号として画像情報が入力される、又は、記憶部12から画像情報が取得されると、画像処理部11は、画像情報に基づいて、バックライト30の輝度値を生成する(ステップS101)。画像処理部11は、例えば、図6に示す検査パターンPT1〜検査パターンPT6のような画像情報に基づいて、分割された各光源31の輝度値を生成し、生成した輝度値を分割光源制御部21に出力する。
また、画像処理部11は、バックライト30の輝度値に対応させて変換した画像情報を生成して、当該変換した画像情報を画像表示制御部22に出力し、画像表示制御部22に表示パネル23の透過光を変調させる。
次に、分割光源制御部21は、画像処理部11が生成した輝度値に基づいて各光源31を制御する(ステップS102)。例えば、図6に示す検査パターンPT1〜検査パターンPT6である場合には、特徴量測定部24は、6個に分割された光源31のうちの1つを点灯し、その他を消灯(非点灯)にする制御を行う。その結果、バックライト30の光量は、図6(a)〜(f)のバックライト30の光量分布のような状態になる。
次に、センサ部33が、位置ごとの輝度値を測定する(ステップS103)。6個のセンサ部33のそれぞれは、図6に示す棒グラフのような輝度値を測定する。
次に、特徴量測定部24は、センサ部33が測定した輝度値から、特徴量(第2特徴量)を抽出する(ステップS104)。特徴量測定部24は、図6に示す棒グラフのような輝度値の分布を、波形W2〜波形W7のように正規分布にフィッティングし(正規分布にあてはめ)、第2特徴量を抽出する。ここで、第2特徴量は、例えば、上述した図4に示すような半値全幅(FWHM)、中心位置X、ピーク輝度Ysなどである。
次に、判定部13は、画像情報に対応する特徴量(第1特徴量)を特徴量記憶部121から取得する(ステップS105)。判定部13は、例えば、図6に示す検査パターンPT1〜検査パターンPT6に対応する第1特徴量を特徴量記憶部121から取得する。
次に、判定部13は、第1特徴量と第2特徴量とが一致するか否かを判定する(ステップS106)。すなわち、判定部13は、第1特徴量と第2特徴量とを比較し、第1特徴量と第2特徴量とが一致するか否かを判定する。なお、判定部13は、第1特徴量と第2特徴量との差分が所定の値以内である場合に、第1特徴量と第2特徴量とが一致すると判定してもよい。判定部13は、第1特徴量と第2特徴量とが一致する場合(ステップS106:YES)に、バックライト30の動作状態が正常であると判定し、検査処理を終了する。また、判定部13は、第1特徴量と第2特徴量とが一致しない場合(ステップS106:NO)に、処理をステップS107に進める。
ステップS107において、判定部13は、バックライト30の動作状態が異常であると判定し、故障警告を外部に出力する。なお、判定部13は、輝度値の分布、及び第2特徴量の状態からバックライト30の故障の要因を推定し、推定要因を出力するようにしてもよい。すなわち、判定部13は、例えば、輝度値の分布、及び第2特徴量の状態から、光源31又は光源31の接続不良なのか、光源31自体の特性不良なのかなどを推定するようにしてもよい。ステップS107の処理後に、判定部13は、検査処理を終了する。
なお、表示装置1は、上述した図7に示すような検査処理を検査パターンを変更して実行するとともに、出荷検査の際や、出荷後に使用開始してから定期的(所定の時間間隔、例えば、1カ月ごとなど)に実行する。
以上説明したように、本実施形態による表示装置1は、バックライト30と、画像処理部11と、分割光源制御部21と、特徴量測定部24(測定部)と、判定部13とを備える。バックライト30は、複数に分割された光源31が配置され、光源31から透過光を変調可能な表示パネル23に照射する。画像処理部11は、表示する画像を示す画像情報(例えば、映像信号など)に基づいて、複数に分割された各光源31の点灯情報(例えば、輝度値)を生成する。分割光源制御部21は、画像処理部11が生成した点灯情報に基づいて、複数に分割された各光源31を制御する。特徴量測定部24は、複数に分割された光源31の特徴量を測定する。判定部13は、画像情報に対応する光源31の特徴量である第1特徴量と、画像情報が示す画像を表示する際に特徴量測定部24が測定した光源31の特徴量である第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
これにより、本実施形態による表示装置1は、例えば、画像によって複数に分割された光源31(エリア)によってバックライト30の輝度を変更するエリア制御を行う場合に、画像情報に対応した特徴量によりバックライト30の制御状態を判定するため、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。
本実施形態による表示装置1は、例えば、出荷検査などの製造工程において、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。また、本実施形態による表示装置1は、例えば、ユーザ使用時に定期的に上述した判定部13の判定処理を行うことで、故障を早期に検出することができる。
また、本実施形態による表示装置1は、画像情報と、第1特徴量とを対応付けて記憶する特徴量記憶部121を備える。判定部13は、特徴量記憶部121から取得した画像情報に対応する第1特徴量と、第2特徴量とを比較し、当該比較結果に基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
これにより、本実施形態による表示装置1は、簡易な構成により、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。
また、本実施形態では、画像情報は、複数に分割された光源31のうちの1つを点灯し、当該点灯した光源31以外を非点灯にする検査パターン(例えば、図6に示す検査パターンPT1〜検査パターンPT6など)である。
これにより、本実施形態による表示装置1は、バックライト30のエリア制御(ブロック動作)に起因する故障を適切に検出することができる。また、本実施形態による表示装置1は、このような検査パターンを使用することで、例えば、複数に分割された光源31のいずれかに故障がある場合に、故障の要因を適切に推定することができる。
また、本実施形態では、光源31の特徴量は、光源31の輝度の分布を正規分布にあてはめた場合(フィッティングした場合)の特徴量(例えば、図4に示すような半値全幅(FWHM)、中心位置X、ピーク輝度Ysなど)である。
これにより、本実施形態による表示装置1は、簡易な手法により容易に抽出可能な特徴量により、適切にバックライト30の制御状態を判定することができる。
また、本実施形態による表示装置1は、光源31の輝度の分布を検出するセンサ部33を備える。特徴量測定部24は、センサ部33が検出した光源31の輝度の分布に基づいて、光源31の特徴量を測定する。
これにより、本実施形態による表示装置1は、簡易な構成により、容易に光源31の特徴量を測定することができる。
また、本実施形態の検査方法は、複数に分割された光源31が配置され、光源31から透過光を変調可能な表示パネル23に照射するバックライト30を備える表示装置1の検査方法であって、画像処理ステップと、分割光源制御ステップと、測定ステップと、判定ステップとを含む。画像処理ステップにおいて、画像処理部11が、表示する画像を示す画像情報に基づいて、複数に分割された各光源31の点灯情報を生成する。分割光源制御ステップにおいて、分割光源制御部21が、画像処理ステップによって生成された点灯情報に基づいて、複数に分割された各光源31を制御する。測定ステップにおいて、特徴量測定部24が、複数に分割された光源31の特徴量を測定する。判定ステップにおいて、判定部13が、画像情報に対応する光源31の特徴量である第1特徴量と、測定ステップによって画像情報が入力された際に測定された光源31の特徴量である第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
これにより、本実施形態による検査方法は、上述した表示装置1と同様の効果を奏し、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。
なお、本実施形態において、判定部13が、第1特徴量と、第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態の異常(例えば、故障)を検出した場合に、例えば、故障警告を外部に出力した、ユーザへの修理を促すようにしてもよい。また、本実施形態による表示装置1は、例えば、サーバ装置に接続された状態で管理されてもよく、サーバ装置から、故障を検知した情報を保守部門などに送付するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による表示装置1aについて説明する。
図8は、第2の実施形態による表示装置1aの一例を示すブロック図である。
図8に示すように、表示装置1aは、画像処理部11aと、記憶部12と、判定部13aと、液晶モジュール20とを備える。
なお、図8において、図1と同一の構成には同一の符号を付与し、その説明を省略する。本実施形態では、画像処理部11a及び判定部13aの処理が異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。
画像処理部11aは、画像情報の平均輝度に応じて、各光源31の点灯情報を生成する。すなわち、画像処理部11aは、画像情報の平均輝度に応じて、分割された光源31の輝度値を変更する。その他の画像処理部11aの処理は、第1の実施形態と同様である。
なお、画像情報の平均輝度(ALL)は、下記の式(1)により表される。
ここで、変数Hと変数Wとは、画像の縦と横との画素数を表し、Y(i,j)は、座標(i,j)における画像輝度信号レベル(0〜255)を表している。また、変数Lpは、表示画像のピーク輝度であり、変数γは、ガンマ値を表している。一例として、ガンマ値γ=2.2に設定し、平均輝度(ALL)は、全伯表示を100%とする相対値を示し、規格化した値をとる。
画像処理部11aは、例えば、上述の式(1)から算出された平均輝度レベルに基づいて、表示画像の輝度レベルを決定するルックアップテーブルを用いて、画像情報(映像信号)に応じたピーク輝度レベルを設定する。
判定部13aは、点灯情報に基づいて補正した第1特徴量と、第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。ここで、本実施形態では、バックライト30の輝度のピーク値は、画像情報の平均輝度に応じて変更されるため、検査パターンの白色表示の領域(Window)の面積が狭い程低い値となる。そのため、判定部13aは、図9に示すWindowサイズと輝度レベルとを示す特性カーブ(波形W8)に基づいて、特徴量記憶部121から取得した第1特徴量を補正する。
図9は、本実施形態におけるWindowサイズと輝度との特性カーブの一例を示す図である。
この図において、横軸は、対数チャート(Logスケール)のWindowサイズを示し、縦軸は、輝度レベルを示している。また、波形W8は、Windowサイズと輝度との特性カーブ(Window size−Luminance Level特性カーブ)を示している。
なお、本実施形態で使用する検査パターンは、黒背景(階調0/255)の白のWindow(階調255/255)であるため、階調信号レベルが0又は255の値をとる。このことから、画像輝度信号レベルY(i,j)=0又は255となるため、上述の式(1)から平均輝度ALLは、γの値によらず、画像領域に占めるWindowsサイズの割合で決まることになる。
そのため、本実施形態では、Windowsサイズ(階調255/255)を変えた検査パターンを用いて測定することで、平均輝度ALLの特性を反映した検査を実施することができ、精度の高い故障診断や輝度補正に適用することができる。
また、図10は、本実施形態における特徴量の補正処理の一例を示す図である。
図10(a)〜(c)は、左から順に、検査パターン、バックライト30の光量分布(輝度分布)、及び輝度の測定値の分布を示している。
例えば、図10(a)に示す検査パターンPT10は、全画面に白色を表示する検査パターンである。この場合、バックライト30の輝度のピーク値は、図9のグラフ上の点P1に示すように、100%である。この場合、判定部13aは、第1特徴量の補正を行わずに、第2特徴量と比較する。
また、例えば、図10(b)に示す検査パターンPT11は、分割された光源31の1つの対応する領域全体に白色を表示する検査パターンである。この場合、バックライト30の輝度のピーク値(輝度レベル)は、Windowのサイズ(例えば、割合)が、約16.7%であるため、図9のグラフ上の点P2に示すように、約74%である。この場合、判定部13aは、第1特徴量を74%の輝度に補正する。
具体的に、図10(b)の輝度の測定値の分布のグラフにおいて、波形W10は、補正前の第1特徴量に対応する正規分布を示している。判定部13aは、波形W10を、図9のグラフ上の点P2に示す輝度レベル(約74%)に基づいて、波形W11に示す正規分布に補正する。なお、波形W12は、測定した第2特徴量に対応する正規分布を示している。判定部13aは、このように補正した第2特徴量と、測定した第1特徴量とを比較して、バックライト30の制御状態を判定する。
また、例えば、図10(c)に示す検査パターンPT12は、分割された光源31の1つの対応する領域(1ブロック)の一部に白色を表示する検査パターンである。すなわち、検査パターンPT12は、1ブロックよりも小さいサイズに白色を表示する検査パターンである。この場合、バックライト30の輝度のピーク値(輝度レベル)は、Windowのサイズ(例えば、割合)が、約3.3%であるため、図9のグラフ上の点P3に示すように、約54%である。この場合、判定部13aは、第1特徴量を54%の輝度に補正する。
具体的に、図10(c)の輝度の測定値の分布のグラフにおいて、波形W13は、補正前の第1特徴量に対応する正規分布を示している。判定部13aは、波形W13を、図9のグラフ上の点P3に示す輝度レベル(約54%)に基づいて、波形W14に示す正規分布に補正する。なお、波形W15は、測定した第2特徴量に対応する正規分布を示している。判定部13aは、このように補正した第2特徴量と、測定した第1特徴量とを比較して、バックライト30の制御状態を判定する。
このように、本実施形態の画像情報は、複数に分割された光源31のうちの1つを点灯し、当該点灯した光源31以外を非点灯にし、且つ、表示パネル23のうちの所定の領域(Window)を白色表示し、所定の領域以外を黒色表示する検査パターンである。そして、判定部13aは、所定の領域の面積に基づいて補正した第1特徴量と、第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
次に図面を参照して、本実施形態による表示装置1aの動作について説明する。
図11は、本実施形態による表示装置1aの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、表示装置1aの検査処理の一例について説明する。
図11において、表示装置1aの画像処理部11aに、例えば、外部から映像信号として画像情報が入力される、又は、記憶部12から画像情報が取得されると、画像処理部11aは、画像情報に基づいて、バックライト30の輝度値を生成する(ステップS201)。画像処理部11aは、例えば、図6に示す検査パターンPT11及び検査パターンPT12のような画像情報に基づいて、分割された各光源31の輝度値を生成し、生成した輝度値を分割光源制御部21に出力する。ここで、画像処理部11aは、画像情報から平均輝度レベルを抽出して、当該平均輝度レベルに基づいて、表示画像のピーク輝度を設定する。また、分割光源制御部21は、例えば、各ブロックの光量を制御する手段として、DC調光、PWM調光、又は、DC調光とPWM調光との両方の組み合わせによって調光するようにしてもよい。
続く、ステップS202からステップS205までの処理は、上述した図7に示すステップS102からステップS105までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS206において、判定部13aは、第1特徴量を白色表示領域のサイズに基づいて補正する。判定部13aは、上述した図10に示すような補正処理により、特徴量記憶部121が記憶する第2特徴量を補正する。
次に、判定部13aは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致するか否かを判定する(ステップS207)。判定部13aは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致する場合(ステップS207:YES)に、バックライト30の動作状態が正常であると判定し、検査処理を終了する。また、判定部13aは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致しない場合(ステップS207:NO)に、処理をステップS208に進める。
ステップS208において、判定部13aは、バックライト30の動作状態が異常であると判定し、故障警告を外部に出力する。なお、ステップS208の処理は、上述した図7に示すステップS107の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。ステップS208の処理後に、判定部13aは、検査処理を終了する。
なお、上述した実施形態では、判定部13aは、白色表示領域のサイズに基づいて、第1特徴量を補正する例を説明したが、第2特徴量を補正して、第1特徴量と、補正した第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態による表示装置1aは、バックライト30と、画像処理部11aと、分割光源制御部21と、特徴量測定部24(測定部)と、判定部13aとを備える。
これにより、本実施形態による表示装置1aは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。
また、本実施形態では、画像処理部11aは、画像情報の平均輝度に応じて、各光源31の点灯情報(例えば、表示画像のピーク輝度値)を生成する。判定部13aは、点灯情報に基づいて補正した第1特徴量と、第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定する。
これにより、本実施形態による表示装置1aは、画像情報の平均輝度に基づいて、表示画像のピーク輝度を設けることでコントラスト感を向上させることができるとともに、画像の輝度レンジに応じた動作環境で故障を検出することができる。よって、本実施形態による表示装置1aは、さらに精度の高い故障診断を行うことができる。例えば、本実施形態による表示装置1aは、検出可能な故障モードとして、光源31のショート/断線だけでなく、分割制御される光源31の機能故障を検出することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態による表示装置1bについて説明する。
図12は、第3の実施形態による表示装置1bの一例を示すブロック図である。
図12に示すように、表示装置1bは、画像処理部11と、記憶部12aと、判定部13bと、液晶モジュール20とを備える。
なお、図12において、図1と同一の構成には同一の符号を付与し、その説明を省略する。本実施形態では、バックライト30の経時変化を考慮して、バックライト30の制御状態を判定する場合の一例を示している。本実施形態では、記憶部12aの構成と判定部13bの処理が異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。
記憶部12aは、表示装置1bの処理に利用する各種情報を記憶する。記憶部12bは、特徴量記憶部121と、均一性記憶部122とを備えている。
均一性記憶部122は、予め測定された複数に分割された光源31の均一性の特性を記憶する。均一性記憶部122は、例えば、上述した図10の検査パターン10を表示した場合のセンサ部33の測定値(輝度値の分布)を、均一性の特性として記憶する。ここで、均一性の特性は、例えば、表示装置1b出荷検査時に測定した特性を均一性記憶部122に記憶しておく。
判定部13bは、均一性記憶部122が記憶する過去の均一性の特性と、特徴量測定部24が測定した現在の均一性の特性とに基づいて、第1特徴量を補正する。判定部13bは、判定処理を実行する前に、上述した図10の検査パターン10を表示して、センサ部33により測定した輝度値の分布を現在の均一性の特性として特徴量測定部24から取得する。
また、判定部13bは、判定処理を実行する際に、均一性記憶部122が記憶する過去の均一性の特性と、取得した現在の均一性の特性とを比較値して補正値を生成し、当該補正値に基づいて、第1特徴量を補正する。ここで、図13を参照して、輝度の均一性の経時変化について説明する。
図13は、本実施形態における輝度の均一性の経時変化の一例を示す図である。
図13(a)は、検査パターン10を表示した際のバックライト30の光量分布(輝度分布)、及び輝度の測定値の分布を示している。ここで、図13(a)に示す波形W20は、過去の均一性の特性に対応する。
また、図13(b)は、判定処理を行う現在において検査パターン10を表示した際のバックライト30の光量分布(輝度分布)、及び輝度の測定値の分布を示している。ここで、図13(b)に示す波形W21は、現在の均一性の特性に対応し、波形W20と波形W21との差分が、輝度の均一性の経時変化を示している。
判定部13bは、例えば、図6に示す検査パターンPT1〜検査パターンPT6を表示させて判定処理を実行し、波形W20と波形W21との差分に基づいて補正した第1特徴量と、検査パターンPT1〜検査パターンPT6を表示させて測定した第2特徴量とを比較して、バックライト30の制御状態を判定する。判定部13bの判定処理は、上述した輝度の均一性の経時変化に基づいて補正した第1特徴量を使用する点を除いて第1の実施形態と同様である。
次に図面を参照して、本実施形態による表示装置1bの動作について説明する。
図14は、本実施形態による表示装置1bの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、表示装置1bの検査処理の一例について説明する。
図14において、表示装置1bは、まず、輝度減衰量を測定する(ステップS301)。上述した図13(b)に示すように、特徴量測定部24は、センサ部33を使用して、現在の均一性の特性を計測し、判定部13bは、均一性記憶部122が記憶する過去の均一性の特性と、取得した現在の均一性の特性との差分(輝度減衰量)を補正値として生成する。
続く、ステップS302からステップS306までの処理は、上述した図7に示すステップS101からステップS105までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS307において、判定部13bは、輝度減衰量に基づいて、第1特徴量を補正する。例えば、検査パターンPT1〜検査パターンPT6を表示させる場合、判定部13bは、点灯する光源31に対応する輝度減衰量(ブロックごとの輝度減衰量)を用いて第1特徴量を補正する。
次に、判定部13bは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致するか否かを判定する(ステップS308)。判定部13bは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致する場合(ステップS308:YES)に、バックライト30の動作状態が正常であると判定し、検査処理を終了する。また、判定部13bは、補正した第1特徴量と第2特徴量とが一致しない場合(ステップS308:NO)に、処理をステップS309に進める。
ステップS309において、判定部13bは、バックライト30の動作状態が異常であると判定し、故障警告を外部に出力する。なお、ステップS309の処理は、上述した図7に示すステップS107の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。ステップS309の処理後に、判定部13bは、検査処理を終了する。
なお、上述した実施形態では、判定部13bは、輝度減衰量に基づいて、第1特徴量を補正する例を説明したが、第2特徴量を補正して、第1特徴量と、補正した第2特徴量とに基づいて、バックライト30の制御状態を判定するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態による表示装置1bは、バックライト30と、画像処理部11と、分割光源制御部21と、特徴量測定部24(測定部)と、判定部13bとを備える。
これにより、本実施形態による表示装置1bは、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、バックライト30の制御状態を適切に検査することができる。
また、本実施形態による表示装置1bは、予め測定された複数に分割された光源31の均一性の特性を記憶する均一性記憶部122を備える。特徴量測定部24は、均一性の特性を測定する。判定部13bは、均一性記憶部122が記憶する過去の均一性の特性と、特徴量測定部24が測定した現在の均一性の特性とに基づいて、第1特徴量、又は第2特徴量を補正する。
これにより、本実施形態による表示装置1bは、輝度の均一性の特性の経時変化を、故障診断に適用することで、長期的に精度の高い故障診断を行うことができる。また、本実施形態による表示装置1bは、例えば、初期状態の画面の輝度分布が完全に均一でない製品出荷条件であっても、故障診断を適用することができる。
[第4の実施形態]
次に、図15を参照して、第4の実施形態による表示装置1cについて説明する。なお、本実施形態では、本発明の基本構成例について説明する。
図15は、本実施形態による表示装置1cの一例を示すブロック図である。
図15に示すように、表示装置1cは、画像処理部110と、判定部130と、分割光源制御部210と、表示パネル230と、測定部240と、バックライト300とを備える。
バックライト300は、複数に分割された光源310が配置され、光源310から透過光を変調可能な表示パネル230に照射する。
表示パネル230は、例えば、液晶ディスプレイパネルであり、バックライト30から照射された透過光を変調して出力して画像を表示する。
画像処理部110は、表示する画像を示す画像情報(例えば、映像信号など)に基づいて複数に分割された各光源310の点灯情報(例えば、輝度値)を生成する。
分割光源制御部210は、画像処理部110が生成した点灯情報に基づいて、複数に分割された各光源310を制御する。
測定部240は、複数に分割された光源310の特徴量を測定する。
判定部130は、画像情報に対応する光源310の特徴量である第1特徴量と、画像情報が示す画像を表示する際に測定部240が測定した光源310の特徴量である第2特徴量とに基づいて、バックライト300の制御状態を判定する。
これにより、本実施形態による表示装置1cは、例えば、画像によって複数に分割された光源31(エリア)によってバックライト30の輝度を変更するエリア制御を行う場合に、画像情報に対応した特徴量によりバックライト300の制御状態を判定するため、バックライト300の制御状態を適切に検査することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、輝度の特徴量は、正規分布にフィッティングさせて抽出する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の公知の関数を適用してもよい。また、特徴量は、中心位置、半値全幅(FWHM)、ピーク輝度に限定されるものではなく、他の特徴量を用いてもよい。
また、上記の各実施形態において、特徴量測定部24(測定部240)は、特徴量を抽出する際に、複数の正規分布を重ねた曲線でフィッティングしてもよい。例えば、特徴量測定部24(測定部240)は、ブロック数に応じた正規分布を重ねてもよい。これにより、複雑な輝度の均一性の変化に応じて特徴量を抽出することができる。
また、上記の各実施形態において、バックライト30(300)は、6個の光源に分割されて制御される例を説明したが、これに限定されるものではなく、複数に分割されて制御されるものであれば、他の数及び他のブロックに分割されて制御されてもよい。
また、上記の各実施形態において、バックライト30は、図3に示すようなサイドエッジタイプの構成を説明したが、これに限定されるものではなく、直下型タイプであってもよい。
また、上記の各実施形態において、表示パネル23(230)は、液晶表示素子を備える液晶ディスプレイパネルである例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の透過式の表示素子を備える表示パネルであってもよい。
また、上記の各実施形態において、検査パターンの画像情報は、外部から映像信号として入力されてもよいし、記憶部12(12a)に予め記憶されているものを取得するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、特徴量記憶部121は、「画像情報」と「特徴量」とを対応付けて記憶する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、特徴量記憶部121は、検査パターンを示す識別情報と、「特徴量」とを対応付けて記憶するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態は、各実施形態の一部又は全部を組み合わせて実施すyるようにしてもよい。
なお、上述した表示装置1(1a〜1c)が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した表示装置1(1a〜1c)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した表示装置1(1a〜1c)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に表示装置1(1a〜1c)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a、1b、1c 表示装置
11、11a、110 画像処理部
12、12a 記憶部
13、13a、13b、130 判定部
20 液晶モジュール
21、210 分割光源制御部
22 画像表示制御部
23、230 表示パネル
24 特徴量測定部
30、300 バックライト
31、310 光源
32 導光板
33 センサ部
121 特徴量記憶部
122 均一性記憶部
240 測定部

Claims (9)

  1. 複数に分割された光源が配置され、前記光源から透過光を変調可能な表示パネルに照射するバックライトと、
    表示する画像を示す画像情報に基づいて、前記複数に分割された各光源の点灯情報を生成する画像処理部と、
    前記画像処理部が生成した前記点灯情報に基づいて、前記複数に分割された各光源を制御する分割光源制御部と、
    前記複数に分割された光源の特徴量を測定する測定部と、
    前記画像情報に対応する前記光源の特徴量である第1特徴量と、前記画像情報が示す前記画像を表示する際に測定部が測定した前記光源の特徴量である第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する判定部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記画像情報と、前記第1特徴量とを対応付けて記憶する特徴量記憶部を備え、
    前記判定部は、前記特徴量記憶部から取得した前記画像情報に対応する前記第1特徴量と、前記第2特徴量とを比較し、当該比較結果に基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画像処理部は、前記画像情報の平均輝度に応じて、各光源の点灯情報を生成し、
    前記判定部は、前記点灯情報に基づいて補正した前記第1特徴量と、前記第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記画像情報は、前記複数に分割された光源のうちの1つを点灯し、当該点灯した光源以外を非点灯にする検査パターンである
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記画像情報は、前記複数に分割された光源のうちの1つを点灯し、当該点灯した光源以外を非点灯にし、且つ、前記表示パネルのうちの所定の領域を白色表示し、前記所定の領域以外を黒色表示する検査パターンであり、
    前記判定部は、前記所定の領域の面積に基づいて補正した前記第1特徴量と、前記第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  6. 予め測定された前記複数に分割された光源の均一性の特性を記憶する均一性記憶部を備え、
    前記測定部は、前記均一性の特性を測定し、
    前記判定部は、前記均一性記憶部が記憶する過去の前記均一性の特性と、前記測定部が測定した現在の前記均一性の特性とに基づいて、前記第1特徴量、又は前記第2特徴量を補正する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記光源の特徴量は、前記光源の輝度の分布を正規分布にあてはめた場合の特徴量である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記光源の輝度の分布を検出するセンサ部を備え、
    前記測定部は、前記センサ部が検出した前記光源の輝度の分布に基づいて、前記光源の特徴量を測定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 複数に分割された光源が配置され、前記光源から透過光を変調可能な表示パネルに照射するバックライトを備える表示装置の検査方法であって、
    画像処理部が、表示する画像を示す画像情報に基づいて、前記複数に分割された各光源の点灯情報を生成する画像処理ステップと、
    分割光源制御部が、前記画像処理ステップによって生成された前記点灯情報に基づいて、前記複数に分割された各光源を制御する分割光源制御ステップと、
    測定部が、前記複数に分割された光源の特徴量を測定する測定ステップと、
    判定部が、前記画像情報に対応する前記光源の特徴量である第1特徴量と、前記測定ステップによって前記画像情報が示す前記画像を表示する際に測定された前記光源の特徴量である第2特徴量とに基づいて、前記バックライトの制御状態を判定する判定ステップと
    を含むことを特徴とする検査方法。
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