JP2020087159A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記憶部の応答遅延によるパフォーマンスの低下を抑制することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置1は、判定処理部171と、切替処理部172とを備える。判定処理部171は、HDD15が応答遅延状態であるか否かを判定する。切替処理部172は、判定処理部171によりHDD15が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先をHDD15からSSD16へと切り替える。【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
画像データなどのデータを記憶するためのストレージデバイスとして、SMR(Shingled Magnetic Recording)方式のハードディスクドライブ(HDD)が搭載された画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
SMR方式のハードディスクドライブでは、トラックにデータが書き込まれる際に、隣接するトラックの端部を重ね書きするようにしてデータが書き込まれる。したがって、或るトラックにデータを書き込む場合に、必要に応じて、当該トラックに隣接するトラックに格納されているデータを別のトラックに移動させるなどの処理が必要となる。
このようなSMR方式のハードディスクドライブに固有のオーバーヘッドを抑制するために、SMR方式のハードディスクドライブでは、ハードディスク上にメディアキャッシュと呼ばれるバッファ領域が設けられている。ホストからの書き込みデータは、前記バッファ領域に一旦格納され、その後、適宜のタイミングでハードディスク上の本来の記憶領域に書き込まれる。
しかしながら、ホストからSMR方式のハードディスクドライブに対して立て続けに書き込みデータが送信されると、前記バッファ領域が満杯になり、ハードディスクドライブのパフォーマンスが急激に低下してしまう。その結果、画像形成装置のパフォーマンスが低下し、期待されるパフォーマンスを達成できなくなってしまう。
本発明の目的は、記憶部の応答遅延によるパフォーマンスの低下を抑制することが可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像処理装置は、判定処理部と、切替処理部とを備える。前記判定処理部は、第1記憶部が応答遅延状態であるか否かを判定する。前記切替処理部は、前記判定処理部により前記第1記憶部が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先を前記第1記憶部から第2記憶部へと切り替える。
本発明の一の局面に係る画像処理方法は、判定ステップと、切替ステップとを含む。前記判定ステップでは、第1記憶部が応答遅延状態であるか否かが判定される。前記切替ステップでは、前記判定ステップにおいて前記第1記憶部が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先が前記第1記憶部から第2記憶部へと切り替えられる。
本発明によれば、記憶部の応答遅延によるパフォーマンスの低下を抑制することが可能な画像処理装置及び画像処理方法が提供される。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置の構成]
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、操作表示部10、ADF(Auto Document Feeder)11、画像読取部12、画像形成部13、通信I/F14、HDD(Hard Disc Drive)15、SSD(Solid State Drive)16、制御部17などを備える。具体的に、画像形成装置1は、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、及びファクシミリ機能などを有する複合機である。なお、本発明は、複合機に限らず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置のような任意の画像処理装置に適用可能である。画像形成装置1は、本発明の「画像処理装置」の一例である。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、操作表示部10、ADF(Auto Document Feeder)11、画像読取部12、画像形成部13、通信I/F14、HDD(Hard Disc Drive)15、SSD(Solid State Drive)16、制御部17などを備える。具体的に、画像形成装置1は、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、及びファクシミリ機能などを有する複合機である。なお、本発明は、複合機に限らず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置のような任意の画像処理装置に適用可能である。画像形成装置1は、本発明の「画像処理装置」の一例である。
操作表示部10は、情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部と、ユーザー操作を受け付けるタッチパネル及び操作ボタンなどの操作部とを備える。
ADF11は、原稿セット部、搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部12の読み取り対象となる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。
画像読取部12は、原稿台、光源、ミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿の画像を読み取って画像データとして出力することが可能である。
画像形成部13は、電子写真方式又はインクジェット方式で画像データに基づく印刷処理を実行することが可能であり、前記画像データに基づいてシート上に画像を形成する。例えば、画像形成部13が電子写真方式の画像形成部である場合、画像形成部13は感光体ドラム、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、及び定着装置などを備える。
通信I/F14は、電話回線、インターネット、又はLANなどの通信網を介して、外部のファクシミリ装置又はパーソナルコンピューターなどの情報処理装置との間で所定の通信プロトコルに従った通信処理を実行することが可能な通信インターフェイスである。
HDD15は、制御部17によって実行される各種の制御プログラム、及び各種のデータなどが記憶される不揮発性の記憶装置である。本実施形態では、HDD15は、SMR方式のハードディスクドライブである。HDD15は、プリント処理、スキャン処理、コピー処理などを途切れずに連続的に実行することができるように、外部の情報処理装置から受信された画像データ、画像読取部12により読み取られた画像データなどを一時的に記憶するための記憶領域としても用いられる。HDD15は、本発明の「第1記憶部」の一例である。
SSD16は、制御部17によって実行される各種の制御プログラム、及び各種のデータなどが記憶される不揮発性の記憶装置である。SSD16には、ファームウェアが記憶されている。SSD16は、HDD15と比べて、データの記憶容量は小さいが、データの読み出し速度は速い。SSD16は、本発明の「第2記憶部」の一例である。
制御部17は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
ところで、HDD15のようなSMR方式のハードディスクドライブでは、トラックにデータが書き込まれる際に、隣接するトラックの端部を重ね書きするようにしてデータが書き込まれる。したがって、或るトラックにデータを書き込む場合に、必要に応じて、当該トラックに隣接するトラックに格納されているデータを別のトラックに移動させるなどの処理が必要となる。このようなSMR方式のハードディスクドライブに固有のオーバーヘッドを抑制するために、SMR方式のハードディスクドライブでは、ハードディスク上にメディアキャッシュと呼ばれるバッファ領域が設けられている。制御部17のようなホストからの書き込みデータは、前記バッファ領域に一旦格納され、その後、適宜のタイミングでハードディスク上の本来の記憶領域に書き込まれる。しかしながら、ホストからSMR方式のハードディスクドライブに対して立て続けに書き込みデータが送信されると、前記バッファ領域が満杯になり、ハードディスクドライブのパフォーマンスが急激に低下してしまう。その結果、画像形成装置のパフォーマンスが低下し、期待されるパフォーマンスを達成できなくなってしまう。これに対して、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、HDD15の応答遅延によるパフォーマンスの低下を抑制することが可能である。
具体的に、制御部17は、判定処理部171、切替処理部172、及び移動処理部173を含む。なお、制御部17は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することによりこれらの各処理部として機能する。また、制御部17は、これらの各処理部の一部又は複数の処理機能を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
判定処理部171は、第1記憶部が応答遅延状態であるか否かを判定する。例えば、判定処理部171は、HDD15に対する画像データの書き込み指示が行われた後、HDD15からの書き込み完了通知がないまま予め定められたタイムアウト時間が経過した場合に、HDD15が応答遅延状態であると判定する。
切替処理部172は、判定処理部171によりHDD15が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先をHDD15からSSD16へと切り替える。これにより、HDD15が応答遅延状態となっても、画像データの書き込み先が自動的にSSD16に切り替わるので、画像形成装置1のパフォーマンスの低下を抑制することが可能となる。
切替処理部172は、前記画像データの書き込み先をSSD16へと切り替えた後、予め定められた復帰条件を満たした場合に、画像データの書き込み先をSSD16からHDD15へと戻す。例えば、切替処理部172は、前記画像データの書き込み先をSSD16へと切り替えてから予め定められた待機時間が経過した場合に、画像データの書き込み先をSSD16からHDD15へと戻してもよい。また、切替処理部172は、HDD15から書き込み完了通知を受け取ってから予め定められた待機時間が経過した場合に、画像データの書き込み先をSSD16からHDD15へと戻してもよい。
なお、前記待機時間は、HDD15の前記バッファ領域に記憶されているデータが本来の記憶領域に書き込まれるのに要する時間よりも長い時間に設定されるのが好ましい。前記バッファ領域の記憶容量、及びハードディスクへのデータの書き込み速度は、HDD15の種類(メーカー、機種など)によって異なる。そこで、前記待機時間は、HDD15の種類(メーカー、機種など)に応じて異なる時間に設定されてもよい。例えば、切替処理部172は、画像形成装置1に搭載又は接続されているHDD15の種類を検出し、当該検出されたHDD15の種類に応じて前記待機時間を自動的に切り替えてもよい。
移動処理部173は、切替処理部172により書き込み先がSSD16に一時的に切り替えられている間にSSD16に書き込まれた画像データを、切替処理部172により書き込み先がHDD15に戻された後にSSD16からHDD15へと移動させる。これにより、HDD15が再び応答遅延状態になった場合に備えて、SSD16の空き容量を確保しておくことが可能となる。なお、移動処理部173は、SSD16に書き込まれた画像データのうちの一部の画像データのみをHDD15に移動させてもよい。例えば、移動処理部173は、SSD16に書き込まれた画像データのうち、画像形成装置1に恒久的に保存しておくべき画像データ(例えば、スキャン処理において画像読取部12により読み取られて画像形成装置1に保存される画像データ)のみをHDD15に移動させてもよい。すなわち、移動処理部173は、SSD16に書き込まれた画像データのうち、画像形成装置1に一時的に保存すればよい画像データ(例えば、プリント処理又はコピー処理の際に画像形成装置1に一時的に保存される画像データ)については、HDD15に移動させないようにしてもよい。これにより、SSD16に書き込まれた画像データをHDD15に移動させる際の処理負担を低減することができる。
[書き込み処理]
次に、図2を参照しつつ、本発明の「画像処理方法」の一例として、制御部17によって実行される書き込み処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1,S2,・・・は、制御部17により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記書き込み処理は、例えば、画像形成装置1の電源がオンされたことに応じて開始され、その後、画像形成装置1の電源がオフされたことに応じて終了される。
次に、図2を参照しつつ、本発明の「画像処理方法」の一例として、制御部17によって実行される書き込み処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1,S2,・・・は、制御部17により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記書き込み処理は、例えば、画像形成装置1の電源がオンされたことに応じて開始され、その後、画像形成装置1の電源がオフされたことに応じて終了される。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部17は、操作表示部10又は通信I/Fを通じて、画像データの書き込み要求(すなわち、HDD15への画像データの書き込みを伴う処理の実行要求)を受信したか否かを判断する。例えば、制御部17は、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合に、画像データの書き込み要求を受信したと判断する。また、制御部17は、通信I/Fを通じて外部の情報処理装置(印刷ホスト装置)から複数部印刷、プライベートプリントなどを指示する印刷データを受信した場合に、画像データの書き込み要求を受信したと判断する。そして、画像データの書き込み要求を受信したと判断されると(S1:Yes)、処理がステップS2に移行する。一方、画像データの書き込み要求を受信していないと判断されると(S1:No)、画像データの書き込み要求を受信したと判断されるまで、当該ステップS1の処理が繰り返される。
まず、ステップS1において、制御部17は、操作表示部10又は通信I/Fを通じて、画像データの書き込み要求(すなわち、HDD15への画像データの書き込みを伴う処理の実行要求)を受信したか否かを判断する。例えば、制御部17は、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合に、画像データの書き込み要求を受信したと判断する。また、制御部17は、通信I/Fを通じて外部の情報処理装置(印刷ホスト装置)から複数部印刷、プライベートプリントなどを指示する印刷データを受信した場合に、画像データの書き込み要求を受信したと判断する。そして、画像データの書き込み要求を受信したと判断されると(S1:Yes)、処理がステップS2に移行する。一方、画像データの書き込み要求を受信していないと判断されると(S1:No)、画像データの書き込み要求を受信したと判断されるまで、当該ステップS1の処理が繰り返される。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部17は、HDD15に画像データを送信する。例えば、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合、制御部17は、画像読取部12により読み取られた画像データをHDD15に送信する。また、外部の情報処理装置から印刷データを受信した場合、制御部17は、前記印刷データに含まれる画像データをHDD15に送信する。
ステップS2において、制御部17は、HDD15に画像データを送信する。例えば、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合、制御部17は、画像読取部12により読み取られた画像データをHDD15に送信する。また、外部の情報処理装置から印刷データを受信した場合、制御部17は、前記印刷データに含まれる画像データをHDD15に送信する。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部17は、HDD15から書き込み完了通知を受信したか否かを判断する。そして、前記書き込み完了通知を受信したと判断されると(S3:Yes)、処理が前記ステップS1に戻る。一方、前記書き込み完了通知を受信していないと判断されると(S3:No)、処理がステップS4に移行する。
ステップS3において、制御部17は、HDD15から書き込み完了通知を受信したか否かを判断する。そして、前記書き込み完了通知を受信したと判断されると(S3:Yes)、処理が前記ステップS1に戻る。一方、前記書き込み完了通知を受信していないと判断されると(S3:No)、処理がステップS4に移行する。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部17は、前記ステップS2でHDD15に画像データを送信してから、予め定められたタイムアウト時間が経過したか否かを判断する。そして、前記タイムアウト時間が経過したと判断されると(S4:Yes)、処理がステップS5に移行する。一方、前記タイムアウト時間が経過していないと判断されると(S5:No)、処理が前記ステップS3に戻る。
ステップS4において、制御部17は、前記ステップS2でHDD15に画像データを送信してから、予め定められたタイムアウト時間が経過したか否かを判断する。そして、前記タイムアウト時間が経過したと判断されると(S4:Yes)、処理がステップS5に移行する。一方、前記タイムアウト時間が経過していないと判断されると(S5:No)、処理が前記ステップS3に戻る。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部17は、HDD15が応答遅延状態であると判定する。
ステップS5において、制御部17は、HDD15が応答遅延状態であると判定する。
前記ステップS4及び前記ステップS5の処理は、制御部17の判定処理部171により実行される。前記ステップS4及び前記ステップS5は、本発明の「判定ステップ」の一例である。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部17は、画像データの書き込み先をHDD15からSSD16へと切り替える。具体的に、制御部17は、前記画像データを出力すべき前記CPUのポートを、HDD15に接続されている第1ポートからSSD16に接続されている第2ポートへと切り替える。当該ステップS6の処理は、制御部17の切替処理部172により実行される。当該ステップS6は、本発明の「切替ステップ」の一例である。
ステップS6において、制御部17は、画像データの書き込み先をHDD15からSSD16へと切り替える。具体的に、制御部17は、前記画像データを出力すべき前記CPUのポートを、HDD15に接続されている第1ポートからSSD16に接続されている第2ポートへと切り替える。当該ステップS6の処理は、制御部17の切替処理部172により実行される。当該ステップS6は、本発明の「切替ステップ」の一例である。
<ステップS7>
ステップS7において、制御部17は、前記ステップS2でHDD15に送信されたものと同じ画像データを、SSD16に書き込む。これにより、応答遅延状態であるHDD15における前記画像データの書き込みが完了するのを待つことなしに、当該画像データの書き込みを完了させることができる。
ステップS7において、制御部17は、前記ステップS2でHDD15に送信されたものと同じ画像データを、SSD16に書き込む。これにより、応答遅延状態であるHDD15における前記画像データの書き込みが完了するのを待つことなしに、当該画像データの書き込みを完了させることができる。
<ステップS8>
ステップS8において、制御部17は、前記ステップS1と同様に、操作表示部10又は通信I/Fを通じて、画像データの書き込み要求(すなわち、HDD15への画像データの書き込みを伴う処理の実行要求)を受信したか否かを判断する。そして、画像データの書き込み要求を受信したと判断されると(S8:Yes)、処理がステップS9に移行する。一方、画像データの書き込み要求を受信していないと判断されると(S8:No)、処理がステップS10に移行する。
ステップS8において、制御部17は、前記ステップS1と同様に、操作表示部10又は通信I/Fを通じて、画像データの書き込み要求(すなわち、HDD15への画像データの書き込みを伴う処理の実行要求)を受信したか否かを判断する。そして、画像データの書き込み要求を受信したと判断されると(S8:Yes)、処理がステップS9に移行する。一方、画像データの書き込み要求を受信していないと判断されると(S8:No)、処理がステップS10に移行する。
<ステップS9>
ステップS9において、制御部17は、SSD16に画像データを書き込む。例えば、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合、制御部17は、画像読取部12により読み取られた画像データをSSD16に書き込む。また、外部の情報処理装置から印刷データを受信した場合、制御部17は、前記印刷データに含まれる画像データをSSD16に書き込む。
ステップS9において、制御部17は、SSD16に画像データを書き込む。例えば、操作表示部10に対するコピー開始操作又はスキャン開始操作が行われた場合、制御部17は、画像読取部12により読み取られた画像データをSSD16に書き込む。また、外部の情報処理装置から印刷データを受信した場合、制御部17は、前記印刷データに含まれる画像データをSSD16に書き込む。
<ステップS10>
ステップS10において、制御部17は、前記復帰条件を満たすか否かを判断する。例えば、制御部17は、前記ステップS6で画像データの書き込み先がSSD16へと切り替えられてから前記待機時間が経過した場合に、前記復帰条件を満たすと判断してもよい。また、制御部17は、HDD15から書き込み完了通知(すなわち、前記ステップS2でHDD15に送信された画像データについての書き込み完了通知)を受け取ってから前記待機時間が経過した場合に、前記復帰条件を満たすと判断してもよい。そして、前記復帰条件を満たすと判断されると(S10:Yes)、処理がステップS11に移行する。一方、前記復帰条件を満たさないと判断されると(S10:No)、処理が前記ステップS8に戻る。
ステップS10において、制御部17は、前記復帰条件を満たすか否かを判断する。例えば、制御部17は、前記ステップS6で画像データの書き込み先がSSD16へと切り替えられてから前記待機時間が経過した場合に、前記復帰条件を満たすと判断してもよい。また、制御部17は、HDD15から書き込み完了通知(すなわち、前記ステップS2でHDD15に送信された画像データについての書き込み完了通知)を受け取ってから前記待機時間が経過した場合に、前記復帰条件を満たすと判断してもよい。そして、前記復帰条件を満たすと判断されると(S10:Yes)、処理がステップS11に移行する。一方、前記復帰条件を満たさないと判断されると(S10:No)、処理が前記ステップS8に戻る。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部17は、画像データの書き込み先をSSD16からHDD15へと戻す。具体的に、制御部17は、前記画像データを出力すべき前記CPUのポートを、SSD16に接続されている前記第2ポートからHDD15に接続されている前記第1ポートへと切り替える。
ステップS11において、制御部17は、画像データの書き込み先をSSD16からHDD15へと戻す。具体的に、制御部17は、前記画像データを出力すべき前記CPUのポートを、SSD16に接続されている前記第2ポートからHDD15に接続されている前記第1ポートへと切り替える。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部17は、前記ステップS7及び前記ステップS9でSSD16に書き込まれた画像データを、SSD16からHDD15へと移動させる。例えば、制御部17は、前記ステップS7及び前記ステップS9でSSD16に書き込まれた画像データのうち、画像形成装置1に恒久的に保存しておくべき画像データ(例えば、スキャン処理において画像読取部12により読み取られて画像形成装置1に保存される画像データ)のみをHDD15に移動させる。そして、処理が前記ステップS1に戻る。当該ステップS12の処理は、制御部17の移動処理部173により実行される。
ステップS12において、制御部17は、前記ステップS7及び前記ステップS9でSSD16に書き込まれた画像データを、SSD16からHDD15へと移動させる。例えば、制御部17は、前記ステップS7及び前記ステップS9でSSD16に書き込まれた画像データのうち、画像形成装置1に恒久的に保存しておくべき画像データ(例えば、スキャン処理において画像読取部12により読み取られて画像形成装置1に保存される画像データ)のみをHDD15に移動させる。そして、処理が前記ステップS1に戻る。当該ステップS12の処理は、制御部17の移動処理部173により実行される。
なお、前記ステップS12の処理の実行タイミングは、前記ステップS11の直後に限らず、任意のタイミング(例えば、前記CPU、HDD15、SSD16などがアイドル状態になったタイミング)であってもよい。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1では、HDD15が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先がHDD15からSSD16へと切り替えられる。よって、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、HDD15の応答遅延によるパフォーマンスの低下を抑制することが可能である。
なお、画像データ以外の任意のデータについても、画像データと同様に、HDD15が応答遅延状態であると判定された場合に書き込み先がHDD15からSSD16へと切り替えられてもよい。
1 画像形成装置
15 HDD
16 SSD
17 制御部
171 判定処理部
172 切替処理部
173 移動処理部
15 HDD
16 SSD
17 制御部
171 判定処理部
172 切替処理部
173 移動処理部
Claims (9)
- 第1記憶部が応答遅延状態であるか否かを判定する判定処理部と、
前記判定処理部により前記第1記憶部が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先を前記第1記憶部から第2記憶部へと切り替える切替処理部と、
を備える画像処理装置。 - 前記判定処理部は、前記第1記憶部に対する画像データの書き込み指示が行われた後、前記第1記憶部からの書き込み完了通知がないまま予め定められたタイムアウト時間が経過した場合に、前記第1記憶部が応答遅延状態であると判定する、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記切替処理部は、前記画像データの書き込み先を前記第2記憶部へと切り替えた後、予め定められた復帰条件を満たした場合に、画像データの書き込み先を前記第2記憶部から前記第1記憶部へと戻す、
請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記復帰条件は、前記画像データの書き込み先を前記第2記憶部へと切り替えてから予め定められた待機時間が経過したことを含む、
請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記復帰条件は、前記第1記憶部から書き込み完了通知を受け取ってから予め定められた待機時間が経過したことを含む、
請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記待機時間は、前記第1記憶部の種類に応じて異なる時間に設定される、
請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記切替処理部により書き込み先が前記第2記憶部に一時的に切り替えられている間に前記第2記憶部に書き込まれた画像データを、前記切替処理部により書き込み先が前記第1記憶部に戻された後に前記第2記憶部から前記第1記憶部へと移動させる移動処理部を更に備える、
請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置。 - 前記第1記憶部が、SMR方式のハードディスクドライブである、
請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。 - 第1記憶部が応答遅延状態であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記第1記憶部が応答遅延状態であると判定された場合に、画像データの書き込み先を前記第1記憶部から第2記憶部へと切り替える切替ステップと、
を含む画像処理方法。
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