JP2020086715A - 出発案内システム、出発案内プログラム - Google Patents

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洋市 山村
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Abstract

【課題】利用者が利用予定である対象の利用場所に向けて適切に出発できる可能性を高める技術の提供。【解決手段】利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する利用予定情報取得部と、前記利用者が過去に前記利用場所に向かった際の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、前記利用者が前記利用場所に向かう移動が前記行動パターンとなると仮定した場合に前記利用時刻に間に合うように前記行動パターンに基づいて前記利用場所への出発を前記利用者に促す案内を行う出発案内部と、を備える出発案内システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、出発案内システム、出発案内プログラムに関する。
従来、携帯端末を用いて駐車場の駐車エリアを予約するサービスが知られている。特許文献1には、予約申し込み時に満車で予約できなかったとしても予約希望者の携帯端末の連絡先を登録しておき、予約駐車エリアに空きが生じた段階で予約希望者の携帯端末に通知する技術が記載されている。
特開平11−328589号公報
駐車場の予約が成立した後、利用者が予約時間帯を失念したり予約時間帯が異なる時間帯であると誤認識したりする可能性がある。その結果予約時間帯に駐車場に車両を駐車できなくなる可能性がある。そのような事態を防止するために、予約時間帯の前に利用者に予約に関する情報を通知できることが望ましい。しかし、例えば予約時間帯の一定時間前に通知する構成の場合、利用者にとって必ずしも有用でないことが考えられる。例えば、一定時間が利用者にとって長すぎると(例えば予約開始時刻の24時間前に通知)、予約時間帯に駐車場に駐車するための行動を開始すべき時刻までの間に再び利用者が予約時間帯を失念したり誤認識したりする可能性がある。また、一定時間が利用者にとって短すぎる(例えば、現在位置から予約済み駐車場までの所要時間よりも短い)と、駐車場への到着時刻が予約開始時刻より遅れる可能性がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者が利用予定である対象の利用場所に向けて適切に出発できる可能性を高める技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、出発案内システムは、利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する利用予定情報取得部と、利用者が過去に利用場所に向かった際の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、利用者が利用場所に向かう移動が行動パターンとなると仮定した場合に利用時刻に間に合うように前記行動パターンに基づいて利用場所への出発を利用者に促す案内を行う案内部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、出発案内プログラムは、コンピュータを、利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する利用予定情報取得部、利用者が過去に利用場所に向かった際の行動パターンを取得する行動パターン取得部、利用者が利用場所に向かう移動が行動パターンとなると仮定した場合に利用時刻に間に合うように前記行動パターンに基づいて利用場所への出発を利用者に促す案内を行う案内部、として機能させる。
すなわち、出発案内システム、出発案内プログラムでは、過去に利用場所に向かった際の行動パターンと同じように、今回利用者が利用場所に向かうと仮定した場合に、利用者が利用時刻に間に合うように利用場所に到着できるように過去の行動パターンに基づいて出発を促す。その結果、この出発案内システム、出発案内プログラムによれば、利用者が利用予定である対象の利用場所に向けて適切に出発できる可能性を高めることができる。
出発案内システムの構成を示すブロック図。 図2A〜図2Fはデータベースの一例を示す図。 図3Aはログ収集処理のフローチャート、図3Bは行動パターン取得処理のフローチャート。 出発案内処理のフローチャート。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)出発案内システムの構成:
(2)ログ収集処理:
(3)行動パターン取得処理:
(4)出発案内処理:
(5)他の実施形態:
(1)出発案内システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である出発案内システムとして機能する駐車場管理サーバ50の構成を示すブロック図である。本実施形態において駐車場管理サーバ50は、利用者端末10と通信可能である。なお、利用者端末10は、複数個存在し得る。また、複数の利用者端末10は異なる利用者によって利用され得る。利用者端末10は利用者が携帯する機器であり、利用者が車両で移動する際には車両に持ち込まれる。
本実施形態にかかる利用者端末10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20を備えており、制御部20は、ROMや図示しない記録媒体に記録された種々のプログラムを実行することができる。本実施形態において利用者端末10は、各種のプログラムにより各種の機能を実行可能な多機能端末である。利用者端末10は、各種の態様で実現可能であるが、本実施形態において利用者端末10は、通話機能を含む各種の機能を実行可能なスマートフォンである。
さらに利用者端末10は、通信部41、GNSS受信部42、ユーザI/F部43を備えている。GNSS受信部42は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して利用者端末10の現在位置を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して利用者端末10の現在位置を取得し、利用者端末10の現在位置とみなす。なお、利用者端末10の現在位置を取得するための手法は、GNSS受信部42に限定されず、他のセンサ、例えば、ジャイロセンサ等が利用されても良い。利用者端末10が車両に持ち込まれた際には、車両が備えるジャイロセンサや車速センサ等からの出力信号が利用されてもよい。
ユーザI/F部43は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部である。ユーザI/F部43は、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部、タッチパネルや各種のボタン等によって構成される入力部、スピーカ、振動部、LEDランプなどの出力部を備えている。制御部20は、ユーザI/F部43を制御して各種の表示を行わせることが可能であり、ユーザI/F部43の出力信号に基づいて利用者の入力内容を取得することが可能である。通信部41は、外部の装置と無線通信をするための装置であり、制御部20は、通信部41を介して駐車場管理サーバ50と通信することができる。
本実施形態において、利用者端末10の制御部20は、駐車場予約プログラム21と、移動ログアップロードプログラム22と、案内プログラム23とを実行可能である。駐車場予約プログラム21は、駐車場予約管理機能を有する駐車場管理サーバ50に対して駐車場を予約する機能を制御部20に実現させる。制御部20は駐車場予約プログラム21を実行することより、利用者が指定するエリアの空き駐車スペースがある駐車場の検索を駐車場管理サーバ50に依頼し、駐車場管理サーバ50から取得した検索結果を提示し、利用者が選択した駐車場・駐車スペース・利用時間帯(利用日、利用開始時刻、利用終了時刻)を駐車場管理サーバ50に送信する。
移動ログアップロードプログラム22は、利用者端末10の移動ログ(現在位置の履歴)を駐車場管理サーバ50にアップロードする機能を制御部20に実現させる。制御部20は移動ログアップロードプログラム22を実行する(具体的にはバックグラウンドで定期的に実行する)ことにより、GNSS受信部42の出力信号に基づいて利用者端末10の現在位置を取得し、図示しない計時部から取得した現在日時とともに、通信部41を介して駐車場管理サーバ50に送信する。その結果、定期的に利用者端末の現在位置が駐車場管理サーバ50に送信され、利用者端末10の移動ログとして駐車場管理サーバ50のログ管理DB70dに蓄積される。なお、現在位置は定期的にアップロードされる構成の他にも、所定の条件を満たしたことをトリガにして未アップロード期間の位置および時刻がまとめてアップロードされる構成を採用してもよい。
本実施形態においては、利用時間帯に遅れずに駐車できるように、予約済みの駐車場への移動を促す出発案内が駐車場管理サーバ50から利用者端末10に送信される。案内プログラム23は、この出発案内を受信すると、ユーザI/F部43が備える各種の出力部(ディスプレイ、スピーカ、振動部、LEDランプ等)に各種の信号を出力することにより、利用者に対して出発案内を行う機能を制御部20に実現させる。出発案内はどのような形態で利用者端末10に送信されてもよいが、本実施形態においてはプッシュ通知の仕組みを利用して実施される。プッシュ通知は、サーバ側が能動的に通信を開始しクライアントに向けて情報を通知する手法である。出発案内を受信すると、制御部20は案内プログラム23を実行することにより、ユーザI/F部43が備える出力部からの出力によって、利用者端末10の利用者に出発案内を行う。
次に、駐車場管理サーバ50の構成を説明する。本実施形態における駐車場管理サーバ50は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部60、記録媒体70および通信部81を備えており、記録媒体70やROMに記憶された種々のプログラムを制御部60で実行することができる。本実施形態において、制御部60は、駐車場予約管理プログラム61と、ログ収集プログラム62と、出発案内プログラム63を実行可能である。通信部81は、インターネット等の通信ネットワークを介して他の装置と通信を行う回路を備えており、制御部60は上記の各プログラムの処理によって利用者端末10と通信を行うことが可能である。
駐車場予約管理プログラム61は、利用者端末10からの依頼に応じて駐車場の予約を成立させる機能を制御部60に実現させる。駐車場管理サーバ50において、各利用者には利用者IDが割り振られている。記録媒体70には、利用者DB70aと駐車場DB70bが記録されている。利用者DB70aは利用者に関する情報を蓄積するデータベースであり、図2Aにその一例を示す。同図に示すように利用者DB70aには、利用者ID毎に、認証用情報(例えばパスワード等)、電子メールアドレス、電話番号、自宅住所(自宅位置)、利用者端末10に出発案内のプッシュ通知を行うための利用者端末10の端末ID、利用者の決済情報等が記録されている。その他にも例えば、利用者が利用する車両に関する情報(例えば車体サイズ等)が記録されていても良い。
駐車場DB70bは、駐車場予約に関するデータを蓄積するデータベースであり、図2B〜図2Dにその一例を示す。駐車場管理サーバ50が管理する各駐車場には駐車場IDが割り振られている。また、駐車場における各駐車スペースにも駐車スペースIDが割り振られている。駐車場DB70bにおいては、図2Bに示すように、駐車場ID毎に、駐車場の位置、駐車場の名称、駐車場の属性(一般の駐車場、施設に併設された駐車場、施設に隣接する駐車場(さらには当該施設のジャンル)、駐車場が存在するエリアの属性(都市部、住宅地、工業地帯、リゾート地)等)が記録されている。また、駐車場DB70bにおいては、図2Cに示すように、駐車場IDおよび駐車スペースID毎に、利用可能車体サイズや利用料金等の情報が記録されている。また、図2Dに示すように、駐車場DB70bにおいては、駐車場ID・駐車スペースID毎に、日付や各時間帯における利用状況(予約状況を含む)が蓄積されている。具体的には例えば、「空き」/「利用中(または予約済み)」が対応付けられている。また、「利用中(または予約済み)」の場合には、利用中の利用者の利用ID(または予約した利用者の利用ID)が対応付けて記録されている。
制御部60は駐車場予約管理プログラム61を実行することにより、利用者DB70aおよび駐車場DB70bを用いて、利用者の認証、空き駐車場の検索要求に応じた検索および検索結果の返信、利用者が選択した駐車場・駐車スペース・日付・時間帯での予約登録、決済等を行う。なお予約が成立した場合、制御部60は、予約した駐車場・駐車スペース・日付・時間帯等を記載した予約確認メールを利用者のメールアドレス宛に送信する。
ログ収集プログラム62は、利用者端末10から定期的に送信される利用者端末10の現在位置および現在日時に基づいて、利用者端末10の位置を利用者ID毎に時系列順にログ管理DB70dに記録する機能と、利用者IDに対応付けて駐車場の利用予定情報をログ管理DB70dに記録する機能を制御部60に実現させる。利用者ごとの時系列順の位置の情報を移動ログと呼ぶ。ログ管理DB70dは記録媒体70に記録されている。ログ管理DB70dは、利用者毎の移動ログや利用予定情報等のログを蓄積するデータベースである。図2Eはログ管理DBの一例を示す図である。同図に示すようにログ管理DB70dには、利用者ID毎に、駐車場の利用予定情報と移動ログとが蓄積されている。
制御部60は、利用者端末10から現在位置および現在日時を受信すると、ログ収集プログラム62を実行することにより、利用者端末10の利用者の利用者IDに対応付けて、移動ログをログ管理DB70dに記録する。なお、ログ管理DB70dに記録された利用者ID毎の移動ログに基づいて、後述する行動パターン取得部63bの機能によって、利用者の行動パターンの取得が行われる。
利用予定情報は、本実施形態においては駐車場予約に関する情報であり、駐車場の予約が成立している状態である場合には、予約した駐車場の駐車場ID、駐車スペースID、利用日の日付、利用時間帯(利用開始時刻、利用終了時刻)等が含まれている。利用者が駐車場を予約している状態ではない場合は、利用予定情報には、予約無しを示す情報が含まれている。制御部60は、ログ収集プログラム62を実行することにより、図2Dに示す駐車場DB70bの利用状況に基づいて、利用者ID毎に利用予定情報を取得し、ログ管理DB70dに記録する。
出発案内プログラム63は、行動パターンに基づいて、利用時刻に間に合うように駐車場に到着できるように出発を促す案内を行う機能を制御部60に実現させるために、利用予定情報取得部63aと、行動パターン取得部63bと、出発案内部63cを備えている。
利用予定情報取得部63aは、利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、利用場所は駐車場である。また、利用時刻は、駐車場の利用時間帯に含まれる時刻であればよいが、本実施形態においては利用予定情報に含まれる利用開始時刻とする。制御部60は、利用予定情報取得部63aの機能により、ログ管理DB70dを参照し、利用者ID毎に、利用予定情報を取得する。
行動パターン取得部63bは、利用者が過去に利用場所に向かった際の行動パターンを取得する機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、制御部60は行動パターン取得部63bの機能により、利用者が予約済みの駐車場と同じ駐車場に過去に向かった際の行動パターンを行動パターンDB70cから取得する。行動パターンは、利用者が利用場所に移動する際の利用者の行動の傾向を直接的または間接的に示す情報である。例えば、利用者が利用場所に移動する際の所要時間の傾向を示す情報は行動パターンとなり得る。本実施形態の場合、行動パターンは、利用者が駐車場に車両を駐車するために車両に乗車して駐車場に向かう際に、どの程度の時間をかける傾向があるかを示す情報である。
行動パターンDB70cは、ログ管理DB70dの利用者ごとの移動ログに基づいて抽出された利用者ごとの行動パターンであって、到着地が駐車場であり、車両に乗車した状態での移動である行動パターンを蓄積するデータベースである。行動パターンDB70cは、記録媒体70に記録されている。図2Fは、本実施形態における行動パターンの一例を示す図である。図2Fには、利用者ID「0001」に対応付けて記録されている3つの行動パターンの例が示されている。本実施形態において、行動パターンは、平日/非平日の区分(以降、単に区分と呼ぶ)と、出発地と、出発地からの出発時刻と、到着地と、到着地への到着時刻と、信頼度を含んでいる。
行動パターンに記録される出発時刻は、次のように算出される。まず制御部60は、同じ出発地から同じ区分の日に出発し同じ到着地に到着した1以上の移動ログを抽出する。そして制御部60は、抽出した1以上の移動ログにおける出発時刻の平均値(中央値、最頻値等であってもよい)を算出して、行動パターンにおける出発時刻とする。行動パターンにおける到着時刻についても、同じ出発地から同じ区分の日に出発し同じ到着地に到着した1個以上の移動ログにおける到着時刻から同様に算出される。信頼度は、対象とする行動パターンを導出するのに用いた標本数や分散の大きさに基づいて、本実施形態においては高・中・低の3段階で表される。標本数は、同じ出発地から同じ区分の日に出発し同じ到着地に到着したことを示す移動ログの個数である。分散は、同じ出発地から同じ区分の日に出発し同じ到着地に到着したことを示す各移動ログにおける出発時刻の分散や、到着時刻の分散である。標本数が多いほど信頼度は高く設定され、分散が小さいほど信頼度は高く設定される。
具体的には例えば、標本数が閾値未満の場合は分散の大きさにかかわらず信頼度が低に設定され、標本数が閾値以上の場合は分散の大きさに応じて高・中・低が設定される。なお、同じ出発地から同じ区分の日に出発し同じ到着地に到着したことを示す移動ログであっても、出発時刻同士や到着時刻同士が規定値以上に異なる場合は、異なる行動パターンとして扱われてもよい。例えば出発時刻を含む時間帯(例…午前の時間帯、昼の時間帯、夜の時間帯等)や到着時刻を含む時間帯が異なれば、異なる行動パターンとして扱われてよい。また例えば、行動パターンにおける出発時刻や到着時刻は、15分単位や30分単位で表現されてもよい(例…8時00分から8時14分の間に含まれる時刻を8時00分と表現してもよい)
なお、制御部60は、ログ管理DB70dの移動ログ(図2Eを参照)に示される各日時の位置に基づいて、予め決められた時間以上同じ位置に留まっている状態から移動したと判定される場合に、移動前の位置を出発地とみなす。制御部60は、出発地の位置と、利用者DB70aの利用者の自宅位置(図2Aを参照)や駐車場DB70bの駐車場の位置(図2Bを参照)や、図示しない地図情報に含まれる施設位置データ等に基づいて出発地を特定する。また、制御部60は、移動ログに示される各日時の位置に基づいて、移動している状態から停止して予め決められた時間以上同じ位置に留まったと判定される場合に、留まっている位置を到着地とみなす。制御部60は、到着地の位置と、利用者DB70aや駐車場DB70bや図示しない地図情報に基づいて到着地を特定する。なお予め決められた時間未満の停止位置は経由地とみなすようにしてもよい。また、予め決められた時間以上の停止であっても停止位置を含む施設や周辺施設の属性等に応じて、当該停止位置を到着地ではなく経由地として扱うようにしてもよい。
本実施形態においては、上述したように、制御部60は、到着地が駐車場である移動ログを行動パターン導出の対象とする。さらに、制御部60は、出発地から到着地に至るまでの移動軌跡と移動速度と図示しない地図情報に含まれるノードデータやリンクデータに基づいて、利用者端末10が車両に乗せられた状態で道路上を移動したと判定される移動ログを行動パターン導出の対象とする。以上のようにして制御部60は、利用者ID毎に、到着地が駐車場であり、当該駐車場に車両で移動したことを示す移動ログに基づいて行動パターンを導出し、利用者IDに対応付けて行動パターンDB70cに記録する。
なお、本実施形態においては、異なる駐車場への移動は異なる行動パターンとして扱われる。距離が近い駐車場であっても、例えば駐車場の属性に応じてそれぞれの駐車場に向かう行動パターンが異なりうることに着目し、本実施形態においては、異なる駐車場への移動を異なる行動パターンとして扱う。
制御部60は行動パターン取得部63bの機能によって、予め決められた期間(例えば24時間)が経過する毎に、ログ管理DB70dの利用者毎の移動ログを分析し、上述したように利用者毎の行動パターンを取得し行動パターンDB70cに蓄積する。このように利用者ごとの行動パターンが行動パターンDB70cに蓄積されている状態で、制御部60は行動パターン取得部63bの機能により、利用者が今回予約した駐車場を到着地とする利用者の行動パターンであって信頼度が「中」以上の行動パターンを行動パターンDB70cから取得する。当該駐車場が到着地であり信頼度が「中」以上の行動パターンが複数存在する場合は当該複数の行動パターンを制御部60は取得する。
出発案内部63cは、利用者が利用場所に向かう移動が、過去に当該利用場所に向かった際の行動パターンとなると仮定した場合に利用時刻に間に合うように当該行動パターンに基づいて利用場所への出発を利用者に促す案内を行う機能を制御部60に実現させるプログラムモジュールである。制御部60は、特定の行動パターンについての次の条件1〜条件5の全てを満たす場合に、当該行動パターンが再現されると推定する。そして制御部60は、当該行動パターンの出発時刻と同じ時間帯に出発するべきであるとして出発予想時刻を定める。制御部60は、出発予想時刻に出発できるように、出発予想時刻の直前に出発を促す案内を行う。条件1は、利用者が予約した駐車場と行動パターンの到着地が一致することである。条件2は、利用開始時刻が行動パターンの到着時刻と類似することである。条件3は、現在位置が行動パターンの出発地に該当することである。条件4は、現在日時が示す日が行動パターンにおける区分(平日/非平日の区分)に一致することである。条件5は、当該行動パターンの信頼度が「中」以上であることである。
より具体的には、制御部60は、まず、条件1を満たす行動パターンを特定する。当該行動パターンにおける到着時刻と駐車場の今回の利用開始時刻との差が予め決められた時間閾値未満である場合に、制御部60は、条件2を満たすとみなす。また、当該行動パターンにおける出発地と利用者端末10の現在位置との距離が予め決められた距離閾値未満である場合に、制御部60は、条件3を満たすとみなす。
続いて制御部60は出発案内部63cの機能により、条件1〜条件5を満たす行動パターンから出発時刻を取得し、今回の出発予想時刻とする。そして制御部60は出発案内部63cの機能により、出発予想時刻の直前に出発を促す案内を行う。出発予想時刻の直前に相当する案内実施時刻は、当該案内実施時刻において出発案内がなされた場合に利用者が出発予想時刻を失念する可能性が低く、また、出発予想時刻に出発できる可能性が高い時刻である。本実施形態においては、出発予想時刻の直前の時刻(案内実施時刻)は、出発予想時刻から利用者が出発準備に要する準備時間分遡った時刻とする。なお、準備時間は、例えば30分程度を想定してよい。なお、利用者の年齢や性別や家族構成等の利用者の属性に応じて異なる準備時間が採用されてもよい。また例えば、制御部60は、予約した駐車場の属性や駐車場が位置するエリアの特徴に応じて駐車の目的(例えば、買い物、レジャー、仕事等)を推定し目的に応じて異なる準備時間を採用してもよい。また、利用者が予め、利用者自身の平均的な準備時間を駐車場管理サーバ50(利用者DB70a)に登録しておき、制御部60は登録された準備時間を参照して案内実施時刻を決定してもよい。
制御部60は出発案内部63cの機能により、図示しない計時部から現在時刻(日時)を取得し、現在時刻が案内実施時刻(日時)となった(条件6)場合に、出発案内実施条件(条件1〜6)を満たしたとみなし、利用者端末10に対して、出発案内をプッシュ通知で送信する。具体的には例えば、制御部60は、利用者端末10の端末IDに対する出発案内の送信依頼を、通信部81を介して図示しないプッシュ通知サーバに送信し、プッシュ通知サーバが利用者端末10に出発案内をプッシュ通知で送信する。利用者端末10はプッシュ通知を受信すると、利用者端末10において当該出発案内に対応付けられている出力部から出発案内を行う(ディスプレイへのポップアップ表示やステータス表示部へのアイコン追加、スピーカからのブザー音の出力や出発案内を示す音声のTTS(Text To Speech)出力、振動部による振動、LEDランプの点滅等)。
このような出発案内が出発予想時刻の直前に実施されることにより、利用者端末10の利用者は、仮に駐車場を予約していたことを失念していたり、利用時間帯を誤認識していたとしても、出発のための準備を行い出発予想時刻に駐車場に向けて出発できる可能性を高めることができる。その結果、利用者が予約した駐車場を利用時間帯において利用できる可能性を高めることができる。従って本実施形態によれば、利用者が利用予定である対象の利用場所に適切に出発できる可能性を高めることができる。
また、行動パターンDB70cに蓄積された行動パターンには、利用者が駐車場に至るまでにコンビニエンスストア等の経由地を経由する傾向がある場合にはその行動も織り込まれている。すなわち駐車場に到着する前に寄り道する傾向にある人は、その分出発時刻を早める傾向にあるため、行動パターンDB70cに含まれる出発時刻も早い。そのためこのような利用者ごとおよび到着地の駐車場ごとの行動パターンに基づいて、制御部60は、適切なタイミングで利用者に出発案内を行うことができる。
(2)ログ収集処理:
次に、制御部60がログ収集プログラム62を実行することによって実施されるログ収集処理を、図3Aを参照しながら説明する。ログ収集処理は、利用者端末10から現在位置および現在日時を受信したことに応じて実行される。上述したように、利用者端末10は現在位置および現在日時を、定期的に駐車場管理サーバ50に送信するように構成されている。
ログ収集処理が開始されると、制御部60は、ログを取得する(ステップS100)。すなわち制御部60は、利用者端末10から送信された現在位置および現在日時を取得する。また、制御部60は、駐車場DB70bを参照し、駐車場の予約が成立している利用者であって、利用時間帯がまだ過ぎていない予約をしている利用者の利用者IDを取得しする。そして制御部60は、当該利用者が予約している駐車場の駐車場ID、駐車スペースID、日付・時間帯を取得する。
続いて制御部60は、ログ管理DB70d(図2Dを参照)にステップS100で取得したログを保存する(ステップS105)。すなわち制御部60は、利用者IDに対応付けて利用者端末10の位置および日時をログ管理DB70dに保存する。また、制御部60は、当該利用者の利用者IDに対応付けて、利用予定情報を保存する。駐車場を予約している利用者については、利用予定情報として、駐車場ID、駐車スペースID、日付、時間帯(利用開始時刻、利用終了時刻)が保存される。駐車場を予約していない利用者については、利用予定情報として予約無しを示す情報が保存される。
なお、利用者端末10からの現在位置および現在日時の取得・保存は、利用予定情報の取得・保存と同じタイミングで行われても良いし、異なるタイミングで行われても良い。
(3)行動パターン取得処理:
次に、行動パターン取得部63bの機能により制御部60が実行する行動パターン取得処理を、図3Bを参照しながら説明する。行動パターン取得処理は、本実施形態においては1日に1回の周期で繰り返し実行される(例えば夜間の時間帯に実行される)。行動パターン取得処理が開始されると、制御部60は、移動ログをログ管理DB70d(図2Eを参照)から取得する(ステップS200)。ステップS200〜S215の処理は全ての利用者IDを対象に、1利用者ID毎に実行される。ステップS200では制御部60は、処理対象の利用者IDの移動ログをログ管理DB70dから取得する。なおステップS200では、ログ管理DB70dに蓄積された全ての移動ログが取得されてもよいし、直近の既定期間(例えば直近の1年間)の移動ログが取得されてもよい。
続いて制御部60は、移動ログに基づいて行動パターンを取得する(ステップS205)。すなわち制御部60は、ステップS200で取得した移動ログから、同じ出発地を同じ区分の日の同じ時間帯(例…午前、昼、夜等)に出発し、同じ駐車場に同じ時間帯(例…午前、昼、夜等)に到着した移動ログであって、当該駐車場まで車両で移動した移動ログを抽出する。そして制御部60は、抽出した移動ログにおける出発時刻・到着時刻に基づいて算出した平均出発時刻・平均到着時刻を、行動パターンにおける平均出発時刻・平均到着時刻とする。また制御部60は、同じ出発地を同じ区分の日の同じ時間帯に出発し、同じ駐車場に同じ時間帯に到着した移動ログの個数(標本数)や、出発時刻や到着時刻の分散の大きさに基づいて信頼度を設定する。以上のようにして制御部60は行動パターンを取得する。
続いて制御部60は、取得した行動パターンを利用者IDに対応付けて行動パターンDB70c(図2Fを参照)に保存する(ステップS210)。続いて制御部60は、全利用者分の移動パターン保存が終了したか否かを判定し(ステップS215)、終了したと判定されない場合はステップS200の処理に戻って未処理の利用者IDについてS200〜S210の処理を繰り返す。ステップS215において全利用者分が終了したと判定される場合は、行動パターン取得処理を終了する。
(4)出発案内処理:
次に、制御部60が実行する出発案内処理を、図4を参照しながら説明する。出発案内処理は、予め決められた時間間隔(例えば5分間隔等)で繰り返し実行される。出発案内処理が開始されると、制御部60は、利用予定情報取得部63aの機能により、利用予定情報をログ管理DB70d(図2Eを参照)から取得する(ステップS300)。ステップS300〜S325は、全ての利用者IDを対象に、1利用者ID毎に順に実行される。ステップS300では制御部60は、ログ管理DB70dを参照し、処理対象の利用者IDに対応する駐車場の利用予定情報を取得する。
続いて制御部60は、予約有りか否かを判定する(ステップS305)。すなわち、制御部60は、ステップS300で取得した利用予定情報に基づいて処理対象の利用者IDの利用者は駐車場を予約している状態か否かを判定する。本実施形態においては、利用者が駐車場を予約している場合、利用予定情報には予約した駐車場ID等の情報が含まれている。利用者が駐車場を予約していない場合は、利用予定情報にはその旨を示す情報が含まれている。
ステップS305において予約有りと判定された場合、制御部60は行動パターン取得部63bの機能により、予約済み駐車場を到着地とする行動パターン(信頼度≧中)が有るか否かを判定する(ステップS307)。すなわち制御部60は、処理対象の利用者IDに対応付けて記録されている行動パターンの中に、処理対象の利用者IDの利用者が予約済みの駐車場を到着地とする行動パターンであって、信頼度が「中」以上である行動パターンが有るか否かを判定する。
ステップS307において、行動パターンが有ると判定された場合、制御部60は行動パターン取得部63bの機能により、予約済み駐車場を到着地とする行動パターンであって信頼度が「中」以上である行動パターン(条件1と条件5を満たす行動パターン)を行動パターンDB70cから取得する(ステップS310)。続いて制御部60は、利用者端末10の現在位置をログ管理DB70dから取得する(ステップS315)。すなわち制御部60は、利用者IDに対応付けて保存されている移動ログのうち最新の現在位置を取得する。
続いて制御部60は、出発案内部63cの機能により、出発案内実施条件を満たすか否かを判定する(ステップS320)。本実施形態において出発案内実施条件は、上述の条件1〜条件6を全て満たすことである。すなわち制御部60は、ステップS310で取得した行動パターンに基づいて、残る条件2、条件3、条件4、条件6を満たすか否かを判定する。
ステップS320において出発案内実施条件を満たすと判定された場合、制御部60は出発案内部63cの機能により、出発案内を行う(ステップS325)。すなわち、制御部60は処理対象の利用者IDの利用者が所有する利用者端末の端末IDを用いて当該利用者端末に出発案内を示すプッシュ通知を実施する。
ステップS325を実行後、または、ステップS320において出発案内実施条件を満たすと判定されなかった場合、または、ステップS305において予約有りと判定されなかった場合、または、ステップS307において行動パターン有りと判定されなかった場合、制御部60は全利用者分の処理を終了したか否かを判定する(ステップS330)。ステップS330において、全利用者分の処理を終了したと判定されなかった場合、制御部20は未処理の利用者IDについてステップS300からの処理を繰り返す。ステップS330において全利用者分の処理を終了したと判定された場合、制御部60は出発案内処理を終了する。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、利用者が利用場所に向かう移動が、過去に利用者が当該利用場所に向かった際の行動パターンに該当する場合に、行動パターンに基づいて今回の利用時刻に間に合うように利用場所への出発を利用者に促す案内を行う限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、出発案内システムを構成する利用予定情報取得部63a、行動パターン取得部63b、出発案内部63cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、利用予定情報取得部63a、行動パターン取得部63b、出発案内部63cの機能は利用者端末10で実現されてもよいし、車両に搭載されたナビゲーションシステムと可搬型の端末とで実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
利用予定情報取得部は、利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得することができればよい。利用者が利用予定である対象がどのような物やサービス等であってもよく、その対象の内容に応じて様々な利用場所を想定してよい。例えば、利用場所として、駐車場、劇場、駅、レストラン、病院、ホテル、レジャー施設等を想定してよい。また、これらの利用場所や利用時刻は、様々な方法で取得されてよい。例えば、利用場所の予約を管理するシステムから取得してもよいし、利用者端末に保存されている予約情報のメモや、スケジュールアプリケーションに入力された情報や、利用者が受信した電子メールから取得してもよい。
行動パターン取得部は、利用者が過去に利用場所に向かった際の行動パターンを取得することができればよい。行動パターンにおいては、特定の移動手段(例えば車両、鉄道、徒歩、自転車等)だけを対象としてもよいし、複数の移動手段を対象とし移動手段別に行動パターンが区別されてもよいし、移動手段別に行動パターンは区別されなくてもよい(移動手段の如何は考慮されなくてもよい)。
また、行動パターンは、利用者が利用場所に移動する際の利用者の行動の傾向を直接的または間接的に示す情報であれば良く、平日/非平日の区分、出発地、出発時刻、到着地、到着時刻を含むことに限定されない。例えば、出発地と、到着地と、出発地から到着地までの所要時間(統計値)とが行動パターンに含まれていてもよい。この場合に、現在位置が出発地に該当し、利用する予定の利用場所が到着地に該当する場合に、この行動パターンに該当するとみなして、利用予定の利用場所の利用時刻から所要時間分遡り、さらに、準備時間分遡った時刻に出発案内を行うようにしてもよい。
また、行動パターンには、到着地の属性と、当該属性の到着地に向かう際の単位距離当たりの所要時間(統計値)が含まれていてもよい。この場合に、利用する予定の利用場所が行動パターンにおける到着地の属性に該当する場合に、この行動パターンに該当するとみなしてもよい。そして、利用予定の利用場所に現在位置から向かう経路を探索し、当該経路の全長(距離)と、利用者が当該利用場所に過去に向かった際の単位距離当たりの所要時間とに基づいて、現在位置から利用場所までの所要時間を算出してもよい。利用予定の利用時刻から所要時間+準備時間分遡った時刻に出発案内を行うようにしてもよい。
利用場所に移動するための標準的な所要時間を基準として、利用者の所要時間がどの程度乖離するかを示す情報が行動パターンに含まれていてもよい。また、行動パターンには、利用時刻に対する実際の到着時刻との差分(±)の傾向(10分前、オンタイム、遅刻等)が含まれてもよい。また、行動パターンには、利用場所に到着するまでの平均寄り道回数等が含まれてもよい。そして、これらの情報に基づいたタイミングで出発案内がなされてもよい。
なお、利用者の現在位置から利用予定の利用場所までの経路を探索して所要時間を取得し、利用時刻から所要時間遡った時刻を出発予想時刻としてもよい。そして出発予想時刻の直前に出発案内を行っても良い。
行動パターン取得部においては、利用場所同士の距離が既定距離以下であること、および、利用場所の属性が互いに同じまたは類似することの、少なくともいずれか一方を満たす場合、異なる利用場所への移動も同じ行動パターンとして扱われてもよい。例えば、行動パターンにおける到着地(利用場所)と、今回利用予定の利用場所とが厳密に一致していなくても、これらの距離が既定距離以下であれば、今回利用予定の利用場所に移動する移動は当該行動パターンに該当する(同じ行動パターンである)とみなして当該行動パターンに基づいて出発案内を行うようにしてもよい。
あるいは、行動パターンにおける到着地と今回利用予定の利用場所との距離が既定距離以下であり、行動パターンにおける到着地の属性と今回利用予定の利用場所の属性とが同じまたは類似している場合に、今回利用場所に移動する移動は当該行動パターンに該当する(同じ行動パターンである)とみなしてもよい。
また例えば、行動パターンにおける到着地と今回利用予定の利用場所との距離に関わらず、行動パターンにおける到着地の属性と今回利用予定の利用場所の属性とが同じまたは類似していれば、今回利用場所に移動する移動は当該行動パターンに該当する(同じ行動パターンである)とみなしてもよい。例えば、自宅から40〜50分の所要時間でデパートに隣接する駐車場に日曜日の午前中に到着するという高信頼度の行動パターンがあるとする。さらに、利用者は、再びデパートに隣接する駐車場を日曜日の午前中の時刻を利用開始時刻として予約したとする。このような場合も、今回も自宅から40〜50分の所要時間で予約したデパート隣接駐車場に到着する予定であると仮定して、今回の予約時刻から、所要時間(40〜50分)と準備時間分遡った時刻に出発案内を行うようにしてもよい。
出発案内部は、利用者が利用場所に向かう移動が、行動パターンに該当する場合に、行動パターンに基づいて利用時刻に間に合うように利用場所への出発を利用者に促す案内を行うことができればよい。出発案内はどのような通信手段や通信プロトコルでなされてもよい。例えば、電子メールとして送信されてもよいし、電話でなされてもよい。出発案内部において、行動パターンの信頼度に応じて、出発案内の態様が異なっていても良い。例えば、出発案内を示す文面が異なっていてもよいし、出発案内の通信手段が異なっていても良い。
さらに、本発明のように、利用者が利用場所に向かう移動が、過去に利用者が当該利用場所に向かった際の行動パターンに該当する場合に、行動パターンに基づいて今回の利用時刻に間に合うように利用場所への出発を利用者に促す案内を行う手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…利用者端末、20…制御部、21…駐車場予約プログラム、22…移動ログアップロードプログラム、23…案内プログラム、41…通信部、42…GNSS受信部、43…ユーザI/F部、50…駐車場管理サーバ、60…制御部、61…駐車場予約管理プログラム、62…ログ収集プログラム、63…出発案内プログラム、63a…利用予定情報取得部、63b…行動パターン取得部、63c…出発案内部、70…記録媒体、81…通信部、70a…利用者DB、70b…駐車場DB、70c…行動パターンDB、70d…ログ管理DB

Claims (8)

  1. 利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する利用予定情報取得部と、
    前記利用者が過去に前記利用場所に向かった際の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
    前記利用者が前記利用場所に向かう移動が前記行動パターンとなると仮定した場合に前記利用時刻に間に合うように前記行動パターンに基づいて前記利用場所への出発を前記利用者に促す案内を行う出発案内部と、
    を備える出発案内システム。
  2. 前記利用場所は駐車場である、
    請求項1に記載の出発案内システム。
  3. 前記行動パターンは、前記利用場所に過去に向かった際の出発地と、出発地からの出発時刻と、前記利用場所への到着時刻とを含んでいる、
    請求項1または請求項2に記載の出発案内システム。
  4. 前記出発案内部は、前記行動パターンに基づいて取得される出発予想時刻の直前に前記案内を行う、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の出発案内システム。
  5. 前記出発予想時刻は、前記利用者の現在位置が前記行動パターンの出発地に該当する場合に取得される、
    請求項4に記載の出発案内システム。
  6. 前記行動パターン取得部においては、異なる前記利用場所への移動は異なる前記行動パターンとして扱われる、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の出発案内システム。
  7. 前記行動パターン取得部においては、前記利用場所同士の距離が既定距離以下であること、および、前記利用場所の属性が互いに同じまたは類似することの、少なくともいずれか一方を満たす場合、異なる前記利用場所への移動も同じ前記行動パターンとして扱われる、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の出発案内システム。
  8. コンピュータを、
    利用者が利用予定である対象の利用場所の利用時刻を取得する利用予定情報取得部、
    前記利用者が過去に前記利用場所に向かった際の行動パターンを取得する行動パターン取得部、
    前記利用者が前記利用場所に向かう移動が前記行動パターンとなると仮定した場合に前記利用時刻に間に合うように前記行動パターンに基づいて前記利用場所への出発を前記利用者に促す案内を行う出発案内部、
    として機能させる出発案内プログラム。
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