JP2020085371A - グレートバー隙間幅調整治具 - Google Patents
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Abstract
Description
グレートバーが脱落すると、残存するグレートバーに緩みが生じ、グレートバー間に配置されているスタンドに位置ズレが発生することがある。位置ズレが生じたスタンドは、床敷ゲート(床敷鉱の供給量を調節する設備)などの他設備と干渉して破損し、焼結機に多大な悪影響を及ぼすおそれがある。そのため、スタンドを備えるパレットでは、スタンドの位置ズレを検知する装置を設置し、スタンドの位置ズレを検知すると即座に焼結機を停止して、グレートバーをスタンド側に寄せることでスタンドの位置ズレを是正している。
また、パレットを交換せずにグレートバーを補充することも考えられるが、グレートバーの補充にも焼結機の休転は必要であり、脱落した位置へのグレートバーの補充は非常に時間がかかる作業となり、大幅な減産に繋がる。
特許文献1には、パレットのグレートバーに接触するとき第1のポジションをとりグレートバーの欠落部では第2のポジションをとるストライカーと、ストライカーが第1のポジションであるか第2のポジションであるかを検出する検出器とを組み合わせてセットとなし、前記セットを複数組パレットの幅方向に設置した焼結機のグレートバー脱落検知器の発明が開示されている。
また、特許文献2には、焼結機反転部でパレットのグレートバーの幅方向に照射した照射光を検出して画像処理する画像処理手段と、画像処理手段の信号からグレートバーの隙間幅を検出するグレートバー隙間幅検出手段と、パレットの位置検出手段の信号とグレートバー隙間幅検出手段の出力からグレートバーの隙間面積を算出するグレートバー隙間面積演算手段と、算出されたグレートバー隙間面積が設定値を超えたときに警報信号を発する警報手段を備えた、焼結機のグレートバー脱落検出装置の発明が開示されている。
該治具が装着されるグレートバーAの上面に接する水平板と、
前記水平板から垂下し、前記グレートバーAの一方の側面に面する垂直板と、
前記水平板から垂下し、前記グレートバーAの他方の側面に面する第1の爪部と、
前記垂直板から水平方向に張り出し、前記グレートバーAの下面に面する第2の爪部とを備え、
前記水平板、前記垂直板、前記第1の爪部、及び前記第2の爪部によって前記グレートバーAの中間部を抱持することを特徴としている。
製鉄用の焼結鉱を製造する無端移動式(ドワイトロイド式)焼結機(図示省略)のパレット10の一例を図1に示す。パレット10は、平面視して矩形状とされた架台24と、架台24の上面に配設され、床面25を構成する複数のグレートバー11と、床面25から上方に突出し、シンターケーキを支持する複数のスタンド20とを備えている。同図に示すように、パレット10の短辺方向Xがパレット10の進行方向Fとなる。
図2に示すように、グレートバー11の中間部12は両端部13に比べて幅が狭く、隣接するグレートバー11間に形成された隙間15が燃焼用空気の流通路となる。グレートバー11の中間部12の両側面には、間隙をとるために側方に突出する突起部14が1つ又は2つ以上形成されている。
各グレートバー11は、その長手方向がパレット10の進行方向F(パレット10の短辺方向X)と平行となるように配設されている。本実施の形態では、グレートバー11の長辺同士が隣接するようにグレートバー11をパレット10の長辺方向Yに連続配置して、パレット10の長辺方向Yに列なるグレートバー列を形成すると共に、当該グレートバー列をパレット10の短辺方向Xに3列(前列、中列、後列)並設している。
スタンド20は概略板状とされ、側面視すると、基部から頂部に向けて縮幅する正弦半波形状もしくは台形状とされている。各スタンド20は、その側面部がパレット10の進行方向Fと平行となるように配置される。本実施の形態では、パレット10の長辺方向Yに所定の間隔をあけて、グレートバー列の中列及び後列にそれぞれ4基配置されている。
本発明に係るグレートバー隙間幅調整治具は、パレット10の床面25を構成している複数のグレートバー11の一部が脱落して空隙が発生した際に、残存するいずれかのグレートバー11に装着して、空隙による影響を緩和する治具である。本発明の一実施の形態に係るグレートバー隙間幅調整治具30を図3(A)〜(C)に示す。
(1)特許文献1や特許文献2に記載されているグレートバー脱落検出技術や、給鉱部又は排鉱部における目視点検、グレートバー11の脱落によるスタンド20の位置ズレ検出等によって、グレートバー11の脱落を検出する。
(2)グレートバー11の脱落が発生しているパレット10が、グレートバー隙間幅調整治具30の装着場所に到着した時点で焼結機を停止する。グレートバー隙間幅調整治具30の装着場所は、給鉱部など操業中のグレートバー11を直接調整できる場所とする。
なお、スタンド20を備えるパレット10の場合は、スタンド20の位置ズレが検出された時点で焼結機を停止する。
(4)片側に寄せたグレートバー11間の隙間15が均等になるように、グレートバー11をスライドさせる。
図5(A)はグレートバー11脱落前、図5(B)はグレートバー11脱落後、図5(C)はグレートバー隙間幅調整治具30装着後におけるパレット床面を示している。なお、垂直板32の効果を明確にするため、図5(C)では水平板31及び凹部35を図示していない。
グレートバー11が脱落することによってグレートバー11に片寄りが生じ、大きな空隙16が発生する(図5(B)参照)が、グレートバー隙間幅調整治具30を装着することにより空隙16が小さくなっている(図5(C)参照)ことがわかる。
Claims (2)
- 焼結機のパレット床面を構成している複数のグレートバーの一部が脱落して空隙が発生した際に、残存するいずれかのグレートバーに装着して、前記空隙による影響を緩和する治具であって、
該治具が装着されるグレートバーAの上面に接する水平板と、
前記水平板から垂下し、前記グレートバーAの一方の側面に面する垂直板と、
前記水平板から垂下し、前記グレートバーAの他方の側面に面する第1の爪部と、
前記垂直板から水平方向に張り出し、前記グレートバーAの下面に面する第2の爪部とを備え、
前記水平板、前記垂直板、前記第1の爪部、及び前記第2の爪部によって前記グレートバーAの中間部を抱持することを特徴とするグレートバー隙間幅調整治具。 - 請求項1記載のグレートバー隙間幅調整治具において、前記グレートバーAと隣接するグレートバーの側面から側方に突出する突起部が進入する凹部が前記垂直板に形成されていることを特徴とするグレートバー隙間幅調整治具。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07110193A (ja) * | 1993-10-15 | 1995-04-25 | Nkk Corp | 焼結機のグレートバー脱落検出装置 |
JPH07260366A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-10-13 | Nkk Corp | 焼結機のグレートバー脱落検知器および脱落検出装置 |
JP2017040413A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | Jfeスチール株式会社 | グレートバーの押え治具及び押え方法並びにサイドウォール交換方法 |
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